JPS628618B2 - - Google Patents

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JPS628618B2
JPS628618B2 JP55140449A JP14044980A JPS628618B2 JP S628618 B2 JPS628618 B2 JP S628618B2 JP 55140449 A JP55140449 A JP 55140449A JP 14044980 A JP14044980 A JP 14044980A JP S628618 B2 JPS628618 B2 JP S628618B2
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JP
Japan
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hydraulic pump
swash plate
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internal combustion
combustion engine
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JP55140449A
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Kazuo Honma
Yoshio Nakajima
Eiki Izumi
Hiroshi Watanabe
Yukio Aoyanagi
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Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Priority to US06/387,884 priority patent/US4606313A/en
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は油圧シヨベルの駆動源ように内燃機関
と、これによつて駆動される可変吐出量液圧ポン
プとを備えた系の制御方法に関するものである。
従来、油圧シヨベルのように、1台の内燃機関
で複数の油圧ポンプを駆動して油圧動力を発生さ
せる装置において、内燃機関の出力馬力を油圧ポ
ンプに配分する手段として、大略的に、 (イ) 個別制御方式 (ロ) クロスセンシング方式 (ハ) エンジンスピードセンシング方式 の3種類の制御方式がある。
(イ)の個別制御方式は、例えば油圧ポンプが2台
の場合には、それぞれの油圧ポンプに内燃機関の
最大出力馬力の1/2ずつ配分し、それぞれの油圧
ポンプの回路圧力を単独に検出してポンプの吐出
量を制御する方式である。この方式では、片方の
油圧ポンプが無負荷の場合でも、もう一方の油圧
ポンプはその余剰馬力を活用することができず、
不具合なことがある。
(ロ)のクロスセンシング方式は、2台の油圧ポン
プでそれぞれの回路圧力を相互に伝達し合うこと
により、片方の油圧ポンプの負荷が軽いときには
他方の油圧ポンプがその余剰の馬力の一部を引用
できるようにしたものである。この方式は馬力制
御の面では個別制御方式より優れているが、ポン
プ吐出量を制御するレギユレータの構造が複雑に
なる。
それに対して(ハ)のエンジンスピードセンシング
方式は内燃機関の回転数低下を検出して油圧ポン
プの吐出量を制限するものであり、馬力利用の面
からは最も優れた方式である。その従来例として
は、例えばSAEpaper760687(T.P.Neal著
Electrohydraulic Control of
HydrostaticTransmissions)がある。この方法
は内燃機関の回転数低下を検出して油圧ポンプの
傾転角に制限を加えるという点では原理的にすぐ
れたものであるが、内燃機関の回転数の微小な変
化によつて内燃機関が正常に制御されているか、
それともストールの方向に向かつているのかを判
断することは難しく、内燃機関の回転数に対応し
てポンプ傾転量を制御するための設定点の調整が
難しい。また油圧シヨベルのように1つの油圧ポ
ンプに、複数個の油圧アクチユエータが結合して
いる場合には、それによつて特性が変わるため、
応答遅れを防止する直列補償を採用しても、性能
改善には限界があり、制御系の安定性が良好でな
いなどの問題点がある。
本発明は内燃機関で複数の油圧ポンプを駆動し
て、液圧動力を発生させる駆動系において、その
系の調整が容易で、かつ安定性の良好なエンジン
スピードセンシング方式の馬力制御を実現するこ
とができる制御方法を提供することを目的とす
る。
本発明の特徴とするところは、燃料噴射ポンプ
の燃料噴射により制御される内燃機関と、この内
燃機関により駆動される複数個の可変吐出量液圧
ポンプとを含む系において、内燃機関のアクセル
量により設定される目標回転数と出力回転数との
差(回転数偏差)を求め、この回転数偏差が増大
するにつれて液圧ポンプの入力トルクが減少する
ように、回転数偏差と液圧ポンプの吐出圧力とか
ら液圧ポンプの斜板傾転量の目標値を演算し、こ
の演算結果にもとづいて液圧ポンプの斜板傾転角
を制御すると共に、前記回転数偏差を、この偏差
と関数関係にあるラツク変位目標値に換算し、こ
の換算値により燃料噴射ポンプのラツク位置を調
整して、燃料噴射量を制御するものである。
以下、本発明を図面に示す実施例について説明
する。
第1図は本発明の制御方法の一実施例を備える
内燃機関と可変吐出量ポンプとの系を示すもので
ある。第1図において、1は内燃機関、2および
3は内燃機関1によつて駆動される可変吐出量ポ
ンプである。4および5はそれぞれポンプ2およ
び3の斜板(もしくは斜軸)の傾転角を制御する
斜板操作機構で、その具体的構成例は第3図に示
してある。6は内燃機関1の燃料噴射ポンプで、
この燃料噴射ポンプ6はこれに設けたラツクを操
作することにより所望量の燃料を内燃機関に供給
する。この燃料噴射ポンプ6のラツク駆動手段の
具体的な構成例は第2図に示してある。7は内燃
機関1のスロツトルレバー(図示せず)の操作量
検出器、8,9はポンプ2,3の斜板傾転量の最
大値を外部から操作するための操作レバー(図示
せず)の操作量検出器、10は内燃機関1の出力
回転数を検出する検出器、11は燃料噴射ポンプ
6のラツク変位を検出する検出器である。12は
内燃機関1の制御装置で、この制御装置12は検
出器7からのスロツトルレバーの操作量信号(内
燃機関1の回転数の目標値)7a、検出器10か
らの内燃機関1の回転数信号10aおよび検出器
11からの燃料噴射ポンプ6のラツク変位信号1
1aに基づいてラツク操作信号12aを燃料噴射
ポンプ6へ出力すると共に、内燃機関1の回転数
偏差信号12bをポンプ2,3の制御装置13へ
出力する。
ポンプ2,3の制御装置13は油圧ポンプ2の
斜板傾転量の外部操作信号8a、油圧ポンプ3の
斜板傾転量の外部操作信号9a、油圧ポンプ2の
斜板傾転量信号4a、油圧ポンプ3の斜板傾転量
信号5a、圧力検出器14で検出した油圧ポンプ
2の吐出圧力信号14a、圧力検出器15で検出
した油圧ポンプ3の吐出圧力信号15aおよび内
燃機関1の制御装置12から与えられる内燃機関
1の回転数偏差信号12bに基づいて、油圧ポン
プ2の斜板操作信号13aおよび油圧ポンプ5の
斜板操作信号13bをそれぞれの油圧ポンプの斜
板操作機構4,5に出力する。
前述した燃料噴射ポンプ6およびラツク操作装
置の具体的実施例を第2図について説明する。こ
の図において第1図と同符号のものは同一部分を
示す。内燃機関1への燃料噴射量はラツク16の
変位と関数関係にある。このラツク16は可動線
輪17によつて駆動される。18はヨーク、19
は永久磁石、20はラツク戻しばねである。21
は電流増幅器で、この電流増幅器21は内燃機関
1の制御装置12からのラツク操作信号12aを
受けて、直流電流信号もしくはパルス幅変調信号
21aの形にして、可動線輪17を駆動する。ラ
ツク変位検出器11はその出力を増幅器もしくは
波形整形回路22を介して、ラツク変位信号11
aとして内燃機関1の制御装置12に帰還する。
前述した油圧ポンプ2の斜板操作機構4の具体
的実施例を第3図について説明する。この図にお
いて第1図と同符号のものは同一部分を示す。油
圧ポンプ2の斜板2aは油圧シリンダ23aおよ
び23bで駆動される。油圧シリンダ23a,2
3bは4個の2位置2方電磁弁24〜27で制御
される。すなわち電磁弁24および25のソレノ
イド24aおよび25aを励磁すると、パイロツ
ト油圧源28からの圧油が油圧シリンダ23aに
作用すると共に、油圧シリンダ23bはタンク2
9につながるから、油圧ポンプ2の斜板2aの傾
斜量は増加する。逆に電磁弁26,27のソレノ
イド26a,27aを励磁すると、油圧ポンプ2
の斜板傾転量は減少する。そして電磁弁25,2
7のソレノイド25a,27aを励磁すると、電
磁弁24〜27はすべて回路を閉じるから、油圧
ポンプ2の斜板傾転量はその状態を維持する。3
0は油圧ポンプ2の斜板2aの傾転量を検出する
検出器で、その出力信号は増幅器もしくは波形整
形回路31を介して斜板傾転量信号4aとしてポ
ンプの制御装置13へ帰還される。油圧ポンプ3
の斜板操作機構5についても同様に構成されてい
るので、その詳細な説明は省略する。
次に内燃機関1の制御装置12における制御方
法を第4図について説明する。
第4図は制御装置12としてマイクロコンピユ
ータを用いた場合の制御フローチヤートである。
まず最初に手順40で状態量、すなわちスロツ
トルレバー操作量(目標回転数Nr)、出力回転数
Neおよびラツク変位Zを読込んで、しかるべき
記憶番地へ記憶する。次に手順41で内燃機関1
の回転数偏差ΔN=Nr−Neを演算して、その結
果を記憶するとともに、手順42で回転数偏差Δ
Nの値を信号12bとしてポンプの制御装置13
へ出力する。次に目標回転数Nrの値からアイド
リングか否かを判断し、アイドリング状態なら
ば、手順44で、予め読み出し専用メモリ
(ROM)に書込まれているアイドリング時のラツ
ク変位目標関数M=fi(ΔN)を照会し、アイ
ドリング時のラツク変位目標値Mの値を決めて手
順51へ移る。ここでラツク変位目標関数は第5
図に示すような形をしている。すなわち、回転数
偏差ΔNに対してラツク変位目標値Mは単調増加
関数である。第5図で関数f(ΔN)はΔN1
折点とする折線関数として示したが、必ずしもこ
のような折線ではなく、曲線であつても良い。ま
た、ラツク変位目標値関数として、アイドリング
時、中速時および高速時の3種類を準備し、目標
回転数Nrに応じて使い分ける方式もある。第4
図はこの方式を示している。すなわち手順43で
アイドリング状態でない場合には手順46で中速
か高速かを判断し、その結果、高速であるなら
ば、手順47で高速時用のラツク変位目標値関数
M=fh(ΔN)を照会し、このときのラツク変
位目標値Mの値を決めてから手順45へ移る。ま
た中速時の場合には手順48で中送時用のラツク
変位目標値関数M=fp(ΔN)を照会して、こ
のときのラツク変位目標値Mの値を決めてから手
順45へ移る。
手順45では出力回転数Neから、ROMに予め
書込まれているラツク変位目標値Mの最大値Mna
=g(Ne)を照会し、次の手順46ではこのラ
ツク変位目標値Mの値とその最大値Mnaxとの値
を比較する。そしてM>Mnaxならば、手順47
でMの値をMnaxと置換えて手順48に移る。も
しMMnaxならばMの値を変えずに手順48に
移る。
ラツク変位目標値の最大値Mnax=g(Ne)は
出力回転数Neに対して第6図に示すように低下
する関係になつている。この目的は次の通りであ
る。すなわち、一般に燃料噴射ポンプ6の1サイ
クル当りの燃料噴射量は、ラツク変位が著しい場
合、内燃機関1の回転数が増加するにつれて増大
する性質がある。したがつて回転数の低下につれ
て出力トルクが低下する。そこで低回転域でのト
ルクを確保するために、ラツク変位の最大値を大
きく調整しておくと、高速回転域での燃料噴射量
が多くなりすぎて不完全燃焼が起こり、内燃機関
1から黒煙が噴き出す。このような問題点を克服
するために、第6図に示したように出力回転数
Neとラツク変位の目標値の最大値Mnaxとの関係
を右下がりの特性にしておけばよい。これをアン
グライヒ(angleich)特性と呼んでいる。この特
性は機械式ガバナでは非常に複雑な機構を組合せ
わせて実現しているが、電子式、特にマイクロコ
ンピユータを制御装置として用いると、非常に簡
単に実現することができる。
以上のようにしてラツク変位の目標値Mを決め
た後、第4図に示す手順48ではラツク変位目標
値Mとラツク変位Zとからラツク変位偏差ΔZを
演算し、手順49でその値を第3図に示す電流増
幅器21に出力し、始めに戻る。
次にポンプの制御装置13における制御方法を
第7図について説明する。
第7図はポンプの制御装置13をマイクロコン
ピユータを用いて実現した場合の制御フローチヤ
ートである。
まず手順50で油圧ポンプ2に関する駆動系の
状態量、すなわち油圧ポンプ2の外部操作信号X
L、斜板傾転量Y、回転圧力Pおよび内燃機関1
の回転数偏差ΔNを読込み記憶する。
続いて手順51で入力トルク制御関数f1(Δ
N,P)に基づく斜板傾転量指令値XHを決定す
る。この斜板傾転量指令値XHを決定する手順を
第8図に示す入力馬力制御関数について説明す
る。
油圧ポンプ2の入力トルクは油圧ポンプ2の斜
板傾転量Yと吐出圧力Pとの積に比例する。した
がつて内燃機関1の出力回転数Neの低下、すな
わち回転数偏差ΔNの増加に従つて斜板傾転量Y
と吐出圧力Pとの積を小さくするように斜板傾転
量を制御するために用いるのが入力トルク制御関
数f1(ΔN,P)である。第8図における横軸は
回路圧力Pであり、縦軸は入力馬力制御関数f1
(ΔN,P)に基づく斜板傾転量の目標値XHであ
る。入力トルク制御関数f1(ΔN,P)は双曲線
群または近似双曲線群であり、ΔN>ΔN0では P・XH≒Tnax−K(ΔN−ΔN0) を満足するような曲線群である。すなわち、回路
圧力Pと内燃機関1の回転数偏差ΔNを用いて、
入力トルク制御関数f1から最適な斜板傾転量指令
値XHを決定することができる。
入力トルク制御関数f1(ΔN,P)はf10(Δ
N0,P)、f11(ΔN1,P)……f11(ΔN1,P)
のように回転数偏差ΔNに対応して複数個の関数
表を記憶部に予め記憶しておき、実際の回転数偏
差に最も近い回転数偏差に対応した関数表から直
線補間を用いて所望の斜板傾転量指令値を演算す
るようにして構成してもよいし、次のような近似
的な手法を用いてもよい。これは、第9図に示し
たような1本の双曲線f0(P)を回転数偏差ΔN
の値に応じて平行移動して、回路圧力Pと回転数
偏差ΔNに対応した斜板傾転量の目標値XHを求
めるものである。このときの平行移動の方法を第
10図を用いて次に述べる。
第10図において、いま基準となる双曲線f0
(ΔP)として、油圧ポンプ2の吸収トルクTの
最小吸収トルクT0となるような圧力Pと斜板傾
転量指令値XHとの関係を用いるものとする。こ
のときに内燃機関1の回転数偏差ΔNに応じて変
化するΔP=g1(ΔN)なる関数を用いて圧力信
号Pの代りにP′=P−ΔPとおきかえて関数f0
らXHを求めるようにすると、第10図にf0(P
−ΔP)として示した曲線のようにf0(P)をΔ
Pだけ横軸方向に移動したような形となる。この
曲線は吸収トルクがほぼ一定の直線とはかなりか
け離れた曲線となる。そこで、もう1つ、回転数
偏差ΔNに応じて変化するΔX=g2(ΔN)なる
関数を用いて斜板傾転量の目標値XHを補正す
る。すなわち XH=f0(P−ΔP)+ΔX なる演算を施して曲線f0(P−ΔP)をΔXだけ
縦軸方向に移動する。その結果得られる曲線を第
10図に破線で示した。このような方法で平行移
動すると、それぞれの回転数偏差に応じて、かな
り良好な吸収トルク一定の曲線が得られる。
ここで内燃機関1の回転数偏差ΔNの増加に対
して油圧ポンプ2の吸収トルクTが第11図のよ
うな形で減少するように制御するためには、補正
関数ΔP=g1(ΔN)、ΔX=g2(ΔN)はそれ
ぞれ第12図、第13図に示したような形とな
る。
以上で説明した手順をフローチヤートの形で表
記したのが第14図である。なお、基準となる入
力トルク制御関数f0として双曲線ではなく直線を
用いると、入力トルク一定曲線からの誤差が大き
くなるが、それでも回路圧力と無関係に油圧ポン
プの斜板傾転量を制御する従来の方法よりもはる
かに安定性が良好になるので、入力トルク制御関
数f0として直線を用いる場合も本発明の趣旨に反
するものではない。
再び第7図に戻つて手順52以下の制御手順を
説明する。
入力トルク制御関数f1(ΔN,P)から入力ト
ルクに関する斜板傾転量の目標値XHを決定した
後で、その値を一時記憶して次の手順52に移
る。
手順52では回路圧力Pが異常に上昇した場合
にレバー操作量XLや入力トルクを制限するため
の目標値XHとは無関係に斜板傾転量Yに減じ
て、油圧回路のリリーフ弁(図示せず)から圧油
がリリーフしてエネルギ損失となることを防ぐた
めのものである。そのために第15図に示したよ
うな関数XC=f2(P)を記憶部に用意してお
く。そしてこの関数を照会することによつて回路
圧力に応じた斜板傾転量の目標値XCを決定す
る。次に手順53では、以上の手順で決定した斜
板傾転量の目標値XL,XH,XCの3者を比較
し、その最小値を最終的な斜板傾転量の目標値X
として選択して、手順54の斜板傾転量の制御に
移る。
次に手順54で実行するポンプ制御ルーチンを
第16図を用いて説明する。まず手順61では、
ポンプ2の斜板傾転量の目標値Xとポンプ2の傾
転角X10とからポンプ2の傾転角偏差Z2=X−X10
を演算する。
続いて手順62ではポンプ2の傾転角偏差Z2
正負を判定する。その結果正ならば、手順63で
傾転角偏差Z2が不感帯Δより大きいか否かをチエ
ツクする。もしZ2>Δならば、手順64に移り、
ポンプ2の傾転角増加指令(第3図に示す電磁弁
24,25のソレノイド24a,25aを励磁す
る指令)を出力してメインルーチンに戻る。もし
手順63でZ2Δならば手順65でポンプ2の傾
転角保持指令(第3図に示す電磁弁25,27の
ソレノイド25a,27aを励磁する指令)を出
力してメインルーチンに戻る。手順62で傾転角
偏差Z2の値が負ならば、手順66に移り、傾転角
偏差Z2の絶対値をとり、新たにZ2=|Z2|とす
る。次に手順67で傾転角偏差Z2と不感帯Δとの
大小を比較する。そして、Z2>Δならば、手順6
8でポンプ2の傾転角減少指令(第3図に示す電
磁弁26,27のソレノイド26a,27aを励
磁する指令)を出力しメインルーチンに戻る。も
し、手順57でZ2Δならば、手順65に移つて
ポンプ2の傾転角保持指令を出してメインルーチ
ンに戻る。これまでの説明はポンプ2に関するも
のであるが、ポンプ3の制御ルーチンもこれと同
様であるので、説明は省略する。
以上、第7図に示す手順50から手順54で油
圧ポンプ2の制御を行なつたが、同様の手順を油
圧ポンプ3についても行ない。それを終ると再び
始めに戻つて同様の制御手順を繰返す。ここでも
し、油圧ポンプ2と油圧ポンプ3との吸収馬力の
配分を同一にとるのであれば、手順51で決定し
たXHをそのまま手順55でも用いることができ
るから、XHの決定の手順は手順55では省略す
ることができる。
以上の説明は油圧ポンプ2,3の斜板傾転量Y
が正の値のみとれる、いわゆる片傾転形の油圧ポ
ンプについて述べたが、Yの正負の値をとれる、
いわゆる両傾転形の油圧ポンプを用いた油圧閉回
路の駆動装置にも同様の考え方を適応することが
できる。
なお、上述の実施例では本発明の内容をわかり
易くするために、内燃機関1の制御装置12とポ
ンプの制御装置13とを別々のハードウエアとし
て説明したが、一個のマイクロコンピユータを用
いて同一のハードウエアとして構成することも可
能である。
更に、本発明の制御方法は論理制御を必要とす
るため、説明をわかり易くする目的で、制御装置
にマイクロコンピユータを用いた場合の実施例を
示したが、アナログ回路と論理素子を用いて本発
明の制御方法を実現することも容易である。
以上詳述したように本発明の制御方法によれ
ば、内燃機関1の回転数を制御するための回転数
偏差信号ΔNと同一の信号を用いて油圧ポンプの
入力馬力(入力トルク)制御を行なうため、制御
装置の調整が非常に容易となる。更に、内燃機関
1の回転数偏差信号ΔNだけでなく回路圧力信号
Pによつても油圧ポンプの斜板傾転量を制御する
ため、従来例では実施している直列補償では得ら
れないフイードバツク補償の効果が得られ、制御
系全体の安定性が著しく向上するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の制御方法を実現する内燃機関
と液体ポンプとの駆動系の構成を示す図、第2図
は本発明の制御方法を適用する内燃機関の燃料噴
射ポンプとラツク駆動手段との一実施例の構成を
示す図、第3図は本発明の制御方法を適用する液
圧ポンプの斜板操作機構の一実施例の構成を示す
図、第4図は本発明の内燃機関制御方法を示すフ
ローチヤート、第5図は内燃機関の回転数偏差と
ラツク変位指令値との関係を示す線図、第6図は
内燃機関の回転数とラツク変位指令値の最大値と
の関係を示す線図、第7図は本発明の液圧ポンプ
の制御方法を示すフローチヤート、第8図は本発
明の制御方法における回路圧力と回転数偏差と液
圧ポンプの斜板傾転量の指令値との関係を示す線
図、第9図は第8図の関係を近似的に実現するた
めに用いる液圧ポンプ入力一定曲線の基準を示す
ための線図、第10図は第9図に示す線図を平行
移動する方法を説明するための線図、第11図は
本発明の制御方法における内燃機関の回転数偏差
と液圧ポンプ入力トルクとの関係の一例を示すた
めの線図、第12図は回転数偏差と回路圧力の補
正値との関係を示す線図、第13図は回転数偏差
とポンプ斜板傾転量の補正値との関係を示す線
図、第14図は入力トルク制御関数にもとづく斜
板傾転量指令値を決定する手順の一実施例を示す
ためのフローチヤート、第15図は回路圧力の最
高値を規制するために用いる制御関数を示す線
図、第16図は斜板操作機構の制御フローチヤー
トである。 1……内燃機関、2,3……可変吐出量ポン
プ、4,5……斜板操作機構、6……燃料噴射ポ
ンプ、12……内燃機関1の制御装置、13……
ポンプ2,3の制御装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 燃料噴射ポンプの燃料噴射により制御される
    内燃機関と、この内燃機関により駆動される複数
    個の可変吐出量液圧ポンプとを含む系において、
    内燃機関のアクセル量により設定される目標回転
    数と出力回転数との差(回転数偏差)を求め、こ
    の回転数偏差が増大するにつれて液圧ポンプの入
    力トルクが減少するように、回転数偏差と液圧ポ
    ンプの吐出圧力とから液圧ポンプの斜板傾転量の
    目標値を演算し、この演算結果にもとづいて、液
    圧ポンプの斜板傾転角を制御すると共に、前記回
    転数偏差を、この偏差と関数関係にあるラツク変
    位目標値に換算し、この換算値により燃料噴射ポ
    ンプのラツク位置を調整して、燃料噴射量を制御
    することを特徴とする内燃機関と液圧ポンプとを
    含む駆動系の制御方法。 2 斜板傾転量の目標値は、液圧ポンプの吐出圧
    力に対して、双曲線関数の関係であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の内燃機関と液
    圧ポンプとを含む駆動系の制御方法。 3 斜板傾転量の目標値は、内燃機関の回転数偏
    差と液圧ポンプの吐出圧力とから演算した斜板傾
    転量の目標値XHと、液圧ポンプの斜板傾転外部
    操作量XLとを比較して、両者の小さい方の値に
    選択して液圧ポンプの斜板傾転量を制御すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項
    記載の内燃機関と液圧ポンプとを含む駆動系の制
    御方法。 4 斜板傾転量の最終的な目標値は、内燃機関の
    回転数偏差と液圧ポンプの吐出圧力とから演算し
    た斜板傾転量の目標値XHと、液圧ポンプの吐出
    圧力のみから演算したもう1つの斜板傾転量の目
    標値XCとを比較して、両者の小さい方の値に選
    択して液圧ポンプの斜板傾転量を制御することを
    特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記
    載の内燃機関と液圧ポンプとを含む駆動系の制御
    方法。 5 斜板傾転量の最終的な目標値は、内燃機関の
    回転数偏差と液圧ポンプの吐出圧力とから演算し
    た斜板傾転量の目標値XHと、液圧ポンプの斜板
    傾転外部操作量XLと、液圧ポンプの吐出圧力の
    みから演算したもう1つの斜板傾転量の目標値X
    Cとの3つの値のうち最小値に選択して、液圧ポ
    ンプの斜板傾転量を制御することを特徴とする特
    許請求の範囲第1項または第2項記載の内燃機関
    と液圧ポンプとを含む駆動系の制御方法。
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