JPS6288805A - 油圧駆動装置 - Google Patents

油圧駆動装置

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JPS6288805A
JPS6288805A JP22786385A JP22786385A JPS6288805A JP S6288805 A JPS6288805 A JP S6288805A JP 22786385 A JP22786385 A JP 22786385A JP 22786385 A JP22786385 A JP 22786385A JP S6288805 A JPS6288805 A JP S6288805A
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洋 渡邊
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和泉 鋭機
Shuichi Ichiyama
一山 修一
Yukio Aoyanagi
青柳 幸雄
Keiichiro Uno
宇野 桂一郎
Tomohiko Yasuda
知彦 安田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、油圧ショベルに備えらるアームシリンダ等の
片ロッドシリンダを可変容量油圧ポンプから吐出される
圧油によって駆動制御するようにした油圧駆動装置に関
する。
〔発明の背景〕
この種の油圧駆動装置として、従来、特願昭56−16
14号に記載のものがある。第11図はこの従来の油圧
駆動装置を示す回路図で、1は図示しない操作レバーか
ら出力される信号に応じて吐出量を制御される可変容量
油圧ポンプ、14はこの可変容量油圧ポンプ1から吐出
される圧油によって駆動制御される片ロッドシリンダ、
例えば油圧ショベルに備えられるアームシリンダで、そ
のヘッド側の受圧面積とロッド側の受圧面積の比は、は
ぼ2:1に設定されている。またA、Bは可変容量油圧
ポンプ1とアームシリンダ14とを連絡する主管路、8
はタンク、4は主管路A、Bのいずれかの圧力を検知し
、低圧側をタンク8に連通させるフラッシング弁、5は
主管路A、 Bの最低圧力を規定するリリーフ弁、6.
7は主管路A、  Bへの油の補給のために設けられた
チェック弁である。
第12図は第11図に示す油圧駆動装置が備えられる油
圧ショベルの概略側面図である。この図において、14
は前述したアームシリンダ、13はブームシリンダ、1
5はパケットシリンダ、10はブームシリンダ13によ
って駆動される回動可能なブーム、11はブーム10に
連結され、アームシリンダ14によって回動可能なアー
ム、12はアーム11に連結され、パケットシリンダ1
5によって回動可能なパケットで、これらによって作業
機が構成されている。なお、Gはアーム11およびパケ
ット12等を含めた重心、θはブーム10とアーム11
との連結部と重心Gとを通る線と接地面とのなす角度で
ある。
上記のように構成される油圧駆動装置にあっては、作業
機の姿勢の変化に応じてアームシリンダ14のヘッド側
が高圧に、ロッド側が低圧になり、あるいは逆にロッド
側が高圧に、ヘッド側が低圧になり、そのため第12図
に示すように、 アーム11を最も引き込んだ掘削姿勢
からアームシリンダ14を縮めて放出姿勢に移行する際
に問題を生じる。
すなわち最初は、アーム11の自重がアームシリンダニ
4を縮めるように働き、第11図の主管路B側が高圧に
なり、主管路A側がフラッシング弁4によってリリーフ
弁5を介してタンク8に連通ずる。
このような状態からアーム11の伸長動作をおこなうた
め可変容量油圧ポンプlがアームシリンダ14のヘッド
側回路の油を主管路A側に送り出すと、アーム11の重
量によるエネルギも手伝ってアームシリンダ14はその
送り出された油量に応した速度で作動する。このとき、
上述したように主管路Aはタンク8に連通している。そ
して、アーム11が次第に垂直に近い姿勢になると、当
該アーム11の重量によるエネルギが小さくなり、アー
ムシリンダ14の作動速度が遅くなる。アーム11が垂
直位置を過ぎると、アームシリンダ14に加わる力が反
転し、そのロッド側すなわち主管路Aが高圧となり、ヘ
ッド側すなわち主管路Bが低圧となり、フラッシング弁
4は主管路Bをタンク8に連通するように切り換わる。
このとき、アームシリンダ14は可変容量油圧ポンプ1
の吐出量とロッド側の受圧面積で決まる速度に急激に加
速される。
第13図(a)は上記したアームシリンダ14の上述し
た第12図に示す角度θに対応する作動速度を示す特性
図、第13図(b)、 (CL (d)はそれぞれθが
50’。
90’、130”におけるアーム11部分の形態を例示
する説明図である。なお、第13図(alにおけるSl
はアームシリンダ14のへフド側受圧面積と油圧ポンプ
1の吐出量による速度を示し、第13図(b)の説明図
における形態がこれに対応しており、S2はアーム11
の自重による自由落下範囲を示し、第13図(C)の説
明図における形態がこれに対応しており、S3はアーム
シリンダ14のロッド側受圧面積と油圧ポンプ1の吐出
量による速度を示し、第13図(dlの説明図における
形態がこれに対応している。そして、SOはフラッシン
グ弁4の切換点を示している。
このように従来の油圧駆動装置にあっては、上述のよう
に掘削動作から放出動作に移行するに際して、主管路A
、  Bの圧力やアーム11の自重による力に応じてア
ームシリンダ14の作動速度が制御されることから、フ
ラッシング弁4の切換点で当該アームシリンダ14の作
動速度が急激に加速され、このためショックを生じ、操
作性が悪くなる不具合がある。また、アームシリンダ1
4の作動速度がアーム11の自重の影響を受けることか
ら、このアーム11の自由落下による速度低下を生じ、
操作性が悪くなる不具合がある。
〔発明の目的〕
本発明は上記した従来技術における実情に鑑みてなされ
たもので、その目的は、片ロッドシリンダに加わる力の
変化にかかわらず当該片ロッドシリンダの速度変化を防
止することのできる油圧駆動装置を提供することにある
〔発明の概要〕
この目的を達成するために本発明は、操作レバーから出
力される信号に応じて吐出量を制御される可変容量油圧
ポンプと、この可変容量油圧ポンプから吐出される圧油
によって駆動制御される片ロンドシリンダとを備えたも
のにおいて、片ロッドシリンダのヘッド側回路とタンク
との間に、流量を制御する電磁比例弁等の弁を設けると
ともに、片ロッドシリンダにかかる負荷の方向を検出し
、信号を出力するネ食出手段と、この検出手段から出力
される信号に時間遅れを付与する遅れ手段を設け、片ロ
ッドシリンダの収縮時に、操作レバーから出力される信
号に応じて可変容量油圧ポンプの吐出量を制御し、かつ
上記操作レバーから出力される信号と遅れ手段から出力
される信号に応じて上述の弁の流量を制御する構成にし
である。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の油圧駆動装置を図に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施例の主要構成を示す回路図、第
2図は第1図に示す回路に備えられる制御部を示す説明
図である。なおこれらの図において、前述した第11図
に示すものと同じものは同一符号で示しである。
可変容量油圧ポンプ1には電気・油圧ポンプ吐出量制御
装置35を設けてあり、この制御装置35は後述の制御
部30からの電気信号に応じて油圧ポンプ1の吐出量を
制御する。また、アームシリンダ14のヘッド側回路を
構成する主管路Bとタンク8との間に流量を制御する弁
、例えば11磁比例弁20を設けてあり、この電磁比例
弁20とタンク8との間に主管路A、Bの最低圧力を規
定するリリーフ弁5を配置しである。なお、電磁比例弁
20は制御部30から出力される信号に応じて弁開度が
調節される。40はアームシリンダ14のロッド側の圧
力、すなわち主管路Aの圧力を検出し、制御部30に信
号PAを出力する圧力検出手段、すなわち圧力検出器で
ある。41はアームシリンダ14のヘッド側の圧力、す
なわち主管路Bの圧力を積出し、制御部30に信号PI
lを出力する圧力検出手段、すなわち圧力検出器である
上述した制御部30は、第2図に示すように、操作レバ
ー25のレバー信号XL、圧力検出器40.41の信号
PA、Plのアナログ信号を選択的に出力するマルチプ
レクサ30aと、このマルチプレクサ30aからのアナ
ログ信号をデジタル信号に交換して出力するA/D変換
器30bと、論理判断、演算等をおこなう中央処理装置
(CPU)30cと、処理手順やデータ変換テーブル等
が記憶されるROMメモリ30dと、CP U30cの
演算途中の数値等が一時的に記憶されるRAMメモリ3
0eと、CPU 30cで演算されたポンプ指令値QP
および電磁比例弁指令値Qvを、それぞれポンプ吐出量
制御装置35および電磁比例弁20へ出力する出力器3
0fとを備えている。
なお、第3図は制御部30で実施される処理手順の概要
を示すフローチャート、第4. 6. 7.10図はそ
れぞれ第3図に示す処理手順の詳細を例示するフローチ
ャート、第5.8.9図はそれぞれ関数関係、すなわち
レバー信号XL−ポンプ指令値Q、テーブル、レバー信
号XL−電磁比例弁指令値Qv、(Q□)テーブル、レ
バー信号X、−電磁比例弁指令値Qv、 (QVA)テ
ーブルで、これらの内容は上述したROMメモリ30d
にあらかじめ記憶される。
次に上記のように構成された実施例の動作を主に第3.
4,6,7.10図に示すフローチャートに従って説明
する。
まず、処理手順の概要を示すフローチャートの手順A(
ブロックA)において、マルチプレクサ30a 、 A
/D変換器30bを動作させ、操作レバー25のレバー
信号X4、圧力検出器40.41の信号PA+P、を入
力し、RAMメモリ30eに一時記憶する。
次に手順B(ブロックB)に移り、c P U、30C
でポンプ傾転指令値Q、を求める演算をおこなう。
この手順Bでは、第4図の手順B−1に詳細に示すよう
に、レバー信号XLをROMメモリ30dに記憶されて
いる第5図に示すXL−QF子テーブル関係に応じてポ
ンプ指令値Q2に変換する処理をおこなう。なお、第5
図に示すX、は(+)側がアームシリンダ14の収縮方
向、(−)側が伸長方向を示している。
次いで、第3図の手順C(ブロックC)に移り、アーム
シリンダ14にかかる負荷の方向の検出をおこなう。こ
の手順Cでは、第6図に詳細に示すように、まず手順C
−1において、管路Bの圧力すなわち圧力検出器41の
出力である信号P8とアームシリンダ14のヘッド側受
圧面積A、がCP U30cに呼出され、このCP U
30cでアームシリンダ14のヘッド側負荷F8が、 Fl =  PB X  A@ によって求められる。次に手順C−2に移り、管路Aの
圧力すなわち圧力検出器40の出力である信号PAと、
アームシリンダ14のロッド側受圧面積AAが呼出され
、アームシリンダ14のヘッド側負荷FAが、 FA=P^×AA によって求められる0次に手順C−3に移り、上述の負
荷F^ F、の大小を判定する。FA >FWと判定さ
れた場合、つまりアームシリンダ14がロッド側の負荷
が大きいと判定された場合には手順C−4に移り、RA
Mメモリ30e上に設定される負荷方向フラグFsをク
リア(−0)する。また、手順C−3においてFASF
Iと判定された場合、つまりアームシリンダ14がヘッ
ド側の負荷が大きいと判定された場合には手順C−5に
移り、負荷方向フラグF、をセット(−1)する。すな
わち、圧力検出器40.41および制御部30のCP 
U30c等によってアームシリンダ14にかかる負荷の
方向を検出、し、信号を出力する検出手段が構成されて
いる。
次に第3図の手順D(ブロックD)に移り、電磁比例弁
20に対する指令の演算をおこなう。この手順りでは、
第7図に詳細に示すように、手順り一1において先に設
定した負荷方向フラグF、がlか0か判定する。この判
定がF、=1すなわちアームシリンダ14のヘッド側負
荷が大の場合には、手順D−2に移り、レバー信号XL
をROMメモリ30dに記憶されている第8図に示すX
L−Qv、。
(Qvm)テーブルでの関係に応じてt磁比側弁指令値
Q1、(予備値)に変換する処理をおこなう。
また、手順D−1でF5−〇、すなわちアームシリンダ
14のロッド側負荷が大と判定された場合には手順D−
3に移り、レバー信号XLをROMメモリ30dに記憶
されている第9図に示すXL−Qv。
(Q v A)テーブルの関係に応じてtffi比例弁
指令値Qv、 (予備値)に変換する処理をおこなう。
ここで上記した第8.9図に示したxL−Qv、。
(Qv++) 、XL  Qv−(QvA)テーブルに
ついて説明する6両テーブルにおいて、x、〈0のとき
Q Vrが0となるように設定しであるのは、XL<O
lつまりアームシリンダ14が伸長する方向にあるとき
は油圧回路内の油量は不足する。そのためチェック弁6
、あるいはチェック弁7を介してタンク8から油が供給
されるので、電磁比例弁20は閉じてお(必要がある。
そして、X≧0、つまりアームシリンダ14が収縮する
方向にあるときは、油圧回路内の油が余剰になるので、
z6g比例弁20を開とし、余剰油を逃がす必要がある
。なお、この場合アームシリンダ14のロッド側に流れ
る油量をq2とし、この油’It q pによって該ア
ームシリンダ14のヘッド側から流出する油量をqゎと
すると、はぼ油!q、=!qi、−Qpが電磁比例弁2
0を通してタンク8に流れるように電磁比例弁20を駆
動する指令値Q v rを設定しである。
また、アームシリンダ14にかかる負荷方向に応じてQ
 vrの値を変えるのは以下の理由による。すなわち、
アームシリンダ14のヘッド側負荷が大のとき、つまり
アームシリンダ14のヘッド側で負荷を支えているとき
には、電磁比例弁20を通過する油により当該アームシ
リンダ14の速度が決まり、したがって電磁比例弁20
の開度をあまり大きくすると当該速度が制御できなくな
る。このようなことから、第8図に示すテーブルでは、
X、に対するQ vrの値が比較的小さくなるように設
定しである。また、アームシリンダ14のロッド側負荷
が大のとき、つまりアームシリンダ14のロッド側で負
荷を支えているときには、ポンプ吐出量でアームシリン
ダ14の速度を制御でき、したがって電iff比例弁2
00開度があまり小さいと、余剰油のために管路B内に
圧力がたち、アームシリンダ14を通じてロッド側すな
わち管路A内にも圧力がたち、アームシリンダ14を駆
動するのに大きな馬力が必要となり、エネルギの浪費を
生じる。このようなことから、第9図に示すテーブルで
はXLに対するQ v rの値が比較的大きくなるよう
に設定してあり、このときのt磁比側弁20の開度を大
きくして余剰油を逃げやすくしている。
そして、上記した手順りの後、第3図に示す手順E(ブ
ロックE)に移り、電磁比例弁指令値Q vrに対して
フィルタを掛けて、電磁比例弁最終指令値Q、を求める
演算をおこなう。この手順Eでは、第10図に詳細に示
すように、手順E−1において、上述の手順りで求めた
t磁比側弁指令値Q、、(予備値)と、前回の演算時に
出力された電磁比例弁最終指令値Qvとから、CP U
30cで偏差ΔQvを、 ΔQv=  Qv、  −Q。
によって求める演算をおこなう0次いで手順E−2に移
り、該CP U30cで上述の偏差ΔQvにフィルタ定
数Kを乗じてに×ΔQ9を求める演算をおこなう。次い
で手順E−3に移り、該CP U30cで前回出力され
た電磁比例弁最終指令値Qvと上記のに×ΔQvとから
、今回の電磁比例弁最終指令値Q、を、 Qv−Qv+  K  X  ΔQv によって求める演算をおこなう。実際には第3図に示し
た手順はAからFまでを常に回って処理をおこなうので
、その1回の手順A−F間の演算時間ΔTに1回の割合
で上述のフィルタ演算がおこなわれるので、フィルタの
時定数はに/ΔTとなる。すなわち、上記した制御部3
0のCP U30c、ROMメモリ30d、RAMメモ
リ30e等によって負荷方向を検出する検出手段から出
力される信号、つまり電磁比例弁指令値Q、、(予備値
)に時間遅れを付与する遅れ手段が構成されている。
このように構成した実施例では、フラッシング弁を設け
ておらず、第5.8.9図に例示する制御部30のRO
Mメモリ30dに設定される関数関係に応じて電磁比例
弁20の開度すなわち電磁比例弁を流れる余剰油の量が
調整され、これによってアームシリンダ14の作動速度
は操作レバー25の操作量に対応した所定の作動速度に
制御され、すなわちアームの形態の変化に伴ってアーム
シリンダ14に加わる力の変化にかかわらず当該アーム
シリンダ14の速度変化を防止でき、アームシリンダ1
4の急激な加速やアームの自由落下による速度低下を生
じることがなく、良好な操作性が得られる。
また、アームシリンダ14の収縮時、アームシリンダ1
4がヘッド側で負荷を支えているときには電(R比例弁
20の開度を比較的小さくすることによって微操作を実
現でき、一方、同収縮時にアームシリンダ14がロッド
側で負荷を支えているときにはN%il比例弁20の開
度を比較的大きくすることによってエネルギの浪費を防
止できる。
また、第8.9図に示すテーブルに応じて得られた電磁
比例弁指令値Qv、(予備(f)に時間遅れを付与して
電磁比例弁最終指令値Qvを電磁比例弁20に出力する
ようにしであることから、アームシリンダ14によって
仮に大きな慣性を有するアーム(負荷体)を駆動するよ
うな場合でも、指令値Qvの瞬時の切換えによって懸念
される圧力変動、すなわち当該アームシリンダ14の負
荷方向の急変に伴う油量の変化による大きな圧力変動が
抑制され、ハンチングの発生を防止することができる。
なお、上記実施例では片ロッドシリンダの一例としてア
ームシリンダ14を挙げたが、本発明はこれに限定され
ず、大きさおよび方向が変化する力が加えられる片ロッ
ドシリンダを有するものであれば適用可能である。
〔発明の効果〕
本発明の油圧駆動装置は以上のように構成しであること
から、片ロッドシリンダに加わる力の変化にかかわらず
当該片ロッドシリンダの速度変化を防止でき、それ故、
従来に比べて操作性が向上し、また片ロッドシリンダの
収縮時においてヘッド側ムこ負荷がかかっているときの
微操作を実現でき、また同収縮時においてロッド側に負
荷がかかつているときの主管路の圧力の閉じ込みを防止
でき、エネルギの浪費を抑制できる効果がある。
また、負荷方向を検出する検出手段から出力される信号
に時間遅れを付与する遅れ手段を設けたことから、片ロ
ッドシリンダによって駆動される負荷体が大きな慣性を
有する場合でも、当該片ロッドシリンダの負荷方向の急
変に伴う圧力変動が抑制され、ハンチングの発生を防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第9図は本発明の油圧駆動装置の一実施例を示
す説明図で、第1図は主要構成を示す回路図、第2図は
第1図に示す回路に備えられる制御部を示す説明図、第
3図は第2図に示す制御部で実施される処理手順の概要
を示すフローチャート、第4図、第6図、第7図および
第10図はそれぞれ第3図に示す処理手順の詳細を例示
するフローチャート、第5図、第8図、および第9図は
それぞれ第3図に示す制置部に記憶される関数関係を例
示する説明図、第11図は従来の油圧駆動装置を示す回
路図、第12図は第11図に示す油圧駆動装置が備えら
れる油圧ショベルの概略側面図、第13図(a)は第1
1図に示すアームシリンダの第12図に示す角度θに対
応する作動速度を示す特性図、第13図(b)、 (C
1,(d)は第12図に示す角度θがそれぞれ50°。 90°、  130”の場合におけるアーム部分の形態
を例示する説明図である。 1・・・可変容量油圧ポンプ、8・・・タンク、14・
・・アームシリンダ(片ロッドシリンダ)、20・・・
電磁比例弁、25・・・操作レバー、30・・・制御部
、30a・・・マルチプレクサ、30b・・・A/D変
換器、30c・・・中央処理装置(CP U) 、30
d−ROMメモリ、30e =RAMメモリ、30f・
・・出力装置、35・・・電気・油圧ポンプ吐出量制御
装置、40.41・・・圧力検出器。 −小′−・−・− ム−5・工、ゴー 第1図 r   O− N  臂  ぐ 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図 第10図 第11図 第12図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、操作レバーから出力される信号に応じて吐出量を制
    御される可変容量油圧ポンプと、この可変容量油圧ポン
    プから吐出される圧油によつて駆動制御される片ロッド
    シリンダとを備えた油圧駆動装置において、上記片ロッ
    ドシリンダのヘッド側回路とタンクとの間に、流量を制
    御する弁を設けるとともに、上記片ロッドシリンダにか
    かる負荷の方向を検出し、信号を出力する検出手段と、
    この検出手段から出力される信号に時間遅れを付与する
    遅れ手段を設け、上記片ロッドシリンダの収縮時に、上
    記操作レバーから出力される信号に応じて上記可変容量
    油圧ポンプの吐出量を制御し、かつ上記操作レバーから
    出力される信号と上記遅れ手段から出力される信号に応
    じて上記の弁の流量を制御することを特徴とする油圧駆
    動装置。
JP22786385A 1985-10-15 1985-10-15 油圧駆動装置 Granted JPS6288805A (ja)

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JPH059645B2 JPH059645B2 (ja) 1993-02-05

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1990001588A1 (en) * 1988-08-02 1990-02-22 Kabushiki Kaisha Komatsu Seisakusho Moving speed regulator for hydraulically driven working machines
WO2019053933A1 (ja) * 2017-09-14 2019-03-21 日立建機株式会社 建設機械の駆動装置

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