JPS6318011B2 - - Google Patents

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JPS6318011B2
JPS6318011B2 JP54131846A JP13184679A JPS6318011B2 JP S6318011 B2 JPS6318011 B2 JP S6318011B2 JP 54131846 A JP54131846 A JP 54131846A JP 13184679 A JP13184679 A JP 13184679A JP S6318011 B2 JPS6318011 B2 JP S6318011B2
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JP
Japan
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pump
internal combustion
combustion engine
value
rotation speed
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JP54131846A
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Kazuo Honma
Yoshio Nakajima
Eiki Izumi
Hiroshi Watanabe
Yukio Aoyanagi
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Priority to US06/276,367 priority patent/US4395199A/en
Priority to GB8116765A priority patent/GB2072890B/en
Priority to DE803049938A priority patent/DE3049938A1/de
Priority to EP80901973A priority patent/EP0037838B1/en
Publication of JPS5656931A publication Critical patent/JPS5656931A/ja
Priority to SE8103708A priority patent/SE447594B/sv
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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は油圧シヨベルの駆動源ように内燃機関
と、これによつて駆動される可変吐出量液圧ポン
プとを備えた系の制御方法に関するものである。
従来、油圧シヨベルのように、1台の内燃機関
で複数の油圧ポンプを駆動して油圧動力を発生さ
せる装置において、内燃機関の出力馬力を油圧ポ
ンプに配分する手段として、大略的に (イ) 個別制御方式 (ロ) クロスセンシング方式 (ハ) 全馬力制御方式 の3種類の制御方式がある。
(イ)の個別制御方式は、例えば油圧ポンプが2台
の場合には、それぞれの油圧ポンプに内燃機関の
最大出力馬力の1/2ずつ配分し、それぞれの油圧
ポンプの回路圧力を単独に検出してポンプの吐出
量を制御する方式である。この方式では、片方の
油圧ポンプが無負荷の場合でも、もう一方の油圧
ポンプはその余剰馬力を活用することができず、
不具合なことがある。
(ロ)のクロスセツシング方式は、2台の油圧ポン
プでそれぞれの回路圧力を相互に伝達し合う事に
より、片方の油圧ポンプの負荷が軽いときには他
方の油圧ポンプがその余剰の馬力の一部を引用で
きるようにしたものである。この方式は馬力利用
の面では個別制御方式より優れているが、ポンプ
吐出量を制御するレギユレータの構造が複雑にな
る。
それに対して(ハ)の全馬力制御方式は内燃機関の
回転数低下を検出して油圧ポンプの吐出量を制限
するものであり、馬力利用の面からは最も優れた
方式である。その従来例としては、例えば特開昭
50−4601号公報がある。この方法は内燃機関の回
転数低下を検出して油圧ポンプの傾転角に制限を
加えるという点では原理的にすぐれたものである
が、その実現手段として、液圧的手段を用いるた
め、例えば油温の変動の影響を受け易い、内燃機
関の設定回転数の変化への対応が困難、応答性が
悪い、系全体の動的安定性を良好に保つのがむづ
かしい。およびポンプ傾転角の最大値を外部から
操作しようとする場合にレギユレータの構造が複
雑になるなどの問題点がある。
本発明は内燃機関で複数の油圧ポンプを駆動し
て、油圧動力を発生させる装置において、応答
性、動的安定性が良好で、かつ内燃機関の停止が
発生しない全馬力制御を実現することができる制
御方法を提供することを目的とする。
本発明の特徴とするところは、燃料噴射ポンプ
の燃料噴射により制御される内燃機関と、この内
燃機関により駆動される複数個の可変吐出量液圧
ポンプとを含む系において、内燃機関のアクセル
量により設定される目標回転数と出力回転数との
差(回転数偏差)を求め、この回転数偏差を、こ
の偏差の関数関係にあるポンプ制御係数に換算
し、この換算値を液圧ポンプの斜板傾転外部操作
量と乗算し、この乗算値を液圧ポンプの目標斜板
傾転値として液圧ポンプのレギユレータに入力し
て、液圧ポンプの斜板傾転角を制御すると共に、
前記回転数偏差を、この偏差の関数関係にあるラ
ツク変位目標値に換算し、この換算値により燃料
噴射ポンプのラツク位置を調整して、燃料噴射量
を制御するものである。
以下、本発明を図面に示す実施例について説明
する。
第1図は本発明の制御方法の一実施例を備える
内燃機関と可変吐出量ポンプとの系を示すもので
ある。第1図において、1は内燃機関、2および
3は内燃機関1によつて駆動される可変吐出量ポ
ンプである。4および5はそれぞれポンプ2およ
び3の斜板(もしくは斜軸)の傾転角を制御する
レギユレータで、その具体的構成例は第3図に示
してある。6は内燃機関1の燃料噴射ポンプで、
この燃料噴射ポンプ6はこれに設けたラツクを操
作することにより所望量の燃料を内燃機関に供給
する。この燃料噴射ポンプ6のラツク駆動手段の
具体的な構成例は第2図に示してある。7は内燃
機関1のスタータスイツチ、8は内燃機関1のア
クセルレバー、9および10はそれぞれポンプ2
および3の傾転角の最大値を外部から操作するた
めの操作レバー、11は内燃機関1の出力回転数
を検出する検出器、12は燃料噴射ポンプ6のラ
ツク変位を検出する検出器である。13は内燃機
関1の燃料噴射ポンプ6およびポンプ2,3の傾
転角を制御する制御装置で、この制御装置13は
スタータ信号7a、内燃機関1の目標回転数に相
当するアクセル信号8a、操作レバー9,10に
よるポンプ2,3の傾転角の操作信号9a,10
a検出器11からの内燃機関1の回転数信号11
aおよび検出器12からの燃料噴射ポンプ6のラ
ツク変位Yの信号12a、ポンプ2,3の傾転角
信号4a,5aに基づいて、ラツク操作信号13
aおよびポンプ2,3の傾転角操作量信号13
b,13cを演算し出力する。
第2図は、燃料噴射ポンプ6およびその燃料噴
射量を制御するラツク駆動手段の具体的な実施例
を示すもので、この図において第1図と同符号の
ものは同一部分である。内燃機関1への燃料噴射
量はラツク14の変位の関数で決定される。この
ラツク14は可動線輪15によつて駆動される。
16はヨーク、17は永久磁石、18はラツク1
4の戻しばねである。19は電流増幅器であり、
制御装置13からのラツク操作信号13aを受け
て、直流電流信号もしくはパルス幅変調信号19
を出力して、可動線輪15を駆動する。ラツク変
位検出器12の検出信号は増幅器もしくは波形整
形回路20を介して、ラツク変位信号12aとし
て制御装置13に帰還される。
第3図はポンプ2のレギユレータ4の具体的な
実施例を示すものである。ポンプ2の斜板(もし
くは斜軸)2aは油圧シリンダ21aおよび油圧
シリンダ21bにより駆動される。油圧シリンダ
21a,21bは4個の2位置2方電磁弁22,
23,24,25により制御される。すなわち、
電磁弁22のソレノイド22aおよび電磁弁23
のソレノイド23aを励磁すると、パイロツト油
圧源26からの圧油が油圧シリンダ21aに作用
すると共に、油圧シリンダ21bはタンク27に
つながるので、ポンプ2の傾転角は増加する。逆
に電磁弁24のソレノイド24aおよび電磁弁2
5のソレノイド25aを励磁すると、ポンプ2の
傾転角は減少する。そして、電磁弁23のソレノ
イド23aおよび電磁弁25のソレノイド25a
を励磁すると、電磁弁22〜25はすべて回路を
閉じるから、ポンプ2の傾転角はその状態を維持
する。28はポンプ2の傾転角を検出する検出器
であり、その出力信号は増幅器もしくは波形整形
回路29を介して、ポンプ傾転角信号4aとして
制御装置13に帰還される。ポンプ3のレギユレ
ータ5についても同様に構成されているので、そ
の詳細な説明は省略する。
次に本発明の内燃機関―ポンプ系における制御
構成を第4図について説明する。
アクセルレバー8の出力は内燃機関1の目標回
転数Nrとして制御装置13に取り込まれる。そ
して、この目標回転数Nrは検出器1により検出
された内燃機関1の出力回転数Nと比較される。
この差ΔNは回転数偏差となる。この回転数偏差
ΔNはラツク変位目標値発生回路30によつてラ
ツク変位目標値Mに変換される。そのラツク変位
目標値Mと変位検出器12により検出されたラツ
ク変位Yとの差ΔYが電流増幅器23に出力さ
れ、燃料噴射ポンプ6の可動線輪15を駆動す
る。これによりラツク変位Yはラツク変位目標値
Mにより制御されるので、燃料噴射ポンプ6の燃
料噴射量が変化し、内燃機関1の燃焼系31で爆
発燃焼が起り、出力トルクTeかつフライホイー
ル32を加速する。一方、フライホイール32に
はポンプ2,3からのトルク反力Tpが作用し、
両トルクTe,Tpが平衡すると、内燃機関1の出
力回転数Nが定まる。ここでポンプ2,3からの
トルク反力Tpが大きすぎて、燃焼系31の出し
うる最大トルクにうち勝つと、出力回転数Nが低
下して、ついにはエンジン停止に至る。このよう
な事態を防ぐために、ポンプの馬力制御手段を備
えている。すなわち、内燃機関1の回転数偏差
ΔNは、ポンプ制御係数発生回路33により、ポ
ンプ制御係数Kpに変換される。このポンプ制御
係数発生回路33は第5図に示すように、回転数
偏差ΔNが予め定めた設定値ΔN1より小さい範囲
ではポンプ制御係数Kpの値として1を出力し、
回転数偏差ΔNが設定値ΔN1を超えると、ポンプ
制御係数Kpの値を回転数偏差ΔNの増加に伴な
つて零の近くまで減少させる特性を有している。
この特性はKp=h(ΔN)の関数として記憶装置
に記憶されている。このKpポンプ制御係数発生
回路33により求めたポンプ制御係数は第4図に
示すうにポンプ2の操作レバー9の出力L1と乗
算される。この乗算値Kp・L1はポンプ2の傾転
角指令X1iになる。またポンプ制御係数Kpは操作
レバー10の出力L2と乗算される。この乗算値
Kp・L2はポンプ3の傾転角指令X2iになる。ポン
プ2の傾転角指令X1iと検出器32からのポンプ
2の傾転角X10との差Z1は増幅器34によつて増
幅されて、斜板操作用の油圧シリンダ21の変位
を制御する。ポンプ2の傾転角X10とポンプ2の
負荷圧力P1とは積の形となつて、ポンプ2のト
ルク反力Tp1となる。またポンプ3のトルク反力
Tp2も同様であり、両者の和Tpが内燃機関1の
トルク反力Tpとなる。このように制御系を構成
すると、ポンプ2およびポンプ3のトルク反力
Tpが増大して内燃機関1の回転数Nが低下し、
回転数偏差ΔNが増大すると、その増大量に応じ
てポンプ制御係数Kpが小さくなるので、ポンプ
2およびポンプ3の傾転角X10,X20が減少して、
内燃機関1の出力回転数Nの著しい減少を防止す
ることになる。
上述のような制御を行なつた場合のポンプ2の
特性を第6図に示す。第6図はポンプ2に作用す
る回路圧力P1とポンプ2の傾転角X10の関係を示
すものである。すなわち、ポンプ3に作用する回
路圧力P2が低い場合(P2=P2L)には、ポンプ2
の回路圧力P1が高圧になるまで、ポンプ2の傾
転角X10は減少しないが、ポンプ3の回路圧力P2
が高いとき(P2=P2H)ではポンプ2の回路圧力
P1が比較的低い段階でポンプ2の傾転角X10は減
少するようになる。そして両者の場合とも、内燃
機関1の出力馬力(出力回転数と出力トルクとの
積)はほぼ一定値に保たれるように制御が働らく
ものである。
次に本発明をよりよく達成するための制御方法
について述べる。
第7図はラツク変位目標値発生回路30の特性
の一例を示すものであり、第8図は第7図に示す
特性を用いた場合の内燃機関1の出力回転数Nと
出力トルクTeの関係(内燃機関1の出力特性)
を示すものである。この場合において、ラツク変
位目標値発生回路30の特性は第7図に示すよう
に直線と飽和との組合せから成つており、回転数
偏差ΔNが飽和の直前のΔN=ΔN1において、第
5図に示したようにポンプ制御係数発生回路33
の特性曲線における折点と同様な折点を有するよ
うに構成されている。このとき、内燃機関1の目
標回転数Nrが高い場合(Nr=Nrh)のときに
は、ΔN>ΔN1(第8図の二点鎖線35)でも、
まだ出力トルクの上昇があるので、第6図に示す
ポンプ制御係数Kpの特性の傾きを極端に大きく
設定しなくともエンジン停止が生じないが、目標
回転数Nr=Nrp(中間速度)の場合や、Nr=Nri
(アイドリング)の場合には、ラツク変位目標値
Mの値が飽和に達すると、ただちに出力トルクが
出力トルク―回転数の特性により低下する。(第
8図の二点鎖線36)このため、ポンプ制御係数
Kpの特性の傾きを大きく設定しないと、エンジ
ン停止が生ずる。一方、ポンプ制御係数Kpの傾
きを大きくすることは、制御系のゲイン定数を大
きく設定することと等価であり、系の発振を招く
危険性がある。そこで、前述のような矛盾を避け
るためには、ラツク変位目標値発生回路30の特
性を第9図に示したような形にすると効果があ
る。すなわち、第9図に示すようにΔN>ΔN1
は回転数偏差ΔNに対するラツク変位目標値Mの
傾斜をゆるやかに上昇させるとよい。このように
すると、内燃機関1の出力特性は第10図に示す
ようになる。そして、ポンプ制御係数Kpが減少
する時点からしばらくの区間で出力回転数Nの減
少にともなつて出力トルクTeが増大するため、
ポンプ制御係数Kpの傾斜を極端に大きくしなく
ともエンジン停止が起きないようになり、安定性
も向上する。しかし、このことは第10図の二点
鎖線37で示す中間速度やアイドリング時にはよ
い傾向を示すが、高速度には第10図の二点鎖線
38で示すように必要以上にトルク上昇の区間が
長くなり、有効馬力がその分少なくなる欠点があ
る。そこで、アイドリング時や中間回転数時には
第9図のような特性を用い、高速回転時には第7
図のような特性を選択することが望ましい。これ
らの特性はM=f(ΔN)の関数として、記憶部
に記憶されている。
次に内燃機関1の出力特性をより望ましいもの
とするためのもう1つの制御方法について説明す
る。この制御は通常アングライヒ(angleich)特
性と呼ばれている内燃機関の特性を得るためのも
のであり、内燃機関1の出力回転数もしくはアク
セル量に応じてラツク変位の最大値を制御するも
のである。一般に、燃料噴射ポンプ6の燃料噴射
量はラツク変位が等しい場合、内燃機関1の回転
数が増加するにつれて増大する性質がある。従つ
て回転数の低下につれて出力トルクが低下する。
そこで低回転域でのトルクを確保するために、ラ
ツク変位の最大値を大きく調整しておくと、高速
回転域での燃料噴射量が多くなりすぎて、不完全
燃焼が起り、内燃機関1から黒煙が噴き出す。こ
のような問題点を克服するために第11図に示し
たように、内燃機関1の回転数Nとラツク変位目
標値Mの最大値Mmaxとの関係は回転数Nの低
下に伴つて左上がりの特性になるように設定され
ている。この特性はMmax=g(N)の関数とし
て記憶部に記憶されている。このラツク変位目標
値Mの最大値Mmaxの設定は次のように行われ
る。すなわち、第7図および第9図に示されるラ
ツク変位目標値Mと、第11図に示されるラツク
変位目標値Mの最大値Mmaxとを比較して、M
>Mmaxのときには、M=Mmaxと置き換え、
このラツク変位目標値Mの最大値Mmaxにより
ラツク14の変位が制御される。このようにした
場合の内燃機関1の回転数Nとラツク変位目標値
Mとの関係は第12図に示すような特性になる。
前述の制御方法は制御装置13の演算指令に基
づいて行われるが、その処理を第13図に示すフ
ローチヤートに沿つて説明する。
まず最初に、手順40において、状態量、すな
わち、アクセルレバー8の操作量(目標回転数
Nr)、出力回転数N、ポンプ2,3の傾転角X10
X20、ラツク14の変位Yおよびポンプ2,3の
傾転角の操作レバー9,10の操作量L1,L2
読み込んで、しかるべき記憶番地に記憶する。続
いて、スタータスイツチ7がONしているかどう
かを手順41で調べる。そしてスタータスイツチ
7がONしているときには手順42にジヤンプす
る。手順42では出力回転数Nが予め設定された
回転数N0より低いかどうかをチエツクする。そ
してN<N0ならば、手順43に移り、ラツク変
位量を最大値にする指令を出力する。続いて、手
順44でポンプ制御係数Kpの値を零にして、手
順45に移る。手順45ではポンプ制御係数Kp
の値とポンプ2の操作レバー9の操作量L1の値
との積をとつてポンプ2の傾転角指令X1iとし、
手順46でポンプ2の制御を行う。しかし、この
段階ではKp=0であるので、ポンプ2の傾転角
指令X1iは零となり、ポンプ2は中立状態となる。
同様に手順47ではポンプ3の傾転角指令X2i(=
Kp・L2)の演算を行う。次に、手順48でポン
プ3の制御を実行する。この場合もKKp=0で
あるので、ポンプ3も中立状態となり、プログラ
ムは始めに戻る。なおポンプ2,3の制御ルーチ
ン46,48については後で詳細に説明する。手
順41でスタータがONしていないかを調べたの
ち、手順42でN0の場合には手順49に移る。
ここではまず、内燃機関1の回転数偏差ΔN=Nr
―Nを演算し、その結果を記憶する。次に手順5
0で目標回転数Nrの値からアイドリングか否か
を判断する。この判断により、アイドリング状態
ならば、手順51で、予め読み出し専用の記憶部
に書き込まれたアイドリング時のラツク変位目標
値関数M=f1(ΔN)を照合し、ラツク変位目標値
Mの値を決めて、手順52に移る。手順50でア
イドリングでない場合には手順53に移る。ここ
で中間速度か高速かを目標回転数Nrの値から判
定する。そして高速状態であつたならば、手順5
4で高速時のラツク変位目標値関数M=fh(ΔN)
を照合し、ラツク変位目標値Mの値を決めてから
手順52に移る。中間速度のときには、手順55
で中間速度時のラツク変位目標値M=fp(ΔN)を
照合してラツク変位目標値Mの値を決めてから手
順52に移る。
手順52では回転数Nから記憶部に予め書き込
まれているラツク変位目標値Mの最大値Mmax
=g(N)を照会し、次の手順56ではラツク変
位目標値Mの値とその最大値Mmaxとの値を比
較する。そしてM>Mmaxならば、手順57で
ラツク変位目標値Mの値をM=Mmaxと置き換
えて、手順58に移る。もしMMmaxならば、
ラツク変位目標値Mの値を変えずに手順58に移
る。手順58ではラツク変位目標値Mとクラツク
変位Yとからラツク変位偏差ΔYを演算する。そ
して、手順59でその演算値ΔYを第2図,第4
図に示す電流増幅器19に出力する。
続いて手順60では、やはり回転数偏差ΔNの
値から記憶部に予め書き込まれているポンプ制御
係数Kp=h(ΔN)を照会して手順45に移る。
以下、手順45,46,47,48を実行して始
めに戻る。
次に手順46で実行するポンプ制御ルーチンを
第14図を用いて説明する。まず手順61では、
ポンプ2の傾転角偏差Z1=X1i―X10を演算する。
続いて手順ではポンプ2の傾転角偏差Z1の正負
を判定する。その結果正ならば、手順63で傾転
角偏差Z1が不感帯Δより大きいか否かをチエツク
する。もしZ1>Δならば、手順64に移り、ポン
プ2の傾転角増加指令(第3図に示す電磁弁2
2,23のソレノイド22a,23aを励磁する
指令)を出力してメインルーチンに戻る。もし手
順63でZ1Δならば手順65でポンプ2の傾転
角保持指令(第3図に示す電磁弁23,25のソ
レノイド23a,25aを励磁する指令)を出力
してメインルーチンに戻る。手順62で傾転角偏
差Z1の値が負ならば、手順66に移り、傾転角偏
差Z1の絶対値をとり、新たにZ1=とする。次に手
順67で傾転角偏差Z1と不感帯Δとの大小を比較
する。そして、Z1>Δならば、手順68でポンプ
2の傾転角減少指令(第3図に示す電磁弁24,
25のソレノイド24a,25aを励磁する指
令)を出力しメインルーチンに戻る。もし、手順
67でZ1Δならば、手順65に移つてポンプ2
の傾転角保持指令を出してメインルーチンに戻
る。これまでの説明はポンプ2に関するものであ
るが、ポンプ3の制御ルーチンもこれと同様であ
るので、説明は省略する。
以上述べたように、内燃機関の回転数偏差が予
め定められた値より増大した場合には、予め準備
したポンプ制御係数の関数により、ポンプ制御係
数を演算し、このポンプ制御係数と、各ポンプの
傾転角の外部操作量との積の値を各ポンプの傾転
角の目標値として、各ポンプの傾転角を制御す
る。この結果、内燃機関の出力馬力を全馬力制御
方式で制御することができる。また予め準備した
複数個のラツク変位目標値関数により、内燃機関
のアイドリング時、中間回転数時および高速回転
数時のそれぞれに応じたラツク変位目標値を演算
し、この演算値により燃料噴射量を制御している
ので、全馬力制御系の安定性が向上すると共にエ
ンジンの停止が防止される。
さらに、内燃機関の出力回転数もしくはアクセ
ル量に応じて、ラツク変位の最大値を予め準備し
たアングラ化関数により、演算にこの演算値によ
り、燃料噴射量を制御し、低回転数域における内
燃機関出力トルク低下の抑制と高速回転数域にお
ける黒煙発生防止との両者を満足させている。
なお、上述の実施例において、制御装置13を
マイクロコンピユータで実現することは可能であ
る。
以上、詳述したように、本発明の制御方法によ
れば、内燃機関とこれにより駆動される複数個の
液圧ポンプとを含む系において、予め準備したポ
ンプ制御係数関数により求めたポンプ制御係数と
ポンプの傾転角の外部操作量との積の値により、
各ポンプの傾転角を制御すると共にその最大値を
外部から変更できるように構成したので、内燃機
関の停止を生じない全馬力制御を実現することが
できると共に、応答性および動的安定性が良好で
あるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の制御方法の一実施例を備える
内燃機関と可変吐出量液圧ポンプとの構成を示す
ブロツク図、第2図は本発明を適用する内燃機関
の燃料噴射ポンプとラツク駆動手段の一実施例を
示す図、第3図は本発明を適用するポンプの傾転
角駆動手段の一実施例を示す図、第4図は本発明
の制御方法における制御構成を説明するためのブ
ロツク図、第5図は本発明の制御方法に用いるポ
ンプ制御係数発生回路の特性を示す図、第6図は
本発明の制御方法を適用した場合のポンプ特性線
図、第7図は本発明の制御方法に用いるラツク変
位目標値発生回路の特性の一例を示す図、第8図
は第7図に示す特性を用いた場合の内燃機関の出
力回転数と出力トルクとの特性線図、第9図は本
発明の制御方法に用いるラツク変位目標値発生回
路の特性の他の例を示す図、第10図は第9図に
示す特性を用いた場合の内燃機関の出力回転数と
出力トルクとの特性線図、第11図は内燃機関の
アングライヒ特性を得るためのラツク変位目標値
の最大値を示す線図、第12図はアングライヒ特
性を付加した場合の本発明の制御方法によつて得
られる内燃機関の回転数とラツク変位目標値との
関係を示す線図、第13図は本発明の制御方法を
実現するためのフローチヤート、第14図は本発
明の制御方法におけるポンプレギユレータの制御
フローチヤートである。 1……内燃機関、2,3……油圧ポンプ、4,
5……油圧ポンプ2,3のレギユレータ、6……
燃料噴射ポンプ、7……スタータスイツチ、8…
…アクセルレバー、9,10……油圧ポンプ2,
3の斜板操作用の操作レバー、11,12……検
出器、13……制御装置、30……ラツク変位目
標値発生回路、33……ポンプ制御係数発生回
路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 燃料噴射ポンプの燃料噴射により制御される
    内燃機関と、この内燃機関により駆動される複数
    個の可変吐出量液圧ポンプとを含む系において、
    内燃機関のアクセル操作量により設定される目標
    回転数Nrと出力回転数Nとの差を演算して回転
    数偏差ΔNを求め、この回転数偏差ΔNをポンプ
    制御係数Kpに換算し、この換算値と外部操作量
    とに基いて液圧ポンプの斜板傾転目標値を演算し
    て液圧ポンプのレギユレータに入力し、液圧ポン
    プの斜板傾転角を制御すると共に、前記回転数偏
    差ΔNを燃料噴射ポンプのラツク目標値Mに換算
    し、この換算値によりラツク位置を調整して燃料
    噴射量を制御する内燃機関と液圧ポンプとを含む
    系の制御方法であつて、且つ、前記ポンプ制御係
    数Kpと回転数偏差ΔNとは、回転数偏差ΔNが第
    1の設定値ΔN1より以上に増加すると、その増
    加に応じてポンプ制御係数Kpが減少する関数関
    係を有し、前記ラツク目標値Mと回転数偏差ΔN
    とは、回転数偏差ΔNの増加に応じてラツク目標
    値Mが増加し、回転数偏差ΔNが第2の設定値に
    至るとラツク目標値Mが制限され、さらに、第2
    の設定値が前記第1の設定値とほぼ等しい、関数
    関係を有することを特徴とする内燃機関と液圧ポ
    ンプとを含む系の制御方法。
JP13184679A 1979-10-15 1979-10-15 Method of controlling system including internal combustion engine and hydraulic pump Granted JPS5656931A (en)

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