JPH03155799A - ヒト子宮頸部腺癌由来培養細胞株omc―4に対するモノクローナル抗体 - Google Patents

ヒト子宮頸部腺癌由来培養細胞株omc―4に対するモノクローナル抗体

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JPH03155799A
JPH03155799A JP1295389A JP29538989A JPH03155799A JP H03155799 A JPH03155799 A JP H03155799A JP 1295389 A JP1295389 A JP 1295389A JP 29538989 A JP29538989 A JP 29538989A JP H03155799 A JPH03155799 A JP H03155799A
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cells
omc
monoclonal antibody
uterine cervix
antibody
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JP1295389A
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English (en)
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Kazuo Tsuchida
土田 一雄
Kenji Adachi
健二 安達
Junko Iijima
飯島 淳子
Yoshio Shiina
義雄 椎名
Yoshiaki Okamoto
岡本 吉明
Takashi Yamada
隆司 山田
Masatsugu Ueda
植田 政嗣
Minoru Ueki
植木 実
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ヒト子宮頚部腺癌由来培養細胞株OMC−4
に対するモノクローナル抗体に関する。
し従来の技術およびその課題] 現在、細胞診断学は剥離細胞診からアスピレションなど
積極的に細胞を採取する方法へと変っており、それによ
り得られた新鮮細胞を対象とする機会が多くなってきた
。これらの細胞は、機能、分化、環境など種々の因子が
有機的に関与した最終像であり、細胞診断は細胞形態に
反映されたわずかな所見をもって行われている。ざらに
細胞診断は細胞検査上あるいは細胞診断固のみが行うこ
とになっており、その判定には長年の経験と熟練を要す
る。癌細胞を検出するためには、その活発な増殖能力を
反映する細胞核の肥大、濃染等が指標となるが、またこ
れは炎症や化生の細胞増殖による細胞核変化と非常に類
似している。その中でも特に腺癌細胞は他の癌細胞にく
らべ判別しにくいのが特徴である。
組織診断に用いられている酵素抗体法が長期にわたり、
細胞診断に応用されなかったのは、細胞片のほうが組織
切片に比べて非特異的反応を発現しやすく、結果の判定
に問題があったためと思われる。この非特異的反応を防
止するために固定法を改良したり(J、 Jap、 S
oc、 Cl1n、 Cytol、、 22、801−
812(1983)) 、正常血清(非免疫血清)によ
る前処理(J、 Jap、 Soc、 Cl1n、 C
ytol、、 2221B−227(1983))が必
要とされている。
一方、これに使われる抗体には、CEA (癌胎児性抗
原) 、A F P (a−fetprotein)な
トニ対するポリクローナル抗体、ざらにEMA (上皮
性膜抗原)等に対するモノクローナル抗体などがある。
しかし抗CEA抗体中には好中球や組織法と反応すルN
 GA (Non5pecific crossrea
ctingantigen)が含まれているために、非
癌ヒト牌アセトンパウダー等で吸収操作が必要である。
またEMA以下多くの腫瘍マーカーに対する抗体は、体
腔液細胞診において腺癌細胞と鑑別困難な反応性中皮細
胞に反応してしまうという欠点がある本発明は以上述ぺ
たような従来の事情に鑑みてなされたもので、癌の中で
も判別しにくい腺癌細胞に特異的に反応するようなモノ
クローナル抗体を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば、ヒト子吉頚部腺癌由来培養細胞株 O
MC−4に対して特異性を有するモノクローナル抗体が
提供される。
本発明の抗0MC−4モノクローナル抗体は、腺癌に特
異的であり、他の扁平上皮癌等の腫瘍細胞とは交叉反応
が少ない点において特徴づけられる。
従って細胞診断における免疫染色に使用することができ
、ざらに組織診断での免疫染色にも用いることができる
。さらに本モノクローナル抗体に螢光物質を結合させる
ことにより、フローサイトメーターでの細胞診断の自動
化が可能となる。
以下、本発明によるモノクローナル抗体の製造方法につ
き詳述する。
本発明のモノクローナル抗体は、ヒト子宮頚部腺癌由来
培養細胞株 OMC−4の培養細胞そのものを免疫原と
して用いて常法により製造できる。
例えば、上記免疫原で免疫された哺乳動物の形質細胞(
免疫細胞)と哺乳動物の形質細胞腫細胞(ミエローマ細
胞)とのハイブリドーマを作製し、これにより所望抗体
を産生するクローンを選択、培養する方法により得られ
る。
上記本発明のモノクローナル抗体の製造に当たって、免
疫原として用いられるOMC−4細胞はホモジエネート
にしたすせず、できるだけそのままの状態で哺乳動物に
投与することが望ましい。したがって、アジュバントを
用いたエマルジョンも作製しない。それは細胞診断に用
いる抗体はできるだけ細胞の表面抗原を認識しているほ
うが良いからである。具体的にはトリプシン処理にてペ
トリ冊より剥離したOMC−4を洗浄液であるPBS(
−)にて数回洗い、血清成分などの免疫原になるような
余分な成分は極力除くようにする。かくして1qられる
免疫原を利用した本発明の抗0MC−4モノクローナル
抗体の製造は、上記免疫原を用いることを除いて、常法
に従い実施でき、かくして本モノクローナル抗体を大小
にしかも安定して収得することができる。
上記モノクローナル抗体の製造方法は、より具体的には
上記免疫原で免疫された哺乳動物の形質細胞(免疫細胞
)と哺乳動物の形質細胞腫細胞とのハイブリドーマを作
製し、これより所望抗体(モノクローナル抗体)を産生
するクローンを選択、培養することにより実施される。
上記の方法において、抗体の製造に供される哺乳動物と
しては、特に制限はないが、本発明のモノクローナル抗
体をハイブリドーマを利用して製造する場合には、細胞
融合に使用する形質細胞腫細胞との適合性を考慮して選
択されるのが望ましく、一般にはマウス、ラット等が有
利に用いられる。
上記モノクローナル抗体の製造法において、免疫は一般
的方法により、例えば免疫原を哺乳動物に静脈内、陵内
、皮下、腹腔内注射等により投与することにより実施で
きる。より具体的には、免疫原を、供試動物に2〜14
日毎に数回投与し、投与量は、例えばマウスでは’1X
106〜1X107cellsになるようにすることに
より行い得る。また上記モノクローナル抗体の製造にお
いて用いられる免疫細胞としては、上記R終投与の約3
日後に摘出した肺臓細胞を使用するのが望ましい。
上記免疫細胞と融合される他方の親細胞としての哺乳動
物の形質細胞腫細胞としては、既に公知の種々のもの、
例えば、 p3 (p3/X63−A(18)(Nature、2
56,495−497(1975)p3− U 1 (
Current Topics in )licrob
iologyand  Immunology、81.
1−7(197B))NS −1(Eur、  J、 
 Immunol、6,511−519(197B))
M P C−11(Ce11.8,405−415(1
97B))S P 2 / O(Nature、 27
6、269−270(197B))FO(J、  Im
munol、Heth、35.1−21(1980))
X63. 5. 3.  (J、  Immunol、
123,1548−1550(1979)) S 194 (J、 Egp、 Hed、148,31
3−323(197B))等や、ラットにおける R 210 (NatLlre、277、131−13
3(1979))等の骨髄腫細胞等を使用できる。
上記免疫細胞と形質細胞腫細胞との融合反応は、公知の
方法、例えばミルスティーン(HilStein)らの
方法(Method in Enzymology、V
ol、73.pp3(1981))等に準じて行うこと
ができる。より具体的には、上記融合反応は、通常の融
合促進剤、例えばポリエチレングリコール(PEG) 
、センダイウィルス(HVJ)等の存在下に、通常の培
地中で実施され、培地にはざらに融合効率を高めるため
にジメチルスルホキシド等の補助剤を必要に応じて添加
することもできる。免疫細胞と形質細胞腫細胞との使用
比は、通常の方法と変わりはなく、例えば形質細胞腫細
胞に対して免疫細胞を約1〜10倍程度用いるのが普通
である。融合反応時の培地としては、上記形質細胞腫細
胞の増殖に通常使用される各種のもの、例えばRPM1
1640培地、MEM培地その他この種の細胞培地に一
般に利用されるものを例示でき、通常これらの培地は牛
脂仔血清(FBS)等の血清補液を俵いておくのがよい
融合は、上記免疫細胞と形質細胞腫細胞との所定量を、
上記培地内でよく混合し、予め37°C程度に加温した
PEG溶液、例えば平均分子量が1ooo〜6000程
度のPEG溶液を、通常培地に約30〜60 w/v%
の濃度で加えて混ビ合わUることにより行われる。以後
、適当な培地を逐次添加して遠心し、上清を除去する操
作を繰り返すことにより、所望のハイブリドーマが形成
される。
得られる所望のハイブリドーマの分離は、通常の選別用
培地、例えばHA T培地(ヒポキリンチン、アミノプ
テリンおよびチミジンを含む培地)で培養することによ
り行われる。該HAT培地での培養は、目的とするハイ
ブリドーマ以外の細胞(未融合細胞等)が死滅するのに
十分な時間、通常数日〜数週間行えばよい。かくしてj
qられるハイブリドーマは、通常の限界希釈法により目
的とする抗体の検索及び単一クローン化に供される。
目的抗体産生株の検索は、例えばELISA法(Eng
vall E、、 Heth、 Enzymol、70
,419−439(1980))、プラーク法、スポッ
ト法、凝集反応法、オクタロニ−(0uchterlo
ny)法、ラジオイムノアッセイ(RIA)法等の一般
に抗体の検出に用いられている種々の方法(「ハイブリ
ドーマ法とモノクローナル抗体」、(株)R&Dプラニ
ング発行、30−53頁、昭和57年3月5日)に従い
実施することができ、この検索には前記免疫原が利用で
きる。
かくして得られる本発明のモノクローナル抗体を産生ず
るハイブリドーマは、通常の培地で継代培養することが
でき、また液体窒素中で長期間保存することができる。
上記ハイブリドーマからの本発明のモノクローナル抗体
の採取は、該ハイブリドーマを、常法に従って培養して
その培養上清として得る方法や、ハイブリドーマをこれ
と適合性のある哺乳動物に投与して増殖させ、その腹水
として得る方法等が採用される。前者の方法は、高純度
のモノクロナル抗体を1がるのに適しており、後者の方
法はモノクローナル抗体の大量生産に適している。
また上記のごとくして1qられるモノクローナル抗体は
、更に塩析、ゲル濾過法、アフィニティクロマトグラフ
ィ等の通常の手段により精製することができる。
なお、本発明によるモノクローナル抗体とは、上記のよ
うにして精製したもののほか、培養液−上清や血清、腹
水の状態で得られる標品も含まれる。
[実施例] 以下、本発明のモノクローナル抗体の具体的な実施例を
挙げ、本発明をざらに詳しく説明する。
■抗原の作製 1985年10月3日、47オのステージIb  子宮
頚部腺癌患者の患部より摘出した腫瘍組織をBALB/
Cヌードマウスに移植した。2か月後、直径的0.6c
mになった腫瘍を取り出し、切片とした後、0.25%
トリプシン溶液中にて攪拌、単細胞化した後、培養液に
移した。培養液はHam’s F −12培地に20%
FBS (牛脂仔血清)を加えたものを使用した。混在
する線維芽細胞は抗生物質(ペニシリン 2000 u
nits/ml 、ストレプトマイシン2000μ9 
/ml >にて培養初期に除去した。その後2週問おき
に継代を繰り返し、安定な細胞株0MC−4を19だ(
八cta、 0bst、 Gynaec、 Jpn、3
9,859−860(1987))。こうして1ワられ
たヒト子宮頚部腺癌由来培養細胞株 OMC−4の細胞
そのものを抗原として用いた。
■モノクローナル抗体の作製法 免役 BALB/Cマウスに、PBS (−)に懸濁したOM
C−4細胞を2週問おきに3回、−匹当たり1 X10
7〜I Xloa個/mlの8度で0.5ml腹腔内投
与して、免疫した。ざらに2週間俊、同様の条件で最終
免疫をかけた。
星凰皿合 最終免疫後3日目に、これらマウスより抗体を産生ずる
感作リンパ球を含む肺臓を摘出した。摘出した肺臓をハ
サミで切片としたのちメツシュに通し、感作リンパ球を
単細胞として分離した。この感作リンパ球を遠心管に集
め、0.17M塩化アンモニウム溶液にて7〜10分間
処理し溶血させた後、赤血球を除去し、RPM I −
1640培地にて3回洗った。細胞をカウントし、’1
X10B個/ 10m1となるように調製した。
一方、マウスBALB/c由来ミエローマ細胞(SP2
10>をピペッティングにてペトリ皿より剥がし、RP
MI−1640培地にて3回洗った。
細胞をカウントし、’1X10B個/ 40 mlとな
るように調製した。
これら2種の細胞を混合したのち遠心した。上清を捨て
た債、50 w/v%のポリエチレングリコル4000
(MERCK社製)溶液’l mlをゆっくりと加えな
がら懸濁した。その後、DMEM培地9m1を徐々に加
えながら懸濁した。10分間放置後遠心した。上清を捨
てた後、HAT培地50 mlを徐々に加えながら懸濁
した。BALB/cマクロファージをフィダーセルとし
て敷いたマイクロプレートに1ウエル当たり100μβ
ずつ分注し、37℃、5%CO2インキ1ベーター中に
て培養した。その後、2〜3日毎に50μβずつ3回、
HAT培地を加えていった。
スクリーニングおよびクローニング 細胞融合後、10〜12日後にコロニーが形成されてい
るウェルより上清を採取し、OMC−4をコートしたマ
イクロプレートにてELISA法を実施した。ELIS
Aの結果、その培養上清がOMC−4に対し強く反応覆
るコロニーを選択した。そのように選択されたコロニー
に対して、次にこのコロニー上清を用いて子宮頚部腺癌
組織パラフィン包埋切片に対し、免疫組織染色を行った
。そしてこの免疫染色が陽性にでるコロニーをさらに絞
り込んだ。このように絞り込んだコロニーを限界希釈法
によりクローニングを行った。その結果、OMC−4お
よびヒト子宮頚部腺癌に対して強い反応性を有するモノ
クローナル抗体を産生ずる単一のハイブリドーマを得た
。このハイブリドーマをranti−OMC−4117
−13Jと称し、産生ずるモノクローナル抗体をrAD
 117m lと称することとする。
■モノクローナル抗体の特性 上記のようにして得られたモノクローナル抗体の特異性
を検討するため、OMC−1<ヒト子宮頚部扁平上皮癌
由来細胞株) 、OMC−4(ヒト子宮頚部腺癌由来細
胞株) 、OMC−6(ヒト子宮内膜間質肉腫由来細胞
株)、EDiPack(ヒト由来表皮細胞)を抗原とし
てELISAを行ったところ、OMC−4のみと強く反
応し、他の細胞とはほとんど反応しなかった。
第1図は、本実施例によるモノクローナル抗体(AD 
117m )の抗0MC−4活性に対16115希釈分
析を行った結果を他の抗原に対するものと比較して示し
たもので、縦軸は波長405 nmにおける吸光度、横
軸はAD 117m原液(培養上清)m度(X=O)の
175希釈度(115expX ) ’Fr目盛ったも
のである。また、◇はOMC−4、+はOMC−1、Δ
はOMC−6、口はEpiPackをそれぞれ抗原とし
た場合を示す。また免疫組織染色の結果は、ヒト子宮頚
部腺癌およびヒト子宮内膜腺癌に対してよく染まること
が分かつている。
ざらに抗原の性質を調べるために、マイクロプレートに
コートしたOMC−4を酵素処理等を行った後、ELI
SAをしたところ、プロナー+ii理では反応性の低下
が見られず(第2図参照)、過ヨウ素酸処理では反応性
が低下した(第3図参照)。またシアリダーゼ処理でも
反応性の低下は見られなかった(第4図参照)。
ここで第2図は、波長405 nmにおける吸光度、即
ち抗体活性(縦軸)に対するプロナーゼの希釈度依存性
を示したもので、プロナーヒ25μ9/威を原液濃度(
X=O)として1/2 expXを横軸にプロットした
ものである。第3図は吸光度に対する過ヨウ素酸の希釈
度依存性を示したもので、過ヨウ素酸20 mMを原液
濃度(X=O)として1/2 eXE)Xを横軸にプロ
ットしたものである。第4図は吸光度に対するシアリダ
ーゼの希釈度依存性を示したもので、シアリダーゼ25
0 mu/rniを原液濃度(X=O)として1158
XI)Xを横軸にプロットしたもので、口はAD 11
7mの場合、+は抗CA 19−9抗体の場合を示す。
以上のことから、このモノクローナル抗体はエピトープ
として糖鎖を認識する可能性が高い。
更に、このモノクローナル抗体と糖鎖を認識する抗CA
 19−9抗体との交叉実験を行ったところ、この2つ
の抗体は交叉しないことが分かった。第5図はこのこと
を示したもので、図中、口はAD117mのm度を一定
にした状態での抗CA 19−9抗体の希釈度(1/3
 eXDX )に対する吸光度変化、+は抗CA 19
−9抗体の濃度を一定にした状態でのAD 117mの
希釈& (1/3 expX )に対する吸光度変化を
示したものである。
ざらにこのモノクローナル抗体のクラス、サブクラスを
調べたところ、ISFMであることが分かった。
以上のような特性を示すモノクローナル抗体rAD 1
17m Jを産生するバイブリド−’?「anti−O
MC−4117−13Jは、通産省工業技術院微生物工
業技術研究所(微工研)に微工研菌奇第11032号(
FERN P−11032)として寄託されている。
この抗体を他の市販の腫瘍マーカーと共に用いて体腔液
細胞診における免疫染色を行ったところ、第1表のよう
な結果になった。この表において、抗体の染色強度、抗
体の陽性VA度は、癌細胞に対する各抗体の染色状態を
示すもので、中皮細胞の染色強度は、正常細胞に対する
各抗体の染色状態を示すものである。また、染色強度は
染色された色の濃淡の度合をO〜3の数値で表した時の
平均値を示し、陽性頻度は癌細胞のうち染色されたもの
の#A度をO〜3の数値で表した時の平均値を示す。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明による抗0MC−4モノク
ローナル抗体は、OMC−4に対して高い特異性を有す
るので、このモノクローナル抗体を用いて免疫染色する
ことにより、非特異的反応を抑えることができ、細胞診
断および組織診断における有用な診断薬となることが期
待でき、また癌に対する有効な治療薬に応用することが
可能である。
ざらにこのモノクローナル抗体は、ロット間での抗体力
価の差がなく、かつ吸収操作の必要もないので、常に一
定品質の抗体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるモノクロナール抗体の抗体活性に
対する希釈度依存性を伯の抗原に対するものと比較して
示す特性図、第2〜4図はそれぞれ本発明によるモノク
ロナール抗体の抗体活性に対するプロナーゼ、過ヨウ素
酸およびシアリダーゼの希釈度依存性を示す特性図、第
5図は本発明によるモノクロナール抗体とanti−C
A 19−9との交叉実験結果を示す特性図である。 第3図 希 釈度(115expX) 第4図 希釈度(115expX) 第1図 第2図 第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ヒト子宮頚部腺癌由来培養細胞株OMC−4に対
    して特異性を有することを特徴とする抗OMC−4モノ
    クローナル抗体
JP1295389A 1989-11-14 1989-11-14 ヒト子宮頸部腺癌由来培養細胞株omc―4に対するモノクローナル抗体 Pending JPH03155799A (ja)

Priority Applications (1)

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