JPS628722B2 - - Google Patents

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JPS628722B2
JPS628722B2 JP59149451A JP14945184A JPS628722B2 JP S628722 B2 JPS628722 B2 JP S628722B2 JP 59149451 A JP59149451 A JP 59149451A JP 14945184 A JP14945184 A JP 14945184A JP S628722 B2 JPS628722 B2 JP S628722B2
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JP
Japan
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pattern
partial
circuit
specific
partial pattern
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JP59149451A
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JPS60190802A (ja
Inventor
Seiji Kashioka
Masakazu Ejiri
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Publication date
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Priority to JP14945184A priority Critical patent/JPS60190802A/ja
Publication of JPS60190802A publication Critical patent/JPS60190802A/ja
Publication of JPS628722B2 publication Critical patent/JPS628722B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B21/00Measuring arrangements or details thereof, where the measuring technique is not covered by the other groups of this subclass, unspecified or not relevant
    • G01B21/02Measuring arrangements or details thereof, where the measuring technique is not covered by the other groups of this subclass, unspecified or not relevant for measuring length, width, or thickness
    • G01B21/04Measuring arrangements or details thereof, where the measuring technique is not covered by the other groups of this subclass, unspecified or not relevant for measuring length, width, or thickness by measuring coordinates of points

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、2次元的なパターンの2次元面内で
の位置を無接触で自動的に検出する位置検出法及
びその装置に関するものである。
〔発明の背景〕
従来、対象の2次元的な位置を無接触で検出す
るには、対象がたとえば長方形のような単純な場
合、X方向、Y方向に2個ずつ配置された太陽電
池などの光電面からの出力を差動的に取り出すな
どの方法があるが、精度的に問題があつた。ま
た、この方法は本質的に零位法と呼ばれる方法で
あつて、対象を光電面からの差動力が0となるよ
うにサーボ機構で中心に持つてきて、その時のサ
ーボ機構の動きから、たとえばコード板によつて
位置を検出する必要がある。
したがつて、検出に要する時間が長く、また零
位法であるために、もしまちがつた対象が検出器
のもとに入つてきても、これに応答してもつとも
らしい位置を検出してしまう。すなわち、従来の
方法は、対象があるかないかさえ認識する能力が
なかつた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、対象物上の求めたい位置を検
出する際、供給される対象中の部分パターンの一
部分が対象ごとに変化するような状況において
も、精度よくかつ高速に求めたい位置を検出でき
る方法及び装置を提供することにある。
〔発明の概要〕
対象のパターン中の部分パターンの一部分が対
象ごとに変化するような場合として、撮像装置の
倍率を上げて対象を撮像するような場合がある。
このように、撮像装置の倍率を上げた場合、対象
上のテクスチヤーが撮像されこの部分は対象によ
つて異なる。ただし、部分パターンの他の部分
は、鏡面となつており対象によつて変化すること
はない。
従つて、撮像装置によつて入力される対象の2
次元パターンから切出された部分パターンと予め
記憶されている標準パーンとを比較照合する際、
対象によつて変化する部分を比較照合の範囲から
除外し、対象によつて変化しない部分のみを比較
照合の範囲とすれば、安定なパターンの部分のみ
比較照合することになるので常に安定確実な位置
検出が行なえる。このように、上記の目的を達成
するために、本発明の位置検出法では、対象の局
部的なパターンを1個もしくは複数個標準パター
ンとして記憶しておき、この標準パターンと、た
とえばビジコンなどの撮像装置によつて入力され
る対象の2次元パターンから切出された部分パタ
ーンとの一部分を比較して、該標準パターンに最
も合致した部分パターンを検出することを特徴と
する。
〔発明の実施例〕
以下、本発明を実施例によつて詳しく説明す
る。
第1図は、本発明を適用する対象の一例である
トランジスタのペレツトを示す図である。
図において、斜線部は酸化シリコン面、斜線の
ない部分はアルミ蒸着による電極部分である。
このようなトランジスタが次々と組立機に供給
されるとき、電極部分の金線を圧着すべき位置
P1,P2を自動的に検出し、その座標値を機械に与
えて、たとえばサーボ機構で金線の圧着用ボンダ
を正確に位置決めする必要がある。
このトランジスタにおいては、全体の複雑なパ
ターンの中で、他と同じようにパターンがないよ
うな局部パターンを選ぶ。この例では、点線で囲
んだ3つの局部パターンを選ぶことができる。
これら3つの局部部パターンの代表位置として
は、たとえばその中心位置でもよいが、ここでは
説明の都合上右下側の位置A、B、Cをとるとす
る。
このときの座標関係を第2図に抜き出して描い
てある。もし、トランジスタがXY方向のずれだ
けでXY面内での回転(すなわち傾き)はないよ
う正確に検出器の視野中に供給されるとすると、
1つの局部パターンの位置、たとえばA点の座標
A,YAが求まれば、これにある所定の値を加算
もしくは減算することによつてボンデイグすべき
P1点の座標X1,Y1とP2点の座標X2,Y2が算出で
きる。
以上の説明においては、部分パターンを正方形
もしくは長方形として説明したが、例えば12×12
の計144個の絵素からなる部分パターンにおい
て、この正方形領域での四隅近傍の値を無視して
もよい。この場合は、円形の部分パターンを用い
たのと同じことになる。
このように、部分パターンの中で無視すべき領
域を設定する必要がある状況として次のような場
合がある。
例えば、複雑でランダムな模様の上に円形状の
パターンが存在し、対象ごとに円形上のパターン
は変わらず存在するが、この円形上のパターンの
周辺に存在する模様が対象ごとに異なるような場
合である。
第9図で説明すると、図中点線で示すA、Bで
示すように円形のパターンを含む正方形の部分パ
ターンを標準パターンとし、対象が変わると、そ
の円形のパターンは変化しないが、その円形のパ
ターンの外側に存在するパターンが予め記憶して
ある標準パターンと異なることがある。
このとき、正方形のコーナ部分では、必ずしも
標準パターンと入力した部分パターンは一致する
とは限らない。そのため一致度が不確定の値だけ
低下することになる。
この欠点を解決するためには、正方形のコーナ
部分を比較照合の範囲から除外するようにすれば
よい。また、状況によつては標準パターンの中心
部が不確定であることもあり得るので、標準パタ
ーン中の任意の部分を比較の範囲から除去するよ
うにすればよい。よつて、標準パターンを任意の
形の部分パターンとして用いることができる。
この正方領域での四隅近傍の値を無視するに
は、たとえば第8図の論理回路38を省略すると
か、あるいは省略しないまでもその出力を禁止す
るようにすればよい。具体的に言うと、切出され
た部分パターンと標準パターンとをそれぞれ構成
する絵素どうしを第8回の論理回路38で比較し
て、この比較結果の出力の一部を抑止し、残りの
出力を加算器39で加算することにより、一致の
程度を求めるようにすればよい。
このようにして平面をデイジタル化したことに
よる誤差は生じるが、一応任意の形の部分パター
ンとして処理することができる。
以上の説明においては、最終位置P1,P2の座標
を局部パターン1個もしくは複数個で検出する場
合の特徴について説明し、その演算の方式を説明
した。この演算には、もし位置があるアナログ信
号、もしくは何ビツトかのデイジタル信号として
検出されさえすれば、その信号を入力とした専用
の演算回路を組むことはきわめて容易である。
最近では、この種のトランジスタ生産工程にお
いても、ミニコンピユータの応用に目ざましく、
もし本目的にこれを使えば、何の苦もなくこの汎
用演算装置で上記の演算が高速に実現できる。
第4図は、以上説明した位置検出法を実現する
ための一実施例であり、本発明の原理構成を示す
全体ブロツク図である。図において、たとえばビ
ジコンなどから成る撮像装置1は、これを駆動す
るための同期信号発生回路2からの出力でもつ
て、通常の撮像装置同様ラスタ走査されているも
のとする。その時の走査ビームの位置は、座標発
生回路3によつて常にそのX座標Y座標が刻々得
られているものとする。
撮像装置1からの映像信号4は、たとえば2値
化回路のごとき前処理回路5を経由して、たとえ
ばシフトレジスタからなる一時記憶回路6に入力
される。この一時記憶回路6は後述のごとくいわ
ゆるダイナミツクメモリであつて、この中から次
の2次元パターン切出回路7によつて、並列的に
2次元の情報が読み出されるように構成される。
この2次元パターン切出回路7には、撮像装置
1の現在の走査位置でのビデオ信号の他に、過去
において走査された位置での情報も同時にとりだ
されており、あたかも撮像装置の視野の中で縦横
にある大きさをもつた四角の窓枠を順次走査して
いくときのごとく、窓枠内情報が常時並列に得ら
れている。この窓枠内情報は、走査の進行ととも
に次々と更新される。その具体的回路例について
は後述する。
撮像装置の視野内での局部的な2次元パターン
が走査の進行とともに次々と2次元パターン切出
し回路7に入力されると、この情報はあらかじめ
標準となる部分パターンが記憶された部分パター
ン記憶回路8の内容と次々と比較され、両者の一
致の度合が一致度検出回路9によつて検出され
る。
実際の設計例では、撮像装置の視野のたてとよ
こをそれぞれ240と320絵素に格子状に分割したと
き、2次元パターン切出回路7で切り出すパター
ンの大きさは、12×12絵素の正方形領域とするこ
とができる。この場合、この領域の選び方は必ず
しも正方形である必要はなく、たとえば10×14や
8×7などの目的に応じ、任意に設計できること
はもちろんである。
さて、12×12とした場合には、部分パターン記
憶回路8の大きさも12×12絵素の大きさに設計す
るのが便利である。すなわち、ここには12×12=
144個の情報が記憶されており、2次元パターン
切出回路からの144個の情報との対応する情報ご
との一致度の和として部分パターン全体の一致度
が一致度検出回路9で検出される。
この一致度検出回路9の出力は、検出開始の段
階、すなわちフレームの最初において、あらかじ
め一致度記憶回路12にセツトされた大きな不一
致度に相当する一致度情報と比較回路10におい
て比較される。
もし、現在の一致度が過去に一致度記憶回路1
2に記憶された内容よりもよければ、比較回路1
0の出力が論理的にオンの出力を出し、ゲート回
路11を開いて現在の一致度を一致度記憶回路1
2に送り、一致度記憶回路12の内容を更新す
る。この比較回路10の出力は、さらにゲート回
路13にも送られ、その時の座標発生回路3の出
力、すなわち走査ビームの位置に相当するXY座
標値を座標記憶回路14へ導き、過去に記憶され
た座標値を更新する。
このようにすれば、走査の終了するフレームの
終りの時点では、あらかじめ記憶された部分パタ
ーンにもつとも合致した部分パターンが存在した
画像中の座標位置X、Yが、そのときの一致度と
とも記憶され保持されている。
このように、1個の標準となる部分パターンに
対して1フレーム時間で最大相関位置の座標が求
まることになる。
したがつて、各フレームごとに次々と部分パタ
ーン記憶回路8の内容を更新すれば、第1フレー
ムでは、たとえば第1図のA点の座標、第2フレ
ームではB点の座標、第3フレームではC点の座
標というように、各フレームで求めることができ
る。そのためには、あらかじめ処理装置30内の
リードオンメモリ、もしくは主記憶装置内に設け
た部分パターン記憶回路26,27,28の内容
を、フレームごとに切換回路29を通して部分パ
ターン記憶回路8に送出すればよい。このときの
タイミング信号としては、第5図のようになる。
すなわち、対象であるトランジスタが挿入され
た信号Bを受けて、これとは独立に動いている撮
像装置の同期信号aを用いて、第1フレームのみ
でオンとなる信号c、第2フレームのみでオンと
なる信号d、第3フレームのみでオンとなる信号
e………を作る。たとえば信号cを得るにはbの
信号でフリツプフロツプをトリガーし、その出力
とaとをアンドゲートに加え、その出力によつて
もう一つのフリツプフロツプをトリガーし、この
フリツプフロツプをその出力とaとのアンド出力
によつてリセツトするという回路を作ればよい。
また、dを得るにはcの立下りでオンとなり、
次のaでリセツトされるようなフリツプフロツプ
回路を設ければよい。
さらに、同期信号aに対し、少し位相の遅れた
同期信号fと、位相の進んで同期信号gを用意
し、c、d、eの信号によつて、第4図の切換回
路29を開閉すればよい。すなわち、29は3個
のゲートからなり、このゲートを開閉する信号と
してc、d、eを利用し、また、転送開始の信号
としてfとc、d、eとのアンド出力を利用する
ことができる。
一方、この信号fは、第4図の一致度記憶回路
12の内容を、あらかじめ一致度の小さな値にリ
セツトするのに利用する。すなわち、各々フレー
ムに初めにあらかじめ大きな不一致情報を入力し
ておき、そのフレームでの一致点の検出の準備を
する。また、信号gは各フレームの終りにc、
d、eなどとアンドゲートがとられて切換回路1
5,16を経由して一致度記憶回路17,18,
19のいずれか一つ、および座標記憶回路20,
21,22のいずれか一つに情報を転送する書込
みパルスとして利用できる。切換回路15,16
の制御は切換回路29の制御と同様にして可能で
ある。
このように、3回のフレームによつて3つの標
準部分パターンに対するもつとも確からしい位置
が検出され、その時の座標位置が記憶回路(レジ
スタ)20,21,22へと入つている。
この時、記憶回路(レジスタ)17,18,1
9には各々の部分パターンに対する一致度情報が
入つており、この結果は判定回路23によつて比
較される。この回路は、たとえば最大値と次大値
の検出回路であつて、最も一致度の高い順に二つ
を選び、その結果にしたがつて選択回路24を開
閉する。
従つて、選択回路24からの出力は、20,2
1,22の座標のうちの2個、すなわちもつとも
一致度の高い2つの部分パターンに対応した座標
位置が出力される。第1図の例でいえば、たとえ
ばA点とB点の座標が出力される。
したがつて、演算回路25では、この2つの座
標をもとに、加算、減算、乗算、除算回路の組合
わせによつて、最終の位置P1,P2の座標が出力さ
れる。この場合、一致度によつてたしからしい順
に2つの部分パターンに相当する座標を求めてい
るため、前述したようないくつかのパターンの組
合わせに対して行なうという処理を省力すること
ができる。
以上の説明では、引き続く3つのフレームによ
つて映像から3つの部分パターンの座標値を求
め、その後、判定回路23、選択回路24、演算
回路25で座標を求めるとした。
しかし、たとえば第1フレームでパターンA、
第2フレームでパターンBの座標位置を求めると
すぐにこの二つで判定し、その結果が検定に合格
しなければパターンAの情報をのこして引き続き
次のフレームでパターンCについての情報を取り
込んだり、あるいはまた、パターンA、B両方の
情報をともにすてて、新しくパターンC、Dとい
う新しい組について行なうなど各種の変形が可能
である。この場合には、一致度による判定回路2
3は不要となり、情報取り込みの制御が多少複雑
になるだけである。
以上のような、処理回路30での処理は専用ハ
ードウエアを構成すればきわめて高速であるが、
通常の汎用処理装置であるミニコンピユータで代
用しても、フレームの終りのごく短い時間、すな
わち撮像装置の帰線帰間の間に上記のすべての判
定処理が可能である。
したがつて、いずれの場合でも新しいフレーム
での情報が入るに従つて、新しい組合わせに対し
て実時間で処理することができ、したがつて、た
とえばパターンAとパターンBが入つた時点での
計算結果によつて最終座標位置が求まつてしまう
例がきわめて多く、実際にはよほど局部的に汚れ
ている対象でない限り、第3フレーム、第4フレ
ームというように、次々と新しい局部パターンを
使つた位置検出をする必要が生じないのが普通で
ある。
また、以上の説明では一致度検出回路9を1個
だけ使用する例について説明した。この場合には
原則として1フレームで1個の部分パターンの位
置が検出される。もし、部分パターンが視野の上
方にあることが限られ、大略の探索エリアがわか
つていれば、画面の上半分を走査しているときに
パターンAを、下半分を走査しているときにパタ
ーンBをというように、部分パターン記憶回路8
の内容を切換えることも可能である。
さらに、一致度検出回路9、比較回路10、ゲ
ート回路11、一致度記憶回路12、ゲート回路
13、座標記憶回路14の組を3個ずつ設けると
すれば、3個の一致度検出回路9で同時に三つの
パターンA,B,Cに対する位置が同一フレーム
で求まることは当然である。
この場合、3つの一致度記憶回路12、3つの
座標記憶回路14は、それぞれ一致度記憶回路1
7,18,19、および座標記憶回路20,2
1,22に相当するので、切換回路15,16は
不要となる。
第6図〜第8図は第4図に示した本発明の全体
構成の主要部分のさらに具体的な構成例である。
第6図は、第4図の同期信号発生回路2と座標
発生回路3の具体例であり、たとえば6MHz程度
の絵素パルス発生器31からのパルスをカウンタ
(Xカウンタと称する)32によつて計数し、そ
の内容がある一定値になつたとき自らをリセツト
するとともに、カウンタ(Yカウンタと称する)
33に1を加えるようになつている。カウンタ3
3はある一定値になると自らをリセツトし、また
Xカウンタ32をもリセツトするように構成す
る。
このようにしたとき、各カウンタの出力パルス
は、それぞれX同期信号、Y同期信号となり、こ
れを基準としてパルス中、電圧値を適切に変換し
てビデイコンなどを用いた撮像装置を駆動する。
一方、XカウンタおよびYカウンタの内容その
ものはビームの位置に関する情報となり、走査す
る座標値を与えるものとなる。
第7図は、第4図の映像入力系の具体例を示し
ている。撮像装置からのビデオ情報4は差動増幅
器34を介して2値化回路35に入力される。
この場合、ある画面部分たとえば中央部が走査
されているときのみオンとなる信号36を別途作
つておいてその時のみゲート回路37を通して映
像信号4を積分器に導き、フレームの終りでその
出力を保持回路39でサンプルホールドさせる。
その出力は必要に応じ適切なアツテネータを介
して差動増幅器34に入力される。
この回路の働きは、常時、一つのフレームにお
ける特定画面部分の平均明るさに対応したしきい
値を求めることであり、この回路と2値化回路3
5により、明暗の中間値でうまく2値化が可能と
なる。これらを含めて第4図の前処理回路5に対
応している。
2値化された映像は、走査の進行に応じシフト
レジスタ37−1のほか、36−1,36−2,
……,36−(n−1)の(n−1)本のシフト
レジスタに順次入力されるよう構成され、また、
これらのシフトレジスタ36の各々からシフトレ
ジスタ37−2,37−3,……,37−nへと
順次入力されるようになつている。シフトレジス
タ36としては一水平走査の絵素数に相当するビ
ツト段数を有するものであり、数nとしては前述
の12×12の部分パターンに対してはn=12であ
る。したがつて、シフトレジスタ36は11本、シ
フトレジスタ37は12本、シフトレジスタ37の
ビツト段数は12個というのが一つの設計例であ
る。
このようにしたとき、36−1からは一つの前
のラスタでの情報が、36−2からは2つ前のラ
スタでの情報が、……というように出力され、し
たがつて、シフトレジスタ37には12本のラスタ
における水平方向12個の情報、すなわち12×12の
平面的情報が走査の進行とともに次々と表われ
る。したがつて、この12×12の絵素の内容を一致
度検出回路へ導けばよい。
第8図は、一致度の検出部分の具体例を示して
いる。平面的な部分パターン記憶回路8はここで
はレジスタ8−1,8−2,……,8−nという
ように複数個のレジスタとして表示し、前述のシ
フトレジスタ37−1〜37−nと対向させてい
る。
各対応するビツトごとの排他的論理和の否定を
求める論理回路38によつて、ビツトが一致しな
いときのみ論理的“1”出力が出るようにする。
これらを加算器39で加算すると、その出力は
パターンが一致しないとき大、一致する程0に近
い小さな出力となる。
したがつて、一致度記憶回路12にデイジタル
記憶された内容をDA変換器40でアナログに変
換したものとともに、差動増幅器41に入力すれ
ば、一致度がよくなつたときのみ2値化回路42
の出力が1となり、絵素パルスに同期したタイミ
ングノパルス43の働きでゲート44を介してサ
ンプルホールド回路45が一致度を保持し、これ
がAD変換器46によつてデイジタルに変換され
て一致度記憶回路12に記憶され、一致度が更新
される。
一方、ゲート44からの出力は、すでに第4図
に示したようにゲート回路13を開き、その時の
座標位置を座標記憶回路14に記憶する。
以下説明した例では、映像値を2値化するとし
たが、これはトランジスタなど比較的明暗のはつ
きりしたパターンをもつ対象に対しては有利であ
る。しかしながら、2値化うるのは必ずしも本質
ではなく、多値情報として演算することも可能で
ある。この場合には、第7図のシフトレジスタ3
6,37はある深さを持つた多値のシフトレジス
タになす必要があり、また一致度検出のための第
8図の論理回路38は、たとえば減算回路と絶対
値回路を直列にしたものとすることができ、これ
によつてパターンの各ビツトの差が加算器39で
加算されることになる。
加算器としては、定電流源からある抵抗に電流
を流すよう構成し、その電流を各々の差に応じて
制御すればよい。
以上の例では対象そのものの複雑なパターン中
から、局部的パターンを標準とする場合について
述べた。しかし、これは必ずしも本質ではなく、
場合によつては特定のパターンをこの検出の目的
のために対象に入れることができる。
第9図は、そのようなマークの例であり、トラ
ンジスタの表面にアルミ蒸着とホトエツチングに
よつて電極と同時に検出用マークを入れたもので
ある。ここで、斜線部は酸化シリコン部、斜線の
ない部分はアルミ蒸着部である。四角の破線枠は
標準として覚える局部パターンの大きさを示すた
めに、マーク上にあてはめて描いたものである。
パターンA、Bは同心円状に作られているため
に、トランジスタのXY平面内における傾きに強
く、第3図に示したような傾いたパターンを別個
に設ける必要がないので有利である。また、パタ
ーンAとBはこの例では大きさが等しく、明暗部
分が反対になるようにしてあるが、このようにす
ると第8図の論理回路と加算回路とを共通にし、
そのあとの回路として、最大値によつて一致度を
検出する回路と最小値を検出する回路の2つを設
ければよいようになる。
したがつて、この場合には局部的に回路を2組
にするだけで、同一フレームでA、Bパターンの
位置を並列に求めることができることになる。
第9図のパターンCはより複雑化した例であ
る。
この形を適当なコードとすれば、ある特定のコ
ードパターンのみが入つてきたときのみ位置を検
出することが可能である。
すなわち、本方式は品種の選別にも使用でき
る。
さらにパターンCは、対象本来のパターンの一
部と、故意につけた部分とを合わせて一つの局部
パターンとした例である。このように局部パター
ンとしては人為的に多様な構成が可能であり、本
方式の検出方式はそのいずれにも標準パターンを
記憶する作業だけで対処可能である。
本方式の一つの欠点は、周囲温度の変動のはげ
しいところで使用されるとき、映像信号がずれて
くる可能性があることである。すなわち、当初光
学系の中心が画面の中心となるよう調整しておい
ても、ビジコンなどを用いた撮像装置ではビーム
の中心のドリフトやビームの振れ幅の変動によつ
て、映像中心と光学中心がずれたり、映像と対象
との拡大比率が変つたりする可能性もある。撮像
装置が光学素子アレーのような固体化されたもの
であると、光学系のみの温度ドリフトだけとなる
ので、これは通常の用途ではまつたく問題がな
い。
第10図は、ビジコン撮像装置などを使つた場
合のこのようなドリフトに対する補償法を示して
ある。
トランジスタの自動組立機に本発明を応用した
場合を例にとると、約1時間おきにこのドリフト
補償をおこなうのが便利である。この場合、処理
装置30は、自ら保有するタイマでもつて、ある
一定時間がきたときに、あるいは人間もしくは自
動組立機械から要求があつたときに、第10図の
シヤツター50を閉じ、シヤツター51をあけ
る。
通常はその逆になつていて、撮像装置1はレン
ズなどの光学系52を介して、ハーフミラー53
を通して、光源54、レンズ55によつて照明さ
れた対象60を見ている。この校正の時点では、
光源54からの光は開かれたシヤツター51を通
して光軸を注意深くセツトされた基準板56を照
射し、撮像装置1はハーフミラー53を介してこ
の基準板56を見るように構成される。この基準
板上には、たとえば中心部に1個、四隅部に1個
ずつの計5個の相異なる明暗2値パターンが描か
れている。この時、撮像装置1からの映像信号は
既述の回路によつていくつかのフレームにわた
り、次々とこの局部的なパターンの位置を検出し
て、処理装置30、たとえばミニコンピユータに
知らせることができる。処理装置30では、この
位置情報をもとに、たとえば中心のパターンから
映像のずれ量を、また四隅パターンの平均からた
とえば像の拡大率の変動を知り、第4図の演算回
路25で用いるパラメータを修正することができ
る。
これにより自動的に定期的な校正が可能とな
る。
第11図は、本装置方式をトランジスタ生産に
適用した場合の全体構成図である。
第4図の処理装置30以外の部分は、検出装置
61として一つのブロツクに示してある。
検出装置61には複数台の撮像装置1−1,1
−2,……,1−mが、たとえば電子的なスイツ
チ62によつてつながれている。各撮像装置はm
台の自動機械63−1,63−2,……,63−
mのそれぞれに付属され、各機械に供給されるト
ランジスタ60を上方から眺めるように構成され
ている。
各機械に、対象であるトランジスタが供給され
たことを示す信号が機械から発生されるようにし
ておくと、この信号はブスライン64を経由して
処理装置30への割込み信号となる。この信号は
割込要因検出回路65で検出される。そのあと、
検出装置61が自動機械63−1〜63−mのど
れにサービス中であるかを示すステータスレジス
タ66の内容をビジー判定回路67によつて判定
し、もし、検出装置61がどこかの機械にサービ
ス中であればビジー信号を出して割込要因検出回
路に指令を戻し、ビジーがとけるまでこれをくり
返す。ビジーでなければ、検出回路61が使用可
能であることになるので、次の制御信号発生回路
68によつて割込まれた機械に制御信号を出力
し、スイツチ62とスイツチ69を該当する機械
に切り換える。それと同時にステータスレジスタ
66の割込んだ機械に該当するビツト位置をオン
とし、検出装置61がビジーとなつたことを示
し、そのあとの割込に対してマスクを掛ける。こ
の場合、割込信号だけは保持されるよう割込要因
検出回路にはレジスタが内蔵されるのが普通であ
る。
ついで部分パターン記憶回路70(第4図の2
6,27,28を合わせたものに相当)から標準
部分パターンを標準パターン送出回路71によつ
て検出回路61へと送出し、それによつて得られ
る座標信号と一致度信号をデータ取込制御回路7
2によつて取込み、以後はこのデータを使つて既
述のごとき演算を行なう。そして判定回路73、
座標演算回路74によつて最終結果を出力する。
この最終座標位置は、スイツチ69の選択され
た状態に応じてレジスタ75−1〜75−mのm
個のうちの該当するレジスタに入力され、その値
をもととして該当するXYサーボ機構76が駆動
される。
このサーボ機構76は、図では対象60を移動
させるように描いてあるが、トランジスタの組立
機では、対象は停止し、金線圧着ボンダの方をこ
のサーボ機構によつて位置決めし、あとはあらか
じめ決められたカム操作によつて一連の圧着工程
を行なわせるのがよい。
以後の説明においてはトランジスタを対象とし
て説明した。しかし、これは説明のためのもので
あつて、この方式に適合するものであれば、対象
は何であつてもよいことは勿論である。対常、対
象の位置を検出する場合、全体を一つのパターン
として記憶しておくことは情報量も多く不可能に
近いし、たとえ記憶できたとしても装置がきわめ
てどう大になる。
本発明装置では比較的小さな部分パターンのみ
を記憶することによつて、位置を検出するように
したことに特徴があり、比較的小さな装置規模で
有効な応用がはかれるものである。
〔発明の効果〕 本発明によれば、対象物の求めたい位置を検出
する際、供給される対象中の部分パターンの一部
分が変化するような場合であつても、標準パター
ンの一部分を用いてマツチングするので精度よく
かつ高速に求めたい位置を検出できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用する対象の1例であるト
ランジスタのペレツトを示す図、第2図は第1図
における各点の位置関係を示す図、第3図は第1
図における部分パターンを示す図、第4図は本発
明の位置検出方式の一実施例を示すブロツク図、
第5図は第4図の装置を制御するためのタイミン
グ信号の説明図、第6図は第4図の装置における
同期信号及び座標信号発生回路の具体例を示す
図、第7図は第4図の装置における映像入力系回
路の具体例を示す図、第8図は第4図の装置にお
ける一致度検出部の具体例を示す図、第9図は部
分パターンの説明図、第10図は本発明に用いら
れる撮像装置の付属装置の構成図、第11図は本
発明方式をトランジスタの生産に適用した場合の
システムの全体構成図である。 1……撮像装置、2……同期信号発生回路、3
……座標発生回路、5……前処理回路、6……一
時記憶回路、7……2次元パターン切出回路、8
……部分パターン記憶回路、13……ゲート回
路、14……座標記憶回路、30……処理回路、
31……絵素パネル発生器、32……Xカウン
タ、33……Yカウンタ、34……差動増幅器、
35……2値化回路、36,37……シフトレジ
スタ、38……一致度検出回路、39……加算回
路、41……差動増幅器、42……2値化回路、
45……サンプルホールド回路、50,51……
シヤツタ、53……ハーフミラー、54……光
源、56……基準板、60……対象、66,69
……切換え用スイツチ回路、63……自動機械、
75……レジスタ、76……サーボ機構。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 対象物上の位置検出すべき特定位置とは別の
    位置にある特定部分の2次元パターンを予め標準
    パターンとして記載しておき、該対象物を撮像し
    て得られ2次元パターンから部分パターンを逐次
    切り出し、該切り出された部分パターン内のあら
    かじめの定められた一部分と該標準パターンとの
    対応する一部分を比較して該標準パターンに最も
    よく一致する部分パターンの該入力された2次元
    パターンにおける位置を求め、該特定部分の位置
    と検出すべき特定位置の間の予め定められた位置
    関係と、該最もよく一致する部分パターンの位置
    とを用いて、該特定位置を求めることを特徴とす
    る位置検出方法。 2 対象物の像を撮像するための撮像装置と、該
    撮像装置の走査位置の座標を示す信号を発生する
    手段と、該対象物上の位置検出すべき特定位置と
    は別の位置にある特定部分の2次元パターンを予
    め標準パターンとして記憶する手段と、該撮像装
    置により撮像された対象物の2次元パターンから
    部分的な2次元パターンを逐次切出す手段であつ
    て、該撮像装置により撮像された絵素信号が順次
    入力されるメモリを有し、新たに絵素信号が入力
    されるごとに、該メモリに記憶された絵素信号の
    内、切出すべき部分パターンを構成するための複
    数の絵素信号を並列に逐次出力するように構成さ
    れたものと、切り出された部分パターン内のあら
    かじめ定めた一部分と上記標準パターンとの対応
    する一部分を逐次比較し、該標準パターンに最も
    よく一致する部分パターンを検出する手段と、該
    最もよく一致した部分パターンを代表する位置の
    座標を該部分パターンが切り出された時の上記撮
    像装置の走査位置の座標信号から求め、該特定部
    分の位置と検出すべき特定位置の間の予め定めら
    れた位置関係と、該代表位置座標を用いて、該特
    定位置の座標を算出する手段とからなるパターン
    の位置検出装置。 3 特許請求の範囲第2項記載の装置において、
    上記最もよく一致する部分パターンを検出する手
    段は、切出された部分パターンと標準パターンと
    をそれぞれ構成する絵素信号どおしを比較する手
    段と、この手段の出力の一部を抑止し、残りの出
    力を加算する手段とを有する位置検出装置。
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