JPS6288136A - オ−デイオカセツト用テ−プ - Google Patents

オ−デイオカセツト用テ−プ

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JPS6288136A
JPS6288136A JP22697885A JP22697885A JPS6288136A JP S6288136 A JPS6288136 A JP S6288136A JP 22697885 A JP22697885 A JP 22697885A JP 22697885 A JP22697885 A JP 22697885A JP S6288136 A JPS6288136 A JP S6288136A
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tape
film
young
modulus
recording
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南平 幸彦
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Junji Kobayashi
淳二 小林
Satoyuki Nakamura
智行 中村
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  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気記録用テープ、さらに詳しくはオーディオ
カセット用の磁気記録テーフトした時の長時間記録用の
磁気記録テープに関するものである。
〔従来技術〕
磁気記録テープ、特にオーディオカセット用テープ分野
においても、記録時間の延長(長時間化)、小型化、高
密度化の要求が高まっている。この長時間化のだめには
磁気記録テープの全厚みを薄くして、供給リールにより
長く収納する必要があり、基材フィルムの薄物化も強く
望まれている。
現在、市販され一般的に用いられているオーディオカセ
ットテープは、記録再生時間として60分間用および9
0分間用が汎用化されたものである。
講演会あるいは会鎌等長時間の内容を収録する等の用途
分野の需要に対応すべく、長時間記録可能のカセットタ
イプのオーディオチーブが要求され、120分間用のオ
ーディオカセットテープは既に一部で市販されている。
もつとも、既存の120分用のオーディオカセットテー
プには、実用上各種のトラブルが生じやすく、ハードメ
ーカーの中には既存の120分用オーディオカセットテ
ープの使用を控えるようにとの注意書きを・・−ドに貼
付しているのが現状である。
同一規格のカ七ソ)Kテープを岨込むためには、記録再
生時間が長時間化するに伴い、当然のことながら、デー
プ厚みを薄くする必要があり、それに従って基材である
フィルムも薄くする必要が生じる。基材フィルムが薄く
なると実用上の各種トラブルが一層現われ易くなること
は避けられない。
実用上のトラブルとしては、まず、例えば、テープの走
行において、スタート時及びストップ時の張力変動によ
るテープの伸縮、変形。
およびこれに基づく記録の歪があり、更にはテープ端面
の片伸び、折れ曲り、走行テープの巻きつき等が挙げら
れる。
これらの対策とし、て長時間記録用テープの基材フィル
ムと[2ては高ヤング率であることが要求される。
また基材フィルムとしてのヤング率を高くしようとする
と、フィルム!M膜時に高倍率延伸が要件となり、結果
的に破断が頻発し、て生産性が低下することがある。
さらに、基材フィルムのヤング率を高くしようと1.て
高倍率延伸をすると当然スリット性も悪化する。オーデ
ィオカセット用テープはその製造工程において、磁性層
を塗布した後、所望の幅にスリッターでスリットされる
このスリット加工は最終工種に近いため、スリット加工
での歩留はテープの生産性に直ちに影響する。スリッタ
ーでスリットされたテープのスリット端部はしばしば端
部の千〇性が損われた、カット状態の悪い部分が生ずる
そして、これが主原因で、スリットして巻かれたパンケ
ーキの巻き形状を悪化させ、/;ンケーキの巻崩れや巻
き姿不良により、スリット加工での製品歩留を低下させ
る1)特にフィルムの厚みが薄くなるに伴い、またヤン
グ率が高く々るに伴い、フィルムのスリット端部のカッ
ト状態の悪化が惹起され易くなるなどの、いわゆるスリ
ット性の悪化が起り、生産上に由々しい問題となってい
る。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上記欠点を解消せしめ、磁気記録の長
時間化が可能であり、スタート・ストップ時の張力変動
によるテープの伸縮・変形が少なく、記録の歪、出力変
動が小さく、テープ生産時のスリット性も良好であり、
テープ走行性やオーディオ特性(電磁変換特性)も良好
である120分間用乃至180分間用のオーディオカセ
ット用テープを提供することである。
(発明の構成〕 本発明者は上記目的を達成するため、鋭意検討した結果
、基材ベースフィルムのヤング率と厚さ方向の屈折率η
z.および表面粗さとを調整することにより、上記特性
を同時に満足させ得ることを知見し、本発明に到達した
ものである。
すなわち本発明゛は 基体フィルムの表面−ヒに磁性層が塗設されてなる記録
再生時間が120分間乃至180分間のオーディオカセ
ット用テープにおい−〔、基体フィルムとして、フィル
ム厚みが138m乃至7μm以下であり、縦方向の一ヤ
/グ率が5ooy/−以上であり、厚さ方向の屈折率η
zと縦方向のヤング率YMDとの間に6.05X104
≦YMD + 4.OX 104Xηz≦6.13X1
04の関係式を溝足し、表面粗さRaが0.012μm
乃至0.040μmの範囲である二軸配向ポリエチレン
−2,6−ナフタレンジカルボキシレートフィルムを用
いることを特徴とするオーディオカセット用テープであ
る。
本発明の基材フィルムにおいては、縦方向のヤング率は
800ゆ/−以上、1800ゆ/−未満である。縦方向
のヤング率を80 oky/−以上とすると、テープの
電子Ii集時や、テープのスタート時およびストップ時
のテープの伸縮や永久変形が防止でき、テープの歪みの
回りを速やかとなし得る。また、縦方向のヤング率が8
00kg/−未満の場合、テープとした時のスティフネ
スも低下するため、再生用のヘッドとのタッチが悪くな
り、出力変動が大きく、音質も悪くなる。ξれらの点か
ら、縦方向のヤング率は好ましくは90 o1v/−以
上、さらに好ましくは1000kg/mm2以上である
また、縦方向のヤング率が1800kg/−以上になる
と、テープの引裂けが起り易くなるため好ましくない。
さらに、ヤング率1800kg/mm2以上になると、
フィルム製膜時に破断が起き易く生産性が低くなるので
好ましくない。これらの点から、縦方向のヤング率は好
号しくけ900〜1700に9/rnd、さらに好まし
くは1000〜1600kli+/−である。
一方、基材フィルムの横方向のヤング率は500kg/
mm2以上であることが好ましい。横方向のヤング率が
sookg/−未満の場合テープのエツジが傷つき易く
なり、電磁変換特性が低下するので好ましくなく、また
最悪の場合にはテープが折れて走行中に破断することも
あり好ましくない。さらに好ましくは横方向のヤング率
ijloookg/−以下、とくに好ましくは700k
l、/−以下である。
この理由は、横方向のヤング率が1000kl/ijを
超えると、縦方向のヤング率がI Q OOky/−以
上のフィルムを生産性よく製造することが困難となって
くるからである。
本発明の基材フィルムにおいては、厚さ方向の屈折率η
zと縦方向のヤング率YMD とは、下記の関係式を満
足するものである。
6.05X 104≦YMD+4.OX 10’X 1
7.≦6.13X 104上記の範囲の基材ベースフィ
ルムを月いると、縦方向のヤング率が高い場合であって
もスリット性は著しく改良される。
(YMn + 4.0 X 104Xηz〕の値が6.
05X104未満であるとスリットした際のスリット端
面のカット状態が悪く、端部の平面性が損なわれ、ハイ
エツジとなりパンケーキの巻き形状を悪化させ、巻崩れ
や、巻姿不良によシ歩留が低下する。この点で[: Y
MD + 4.OX io’l Xηz〕の値は6.0
7 X 104以上が好ましく、6.08 X 104
  以上がさらに好ましい。
(YMD + 4.OX 10’ Xηz〕の値が6.
13 X 104 を超える基材フィルムを得ようとす
ると、後述の如く、フィルム製膜時の延伸温度を高温と
することが要件となるものの、製膜時に破断が多発し好
ましく表い。
この点から、(YM、D + 4.Ox 10’ xη
z〕の値は6.12 X 104以下が好ましく、6.
11 X io4以下がさらに好ましい。
上述の範囲の(YMD + 4−OX 104・Xηz
〕である基材フィルムを用いることによシ、スリットし
た際のスリット端部のカット状態は平担で、フィブリル
化もなく極めて良好であり、スリット加工での歩留は高
く維持される。
本発明におい℃、前述の特性を備えた基材フィルムを得
るためには、ポリエチレン−2゜6−ナフタレンジカル
ボキシレートを用いることが必要である。
磁気テープ用として汎用されているポリエチレンテレフ
タレートを用いた場合には、高ヤング率で、かつ(YM
D + 4.OX 104 Xηz〕の値が、上述の範
囲である基材フィルムを得ることは、フィルム製膜時の
製膜延伸性(破断の多発)の点で困難である。
本発明におけるポリエチレン−2,6−1−フタレンジ
カルボキシレートとはホモポリマーのみでなく、ポリエ
チレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレートを80
重量5以上含む重合体をも包含する。また、これを主成
分とする共重合体2混合体で、本質的にポリエチシン−
2,6−ナフタレンジカルボキル−トの性質を損なわな
いポリエステル組成物等も本発明の技術に含まれるもの
である。
まだポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレ
ートには、リン酸、亜リン酸およヒ(−れらのエステル
、フェノールなどの安定剤、酸化チタン、微粒子状シリ
カ、カオリン。
炭酸カルシウムなどの滑剤、帯電防正剤、顔料やその他
の各種添加剤などが含まれていてもよい。
本発明の基材フィルムは、そのフィルム厚みが3μm以
上、7μm以下である。
フィルム厚みが311m未満であると、縦方向のヤング
率がsookg、、’−以上であっても、テープとして
のステイフネスが不足し、テープの[(剛性)が弱いた
めに、「へたり」を生じ、テープの走行性が不安定とな
り、テープ端面の片伸び、折れ曲り、さらには、テープ
ノ巻キつき等のトラブルが生じたり、テープとヘッドと
のタッチが悪くなり、出力変動が犬きくなり、音質が悪
くなる。この点から、フィルム厚みは3μr!L以上、
好ましくは4μm以上である。
一方、フィルム厚みが7μmより厚くなると長時間記録
用としての機能を達成しえない。
基材フィルムが7μmより厚い場合には磁性層を薄くし
た場合でも120分間用ないし180分間用としてオー
ディオカセットにテープを収納することが困難となる。
この点からもフィルム厚みは6μm以下がさらに好まし
い条件となる。
本発明の基材フィルムはその表面粗さRaが0.012
μm以上、  0.040μm以下である。
表面粗さRaが0.012μ■未満になるとテープとし
ての走行性が悪くなり、また磁性層塗布前における工程
での滑り性(走行性)も悪くなり、シワが入ったりして
、歩留が低下する。
この点から表面粗さRaは0.014μm以上かさらに
好ましく、0.016μm以上が特と好ましい。
一方、表面粗さRaが0.040μmを超えるよう)て
なると、オーディオ特性(ML磁変摸特性)う:悪化す
るので好ましくない。この点から、表面粗さRaは0.
038μm以下が好゛ましく 0.036μm以下がと
くに好ましい。
本発明における表面粗さRaが0.012μm以上、 
 Q、040μm以下である基材べ=スフイルムは、ポ
リマー中に不活性固体微粒子を含有せしめて得たもので
よく、まだポリマー製造工程中で析出せしめた粒子、い
わゆる析出粒子1(より1得たものでもよく、その他の
表面加工処理により形成せしめてもよい。
不活性固体微粒子としては、本発明においては、好まし
くは■二酸化ケイ素(水和物。
ケイ士、ケイ砂2石英等を含む);■アルミナ;■51
02分を30重量%以上含有するケイ酸塩(例えば非晶
質或は結晶質の粘土鉱物。
アルミノ/リケード(焼成物や水和物を含む)、温石綿
、ジルコン、フライアッシュ等) ; (◇Mg、 Z
n、 Zr及びTiの酸化物;■Ca、及びBaの硫酸
塩; (E;) Li + Na +及びCaのリン酸
塩(1水素塩や2水素1Bを含む);■Li、Na、及
びKの安息香酸塩;■Ca r Ba + Zn +及
びMnのテレフタル酸塩;■Mg、 Cat Ba+ 
Zn、 Cat Pb、 Sr。
Mn、 Fe、 Co及びNiのチタン酸塩:d3Ba
、及びpbのクロム酸塩;0炭素(例えばカーボンブラ
ック、グラファイト等);0ガラス(例えばガラス粉、
ガラスピーズ等);Oca、及びMgの炭i!!2塩;
0ホタル石及び@ ZnSが例示される。更に好ましく
は、無水ケイ酸、含水ケイ酸、酸化アルミニウム、ケイ
酸アルミニウム(焼成物、水和物等を含む)2燐酸1リ
チウム、燐酸3リチウム、燐酸ナトリウム、燐酸カルシ
ウム、硫酸バリウム、酸化チタン。
安息香酸リチウム、これらの化合物の複塩(水和物を含
む)、ガラス粉、粘土(カオリン、ベントナイト、白土
等を含む)、タルク。
ケイ藻土、炭酸カルシウム等が例示される。
特に好ましくは、二酸化ケイ素、酸化チタン。
炭酸カルシウムが挙げられる。これら不活性固体微粒子
はその平均粒径が0,1〜1.8μI71゜更には0.
2〜1.5μmが好ましく、またその添加#:は0,0
1〜1.5重量%(対ポリエチレン−2,6−ナフタレ
ンジカルボキシレート)、更には0.03〜1.0重量
%(同)、特に0.05〜0.6ii%(同)であるこ
とが好ましい。
また、粒径・種類の異なる不活性固体微粒子を2種類以
上組合せてもよいし、析出粒子と組合せて用いてもよい
本発明における二軸配向フィルムを得る方法としては、
例えば未延伸フィルムを縦方向に延伸した後、横方向に
延伸するいわゆる縦−横逐次延伸法、あるいはこの順序
を逆にして延伸する横−縦逐次延伸法、また同時2軸延
伸法があり、さらにはこれら通常の2軸延伸フイルムを
再延伸する方法等があり、これらの延伸法のいずれかを
採月できる。
本発明の目的を達成するためkは、上記延伸法において
縦方向に延伸する際の延伸温度をガラス転移温度以上の
高い一度とすることが好ましい。また好ましくは190
℃以下である。
本発明に用いられる磁性層としては、特に限定はされな
いが、磁性体には1−Fe2O3、C。
含有r  Fe、03 * CrO2* Fe−Co、
 Fe −Co −Ni #の金属粉末をポリ塩化ビニ
ル、ポリ酢酸ビニル。
ポリウレタン、ニトロセルロース等、これらの共重合体
もしくは混合物又はこれらと池の樹脂などからなる結合
剤に分散せしめて得た磁性塗料が挙げられる。更に磁性
体として、Co、 Co−Crその他の金属を真空蒸着
、スパッタリング又はイオンブレーティングの如き、真
空沈着法により蒸着されるものが含“まれる。
〔実施例〕
以下実施例により本発明を更に説明する。
カお、本発明における種々の物性値および特性は以下の
如くして測定されたものであり、かつ定義される。
(1)  ヤング率測定 フィルムを試料@10mm+ 長さ15αに切り、チャ
ック間100 mにして引張速度tOW/分、チャート
速度50(1m/分にイyxl−ロンタイプの万能引張
試験装置にて引張った。得られた荷重−伸び曲線の立上
り部の接線よりヤング率を計算した。
(2)  屈折率 アツベ屈折計〔■アタゴ製〕およびナトリウムランプを
用い、常法により、厚さ方向の屈折率を測定する。
(3)  フィルム表面粗さくRa) JIS BO601に準じて測定した。東京精密社■製
の触針式表面粗さ計(SURFOOM 3B)を用いて
、針の半径2μm、荷重0.07 #の条件下にチャー
ト(フィルム表面粗さ曲線)をかかせた。フィルム表面
粗さ曲線からその中心線の方向に測定長さしの部分を抜
き取シ、この抜き取シ部分の中心線をX軸とし、縦倍率
の方向Y軸として、粗さ曲線をY=f(xlで表わした
とき、次の式で与えられる(Ra:μm)をフィルム表
面粗さとして定義する。
本発明では、基準長を0.25 mとして8個測定し、
値の大きい方から3!flit除いた5個の平均値とし
てRaを表わした。
(4)  スリット性 磁性層塗布後の原反をシェア一式スリッター〔西村製作
所■製RT型〕を用Aで、3/20インチ幅にマイクロ
スリットを施し、バー/ケーキに巻き上げ、そのバーン
ケーキの巻姿、およびスリット端部を顕微鏡で拡大して
観察した結果より目視でスリット性を判定した。
◎・・・スリット端部の切れ味良好で端部は平担であり
、バー7ケーキにはハイエツ ジは見られない。
○・・・スリット端部の切れ味やや不良で、カット状態
の悪い部分がわずかに見られ るが、パーンケーキにはハイエツジは 見られ々い。
、−\・・・スリット端部の切れ味は不良でカット状態
の悪い部分があり、バーンケーキ にも部分的にわずかK・・イエツジが見られるが、実用
上問題なく、歩留りは ほとんど低下しない。
×・・・スリット端部の切れ味は不良で、カット状態も
非常に悪く、パーンケーキで もハイエランが強いものが多く生産の 歩留りが低下する。
まだ、実施例中のオーディオ特性の測定法及び評価は、 テクトロニクス製の全自動テイストーンヨンアナライザ
ーAA−501型を用いて、周波数315 Hz及び1
0 KHzで入出力感度及びS/N比(シグナル−ノイ
ズ)を測定し、自社基準テープを比較として、各々次の
如く評価した。
・〕 入出力感度 ◎・・・入力感度に比して、出力感度が低くなっていな
い。
O・・・入力感度に比して、出力感度はやや低くなって
いるが、良好レベルである。
△・・・入力感度に比して、出力感度は低くなっている
が、実用上問題ない。
×・・・入力感度に比して、出力感度は低く、使用でき
ない。
o S/N比 ◎・・・比較の基準テープ並みであり問題ない。
○・・・比較の基準テープに比してやや劣るが、良好な
レベルである。
Δ・・・比較の基準テープに比して劣るが、実用上問題
ない。
×・・・比較の基準テープに比して劣り使用できない。
更に、テープ走行をストップし、再スタートする時の最
初の音質の乱れの評価の1.2゜3は下記の如くである
l・・・乱れが認められない。
2・・・乱れが少し認められるが、実用上問題ない。
3・・・乱れが大きく使用できない。
まだ走行性については、テープ走行状態のa!1より下
記の如く判定した。
○・・・繰り返し走行(100回)後も安定して走行す
る。
/\・・・繰り返し走行(100回)後、走行状態がや
や不安定であるが実用上問題な い。
×・・・繰り返し走行中に、テープ走行がストップする
実施例1 平均粒子径1.0μmのカオリンを0.3重量羨含有し
てなる僕限粘度0.65のポリエチレン−2゜6−ナフ
タレフジ力ルポキ/レートのベレットを常法に従って3
05℃にて溶融押出し、未延伸フィルムを作成[7た。
この未延伸フィルムを縦方向に125°Cで4.9倍、
引き続いて横方向に130°Cで3.6倍延伸し、22
0 ’Cで5秒間熱処理をして、フィルム厚み11.1
μmの二1抽配向フィルムを得た。
この条件で得られた基材フィルムに、70wt%の1−
 Fo202と30 wt%のバインダーとからなる途
料を塗布した。このバインダーは5wt%のウレタンゴ
ム、3.5wt%のニトロセルローズ、1.5wt%の
塩化ビニール+  90 wt%のメチルエチルケトン
、更に硬化剤としてイソシアネート化合物を樹脂に対し
て15wt%添加したものである。
常法の塗布によって600m幅の磁性体コーティング原
反を得た。
このコーティング原反を7工ア一式スリッターを用いて
〔西村製作所■製RT型)S/2Oインチのマイクロス
リットを施した。
このよりにして得られた磁気テープの特性を表−1に示
した。
スリット端面の切れ味は良好であり、テープとして使用
した時のスタート・ストップ時の音質の乱れもなく、入
出力感度、S/N比のオーディオ特性も良好であった。
実施例2〜6.比較例1 実施例1において、縦方向および横方向の延伸倍率・延
伸温度を調整し、ヤング率および厚み方向の屈折率ηz
の異なる二軸配向フィルムを得た。
これを基材フィルムとして実施例1と同様にしてテープ
化した。
得られた磁気記録テープの特性を表−1に示した。縦方
向のヤング率が低くなると、スタート・ストップ時の音
質の乱れが大きくなることが判る。また、厚み方向の屈
折率ηzが低く、CYMD +4.OX 104 Xη
z〕の値が低下すると、スリット性が悪くなり好ましく
ないことが判明した。
なお、比較例1は基材フィルムとしてポリエチレン−2
,6−ナフタレンジカルボキシレートのかわりに、ポリ
エチレンテレフタレートを用いた場合であり、(YMD
 + 4.OX 104 xηz〕の値が低いフィルム
しか得られず、スリット性が悪い。
実施例7〜9.比較例2 実施例1において、不活性微粒子の種類お上び粒径、添
加量、二軸配向時の延伸倍率をv!4整することKよっ
て、表面粗さの異なる二軸配向フィルムを得た。これを
基材フィルムとして実施例1と同様にしてテープ化した
磁気記録テープの特性を表−2に示した。表面粗さRa
が粗くなるとオーディオ特性(入出力感度、  S/N
比)が悪化し、Raが低く、平坦になると、走行性が悪
くなることがわかる。
さらに、表面粗さRaが低い比較例2においては、テー
プ加工工程において滑り性が悪く、シワが入って歩留が
低下した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 基体となるフィルム表面上に磁性層が塗設されてなる記
    録再生時間が120分間乃至180分間のオーディオカ
    セット用テープにおいて、基体フィルムとして厚みが3
    μm乃至7μmであり、縦方向のヤング率が800kg
    /mm^2以上であり、厚さ方向の屈折率η_zと縦方
    向のヤング率Y_M_Dとの間に 6.05×10^4≦Y_M_D+4.0×10^4×
    η_z≦6.13×10^4の関係式を満足し、フィル
    ム表面粗さR_aが0.012μm以上乃至0.040
    μmの範囲である二軸配向ポリエチレン−2,6−ナフ
    タレンジカルボキシレートフィルムを用いることを特徴
    とするオーディオカセット用テープ。
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Cited By (5)

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