JPS6285840A - 走査型電子顕微鏡を用いた試料処理方法および装置 - Google Patents

走査型電子顕微鏡を用いた試料処理方法および装置

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JPS6285840A
JPS6285840A JP60226096A JP22609685A JPS6285840A JP S6285840 A JPS6285840 A JP S6285840A JP 60226096 A JP60226096 A JP 60226096A JP 22609685 A JP22609685 A JP 22609685A JP S6285840 A JPS6285840 A JP S6285840A
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JP
Japan
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sample
electron microscope
processing
scanning electron
chamber
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JP60226096A
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English (en)
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Masayoshi Hatanaka
畑中 正義
Tadayuki Kamikita
上北 忠之
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Kureha Corp
Original Assignee
Kureha Corp
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Publication date
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N1/00Sampling; Preparing specimens for investigation
    • G01N1/28Preparing specimens for investigation including physical details of (bio-)chemical methods covered elsewhere, e.g. G01N33/50, C12Q
    • G01N1/42Low-temperature sample treatment, e.g. cryofixation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/02Details
    • H01J37/20Means for supporting or positioning the object or the material; Means for adjusting diaphragms or lenses associated with the support

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、水分を含んだ生の試料あるいは乾燥試料に対
し、走査臂)電子類WR鏡による観察下にて切断、摘出
などの作業を行なって、試料から必要成分の取り出しを
行なう走査型電子顕微鏡を用いた試料処理方法ならびに
走査型電子顕微鏡を用いた試料処理装置に関する。
〔技術的背景ならびに従来技術〕
最近の生物学の応用分野では、生の試料から微細な必要
成分を取り出し、この必要成分を培養するなどの各種の
研究に使用する技術の開発が望まれている。たとえば、
植物の生試料から菌の菌糸を取り出し、さらに高度な解
析を行なう場合や、あるいは特定部位のカビの菌糸を取
り出し、培養する場合などがあげられる。
上記の試料から取り出される必要成分は極めて微細なも
のであるため、これを観察するには電子顕微鏡によらな
ければならない、従来のこの種の研究のための作業とし
ては、植物などの試料をランダムに割断、あるいは薄切
し、その部分を走査型電子顕微鏡(または透過型電子顕
微鏡)によって観察し、取り出すべき必要成分を探し出
す作業を行なっていた。しかしながら、このような従来
の試料の処理方法では、ランダムな割断あるいは切削部
分に必要成分が現れるのを、偶然性に期待して待たなけ
ればならなかった。また必要成分を見い出したとしても
、その取り出しを有効に行なうのは技術的に困難であっ
た。したがって、試料に対する必要成分の観察作業は極
めて非効率的であり、また試料から必要成分を数多くコ
ンスタントに取り出すことはほとんど不Of能であった
。そのため、本格的な生物応用学の研究に走査型電子顕
微鏡をa基以外の分野、例えば試料の一部分の取り出し
などに十分に活用できない問題があった。同様な問題は
台木状態、含溶媒状態を呈する高分子分野あるいは合成
部内についても指摘できる。
〔発明の[1的〕 本発明は1;記従来の問題点に着目してなされたもので
あり、植物などの生の試料を、凍結ならびにシ1./#
などの処理の後に、走査型電子顕微鏡の観察下にて処理
し、試料から必要成分を生に近い状態で取り出すことが
できるようにし、しかもこの処理作業が比較的簡単にで
きるようにした走査型’、tt P顕微鏡を用いた試料
処理方法ならびに走査型電子wJ微鏡を用いた試料処理
装置を提供することを目的としている。
〔発明の概要〕
本発明による試料処理方法は、第1図に示すように、水
分を含んだ生の試料Xを急速に凍結させる工aAと、凍
結された試料を真空中にて割断する工程Bと1割断され
た試料を真空中で徐々に加熱して試料内の水分を昇壱さ
せる工程Cと、水分が除かれた試料を走査型電子顕微鏡
によって観察しながら、試料の必要成分をマニュピレー
タによって切出す工程りとを有するものである。
本発明による試料処理方法では、生の試料Xを凍結させ
て割断し、さらに水分を昇華させた状態にて走査型電子
顕微鏡の観察下で処理するので。
試料から必要成分を生に近い状態で確実に取り出すこと
ができるものである。
また1本発明による試料処理装置は、−上記試料処理方
法を実施するためのものであり、急速に凍結された試料
を設置する真空室ならびに試料を割断するカッターが設
けられている凍結割断部と、割断された試料を設置する
真空室ならびに試料を徐々に加熱する加熱部材が設けら
れている昇華部とが、走査型電子顕微鏡の試料室に連設
されているとともに、走査型電子顕微鏡の試料室内には
、水分が昇華された試料を設置する冷却ステージと、こ
の冷却ステージ上に延びて、走査型電子顕微鏡の観察下
にて、試料の必要成分をジノ出すマニュピレータとが設
けられて成るものである。
〔発明の実施例〕
以下、未発11の実施例を図面によって説明する。
第1図は本発明による試料処理方法の実施例を工程別に
示す説明図、第2図以下は本発明による試料処理装置の
実施例を示すものである。
まず、走査型電子顕微鏡を用いた試料処理装置の構造に
ついて説明する。
第2図は走査型電子顕微鏡の試料室、ならびに試料処理
のための各部分の配置を示すものである。
Dlは走査型電子wJ微鏡の試料室、D2は試料室D1
の中央に位置している冷却ステージ、 D3は工法電子
検出器である。Blは凍結割断部であリ、C1は昇華部
である。この凍結割断部B、と昇華部C1は共通の真空
室内に配置されている。
E、は光学式顕微鏡の観察下におけるマニュピレータ処
理部、F!は導電処理部である。そして、D4は走査型
電子顕微鏡の観察下におけるミクロマニュピレータ処理
部である。
第3図(イ)(ロ)は試料ホルダを示している。この試
料ホルダlには、試料設置部1a、試料保持針1b、な
らびに必要成分の収納室1cが設けられている。試料が
菌°などを含んだ懸濁液である場合には、試料が試料設
置部la上にて表面張力によって保持される。また、試
料が植物の一部分などである場合には、試料が試料保持
針1bによって保持される。この試料ホルダ1の底部に
は固定爪1dが設けられている。この試料ホルダlの固
定爪1dは、第3図(ロ)に示す保持部材2によって保
持され、この保持された状態にて、急速凍結工程AC第
1図参照)において凍結処理される。この急速凍結の一
例としては、試料ホルダlを液体窒素などに急速に浸漬
させることなどによって行なわれる。そして、急速凍結
後の試料ホルダlが、第2図に示す各処理W B t〜
F1に移行されて処理されることになる。
ここで、外処理部B、−F、の具体的構造を説明する。
第4図は凍結割断部B、と昇華部C1の構造を示してい
る。この両部B1とCIは共通の真空室10内に配置さ
れている。この真空室10内は、!0(〜10” to
rr稈度の高真空室である。また、この真空室lOは第
4図の右側に設けられているゲートパルプitを介して
走査型電子顕微鏡の試料室DLに連通されている。一方
、真空室10の図示左側には予備排気室12が設けられ
ており、ゲートバルブ13によって仕切られている。こ
の予@排気室12は1O−2torr程度の低真空室で
ある。
予備排気室12は蓋14によって閉鎖されており、この
蓋14から試料交換棒15が挿入されている。前記試料
ホルダlは、試料交換棒15の先端に連結されるテーブ
ル15a上に保持される。
真空室10内に位置している凍結割断部B!は、冷却ブ
ロック16と、カッター17と、このカンタ−17を冷
却する冷却部18とから構成されている。冷却ブロック
16内には液体窒素N2が充填されている。前記テーブ
ル15aはこの冷却ブロック16玉に設置される。カッ
ター17は、−h下回転式あるいは左右回転式のものが
使用され1手動により試料ホルダl上の凍結試料X!を
割断てきるようになっている。また、冷却部18内には
液体窒素N2が充填されており、カッター17が低温に
維持されるようになっている。
符号19は低倍率の光学式顕微鏡である。この光学式w
J微鏡19によって凍結試料X、の割断状態を観察でき
るようになっている。
昇華部CIは、前記冷却ブロック16hに設けられた加
熱部材21と、その上に対向しているシを柄部材22と
から構成されている。加熱部材21は内部にヒーター2
3を有しており、試料ホルダ1を徐々に加熱できるよう
になっている。昇華部材22は内部に液体室J N 2
が充填されている。
また、昇華部材22の外下面は、 Auメッキされたy
1壱血22aとなっている。前記テーブル15aは加8
部材21」ユに設置され、試料ホルダ1上の凍結試料X
tが昇倍面22aに対し微小間隔にて対向するようにな
っている。そして、試料X!はヒーター23にて徐々に
加熱され、凍結試料X。
の割断面の水分がシ1華されるようになっている。
このy1華工程では、テーブル15aを図の右方向へ徐
々に移行させながら行うことができる。また、凍結試料
Xtと昇華面22aとの距離を微調整するために加熱部
材21を上下方向へ微動させるようにしてもよい、昇華
を必要としない試料を処理することがある場合には、加
熱部材21を除去できる構造にしてもよい。
第5図は光学式顕微鏡の観察下におけるマニュピレータ
処理部E1の構造を示すものである。このマニュピレー
タ処理部E、は、前記昇華部C。
によって処理された試料を低倍率にてIll察しさらに
割断処理する場合などに、必要に応じて使用されるもの
である。第5図における符号30は真空室であり、31
は予備排気室である。真空室30はゲートバルブ32に
よって走査型電子顕微鏡の試料室DIとの間が仕切られ
ている。また、真空室30と予備排気室31は、ゲート
バルブ33によって仕切られている。予備排気室31を
rA鎖する蓋34には試料交換棒35が挿入されている
この試料交換棒35の前端に、試料ホルダlを保持した
前記テーブル15aが取付けられるようになっている。
36は冷却ブロックである。この冷却ブロック36内に
は液体窒素N2が充填されており、低温に維持されるよ
うになっている。また、冷却ブロック36内にはヒータ
ー37が設けられており、冷却ブロック36の温度調節
ができるようになっている。冷却ブロック3611には
昇降ブロック38が設けられており、前記テーブル15
aはこの昇降ブロック38ヒに設置されるようになって
いる。符号39は投影型の光学式gIIJ微鏡(以下、
投影型顕微鏡と呼ぶ)であり、その対物レンズ41は真
空室30内にて試料ホルダ1上に対向している。この対
物レンズ41は作動距離の大きいものが使用されており
、試料ホルダ1との間に10II−程度の間隔が確保で
きるようになっている。また、対物レンズ41の焦点距
離は、前記昇降ブロック38の一ヒ下動によって合わさ
れるようになっている。
真空室30内には手動のマニュピレータ42が挿入され
ている。このマニュピレータ42の先端には断熱材42
bを介して処理部材42aが設けられている。この処J
!!!部材42aによって試料ホルダl上の凍結試料X
、などを再度割断処理できるようになっている。好まし
くは、マニュピレータ42を複数本設け、各マニュピレ
ータ42の処理部材42aとして、ナイフ、ニー1ル、
ビンセットなどを別々に備えるのがよい、このマニュピ
レータ42による処理が、投影型m微鏡39のスクリー
ン39aに写し出されるようになっている。
第6図は導電処理部Flの構造を示すものである。符号
50は真空室であり、ゲートバルブ51によって走査型
電子m微鏡の試料室DI との間が仕切られている。5
2は予備排気室であり、真空室50との間がゲートバル
ブ53によって仕切られている。予備排気室52の蓋5
4には、試料交換棒55が挿入されており、前記テーブ
ル15aが試料交換棒55の先端に取付けられるように
なっている。真空室50内には冷却ブロック56が設け
られている。冷却ブロック56には液体窒素N2が充填
されているとともに、ヒーター57が設けられて、温度
調節ができるようになっている。試料ホルダlを保持し
ているテーブル15aは、前記試料交換棒55によって
冷却ブロック56内に導かれる。
真空室50の丘にはロッド交換室60が設置されており
、真空室50との間がゲートバルブ61によって仕切ら
れている。このロッド交換室6゜内には、カーボンロッ
ド62と、これに電圧を付与する電極63が設けられて
いる。この導電処理部F、では、カーボンロッド62を
加熱することによって、試料XIに対する導電処理を行
なうことができるようになっている。なお、このカーボ
ンロッド62の代わりにイレクトロンポンバーガンを設
置してもよい。
第7図は走査型′電子顕微鏡の試料室Dl内を示すもの
である。この試料室D1の中央に位置している冷却ステ
ージD2は液体窒素N2によって冷却されている。なお
、図示は省略するが、この冷力】ステージDz上に、1
I1271される前記テーブル15aは、回転方向なら
びに角度を可変できるように外部から調整u丁能となっ
ている。そして、この冷却ステージD2は走査用電子ビ
ームの通路71に対向している。また、前記二次電子検
出器D3は試料室D1内に臨まされている。また、前記
各処理部Bl  、CI  + ”lならびにFlは、
第2図に示すように、冷却ステージD2を中心として放
射状に配置されている。そして、各部に設けられた試ネ
4交換棒15.35ならびに55は、冷却ステージD2
 トへ伸びることができるようになっている。
第8図は走査型電子顕微鏡の観察下におけるミクロマニ
ュピレータ処理部D4の構造を示すものである。符−)
80はミクロマニュピレータ交換室である。このミクロ
マニュピレータ交換室80は、ゲートバルブ81によっ
て試料室D1から仕切られている。また、ミクロマニュ
ピレータ交換室80には予備排気装置(図示せず)が連
設されている。ミクロマニュピレータ交換室80内には
、ミクロマニュピレータ82が設けられている。このミ
クロマニュピレータ82は、駆動部83によって進退動
作、ならびにX−Y動作などができるように駆動されて
いる。この駆動部83は、パルスモータなどを動力源と
しており、マイクロコンピュータの演算指令などに応じ
て、ミクロマニュピレータ82が極めて微細な距離の動
作をできるようになっている。
ミクロマニュピレータ82の先端には、断熱材84を介
して、処理部材85が設けられている。
第9図(イ)〜(ホ)は処理部材85を種類別に示して
いる。この各図に示す処理部材85は、心安に応じてミ
クロマニュピレータ82に装着できるようになっている
。f1処理部材85はAuメッキを施したタングステン
などによって作成されている。(イ)図に示すものは、
f板状のものに1〜・2p程度のピンホールが穿設され
ているものである。(ロ)図に示すものは、ミクロピン
セットである。(ハ)図に示しているものは、先端に楕
円形状の切欠きを有しているものである。(ニ)図に示
しているものは、ミクロド゛リルであり、先端にダイヤ
モンド微粉が付着されている。(ホ)は先端が鋭く形成
されたミクロニードルである。
次に、前記試料処理装置を使用した試料処理方法を説明
する。
この試料処理方法の全体の1程は、第1図に示すように
、水を含んだ生の試料Xを急速凍結する工程A、凍結さ
れた試料を真空状態で割断する工程B、割断された試料
の水分を昇華させる工程C1昇華された後の試料を光学
式顕微鏡の観察下においてマニュピレータでラフに処理
する工程E、ラフな処理後の試料に導電処理を施す工程
F、さらに走査型電子顕微鏡の観察五においてミクロマ
ニュピレータによる処理を行なって試料から菌糸などの
必要成分を取り出す工程D、の各[程から成るものであ
る。
以下、各工程を詳細に説明する。
まず、第3図に示す試料ホルダIに試料を保持させる。
試料が菌などを含んだ懸濁液である場合には、試料設置
部1aに表面張力によって付着させる。また、試料が植
物などの一部分である場合には、保持針1bに保持さ°
せる。
急速凍結工程Aでは、上記試料ホルダ1を液体窒素など
へ急速に浸漬させ、マイナス二百数十度の低温内にて試
料Xを急速に凍結させる。
8V結:I;l断工程Bと昇華工程Cは、第4図に示す
凍結割断部Bl、ならびに娃華部C,内にて行なう、す
なわち、急速凍結された試料X、を保持している試ネ4
ホルダlは、テーブル15a−ヒに保持され、試ネ1交
換棒15を伸ばすことによって、真空室10内の冷却ブ
ロック16−1−に供給される。
′Jdif#(klWe、HQ、−ysIAμtrrf
a41/−11に’4f171%IPット14’?−1
1)ろへ却カッター17が操作され、試料ホルダ1上の
凍結試料xlがランダムに割断される。この割断操作は
、カッター17による−に下方向の回転、あるいは水モ
方向の回転によって連続的に行なわれる。また、割断処
理後の試料X1は、直らに光学式顕微鏡19によって観
察される。この光学式顕微鏡19による観察を行なうこ
とにより、凍結試料X、内の菌糸などの必要成分がなる
べく割断面に残るように割断処理できることになる。凍
結試料X+ のうちの不要部分はこの割断処理の段階で
除去される。
次に、テーブル15aをF/華部C1の加熱部材211
に進行させ、凍結試料x1の割断面を昇華1i’!12
2acg小間隔で対向させながら、ヒーター?3で徐々
に加熱し、試料X【内の水分を昇華させる。なお、昇や
状態を知るため、一定時間加熱後に、テーブル15aを
再1f光学式yrJ微鏡19の下へ移動させ観察しても
よい、この観察の便宜を図るため、光学式顕微鏡19を
、凍結割断部B。
と昇崩部C1の中間に配首してもよい。
光学式顕微鏡の観察下におけるマニュピレータ処理工程
Eは、必要な場合にのみ行なわれる。この工程Eに移行
するためには、昇華部C1上のテーブル15aを試料交
換棒15によって進出させ、一旦テーブル15aを試料
室り、内の冷却ステージD2上に設置する。そして、第
5図に示す光学式顕微鏡によるマニュピレータ処理部E
1の試料交換棒35を伸ばして冷却ステージD2上のテ
ーブル15aに連結し、このテーブル15aを処理i’
ill E l内の昇降ブロー7り38上に設こする。
そして、投影型顕微鏡39によって観察しながら、マニ
ュピレータ42によって凍結試料X!をさらに割断し、
試料の中の必要成分の周囲部分のみを残し、不要部分を
除去する。
次に、導電処理工程Fは、前記処理工程Eによってラフ
に割断処理された試料に導電処理が必要な場合にのみ行
なわれる。この工程では、第5図の処理部E!による処
理が行なわれた後、試料交換棒35によってテーブル1
5aが冷却ステージD2に戻される。そして、第6図に
示す導電処理部Fl内の試料交換棒55によってテーブ
ル15aは冷却ブロック56内に導かれる。この導電処
理部F1では、ゲートバルブ51と53が閉鎖され、真
空下にてゲートバルブ61が開かれる。
そして、カーボンロッド62に電圧が付与され。
カーボンロッド62から放出される炭素粒子が凍結試料
X、にコーティングされる。この導電処理工程Fが完了
した後、試料交換棒55により、テーブル15aは試料
室DI内の冷却ステージD2上に戻される。
そして、走査型電子顕微鏡の観察下におけるミクロマニ
ュピレータによる処理工程りが行なわれる。この工程で
は、第8図において、ミクロマニュピレータ82の先端
に必要な処理部材85が装着された後、交換室80内が
予備排気され、ゲートバルブ81が開放される。そして
、ミクロマニュピレータ82がマイクロコンピュータな
どの指令に応じてパルスモータにて駆動され、処理部材
85が凍結試料X、上へ進出する。そして、走査型電子
顕微鏡のディスプレイによって観察しながら、処理部材
85によって試料x1内から菌糸などの必要成分を取り
出す作業が行なわれる。
この作業は、:S9図(イ)〜(ホ)に示す各種形状の
処理部材85を隨時交換して使用することによって行な
われる0例えば、(ニ)図に示す処理部材によって試料
表面が削られる。また、(イ)図や(ハ)図に示す処理
部材によって、試料から菌糸などが引き出され、あるい
は切断される。また、  (cl)図に示すミクロピン
セットによって菌糸などを引き出されることも行なわれ
る。このようにして、試料から取り出された必要成分は
(ホ)図に示すミクロニードルによって刺され。
必要成分が試料から分離されて試料ホルダlの収納室l
c内に収納される。
以Eの処理が完了した後、試料室Dl内から試料ホルダ
lが取り出され、収納室IC内の必要成分が研究や培養
などの対象として使用される。
また、第1図に示すように、前記処理装置では、乾燥試
料X o を処理することもできる。この観察下におけ
るマニュピレータ処理「程Eへ移行され、この「程Eに
てラフな割断処理が行なわれる。そして、導電処理工程
Fを経た後、ミクロマニュピレータによる処理工程りへ
移行されることになる。
〔発明の効果〕
以l−のように本発明による走査型電子顕微鏡を用いた
試料処理方法によれば、水分を含んだ生の試ネ1を急速
に凍結させ、これを真空中にて割断し、さらに水分を針
柄させた後に、走査型電子顕微鏡によって観察しながら
試料の必要成分を切出しているので、菌糸などの微小成
分を生に近い状7gで取り出すことができるようになる
。よって。
この必要成分を培養、あるいはさらに高度な解析を行な
うなど種々の研究に利用できるようになる。
また1本発明による走査型電子顕微鏡を用いた試料処理
装置によれば、生の試料から必要成分を取り出す作業を
一連の作業にて正確にできるようじなス− 特に、図の実施例に示すように、凍結割断部、dtP部
、導電処理部などを走査型電子顕微鏡の試料室の周囲に
放射状に配置すれば、一定の真空条件下にて連続して正
確な処理作業を行なうことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による走査型電子顕微鏡を用いた試料処
理方法の実施例を示す工程図、第2図以下は本発明によ
る走査型型:f−顕微鏡を用いた試料処理装置の実施例
を示すものであり、第2図は走査型電子顕微鏡の試料室
と各処理部の配置を示すモ面図、第3図(イ)は試料ホ
ルダの平面図、第3図(ロ)はその側面図、第4図は凍
結割断部と針柄部の構造を示す側面図、第5図は光学式
顕微鏡の観察下におけるマニュピレータ処理部を示す側
面図、第6図は導電処理部を示す側面図、第7図は走査
型電子wJli1鏡の試料室および冷却ステージを示す
側面図、第8図は走査型電子顕微鏡の観察ドにおけるミ
クロマニュピレータの処理部を示す側面図、第9図は(
イ)〜(ホ)はミクロマニュピレータの処理部材を種類
別に示す平面図である。 X・・・含水試料、A・・・急速凍結工程、B・・・凍
結割断工程、B、・・・凍結割断部、l・・・試料ホル
ダ、lO・・・真空室、15a・・・テーブル、16・
・・冷却プロ・ツク、17・・・カッター、18・・・
冷却部材、C・・・1+華工程、C!・・・昇華部、2
1・・・加熱部材、22a・・・昇華面、E・・・光学
式顕微鏡の観察下におけるマニュピレータ処理工程、E
l・・・光学式顕微鏡の観察下におけるマニュピレータ
処理部、30・・・1空室、36・・・冷却ブロック、
39・・・投影型顕微鏡、42・・・マニュピレータ、
F・・・導電処理工程、F、・・・導電処理部、50・
・・真空室、56・・・冷却ブロック、62・・・カー
ボンロッド、D・・・走査型型fwJ微鏡の観察下にお
けるミクロマニュピレータ処理工程、D!・・・走査型
電子顕微鏡の試料室、D2・・・冷却ステージ、D3・
・・二次電子検出器、D4・・・ミクロマニュピレータ
処理部、82・・・ミクロマニュピレータ、85・・・
処理部材。 第2図 第3図 第4図 第5図 第8図 第9図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水分を含んだ生の試料を急速に凍結させる工程と
    、 凍結された試料を真空中にて割断する工程 と、 割断された試料を真空中で徐々に加熱して試料内の水分
    を昇華させる工程と、 水分が除かれた試料を走査型電子顕微鏡によって観察し
    ながら、試料の必要成分をマニュピレータによって切出
    す工程と、 を有して成る走査型電子顕微鏡を用いた試料処理方法。
  2. (2)急速に凍結された試料を設置する真空室、ならび
    に試料を割断するカッターが設けられている凍結割断部
    と、 割断された試料を設置する真空室、ならびに試料を徐々
    に加熱する加熱部材が設けられている昇華部と、 が走査型電子顕微鏡の試料室に連設されているとともに
    、 走査型電子顕微鏡の試料室内には、 水分が昇華された試料を設置する冷却ステージと、 この冷却ステージ上に延びて、走査型電子顕微鏡の観察
    下にて、試料の必要成分を切出すマニュピレータと、 が設けられて成る走査型電子顕微鏡を用いた試料処理装
    置。
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