JPS6284051A - ジフエニルメチルイミン誘導体 - Google Patents

ジフエニルメチルイミン誘導体

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JPS6284051A
JPS6284051A JP22194085A JP22194085A JPS6284051A JP S6284051 A JPS6284051 A JP S6284051A JP 22194085 A JP22194085 A JP 22194085A JP 22194085 A JP22194085 A JP 22194085A JP S6284051 A JPS6284051 A JP S6284051A
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butyl
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Yasushi Suzuki
鈴木 安司
Yukio Hasegawa
幸雄 長谷川
Michitaka Sato
通隆 佐藤
Morinobu Saito
斉藤 守信
Norio Yamamoto
則夫 山本
Katsuhiko Miyasaka
宮坂 克彦
Takashi Kenjo
見上 崇
Katsuhiko Miyazawa
宮澤 克彦
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なジフェニルメチルイミン誘導体に関し、
さらに詳しくは下記式 式中 R,Iはヒドロキシル基、アルカノイR2は水素
原子又は低級アルキル基を表わし、 Bsは水素原子、低級アルキル基、アルカノイル基、フ
ェニル基、カルバモイル基又はチオカルバモイル基を表
わす、 で示される化合物又はその塩に関する。
従来、ジフェニルメチルイミン誘導体として、例えば、
ジャーナル・オブ・ジ・アメリカン・ケミカル・ソサエ
テ(−(J、 Am、 Chem、 Soc、)第88
巻、$5284−5288頁(1966年)0CH。
で示される化合物が開示されているが、そこにはこの化
合物の用途については記載されて4ない。
木発明者らがこの化合物を合成し、その薬理作用をチェ
ックした所によれば、上記化合物は実質上、消炎、鎮痛
、抗すュウマチ作用等の薬理作用を示さないことが確認
されている。
一方、米国特許第4.124.725号明細書には、下
記式 式中、Qは水素原子、2−もしくは4−フルオロ基、炭
素原子数1〜3個のアルコキシ基、ヒドロキシ基、アミ
ノ基又はメチルチオ基を表わす、 のベンゾフェノン誘導体が抗炎症作用を有することが開
示されている。しかしこのベンゾフェノン誘導体は従来
から実用化されているアスピリン、フェニルブタシン、
インドメタシン等の鎮痛抗炎症剤と同様に、かなりひど
い消化器障害誘発作用を伴うという重大な欠点を有して
いる。
今回、本発明者らは、前記式(I)のジフェニルメチル
イミン誘導体が、生体の炎症反応に深く関与していると
考えられている多価不飽和脂肪酸、殊にアラキドン酸の
シクロオキシゲナーゼ及び/又はリポキシゲナーゼの阻
害作用に優れており、しかも肴化器障害誘発作用が極め
て少なく、胃腸管障害作用を殆んど伴わない抗炎症、鎮
痛、抗すュウマチ剤等として有望であることを見い出し
た。
さらに、本発明者らは、前記式(13のジフェニルメチ
ルイミン誘導体が抗酸化作用を有していることを見出し
た。
本明細書を通じて「低級」なる語は、この語が付された
基又は化合物の炭素原子数が6個以下、好ましくは4個
以下であることを意味する。
本明細書において用いる「低級アルキル基」は直鎖状、
分岐鎖状のいずれであってもよく、例えばメチル、エチ
ル、n−7’ロピル、1so−7’口ピル、・n−ブチ
ル、5eC−ブチル、1so−ブチル、1ert−ブチ
ル、n−ペンチル基等が挙げられる。
また、本明細書において用いる「アルカノイルオキシ基
」及び「アルカノイル基」は、式ルキル基を表わす)で
示される基を意味し、R4によって表わされるアルキル
基は直鎖状、分岐鎖状のいずれであってもよく、具体的
には、メチル、エチル、n−7’ロピル、1so−7’
口ピル、n −ブチル、SeCブチル、1so−ブチル
、t6rt−ブチル、n−ペンチル、1SO−ペンチル
、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、2−エ
チルヘキシル基等が包含されるが、好適には炭素原子数
10個以下のもの、殊に低級アルキル基が好ましい。
しかして、「アルカノイルオキシ基」におけるプルカメ
イル部分(R,4−C−)及び「アルカノイル基」の例
には、アセチル、プロピオニル、ブチリル、インブチリ
ル、バレリル、オクタノイル基等が包含される。
ノ、メチルアミノ、エチルアミノ、ジメチルアミノ、ジ
エチルアミノ、アセチルアミノ、プロピオニルアミノ、
ブチリルアミノ、N−アセチル−N−メチルアミノ、フ
ェニルアミノ、N−メチル−N−フェニルアミノ、ウレ
イド、チオウレイド、1−メチルウレイド又は1−メチ
ルチオウレイド基等を挙げることができる。
本発明によシ提供される前記式(I)の化合物の代表例
を示せば次のとおりである: 3 、5−シーt−フチルー4−ヒドロキシベンゾフェ
ノンオキシム、 3 、5−シーt−7’チル−4−ヒドロキシベンゾフ
ェノン0−アセチルオキシム、 3.5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾフェノ
ンO−プロピオニルオキシム、3.5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシベンゾフェノン0−ブチリルオキシム
、 3.5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾフェノ
ン0−イソブチリルオキシム、3.15−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシベンゾフェノンO−バレリルオキシ
ム、 3 、5−シーt−フチルー4−ヒドロキシベンゾフェ
ノン0−オクタノイルオキシム、3.5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシベンゾフェノンヒドラゾン、 3 、5−シーt−7”チル−4−ヒドロキシベンゾフ
ェノンメチルヒドラゾン、 3.5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾフェノ
ンジメチルヒドラゾン、 3.5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾフェノ
ンジエチルヒドラゾン、 3.5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾフェノ
ンメチルヒドラゾン、 3.5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾフェノ
ンプロピオニルヒドラゾン、 3 、5−シーt−7”チル−4−ヒドロキシベンゾフ
ェノンN−アセチル−N−メチルヒドラゾン、3、s−
シーt−7”チル−4−ヒドロキシベンゾフェノンフェ
ニルヒドラゾン、 3.5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾフェノ
ンN−メチル−N−フェニルヒドラゾン3.5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシベンゾフェノンセミカルバゾ
ン、 3 、5−シーt−フチルー4−ヒドロキシベンゾフェ
ノン2−メチルセミカルバゾン、3.5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシベンゾフェノンチオセミカルバゾン
等。
これら弐Hの化合物中好ましい化合物としては、R1が
ヒドロキシル基、アルカノイルオキシ基又はアミノ基、
殊にヒドロキシル基又はプロぐオニルオキシ基を表わす
場合の式(I)の化合物が挙げらの化合物はまた、塩の
形で存在することができる。
そのような塩の例には、塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩、酢
酸塩、コハク酸塩等が挙げられ、中でも生理学的に許容
しうる塩が好適である。
式(I)の化合物には、下記式 で示される2種の立体滑性体が存在するが、本発明の式
(I)の化合物には、これら2種のそれぞれの立体滑性
体及びこれら両者の任意の割合の混合物が包含されるこ
とを理解すべきである。
本発明に従えば、弐Hの化合物又はその塩は、の化合物
を式 %式%() 式中、R+1は前記の意味を有する、 の化合物又はその塩と反応させ、必要に応じて、得られ
るR1がヒドロキシル基又はアミノ基を表わす場合の式
(I)の化合物をアルカノイル化し、その基を表わす場
合の弐Hの化合物を塩に変えることによシ製造すること
ができる。
弐(II)の化合物と式(I)の化合物又はその塩との
反応は、溶媒の不在下又は適当な不活性溶媒中、例エバ
、メタノール、エタノール、プロパツール、イソプロパ
ツール等のアルコール類;ジオキサン、テトラヒドロフ
ラン、ジメトキシエタン等のエーテル類;ベンゼン、ト
ルエン等の芳香族炭化水素類;ピリジン、ジメチルアニ
リン、ジエチルアニリン、ピコリン等の有機塩基;水;
又はこれらの溶媒の混合物等の中で、通常、約40℃な
いし反応混合物の還流温度、好ましくは反応混合物の還
流温度において行なうことができる。
式CI)の化合物、例えばヒドロキシルアミンは通常塩
の形で市販されており、従ってかような塩の形、の式(
1)の化合物を出発原料として用いる場合には、溶媒と
して上記有機塩基を用いるか、さもなくば、反応系に、
例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム等
の酸結合剤を存在させ、その場で塩の形の式(11の化
合物を遊離なものに変えながら反応させるのが好都合で
ある。また、式(組の化合物の中には抱水形でされるも
のがあるが、そのような抱水形の化合物を出発原料とし
て用いる場合には、反応を促進させる為に反応系に、例
えば塩化水素酸、臭化水素酸、p−トルエンスルホン酸
、トリフルオロ酢酸等の酸触媒を存在させることもでき
る。しかし、かかる酸触媒がなくても温度と圧力をかけ
れば反応は充分に進行する。
式(Tl)の化合物に対する式(1)の化合物又はその
塩の使用割合は特に制限されるものではなく広範囲にわ
たシ変化させることができるが、一般には式11)の化
合物1モル当シ式(釦の化合物又はその塩は1〜10モ
ル、好ましくは1.5〜3モルの割合で使用するのが有
利である。
上記反応によシ生成する式(1)の化合物はそれ自体公
知の方法、例えば、濾過、抽出、再結晶、クロマトグラ
フィー等の方法により反応混合物から単離、精製するこ
とができる。
前述したとおり、式(I)の化合物にはZ−型及びE−
型の2種の立体量性体が存在するが、再結晶用の溶媒と
温度を選ぶことにより、Z−型又はE−型の任意の割合
の混合物を取得することができる。。例えば、再結晶溶
媒としてエタノールを用い室温で再結晶した場合はE−
型が得られ、一方、再結晶溶媒としてジクロロメタン−
n−ヘキサンを用い室温で再結晶すればZ−型が得られ
る。また、例えば、生成物をイソプロピルアルコールに
熱時溶解し水に注ぎ結晶を析出させれば、E−型及びZ
−型のso:soi金物が得られる。
さらに、上記の方法で製造されるR ’がヒドロキシル
基又はアミン基を表わす場合の弐Hの化合物〔以下これ
を化合物(I−1)と称する〕は、適当なアルカノイル
化剤、例えばR4C0OH(7)反応性誘導体(酸ハラ
イド、酸無水物、混合酸無水物、活性エステルなど)と
反応させることによシ、R1がアルカノイルオキシ基又
はアルカノイルアミノ基を表わす場合の式(1)の化合
物〔以下これを化合物(T−2’)と称する〕に変える
ことができる。上記化合物(1−1)のアルカノイル化
反応はそれ自体既知のアルカノイル化法に準じて行なう
ことができ具体的には、化合物(T−1)を適当な溶媒
中、例えば、ピリジン、ジメチルアニリン、ジエチルア
ニリン、ピコリン、クロロホルム、四塩化炭素等の中で
、式R,’COXの化合物(ここで、Xはハロゲン原子
であり、R4は前記の意味を有する)の化合物と、必要
に応じて、酸結合剤、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の存在下
に、氷冷ないし反応混合物の還流温度、好ましくは室温
で反応させることによシ、化合物(r−2)を製造する
ことができる。
以上に説明した本発明によシ提供される前記式(■)の
ジフェニルメチルイミン誘導体は、前述したとおシ、強
力なりボキシゲナーゼ及び/又はンクロオキシゲナーゼ
阻害作用を有しておシ、シかも、消化器障害誘発作用は
極めて微弱であるので、新らしい型の抗炎症、鎮痛、抗
リウマチ剤として特に有用である。また、本発明の化合
物は、抗血栓、癌の転移および増殖の防止、抗喘息、抗
アレルギー、動脈硬化改善、アテローム性動脈硬化症改
善、腎・、悩および心臓血管系改善、免疫調整等の多様
な薬理作用をも示し、抗炎症剤、鎮痛側、抗リウマチ剤
の他、抗喘息剤、抗アレルギー剤(アレルギー性皮膚炎
、アレルギー性鼻炎、じんま疹、胃1)%Wアレルギー
、食品アレルギー等の予防、治療)、抗血栓剤、動脈硬
化症治療剤、くも膜下出血時の晩期雫縮治療剤、脳循環
改善剤、心臓冠状血管改善剤、虚血性心筋梗塞治療剤、
虚血性脳梗塞治療側、免疫調整剤、潰瘍性大腸炎治療側
、皮膚乾惰症治療剤等としての用途も期待される。さら
に、本発明の化合物は抗酸化剤としての用途も期待され
る。。
本発明の式(I)の化合物の優れた薬理作用は、以下、
の実験によシ確認される。
なお、以下の実験に用いた本発明の化合物は次の符号で
代表させる。
化合物 A:3.5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾフ
ェノンオキシム B:3.5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾフ
ェノンO−アセチルオキシム C:3.s−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾフ
ェノンO−プロピオニルオキシムD:3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシベンゾフェノンヒドラゾン (1)抗炎症作用 24時間絶食した体重120〜150.9のウィスター
(Wistar)  系雄性ラットを一群5匹として用
い、各群の右足容請を容量差計〔ラボ・バジレ(Ugo
 Ba5ile)社製〕にょシ測定した後、被s薬をi
媒(0,5’1カルボキシメチルセルロース及び20係
ツイン80を溶解した水溶液)に分散させたS濁液を経
口投与した。被検薬経口投与の1時間後に右足前皮下に
、注射用蒸留水に11の濃度で溶解したカラゲニン溶液
を注射した。それから更に3時間後に再び右足容積を測
定した。各群の個々の右足の増加容積(浮腫容積)を求
め、溶媒投与対照群(この群は10匹用いた)の平均増
加容積に対する被検薬投与群の浮腫抑制率を下記式によ
り算出し、各群の平均を求めた。
各化合物の浮腫抑制率を下記表1に示す。
表1 (2)  リポキシゲナーゼ及びシクロオキシゲナーゼ
阻害作用 5−リポキシゲナーゼ及びシクロオキシゲナーゼ活性に
対する本発明化合物の抑制作用を、シーゲル(Sieg
el)  らの方法〔プロスタグランジンズ(Pros
taglandins)、21巻、123頁(−198
1年)〕に従って測定した。
すなわち、カラゲニン胸膜炎を誘発したラットの胸腔か
ら採取した浸出液中の白血球を、1o。
mMi化ナトナトリウム1mM塩化カルシウムを含有す
る50mM)リス塩酸緩衝液(1)H7,4)に懸濁し
た。この白血球p濁液の一定量に、被検薬 14Cアラ
キドン酸及びカルシウムイオノフオア (A25187
) ヲ加え2分間インキュベーションし、その際生成す
る14Cアラキドン酸代謝物を薄層クロマトグラフィー
(シリカゲル、プラスチック板、展開溶媒;ヘキサン:
ジエチルエーテル:酢酸=40:60:2)によシ分画
した。薄層板をX線フィルムに露光させた後、標準品と
の比較によシ、各アラキドン酸代謝物画分を同定し、各
対応画分及びその他の放射能活性画分を採取した。
−t−して、液体シンチレーション・カウンターにより
各画分の放射能活性を測定し、全放射能に対する各両分
の放射能の百分率を求めた(生成率)。
この生成率を指標として各面分の合成能に対する被検薬
の阻害率を求めた。
リポキシゲナーゼ活性は、5S−ヒドロキシ−6,8,
11,14−エイコサテトラエン酸(5−HETE)及
び58.12R−ジヒドロキシ−6,8,10,14−
エイコサテトラエン酸(5゜12− diHETE)の
生成を指標とし、シクロオキシゲナーゼ活性は、12−
ヒドロキシへブタデカトリエン酸(HHT)の生成を指
標とした。
また、被検薬はすべて10壬ジメチルスルホキシド溶液
に溶解して用いた。なお、アツヤイ系でのジメチルスル
ホキシドの最終濃度は2.51となる。この結果、本発
明の化合物人は6.2μMの濃度で5−HBTE及び5
.12−diHETEの生成を50%抑制し、また、1
.25μMの濃度でHHTの生成を50係抑制する。
6週令のSD系雌性ラットを用いた。乾燥エム・ブチリ
カム(M、 Butyricum)死菌〔ディフコ(D
irco)]  を軽流動パラフィンに懸濁(6rn9
/d)し、加圧滅菌して調整したフロイント(Hre−
and)のコンプリート争アジュバント(comple
teadjuvarxt) Q、 l *をラットの右
後肢足耶皮下に注射して関笥炎を誘発した。被検薬は、
アジュバント注射後、その当日を含め21日間連続して
1日1回経口授与した。アジュバント注射後、3.6.
9.14.17および21日月例藤平の考案した装置(
藤平栄−;応用薬理5.169−183(1971))
を使用して左右後肢容積を測定し、アジュバント注射前
の容積からの増加分を求め、腫脹の指標とした。なお、
体薬後の腫脹の変化も調べた。動物は1群10匹とした
この結果、本発明の化合物人は3rn9/kg、p、0
゜以上の投与量で有意に(p(0,05、n=10 )
アジュバント関選炎の発症を抑制した。なお、投薬終了
後にも腫脹の反跳現象は認められなかった。
ウィスター系雄性ラットを用いヘキソパルビタールナト
リウム(100m9/に9、i、p、)  麻酔下に、
背部の毛を刈り、皮下に加圧滅菌した打錠戸紙片(東洋
F紙、485 K% 9m!3径)を左右両側に植込み
、油性ブロカインペニシリンG(7に有製薬1.30万
単位/d)0.25tl筋注した。
被検薬は、戸紙片植込み後、その当日を含め7日間連続
して1日1回経口授与し、最終投与の翌日にF紙片およ
びその周囲に形成された肉芽膜を摘出し、約60℃で2
4時間乾燥し、その重量を測定し、P紙重景を差引いた
値を乾燥肉芽重量とした。
この結果、本発明の化合物Aは3 rn9/kg、p、
 o。
以上の投与量て乾燥肉芽重量を有意に(p<0.001
、n = 7〜8)抑制した。
(51F!胃障害作 用4時間絶食した体重120〜150gのウィスター系
雄性ラットを一群6匹として用い、被検薬を前記の抗炎
症作用試験におけると同様の方法で経口投与し、4時間
後にエーテルで殺した後背を摘出し、粘膜出血及び粘膜
下損傷を示した動物の数をかぞえ、使用した動物数に対
するδ11合として算出した。その結果、本発明の化合
物Aは300?ψ/ky、p、 o、  の投与量でさ
えも胃障害作用は見られなかった。
(6)毒性 SD系雄性ラット(体重100〜115g)を一群5匹
とし、被検薬を10チアラビアゴム溶液に%f8させて
経口投与し、2週間観察した。この結果、本発明の化合
物Aは1250■/ゆの投与―でさえも死亡例が見られ
なかった。
かくして、本発明の式(■)の化合物は、リポキシゲナ
ーゼ及び/又はシクロオキシゲナーゼ系代謝産物の関与
により引き起こされる種々の疾病の治療または予防のた
めに、人間その他の温血動物に対し、経口投与、非経口
投与(例えば筋注、静注、皮下投与、直腸投与など)又
は局所投与することができる。
本発明の化合物は、薬剤として用いる場合、経口、非経
口投与又は局所投与に適した種々の形態に製剤すること
ができる。例えば、本発明の化合物は、この種薬剤に通
常使用される無毒性の賦形剤、結合剤、滑沢剤、崩壊剤
、防腐剤、等張化剤、安定化剤、分散剤、酸化防止剤、
着色剤、香味剤、緩衝剤、噴射剤、界面活性剤等の添加
物を使用して製剤することができる。
かかる薬剤/d、その用途に応じて、錠剤、カプセル剤
、顆粒剤、散剤、Mi粒剤、丸剤、トローチ佇、坐剤、
軟膏、貼布剤、注射剤、シロップ剤、エアゾール剤等の
いずれかの製剤形態に調製することができる。しかして
、使用し得る無毒性の上記添加物としては、例えばでん
粉、ゼラチン、ブドウ糖、乳糖、果糖、マルトース、炭
酸マグネシウム、タルク、ステアリン酸マグネシウーム
、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースまた
はその塩、アラビアゴム、ポリエチレングリコール、1
p−ヒドロキシ安息香酸アルキルエステル、シロップ、
エタノール、フロピレンゲリコール、ワセリン、カーボ
ワックス、グリセリン、塩化ナトリウム、亜硫酸ソーダ
、リン酸ナトリウム、クエン酸、ジクロロジフルオロメ
タン、1.2−ジクロロテトラフルオロエタン、ソルビ
タントリオレエート等が挙げられる。該薬剤はまた、治
療学的に有用な他の薬剤を含有することもできる。
本発明の化合物の投与°吸は、対象とする人間をはじめ
とする温血動物の種類、投与経路、症状のi重、医者の
診断等によシ広範に変えることができるが、一般に1日
当勺、0.1〜50卿/に!?、好適には0.2〜20
mり/kgとすることができる。しかし、上記の如く患
者の痘状の軽重、医者の診断に応じて、上記範囲の下限
よりも少ない号又は上限よりも多IA−iを投与するこ
とはもちろん可能である。上記投与量は1日1回又は数
回に分けて投与することができる。
以下実施例によシ本発明をさらに説明する。
実施例1 3+5−’)−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾフェ
ノン12.4.9及び塩酸ヒドロキシルアミン3、15
 gをエタノール100νに溶かし、攪拌下、水酸化カ
リウム277gをエタノール20νに溶かした溶液を室
温で適下後24時間還流攪拌する。
今後、反応混合物にジクロロメタンを加え、ジクロロメ
タン層を分離、水洗後乾燥する。溶媒を留去後残渣にn
−ヘキサンを加え、析出する結晶を戸数し、エーテル−
〇−へキサンより再結晶して、3・、5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシベンゾフェノンオキシムを得た。
融点 150.6−151.4℃ pp”  :1.38.143(18H)、5.34H
MR−aCDC13 (IH)、7.26(2H,S)、7.38(5)]。
S)、8.10−8.70(II)。
7m″″1 。
IR・、ν   、3600.3230.2950、B
r 1435.1320.1240.770.700゜実施
例2 3.5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾフェノ
ン40.9及び塩酸ヒドロキシルアミン10.8gをピ
リジン40/に加え3時間還流する。
反応後、ピリジンを減圧留去し、今後酢酸エチルにて抽
出し、水及び2N−塩酸で洗い乾燥する。
溶柊を留去後書られる残渣を以下の(al〜(clの方
法に従って再結晶した。
Ca)残渣を含水イソプロピルアルコールよシ再結晶す
ることにより得られる粗結晶を、5チ含水イソプロピル
アルコール(95憾イソプロピルアルコール)に鳩時溶
解し、その溶液を水に注いて、3.5−ジーt−7”チ
ル−4−ヒドロキシベンゾフェノンオキシムの無色結晶
性粉末を得た。得られた結晶をHPLC(高速液体クロ
マトグラフィー)によシ分析すると、E−型とZ−型の
比率は50:50であった。
融点 151−156℃ (IH)、7.24.7.28(2)()、7.25−
7.55 (5H,m )。
Cln−’。
IR,、ν   、3624.3284.2964、B
r 1442.1320.1240.1162.776.7
06゜ (b)  残渣をエタノールよシ再結晶して、無色針状
晶の(El−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
ベンゾフェノンオキシムを得た。
融点 162−166℃ NMR,、δppm CDCI、 : 1.36 (1sH,s )、5.3
2(IH)、7.24 (2HXs )、7.36(5
H。
S)。
IR,、シ1−゛・ KBr、3620.33o8.2964.1442.1
320.1240,1170゜970.890.776
.706.676゜(C)残渣をジクロロメタン−n−
ヘキサンよす再結晶して、無色柱状晶の(Zl−3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾフェノンオキ
シムを得た。
融点 164−167℃ NMR,、δppm CJ)C13’ ”43 (18H,s )、5.24
(IH,s)、5.36(LH)、7.15−7.55
(5H,m)、7.24 (2HXs )。
aX IR,シKBr:3636.3284.2964.29
16.1438.1316.1234.1152.93
6.746.736゜ 実施例3 3.5−シーt−アーチルー4−ヒドロキシベンゾフェ
ノンオキシム0.93 gをピリジンに溶かし、アセチ
ルクロリド0.28.9を室温で滴下後20分間攪拌す
る。反応混合物を氷水に注ぎベンゼンで抽出し、4壬塩
酸、水及び飽和重炭酸す) IJウム溶液で洗い、乾燥
する。溶媒を留去後書られる結晶をエーテル−〇−ヘキ
サンより再結晶して、3゜5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシベンゾフェノンO−アセチルオキシムを得た。
融点 135.9−136.7℃ 2−06.2.14(3H)、5.46(IHXs)、
7.16−7.60(7HXm)。
1440.1205.900.780.7000実施例
4 3.5−ジーt−−1チル−4−ヒドロキシベンゾフェ
ノンオキシム及びプロピオニルクロリドを実施例3と同
様に処理して、3.5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シベンゾフェノン0−プロピオニルオキシムをイ尋た。
融点 131.7−133.7℃(エーテル−n−へキ
サンよシ再結晶) NMR,δppm cDc13: 1.i 4 (3H,tXJ=8Hz)
、1.40 (18H,s )、Z38 (2H,q、
 J=8Hz)、5.45 (1)(、S ’)、7.
14(2H。
S)、7.29−7.66(5H,m)。
IR、Cm−“ 、 KBr:3530.2940,1745.1170
.69o0 実施例5 3 、5−シー t−フチルー4−ヒドロキシベンゾフ
ェノンオキシム及びブチリルクロリドを実施例3と同様
に処理して、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
ベンゾフェノン0−ブチリルオキシムを得た。
融点 118.3−119.3℃(n−ヘキサンより再
結晶) NMRδppm 、CDCl  :o、 89 (314、tXJ=8.
0H2)、1.26 (2H,t、 J=8.0Hz 
)、1.26−x、7s(zH,m)、1.39 、 
]、、42 (18H)、5.47 (IH,s )、
7.15−7.65 (7HXm)、(m−1 1FL、 シKBr:3540.2950.1755.
1430゜1080゜ 実施例6 3.5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾフェノ
ンオキシム及びオクタノイルクロリドを実施g!!3と
同様に処理して、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシベンゾフエノンO−オクタノイルオキシムヲ得り。
@点 76.3−77.2℃(n−ヘキサンより再結晶
) NMR,δcDct3:0.88(3)TXt、 J=
8.0I(z)、1.00−1.75 (1oHXm)
、1.38.1.42(1sF()、2.28 (2H
lt、 、J=s、oHz)、5.46(1丁−T X
 s) 、 7.1 4−7.6 5  (71−1、
m)。
IRl・1−” KBr :3580,2950,1770゜1435.
1240゜ 実IJm例7 3 、5− シー t−フチルー4−ヒドロキシベンヅ
フエノン1.55.9及び抱水ヒドラジン0.5!jを
イソプロピルアルコール15g17に溶かし、還流攪拌
下47チ臭化水素酸を0.21加え、6時間反応させる
。反応後、イソプロビルアルコールヲ減圧留去し、得ら
れる残渣を酢酸エチルに溶解後水洗、乾燥し、溶媒を減
圧留去する。
得られる結晶を石油エーテルより再結晶して、3.5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾフェノンヒドラ
ゾンを得た。
融点 97.4−116.8℃ 99m NMR,δ    :1.36.1.44(18H)、
4.9CDCI。
(2H)、5.2 、5.32 (IH)、7.01(
2H。
S)、7.1−7.6 (5H,m )。
m−1。
IR,y    、3580.3360.2945、B
r 1425.1235.770゜ 実施例8 3.5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾフェノ
ン及びアセトヒドラジドを実施例7と同様に処理して、
3.5−ジ−t−ブチル−4−ヒ融点 205.2−2
05.7℃(ジクロロメタン−n−ヘキサンよシ再結晶
) 2.28 (3H,s )、6.95(2H,S)、7
.17.6(5H,m)、8.25(IH)。
cm’ 1B、ν   :3532.3324.2956.16
8KB、r 2.1666.1450.1436.1376.133
8.1316.1238.1108.558゜ 実施例9 3.5−シーt−フチルー4−ヒドロキシベンゾフェノ
ンIIを1.l−ジメチルヒドラジン2mlに加え、2
0rn9のp−トルエンスルホン酸の存在下、オートク
レーブ98時間70−75℃に加熱する。今後、反応混
合物を水にそそぎエーテルにて抽出し、エーテル層を水
洗、乾燥後エーテルを留去する。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーに付し、エーテルよシ再結晶して
、淡黄色針状晶の3.5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシベンゾフェノンジメチルヒドラゾンを得た。
融点 111−124℃ 2.51 (6H)、5.26 (LH)、7.18−
7.69 (7H,m)。
1310.1240.1155.780.71o0実施
例10 3 、5−シーt−フチルー4−ヒドロキシベンゾフェ
ノン1g及びフェニルヒドラジン3809ヲ、ベンゼン
3owl中p−)ルエンスルホン酸20m9の存在下で
、3.5時間加熱還流する。反応液を水に注ぎベンゼン
にて抽出後シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し
、エーテル−n−ヘキサンよシ再結晶して、無色針状晶
の3.5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾフェ
ノンフェニルヒドラゾンを得た。
融点 143.9−144.8℃ H)、6.75−7.70 (12HXm)、7.60
(lH)。
cm−’ IR,ν    : 3620.3320.2964.
160Br 011504.1434.1246.1236.113
0.694゜ 実施例11 3 、5−シーt−7”チル−4−ヒドロキシベンゾフ
ェノン1.60 g及び塩酸セミカルバジド0.67p
をピリジン12a/に溶かし50間還流する。反応終了
後反応混合物に酢酸エチルを加え、5壬塩酸及び水で洗
い、乾燥する。溶媒を濃縮後シリカゲルカラムクロマト
グラフィーに付し、エーテルより再結晶して、3.5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾフエノンセミカ
ルパゾンヲ得り。
融点 241.1−243.0℃ (3HXs )、6.68−7.41 (7H,m )
、9.05(IH)。
cIrL″″1 1R,ν   :3632.3356.2960.17
04、Br 1506゜ 実施例12 3、 s−シーt−フチルー4−ヒドロキシベンヅフエ
ノン6.2g及びチオセミカルバジド2.2gヲトルエ
ン20 It/に溶かし、p−トルエンスルホン酸0.
4gを加え脱水をしながら、16時間還流する。反応後
反応混合物に希塩酸を加え酢酸エチルで抽出する。有機
1惰を水洗、乾燥後、溶媒を減圧留去する。、得られる
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ジ
クロロメタン−n−ヘキサンよυ再結晶して、3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾフェノンチオセ
ミカルバゾンを得た。
融点 215.8−217.8℃(分解)99m NMR,、j(cD3)2so:1.32 、1.42
(18H)。
3.27(IH)、6.98 (2H、S )、7.2
−8.0(5H,m)、8.3(LH)、8.53(2
H)。
1m −’ IR,ν   :3436.3356.3244.16
06、Br 1486.1472.1436.468゜次に本発明の
化合物を含有する薬剤の製造例を示す。
処方1−1−35Oカプセル 活性成分           50 でんぷん           30 乳糖              27.8110”+
9 処方1−b  1001ffqカプセル活性成分   
       100 でんぷん           60 乳糖             55.6ステアリン酸
マグネシウム       4.4220 mり 活性成分をよく粉砕し、でんぷん、乳糖及びステアリン
酸マグネシウムをそれに混合し、よ〈寸ぜ合せカプセル
に充填する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 式中、R^1はヒドロキシル基、アルカノイルオキシ基
    又は式▲数式、化学式、表等があります▼の基を表わし
    、 R^2は水素原子又は低級アルキル基を表わし、 R^3は水素原子、低級アルキル基、アルカノイル基、
    フェニル基、カルバモイル基又 はチオカルバモイル基を表わす、 で示される化合物又はその塩。 2、R^1がヒドロキシル基、アルカノイルオキシ基又
    はアミノ基を表わす特許請求の範囲第1項記載の化合物
    。 3、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾフ
    ェノンオキシム又は3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
    ロキシベンゾフェノンO−プロピオニルオキシムである
    特許請求の範囲第1項記載の化合物。
JP22194085A 1985-10-07 1985-10-07 ジフエニルメチルイミン誘導体 Granted JPS6284051A (ja)

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