JPS6287100A - モノクロ−ナル抗体及び該モノクロ−ナル抗体を用いたヒト子宮頚癌用診断試薬 - Google Patents

モノクロ−ナル抗体及び該モノクロ−ナル抗体を用いたヒト子宮頚癌用診断試薬

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JPS6287100A
JPS6287100A JP60227446A JP22744685A JPS6287100A JP S6287100 A JPS6287100 A JP S6287100A JP 60227446 A JP60227446 A JP 60227446A JP 22744685 A JP22744685 A JP 22744685A JP S6287100 A JPS6287100 A JP S6287100A
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tissue
monoclonal antibody
human cervical
cervical cancer
antibody
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JP60227446A
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Kenji Adachi
健二 安達
Takeshi Yoshida
剛 吉田
Atsushi Kino
木野 淳
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Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はヒト子宮頚部の正常組織は認識しないがヒト子
宮頚癌組織ないしはヒト子宮頚癌前癌組織を認識するモ
ノクローナル抗体、およびこれらの抗体を用いたヒト子
宮頚癌の早期診断用の診断試薬またはキットに関する。
[従来の技術] 従来よりヒト子宮頚癌の早期発見のためにモノクローナ
ル抗体を用いようとする研究がなされてきた。例えば抗
体は1982年、Asha l I等は喉頭癌を抗原と
してヒト子宮頚癌を認識するモノクローナル抗体は得た
と報告している(−Ashall  et、 al、。
Lancet、 (8288) : 1−6.1982
)。ざらに1984年にAsha l 1等の抗体を用
いてヒト子宮頚部生検の癌診断が試みられた(Fray
 et、 al、、 Br1t、 J、0bstej。
Gynecol、 01 (10):1037−41.
1984)がこの抗体は癌組織のみならず良性の異常増
殖組織も認識するので子宮頚癌特異的抗体とはいえなか
った。そのためAsha I 1等はその臨床的応用に
限度があるとの結論に達している。Morris等は1
983年に抗ケラチン、抗トランスフェリン受容体、抗
11LA−DR,抗ヒトミルク脂肋膜の諸モノクローナ
ル抗体、それに CEA(Carc inoembry
on icΔntigen)を用いて子宮頚部生検試料
の免疫染色を試みた (Morris eむ、 al、
+Br1t、 J、 0bstet、  Gyneco
l、 90 (11) :1069−81゜1983)
が悪性腫瘍、良性増殖組織共に陽性となった。かれらも
Ashall等と同様に診断的価値に限度があるとして
いる。Jha等も1984年にヒトミルク脂肪膜とCa
1(喉頭癌)に対する諸抗体、抗膀胱癌抗体(いずれも
モノクローナル抗体)を用いて同様の実験を試みたがや
はり満足すべき結果は得られていない。ヒト子宮頚癌お
よび前立腺癌に対する二種の抗体が萩原により1983
年に得られている(特開昭59−137497)。これ
らの抗体はヒト子宮頚8患者のB−Cellとヒトリン
パ芽球細胞株のサブクローンとの(即ちヒト/ヒト)融
合細胞株により生産されるヒト免疫グロブリンである。
これら二種の抗体は、癌由来の株化細胞を認識したが、
実際にはB−Ce l l供与者以外の生検組織中の癌
細胞を認識するがどうかは確認されていない。
[発明が解決しようとする問題点] 以上のようにヒト子宮頚癌以外を免疫原としたモノクロ
ーナル抗体はヒト子宮頚癌組織を認識するが良性の異常
増殖組織をも認識してしまうという欠点を有するため診
断薬に用いるには不適当であった。また特開昭59−1
37497で示されるモノクローナル抗体はB−Ce 
l 1供与者以外の生検組織中の癌細胞を認識するがど
うかは不明であり、またヒト由来のB−Ce l lと
ヒト由来の癌細胞の融合細胞であるヒト/ヒトハイブリ
ドーマか生産する乙のであるため、継代培養を続けると
細胞が変化して生産収量、品質ともに一定のモノクロー
ナル抗体が得られないという可能性が有り、診断用とし
て不向きであるという欠点を有していた。
[問題点を解決しようとする手段] 本発明者らは、以前よりヒト子宮頚癌組織に特異的に結
合するモノクローナル抗体を得るべく研究を行ってきた
が、株化されたヒト子宮頚癌細胞もしくはヒト子宮頚癌
組織でマウスを免疫して得られる抗体生産細胞とミエロ
ーマ細胞との融合細胞か生産するモノクローナル抗体か
生検組織中のヒト子宮頚癌組織、あるいはヒト子宮頚癌
前癌組織を特異的に認識し正常子宮頚部組織は認識しな
いということを見出し本発明を完成するに至ったのであ
る。
すなわち、本発明は株化されたヒト子宮頚癌細胞もしく
はヒト子宮頚癌組織でマウスを免疫して得られる抗体生
産細胞とミエローマ細胞との融合細胞が生産するモノク
ローナル抗体、およびそれらを用いたヒト子宮頚癌早期
発見用診断キットを提供する乙のである。
以下、本発明の構成について詳述する。
本発明でいう株化されたヒト子宮頚癌細胞とは、t(e
la細胞にみられるように半永久的に継代しうる様に増
殖能を獲得したヒト子宮頚癌細胞を指す。
又、本発明で用いられるヒト子宮頚癌組織は完全に癌化
したものでもよいし前癌状態のものでもかまわない。免
疫される動物は豚、牛、兎、マウス、ラット等、人以外
の動物ならなんでもよいが抗体生産細胞の相手となるミ
エローマ細胞がマウス由来のものであるため特にマウス
がよい。上記ヒト子宮頚癌組織または株化されたヒト子
宮頚癌細胞をそのままあるいはホモジナイズしてマウス
に皮下注射し免疫する。注射方法はこれに限らず静脈注
射や腹腔内注射でもよい。マウスは必要に応じて追加免
疫される。
最終免疫後3日目にこれらマウスより抗体を生産するリ
ンパ球を含む脾臓を摘出する。摘出する組織はリンパ節
など末梢リンパ系組織ならどこでもよい。得られた組織
から例えば免疫実験操作法B(1974年日本免疫学会
発行1253ページ)に記載されている方法によりリン
パ球が単細胞として分離される。次にこのリンパ球が半
永久的に継代しうるように増殖能を与える。方法として
はE、B、−virusやAbe 1son−v 1r
usなどのウィルスにリンパ球を感染させ形質転換させ
る方法、仙台ウィルスや、ポリエチレングライコール存
在下ある種の癌細胞と細胞融合させる方法等がある。安
定した抗体を続けて産生きせるために同じマウスでも同
種のマウス由来の癌細胞たとえばマウスミエローマ細胞
がリンパ球の相手として用いられる。実際の細胞融合の
手法は一般的にJ、 Immunol、 Method
、 39,285−3’08 (1’180 )に記載
された方法に準する。すなわち上記二種の細胞の融合は
ポリエチレングリコール存在下で行ないバイプリドーマ
のみ生育可能なHA1゛培地(ここではヒボキサンチン
、アミノプテリン、デミジン添加培地)で生育きせる。
バイプリドーマのコロニーが確認できるようになったら
そ゛ の培養液中の抗体をスクリーニングする。スクリ
ーニングの方法としてはヒト子宮頚癌組織の凍結切片を
作り、スライドに塗布、このうえにハイプリドーマ培養
液を滴下し、洗浄後、蛍光法あるいは酵素法により二次
抗体で染色する。前癌組織を認識する抗体は同様に、予
め確認された前癌組織の組織のスライドを作り、前癌組
織の特異的染色により選択した。スクリーニングにより
活性を認めたハイプリドーマ株は制限希釈法によりクロ
ーンを確立する。クローンの作るモノクローナル抗体は
細胞培養液から分離精製することができるが一般的に抗
体価が高いので目的によっては上清そのままでも使用で
きる。またプリスタン前処理のマウス腹腔にクローンを
注入して生ずる腹水、および血清中に存在する非常に血
清価の高いモノクローナル抗体を用いることも可能であ
る。これら抗体はざらに塩析、イオン交換、ゲル濾過、
アフィニティークロマトグラフィー、電気泳動等、生化
学的一般手法を適宜組合せて精製することができる。な
お本発明で使用されるモノクローナル抗体とは上記のよ
うに精製したもののばか培養液上清や血清、腹水の状態
で得られる標品も含める。
つぎにヒト子宮頚癌診断様キットについて述べる。
本発明に係る診断用キットは(1)蛍光標識をつけたモ
ノクローナル抗体からなる直接蛍光抗体法用のキット、
(2)モノクローナル抗体と該モノクローナル抗体と結
合し得る蛍光標識を担持する二次抗体からなる間接蛍光
抗体法用のキット、(3)酵素標識をつけたモノクロー
ナル抗体からなる直接酵素抗体法用のキット、および(
4)モノクローナル抗体と該モノクローナル抗体と結合
し得る酵素標識を担持する二次抗体からなる間接酵素抗
体法用のキットである。
モノクローナル抗体に酵素標識をつける方法は蛋白質核
酸酵素、計、 (1,1) 、 1007〜1013.
 H)75に記載の方法に準じて行えばよい。又、モノ
クローナル抗体に蛍光標識をつけるには基礎生化学実験
法6生化学的測定、167ページに記載の方法に準じて
行えばよい。ここで使用される二次抗体はモノクローナ
ル抗体と結合力を持つ抗体であればなんでもよい。例え
ば、キットに使用する一次抗体としてのモノクローナル
抗体で、ウサギ、ヤギ、マウス、など人以外の動物を免
疫して血清や腹水から得ることもできるし、各アイソタ
イプごとに前記のモノクローナル抗体に特異的に結合す
る抗体を購入して利用することも可能である。また、酵
素標識あるいは蛍光標識のついた二次抗体は上記方法で
作製してもよいし市販のものを購入して乙よい。
酵素基質液は抗体に担持された酵素の種類によって適宜
選択される。酵素がホースラディツシュペルオキシダー
ゼであれば、3,3°−ジアミノベンジヂン(8(改、
9−アミノ−9−エチルカルバゾールi容(1になど、
アルカリフォスファターゼ゛てあれば 5−ブロモ−4
−クロロ−3−インドリルフォスフェート p−トルイ
ジン塩i3 ’(IIなどである。
発色剤も酵素によって適宜選択され酵素がホースラディ
ツシュ ペルオキシダーゼであれば、5−アミノサリシ
リックアシッド、O−フェニレンジアミンなど、アルカ
リフォスファターゼであればρ−二トロフェニルフォス
フエートなどである。
直接法はモノクローナル抗体自体に蛍光標識あるいは酵
素標識するもので、二次抗体を用いる間接法に比べ染色
のステップが少なくてすむが、逆にこの染色ステップが
少ないことかバックグラウンドを高めるという欠点とも
なる。またバパニコロー氏スメヤー検査機関が蛍光顕微
鏡を所持していれば蛍光抗体法による検査の方がステッ
プが少なくて頭単である。
し実施例] 以下に実施例をあげて本発明を更に詳細に説明する。
[実施例1] 株化Fi KIM胞11ela(10X]、06ce1
1)をRP14I−1640(GIBCO社製)LJ養
液で洗浄後、0 、2 m(Lの同波に浮遊させ、BA
LB/Cマウスに1腹腔内注射を行った。1週間後に同
様の処置で2回目の免疫を行った。1回目と2回目の免
疫時に’3ACTO−Δdjubant (DIFCO
社装)を0.1m1jづつ同時に腹腔的注射した。ざら
に1週間後106個のl1ela細胞で追加免疫を行っ
た。最終追加免疫後72時間目にこのマウスより脾臓を
無菌的に摘出し ハIナミで切片としてさらにメツシュ
を通してリンパ球の懸濁液を得た。赤血球の混在を除く
ために溶血用バッファーに浮遊後1500rpmで5分
間遠沈さL) RP旧−1640培養液で更に2回洗浄
した。一方融合細胞としてのマウスミエローマ細胞(S
P210)は、融合の前々日より10χ牛脂児血清(F
CS)を含むRPMI−1040培養液中で 10χC
O2,37°Cの条件で増1mさせた。牌細胞 100
XIO”個と、ミニローマ細胞100XIO”個を含む
培養IIIを混合し、1500rpmで30分遠心後、
上清を捨て、50%ポリエチレングリコール4000 
(メルク社製)1m9を11商づつ滴下しなからゆっく
りと細胞をほぐした。1分後、FC3含有RPMI−1
640培養液を1 mL +少つくりと滴下しなから細
胞を混合させ、同を美の操作を1分間繰返した。ざらに
FCSを含むR1)Ml−1(540培養液7mLを3
分間かけてゆっくりと遠心管を回転させなから加えた。
この時点で18養液をさらに加え200X106!の細
胞が50mLの培養?l夕に含まれるように調製しこの
細胞懸濁液0.1mLづつを96穴マイクロプレートに
分注し、10%C02下で37°C(10,0χ相対湿
度)で培養した。なおマイクロブ゛レートには予めマウ
スの貧食細胞を104個/wellの割合で加えておき
、またFCSを含むRPMI−1640培養液には分注
時に既にIIAT(IIヒポキリ゛ンチン Aニアミノ
プテリン T:チミジン)を含むものを用いた。この改
良法によると少なくとも5日目まで培養液を換える必要
がなく、バクテリアの混在のチャンスも少なくすること
が出来、5日前後までにはハイフ゛リト−マのコロニー
が認められた。10〜25日後にこのJB養液上清を0
 、1 mQ−取り目的抗体のスクリーニングに用いた
。まず正常子宮頚部組織を含むヒト子宮頚癌組織の凍結
切片を7ミクロンの厚さ゛にスライスしスライド上に固
定した。検定する上rat 0 、2 mLを切片上に
滴下、1時間後洗浄し、二じ抗体としてFITC(フル
オレッセイン イソチオSアネー)・)でラベルした抗
マウスIHG (F +Ao)2フラグメト)で37°
C30分染色した後検鏡した。上記検体上(−の中から
正常細胞を染色しないが、癌組織または前癌組織を染色
した上清を選び、これに対応ずイハイブリドーマを3種
得、これらハイブリドースを制限希釈法によりクローニ
ングした。まずハイブリドーマがLyellあたり0.
3個、1,0個、3個とちる様に培養液で希釈した。こ
のとき、1wellあたり100万個の胸腺細胞を加え
て正確に希釈できるJうにした。マイクロプレートは3
7°Cで10χCO210(11U対湿度の条件で培養
した。5日目に検鏡しIwel中に1個のコロニーを含
むものをチェックしてとき、2週間で生脅したところで
同様の制限希釈を繰返した。この操作を3回繰返して最
終的に2H類のコロニーが得られ、コロニーを通常の培
養嵜にうつしかえ、夫々5mLの培養液で5×106個
7mQ−になるよ・で培養した。2種のうち一方のコロ
ニー仄培養液を遠心管に移し1500rpmで5分間遠
沈させ、ζ  上清と細胞を分離し、細胞にはRPMI
−1640培養液をあらたに0.5m区加えゆっくり懸
(Wjさせた。除いたし  培養液は15000rpm
で5分間遠心し抗体として上清i   3 、 OmQ
−をえた。こうして得た目的の抗体を生産するクローン
1旨濁i/!2を0.2mi、BALB/Cマウスに腹
j控内i主射を行ない、2〜3週間後に腹水8 、0 
mQ−を採取し、15000rpmで30分間遠心後の
上清7 、 OmLを得た。
モノクローナル抗体を含む腹水を、0.1HpH6,8
4パCリン酸緩衝液で2500倍に希釈したちの0.2
rrdlと上記の培養液の上清0 、2 mLをもちい
て組織の染色実験を繰返した結果、同様の陽性率を得た
。この≦  モノクローナル抗体のアイソザイムは寒天
ゲル沈1  降反応の結果IgMであることが判明し、
このモノクローナル抗体をSCIと名付けた。もう一方
のコロニーを起源とし同じ操作を行ったが培養液の上清
、腹水ともに同じ陽性率を得た。このモノクローナル抗
体のアイソザイムは寒天ゲル沈降反応の結果IgGであ
ることが判明し、このモノクローナル抗体をSC2と名
付けた。
[実施例2] 0.5gのヒト子宮頚癌組織を0.25Mショ糖を含む
生理的食塩水1mNとともに2〜3分間ガラスガラスホ
モジブ“イ÷グーに力・け、このi冒濁?皮を0 、2
 mL 、BALB/Cマウスに腹腔的注射した。同様
の免疫を2回縁jSシたのち脾臓を取り出しマウスミエ
ローマ細胞と融合させた。細胞融合およびクローニング
の操作は実施例1に従った。目的の抗体を生産する細胞
のコロニーは5m区のFCSを含むRPMI−1640
培養液で継代培養した。すなわら、lXl06藺を5m
(LのFCSを含むRPMI培養液に懸濁させ5′XC
O237°C100χ相対湿度の条件で培養する。60
時間後5xlO6個に増殖しこの操作で1代の培養とな
る。この細胞を遠心分a11で培養液と分離し新しい培
養液を加えて希釈する。1xlO”g/mεに希釈され
た細胞懸濁液1dに4m(lの培養液を加えるという操
作で継代培養される。10代継代培養された50mMの
培養液から遠心分離により5X10’個の細胞を得、5
12.の培養液に懸濁させた。これを回転培養ビン10
本に分注し5%CO237°C100χ相対12度1 
r p mの条件で5日間h? iした。
5 X 10’個/rrLに達した培養液から遠心分離
で細胞を除き吸引濾過し、d岳故に硫酸アンモニウムを
加え45χとして沈殿物をえた。このモノクローナル抗
体は寒天ゲル沈降反応よりアイソザイムがIgGである
と判明しSC3と名付けた。沈殿物はさらにプロティン
八により精製した。計159.の培養液から73、mg
のモノクローナル抗体を粉末としてえた。以後全3回に
わたる融合実験でヒト子宮頚癌組織または前癌組織を特
異的に認識するモノクローナル抗体2種をそれぞれ10
3mg、81+ng得た。寒天ゲル沈降反応よりアイソ
ザイムはそれぞれIgG、 IgMであると判明しSC
4、SC5と名付けた。
[試験例11 モノクローナル抗体SC1、SC2、SC3、SC4、
SC5を産生ずるそれぞれのマウス/マウスハイブリ)
(−マは人工的に継代JΔ傅される。ここでは長期の継
代培t&後も安定した品質のモノクローナル抗体が得ら
れるかを試験した。それぞれのマウス/マウスハイシリ
ドーマは実施例2の方法に準じて継代培養を行った。1
0代、25代、50代、100代の継代培養後やはり実
施例2に準して回転培養で大量に抗体を生産させ精製分
;箭した。収量は表1に示す。これより、いずれの抗体
も100代までの継代培養であれば、収量に変化かない
ことがわかった。
[実施例3] 直接蛍光抗体法用ヒト子宮頚癌診断試薬キットを以下に
述べる。
実施例2で得られたSC5を20mg秤旦し2OmQの
0.05MNa2C03−NallCD−341(fj
(Fi、にi6解させた。2mg(7)フルオレッセイ
ンイソシアネ−1・(以下FITC、シグマ社製)を2
0m(Lの0.05M Na2C03−NallCO3
緩衝液に溶解させSC5溶液と混合し、49Cで撹拌し
ながら一晩反応きせた。反応生成物を0.OIMリン酸
級衝液で平衡化した5ephadex G−25にかけ
同じ0.01材リン酸緩衝液で溶出し一〇未反応のIg
GとFITCの結合したIgGを溶出させた。次に、0
.0114リン酸桜術i1Zで平衡化したDE八へセル
ロースカラムに1客用画分をかけ0.01材リン酸緩(
封液で未反応のIgGだけを溶出させた。カラムに残っ
たFITC結合1gGは、0.05HのNaClを含む
0.01材リン酸緩(9j液で)6出して20m区の1
容液として得られた。280nm(D紫外吸収からSC
5を18mg含むことかわかった。このSC5溶液をも
ってヒト子宮頚癌診断試薬キットとした。
[実施例4] 間接蛍光抗体法用ヒト子宮頚癌診断試薬キットを以下に
示す。モノクローナル抗体SC2を一次抗体とし、ロー
グミン標識抗マウスIgG抗体(タボ社製)を二次標識
抗体としてヒト子宮頚癌診断試薬キットとした。
[実施例5] 直接酵素抗体法用ヒト子宮頚癌診断試薬キットを以下に
述べる。
ペルオキシダーゼ(horseradish pero
xdase TypeIIシグマ社製)5mgを0.3
Mの重炭酸ナトリウム水溶液p118.1.1.0mg
に溶解しこれに100%エタノール、に1容解した1χ
のフルオロニトロノーンビン’(V 0 、1 mlを
加え室温でゆっくり混和きせな。さらに0.05MのN
aIO4溶液1 、0 mQ、を加え室温て30分反応
させた。クエンチングのため0.2Mのエチレングライ
コールi容’+tlを1 、0 mtl加え室温で1時
間放置した。反応(1)j、は充分呈の0.01MpH
9,5の炭酸ナトリウム援(封液で4°Cの乙とて透析
しベルオギシダーゼーアルデヒド溶’+tVとした。次
に実施例2で得られたモノクローナル抗体SC3,5m
gを1mQ−の炭酸ナトリウム緩衝液に16解させ3m
gのペルオキシダーゼ−アルデヒド溶(1り3 mQ−
に加え室1昌で3時間混和した。さらにこの溶液に51
のN 、 B I+ 、、を加え4°Cで一晩放置した
。反応生成物はリン酸水て透析しセファデックスG−2
000カラムで精製した。目的とする画分Cよ蛍白質を
28011m、ペルオキシダーゼを403nmの紫外吸
収で追跡し雨音か一致する両分を分取することにより得
られた。この両分はSC3を4.8mgを含むリン酸緩
衝液GmQ。
であった。このSC3iff液を乙ってヒト子宮頚癌診
断試某ギットとした。
[実施例6] 間接酵素抗体法用ヒト子宮頚癌診断試薬キットを以下に
述べる。標識される二次抗体は非標識抗71クスIEG
抗体(タボ社製)である。酵素の標識法と精製法は実施
例4に準じた。モノクローナル抗体SC4の0.1χリ
ン酸緩衝液溶液とここで作製したベルオキシグーゼ漂識
抗マウスIgG抗体をちってヒト子宮頚癌診断試薬キッ
トどした。
[実施例7] 間接酵素抗体法用ヒト子宮頚癌診断試薬キットを以下に
示す。モノクローナル抗体SCIの0.1χリン酸緩南
液溶液を一次抗体とし、アルカリフォスファターゼ標識
抗マウスIgM抗体(タボ社製)を二次標識抗体として
ヒト子宮頚癌診断試薬キットとした。
[実施例81 SC3とSC4を用いた間接蛍光抗体法用ヒト子宮頚癌
診断試薬キットを以下に示す。モノクローナル抗体SC
3オヨヒ5c4)0.1 ’)50.1M pH6,8
’) ン)Jfli+r液)容液1m区ずつを混合した
ものを一次抗体とし、フルオレッピイン標2B1抗マウ
スIgG抗体(タボ社製)を二次抗体としてヒト子宮頚
癌診断試薬キットとした。
[試験例2] 実施例6のキットかヒト子宮頚癌診断試桑として有効か
どうか試験した。子宮頴癌患台(48寸、女性)の子宮
頚部組熾から採取されたヒト子宮頚癌組織、ヒト子宮頚
癌面癌組ハ、子宮頚部正常組織の凍結切片(厚さ7gm
)をスライドグラスにのせる。これら組織はすてに専門
医師か上記3つの状態に判定したものである。それぞれ
の標本にSC4i容(fkを0.2mの滴下し室温で3
0分間放置した。0.IM pH6,8の4°Cリン酸
緩衝液で3回、計15分洗浄した後ベルオギシダーゼ漂
識抗マウスIgG抗体を標本上に0.2耐滴下、室温で
30分間放置し、O,LMpllo、8の4°Cリン酸
緩衝液で3回、計15分洗浄した。これを基質溶液中に
30分浸漬した。基質溶液はジアミノノ\ンチジン25
mgを0.005%の過酸化水累を含む0.05M p
H7,6のトリスMW仲01!100mQ、にi容解さ
せ調製した。染色が完了した後リン酸緩衝液で3回、計
10分間洗jpを行ない50χグリセリンを滴下してカ
バーグラスでおおった。顕微鏡下、茶?8色に染色され
たtす本を観察した。その結果ヒト子宮頚癌組織および
ヒト子宮頚癌前癌組織では呈色が観察されたか、子宮頚
部正常組織では呈色か観察されなかった。上記方法で3
6オから56才士での子宮頚癌患者20名の組織につい
てSC4の特異性を試験した。ヒト子宮頚癌組熾および
ヒi・子宮IM4癌而癌面職ばずへて陽性であったか、
子宮頚部正常組織はすべて陰性であった。これで、実施
例6の間接酵素抗体法用キットはヒト子宮頚癌診IJJ
 3j:薬として有効であることがわかった。
[試験例3] 実施例4のキットがヒト子宮頚癌診断試薬として有効か
どうか試験した。試験に用いる組織は試験例2と同様の
ものである。それぞれの標本に0 、2 mQ−のSC
2溶液を滴下し室温で30分放置したの/30.1Mp
117.0の4°Cリリン酸緩衝液で3回、計15分洗
浄した。これにフルオレッセイン標識抗マウスIgG抗
体(タボ社製)を0 、2 mt滴下し室温で30分放
置したのちリン酸緩衝液で3回、計15分洗浄した。よ
く水を切ったのち50χグリピリンを滴下しカバーグラ
スをかぶせた。これを蛍光頭ffi鏡(オリンパス光学
社製)で観察した。その結果SC2はヒト子宮′A癌組
織およびヒト子宮頚癌前癌組織は認識したか子宮頚部正
常細胞は認識しなかった。この方法により36オから5
6オまでの子宮頚癌組織20名のin itについてS
C2の特異性を試験したかヒト子宮頚癌組織およびヒト
子宮頚癌前癌組織はすべて陽性であったが、子宮頚部正
常組織はずべて陰性てあった。これで、実施例4の間接
蛍光抗体法用キットがヒト子宮頚癌診断試薬として有効
であることかわかった。
L試験料47 実施例3のキットかヒト子宮頚癌診断試薬として有効か
どうか試験した。試験に用い・る組織は試験例2と同様
の乙のである。それぞれの標本に実施例3て調整したフ
ルオレッセイン標識SC5i合液を0 、2 mi滴下
し、室温で30分放置したの730.1M +)117
゜0の4パCリン酸援街イ1夕で3回、計15分洗)p
した。よく水を切ったのも50χグリセリンを滴下しカ
バーグラスをかぶせた。これを蛍光顕微鏡(オリンパス
光学社製)で観察した。その結果SC5はヒト子宮ガj
癌組織およびヒト子宮頚癌前癌組織は認識したが子宮頚
部正常細胞は認識しなかった。この方法により36オか
ら56オまでの子宮頚癌組織20名の組織についてSC
6の特異性を試験したがヒト子宮頚癌組織およびヒト子
宮頚癌前癌組織はすべて陽性であったが、子宮頚部正常
組織はすべて陰性であった。これで、実施例3の直接酵
詣抗体法用キットかヒト子宮頚癌診断試薬として有効で
あることがわかった。
[試験例6] 実施例5のキットがヒト子宮頚癌診断試薬として有効か
どうか試験した。被検組織は試験例2にと同(kのちの
である。それぞれの標本にペルオギシダーじて行;識し
たSC3溶液を0.2mNi1々下し、室温で30分間
放置した後、0.IM pfi(5,8の46Cリン酸
桜衝i1*で3回、計15分洗;子した。試験例2と同
じIS質1u液に30分& ’t/jシ、染色か完了し
たのを確認してリン酸緩(封液で3回、計10分間洗浄
を行った。50%グリセリンを滴下してカバーグラスで
おおい、顕微鏡下、茶褐色に染色された標本を観察した
。その結果、ヒト子宮頚癌組織では呈色か観察されたが
、ヒト子宮頚癌前癌組熾および子宮頚部正常組織−Cは
呈色が観察されなかった。この方法により36オから5
6才士での子宮頚癌思a 20名の組織についてSC3
の認識特異性を試験したがヒト子宮頚癌組織はすべて陽
性であったが、ヒト子宮頚癌前癌組織および子宮頚部正
常に■熾はすべて陰性てあ−Jた。これて、実施例5の
直接酵士抗体法用キットがヒト子宮頚癌診IFIi試薬
として有効であることかわかった。
「試験例71 ここでは七ツクローナル抗体を生産する培養液の上清か
ヒト子宮頚癌診断試桑として有効がどうが試験した。被
検組織は試験例2と同じものである。実施例1で得たS
CIを含む細胞培養液の上清0 、2 mQ−をそれぞ
れの標本に滴下し室温で30分間放置しノ°:o0.I
M p116.8の4°Cリン酸緩(封液で3回、計1
5分洗浄した後ペルオキシダーゼ(i19 m抗マIク
スIgM抗体(タボ社製)を0 、2 mM標本上に滴
下し室温で30分間放置した。0.1M pH6,8の
4°Cリン酸緩()1液で3回、計15分洗浄した後、
試験例2と同じ基質id液に30分浸漬し、染色が完了
したのを確認してリン酸接衝液で3回、計10分間洗浄
を行った。50%グリセリンを滴下してカバーグラスで
おおい、顕微鏡下、茶褐色に染色された標本を観察した
。その結果、ヒト子宮頚癌組織およびヒト子宮頚癌前癌
組織では呈色が観察されたが、子宮頚部正常組織では呈
色が観察されなかった。36オから56オまでの子宮頚
癌患者20名の組織についてSCIを含む細胞培養液上
清の認識特異性を試験したがヒト子宮頚癌組織およびヒ
ト子宮頚癌前癌組織はすべて陽性であり、子宮頚部正常
組織はすべて陰性であった。これで、SC1を含むモノ
クローナル抗体を生産する培養液の上清かヒト子宮頚癌
診断試薬として有効であることがわかった。
[試験例8] ここではモノクローナル抗体を生産するクローン懸濁液
をBALB/Cマウスに腹j停内注射して得た)I9水
がヒト子宮頚癌於断試薬として有効かどうか試験した。
被検組織は試験例2に従い採取した。実施例1で得たS
C2を含む腹水の希釈t(10、2mQ−をそれぞれの
標本に滴下し室温で30分間放置した。0.1Mρ11
6.8の4°Cリン酸緩衝液で3回、計15分洗浄した
後ベルオギシダーゼ標識抗で1クスIgG抗体(タボ社
製)を標本上に0 、2 mQ−滴下し室温で30分間
放置した。0.114ρ116.8の・1°Cリン酸緩
衝(々で3回、計15分洗浄した後、試験例2ど同じ基
質溶液に30分浸漬し、染色が完了したのを確認してリ
ン酸層i町(?夕で3回、計10分間洗cpを行った。
50χグリセリンを滴下してカバーグラスでおおい、顕
微鏡下、茶褐色に染色された標本を観察した。その結果
ヒト子宮頚癌組織およびヒト子宮頚癌前癌組織では呈色
が観察されたが、子宮頚部正常組織では呈色が観察され
なかった。
36オから56オまでの子宮頚癌患者20名の組織につ
いてSC2を含む腹水の特異性を試験したがヒト子宮頚
癌組織およびヒト子宮頚癌前癌組織はすべて陽性であり
、子宮頚部正常組織はずぺて陰性であ−)た。これで、
モノクローナル抗体SC2を生産するクローン懸濁tt
lをBALB/CマウスにII!腔内注射して得た腹水
がヒト子宮頚癌診断試薬として有効であることかわかっ
た。
[試験例9] 実施例8で作製した、−次抗体にSC3とSC4の混合
物を用いたキットかヒト子宮頚癌診断試薬とじて有効か
どうか試験した。被検組織は試験例2と同じものである
。SC3とSC4を含む一次抗体溶液をそれぞれの標本
に滴下し室温で30分間放置した。以下の操作法は試験
例4に準した。蛍光顕微鏡(オリンパス光学社製)で観
察した結果、実施例8で作製した一次抗体ばはヒト子宮
頭痛組織およびヒト子宮頚癌前癌組織は認識したが子宮
頚部正常細胞は認識しなかった。この方法により36オ
から56才士での子宮頚癌思考20名の組織に一ついて
この一次抗体の特異性を試験したがヒト子宮頚癌組織お
よびヒト子宮頚癌前癌組織はすべて陽性であったか、子
宮頚部正常組織はすべて陰性であった。これで、実施例
8で作製した、−次抗体にSC3とSC4の混合物を用
いたキットはヒト子宮頚癌診断試薬として有効であるこ
とがわかった。
[試験例101 試験例1で分離精製した1o代、25代、50代、10
0代、継代培養後のモノクローナル抗体 SC1、SC
2、SC3、SC4、SC5について長期の継代培養後
も安定した品質のモノクローナル抗体が17られている
こと確認するために組織への結合特異性に変化か有るか
を試験した。試験例2と同様既に専門医師により判別さ
れたヒト子宮頚癌組織、ヒト子宮頚癌前癌組織、正常子
宮頚部組織について間接酵素抗体法で認識特異性を確認
した。1次抗体がSC1、SC5の場合はペルオキシダ
ーゼ標識抗マウスIgMを2次抗体として用い、1次抗
体がSC2、SC3、SC4、の場合はペルオキシダー
ゼ標識抗マウスIgGを2次抗体として用いた。試験例
1て精製した25代継代培養後のSCIを10mgを1
0+rIiの0.IM pH6,8,4°Cのリン酸接
衝液に溶かし1次抗体iff液とした。以下試験例2と
同様の操作により認識特異性を確認した。
SCIはヒト子宮頚癌組織およびヒト子宮頚癌前癌if
f織は認識したが正常子宮頚部組織は認識しなかった。
この結果、10代継代培養後に分離精製したSCIの認
識特異性と一致した。50代、100代継継代養後の認
識特異性も試験したが、すべて10代のものと変りはな
かった。同様にSC2、SC3、SC4、SC5の各継
代JΔ養後のJ?、! 5J特異性について試験したが
、とれtJ10代継代継代後の認識特異性に一致した。
これで、それぞれのモノクローナル抗体は100代31
七代■Δ養されたのちに分離された乙のでも品質は安定
し−Cいることがわかった。
[試験例11] 本特許のヒト子宮頚癌診断試薬用キットか、現在ヒト子
宮頚癌の診断に一般に利用され−Cいるパパニコロー氏
法に代わりうるちのかどうかを試験した。被検nI増と
しては、240人の別々の個体から得られ、専門医師が
正常である、良性の異常増殖組織である、ヒト子宮頚癌
前癌組織である、ヒト子宮頚癌組織であると4つの段階
に区別したものをそれぞれ、100枚、100枚、20
枚、20枚、計240枚用意した。この240枚を任意
の順番に実施例3のキットで判別した。操作方法は、試
験例5に準じた。J、i−た、この被検組織提供者24
0人はパパニコロー氏法による診断6行った。方法は、
次のとおりである。被験者の子宮頚部組織を綿棒でこす
り取りスライドグラスに塗布した後、アルコールに浸漬
して固定した。これを検査所に送り判定してもら−〕た
。以下同様に、実施例4、実施例5、実施例6、実施例
7のギッi・についてム同じ組織の検査を行った。結果
は表2に示す。
この結果からパパニコロー氏法では良性の異常増殖組織
を若干認識ツーるが、本発明によるキットはほとんど認
識しないという点て、診断試薬として勝っていた。しか
乙、ヒト子宮頚癌組織、あるいはヒト子宮頚癌前癌、t
fl織を認識するという点ではパパニコロー氏法に充分
化わりうるちのであった。
[発明の効果コ 本発明に係るモノクローナル抗体およびそれを用いたと
1・子宮+M癌診断試薬キットはヒト子宮頚癌組織また
はヒト子宮頚癌的癌組織を特異的に認識し子宮頚部正常
組織および良性の異常増殖組織はほとんど認識しない。
また本発明で作製したマウス/マウスハイブリドーマは
長期にわたる継代培養後も安定した量のモノクローナル
抗体を産生じ、得られたモノクローナル抗体も認識特異
性に変化はないものである。
(以下余白) L:正常XI′I熾であると判定 II:非定形的な細胞を含むがヘルペスによるような良
性の異常増殖組織であると判定 III:50χの確率で、悪性変化した乙のと判定IV
:S]!’iχの確率で癌であると判定V:100χの
確率で癌であると判定 A、了宮頚部正常組織 B:良性の異常増殖組織 C: ヒI・子宮Tn I’、’; i’+ff痛組織
D=ヒトり宮頚癌組織 パパニコロー氏法ではA、B、C,Dの各組織か■〜■
の各段階に判定されたかのが何%かを表しモノクローナ
ル抗体法では各組織がキットによって何%+iE a!
されたかを表している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)株化されたヒト子宮頚癌細胞でマウスを免疫して
    得られる抗体生産細胞とミエローマ細胞との融合細胞が
    生産するモノクローナル抗体 (2)ヒト子宮頚癌組織でマウスを免疫して得られる抗
    体生産細胞とミエローマ細胞との融合細胞が生産するモ
    ノクローナル抗体 (3)抗体生産細胞がマウス脾臓由来のB−Cellで
    ある特許請求の範囲第1項記載のモノクローナル抗体 (4)抗体生産細胞がマウス脾臓由来のB−Cellで
    ある特許請求の範囲第2項記載のモノクローナル抗体 (5)株化されたヒト子宮頚癌細胞がHela細胞であ
    り、ヒト子宮頚癌組織およびヒト子宮頚癌前癌組織は認
    識するが正常子宮頚部組織は認識しないアイソタイプが
    IgMである特許請求の範囲第1項または第3項記載の
    モノクローナル抗体(SC1)(6)株化されたヒト子
    宮頚癌細胞がHela細胞であり、ヒト子宮頚癌組織お
    よびヒト子宮頚癌前癌組織は認識するが正常子宮頚部組
    織は認識しないアイソタイプがIgGである特許請求の
    範囲第1項または第3項記載のモノクローナル抗体(S
    C2)(7)ヒト子宮頚癌組織は認識するがヒト子宮頚
    癌前癌組織および正常子宮頚部組織は認識しないアイソ
    タイプがIgGである特許請求の範囲第2項または第4
    項記載のモノクローナル抗体(SC3)(8)ヒト子宮
    頚癌組織およびヒト子宮頚癌前癌組織は認識するが正常
    子宮頚部組織は認識しないアイソタイプがIgGである
    特許請求の範囲第2項または第4項記載のモノクローナ
    ル抗体(SC4)(9)ヒト子宮頚癌組熾およびヒト子
    宮頚癌前癌組織は認識するが正常子宮頚部組織は認識し
    ないアイソタイプがIgMである特許請求の範囲第2項
    または第4項記載のモノクローナル抗体(SC5)(1
    0)蛍光標識または酵素標識した特許請求の範囲第5項
    記載のモノクローナル抗体SC1(11)蛍光標識また
    は酵素標識した特許請求の範囲第6項記載のモノクロー
    ナル抗体SC2(12)蛍光標識または酵素標識した特
    許請求の範囲第7項記載のモノクローナル抗体SC3(
    13)蛍光標識または酵素標識した特許請求の範囲第8
    項記載のモノクローナル抗体SC4(14)蛍光標識ま
    たは酵素標識した特許請求の範囲第9項記載のモノクロ
    ーナル抗体SC5(16)蛍光標識または酵素標識した
    モノクローナル抗体SC1、SC2、SC3、SC4、
    SC5からなる群から選ばれる1種または2種以上を含
    有するヒト子宮頚癌診断試薬キット (17)蛍光標識または酵素標識したモノクローナル抗
    体SC1、SC2、SC3、SC4、SC5からなる群
    から選ばれる1種または2種以上と、該抗体と結合しう
    る、蛍光標識または酵素標識された化合物からなるヒト
    子宮頚癌診断試薬キット
JP60227446A 1985-10-12 1985-10-12 モノクロ−ナル抗体及び該モノクロ−ナル抗体を用いたヒト子宮頚癌用診断試薬 Pending JPS6287100A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6427481A (en) * 1987-07-23 1989-01-30 Hoechst Japan Monoclonal antibody capable of specifically recognizing cell strain admixed with hela cell

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6427481A (en) * 1987-07-23 1989-01-30 Hoechst Japan Monoclonal antibody capable of specifically recognizing cell strain admixed with hela cell

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