JP2000090449A - 光ディスクの再生装置 - Google Patents

光ディスクの再生装置

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JP2000090449A
JP2000090449A JP10276652A JP27665298A JP2000090449A JP 2000090449 A JP2000090449 A JP 2000090449A JP 10276652 A JP10276652 A JP 10276652A JP 27665298 A JP27665298 A JP 27665298A JP 2000090449 A JP2000090449 A JP 2000090449A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】与えられた振動による悪影響を防止するに際し
て、コストがかさんだり、その設置スペースを多く要し
たり、小形軽量化を阻害したり、動作持続時間が短縮化
されてしまうことのない光ディスクの再生装置を提供す
る。 【解決手段】光ディスクの再生装置は、正規の回転速度
より高速で回転された光ディスクから、高速で読み出さ
れた光再生信号を、ショックプルーフメモリに格納し、
該ショックプルーフメモリが満杯になったら前記光ディ
スクからの光再生信号の読み出しを一時的に休止し、当
該ショックプルーフメモリが空になる前に、前記光再生
信号の読み出しを再開して当該ショックプルーフメモリ
に格納するような間欠的読み出し制御を行が行われる。
また、光ピックアップ11,RFアンプ12,サーボア
ンプ13,モータドライバ14を順次介してアクチュエ
ータ15を接続する。アクチュエータ15に,アンプ1
7,フィルタ18,コンパレータ19を順次介して接続
する。回路各部を複合的に制御するマイコン20が設け
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクの再生
装置に関し、特に、装置に与えられる振動に対する対策
を講じた光ディスクの再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクの再生装置は、ミクロンオー
ダーの微小なピットの有無でなるトラックが盤面に形成
された光ディスクを回転させ、光ピックアップをそのト
ラックに正確に追従させ、レーザ光学的にピットの有無
に対応した光再生信号を得るもので、得られた光再生信
号を電気的に処理してディジタルもしくはアナログの出
力信号を得ている。
【0003】また、このような光ディスクの再生装置
波、その本体に振動が与えられても安定した光再生信号
が得られるように対策が講じられている。
【0004】このような対策を講じて振動による悪影響
を無くすように構成することは、特にポータブル型のC
D(コンパクト・ディスク)プレーヤやMD(ミニ・デ
ィスク)プレーヤ等のように大きな振動の与えられる可
能性の高い光ディスクの再生装置に要求されている。
【0005】その具体的な構成としては、例えば、特開
昭63−875に開示されているように、最終的にアナ
ログまたはディジタル音声信号を得るに必要な光ピック
アップ,トラッキング駆動コイル等々の本来必要な基本
的な構成部材とは別途に独立して、振動検出部材が設け
られている。
【0006】この振動検出部材は、光ディスクの再生装
置の本体に生じる振動を検出するためのバイモルフやこ
れを支持するための支持部材等で形成され、当該振動検
出部材によって振動が検出されたときにトラッキング駆
動のサーボゲインを上昇させ、振動があっても安定した
トラッキングを行うことができるようにしている。
【0007】また、例えば、図2に示す光ディスクの再
生装置のように構成した例もある。即ち、回転する光デ
ィスク(図示せず)の記録トラックに追従して光信号を
読み取るための光ピックアップ1にRFアンプ2が接続
され、記録トラック形成されたピット情報が所定の電気
信号に変換される。このRFアンプ2の出力端と接地端
の間には、「抵抗R1,抵抗R2,トランジスタQ1の
コレクタ,エミッタ」を順次に直列接続して形成された
ゲイン切替回路5が接続され、抵抗R1と抵抗R2の接
続端にはサーボアンプ3を介してトラッキングコイル4
が接続されている。このトラッキングコイル4は、光ピ
ックアップ1おけるトラッキング、即ち、光ピックアッ
プ1からののレーザ光束を正確に記録トラックに追従さ
せるためのものである。
【0008】光ディスクの再生装置の本体Pに一端(固
定端)が片持ち支持された片持ちバネ6の他端(自由
端)には、所定質量を有するマグネット7が固定され、
このマグネット7は、本体Pに与えられた振動に対して
所定のバネ定数に比例して追従駆動される。このような
マグネット7の下位には対向して磁気検出コイル8が配
置され、この磁気検出コイル8にマグネット7の移動に
応じた誘起信号が発生される。この誘起信号は、アンプ
9によって増幅され、フィルタ10によってその振動成
分が抽出され、この振動成分の信号が抵抗R3を介して
前述のゲイン切替回路5のトランジスタQ1のベースに
注入される。
【0009】従って、サーボアンプ3による適正な制御
の基に駆動されているトラッキングコイル4は、RFア
ンプ2とサーボアンプ3の間に介挿されたゲイン切替回
路5の働きによってサーボゲインが制御される。
【0010】このゲイン制御は、次のようにして為され
る。即ち、本体Pが振動することによってマグネット7
が振動し、これに伴って磁気検出コイル8に誘起信号が
生じ、この信号がアンプ9によって増幅され、その振動
成分がフィルタ10で抽出され抵抗R3を介してトラン
ジスタQのベースに注入され、トランジスタQ1が制御
されて、マグネット7の振動が無い、もしくは小さいと
き(本体Pに与えられた振動が無い、もしくは小さいと
き)にはサーボアンプ3のゲインが所定の値にされ、逆
に、マグネット7が大きく振動されたとき(本体Pに大
きな振動が与えられたとき)には、サーボアンプ3のゲ
インを上昇させることによって、強力なトラッキングサ
ーボがされ、振動に強い光ディスクの再生装置が得られ
る。
【0011】光ピックアップによる光再生信号検出をリ
アルタイム的に行わず、ショックプルーフメモリと称さ
れるメモリに、ディスクを正規の回転速度より高速で回
転させて光再生信号を高速で格納し、当該メモリが満杯
になったらディスクからの光再生信号の読み出しを一時
的に休止し、当該メモリが空になる前に再びディスクを
回転させて光再生信号の読み出しを行うことによって、
振動によって音がとぎれないようにする、いわゆる間欠
的な読取り動作を行うことも行われている。
【0012】この場合、ディスクを回転させて光再生信
号の読み出しを行う間には、前述のように振動検出の結
果に基づく強力なトラッキングサーボが行われるように
なっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の光ディスクの再
生装置は、振動による悪影響を無くすために、最終的に
アナログまたはディジタル音声信号を得るに必要な光ピ
ックアップ,トラッキング駆動コイル等々の本来必要な
基本的な構成部材とは別途に独立して、振動検出部材が
設けられているためにコストがかさむという不具合があ
る。
【0014】また、振動検出部材は、バイモルフまたは
マグネット等とこれを支持する支持部材と、磁気検出コ
イル等々の部材で構成されるためにその設置スペースを
多く要し、小形軽量化を阻害するという不具合がある。
【0015】さらに、振動が多いときに行われるサーボ
ゲインの上昇は、トラッキングコイル等のアクチュエー
タの動作中に行われるために、消費電力が増えてしま
い、特にバッテリー駆動機器の場合にその動作持続時間
が短縮化されてしまうという不具合もある。
【0016】そこで、本発明の目的は、光ディスクの再
生装置に与えられた振動による悪影響を防止するに際し
て、コストがかさんだり、その設置スペースを多く要し
たり、小形軽量化を阻害したり、動作持続時間が短縮化
されてしまうことのない光ディスクの再生装置を提供す
ることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明による光ディスクの再生装置は、次のような
特徴的構成を採用している。
【0018】(1)正規の再生速度より高速で読み出し
ができる光ディスクから、フォーカス駆動をするフォー
カスアクチュエータを持った光ピックアップで、高速で
読み出された光再生信号を、ショックプルーフメモリに
格納し、該ショックプルーフメモリが満杯になったら前
記光ディスクからの光再生信号の読み出しを一時的に休
止し、当該ショックプルーフメモリが空になる前に、前
記光再生信号の読み出しを再開して当該ショックプルー
フメモリに格納するような間欠的読み出し制御を行う光
ディスクの再生装置において、前記光再生信号の読み出
しが休止されている間に、上記フォーカスアクチュエー
タまたはトラッキンッグアクチュエータを駆動制御する
モータドライバの出力をハイインピーダンス化するよう
に構成する光ディスクの再生装置。
【0019】(2)正規の再生速度より高速で読み出し
ができる光ディスクから、フォーカス駆動をするフォー
カスアクチュエータを持った光ピックアップで、高速で
読み出された光再生信号を、ショックプルーフメモリに
格納し、該ショックプルーフメモリが満杯になったら前
記光ディスクからの光再生信号の読み出しを一時的に休
止し、当該ショックプルーフメモリが空になる前に、前
記光再生信号の読み出しを再開して当該ショックプルー
フメモリに格納するような間欠的読み出し制御を行う光
ディスクの再生装置において、前記光再生信号の読み出
しが休止され、前記フォーカスアクチュエータがフォー
カス駆動されていない間に、前記フォーカスアクチュエ
ータに振動に対応して生じる誘起電圧成分を抽出する誘
起電圧検出手段と、前記誘起電圧検出手段によって得ら
れた誘起電圧成分が所定レベル以上であることを検出す
る比較手段と、を備え、前記比較手段によって前記誘起
電圧成分が所定レベル以上であることが検出されたとき
に、前記光ピックアップをサーボ駆動しないように構成
する光ディスクの再生装置。
【0020】(3)正規の再生速度より高速で読み出し
ができる光ディスクから、フォーカス駆動をするフォー
カスアクチュエータを持った光ピックアップで、高速で
読み出された光再生信号を、ショックプルーフメモリに
格納し、該ショックプルーフメモリが満杯になったら前
記光ディスクからの光再生信号の読み出しを一時的に休
止し、当該ショックプルーフメモリが空になる前に、前
記光再生信号の読み出しを再開して当該ショックプルー
フメモリに格納するような間欠的読み出し制御を行う光
ディスクの再生装置において、前記光再生信号の読み出
しが休止され、前記フォーカスアクチュエータがフォー
カス駆動されていない間に、前記フォーカスアクチュエ
ータに振動に対応して生じる誘起電圧成分を抽出する誘
起電圧検出手段と、前記誘起電圧検出手段によって得ら
れた誘起電圧成分が所定レベル以上であることを検出す
る比較手段と、を備え、前記比較手段によって前記誘起
電圧成分が所定レベル以上であることが検出されたとき
に、前記光ディスクからの光再生信号の読み出しの間欠
比率を変化させるように構成する光ディスクの再生装
置。
【0021】(4)正規の再生速度より高速で読み出し
ができる光ディスクから、フォーカス駆動をするフォー
カスアクチュエータを持った光ピックアップで、高速で
読み出された光再生信号を、ショックプルーフメモリに
格納し、該ショックプルーフメモリが満杯になったら前
記光ディスクからの光再生信号の読み出しを一時的に休
止し、当該ショックプルーフメモリが空になる前に、前
記光再生信号の読み出しを再開して当該ショックプルー
フメモリに格納するような間欠的読み出し制御を行う光
ディスクの再生装置において、前記光再生信号の読み出
しが休止され、前記フォーカスアクチュエータがフォー
カス駆動されていない間に、前記フォーカスアクチュエ
ータに振動に対応して生じる誘起電圧成分を抽出する誘
起電圧検出手段を備え、前記誘起電圧検出手段によって
得られた誘起電圧成分に応じて、前記光ディスクからの
光再生信号の読み出しの間欠比率を連続的に変化させる
ように構成する光ディスクの再生装置。
【0022】(5)CDを再生して所定のオーディオ再
生信号を得る上記(1)ないし(4)のいずれかの光デ
ィスクの再生装置。
【0023】(6)MDを再生して所定のオーディオ再
生信号を得る上記(1)ないし(4)のいずれかの光デ
ィスクの再生装置。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に
よるMD記録装置の要部の回路構成を示す回路ブロック
図であり、回転する光ディスク(図示せず)の記録トラ
ックに追従して光信号を読み取るための光ピックアップ
11にRFアンプ12が接続され、記録トラック形成さ
れたピット情報が所定の電気信号に変換される。このR
Fアンプ2の出力端には、サーボアンプ13とモータド
ライバ14が順次に接続され、このモータドライバ14
の出力端にフォーカス駆動用のアクチュエータ15が接
続されている。
【0025】このアクチュエータ15は、光ピックアッ
プ11におけるレーザ光束がディスクのトラック部に合
焦状態で位置されるように駆動するもので、このアクチ
ュエータ15の近傍にマグネット16が配設されてい
る。
【0026】モータドライバ14の詳細構成は、サーボ
アンプ13の出力端が接続されたコントロール回路Cを
有し、その出力端に2つの極性出力が生成されるように
構成されている。さらに、電源端Vと接地端の間には、
トランジスタQ2のエミッタ・コレクタとトランジスタ
Q3のコレクタ・エミッタを直列接続した回路が接続さ
れると共に、トランジスタQ4のエミッタ・コレクタと
トランジスタQ5のコレクタ・エミッタを直列接続した
回路が接続されている。また、コントロール回路Cの一
方の出力端は、トランジスタQ3,Q4のそれぞれのベ
ースに共通接続され、他方の出力端は、トランジスタQ
2,Q5のそれぞれのベースに共通接続されている。そ
して、トランジスタQ2,Q3のそれぞれのコレクタ
と、トランジスタQ4,Q5のそれぞれのコレクタの間
にはアクチュエータ15が接続されている。また、トラ
ンジスタQ4,Q3のベース間にトランジスタQ7が、
トランジスタQ2、Q5間にはトランジスタQ6が接続
されている。
【0027】従って、コントロール回路Cの2つの出力
の極性に応じてアクチュエータ15が上方(光ディスク
に例えば近付く方向)と下方(光ディスクから例えば遠
ざかる方向)フォーカス駆動し得ることになる。
【0028】さて、アクチュエータ15の両端にはアン
プ17とフィルタ18とコンパレータ19が順次に直列
接続され、コンパレータ19の出力がマイコン20に入
力接続されている。このマイコン20は、制御出力系統
は図示省略するも光ディスクの再生装置における全体動
作を複合的に制御するもので、サーボアンプ13にもそ
の制御端が接続されている。
【0029】アンプ17は、アクチュエータ15の両端
に生じた誘起信号を増幅するもので、フィルタ18は、
アンプ17の出力信号に含まれる振動成分を抽出するも
ので、コンパレータ19は、フィルタ18の出力レベル
が所定レベル(詳細は後述)を越えたことを判定し、判
定されたときに検出出力信号をマイコン20に出力する
ものである。
【0030】以上のように構成された光ディスクの再生
装置の動作について次に説明する。この光ディスクの再
生装置波、その基本動作としては、正規の回転速度より
高速で回転された光ディスクから、フォーカス駆動をす
るアクチュエータ15を持った光ピックアップ11で、
高速で読み出された光再生信号を、ショックプルーフメ
モリ(図示せず)に格納し、該ショックプルーフメモリ
が満杯になったら前記光ディスクからの光再生信号の読
み出しを一時的に休止し、当該ショックプルーフメモリ
が空になる前に、前記光再生信号の読み出しを再開して
当該ショックプルーフメモリに格納するような間欠的読
み出し制御を行うものである。
【0031】一方、光ピックアップ11とRFアンプ1
2等で行われる光再生信号の読み出しが休止されている
間には、トランジスタQ3,Q5のベースを“L”にし
て、トランジスタQ6,Q7のベースを“H”にするこ
とにより、アクチュエータ15を駆動制御するモータド
ライバ14の出力、即ち、トランジスタQ2,Q3のそ
れぞれのコレクタと、トランジスタQ4,Q5のそれぞ
れのコレクタが、ハイインピーダンス化され、読み出し
が休止されている間にはアクチュエータ15が実質的に
モータドライバ14から切り離された状態にされる。
【0032】従って、この状態で、光ディスクの再生装
置に与えられた振動によってアクチュエータ15が駆動
(振動)されると、アクチュエータ15にマグネット1
6による誘起信号が発生する。この誘起信号は、アンプ
17によって所定ゲインで増幅され、フィルタ18によ
って振動成分のみが抽出され当該振動成分に対応する電
圧信号にされる。
【0033】この電圧信号は、コンパレータ19によっ
て、光ピックアップ11等に与えられる振動が所定性能
のサーボ制御を得る際の許容レベルに対応して予め設定
された所定レベルを越えたか否かを判定し、越えない場
合には、現状維持の動作とし、越えた場合には、前記光
ピックアップ11をサーボアンプ13等でサーボ駆動し
ても安定した読取りができないものと見做し、サーボア
ンプ13等でサーボ駆動させないような指令信号をマイ
コン20から回路各部に送出する。
【0034】また、コンパレータ19にる判定が、所定
レベルを越えた旨の場合には、間欠的に行われる光ディ
スクからの光再生信号の読み出しの間欠比率を変化、即
ち、振動が大きいために確実な信号読取りが行えず、音
飛びが発生する可能性が大であるので、光ピックアップ
11等による読取りをこまめに行い、ショックプルーフ
メモリの残データが減って音飛びが発生することを極力
少なくなるようにしているのである。
【0035】従って、振動による悪影響を無くすため
に、最終的にアナログまたはディジタル音声信号を得る
に必要な光ピックアップ11,RFアンプ12,アクチ
ュエータ15等々の本来必要な基本的な構成部材の1つ
である、アクチュエータ15を本来の用途とは別の用
途、即ち、振動検出のために用いているので、従来のよ
うに別途に振動検出部材を設けていないのでコストアッ
プとはならず、実装容積を増大せしめることもない。
【0036】また、従来のような、バイモルフまたはマ
グネット等を支持する支持部材が不要であり、本来必要
なアクチュエータ15の支持機構を何等変更することな
く兼用しているためにその設置スペースを多く要し、小
形軽量化を阻害するという事がない。
【0037】さらに、振動が多いときにはサーボゲイン
を上昇させず、読み取りそのものを行わない(休止)の
で、アクチュエータ15で無駄な電流を消費することが
ない。
【0038】なお、前述例は、アクチュエータ15,マ
グネット16,アンプ17,フィルタ18によって得ら
れた、振動成分に対応する電圧信号が所定レベルを越え
たことをコンパレータ19で判定し、越えた旨の判定が
なされたときに、光再生信号の間欠比率を変化させるよ
うにしているが、コンパレータ19の代わりに、振動成
分に対応する電圧信号と前記所定レベルとの差成分を検
出する回路を設け、この差成分に追従して、読み出しの
間欠比率を連続的に変化させてもよい。即ち、電圧信号
と所定レベルとの差成分が0のときには、所定間欠比率
とし、差成分が多いときには間欠比率を低くし、逆に、
差成分が少ないときには間欠比率を高くするように、間
欠率をいわゆる比例制御するようにしてもよい。
【0039】また、前述例は、CDのみならずMDもし
くはその他の光ディスクに対しても前述同様に適用でき
ることは勿論である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光ディス
クの再生装置によれば、振動による悪影響を無くすため
に、最終的にアナログまたはディジタル音声信号を得る
に必要な光ピックアップ,トラッキング駆動コイル等々
の本来必要な基本的な構成部材とは別途に独立して振動
検出部材を設けておらず、フォーカスアクチュエータを
その休止期間に巧みに用いて振動検出を行っているの
で、コストがかさんだり、その設置スペースが必要なく
なり、小形軽量化を阻害することがない。
【0041】また、振動が多いときにサーボゲインを上
昇させることを行なわず、アクチュエータの休止動作中
に行われるために、消費電力が増えず、特にバッテリー
駆動機器の場合にその利点が著しい。
【0042】よって、本発明の光ディスクの再生装置に
よれば、光ディスクの再生装置に与えられた振動による
悪影響を防止するに際して、コストがかさんだり、その
設置スペースを多く要したり、小形軽量化を阻害した
り、動作持続時間が短縮化されてしまうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による光ディスクの再生
装置の回路要部を示すブロック図である。
【図2】従来の光ディスクの再生装置の一例の回路要部
を示すブロック図である。
【符号の説明】
11 光ピックアップ 12 RFアンプ 13 サーボアンプ 14 モータドライバ 15 アクチュエータ 16 マグネット 17 アンプ 18 フィルタ 19 コンパレータ 20 マイコン C コントロール回路 Q2〜Q5 トランジスタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正規の再生速度より高速で読み出しができ
    る光ディスクから、フォーカス駆動をするフォーカスア
    クチュエータを持った光ピックアップで、高速で読み出
    された光再生信号を、ショックプルーフメモリに格納
    し、該ショックプルーフメモリが満杯になったら前記光
    ディスクからの光再生信号の読み出しを一時的に休止
    し、 当該ショックプルーフメモリが空になる前に、前
    記光再生信号の読み出しを再開して当該ショックプルー
    フメモリに格納するような間欠的読み出し制御を行う光
    ディスクの再生装置において、 前記光再生信号の読み出しが休止されている間に、上記
    フォーカスアクチュエータまたはトラッキンッグアクチ
    ュエータを駆動制御するモータドライバの出力をハイイ
    ンピーダンス化するように構成することを特徴とする光
    ディスクの再生装置。
  2. 【請求項2】正規の再生速度より高速で読み出しができ
    る光ディスクから、フォーカス駆動をするフォーカスア
    クチュエータを持った光ピックアップで、高速で読み出
    された光再生信号を、ショックプルーフメモリに格納
    し、該ショックプルーフメモリが満杯になったら前記光
    ディスクからの光再生信号の読み出しを一時的に休止
    し、当該ショックプルーフメモリが空になる前に、前記
    光再生信号の読み出しを再開して当該ショックプルーフ
    メモリに格納するような間欠的読み出し制御を行う光デ
    ィスクの再生装置において、 前記光再生信号の読み出しが休止され、前記フォーカス
    アクチュエータがフォーカス駆動されていない間に、前
    記フォーカスアクチュエータに振動に対応して生じる誘
    起電圧成分を抽出する誘起電圧検出手段と、 前記誘起電圧検出手段によって得られた誘起電圧成分が
    所定レベル以上であることを検出する比較手段と、を備
    え、 前記比較手段によって前記誘起電圧成分が所定レベル以
    上であることが検出されたときに、前記光ピックアップ
    をサーボ駆動しないように構成することを特徴とする光
    ディスクの再生装置。
  3. 【請求項3】正規の再生速度より高速で読み出しができ
    る光ディスクから、フォーカス駆動をするフォーカスア
    クチュエータを持った光ピックアップで、高速で読み出
    された光再生信号を、ショックプルーフメモリに格納
    し、該ショックプルーフメモリが満杯になったら前記光
    ディスクからの光再生信号の読み出しを一時的に休止
    し、当該ショックプルーフメモリが空になる前に、前記
    光再生信号の読み出しを再開して当該ショックプルーフ
    メモリに格納するような間欠的読み出し制御を行う光デ
    ィスクの再生装置において、 前記光再生信号の読み出しが休止され、前記フォーカス
    アクチュエータがフォーカス駆動されていない間に、前
    記フォーカスアクチュエータに振動に対応して生じる誘
    起電圧成分を抽出する誘起電圧検出手段と、 前記誘起電圧検出手段によって得られた誘起電圧成分が
    所定レベル以上であることを検出する比較手段と、を備
    え、 前記比較手段によって前記誘起電圧成分が所定レベル以
    上であることが検出されたときに、前記光ディスクから
    の光再生信号の読み出しの間欠比率を変化させるように
    構成することを特徴とする光ディスクの再生装置。
  4. 【請求項4】正規の再生速度より高速で読み出しができ
    る光ディスクから、フォーカス駆動をするフォーカスア
    クチュエータを持った光ピックアップで、高速で読み出
    された光再生信号を、ショックプルーフメモリに格納
    し、該ショックプルーフメモリが満杯になったら前記光
    ディスクからの光再生信号の読み出しを一時的に休止
    し、当該ショックプルーフメモリが空になる前に、前記
    光再生信号の読み出しを再開して当該ショックプルーフ
    メモリに格納するような間欠的読み出し制御を行う光デ
    ィスクの再生装置において、 前記光再生信号の読み出しが休止され、前記フォーカス
    アクチュエータがフォーカス駆動されていない間に、前
    記フォーカスアクチュエータに振動に対応して生じる誘
    起電圧成分を抽出する誘起電圧検出手段を備え、 前記誘起電圧検出手段によって得られた誘起電圧成分に
    応じて、前記光ディスクからの光再生信号の読み出しの
    間欠比率を連続的に変化させるように構成することを特
    徴とする光ディスクの再生装置。
  5. 【請求項5】CDを再生して所定のオーディオ再生信号
    を得ることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいず
    れかに記載の光ディスクの再生装置。
  6. 【請求項6】MDを再生して所定のオーディオ再生信号
    を得ることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいず
    れかに記載の光ディスクの再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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