JPS6288655A - 電気車用ブレ−キ制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、鉄道車両の電気車において使用され全ブレー
キ力に対する電気ブレーキ力の不足分を空気ブレーキ力
で補足するブレーキ制御装置に関する。

〔従来の技術〕

この種の従来装置として、特公昭５３−１８７６９号、
特公昭５３−４２１６８号、特開昭５９−２２２００２
号各公報に開示されるものがあり、これを第５図にもと
づいて簡単に説明する。

第５図において、１は引通し指令線、２は応荷重器、３
はブレーキ力パターン発生器、４は電気ブレーキ装置、
５は演算器、６は空気ブレーキ装置である。

引通し指令線ｌには、図外のブレーキ弁あるいはブレー
キ制御器から運転手のハンドル操作によるブレーキ指令
が伝達される。

応荷重器２は、図外の空気ばね圧力を導入し車両荷重に
応じた応荷重指令を出力する。

ブレーキ力パターン発生器３は、前記応荷重指令にもと
づいてブレーキ指令を所定のブレーキ力パターンに変換
し、電気ブレーキ力指令Ｅおよび全ブレーキ力指令Ｆを
出力する。

電気ブレーキ装置４は、前記電気ブレーキ力指令にもと
づいて作動し、その実際の電気ブレーキ力に相当する等
価指令Ｇを演算器５へ伝達する。

演算器５は、前記全ブレーキ力指令Ｆから等価指令Ｇを
減算し、その結果（Ｆ−Ｇ）を補足空気ブレーキ力指令
Ｂとして出力する。

空気ブレーキ装置６は、前記補足空気ブレーキ力指令已
にもとづいて作動し、車両に空気ブレーキ力を付与する
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、中継弁、ブレーキシリンダ、連結てこ、
制輪子等から成る空気ブレーキ装置においては、その空
気ブレーキ力指令Ｂの大小によって基礎ブレーキ効率や
制輪子の摩擦係数が変動するため、第６図に示すように
、車両に付与される空気ブレーキ力の実際値が理論値よ
りも低くなっている。これは車両の停止精度の低下でも
ある。

これに対して、等価指令Ｇは実際の電気ブレーキ力に相
当するものであり、電気ブレーキ装置４が１００％有効
に作動（電制率１００％）したとき、Ｅ＝Ｇである。

したがって、Ｆ−Ｅの状態に゛おいて、電制率Ｏ％のと
きの実際の空気ブレーキ力は、電制率１００％のときの
実際の電気ブレーキ力よりも小さく、つまり、それぞれ
のブレーキ力指令Ｅ、Ｂが同じ値であっても実際の空気
ブレーキ力が実際の電気ブレーキ力よりも小さいために
、電気ブレーキ装置４と空気ブレーキ装置６との協調性
が悪く、ブレーキ作動時の乗心地が悪かった。

〔問題点を解決するための手段〕

そこで、上記問題を解決する本発明の技術的手段は、上
記従来装置において、 前記補足空気ブレーキ力指令の大きさに応じて該補足空
気ブレーキ力指令を補正しその補正された補足空気ブレ
ーキ力指令を前記空気ブレーキ装置へ伝達するように構
成した。

ことである。

〔作用〕

この手段によれば、第６図における空気ブレーキ力の理
論値と実際値との偏差に応じた値だけ補足空気ブレーキ
力指令を予じめ補正し、この補正された補足空気ブレー
キ力指令によって空気ブレーキ装置が作動するため、基
礎ブレーキ効率や制輪子の摩擦係数の変動分が前記補正
量によってカバーされ、はぼ理論値通りの空気ブレーキ
力が得られる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を第１図〜第４図にもとづいて説
明する。なお、従来と同一構成部分については、第５図
と同一符号を付してその説明を省略する。

第１実施例を示す第１図において、７は補正回路である
。補正回路７の入力Ｂと出力Ｂ′との関係を第２図に示
す。この補正量は、（Ｂ　’　−Ｂ）■ｆ　（Ｂ）であ
り、第６図における空気ブレーキ力の理論値と実際値と
の偏差に相当する。補正回路７においては、その入力で
ある補足空気ブレーキ力指令Ｂを設定値Ｂ１．Ｂ２と比
較し、Ｂ≦Ｂ１のときにイー口線の出力とし、Ｂｌ＜Ｂ
＜Ｂ２のときローハ線の出力とし、Ｂ２Ｓ３のときハー
ニ線の出力とする。

第３図に示す第２実施例は、上記第１実施例を簡易に変
更したものであり、応荷重指令の大小を補足空気ブレー
キ力指令Ｂの大小の補正要因と見做して、該補足空気ブ
レーキ力指令ＢをＢ″に補正するものである。補正回路
１７は、応荷重指令により補正の度合を決定する機能、
その補正の度合に応じて第４図に示す如く補足空気ブレ
ーキ力指令ＢをＢ“に補正する機能を有する。なお、第
２図におけるＢ１≦Ｂ：５Ｂ２の領域のほぼ一定の補正
と同じ機能を補正回路１７に付加することも可能である
。

〔効果〕

以上の実施例に示される本発明によれば、空気ブレーキ
装置への補足空気ブレーキ力指令を予じめ補正しておく
ことにより、その実際の空気ブレ−キカをほぼ理論値に
一致させることができ、車両停止精度を向上できると共
に、電気ブレーキ装置と空気ブレーキ装置との協調制を
保ち車両ブレーキ時の乗心地が改善される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例の概略図、第２図は第１図
における補正回路７の入出力特性図、第３図は同第２実
施例の概略図、第４図は第３図における補正回路１７の
入出力特性図、第５図は従来装置の概略図、第６図は空
気ブレーキ装置の入出力特性図である。 １−・引通し指令［２・一応荷重器 ３−ブレーキ力パターン発生器 ４−・電気ブレーキ装置　５・・−演算器６−空気ブレ
ーキ装置　７．１７−・補正回路出願人：日本エヤーブ
レーキ株式会社 第１図 阜３図　　　　　　第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）引通し指令線からのブレーキ指令および応荷重器
   からの応荷重指令を入力して全ブレーキ力指令および電
   気ブレーキ力指令を出力するブレーキ力パターン発生器
   と、前記電気ブレーキ力指令にもとづいて作動する電気
   ブレーキ装置の実際の電気ブレーキ力に相当する等価指
   令および前記全ブレーキ力指令を入力して全ブレーキ力
   指令から等価指令を減算した結果を補足空気ブレーキ力
   指令として出力する演算器と、該補足空気ブレーキ力指
   令にもとづいて作動する空気ブレーキ装置と、を備えた
   電気車用ブレーキ制御装置において、前記補足空気ブレ
   ーキ力指令の大きさに応じて該補足空気ブレーキ力指令
   を補正しその補正された補足空気ブレーキ力指令を前記
   空気ブレーキ装置へ伝達するように構成した ことを特徴とする電気車用ブレーキ制御装置。