JPS6285003A - 打粉しないプラスチツク手袋の製造方法 - Google Patents

打粉しないプラスチツク手袋の製造方法

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JPS6285003A
JPS6285003A JP60222577A JP22257785A JPS6285003A JP S6285003 A JPS6285003 A JP S6285003A JP 60222577 A JP60222577 A JP 60222577A JP 22257785 A JP22257785 A JP 22257785A JP S6285003 A JPS6285003 A JP S6285003A
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JP
Japan
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resin
liquid
plastic
coarse particles
gloves
Prior art date
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Pending
Application number
JP60222577A
Other languages
English (en)
Inventor
尾形 栄
大野 穣
室中 康利
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Medical Supply Corp
Original Assignee
Nippon Medical Supply Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、液状樹脂より打粉を必要上しないプラスチッ
ク手袋を製造する方法に関する。
[従来の技術] プラスチック製手袋、特に肉薄手袋は、検査。
分析、パーツ組立等の指先の感覚を必要とする細かい作
業を行う際に使用されている。
従来より行われているプラスチック製手袋の製造方法と
しては、塩化ビニル樹脂のプラスチゾルやオルガノゾル
に平型を浸漬し、これを引き−Lげて平型の表面に樹脂
被膜を形成、し、次いで熱処理して樹脂をゲル化し、さ
らに脱型時の粘着防止と着用時の装着性をよくするため
に、粉体を表面に付着せしめて(いわゆる打粉)から反
転脱型する方法が一般的である。したがって得られたプ
ラスチック手袋製品の内面には多量の粉体が付着してい
た。ところが、電子機器や精密機器等の組立作業におい
ては、手袋からゴミやほこりの発生しないことが不可欠
であるので、水洗等の操作により粉体を落して使用して
いた。
[発明が解決しようとする問題点] 従来の打粉したプラスチック手袋の場合、水洗を行って
も完全に粉体を除去することができないので、高い清浄
度を必要杏する作業場においては、塵埃の発生源となる
ために使用できない。また、水洗を行ったプラスチック
手袋は、粘着しやすいので装着しにくい欠点があった。
本発明の目的は、打粉を行うことなくプラスチック手袋
を製造する方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、塵埃の発生しにくいプラスチック
手袋の製造方法を提供することにある。さらに他の目的
は、装着性の良好なプラスチック手袋の製造方法を提供
することにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明のプラスチック手袋の製造方法は、液状樹脂にプ
ラスチック粗粒物を均一に分散させ、これを手型表面に
均一に付着せしめて被膜を形成し、該被膜を熱処理して
ゲル化させ、次いでゲル化した被膜の表面に0〜50℃
の温度において液体でか”つ不揮発性の化合物を付着せ
しめた後に脱型する工程からなるものである。
[作  用] 本発明においては、手袋形成材料である液状樹脂にプラ
スチック粗粒物を均一に分散させるので、手袋の表面に
微細な凹凸が形成される。したがって、表面同志の粘着
が少なくなるとともに表面滑性が増す。そして0〜50
℃の温度において液体でかつ不揮発性の化合物を併用す
ることによってこれらの効果がさらに増し、実用上充分
な域に達するのである。もし、これらのいずれか一方し
か使用しない場合には、その効果は不十分であり、脱型
時にブロッキングが起って脱型不可能になったり破れた
りする。また、手袋の装着性も劣るものしか得られない
[実施例] 本発明において使用する液状樹脂とは常温で液状態の樹
脂であり、塩化ビニル樹脂のプラスチゾル及びオルガノ
ゾル、並びにポリウレタンラテックス、未硬化ポリウレ
タン及びボリウレクン溶液などを例示することができる
。液状樹脂には、プラスチック粗粒物の他に可塑剤、熱
安定剤2チキソ)o−プ剤、希釈剤など通常使用される
各種添加剤を配合することができ、これらの配合量は手
袋の使用感、用途などに応じて適宜選択する。
本発明において使用するプラスチック粗粒物は、手袋の
厚さ等にもよるが、平均粒子径が10−145μmの範
囲にあるものが好ましい。平均粒子径が10μmよりも
小さいと十分な効果が得られなくなり、また145μm
よりも大きくなると粗粒物が目立って見苦しくなるので
好ましくない。
特に好ましい平均粒子径は40〜100μmである。粗
粒物としては、塩化ビニル樹脂、アクリロニトリル−ス
チレン樹脂、アクリル樹脂、エチレン−酢酸ビニル樹脂
あるいはゴノ・からなるものなどが好ましく、これらは
単独で用いてもよいし2種類以上を混合して使用しでも
よい。プラスチック粗粒物の使用量は、液状樹脂100
重傷部に対して10重量部以上が好ましい。使用量の上
限については特に制限はないが、強度保持の点で300
重量部以下にとどめるべきである。また、プラスチック
粗粒物はそのままの状態で添加してもよいし液体に懸濁
してから添加してもよい。
プラスチック粗粒物を分散させた液状+at脂を手型表
面に付着させる方法としては、浸漬法、スプレー法、塗
布法などがあるが、被膜の均−性及び作業性の点て浸漬
法が好ましい。
本発明において使用する0〜50℃の温度において液体
でかつ不揮発性の化合物としては種々の有機化合物があ
るが、手の皮膚に対して東り激を与えないものであるこ
とが安全性の点で好ましい。
好適な化合物としては、グリセリン、ペンタエリスリッ
ト、ソルビタン及びソルビットなどの多価アルコールの
酸化エチレン付加物、並びにポリエチレンオキサイド、
ポリプロピレンオキサイド。
ポリブチレンオキサイド及びポリエチレンオキサイドー
ポリプロピレンオキサイドブロック共重合体などのポリ
アルキレンオキサイド類を例示することができる。これ
らの化合物は、水などの液体に溶解または分散させて使
用するのが好ましく、その濃度は0.1〜lO重量%程
度が適当である。
また、その際に液体への分散性を高め手袋への付着を良
好にするために界面活性剤を添加してもよい。手袋の表
面に上記の化合物を付着させる方法としでは、浸;n法
、スプL・−法、塗布法などがあるが、浸漬法が好まし
い。このようにして上記の化合物を付着さ仕ると粘着が
起らなくなるので脱型がスムーズに行われる。また、上
記化合物は不揮発性であるので溶解または分散させた液
体(水)が蒸発した後も残存しており、付着面が反転脱
型によって手袋の内面になるので、装着時には潤滑剤と
して作用し、粘着も防止する。
以下、実施具体例により本発明をさらに具体的に説明ず
ろが、例中の「都」はすべて重量基準である。
実施例 1 下記組成の液状樹脂に陶器性の丁型を浸漬して引き上げ
、これを180℃に設定した熱風炉に約10分量大れて
熱処理してプラスチック手袋を作成した。
液状樹脂組成 塩化ビニル樹脂エマルジョン     L L) O部
(日本ゼオン製121) 粗粒塩化ビニル樹脂懸濁液       50部(平均
粒径40μm1日本ゼオン製Z X S H)ジオクチ
ルフタレ−1−140部 熱安定剤      3R 増   粘   剤                
  4部次に丁型を下記組成の液に浸漬して、手袋を反
転脱型した。脱型はスムーズに行われ、手袋にブo ’
7キングは発生しなかった。また、手袋が乾燥した後も
粘着することなく、装着もスムーズに行うことができた
浸漬液組成 グリセリンの酸化エチレン付加物     1部界面活
性剤溶液             1部水     
                     98部比
較例 1 粗粒塩化ビニル樹脂懸濁液を用いないこと及びジオクチ
ルフタレートを80!用いること以外は実施例1と同様
にしてプラスチック手袋を作成し、脱型した。脱型後手
袋が乾燥すると極度のブD 7キング状4態を示し、装
着が困難であった。
比較例 2 実施例1と同様にして手袋を作成し、熱処理後に浸漬液
に浸漬することなく脱型を行ったところ、ブロッキング
が発生し、容易に脱型できなかった。
また、得られた手袋は装着しにくいものであった。
実施例2 実施例1の浸漬液において、グリセリンの酸化エチレン
付加物のかわりにポリエチレンオキシ・イドを用いた以
外は実施例1と同様にして手袋を作成し、脱型を行った
。脱型はスム・−ズに行われ、ブロッキングは発生しな
かった。また、装4性も良好であった。
以」−の結果から明らかなように、本発明においては、
プラスチック粗粒物と0〜50℃の温度j、二おいて液
体でかつ不揮発性の化合物を併用することが重要な意味
を有しており、一方だけの使用では本発明の効果は発現
しないのである。
[発明の効果コ 本発明によれば、打粉を行うことなしに粘着の起きない
プラスチツタ手袋を製造することができる。したがって
脱型や装着をスト−ズに行うことがてき、塵埃の発生も
ないので、高い清浄度を必要とする用途に好ましく使用
することができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)液状樹脂にプラスチック粗粒物を均一に分散させ
    、これを手型表面に均一に付着せしめて被膜を形成し、
    該被膜を熱処理してゲル化させ、次いでゲル化した被膜
    の表面に0〜50℃の温度において液体でかつ不揮発性
    の化合物を付着せしめた後に脱型することを特徴とする
    プラスチック手袋の製造方法。
  2. (2)液状樹脂が塩化ビニル樹脂のプラスチゾルまたは
    オルガノゾルである特許請求の範囲第1項記載の方法。
  3. (3)液状樹脂がポリウレタンである特許請求の範囲第
    1項記載の方法。
  4. (4)プラスチック粗粒物の平均粒子径が10〜145
    μmの範囲にある特許請求の範囲第1項及至第3項のい
    ずれかの項に記載の方法。
  5. (5)プラスチック粗粒物が、塩化ビニル樹脂、アクリ
    ロニトリル−スチレン樹脂、アクリル樹脂、エチレン−
    酢酸ビニル樹脂及びゴムからなる群より選ばれた樹脂か
    らなる粗粒物である特許請求の範囲第1項及至第3項の
    いずれかの項に記載の方法。
  6. (6)0〜50℃の温度において液体でかつ不揮発性の
    化合物が、グリセリンの酸化エチレン付加物、ペンタエ
    リスリットの酸化エチレン付加物、ソルビタンの酸化エ
    チレン付加物、ソルビットの酸化エチレン付加物、ポリ
    エチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、ポリ
    ブチレンオキサイド及びポリエチレンオキサイド−プロ
    ピレンオキサイドブロック共重合体よりなる群より選ば
    れた1種または2種以上の化合物である特許請求の範囲
    第1項及至第5項のいずれかの項に記載の方法。
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