JPS6282873A - 画像処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は画像処理装置、特に画像読み取り用の光源を有
する画像処理装置に関する。

［従来の技術］ ファクシミリ装置など原稿画像を読み取る装置では所定
光量の光源を用い原稿を照明し、その反射光をＣＣＤな
どの読み取りセンサに入力して画像の読み取りを行って
いる。

読み取り光源としては、蛍光灯やハロゲンランプあるい
はＬＥＤなどが知られている。

［発明が解決しようとする問題点］ 近年では密着型センサの場合、電力消費の小さいＬＥＤ
を光源として用いる装置が知られている。ＬＥＤは通電
を開始してから平均して２００時間前後の使用時間で、
約２０％程度の輝度低下が見られる。また白熱灯などに
比べて少ないが経年変化による輝度低下も見られる。

光源の輝度低下が生じると読み取りセンサの出力レベル
が低下し、読み取りレベルの７．（準となる白色基準板
などの出力レベルも低下しセンサのレベル比が小さくな
るので二値化などの量子化を行う場合にエラーをおこす
ことがあった。

特に光源の光量低下が生じるとジアゾ複写などのコント
ラストの低い画像の場合、画情報の完全な読み取りが行
えなくなる問題があった。

［問題点を解決するための手段］ 以上の問題を解決するために、本発明においては所定の
光源により原稿を照明し、その反射光により画像の読み
取りを行う画像処理装置において、走査範囲の端部に設
けた白色基準板の走査出力のみを入力する手段と、入力
された白色基準板の走査出力のピーク値と所定の基準値
とを大小演算することにより光源の光量を補正する手段
を設けた構成を採用した。

［実施例］ 以下、図面に示す実施例に基づき本発明の詳細な説明す
る。

第１図はファクシミリ装置などで用いられている画像読
み取り装置の構成を示している。図示するように、読み
取られる原稿ｌは矢印方向に不図示の搬送手段により搬
送され、読み取りセンサ２により読み取られる。読み取
りセンサ２による読み取り位置はＬＥＤアレイなどの光
源４により照明され、その反射光がレンズ３を介して読
み取りセンサ２に照射される。

読み取りセンサ２はＣＣＤ読み取りセンサなどから成り
、第２図に示すように、例えば８画素／ｖａ！１１程度
の密度で配置された受光素子Ｓｌ〜Ｓｎを有している。

レンズ３はセルフォックレンズ（商品名）などのような
アレイ状のもので、これらの各受光素子に走査線上の光
学情報をそれぞれ与える。

第２図は第１図の読み取りセンサ２及び光源４の構造を
示している。センサ２は原稿の走査幅にわたり符号５ｔ
−３ｎで示される受光素子５を配列したものである。ま
た光源４はＬＥＤ　　０１〜０ｍを原稿幅にわたり配列
したアレイからなっている。センサの受光素子５の数は
Ａ４サイズの原稿を読み取る場合には通常１７２８ビッ
ト程度のセンサセルからなり、受光素子Ｓ１〜Ｓｎの方
向に画像の読み取りを行う。

センサ２からの信号は図示を省略した増幅器により所定
の増幅率で増幅され、画像信号が形成される。

画像信号は所定の量子化回路などを経て記録装置や送信
装置、あるいは磁気ディスクなどの記録装置に導かれる
。

第３図は第１図、第２図の光源の制御を行うための回路
を示している。

センサ２の画像信号はピークホールド回路７に入力され
る。ピークホールド回路７の出力信号はオペアンプ９の
一人力に導かれる。オペアンプ９の一人力には抵抗Ｒ１
，Ｒ２からなる抵抗回路８でつくられた基準電圧ｖｑε
Ｆが入力される。

オペアンプ９の出力はブロック１０のアンドゲート２０
に入力される。アンドゲートのもう一方の入力にはアン
ドゲート２１の出力が入力されている。アンドゲート２
１にはピークホールド回路７とアンドゲート２１の開閉
を制御する制御信号４０が入力される。アンドゲート２
１のもう一方の入力には装置の基準クロックパル７が入
力される。

アンドゲート２０の出力はカウンタ２２に入力される。

カウンタの出力はＤ／Ａコンバータ２３に入力され、ア
ナログ値に変換される。

Ｄ／Ａコン／ヘータ２３はトランジスタ３ｏからなるド
ライバ１１を制御する。すなわちＤ／Ａコンバータ２３
の出力はトランジスタ３０のベースを制御することによ
りトランジスタ３０のエミッタおよび接地間に接続され
た光源４のＬＥＤアレイ６の発光量を制御する。

前記の光源および読み取りセンサ２は標準の原稿幅より
もわずかに広く設定されており、原稿からはみ出た部分
、すなわち本実施例では第２図の受光素子ＳｎおよびＬ
ＥＤ　　Ｄｍの部分において白色基準板の情報を読み取
るようにしている。

白色基準板は例えばコピー用紙と同等な反射率を有する
部材で、センサ２による読み取り位置の端部に設けられ
る。

従って、第４図のように原稿ｌを走査した場合、センサ
２の出力を順次出力させるとＴ１の時間幅では原稿ｌの
画像情報が出力されるが、時間Ｔ２では白色基準板の情
報が読み取られる。

本実施例においては第３図に示した回路により白色基準
板の情報を読み取り、そのピーク値に応じて光源の発光
量を制御する。

すなわち、第３図のピークホールド回路７は白色基準板
の情報のみを読み取るために第４図の時間Ｔ２の幅の間
だけ制御信号４０によりオンにされ、白色基準板の輝度
のピーク値をホールドするこの電圧情報はオペアンプ９
に入力され、抵抗回路８で形成される基準電圧ＶＲＥ　
Ｆとの大小演算が行われる。この基準電圧は読み取りセ
ンサ２がＬＥＤの初期の発光量で基準板を読み取った際
のピーク値に対応するものである。

ピーク値が基準電圧ＶＲＥＦよりも小さいときにはオペ
アンプ９の出力はハイレベルになり、このどき制御信号
４０により開放されているアントゲ−）２１により装置
のクロックパルスに同期してアンドゲート２０がクロッ
クパルスを出力する。

このクロックパルスはカウンタ２２で計数され、カウン
タ２２の出力値は漸次増加する。これによりＤ／Ａコン
バータ２３の出力は上昇し、トランジスタ３０の通電量
が増加され、ＬＥＤアレイ６の発光量が増加される。す
なわちアレイの発光量が低下傾向にある場合には、以上
のようにしてＬＥＤに対する給電量が増加され、発光量
が補正される。

ＬＥＤアレイ６の発光量増加によりピークホールド回路
７の出力するピーク値が上昇し、基準電圧ＶＦ？　Ｅ　
Ｆよりも大きくなった場合にはオペアンプ９がローレベ
ルを出力するので、アンドゲート２０が閉じられ、カウ
ンタ２２のカウントアツプが停止される。これによりＤ
／Ａコンバータ２３はその時点での出力を保持し、以後
その出力量に応じＬＥＤ　６が制御される。

以上のようにして、使用時間によりＬＥＤ光源の光量が
低下した場合には、白色基準板の走査ピーク値に応じて
光源の発光量が自動的に補正されるので、読み取りセン
サ２は常に定められた一定の条件で画像処理を行うこと
ができる。

更にピークホールド回路７は画像センサ２の出力を記憶
しているので、光源の劣化だけではなく、読み取りセン
サの出力低下などの条件変化も合わせて入力されること
になる。従って第３図のような回路によれば、光源と更
に読み取りセンサの感度までを含めた画像読み取り条件
を自動的に制御することができる。

以」二の実施例では読み取り条件の変化に応じ光源の点
灯条件を制御するようにしたが、センサの出力の増幅率
などを変化させることによっても同様の読み取り条件の
補正を行うことが可能である。更に以上では光源として
ＬＥＤアレイを例示したが、ドライバ１１の駆動方式を
変更することにより他の光源の光量補正を行うことも可
能である。

［効　果］ 以にの説明から明らかなように、本発明によれば所定の
光源により原稿を照明し、その反射光により画像の読み
取りを行う画像処理装置において、走査範囲の端部に設
けた白色基準板の走査出力のみを入力する手段と、入力
された白色基準板の走査出力のピーク値と所定の基準値
とを大小演算することにより、光源の光量を補正する手
段を設けた構成を採用しているので、光源の経年変化に
よる光量の低下、或いは更に読み取りセンサの感度低下
などに応じて画像読み取り条件を適正に補正することが
できる優れた画像処理装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による画像処理装置における読み取り装
置の構成を示した説明図、第２図は第１図の読み取りセ
ンサ及び光源の構成を示した説明図、第３図は本発明に
よる画像処理装置の制御系の構造を示したブロック図、
第４図は第３図の装置の動作を示した説明図である。 ２・・・読み取りセンサ　４・・・光源６・・・ＬＥＤ
アレイ　　７・・・ピークホールド回路９・・・オペア
ンプ ２０．２１・・・アンドゲート ２２・・・カウンタ ２３・・・Ｄ／Ａコンバータ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 所定の光源により原稿を照明し、その反射光により画像
   の読み取りを行う画像処理装置において、走査範囲の端
   部に設けた白色基準板の走査出力のみを入力する手段と
   、入力された白色基準板の走査出力のピーク値と所定の
   基準値とを大小演算することにより、光源の光量を補正
   する手段を設けたことを特徴とする画像処理装置。