JPS628543Y2 - - Google Patents

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JPS628543Y2
JPS628543Y2 JP9448081U JP9448081U JPS628543Y2 JP S628543 Y2 JPS628543 Y2 JP S628543Y2 JP 9448081 U JP9448081 U JP 9448081U JP 9448081 U JP9448081 U JP 9448081U JP S628543 Y2 JPS628543 Y2 JP S628543Y2
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JP
Japan
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decorative door
decorative
drive lever
connecting rod
opening
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JP9448081U
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JPS581189U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は時計の飾り扉開閉機構、特に外箱に開
閉自在に設けられた飾り扉の開閉機構に関するも
のである。
時計、例えば鳩時計においては、時計機構が収
納される外箱に開閉自在に飾り扉が設けられ、飾
り扉の開閉により鳩、カツコーその他の装飾体
(以下鳩体という)が出入し、かつふいごと連動
する音声報知機構が作動して、あたかも鳩体が報
時を行うように作られている。
第1図には、従来の時計の飾り扉開閉機構が示
され、第2図には、飾り扉を開いた状態での正面
図が示されている。
第1図、第2図において、時計機構(図示せ
ず)を収納する外箱10の前面には、ピン12
a,12bにて飾り扉14a,14bが開閉自在
に設けられている。該飾り扉14a,14bには
それぞれ連結棒16a,16bが取り付けられ、
時計機構(図示せず)からの飾り扉開閉力を連結
棒16a,16bを介して飾り扉14a,14b
に伝達する飾り扉駆動レバー18により、飾り扉
14a,14bの開閉が行われる。
第3図には、従来の飾り扉駆動レバー18の外
観が示されており、飾り扉駆動レバー18は、そ
の一端が連結棒16a,16bに結合され、他端
が時計機構に連結されている剛体板から成る。
従来の時計の飾り扉開閉機構は以上の構成から
成り、以下その作用を説明する。
第1図において、飾り扉駆動レバー18が中心
線100上で矢印Aの方向に駆動されると、飾り
扉14a,14bが図の実線の状態となるので、
飾り扉14a,14bは全閉状態となる。次に、
飾り扉駆動レバー18が中心線100上で矢印B
の方向に駆動されると、飾り扉14a,14bが
図の2点鎖線の状態となるので、飾り扉14a,
14bは全開状態となる(第2図)。
しかしながら、従来の飾り扉開閉レバー18
は、第3図に示されるように2本の連結棒16
a,16bを同一の支点で結合し、さらに飾り扉
駆動レバー18は剛体板から成るので、連結棒1
6a,16bの長さに誤差が生じたり、飾り扉駆
動レバー18の位置が中心線からずれた場合に、
飾り扉がその全開時及び全閉時に所望の停止位置
に停止しないという問題があつた。この問題点
を、以下詳細に説明する。
第4図には、飾り扉駆動レバー18の位置が所
望の中心線200からtだけずれて実際の中心線
202になつた状態が示されており、連結棒16
a,16bの長さに誤差が生じたときにも同様の
状態が生ずる。第4図において、飾り扉駆動レバ
ー18が図の矢印Aの方向に駆動されると、飾り
扉14a,14bが図の実線の状態、すなわち飾
り扉14bは完全に閉じるが飾り扉14aは完全
に閉じない状態になるという欠点があつた。ま
た、飾り扉駆動レバー18が図の矢印Bの方向に
駆動されると、飾り扉14a,14bが図の2点
鎖線の状態、すなわち飾り扉14aと14bとの
停止位置が異なり左右の開き角度が異なる状態に
なるという欠点があり、美感を損ねていた。
本考案は前記従来の課題に鑑み為されたもので
あり、その目的は、飾り扉を全開時及び全閉時に
所望の停止位置に停止させることができる時計の
飾り扉開閉機構を提供することにある。
前記目的を達成するために、本考案は、時計機
構が収納される外箱と、外箱に開閉自在に設けら
れた飾り扉と、時計機構の飾り扉開閉力を連結棒
を介して飾り扉に伝達する飾り扉駆動レバーと、
扉の全開位置で飾り扉が当接するストツパとを含
み、前記飾り扉駆動レバーは時計機構により駆動
される運動体と該運動体の駆動力を連結棒に伝達
する弾性体とから成り、運動体の駆動量は飾り扉
の開閉移動量より大きく設定され、飾り扉はその
全開時及び全閉時にそれぞれストツパ及び外箱に
より規制された所望の停止位置に停止し、飾り扉
の開閉時における連結棒の必要な飾り扉開閉移動
量より大きな運動体の駆動量は弾性体の弾性変形
により吸収されることを特徴とする。
以下、図面に基づいて本考案の好適な実施例を
説明する。
第5図には、本考案に係る時計の飾り扉開閉機
構が示され、第6図には、本考案の飾り扉駆動レ
バー18の外観が示されている。第5,6図にお
いて、第1,2,3,4図の従来機構と同一部材
には同一符号を付して説明を省略する。
第6図において、飾り扉駆動レバー18は、時
計機構により駆動される運動体20と該運動体2
0の駆動力を連結棒16a,16bに伝達する弾
性体22とから成る。実施例においては、該弾性
体22は、それぞれの一端が各連結棒16a,1
6bに結合された2個の弾性片24a,24bか
ら成り、第5,7図に示されるように、飾り扉開
閉力を各連結棒16a,16bを介して両飾り扉
14a,14bにそれぞれ別個に伝達する。そし
て、弾性体22の弾性片24a,24bは、第9
図に示されるように、矢印C,D方向に自由に屈
曲可能である。
また、第5,8図において、外箱10にはスト
ツパ26a,26bが取り付けられており、飾り
扉14a,14bは、その全開位置でそれぞれス
トツパ26a,26bに当接して停止する。
本考案において特徴的なことは、飾り扉駆動レ
バー18の運動体20の駆動量(第5図のl1)が
飾り扉の開閉移動量(第5図のl2,l3)よりも大き
く設定され、飾り扉の開閉時における連結棒の必
要な飾り扉開閉移動量よりも大きな運動体20の
駆動量(第5図のl1−l2,l1−l3)は、第9図に示
されるような弾性体22の弾性変形により吸収さ
れることであり、これにより、飾り扉はその全開
時及び全閉時にそれぞれストツパ及び外箱により
規制された所望の位置に停止することである。
本考案に係る時計の飾り扉開閉機構は以上の構
成から成り、以下その作用を説明する。
第5図において、飾り扉駆動レバー18が矢印
A方向に駆動されると、飾り扉14a,14bは
外箱に規制されて全閉状態となる(第8図)。し
かし、本考案においては、運動体20の駆動量l1
が飾り扉14a,14bの開閉移動量l2,l3より
も大きく設定されているので、運動体20はさら
に矢印A方向に移動し、弾性体22の弾性片24
a,24bは、第9図に示される矢印C方向に弾
性変形して余剰な運動量を吸収する。したがつ
て、飾り扉14a,14bが矢印A方向に押圧付
勢されるので、第5図のように、飾り扉駆動レバ
ー18の位置が所望の中心線200からずれて実
際の中心線202になり、あるいは連結棒16
a,16bの長さに誤差が生じたとしても、飾り
扉16a,16bを確実に閉状態とすることがで
きる。
同様に、飾り扉駆動レバー18が矢印B方向に
駆動されると、飾り扉14a,14bはストツパ
26a,26bに規制されて全開状態となる(第
7図)。しかし、運動体20はさらに矢印B方向
に移動し、弾性体22の弾性片24a,24bは
第9図に示される矢印D方向に弾性変形して余剰
な運動量を吸収する。したがつて、飾り扉14
a,14bが矢印B方向に押圧付勢されるので、
第5図のように、飾り扉駆動レバー18の位置が
所望の中心線200からずれて実際の中心線20
2になり、あるいは連結棒16a,16bの長さ
に誤差が生じたとしても、飾り扉14a,14b
を確実に所望の停止位置に停止させ開状態とする
ことができる。
以上のように、本考案によれば、飾り扉を全開
時及び全閉時に所望の停止位置に停止させること
ができる。
なお、第6図の実施例においては、飾り扉駆動
レバー18は、弾性体22を運動体20に取り付
けたものを示したが、弾性体として運動体の一部
を用いても実施可能である。
また、第5,8図の実施例においては、ストツ
パ26a,26bは外箱10に取り付けられてい
るが、ストツパを外箱と一体として成型しても実
施可能である。
さらに、第6図の実施例においては、飾り扉駆
動レバー18の弾性体22はそれぞれ一端が各連
結棒16a,16bに連結された2個の弾性片2
4a,24bから成るが、1個の弾性片の同一の
支点で2本の連結棒16a,16bを結合しても
実施可能である。
以上説明したように、本考案に係る時計の飾り
扉開閉機構によれば、飾り扉駆動レバーは運動体
と弾性体とから成り、運動体の駆動量は飾り扉の
開閉移動量よりも大きく設定され、飾り扉の開閉
時の飾り扉開閉移動量よりも大きな運動体の駆動
量が弾性体の弾性変形により吸収されるようにし
たので、全開時及び全閉時に飾り扉はそれぞれ所
望の停止位置に停止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の時計の飾り扉開閉機構を示す説
明図、第2図は飾り扉の開状態を示す正面図、第
3図は従来の飾り扉駆動レバーの外観斜視図、第
4図は飾り扉駆動レバーの位置が所望の中心線2
00からtだけずれて実際の中心線202になつ
た状態を示す説明図、第5図は本考案に係る時計
の飾り扉開閉機構を示す説明図、第6図は本考案
の飾り扉駆動レバーの外観斜視図、第7図は飾り
扉の開状態を示す正面図、第8図は飾り扉の閉状
態を示す正面図、第9図は飾り扉駆動レバーの動
作説明図である。 各図中同一部材には同一符号を付し、10……
外箱、12a,12b……ピン、14a,14b
……飾り扉、16a,16b……連結棒、18…
…飾り扉駆動レバー、20……運動体、22……
弾性体、24a,24b……弾性片、26a,2
6b……ストツパ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 時計機構が収納される外箱と、外箱に開閉自
    在に設けられた飾り扉と、時計機構の飾り扉開
    閉力を連結棒を介して飾り扉に伝達する飾り扉
    駆動レバーと、扉の全開位置で飾り扉が当接す
    るストツパとを含み、前記飾り扉駆動レバーは
    時計機構により駆動される運動体と該運動体の
    駆動力を連結棒に伝達する弾性体とから成り、
    運動体の駆動量は飾り扉の開閉移動量より大き
    く設定され、飾り扉はその全開時及び全閉時に
    それぞれストツパ及び外箱により規制された所
    望の停止位置に停止し、飾り扉の開閉時におけ
    る連結棒の必要な飾り扉開閉移動量より大きな
    運動体の駆動量は弾性体の弾性変形により吸収
    されることを特徴とする時計の飾り扉開閉機
    構。 (2) 実用新案登録請求の範囲(1)記載の機構におい
    て、前記飾り扉駆動レバーの弾性体はそれぞれ
    一端が各連結棒に結合された2個の弾性片から
    成り、飾り扉開閉力を各連結棒を介して両飾り
    扉にそれぞれ別個に伝達することを特徴とする
    時計の飾り扉開閉機構。
JP9448081U 1981-06-25 1981-06-25 時計の飾り扉開閉機構 Granted JPS581189U (ja)

Priority Applications (1)

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JP9448081U JPS581189U (ja) 1981-06-25 1981-06-25 時計の飾り扉開閉機構

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JP9448081U JPS581189U (ja) 1981-06-25 1981-06-25 時計の飾り扉開閉機構

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JPS581189U JPS581189U (ja) 1983-01-06
JPS628543Y2 true JPS628543Y2 (ja) 1987-02-27

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JP9448081U Granted JPS581189U (ja) 1981-06-25 1981-06-25 時計の飾り扉開閉機構

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JPH0310853Y2 (ja) * 1987-09-04 1991-03-18
JP2516565Y2 (ja) * 1990-08-31 1996-11-06 リズム時計工業株式会社 装飾時計の開閉扉駆動構造

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JPS581189U (ja) 1983-01-06

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