JPS6289284A - トラツキングサ−ボ回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ この発明は、例えばコンパクトディスクプレーヤ等のデ
ィスク再生装置に係り、特にそのトラッキングサーボ回
路の改良に関する。

［発明の技術的背廻］ 周知のように、音響機器の分野では、可及的に高密度か
つ高忠実度記録再生化を図るために、情報信号をＰＣＭ
（パルスコードモジュレーション）技術によりデジタル
化データに変換して、例えばディスクや磁気テープ等の
記録媒体に記録し、これを再生するようにしたデジタル
記録再生システムが普及している。このうち、記録媒体
としてディスクを使用するものでは、直径１２ｃｍのデ
ィスクにデジタル化データに対応したビット列を形成し
、これを光学式に読み取るようにしてなるコンパクトデ
ィスクが、現在では主流となっている。

一方、上記のようなコンパクトディスクを再生するコン
パクトディスクプレーヤは、半導体レーザ及び光電変換
素子等を内蔵した光学式ピックアップを、ディスクの内
周側から外周側に向けてリニアトラッキング式に移動さ
せるとともに、コンパクトディスクを線速度一定（ＣＬ
Ｖ）方式で回転させることによって、コンパクトディス
クに記録されたデータの読み取りを行なうようにしてい
るものである。

ここで、上記のようなコンパクトディスクプレーヤでは
、ディスクに記録されたデータを読み取るための光学式
ピックアップに設けられるピックアップ素子としての対
物レンズが、ディスクに形成されたビット列に対してデ
ィスクの半径方向にずれることを防止するために、トラ
ッキングサーボが施されている。

第４図は、このような従来のトラッキングサーボ手段を
示すものである。すなわち、図中１１はディスクで、デ
ィスクモータ１２によって回転駆動されるようになされ
ている。そして、このディスク１１の図中下部には、光
学式ピックアップ１３がディスク１１の半径方向に移動
自在に配置されている。

ここで、上記光学式ピックアップ１３がら得られるデー
タは、トラッキングエラー信号生成回路１４に供給され
る。このトラッキングエラー信号生成回路１４は、入力
されたデータに基づいて、ディスク１１上に形成される
レーザビームスポットのビット列からのずれに対応した
トラッキングエラー信号を生成するものである。

そして、上記トラッキングエラー信号は、位相補償回路
１５に供給されその直流成分が抽出された後、駆動回路
１６に供給される。この駆動回路１６は、電源端子１７
に印加されたＮ源電圧ＶＳに基づいて、上記位相補償回
路１５から出力される直流電圧レベルがトラッキングず
れのない状態に対応する値（例えば「Ｏ」レベル）とな
るように、光学式ピックアップ１３内の図示しない対物
レンズを移動させる如く、光学式ピックアップ１３内の
トラッキングアクチュエータ部（図示せず）を駆動させ
る電圧信号を発生するもので、ここにトラッキングサー
ボが施されるようになるものである。

［背景技術の問題点コ しかしながら、上記のような従来のトラッキングサーボ
手段では、次のような問題が生じる。すなわち、ディス
ク１１の正常な再生状態では、対物レンズがビット列か
らずれた場合、つまりレーザビームスポットがビット列
からずれた場合、駆動回路１６から出力される電圧レベ
ルが低くても、十分にトラッキングアクチュエータ部を
駆動させ、対物レンズをトラッキングずれのない状態に
修正することができる。

ところが、例えば外部振動の激しい場合や、ディスク１
１上の傷等によりデータが十分に読み取れないような場
合には、駆動回路１Ｇがら出力される電圧レベルを高く
し、トラッキングアクチュエータ部が対物レンズを制御
する駆動力を高めて、トラッキングサーボを施すように
しなければならないものである。

このため、駆動回路１６に印加する電源電圧Ｖｓどして
は、該駆動回路１Ｇが、外部振動の激しい場合や、ディ
スク１１上の傷等によりデータが十分に読み取れないよ
うな場合に対応して、上記トラッキングアクチュエータ
部が対物レンズを制御する駆動力を高められるレベルの
電圧信号を発生しくｑるように、高レベルに設定してあ
く必要がある。

ここで、上記駆動回路１６での消費電力Ｐｄは、駆動回
路１６の出力電圧をｙｏｕｔ、出力電流をｒ　ｏｕｔと
すると、はぼ次式のように表わすことができる。

Ｐｄ　　−（Ｖｓ　　−Ｖｏｕｔ　　）　　Ｉｏｕｔこ
のため、上記のように電源電圧Ｖｓを、外部振動の激し
い場合や、ディスク１１上の傷等によりデータが十分に
読み取れないような場合等の異常時を見込んで高レベル
に設定しておくと、ディスク１１の正常な再生時のよう
に、駆動回路１Ｇからの出力電圧ｖｏｕｔのレベルが低
くてよい場合には、駆動回路１６での消費電力Ｐｄが大
きくなり、電源電圧Ｓのほとんどが駆動回路１６で無駄
に消費されてしまうという問題が生じるものである。

また、近時では、コンパクトディスクプレーヤを小形軽
量化して携帯用として使用する、いわゆるアウトドアユ
ースに導入することが推進されており、このような場合
電源としては当然電池使用となるので、上記のように消
費電力Ｐｄが大きいということは深刻な問題となってい
る。

［発明の目的］ この発明は上記事情を考慮してなされたもので、無駄な
消費電力の低減を図り、ディスク再生装置のアウトドア
ユースへの適用を効果的に促進させ得る極めて良好なト
ラッキングサーボ回路を提供することを目的とする。

［発明の概要］ すなわち、この発明に係るトラッキングサーボ回路は、
外部振動やディスクの傷等によりピックアップから得ら
れるデータに異常が生じたことを検出して、駆動回路に
供給する電源電圧をピックアップから正常にデータが得
られているときのレベルよりも高いレベルに切り換える
ようにすることにより、無駄な消費電力の低減を図り、
ディスク再生装置のアウトドアユースへの適用を効果的
に促進させ得るようにしたものである。

［発明の実施例］ 以下、この発明の一実施例について図面を参照して詳細
に説明する。第１図において、第４図と同一部分には同
一記号を付して示し、ここでは異なる部分についてのみ
説明する。すなわち、前記駆動回路１６の電源入力端は
、切換回路１８の出力端に接続されている。そして、こ
の切換回路１８には、２つのＮ源端子１９．２０がそれ
ぞれ接続されている。

このうち、電源端子１９には、ディスク１１の正常な再
生状態のように、低レベルの電圧信号を、駆動回路１６
に発生させるのに対応する第１の電圧■１が印加されて
いる。また、上記電源端子２０には、外部振動の激しい
場合や、ディスク１１上の傷等によりデータが十分に読
み取れないような場合に対応して、トラッキングアクチ
ュエータ部が対物レンズを制御する駆動力を高められる
レベルの電圧信号を、駆動回路１６に発生させるのに対
応する第２の電圧Ｖ２が印加されている。

一方、前記光学式ピックアップ１３の出力端は、振動検
出回路２１及び傷検出回路２２の各入力端に、それぞれ
接続されている。このうち、振動検出回路２１は、光学
式ピックアップ１３から出力されたデータに基づいて、
外部振動の大きさを検知し、検知結果が予め設定された
一定の値を越えたとき、振動検出信号を発生するもので
ある。また、傷検出回路２２は、光学式ピックアップ１
３から出力されたデータに基づいて、ディスク１１の傷
によるデータの欠落量を検知し、検知結果が予め設定さ
れた一定の備を越えたとき、傷検出信号を発生するもの
である。

そして、上記振動検出回路２１及び傷検出回路２２の各
出力端は、前記切換回路１８に接続されている。

ここで、上記切換回路１８は、ディスク１１の正常な再
生状態で、電源端子１９に印加された第１の電圧Ｖ１が
駆動回路１６に印加されるように切り換えられており、
振動検出回路２１または傷検出回路２２から発生される
検出信号が供給された状態で、電源端子２０に印加され
た第２の電圧ｖ２が駆動回路１Ｇに印加されるように切
り換えを行なうものである。

このため、ディスク１１の正常な再生状態では、第１の
電圧■１が切換回路１８を介して駆動回路１６に印加さ
れ、駆動回路１６からは、低レベルの出力電圧ｖｏｕｔ
が光学式ピックアップ１３のトラッキングアクチュエー
タ部に発生され、安定なトラッキングサーボが行なわれ
るものである。

また、外部振動の激しい場合や、ディスク１１上の傷等
によりデータが十分に読み取れないような場合には、振
動検出回路２１または傷検出回路２２から検出信号が発
生されるので、第２の電圧Ｖ２が切換回路１８を介して
駆動回路１６に印加される。このため、駆動回路１６か
らは、高レベルの出力電圧Ｖｏｕｔが発生されるように
なり、トラッキングアクチュエータ部が対物レンズを制
御する駆動力を高めることができ、外部振動やディスク
１１の傷によるトラッキングエラー発生時にも、十分に
対物レンズをディスク１１のビット列上に正確に位置さ
せる如く対処し得るように、トラッキングサーボが行な
われるものである。

なお、上記切換回路１８には、制＠端子２３が接続され
ている。この制′ＩｔＪ端子２３には、例えばサーチ時
のように、光学式ピックアップ１３をディスク１１の半
径方向に高速移動させることが要求されたと−き、ピッ
クアップ高速移動信号が供給されるものである。そして
、制御端子２３にピックアップ高速移動信号が供給され
たときにも、切換回路１８は第２の電圧Ｖ２を駆動回路
１６に供給するように切り換えられる。

すなわち、光学式ピックアップ１３が高速移動されて停
止されたときには、対物レンズがビット列上に収束しに
くい不安定な状態となっている。そこで、光学式ピック
アップ１３の高速移動終了状態で、対物レンズをビット
列上に位置させるように制御するために、駆動回路１６
から高レベルの電圧信号を発生させておき、トラッキン
グアクチュエータ部が対物レンズを制御する駆動力を高
め、すみやかに対物レンズをディスク１１のビット列上
に正確に収束させるようにしているものである。

したがって、上記実施例のような偶成によれば、ディス
ク１１の正常な再生状態では、駆動回路１６に印加する
電＃ｉ電圧を低くしておき、例えば外部振動の激しい場
合や、ディスク１１上の１等によりデータが十分に読み
取れないような場合、または光学式ピックアップ１３の
高速移動状態では、駆動回路１６に印加する１源電圧を
高くし、トラッキングアクチュエータ部が対物レンズを
制■する駆動力を高めて、トラッキングサーボを施すよ
うにしたので、駆動回路１６での無駄な消費電力を低減
することができ、電池使用の携帯用コンパクトディスク
プレーヤ等に好適するものである。

次に、第２図は、この発明の他の実施例を示すものであ
る。すなわち、これは、トラッキングエラー信号生成回
路１４から出力されるトラッキングエラー信号をウィン
ドコンパレータ回路２４に供給し、第３図に示すように
、上記トラッキングエラー信号のレベルがウィンドコン
パレータ回路２４で設定されたレベル十り、−Ｌを越え
た場合に、切換回路１８を第２の電圧■２が駆動回路１
６に印加される如く切り換えるようにしたものである。

そして、このような構成によっても、上記第１の実施例
と同様な効果を得ることができるものである。

なお、この発明は上記各実施例に限定されるものではな
く、この外その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実
施することができる。

［発明の効果］ したがって、以上詳述したようにこの発明によれば、無
駄な消費電力の低減を図り、ディスク再生装置のアラ１
−ドアユースへの適用を効果的に促進させ得る極めて良
好なトラッキングサーボ回路を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係るトラッキングサーボ回路の一実
施例を示すブロック構成図、第２図はこの発明の他の実
施例を示すブロック構成図、第３図は同地の実施例の動
作を説明するための波形図、第４図は従来のトラッキン
グサーボ手段を示すブロック構成図である。 １１・・・ディスク、１２・・・ディスクモータ、１３
・・・光学式ピックアップ、１４・・・トラッキングエ
ラー信号生成回路、１５・・・位相補償回路、１６・・
・駆動回路、１７・・・電源端子、１８・・・切換回路
、１９．２０・・・電源端子、２１・・・振動検出回路
、２２・・・（ｎ検出回路、２３・・・制（ｉＤ端子、
２４・・・ウィンドコンパレータ回路。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第１　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ピックアップ素子を介してディスクから読み取られたデ
   ータに基づいて、前記ピックアップ素子のトラッキング
   ずれを修正する電圧信号をトラッキングアクチュエータ
   部に出力する駆動回路を備えたトラッキングサーボ回路
   において、外部振動や前記ディスクの傷等により前記ピ
   ックアップ素子から得られるデータに異常が生じたこと
   を検出する検出手段と、この検出手段の出力に応じて前
   記駆動回路に供給する電源電圧を前記ピックアップ素子
   から正常にデータが得られているときのレベルよりも高
   いレベルに切り換える切換手段とを具備してなることを
   特徴とするトラッキングサーボ回路。