JPS6283445A - 鋳造用高力アルミニウム合金 - Google Patents
鋳造用高力アルミニウム合金Info
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- JPS6283445A JPS6283445A JP22330085A JP22330085A JPS6283445A JP S6283445 A JPS6283445 A JP S6283445A JP 22330085 A JP22330085 A JP 22330085A JP 22330085 A JP22330085 A JP 22330085A JP S6283445 A JPS6283445 A JP S6283445A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は鋳造用高力アルミニウム合金に関し、さらに詳
しくは、良好な機械的性質を有し、航空、宇宙機器用部
品および車輌用エンジンのインペラー等に好適な鋳造用
高力アルミニウム合金に関する。
しくは、良好な機械的性質を有し、航空、宇宙機器用部
品および車輌用エンジンのインペラー等に好適な鋳造用
高力アルミニウム合金に関する。
[従来技術1
近年、Preminun Quality Casti
ngといわれる、鋳物の機械的性質に優れ、がっ、鋳物
品質の高い高品質高力鋳物合金として、Al Cu系
合金、Al−Cu−Mg−Mn−Ag系合金が提案され
ている、 これらの合金のうち、A M S 42213 A 、
4229 A合金に代表されるAl Cu Mg
−Mn−Ag系合金は、引張強さ42.4kgf/mm
2、耐力が35.2kg4/m+o2であり、現在の鋳
物規格の中で最も高(・強度を有している。これら合金
の化学組成および機械的性質を以下に示す。
ngといわれる、鋳物の機械的性質に優れ、がっ、鋳物
品質の高い高品質高力鋳物合金として、Al Cu系
合金、Al−Cu−Mg−Mn−Ag系合金が提案され
ている、 これらの合金のうち、A M S 42213 A 、
4229 A合金に代表されるAl Cu Mg
−Mn−Ag系合金は、引張強さ42.4kgf/mm
2、耐力が35.2kg4/m+o2であり、現在の鋳
物規格の中で最も高(・強度を有している。これら合金
の化学組成および機械的性質を以下に示す。
1)特公昭51−028562号公報
Cu 3.56.0wt%、Ag Q、05−3.0w
t%、Mn≦1.O+ot%、Mg 0.15−0.4
0wt%、Ti 0015−0.7田t%、Fe≦Q、
l!out%、Si ≦0.15wt%、B≦0.05
す1%、R,E ≦0.3wt%、Or≦0.5wt%
、残部Alからなるアルミニウム合金。
t%、Mn≦1.O+ot%、Mg 0.15−0.4
0wt%、Ti 0015−0.7田t%、Fe≦Q、
l!out%、Si ≦0.15wt%、B≦0.05
す1%、R,E ≦0.3wt%、Or≦0.5wt%
、残部Alからなるアルミニウム合金。
引張強さ42 、2 kHf / mm2、耐力35.
2kgf/□m2、伸び5%。
2kgf/□m2、伸び5%。
2)AMS4228A
Cu 4.0−5.0wt%、Ag 0.40−1,0
wt%、Mn 0.20〜0.40wt%、MgO11
,5〜0.35wt%、Ti O0]5−0.3ht%
、FeS2.1.0wt%、Si≦Q、Q5wt%、不
純物1種で≦0.03+llt%、合計で≦0.10w
t%、残部Alからなるアルミニウム合金であり、T6
処理材である。
wt%、Mn 0.20〜0.40wt%、MgO11
,5〜0.35wt%、Ti O0]5−0.3ht%
、FeS2.1.0wt%、Si≦Q、Q5wt%、不
純物1種で≦0.03+llt%、合計で≦0.10w
t%、残部Alからなるアルミニウム合金であり、T6
処理材である。
引張強さ 指定位置42 、2 kgf/+n+n2、
耐力 指定位置35.2kgf/mm2、伸び 指定位
置5%。
耐力 指定位置35.2kgf/mm2、伸び 指定位
置5%。
硬さくH)110
3)AMS4229A
Cu 4.0−5.0wt%、AB 0.40−1,0
wt%、Mn 0.20〜0.40wt%、 Mg O
91,5〜0.35Illt%、Ti 0.15〜0.
35wt%、FeS2.10wt%、Si≦〜0.05
wt%、不純物1種で≦〜0.03wt%、合計で≦0
.10wt%、残部Alからなるアルミニウム合金で、
T7処理材である。
wt%、Mn 0.20〜0.40wt%、 Mg O
91,5〜0.35Illt%、Ti 0.15〜0.
35wt%、FeS2.10wt%、Si≦〜0.05
wt%、不純物1種で≦〜0.03wt%、合計で≦0
.10wt%、残部Alからなるアルミニウム合金で、
T7処理材である。
引張強さ 指定位置42.2kgf/l1In+2、耐
力 指定位置35.2kgf/mm2、伸び 指定位置
3%。
力 指定位置35.2kgf/mm2、伸び 指定位置
3%。
4 )A S T M B −26−82b 201.
OCu 4,0−5.2wt、%、Ag0.40−1,
kt%、Mn 0.20〜0.50wt%、MB 0.
15−0.55wt%、Ti (1,15〜0.35w
t%、FeS2.15wt%、3i≦0.10wt%、
不純物1種で≦0.05wt%、合計で≦0.10iu
t%、残部Alからなるアルミニウム合金である。
OCu 4,0−5.2wt、%、Ag0.40−1,
kt%、Mn 0.20〜0.50wt%、MB 0.
15−0.55wt%、Ti (1,15〜0.35w
t%、FeS2.15wt%、3i≦0.10wt%、
不純物1種で≦0.05wt%、合計で≦0.10iu
t%、残部Alからなるアルミニウム合金である。
T6処理材 引張強さ42 、2 kgf 7mm2、
耐力35.2kgf/im2、伸び5.0%。
耐力35.2kgf/im2、伸び5.0%。
T7処理材 引張強さ42 、2 kgf /mho2
、耐力35 、2 kgf /+nm2、伸び3.0%
。
、耐力35 、2 kgf /+nm2、伸び3.0%
。
5)I公昭58−018418号公報
Cu 4.0−5.0wt%、Ag 004〜0.8w
t%、Mn≦0.5社%、Mg0.2〜0.lut%、
Mg0.2〜〜0.4wt%、Ti≦0.11wt%、
FeS2.15wt%、S’+≦0.ht%、Cr≦0
.2wt%、R,E≦0.2田t%残部Alからなるア
ルミニウム合金。
t%、Mn≦0.5社%、Mg0.2〜0.lut%、
Mg0.2〜〜0.4wt%、Ti≦0.11wt%、
FeS2.15wt%、S’+≦0.ht%、Cr≦0
.2wt%、R,E≦0.2田t%残部Alからなるア
ルミニウム合金。
引張強さ40kgf/mm2、耐力33kgf/mm2
、伸び5%、硬さくH)100゜ これらの高強度アルミニウム合金は、航空、宇宙機器用
部品および車輌用エンジン部品として広く使用されてい
るが、次に示すような要望がある。
、伸び5%、硬さくH)100゜ これらの高強度アルミニウム合金は、航空、宇宙機器用
部品および車輌用エンジン部品として広く使用されてい
るが、次に示すような要望がある。
(1)軽量化を進める上においてさらに高強度のアルミ
ニウム合金か或いは高靭性のアルミニウム合金。
ニウム合金か或いは高靭性のアルミニウム合金。
(2)高温度で使用するために耐熱性をさらに向上させ
たアルミニウム合金。
たアルミニウム合金。
(3)耐圧性能のより優れたアルミニウム合金。
[発明が解決しようとする問題点]
本発明は上記に説明したような従来の高強度のAl
Cu Mg−Mn Ag系アルミニウム合金に対す
る要望に鑑み、本発明者が鋭意研究を行なった結果、従
来の上記アルミニウム合金おける強度および靭性がさら
に向上し、かつ、耐熱性および耐圧性をも改善した鋳造
用高力アルミニウム合金を開発したのである。
Cu Mg−Mn Ag系アルミニウム合金に対す
る要望に鑑み、本発明者が鋭意研究を行なった結果、従
来の上記アルミニウム合金おける強度および靭性がさら
に向上し、かつ、耐熱性および耐圧性をも改善した鋳造
用高力アルミニウム合金を開発したのである。
L問題点を解決するための手段]
本発明に係る鋳造用高力アルミニウム合金は、(1)
Cu 4〜5wt%、Al20.4〜1.0wt%、
Mn 0.2〜0.4wt%、Mg0.15−0.4w
t%、S i 0.01〜0.05wt%、T i 0
.03〜0.35wt%を含有し、かつ、 Be 0.005〜0.025wt%、Zr 0000
50.025wt%の うちから選んだ1種または2種を 含有し、残部Alおよび不可避不純物からなることを特
徴とする鋳造用高力アルミニウム合金を第1の発明とし
、 (2) Cu 4〜5wt%、Ag0.4〜1.0w
t%、Mn 0.2〜0.4wt%、Mg 0.15−
0.4+llt%、Si0.01〜0.05wt%、T
i0.03〜0.35田t%を含有し、かつ、 Be 06005−0.02’:nut%、Zr 01
005〜0.025wt %のうちから選んだ1種または2 種を含有し、さらに、 Cr 0.005−0.025wt%、R,E、0.0
05−0.02ht%、B 00001〜0.01田t
% のうちから選んだ1種以上 を含有し、残部Alおよび不可避不純物よりなる鋳造用
高力アルミニウム合金を第2の発明とする2つの発明よ
りなるものである。
Cu 4〜5wt%、Al20.4〜1.0wt%、
Mn 0.2〜0.4wt%、Mg0.15−0.4w
t%、S i 0.01〜0.05wt%、T i 0
.03〜0.35wt%を含有し、かつ、 Be 0.005〜0.025wt%、Zr 0000
50.025wt%の うちから選んだ1種または2種を 含有し、残部Alおよび不可避不純物からなることを特
徴とする鋳造用高力アルミニウム合金を第1の発明とし
、 (2) Cu 4〜5wt%、Ag0.4〜1.0w
t%、Mn 0.2〜0.4wt%、Mg 0.15−
0.4+llt%、Si0.01〜0.05wt%、T
i0.03〜0.35田t%を含有し、かつ、 Be 06005−0.02’:nut%、Zr 01
005〜0.025wt %のうちから選んだ1種または2 種を含有し、さらに、 Cr 0.005−0.025wt%、R,E、0.0
05−0.02ht%、B 00001〜0.01田t
% のうちから選んだ1種以上 を含有し、残部Alおよび不可避不純物よりなる鋳造用
高力アルミニウム合金を第2の発明とする2つの発明よ
りなるものである。
本発明に係る鋳造用高力アルミニウム合金について、以
下詳細に説明する。
下詳細に説明する。
先ず、本発明に係る鋳造用高力アルミニウム合金の含有
成分および成分割合について説明する。
成分および成分割合について説明する。
Cuは含有量が4wt%未満では熱処理を行なっても高
強度が得られず、また、5wt%を越えて含有されると
靭性が低下する。よって、Cu含有量は4〜5田t%と
する。
強度が得られず、また、5wt%を越えて含有されると
靭性が低下する。よって、Cu含有量は4〜5田t%と
する。
MgはAl−Cu−MgおよびMg2Siを析出して強
度を向上させる元素であり、含有量が0.15wt%未
満ではその効果が少なく、また、0.4wt%を越えて
含有されると脆くなり伸びが低下する。よって、Mg含
有量は0.15〜1.0wt%とする。因に第1図にお
いて、Mg含有量が0.15wt%未満では伸びはある
ものの引張強さおよび耐力が低く、また、0.4wt%
を越えると引張強さおよび耐力は効果はそれ程向上せず
、かえって、伸びが低下していることがわかる。
度を向上させる元素であり、含有量が0.15wt%未
満ではその効果が少なく、また、0.4wt%を越えて
含有されると脆くなり伸びが低下する。よって、Mg含
有量は0.15〜1.0wt%とする。因に第1図にお
いて、Mg含有量が0.15wt%未満では伸びはある
ものの引張強さおよび耐力が低く、また、0.4wt%
を越えると引張強さおよび耐力は効果はそれ程向上せず
、かえって、伸びが低下していることがわかる。
Mnは耐熱性および耐蝕性を改善する元素であり、含有
量が0.21Ilt%未満ではその効果が少なく、−’
7− また、0.4+nt%を越えて含有されると靭性を害す
るようになる。よって、Mn含有量は0.2〜0.4w
t%とする。
量が0.21Ilt%未満ではその効果が少なく、−’
7− また、0.4+nt%を越えて含有されると靭性を害す
るようになる。よって、Mn含有量は0.2〜0.4w
t%とする。
A、は熱処理感受性を増加し、応力腐蝕割れ感受性を鈍
くする元素であり、含有量が0.4wt%未満では強度
向上効果は少なく、また、1.、Quit%を越えて含
有されると効果の向上は望むことができない。よって、
Ag含有量は0.4〜1.0wt%とする。
くする元素であり、含有量が0.4wt%未満では強度
向上効果は少なく、また、1.、Quit%を越えて含
有されると効果の向上は望むことができない。よって、
Ag含有量は0.4〜1.0wt%とする。
また、第2図に示すように、Ag含有量が0.4含有未
満では引張強さおよび耐力が極端に低く、また、1.O
ut%を越えても引張強さおよび耐力の向上は期待でき
ず、コストが高くなりる。また、伸びは略一定であるこ
とがわかる。
満では引張強さおよび耐力が極端に低く、また、1.O
ut%を越えても引張強さおよび耐力の向上は期待でき
ず、コストが高くなりる。また、伸びは略一定であるこ
とがわかる。
Tiはマクロ結晶粒を微細にする元素であり、含有量が
0.Oht%未満では結晶粒微細化効果は少なく、また
、0.35wt%を越えて含有されるとTiAl3の晶
出頻度が著しくなり、靭性が低下する。よって、Ti含
有量は0.03〜0.35wt%とする。
0.Oht%未満では結晶粒微細化効果は少なく、また
、0.35wt%を越えて含有されるとTiAl3の晶
出頻度が著しくなり、靭性が低下する。よって、Ti含
有量は0.03〜0.35wt%とする。
Siは鋳造性を改善し、耐圧性を向上させ、MgとMg
25iを析出することにより機械的性質を向=8− 上させる元素であり、含有量が〜0.01wt%未満で
はこのような効果は少なく、また、0.05wt%を越
えて含有されると靭性が低下する。よって、Si含有量
は0.01〜0.05wt%とする。また、第5図に示
すように、Si含有量が0.0ht%未満では引張強さ
および耐力が低く、また、0.05wt%を越えると引
張強さおよび耐力の効果の向上は期待できず、伸びが着
しく低下することがわかる。
25iを析出することにより機械的性質を向=8− 上させる元素であり、含有量が〜0.01wt%未満で
はこのような効果は少なく、また、0.05wt%を越
えて含有されると靭性が低下する。よって、Si含有量
は0.01〜0.05wt%とする。また、第5図に示
すように、Si含有量が0.0ht%未満では引張強さ
および耐力が低く、また、0.05wt%を越えると引
張強さおよび耐力の効果の向上は期待できず、伸びが着
しく低下することがわかる。
Beは強度を向上させる元素であり、含有量が0.00
5wt%未満では強度改善の効果は少なく、また、0.
025wt%を越えて含有されると溶湯表面のBe酸化
膜が強固となり脱ガスが困難となる。よって、Be含有
量は0.005−0.025wt%とする。第3図に示
すように、Be含有量が0.00ht%未満では引張強
におよび耐力が低く、また、含有量が0.02wt%に
おいて引張強さ、耐力が最高となり、0.025wt%
を越えると引張強さおよび耐力は低下する。なお、伸び
には殆んど影響を与えないことがわかる。
5wt%未満では強度改善の効果は少なく、また、0.
025wt%を越えて含有されると溶湯表面のBe酸化
膜が強固となり脱ガスが困難となる。よって、Be含有
量は0.005−0.025wt%とする。第3図に示
すように、Be含有量が0.00ht%未満では引張強
におよび耐力が低く、また、含有量が0.02wt%に
おいて引張強さ、耐力が最高となり、0.025wt%
を越えると引張強さおよび耐力は低下する。なお、伸び
には殆んど影響を与えないことがわかる。
Zrは再結晶温度を高くし、高温強度を増加させる元素
であり、含有量が0.005wt%未満ではその効果が
少なく、また、0.025wt%を越えて含有されると
Tiによる結晶粒微細化効果を明害する。
であり、含有量が0.005wt%未満ではその効果が
少なく、また、0.025wt%を越えて含有されると
Tiによる結晶粒微細化効果を明害する。
よって、Zr含有量は0.005−0.025wt%と
する。
する。
Crは引張強さを低下させることなく、伸びを改善し、
かつ、耐応力腐蝕割れ性の改善にも効果がある元素であ
り、含有量が0.005wt%未満では伸びおよび耐応
力腐蝕割れ性の改善効果が認められず、また、0.02
5wt%を越えて含有されると鋳物の冷却速度の遅い部
分に大ぎな晶出物が生成し易くなり、靭性に悪影響をお
よぼす。よって、Cr含有量は0.005〜0.025
田t%とする。なお、第4図において、Cr含有量の多
小に関係なく引張強さは略一定であり、耐力はCr含有
量が0.02511It%を越えると低下するようにな
り、また、伸びはCr含有量が〜0.005iut%で
急に向上し、それ以上の含有量では略一定となっている
ことがわかる。
かつ、耐応力腐蝕割れ性の改善にも効果がある元素であ
り、含有量が0.005wt%未満では伸びおよび耐応
力腐蝕割れ性の改善効果が認められず、また、0.02
5wt%を越えて含有されると鋳物の冷却速度の遅い部
分に大ぎな晶出物が生成し易くなり、靭性に悪影響をお
よぼす。よって、Cr含有量は0.005〜0.025
田t%とする。なお、第4図において、Cr含有量の多
小に関係なく引張強さは略一定であり、耐力はCr含有
量が0.02511It%を越えると低下するようにな
り、また、伸びはCr含有量が〜0.005iut%で
急に向上し、それ以上の含有量では略一定となっている
ことがわかる。
RoE、(レア・アースメタル)はミクロシュリンケー
ジ部の押湯効果が増加上含有量が0.0051%未満で
はこの効果は少なく、また、0.025wt%を越えて
含有されると強度および伸びが低下する。よって、R,
E、含有量は0.005〜0.025田t%とする。
ジ部の押湯効果が増加上含有量が0.0051%未満で
はこの効果は少なく、また、0.025wt%を越えて
含有されると強度および伸びが低下する。よって、R,
E、含有量は0.005〜0.025田t%とする。
Bはマクロ結晶の微細化効果を有する元素であり、Ti
と共に含有されることにより一層の効果を発揮し、含有
量が0.001.wt%未満では結晶粒微細化効果は少
なく、また、〜0.01.wt%を越えて含有されると
偏析の悪影響をおよぼす。よって、B含有量は0.00
1〜0.01ut%とする。
と共に含有されることにより一層の効果を発揮し、含有
量が0.001.wt%未満では結晶粒微細化効果は少
なく、また、〜0.01.wt%を越えて含有されると
偏析の悪影響をおよぼす。よって、B含有量は0.00
1〜0.01ut%とする。
その池不純物として、Feは靭性に悪影響をおよぼすの
で、含有量は0.10wt%未満に抑制する必要がある
。
で、含有量は0.10wt%未満に抑制する必要がある
。
[実 施 例1
次に、本発明に係る鋳造用高力アルミニウム合金の実施
例を説明する。
例を説明する。
実施例
第1表に示す含有成分および成分割合のアルミニウム合
金を溶製し、航空機部品のフレームおよび自動車用エン
ジンのインペラーを鋳造した。
金を溶製し、航空機部品のフレームおよび自動車用エン
ジンのインペラーを鋳造した。
鋳造された鋳物を535°Cの温度で6時間の溶体化処
理を行なった後、水焼入れを行ない、160℃の温度で
10時間の人工時効処理を行なった後、テストピースを
切出して引張試験を行なった。
理を行なった後、水焼入れを行ない、160℃の温度で
10時間の人工時効処理を行なった後、テストピースを
切出して引張試験を行なった。
その結果を第1表に示す。
この第1表より、本発明に係る鋳造用高力アルミニウム
合金は比較例に比べて、耐熱性は略同じであるが、機械
的性質において格段に優れていることがわかる。
合金は比較例に比べて、耐熱性は略同じであるが、機械
的性質において格段に優れていることがわかる。
=12〜
[発明の効果]
以上説明したように、本発明に係る鋳造用高力アルミニ
ウム合金は上記の構成であるから、機械的性質、特に、
引張強さおよび耐力が着しく向上し、かつ、耐熱性にお
いても優れているから、軽量化を一層進めることができ
るという効果を有するものである。
ウム合金は上記の構成であるから、機械的性質、特に、
引張強さおよび耐力が着しく向上し、かつ、耐熱性にお
いても優れているから、軽量化を一層進めることができ
るという効果を有するものである。
第1図はMg含有量と引張強さ、耐力および伸びの関係
を示す図、第2図はAg含有量と引張強さ、耐力および
伸びの関係を示す図、第3図はBe含有量と引張強さ、
耐力および伸びの関係を示す図、第4図はCr含有量と
引張強さ、耐力および伸びの関係を示す図、第5図はS
i含有量と引張強さ、耐力および伸びの関係を示す図で
ある。 特許出願人 株式会社 神戸製鋼所 代理人 弁理士 丸 木 良 久 第1 図 Mバ萌量(rwt%) 手続補正書(自発) 昭和60年11月14日 昭和60年特許願第223300号 2、発明の名称 鋳造用高力アルミニウム合金 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 神戸市中央区脇浜町1丁目3番18号名称 (1
,19) 株式会社 神戸製鋼所藤和束陽町コープ9
01号 5、補正命令の日付 (自発) 6、補正の対象 (1)明細書の発明の詳細な説明の欄 7、補正の内容 別紙の通り (1)明細書第12頁16行〜同第14頁の「実施例・
・・第1表4を次の通り補正する。 [実施例 第1表に示す含有成分および成分割合のアルミニウム合
金を溶製し、航空機部品のフレームおよび自動卓用エン
ジンのインペラーを鋳造した。 鋳造後T6処理およびT7処理を行なった材料より試験
片を切出し引張試験を行なった。第1表にその結果を示
す。 また、第1表に示したNo、1〜4.9〜12の上記し
た溶湯上り別取りした試験片を採取(鋳造後T7処理)
して、高温引張試験片の加工後、250℃で一定時間保
持後高温引張試験を行なった。第2表にその結果を示す
。 なお、T6処理は、515°Cの温度で2時間および5
27℃の温度で14時間の二段加熱溶体化処理後、水焼
入れを行ない、154℃の温度で20時間加熱の加熱の
時効処理であり、また、T7処理は515℃の温度で2
時間および527℃の温度で14時間の二段加熱溶体化
処理後、水焼入れを行ない、188℃の温度で5時間加
熱の過時効処理である。
を示す図、第2図はAg含有量と引張強さ、耐力および
伸びの関係を示す図、第3図はBe含有量と引張強さ、
耐力および伸びの関係を示す図、第4図はCr含有量と
引張強さ、耐力および伸びの関係を示す図、第5図はS
i含有量と引張強さ、耐力および伸びの関係を示す図で
ある。 特許出願人 株式会社 神戸製鋼所 代理人 弁理士 丸 木 良 久 第1 図 Mバ萌量(rwt%) 手続補正書(自発) 昭和60年11月14日 昭和60年特許願第223300号 2、発明の名称 鋳造用高力アルミニウム合金 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 神戸市中央区脇浜町1丁目3番18号名称 (1
,19) 株式会社 神戸製鋼所藤和束陽町コープ9
01号 5、補正命令の日付 (自発) 6、補正の対象 (1)明細書の発明の詳細な説明の欄 7、補正の内容 別紙の通り (1)明細書第12頁16行〜同第14頁の「実施例・
・・第1表4を次の通り補正する。 [実施例 第1表に示す含有成分および成分割合のアルミニウム合
金を溶製し、航空機部品のフレームおよび自動卓用エン
ジンのインペラーを鋳造した。 鋳造後T6処理およびT7処理を行なった材料より試験
片を切出し引張試験を行なった。第1表にその結果を示
す。 また、第1表に示したNo、1〜4.9〜12の上記し
た溶湯上り別取りした試験片を採取(鋳造後T7処理)
して、高温引張試験片の加工後、250℃で一定時間保
持後高温引張試験を行なった。第2表にその結果を示す
。 なお、T6処理は、515°Cの温度で2時間および5
27℃の温度で14時間の二段加熱溶体化処理後、水焼
入れを行ない、154℃の温度で20時間加熱の加熱の
時効処理であり、また、T7処理は515℃の温度で2
時間および527℃の温度で14時間の二段加熱溶体化
処理後、水焼入れを行ない、188℃の温度で5時間加
熱の過時効処理である。
Claims (2)
- (1)Cu4〜5wt%、Ag0.4〜1.0wt%、
Mn0.2〜0.4wt%、Mg0.15〜0.4wt
%、Si0.01〜0.05wt%、Ti0.03〜0
.35wt%を含有し、かつ、 Be0.005〜0.025wt%、 Zr0.005〜0.025wt% のうちから選んだ1種または2種 を含有し、残部Alおよび不可避不純物からなることを
特徴とする鋳造用高力アルミニウム合金。 - (2)Cu4〜5wt%、Ag0.4〜1.0wt%、
Mn0.2〜0.4wt%、Mg0.15〜0.4wt
%、Si0.01〜0.05wt%、Ti0.03〜0
.35wt%を含有し、かつ、 Be0.005〜0.025wt%、 Zr0.005〜0.025wt% のうちから選んだ1種または2種 を含有し、さらに、 Cr0.005〜0.025wt%、 R.E.0.005〜0.025wt%、 B0.001〜0.01wt% のうちから選んだ1種以上 を含有し、残部Alおよび不可避不純物よりなる鋳造用
高力アルミニウム合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22330085A JPS6283445A (ja) | 1985-10-07 | 1985-10-07 | 鋳造用高力アルミニウム合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22330085A JPS6283445A (ja) | 1985-10-07 | 1985-10-07 | 鋳造用高力アルミニウム合金 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6283445A true JPS6283445A (ja) | 1987-04-16 |
Family
ID=16795981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22330085A Pending JPS6283445A (ja) | 1985-10-07 | 1985-10-07 | 鋳造用高力アルミニウム合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6283445A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1985
- 1985-10-07 JP JP22330085A patent/JPS6283445A/ja active Pending
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