JPS6288182A - 磁気記録再生装置におけるトラツク・アクセス装置 - Google Patents

磁気記録再生装置におけるトラツク・アクセス装置

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JPS6288182A
JPS6288182A JP22792285A JP22792285A JPS6288182A JP S6288182 A JPS6288182 A JP S6288182A JP 22792285 A JP22792285 A JP 22792285A JP 22792285 A JP22792285 A JP 22792285A JP S6288182 A JPS6288182 A JP S6288182A
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JP
Japan
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track
magnetic recording
control device
reproducing head
signal
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JP22792285A
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English (en)
Inventor
Nobuo Minoura
信夫 箕浦
Kazuo Nakadai
中台 加津男
Toshikatsu Harase
原瀬 利克
Satoru Iwamatsu
岩松 哲
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の要約 順送り/逆送り信号に応答して磁気ヘッドを隣接するト
ラックに移しかつトラッキング制御によりそのトラック
の中心に位置決めするとともに。
内部のトラックNo、カウンタがトラッキング制御ごと
に順/逆方向に応じてインクレメント/デクレメントさ
れる従来の磁気記録再生装置において、アクセスすべき
目標トラックNo、が指定されたときに、現在位置トラ
ックNo、と比較することにより、磁気ヘッドを指定さ
れた目標トラックNo、の隣りのトラックまで一気に移
送し、その後、順送り/逆送り信号を送出して従来の装
置部分にトラッキング制御を行なわせ、さらにこの後、
トラッキング制御のためにインクレメント/デクレメン
トされたトラックNo、カウンタの値を逆にデクレメン
ト/インクレメントするために。
反対方向の逆送り/順送り信号を送出するとともにヘッ
ド移送駆動モータへの駆動信号を遮断することによって
、従来の装置部分に反対方向の空トラッキングを行なわ
せる。
目   次 (1)発明の背景 (1,1)技術分野 (1,2)従来技術 (2)発明の概要 (2,1)発明の目的 (2,2>発明の構成と効果 (3)実施例の説明 (3,1)第1実施例 [3,1,l]映像信号再生装置の電気的構成[3,1
,2]高速ランダム・アクセスの原理[3,1,31高
速ランダム・アクセス処理[3,1,4] )ラックN
o、カウンタCNのカウント値の固定化について (3,2)第2実施例 (3,3)第3実施例 (1)発明の背景 (1,1)技術分野 この発明は、多数のトラックが同心円状に配置された回
転磁気記録媒体(以下、磁気ディスクという)の半径方
向に磁気記録/再生ヘッドを移動させ、所定のトラック
に信号を記録するまたは所定のトラックから信号を再生
する磁気記録再生装置において、任意のトラックをアク
セスするための装置に関する。
(12)従来技術 最近、固体撮像素子や撮像管等の撮像ディバイスと、記
録媒体として安価で比較的記憶容量の大きな磁気ディス
クを用いた記録装置とを組み合せ、被写体を電子的に撮
影してその静止画像を磁気ディスクに記録し2画像の再
生は別途に設けられたテレビジョン・システムやプリン
タなどで行なう電子スチル・カメラ・システムが開発さ
れている。また2通常のフィルムや印画紙などの可視記
録媒体に記録された静止画像を撮影して磁気ディスクに
記録する映像磁気記録システム、および磁気ディスク上
から映像信号を読出してこれをテレビジョン等に写し出
す映像再生システムも実現されている。
このような従来の磁気記録再生装置において。
磁気ディスクのトラックのアクセスは1トラツクずつし
かできなかった。すなわち、従来の装置には順送りスイ
ッチと逆送りスイッチとが設けられており、順送りスイ
ッチが押されると磁気ヘッドは1つ内側のトラックに進
み、逆送りスイッチが押されると1つ外側のトラックに
移る。したがって、いくつかのトラックを飛びこして任
意のトラックにアクセス(ランダム・アクセス)するた
めには、順送りスイッチまたは逆送りスイッチを何回も
押さなければならず、この操作がめんどうであった。ま
た、順送りもしくは逆送りスイッチが1回押される毎に
、装置は磁気ヘッドが次のトラックの中心に位置決めさ
れるよう制御(トラッキング制御)するので、そのため
の時間がかかり、これを複数のトラックについて順次行
なっていくとするとかなり長いアクセス・タイムが必要
となる。とくに、磁気記録再生装置においては。
磁気ヘッドを磁気ディスクの半径方向に移動させていき
ながら、読取信号のエンベロープブを検出し、このエン
ベロープがピークを示す位置に磁気ヘッドを位置決めす
る。い・わゆる山登り制御が行なわれているから、トラ
ッキングが非常に遅くなるという問題が生じる。そこで
高速ランダム・アクセスが可能な装置の実現が望まれて
いる。
高速ランダム・アクセス可能な装置を実現するには、お
そらく2.っのやり方があるだろう。その1つは、高速
ランダム・アクセスを可能とすることを目的としてはじ
めから装置を創作することであり、他の1つは、従来の
装置に若干の付加回路を設けることにより高速ランダム
・アクセス機能を付加することである。後者のやり方の
方が開発費用と時間を節約することに役立つ。
(2)発明の概要 (2,1)発明の目的 この発明は、従来の装置に若干の回路等を付加するとい
うやり方によって高速ランダム・アクセス機能をもたせ
ることを目的とする。
(2,2)発明の構成と効果 この発明は、複数のトラックが同心円状に設けられた回
転する磁気ディスクの半径方向に移動自在に設けられた
磁気記録/再生ヘッド、磁気記録/再生ヘッドの移送機
構、磁気記録/再生ヘッドの読取信号のエンベロープを
検出するエンベロープ検波回路、順送り/逆送り信号に
応答して磁気記録/再生ヘッドを順方向/逆方向に移動
させるとともにエンベロープ検波回路の出力に基づき順
方向/逆方向に隣接するトラック上に位置させるよう磁
気記録/再生ヘッド移送機(tを制御する・トラッキン
グ制御手段、およびトラッキング制御ごとに順/逆方向
に応じてインクレメント/デクレメントされるトラック
No、カウンタを備えた従来の磁気記録再生装置に適用
される。そして新たに、アクセスすべきトラックNo、
を指定するだめの手段、磁気記録/再生ヘッドの現在位
置トラックNo、を記憶する手段、指定トラックNo、
と記憶している現在位置トラックNo、とがら磁気記録
/再生ヘッドの移送方向を判定するとともに。
判定された移送方向に対して指定トラックの1トラック
手前のトラックに磁気記録/再生ヘッドを移送させるよ
う磁気記録/再生ヘッド移送機構を制御する一気送り制
御手段、−気送り制御ののち1判定された移送方向を表
わす1つの順送り/逆送り信号をトラッキング制御手段
に与える手段、およびトラッキング制御手段にょるトラ
ッキング処理ののち、上記判定された移送方向とは反対
の逆送り/順送り信号をトラッキング制御手段に与える
とともに、トラッキング制御手段がら磁気記録/再生ヘ
ッド移送機構に与えられる駆動信号を遮断する手段を設
けたことを特徴とする。
以上の構成によって、磁気記録/再生ヘッドの現在位置
トラックNo、から遠く離れたトラックNo、がアクセ
スすべき目標トラックとして指定されたとしても、磁気
記録/再生ヘッドは目標トラックの隣りのトラックまで
一気に移送され、その後、隣りのトラックから従来のト
ラッキング制御に切替って目標トラックの中心上に位置
決めされるので、任意のトラックの高速ランダム・アク
セスが可能となるとともに、目標トラック上に正しく位
置決めされる。たとえば、従来の装置において、隣接ト
ラックへのトラッキング制御は。、4秒程度かかる。従
来の装置においてもし磁気ヘッドを50トラック分移送
するとすれば、このトラッキング制御を50回繰返さな
ければならないので。
単純な計算によっても20秒ががる。この発明によると
、50トラック分の一気送りは0.6秒程度ですむから
0.6+ 0.4− 1.0秒程度でアクセスが可能と
なる。きわめて高速のランダム・アクセスを達成しうろ
ことが理解されよう。
従来の装置における順/逆送り処理においては、その処
理ごとに、内部に設けられたトラックNo、カウンタが
インクレメント/デクレメントされる。したがって、ラ
ンダム・アクセル処理に付随する順送り処理が続くとト
ラックNo、カウンタの値は増大していって遂にはその
極限値(最大トラックNo、)に達し、もはや順送り処
理が行なわれなくなってしまう危険性がある。ランダム
・アクセス処理に伴う逆送り処理が何回も継続して行な
われると、逆にトラックNo、カウンタの値が減少して
いって1になり、もはや逆送り処理が不可能となるおそ
れがある。
この発明では、ランダム・アクセス処理ごとに行なわれ
た順/送り処理によってインクレメント/デクレメント
されたトラックNo、カウンタの値を元に戻すために1
反対方向の逆送り/順送り信号を送出するとともに磁気
ヘッド移送機構への駆動信号を遮断することによって、
従来の装置部分に反対方向の空トラッキングを行なわせ
ている。
したがって、トラックNo、カウンタの値は常にある適
当な値に固定化されるので、上述の問題の発生か未熟に
回避される。
この発明は、映像再生システムのみならず映像記録シス
テムにも適用可能である。後者の場合には、磁気ディス
クの所定のトラックに記録されている映像信号を消去し
、新たに同じトラックに他の映像信号を書込むときなど
に有用となろう。
(3)実施例の説明 この実施例は、磁気ディスクに記録された映像信号を再
生する装置にこの発明を適用したものである。磁気ディ
スクには複数(たとえば50)本のトラック(たとえば
トラック・ピッチ 100μm)が同心固状に設けられ
ており、各トラックに1フイールドまたは1フレ一ム分
のFM変調されたカラー映像信号(輝度信号、クロマ信
号等を含む)が磁気記録されている。これらの映像信号
を読取るための磁気再生ヘッドは磁気ディスクの半径方
向に移動自在であり、指定されたトラックをアクセスし
て回転している磁気ディスクがらそのトラックの映像信
号を読取る。
(3,1)第1実施例 [3,1,l]映像信号再生装置の電気的構成第1図は
映像信号再生装置の電気的構成の一例を示している。符
号10で示された鎖線で囲まれた部分が従来の映像信号
再生装置である。装置のこの部分10とカラー・チルビ
ジョン・システム39とを除く回路、すなわち第2の制
御装置50.テンキー51.モータ駆動回路52.切替
スイッチ53およびスイッチング・トランジスタ55.
513などがこの発明によって新たに追加されたもので
ある。
従来の映像信号再生装置10に設けられている第1の制
御装置40は、順送りスイッチ15.逆送りスイッチ1
6を含む各種スイッチの状態の読取り処理、後述するト
ラッキング制御、映像信号再生の制御、警告処理等を行
なうもので、中央処理装置、好ましくはマイクロプロセ
ッサ(以下CPUという)、そのプログラムおよび必要
なデータを記憶するメモリならびに周辺の各素子1回路
、装置等との間のインターフェイスから構成されている
。また制御装置40には、ランダム・アクセス処理以外
の通常の磁気ヘッド移送、トラッキング制御において、
磁気ヘッドの位置すなわちトラックNo、を計数するカ
ウンタCNが設けられている。
カウンタCNとしてはメモリの所定エリアを用いてもよ
い。
後述する磁気ヘッド12を磁気ディスク11の外側から
内側に向って1トラック分だけ送る指令を入力するため
の順送りスイッチ15.これとは反対方向に磁気ヘッド
12を送るための逆送りスイッチ16、装置に設けられ
た開閉自在のパケットが閉じてロックされていることを
検出するロード・スイッチ、閉じたパケット内に磁気デ
ィスクI2が収められていることを検出するバック・ス
イッチ、後述するホーム・ポジション・スイッチ(いず
れも図示路)、電源スィッチ、その他のスイッチは第1
制御装置40に接続され、そのオン、オフ状態が後述す
るキースキャン・ルーチンにおいて読取られる。警告表
示灯(図示路)も設けられ、所定の条件のときに制御装
置40の表示指令により点灯され、る。順送りスイッチ
15ならびに逆送りスイッチ16は後述するテンキー5
1によって代用することができるので、必ずしも設ける
必要はない。
磁気ディスク11は、それがパケット内に収められかつ
このパケットが閉じてロックされているときには、ディ
スク・モータ21のスピンドルに装着されている。この
磁気ディスク11の磁気記録面に接する状態で磁気再生
ヘッド12が磁気ディスク11の半径方向に移動自在に
配置されている。また磁気ディスク11のコアには、こ
のコアに設けられた磁性体を検出して磁気ディスク11
の1回転ごとに1個のパルスを発生する位相検出器13
が接している。
ディスク・モータ21にはその回転数に比例する周波数
の信号を発生する周波数発生器22が設けられ、その出
力周波数信号がサーボ制御回路23にフィード・バック
される。また2位相検出器13からの検出パルスもサー
ボ制御回路23および制御装置40に入力する。基準ク
ロック・パルス発生器24は、磁気ディスク11に記録
されているラスク走査映像信号のフィールド周波数と同
じ60Hzの基準信号を発生しこれをサーボ制御回路2
3に送るとともに、制御装置40には高速の、たとえば
3.58MHzのクロック・パルスを供給する。サーボ
制御回路23はこれらの入力信号に基づいてディスク・
モータ21を一定回転数、たとえば3+60Or、p、
m。
で定速回転するように制御する。また、制御装置40か
らの指令に応じてモータ21の起動、停止を行なう。
磁気ヘッド12は、ステップ・モータ14を含むf。
過駆動装置によって磁気ディスク11の径方向に移動自
在に支持されかつ同方向に移送制御される。
磁気ヘッド12の移送のためのステップ・モータ14の
制御については後述するが、このステップ・モータ14
には駆動回路52によって4相A、A、B。
Bの駆動パルスが与えられる。駆動パルスDPは。
第1制御装置40または第2制御装置5oがら発生し、
切替スイッチ53を通して駆動回路52に与えられる。
ステップ・モータ14の回転方向によって磁気ヘッド1
2の移送方向が定まり、かつ磁気ヘット12の移送距離
はその回転角に比例する。たとえばステップ・モータの
シフト・パルス1パルス当たりこのモータは約30°回
転し、これによって磁気ヘッド12が約8.4μm移送
される。したがって。
12個のシフト・パルスによってほぼ1トラツク(10
0μm)の移送が行なわれる。
ここで、1個のシフト・パルスとは、第2図に示される
ようにA相、A相、B相、B相からなる4相の駆動パル
スによる励磁パターンを1回変化させることをいう。磁
気ヘッドI2を順方向に移送する場合には、1シフト・
パルスごとに励磁パターンが1001→1100→01
1O→0011と変化し、逆方向に移送する場合には励
磁パターンはこの逆の順序で変化する。4相駆動パルス
はシフト・パルスをクロック・パルスとしてハードウェ
アにより発生させることができるが、第1制御装置40
内のCPUのプログラムによって発生させることもでき
るので、シフト・パルスは現実に存在しない場合もある
が、ここでは説明の便宜上シフト・パルスの概念を使用
する。
磁気ヘッド12は位置決めされた位置にお1)て磁気デ
ィスク11上のトラックに記録されて1)る映像信号を
読取る。この実施例では、磁気ディスク11は3.60
Or、p、m、て定速回転するので、1回転1/6゜秒
ごとに1トラツク分の映像信号、すなわち1フイールド
のFM変調映像信号か磁気ヘットI2から再生されるこ
とになる。これは、復調されることによってNTSC方
式などの標準カラー・テレビジョン方式と両立する。
磁気ヘッド12の再生出力は前置増幅器31を経て映像
信号処理回路34およびエンベロープ検波回路32に送
られる。映像信号処理回路34は、磁気ヘッド12で読
出された映像信号を信号処理し、たとえばNTSCフォ
ーマットの複合カラー映像信号として出力する。この回
路34はまた。復調されたN ’rS Cフォーマット
の複合カラー映像信号から垂直同明信号VSYNCを抽
出し、制御装置40にこれを供給する機能を有する。ま
た制御装置40からの信号MUTEを受けたときに映像
信号の走査期間を空白信号とし、ミューティング操作を
行う。
回路34から出力されるカラー映像信号は、陰極線管表
示装置(CRTという)36とその制御回路35を備え
たカラー・テレビジョン・システム39に送られ、CR
T3B上に磁気ディスク11に記録されていた映像信号
が可視表示される。
エンベロープ検波回路32は、磁気ヘッド12の読取信
号、すなわち磁気ディスク11のトラックに記録されて
いたFM変調映像信号のエンベロープ(包路線)を検出
してこれに応じた電圧信号を出力する検波回路である。
エンベロープを表わす電圧信号はアナログ/ディジタル
変換器(A/D変換器)33に送られ、たとえば25B
の量子化レベルを表わす8ビツト・ディジタル信号に変
換されて制御装置40に入力する。
エンベロープ検波信号は、磁気ディスクll上のトラッ
クのサーチのために用いられる。磁気ヘッド12を磁気
ディスク11の径方向に移送していってこの検波信号が
ピークを示した位置が映像信号の記録されているトラッ
クの中心である。制御装置40は人力する8ビツト・デ
ィジタル信号に基づいて上記の磁気ヘッド移送駆動装置
を制御し、磁気ヘッド12を所定のトラックの中心上に
位置させる。これをトラッキング制御という。
この発明によって新たに付加された第2制郭装置50も
また。CPU(好ましくはマイクロプロセンサ)、その
プログラムおよび必要なデータを記憶するメモリならび
に周辺の各素子1回路、装置等とのインターフェイスか
ら構成されている。
このメモリには、磁気ヘッドI2の現在位置(トラック
N01)を記憶するエリアがある。
この第2制御装置50にもまた上述した各種スイッチが
接続され(図示路)、この装置50もキースキャン・ル
ーチンを行なう、そして、このキースキャン・ルーチン
で読取ったスイッチの状態に応じて第2制御装置50は
第1制御装置40を制御する。すなわち、第2制御装置
50は第1制御装置40よりも上位のもの・とじて位置
づけられている。
テンキー51は、アクセスすべきトラックNo。
(目標トラックNo、 )を入力するためのものであり
、このトラックNo、を表わす信号は第2制御装ff1
50に入力する。これを受けて第2制御装置50は、後
述する一気送り処理においてステップ・モータ14の駆
動パルスを所要数だけ出力する。また、この−気送り処
理が終了すると順送り信号または逆送り信号を出力する
。これらの信号によってスイッチング・トランジスタ5
5.56がそれぞれオンとなる。トランジスタ55は順
送りスイッチ15に、トランジスタ56は逆送りスイッ
チ16にそれぞれ並列に接続されている。したがって、
第2制御装置50から出力される順送り信号によってト
ランジスタ55がオンになると、順送りスイッチ15が
押されたのと同じ効果が第1制御装置40に与えられる
。逆送り信号が出力された場合には逆送りスイッチ16
が押されたのと等価になる。
第3図は磁気ディスク11に設けられるトラックと磁気
ヘッド12のホーム・ポジションHP(原点位置または
待機位置)との関係を示している。50本のトラックが
磁気ディスクの磁気記録面上に同心円状に投げられ、外
側のものから順にNo、  1〜No、50までのトラ
ックNo、が付けられている。
ホーム・ポジションHPはNo、  1のトラックの外
側にある。このホーム・ポジションHPは磁気ディスク
11に付けられたものではなく、磁気ヘッド12の移動
経路上に割付けられた極限位置である。ホーム・ポジシ
ョンHPは、上述のホームΦポジション・スイッチによ
って検知される。磁気ディスク11の外側から内側に向
う磁気ヘット12の移送が順送りであり、この逆方向の
移送が逆送りである。
[3,1,2]高速ランダム・アクセスの原理第4図は
この発明による任意のトラックの高速ランダム・アクセ
スの原理を示している。
磁気ヘッド12がトラックNO,TKの位置にあり。
テンキー51によってトラックNo、 T   がアク
セに十N スすべき目標トラックとして与えられたとする。
とりあえずN≧2の場合について考える。
まず、目標トラックNo、 T   の一つ手前のトに
+N ラックまで(N−1)l−ラックにわたる順方向−気送
りが行なわれる。ステップ・モータ14に12個のパル
スを与えることによって磁気ヘッド12は1トラック分
移送されるから12X (N−1)個のパルスがステッ
プ・モータ14に与えられる。これによって磁気ヘッド
12はトラックNo、 T    のトラックに+N−
1 まで−気に移送される。この−気送りは第2制御装置5
0の制御のもとに行なわれる。
この後、第2制御装置50から第1制御装置40に順送
り信号が与えられる。これによって第1制御装置40は
通常の順送りトラッキング制御を行ない順方向′に隣接
したトラック(トラックNo。
T  )まで磁気ヘッド21を移動させ、その中心IN に位置決めする。
N≦−2の場合には、第2制御装置50によって逆送り
方向への一気送りが行なわれ、その後、第1制御装置4
0に逆送り信号が与えられこの装置40によって逆送り
トラッキングが行なわれるのはいうまでもない。
N−1または−1の場合には、第2制御装置50による
一気送りは不要であって、第1制御装置40による順送
りまたは逆送りトラッキングのみが行なわれる。
N−0の場合には磁気ヘッド12の移送は不要であるか
ら、何らの処理も行なわれない。
[3,1,3]高速ランダム・アクセス処理まず第1制
御装置40の順、逆送りおよびトラッキング制御につい
て説明する。この制御には、初期トラッキング処理なら
びに順送り制御および逆送り制御処理がある。
初期トラッキング処理は、第2制御装置5oがらリセッ
ト信号が与えられたときに行なわれる。装置の電源が投
入されたとき、パケット内に納められていた磁気ディス
クが交換されたとき、その龍笛2制御装置50が必要と
判定したときなどにおいてリセット信号が第1制御装置
4oに与えられる。
上述したように第1制御装置4oは一定の周期でキース
キャンを行なっているが、所要のスイッチ(電源スィッ
チ、ロード・スイッチ、バック・スイッチ等)につい′
ては、第2制御装置5oによるキースキャン時以外は、
これらのスイッチがたとえばアースに接続され、第1制
御装置4oによるキースキャンによってこれらのスイッ
チの状態の変化が検出できないように構成されている。
この初期トラッキング処理は、まず磁気ヘッド12をホ
ーム・ポジションHPの位置に戻し、このホーム・ポジ
ションHPの位置から磁気ヘッド12を順方向に移送し
ていき、トラックNo、  1のトラック中心をサーチ
しながらそのトラックの中心に磁気ヘッド12を位置決
めするものである。これによってトラックNO、カウン
タCNの計数値は1となるが、このカウンタCNの値を
さらに進めて2から49の範囲の適当な値とするために
、第2制御装置50から順送り信号が出力されるととも
に切替スイッチ53がB側に接続される。このことによ
って、第1制御装置40から出力される駆動パルスDP
はステップ・モード14には到達しないので磁気ヘッド
12は実際には動かず、カウンタCNのみが歩進される
。この順方向の空送りが何回か繰返されることにより、
カウンタCNの値は上述の適値に設定される。この技術
的意味については後述とする。
第5図は、順送りおよび逆送り処理ならびにトラッキン
グ処理の概要を概念的に示すものである。
第1制御装置40は、一定の周期で、順送り信号(スイ
ッチ15)、逆送り信号(スイッチ16)等の状態をセ
ンシングしている。
その結果、順送り信号をセンスしたときには(ステップ
l旧でYES)、次のような順送りおよびトラッキング
処理を行なう。
トラックNo、カウンタCNの値が50でなければ(ス
テップ111でNo) 、磁気ヘッド12を順方向に隣
接するトラックの中心付近まで移送するために、順方向
の11個のシフト・パルスに相当する駆動パルスの変化
をステップ・モータ14に与える(ステップ112) 
 (切替スイッチ53はA側に接続されている)。そし
て、このときのエンベロープ検波回路32の出力を読込
んでおく。続いてさらに1個の順方向シフト・パルスを
出力し、同じようにエンベロープ・レベルをセンスする
。前回と今回のエンベロープ・レベルに存意差がなけれ
ば。
磁気へラド12の移送方向を正、逆方向に切替えながら
その付近の工゛ンベローブ・レベルを多数回サーチし、
それぞれのエンベロープ書レベル間にを意差が無いこと
を確認した上で、その位置をトラックの中心と判定して
そこに磁気ヘッド12を位置決めする。前回と今回のエ
ンベロープ・レベルに有意差があるときにはエンベロー
プ・レベルの大きい方に磁気ヘッド12をさらに1シフ
ト・パルス分動かして同様の処理を繰返す。これがステ
ップ113のトラッキング制御処理である。
なお、エンベロープφレベルが所定のスレシホールド・
レベル以゛下の場合にはそのトラックには映像信号が記
録されていないと判定する。
最後に、トラックNo、カウンタCNの値が1だけイン
クレメントされる。
トラックNo、カウンタCNの値が50に達していた場
合には、順送りは不可能であるから、上述の警告表示灯
の点灯、ブザーの警鳴等による警告処理が行なわれる(
ステップ1工5)。
逆送り信号が検知された場合には(ステップ102でY
ES)、逆送り方向に対する上述の処理と同じような処
理が行なわれる(ステップ122゜128)。カウンタ
CNは1だけデクレメントされる(ステップ124)。
また、CN−1の場合に警告処理が行なわれる(ステッ
プ121,125)。
次に第2制御装置50の処理の説明に移る。第2制御装
置50の処理には、リセット処理とランダム・アクセス
処理とがある。
リセット処理は、第2制御装置50内のメモリの現在位
置記憶エリアを初期状態すなわちトラックNo、  1
を現在位置として記憶している状態にするものである。
この処理は、上述したようにテンキー5■内のリセット
・キーの人力時に、磁気ディスク12の交換時に、電源
投入時に、その他のときに開始される。第2制御装置5
0は第1制御装置40にリセット信号を送出する。この
リセット信号に応答して第1制御装置40では上述の初
期トラッキング処理が行なわれ、磁気ヘッド12はトラ
ックNo、  1のトラックに位置決めされる。また、
第2制御装置50ではそのメモリの現在位置記憶エリア
にトラックNo、  1が設定される。この後、上述し
た順送り信号の送出の繰返しによって第1制御装置40
のトラックNo、カウンタCNの値が2〜49の間の適
当な値に設定される。
第6図は、第2制御装置50によるランダム・アクセス
処理の概要を示している。現在位置記憶エリアにはトラ
ックNo、とじてKがストアされているものとする。
テンキー51からアクセスすべき目標トラックNo、と
じて(K+N)の値が入力されるとこれが読込まれ(ス
テップ131) 、  1〜50の間の番号かどうかが
まずチェックされる(ステップ132)。
この範囲内のものであれば、続いてキー人力されたトラ
ックNo、から現在位置記憶エリアのトラックN6.を
減算する演算、すなわち(K+N)−Kが行なわれ、こ
の結果Nが0かどうかがチェックされる(ステップ13
3,134)。
キー人力されたトラックNo、が1〜50の範囲内にな
い場合や、減算結果Nが0の場合には何らの処理も行な
われない。
続いて、N−1か、N−−1か、それ以外かが判定され
る(ステップ135)。N≧2またはN≦−2であれば
、さらにN>0か、Nく0かがチェックされる(ステッ
プ136)。Neoであれば順方向のランダム・アクセ
ス処理に、Nく0の場合には逆方向のランダム中アクセ
ス処理にそれぞれ移る。
順方向ランダム・アクセス処理では、まず切替スイッチ
53がB側に接続され(ステップ141) 。
順方向に(N−1))ラック分だけ磁気ヘッド12を移
送するために12(N−1)個のシフト・パルスに相当
する駆動パルスが第2制御装置50から出力され、スイ
ッチ53.駆動回路52を通してステップ・モータ14
に与えられる(ステップ142)。
この後、切替スイッチ53がA側に切替えられ(−ステ
ップ143) 、第2制御装置50から第i 1;制御
装置40に順送り信号が与えられる(ステップ144)
、すると、第1制御装置40は第5図に示した順方向ト
ラッキング処理(ステップ101,111〜114)を
開始し、磁気ヘッド12を順方向に隣接するトラックに
移動させかつその中心上に位置決めする。これによって
、磁気ヘッド12はキー人力された目標トラック(K+
N)まで移送されかつその中心上に位置決めされたこと
になる。
第1制御装置40による順方向トラッキング処理が終了
するであろう一定時間が経過すると、切替スイッチ53
は再びB側に切替えられる(ステップ145.146)
。ステップ145の処理に代えて、第1制御装置40か
ら出力される駆動パルスをセンシングしてもよい。そし
て、駆動パルスが停止したときに、切替スイッチ53を
切替えるようにしてもよい。
そうして、第2制御装置50から逆送り信号が送出され
第1制御装置40に与えられる。(ステップ147)。
第1制御装置40は、第5図に示された逆送りトラッキ
ング処理(ステップ102.121〜124)を行なう
。スイッチ53はB側に接続されているから第1制御装
置40から出力される駆動パルスはステップ・モータ1
4には与えられず、したがって磁気ヘッド12は実際に
は移動しない。第5図ステップ123のトラッキング制
御において、前回と今回のエンベロープ・レベルには有
意差が無いと判定されるので、第1制御装置40側では
逆送りトラッキング処理か正常に終了する。
この後、第1制御装置50内の現在位置記憶エリアにキ
ー人力された値(K+N)が、磁気へラド12が現在位
置するトラックNo、とじてストアされる(ステップ1
48)。
ステップ151〜157,148の逆方向ランダム・ア
クセスも上述の順方向ランダム・アクセスと同じように
して行なわれる。ただ、ステップ152において逆方向
の12X(N−1)個のシフト・パルス相当分の駆動パ
ルスが送出される点、ステップ154において逆送り信
号が送出される点、およびステップ157において順方
向信号が送出される点で異なっている。
N−1の場合には、第2制御装置50による一気送りは
不要であるから、ステップ141〜143をスキップし
てステップ144に移り、第1制御装置40による順送
りが行なわれる。N−−1の場合にはステップ151〜
153がスキップされ、ステップ154に移る。
[3,1,4]  トラックNo、カウンタCNのカウ
ント値の固定化について 第6図のフローチャートにおいて、順方向ランダム・ア
クセスの場合には、第1制御装置40に順方向信号を与
えて順方向トラ・ソキングを行なわせ(ステップ144
) 、さらに逆方向信号を与えて擬似の逆方向トラッキ
ングを行なわせ°ている(ステップ147)。逆方向ラ
ンダム・アクセスについても同様である(ステップ15
4,157)。これは。
第1制御装置40のトラックNo、カウンタCNの値を
固定化するためである。
上述したように、第1制御装置40において順送り処理
が行なわれるとトラックNo、カウンタCNは1だけイ
ンクレメントされ、逆送り処理が行なわれるとまたけデ
クレメントされる(第5図ステップ114,124)。
したがって、もし第6図のステップ147.157の処
理が設けられていなかったとすると2次のような問題が
発生する。
第7図を参照して、磁気ヘッド12の現在位置がトラッ
クNo、 nであり、トラックNo、カウンタCNの値
がmであるとする。テンキー51により(n+2)が入
力され順方向ランダム・アクセスが行なわれると、現在
位置は(n+2)、カウンタCNの値は(m+1)とな
る。次にトラックNo、  (n + 4 )へのラン
ダム・アクセスが行なわれると現在位置は(n+4)、
カウンタCNの値は(m+2)となる。このような小刻
みの順方向ランダム・アクセスが合計4回繰返されて現
在位置が・(n + 11)になったときにカウンタC
Nの値は(m+4)となる。この後、テンキー51によ
りnが指定されて逆方向ランダム・アクセスが行なわれ
ると、現在位置はnに戻るが、カウンタCNの値は(m
+3)にしか戻らない。
以上のような操作か何回も繰返されたとすると、カウン
タCNの値はしだいに増大し、遂には504こ達する。
カウンタCNの値が50になると、もはや順送り処理は
行なわれなくなる(第5図ステップ111.115)。
カウンタCNの値がしだいに減少していった場合にも同
様の問題が生じ、カウンタCNの値が1に達すると逆送
り処理が不可能となってしまう。
このような事態の発生を回避するために、第6図の処理
において、順方向ランダム・アクセスの場合には、第1
制御装置40に順方向信号を送出して順送りを行なった
のち(ステップ144.CNは1増加)、逆方向信号を
与えて逆方向の空送りを行なわせ(ステップ147.c
Nは1減少)、カウンタCNの値を固定している。逆方
向ランダム・アクセスの場合にも同様である。
第1制御装置40内のトラックNo、カウンタCNの値
は、2と49との間の適当な値にあらかじめセットして
おくことが必要となる。そのために。
リセット処理(初期トラッキング処理)において、工な
いし48回の順方向空送りを行なってカウンタCNの値
を2から49の範囲内の適当な値に設定しているのであ
る。
(3,2)第2実施例 第8図は第2実施例の電気的構成を示している。ここで
は、切替スイッチ53は設けられていない。第1制御装
置40から出力される4柑゛駆動(ルスは第2制御装置
50に人力し、−気送りならびに順送りおよび逆送り処
理のためのすべての駆動パルスは第2制御装置5oから
ステップ・モータ14に送られる。他の構成は第1図に
示すものと同しである。
第9図は第2実施例における第2制御装置5oの処理手
順を示している。
第6図のステップ131〜134は第8図においても同
じように適用されるので、第8図ではこれらのステップ
の図示が省略されている。また、第9図において第6図
に示すものと同じ処理には同一符号が付けられている。
順方向のランダム・アクセスの場合には、第1実施例の
場合と同じように第2制御装置50から(N−1))ラ
ック−気送りのために12 (N −1)シフト・パル
ス相当分の駆動パルスが出力され(ステップ142) 
、磁気ヘッド12が目標トラックに隣接するトラックま
で移送される。
そして、第1制御装置40に順送り信号が与えられる(
ステップ144)。第1制御装置40はこれによって順
送り処理を開始し、一連の駆動パルスを出力する。第2
制御装置50はこの駆動パルスを受けて、そのままステ
ップ・モータ14に出力する訳であるが、その処理は次
のように行なわれる。
まず、第1制御装置40から第2制御装置50に入力す
る駆動パルスの励磁パターンが0000かどうかが判定
される(ステップ181)。励磁パターンとは、第2図
を用いて説明したA、A、B、B相の1001.110
0等の状態である。この励磁パターンが0000という
ことは第1制御装置40からまだ駆動パルスが出力され
ていないことを意味する;したがって、ステップ161
の処理は、順送り信号を送出したのち第1制御装置40
から駆動パルスが送られてくるのを待つものである。
やがて第1制御装置40から順送り処理のための駆動パ
ルスが出力されると(ステップ161でNo) 、第2
制御装置50はその励磁パターンを読取り(ステップ1
62) 、それと同じ励磁パターンの駆動パルスをステ
ップ・モータ14の駆動回路52に出力する(ステップ
164)。これは、第1制御装置40から出力された駆
動パルスがそのままの状態で第2制御装置50を通過す
るのと等価である。
この処理を繰返すことにより、順送りトラッキングが行
なわれていき、磁気ヘッド12が目標トラックの中心」
二に位置決めされると、第1制御装置40からは駆動パ
ルスは出力されなくなる。したがって、第2制御装置5
0で読取られる励磁パターンは0000となる(ステッ
プ163でYES)。
この後、逆送り信号が第1制御装置40に送られ(ステ
ップ147) 、 目標トラックNo、が磁気ヘッドの
現在位置として第2制御装置50のメモリにセットされ
る(ステップ148)。ステップ+47に対応する逆空
送り処理において、第1制御装置4゜から第2制御装置
50に駆動パルスが入力するが。
第2制御装置50はこの駆動パルスの入力を無視し、ス
テップ・モータ14に駆動パルスを出力しない。これに
より、空送りが行なわれる。
逆方向ランダム・アクセス処理は、ステップ152.1
54.157の処理が第1実施例の場合と同じように若
干具なるのみで、基本的には上述の順方向ランダム・ア
クセス処理と同じである。
(3,3)第3実施例 第2図に示されているように、ステップ・モ2夕14に
与えられる駆動パルスの励磁パターンは常に一定の順序
で変化し、これによってステップ・モータ14はスムー
ズに回転する。
ところが、第1実施例においても、第2実施例において
も、−気送りのための駆動パルスは第2制御装置50か
ら発生し、−気送りののちに行なわれる順送りまたは逆
送り処理のための駆動パルスは第1制御装置40から発
生する。したがって、−気送り処理における最後の励磁
パターンと順送りまたは逆送り処理における最初の励磁
パターンとが上述の一定の順序の関係にあるとは限らず
、多くの場合にはこれら2つの処理の切替時に励磁パタ
ーンが不連続に変化する。そうすると、ステップ・モー
タ14が急激にある角度だけ余分に回転したり、順送り
であるのに逆送り方向にある角度だけ回転してしまうお
それがある。たとえば、逆方向に回転した場合には、順
送りまたは逆送り処理において最初の11個のシフト・
パルス分だけ送出したのちにおいても、磁気ヘッド12
は目標トラックにおけるエンベロープ・レベルのピーク
付近に達せず、そのとき読込んだエンベロープ・レベル
が所定のスレシホールド・レベルよりも低いことがあり
うる。そうすると、第1制御装置4oは目標トラックに
は映像信号が未記録であると判断してしまう。
このような事態が発生する可能性を皆無にするために、
第3実施例では、第2制御装置5oの出力駆動パルスと
第1制御装置4oの出力駆動パルスとの位相整合を行な
っている。
この位相整合処理が第1O図に順方向ランダム・アクセ
スの場合について示されている。この図において第9図
に示すものと同一処理には同一符号が付けられている。
第2制御装置50のメモリには、出力励磁パターンを記
憶するエリアPoが設けられている。このエリアPoに
は、前回の処理において第2制御装置50から最後に出
力された励磁パターンが記憶されている(ステップ[8
7)。
さて、順方向ランダム・アクセスと判断されると(第9
図、ステップ136でYES) 、第1O図に示された
処理に移り、記憶エリアPoに記憶されている励磁パタ
ーンの次の励磁パターン(順方向に1ステップ進んだ励
磁パターン)を最初のものとして、順方向に12(N−
1)個のシフト・パルスに相当する駆動パルスが第2制
御装置50から出力される(ステップ142A)。たと
えば、第2図を参照して、エリアPoに記憶されている
励磁バ・ターンが1001であったならば、このステッ
プ142Aで最初に出力される励磁パターンは1100
であり、続いて0110.0011という順序で駆動パ
ルスが出力されていく。この処理によって、前回の処理
の終了の時点で停止していた角度位置から、ステップ・
モータ14の順方向回転が円滑に始まる。
磁気ヘッド12の順方向(N−1)hラック分の移送が
終ると、この移送処理で最後に出力された駆動パルスの
励磁パターンがエリアPoに記憶される(ステップ18
1)。
そして、第2制御装置50から第1制御装置40に順送
り信号が送られ(ステップ144) 、第2制御装置5
0は第1制御装置40が順送り処理を開始するのを待つ
(ステップ161)。
第1制御装置40が順送り処理を開始すると、第1制御
装置40から第2制御装置5oにパターンooo。
以外の励磁パターンの駆動パルスが送られるのでステッ
プ161でNoとなる。第2制御装置5oは第1制御装
置40から入力する駆動パルスの励磁パターンに関係な
くエリアPoに記憶している励磁パターンの次の励磁パ
ターンの駆動パルスをステップ・モータ14に出力する
(ステップ182)。
そして、第1制御装置40から入力する駆動パルスの励
磁パターンに変化が生じたがどうがをモニタす、る。(
ステップ 183)。
上述したように、順送り処理では第1制御装置40は、
順方向に11個のシフト・パルス相当分の駆動パルスを
送出したのちトラッキング制御に移り、エンベロープ検
波回路32の出力に応じてステップ・モータ14を正、
逆回転させつつエンベロープのピークをサーチする。し
たがって、第1制御装置40から出力される駆動パルス
の励磁パターンは少なくとも最初の11個までは順方向
に変化するが、それ以降は順、逆いずれかの方向に変化
する。
いずれにしても、第2制御装置50は第1制御装置40
から入力する励磁パターンの変化をモニタし、変化があ
れば、それが順方向に変化したものか、逆方向に変化し
たものか、または励磁パターンが0000になったかを
チェックする(ステップ184)。
最ト刀の11シフト・パルス分については順方向に変化
するので、ステップ184に進み、第2制御装置50が
前回出力した駆動パルスの励磁パターンの次の、すなわ
ち順方向に1ステップ進んだ励磁パターンをパルス・モ
ータに出力する。第1制御装置40がトラッキング・ル
ーチンに入ると、入力励磁パターンは順、逆いずれかの
方向に変化する。
順方向に変化した場合には上述のように前回出力した励
磁パターンを順方向に1ステップ進めた励磁パターンが
出力され(ステップ185) 、 逆方向に変化した場
合には前回出力した励磁パターンを逆方向に1ステップ
戻した励磁パターンが出力される(ステップ186)。
第1制御装置40から第2制御装置50に入力している
駆動パルスは直接ステップ・モータ14に送られること
はない。第1制御装置40から入力している駆動パルス
の励磁パターンは、それに変化があったかどうか、その
変化は順、逆いずれの方向かを検出するためにのみ用い
られる。ステップ・モータ14に送られる駆動パルスは
第2制御装置5゜において、前回出力されたものと整合
をとるように、すなわち前回出力された励磁パターンに
連続するように、生成される。このようにして、ステッ
プ・モータ14は常にスムーズに回転する。
第1制御装置40から入力する励磁パターンが0000
となると、第1制御装置40における順送り処理が終了
したのであるから、第2制御装置5oから出力された最
後の励磁パターンがエリアP。に記憶され(ステップ1
87) 、逆送り信号送出、磁気ヘッド現在位置記憶処
理が行なわれる(ステップ147.148)。
逆方向ランダム・アクセスにおいてもほぼ同じようにし
て駆動パルスの位相整合が行なわれるのはいうまでもな
い。ステップ142Aを「エリアP。
に記憶している励磁パターンの逆方向に1ステ・ツブ戻
った励磁パターンを最初のものとして逆方向12(N−
1)パルス出力」という処理に、ステ・ツブ144をr
REV信号送出」という処理に、ステップ182を「記
憶エリアPoの励磁パターンの逆方向に1ステップ戻っ
た励磁パターンを出力」という処理に、ステップ147
をrFWD信号送出」という処理に、それぞれ変更すれ
ばよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の第1実施例の電気的構成を示すブ
ロック図である。 第2図は、ステップ・モータの4相駆動パルスと励磁パ
ターンを示す波形図である。 第3図は、磁気ディスクのトラック配置およびホーム・
ポジションの位置を示す図である。 第4図は、この発明によるトラックのランダム・アクセ
スの原理を説明するための図である。 第5図は、第1制御装置における従来からの処理手順を
示すフロー・チャートである。 第6図は、第1実施例における第2制御装置によるラン
ダム・アクセス処理手順を示すフロー・チャートである
。 第7図は、第1制御装置のトラックNo、カウンタを固
定する必要性を説明するための図である。 第8図は、第2.第3実施例の電気的構成を示すブロッ
ク図である。 第9図は、第2実施例におけるランダム・アクセス処理
手順を示すフロー・チャートである。 第10図は、第3実施例におけるランダム・アクセス処
理手順を示すフロー・チャートである。 11・・・磁気ディスク、   12・・・磁気ヘッド
。 14・・・ステップ−モータ。 32・・・エンベロープ検波回路。 40・・・第1制御装置、50・・・第2制御装置。 51・・・テンキー、53・・・切替スイッチ。 以  上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 複数のトラックが同心円状に設けられた回転する磁気記
    録媒体の半径方向に移動自在に設けられた磁気記録/再
    生ヘッド、磁気記録/再生ヘッドの移送機構、磁気記録
    /再生ヘッドの読取信号のエンベロープを検出するエン
    ベロープ検波回路、順送り/逆送り信号に応答して磁気
    記録/再生ヘッドを順方向/逆方向に移動させるととも
    にエンベロープ検波回路の出力に基づき順方向/逆方向
    に隣接するトラック上に位置させるよう磁気記録/再生
    ヘッド移送機構を制御するトラッキング制御手段、およ
    びトラッキング制御ごとに順/逆方向に応じてインクレ
    メント/デクレメントされるトラックNo.カウンタを
    備えた磁気記録再生装置において、 アクセスすべきトラックNo.を指定するための手段、 磁気記録/再生ヘッドの現在位置トラックNo.を記憶
    する手段、 指定トラックNo.と記憶している現在位置トラックN
    o.とから磁気記録/再生ヘッドの移送方向を判定する
    とともに、判定された移送方向に対して指定トラックの
    1トラック手前のトラックに磁気記録/再生ヘッドを移
    送させるよう磁気記録/再生ヘッド移送機構を制御する
    一気送り制御手段、 一気送り制御ののち、判定された移送方向を表わす1つ
    の順送り/逆送り信号をトラッキング制御手段に与える
    手段、および トラッキング制御手段によるトラッキング処理ののち、
    上記判定された移送方向とは反対の逆送り/順送り信号
    をトラッキング制御手段に与えるとともに、トラッキン
    グ制御手段から磁気記録/再生ヘッド移送機構に与えら
    れる駆動信号を遮断する手段、 を設けたことを特徴とする磁気記録再生装置におけるト
    ラック・アクセス装置。
JP22792285A 1985-10-15 1985-10-15 磁気記録再生装置におけるトラツク・アクセス装置 Pending JPS6288182A (ja)

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US06/919,140 US4803573A (en) 1985-10-15 1986-10-15 Track access apparatus having high-speed random access using a single stepping motor in a magnetic recording/playback system
US07/272,997 US4897590A (en) 1985-10-15 1988-11-17 Track access apparatus in a magnetic recording/playback system

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