JPS6288537A - ワ−ク供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は加工装置にワークを供給する装置に係り、特に
アークセグメント状のワークの端面と外周面との境界部
を面取りする加工装置へのワーク供給装置に関するもの
である。

〔従来の技術〕

従来の面取り加工においては、モータ等の駆動源により
円板状の砥石を回転させて１作業者がワークを押し付け
て面取り作業を行うのが一般的であった。このような手
作業によるものでは加工能率が低く１作業者の！Ｊ！１
練度の差や疲労の蓄積により加工精度にバラツキが生じ
る等の欠点があった。

このような欠点を解消するために、直立するマガジン内
にワークを積み重ねて、最下部のワークをシリンダーお
よびフィンガーによって供給する装置が開発され、従来
の手作業による欠点の大部分が解消されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし上記のような装置によっても、マガジンへのワー
クの供給作業は依然として人力によるものが大半であり
、完全自動化には至っていない。

またワークの形状によっては、マガジン内において側壁
と干渉して円滑に下降せず、加工機の稼動率の低下の原
因となる場合がある。またマガジン内のワーク収容能力
を増加するために高さを増加することは、ワーク落下高
さの増加となる結果。

破損その他の不良を発生するので好ましくなく。

加工能率低下の一因ともなっている。

本発明は上記のような問題点を解決し、ワーク供給にお
ける人力作業を完全に排除し、加工機の稼動率を充分に
向上させ得るワーク供給装置を提供することを目的とす
るものである。

〔問題点を解決するための手段〕

上記問題点解決のために９本発明においては下記のよう
な技術的手段を採用した。すなわち、パレットに整列状
態で収納したワークを間欠的に押出すように形成した押
出し装置を設け、この押出し装置のワーク排出端に臨ま
せてワークを把持するフィンガーを設け、フィンガーの
一端は開閉自在に形成すると共に他端は駆動軸に固着し
て回動自在とし、先端にワーク受部を設けた受板を前記
フィンガーと摺動自在に設け、前記駆動軸の近傍に設け
た偏心軸と受板先端部との間にリンクを介装して前記フ
ィンガーと協同して回動自在とし。

整列ワークを１個宛姿勢変換させて加工機に供給するも
のである。

〔実施例〕

第１図は本発明の実施例を示す要部斜視図である。同図
において１はパレットであり、側棧２および仕切板３を
突設してワーク４を整列状態で収納する。５はシリンダ
ーであり、側棧２および仕切板３と平行に設ける。パレ
ソ）ｌの排出端上方には押えばね６を設け、排出端のワ
ーク４を上方から押圧するように形成し、押出し装置７
を構成する。次に８はロータリーアクチュエータであり
。

駆動軸９にフィンガー１０を固着する。フィンガーｌＯ
にはシリンダーその他の開閉手段（図示せず）を装着す
ると共に、先端部をパレッｌ−１の排出端に臨ませて配
設する。なおフィンガー１０は駆動軸９の回転により９
図示の位置から９０°下方に回動自在とする。１１は受
板であり、フィンガー１０内に摺動自在に介装し、先端
にワーク受部１２を設けると共に、ワーク受部１２には
突当部１３を突設する。而してロータリーアクチュエー
タ８には駆動軸９の近傍のパレット１側に偏心軸１４を
設け、前記受板１１の先端部との間にリンク１５を介装
して、前記フィンガー１０と協同して回動自在に形成す
る。　　　′ 第２図は上記フィンガー１０．受板１１およびリンク１
５の連結状態を示す機構図であり、一種の回りスライダ
クランク機構である。すなわちフィンガー１０とリンク
１５とは各々駆動軸９および偏心軸１４の回りに回動す
る間に受板１１はフィンガー１０上を摺動するのである
。

以上の構成により９次に作用について記述する。

第３図は本発明の実施例における作動状態を示す要部拡
大説明図であり、同一部分は前記第１図および第２図と
同一の参照符号で示す。まずパレット１上のワーク４を
シリンダー５と接続するロッド５ａによって第３図の右
方に１個分押出すと。

排出端のワーク４は、受板１１のワーク受部１２に移動
し゛、突当部１３に至って停止する。この状態でフィン
ガーｌＯが閉じて、ワーク４を側方から挟持する。次に
駆動軸９を反時計方向に回動させると、フィンガー１０
はワーク４を挟持したまま下方に回動し、９０＠回動し
て図示の位置で停止する。この位置でフィンガー１０を
開放するとワーク４はトラバーサ−１６上にワーク４を
載置する。次に駆動軸９を逆方向に回動すれば、フィン
ガーｌＯおよび受板１１をパレットｌに復帰させること
ができる。この場合、受板１１はリンク１５の作用によ
って、フィンガー１０内で駆動軸９の側に摺動している
から、フィンガー１０を開放後直ちに駆動軸９を逆回動
しても、受板１１のワーク受部１２と干渉することはな
い。またパレットｌの排出端上方には押えばね６を設け
てあり。

ワーク４を押圧しているため、受板１１がパレット１か
ら離れても、ワーク４が落下することはない。上記のよ
うにしてロータリーアクチュエータ８により駆動軸９を
交互に９０’宛回動させることにより、パレット１上の
ワーク４をトラバーサ−１６上に姿勢を変換して移載供
給するのである。

なおトラバーサ−１６から所定の加工機への搬送供給は
特に図示していないが、従来の装置がそのまま使用でき
る。

本実施例においては、アークセグメント状のワークにつ
いて記述したが、ワーク形状はこれのみに限定されず、
他の形状のものであっても適用可能である。またパレッ
ト内のワーク押出し装置としてシリンダー使用の例を示
したが、他の押出し装置の使用が可能であり、要するに
ワークを１個宛排出する能力があればよい。更にフィン
ガー゛がワークを挟持する方向は水平方向のみでなく、
垂直方向その他の方向も選定できる。

なお本実施例においては９面取り加工について記述した
が２本発明はこれに限定せず、他の加工機にも使用でき
ることは勿論である。

〔発明の効果〕

本発明のワーク供給装置は以上記述のような構成および
作用であるから、下記の効果を奏することができる。

（１１ワークの供給作業が完全に機械化・自動化され、
生産能率が大巾に向上すると共に、省力効果が期待でき
る。

（２）パレットからのワークの移載供給が極めて円滑か
つ静粛であるから、加工機の稼動率を向上させるのみな
らず、破損その他の不良を発生することがない。

（３）　　フィンガーがワークを開放した後に直ちに復
帰動作に移行でき、ワークその他との干渉を回避するた
めの他の動作を必要とせず１、サイクルタイム若しくは
タクトを大巾に短縮することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す要部斜視図、第２図は同
要部の機構説明図、第３図は同作動状態を示す要部拡大
説明図である。 ４：ワーク、７：押出し装置、９：駆動軸、１０：フィ
ンガー、１１：受板、１４：偏心軸、１５：リンク。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）パレットに整列状態で収納したワークを間欠的に
   押出すように形成した押出し装置を設け、この押出し装
   置のワーク排出端に臨ませてワークを把持するフィンガ
   ーを設け、フィンガーの一端は開閉自在に形成すると共
   に他端は駆動軸に固着して回動自在とし、先端にワーク
   受部を設けた受板を前記フィンガーと摺動自在に設け、
   前記駆動軸の近傍に設けた偏心軸と受板先端部との間に
   リンクを介装して前記フィンガーと協同して回動自在と
   し、整列ワークを１個宛姿勢変換させて加工機に供給す
   ることを特徴とするワーク供給装置。
2. （２）フィンガーが水平方向に開閉する特許請求の範囲
   第１項記載のワーク供給装置。
3. （３）フィンガーおよび受板が略水平位置から垂直面内
   で９０°回動する特許請求の範囲第１項若しくは第２項
   記載のワーク供給装置。