JPH09281611A - 複写機の自動露光制御方法及び装置 - Google Patents

複写機の自動露光制御方法及び装置

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JPH09281611A
JPH09281611A JP9086196A JP9086196A JPH09281611A JP H09281611 A JPH09281611 A JP H09281611A JP 9086196 A JP9086196 A JP 9086196A JP 9086196 A JP9086196 A JP 9086196A JP H09281611 A JPH09281611 A JP H09281611A
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JP
Japan
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density
control
amount
exposure
control table
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JP9086196A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Matsushita
哲雄 松下
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】複写機毎又は露光ランプ毎に適切に対応する制
御テーブルを得るようにし、正確な自動露光制御を行っ
て高品質なコピー画像を得ることを目的とする。 【解決手段】露光ランプ21、露光ランプレギュレータ
41、光検出器43A及び濃度検出回路43B、濃度デ
ータの種々の値に対応した発光量の制御データを格納す
る制御テーブルTC、原稿の濃度データに対応する制御
データを制御テーブルから読み出して露光ランプ21の
発光量を制御するCPU40を有し、露光ランプによる
照射が可能な基準濃度板13を設けておき、露光ランプ
が基準濃度板を照射する位置において、露光ランプ21
の発光量を変化させ、そのときの発光量及び濃度データ
に基づいて制御テーブルTCを作成し、作成した制御テ
ーブルTCを用いてCPU40による発光量制御を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿からの反射光
に対応する画像を電子写真プロセスによって形成するよ
うに構成された複写機の自動露光調制御法及び装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機において、原稿の濃度
を検出し、検出した濃度に応じて露光ランプの発光量を
制御して感光体ドラムの露光量を調整する自動露光制御
が行われている。
【0003】従来における逐次補正方式の自動露光制御
装置について、本発明の実施形態を示す図1を参照しな
がら説明する。図1において、複写機のスタートキーが
押されると、スキャナ20がスキャンを開始する。スキ
ャナ20は、原稿台12の上に載置された原稿を走査し
ながら、原稿からの反射光を光検出部43Aによってサ
ンプリングし、所定の時間間隔で濃度データを検出す
る。自動露光制御装置は、光検出部43Aにより検出さ
れる濃度データが予め設定された基準濃度値に近づくよ
うに、露光ランプ21への印加電圧を調整する。
【0004】露光ランプ21への印加電圧(ランプ電
圧)の調整においては、検出された濃度データと基準濃
度値との差(濃度差)に対応するランプ電圧の補正値を
制御テーブルから読み出し、読み出した補正値を予め設
定された基準ランプ電圧(又は適正ランプ電圧)に加算
(又は減算)して得られた電圧を露光ランプ21に印加
する。
【0005】濃度データが基準濃度値とほぼ一致してい
るためにランプ電圧の補正を行わなかった場合には、次
の自動露光制御のタイミングは例えば5ms後に行な
い、ランプ電圧を1〜2V変化させた場合には20ms
後に行い、ランプ電圧を3V以上変化させた場合には3
0ms後に行なう。これはランプ電圧を変更した場合
に、露光ランプ21の発光量が変化してから光検出部4
3Aが応答するのを待つためである。
【0006】従来において、自動露光制御に用いられる
制御テーブルは、特定の複数台の複写機について測定さ
れたデータに基づいて予め作成されたものであり、その
ような制御テーブルが、同様な仕様の機種に対して標準
的に用いられている。
【0007】また、濃度データと基準濃度値との差に対
応する補正値は、基準ランプ電圧の大きさに応じて異な
るのであるが、制御テーブルを総ての基準ランプ電圧に
対応して準備しておくことは実際問題として不可能であ
る。そのため、基準ランプ電圧の範囲を3種類程度設
け、それぞれの範囲に対して制御テーブルを作成し、結
局3種類程度の制御テーブルを準備してそれらを基準ラ
ンプ電圧に応じて切り換えて用いることとしている。
【0008】図10は従来において用いられている制御
テーブルTC8の例を示す図である。図10に示す制御
テーブルTC8は、基準ランプ電圧が56V以下、57
〜63V、64V以上の3種類の場合について、それぞ
れ異なる補正値が得られるように作成されている。これ
らの補正値は、それぞれ基準ランプ電圧を50V、60
V、70Vとして測定により得られたデータを基にした
ものである。
【0009】図10の制御テーブルTC8において、例
えば基準ランプ電圧が53Vであり、濃度差が0.3で
あった場合には、補正値が1Vとなるので、露光ランプ
21へのランプ電圧を54(=53+1)Vとする。ま
た、基準ランプ電圧が60Vであり、濃度差が0.5で
あった場合には、補正値が3Vとなるので、露光ランプ
21へのランプ電圧を63(=60+3)Vとする。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
に、従来の制御テーブルは、1つ1つの複写機毎に測定
して作成されたものではないので、個々の感光体又は露
光ランプの特性に正確に対応していない。つまり、従来
の制御テーブルは、複写機毎のばらつきや露光ランプ毎
の特性の違いについては全く考慮されておらず、それら
のばらつきや特性の違いは補正されない。そのため、過
補正又は補正不足が生じる。
【0011】また、補正値は基準ランプ電圧の大きさに
応じて異なるはずであるが、制御テーブルが3種類程度
の基準ランプ電圧についてのみしか準備されていないの
で、基準ランプ電圧が各制御テーブルの範囲の中心から
離れている場合には誤差が大きくなってしまい、正確な
自動露光制御が行われない。
【0012】複写機は、通常、長期間の使用によって感
光体の感度が変化すると、サービスマンによる基準ラン
プ電圧の再調整が行われる。このような再調整によって
基準ランプ電圧が変化していくのであるが、制御テーブ
ルが基準ランプ電圧の変化に正確に対応していないた
め、自動露光制御の応答性の悪いコピー画像となってい
た。
【0013】本発明は、上述の問題に鑑みてなされたも
ので、複写機毎又は露光ランプ毎に適切に対応する制御
テーブルを得るようにし、正確な自動露光制御を行って
高品質なコピー画像を得ることのできる複写機の自動露
光調整方法及び装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る方
法は、原稿を照射するための露光ランプと、前記露光ラ
ンプを駆動し且つ前記露光ランプの発光量を変化させる
ことの可能な露光ランプ駆動手段と、前記原稿からの反
射光を受光しその受光量に応じた濃度データを検出する
ための濃度データ検出手段と、前記濃度データの種々の
値に対応した前記発光量の制御データを格納する制御テ
ーブルと、前記原稿からの反射光による前記濃度データ
に対応する前記制御データを前記制御テーブルから読み
出して前記露光ランプの発光量を制御する発光量制御手
段と、を有してなる複写機の自動露光制御方法であっ
て、前記露光ランプによる照射が可能でその反射光が前
記濃度検出手段により受光可能な基準濃度板を設けてお
き、前記露光ランプが前記基準濃度板を照射する位置に
おいて、前記露光ランプの発光量を変化させ、そのとき
の発光量及び濃度データに基づいて前記制御テーブルを
作成し、作成した制御テーブルを用いて前記発光量制御
手段による制御を行う。
【0015】請求項2の発明に係る装置は、前記露光ラ
ンプによる照射が可能でその反射光が前記濃度検出手段
により受光可能な基準濃度板と、前記露光ランプを前記
基準濃度板を照射する位置に位置決めするスキャナ制御
手段と、前記基準濃度板を照射する前記露光ランプの発
光量を変化させ、そのときの発光量及び濃度データに基
づいて前記制御テーブルを作成し又はその内容を更新す
る制御テーブル作成手段と、を有して構成される。
【0016】請求項3の発明に係る装置では、前記制御
テーブルは、前記濃度データの種々の値として、前記原
稿からの反射光による前記濃度データと予め設定された
基準濃度データとの差である濃度差データを格納し、且
つ、前記制御データとして、前記濃度差データに対応す
る前記発光量についての基準発光量からの補正値を格納
するものであり、前記制御テーブル作成手段は、前記基
準発光量を基準として所定量づつ前記露光ランプの発光
量を変化させ、そのときの前記発光量の変化量及び前記
濃度データの基準濃度データからの変化量に基づいて前
記制御テーブルを作成し又はその内容を更新するもので
ある。
【0017】請求項4の発明に係る装置は、前記制御テ
ーブル作成手段による前記制御テーブルの内容の更新
が、前記基準発光量が変更されたときに自動的に行われ
るように構成される。
【0018】本発明においては、制御テーブルが当該複
写機において作成される。つまり、当該複写機において
必要なデータが測定され、そのデータに基づいて制御テ
ーブルが作成される。また、制御テーブルによる自動露
光制御の際に用いられる基準発光量(基準露光量)又は
適正ランプ電圧を変更した場合において、変更後の新し
い基準発光量又は適正ランプ電圧に対して再度測定が行
われ、それによって制御テーブルが更新される。
【0019】このように、当該複写機において作成され
又は更新された制御テーブルを用いて、自動露光制御が
行われる。なお、制御テーブルに格納される発光量の制
御データとは、例えば露光ランプに印加されるランプ電
圧の適正値(適正ランプ電圧)である。濃度データとし
ては、アナログの電圧信号又はデジタルデータなどが含
まれる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る自動露光制御
装置3を備えた複写機1の概略の構成を示す図、図2は
図1の自動露光制御装置3の濃度検出回路43Bを示す
回路図である。
【0021】図1において、複写されるべき原稿11は
透明の原稿台12の上に載置される。標準濃度板13
は、原稿台12の固定手段を兼ねる原稿スケール14の
裏面に張り付けられる。原稿台12の下には、原稿11
及び標準濃度板13を光学的に走査するスキャナ20が
配置されている。
【0022】スキャナ20は、原稿11を照射するため
の露光ランプ21、原稿11からの反射光を絞る光学ス
リット22、第1〜第3ミラー23,24,25、結像
レンズ26、反射ミラー27、及びこれらを所定の位置
関係に保持しつつ駆動する図示しない機構部から構成さ
れる。スキャナ20は、図1のA位置からスキャン(走
査)を開始し、B位置を経てC位置までスキャンする。
【0023】スキャナ20のスキャン時には、露光ラン
プ21、第1ミラー23、光学スリット22が図の左方
向に移動し、標準濃度板13から原稿11を順に走査す
る。このとき、第2ミラー24及び第3ミラー25は、
結像光路長が一定となるように、第1ミラー23及び光
学スリット22の移動速度の半分の速度で図の左方向に
移動する。スキャナ20の移動に同期して、感光体ドラ
ム31が図の矢印方向に回転し、感光体ドラム31上に
は原稿11の画像に応じた静電潜像が形成される。
【0024】スキャナ20を駆動するためにスキャナ駆
動回路42が設けられている。スキャナ駆動回路42
は、スキャナ20をCPU40の指令に応じた速度で移
動させ、指令に応じた位置に停止させる。露光ランプ2
1を駆動するために露光ランプレギュレータ41が設け
られている。露光ランプレギュレータ41は、CPU4
0の指令に応じて露光ランプ21の点灯のON−OFF
を制御し、またON時にはCPU40の指令に応じたラ
ンプ電圧VLを露光ランプ21に供給してその発光量を
制御する。
【0025】また、感光体ドラム31を露光するための
結像光路中には、標準濃度板13又は原稿11からの反
射光の強度、つまり標準濃度板13又は原稿11の濃度
を検出する光検出器43Aが設けられている。光検出器
43Aは、例えばフォトダイオードなどの受光素子によ
って構成され、光学スリット22を通過してくる光の量
に応じた電流信号S1を出力する。光検出器43Aの出
力は、図2に示す濃度検出回路43Bに入力されてい
る。
【0026】図2において、濃度検出回路43Bは、電
流−電圧変換回路431、電界効果トランジスタ(FE
T)Q1によるチョッパ回路432、積分回路433、
及び電圧増幅回路434の各回路からなる。これらの回
路は光検出器43Aと同じ場所に設けられている。光検
出器43A及び濃度検出回路43Bによって光検出手段
43が構成される。
【0027】光検出器43Aから出力される、濃度に応
じた電流信号S1は、電流−電圧変換回路431によっ
てアナログ電圧信号に変換される。このアナログ電圧信
号は、電界効果トランジスタQ1によって、CPU40
から出力されるPWM信号である利得調整信号S2のデ
ューティ比RDaに応じてチョッピングされ、積分回路
433によりオン・オフのリップルが充分に取り除かれ
て直流電圧とされる。つまり、利得調整信号S2のデュ
ーティ比によって、アナログ信号の利得(減衰率)が決
定される。その後、電圧増幅回路434で増幅され、原
稿濃度信号S3としてCPU40の入力ポートPA3に
入力される。この原稿濃度信号S3は、CPU40の内
部において原稿濃度データとして扱われ、又はデジタル
信号の原稿濃度データに変換される。したがって、本明
細書においては原稿濃度信号S3を原稿濃度データと同
じ意味に用いる。
【0028】図2に示した濃度検出回路43Bでは、D
−A変換器を用いる必要がないので、データバスに必要
な8本の信号線に代えてCPU40からの1本の信号線
のみで利得を変化させることができ、コストダウンを図
ることができるとともに、パルス幅変調された信号を送
るので、耐ノイズ性が高いという利点がある。
【0029】次に、光検出器43A及び濃度検出回路4
3Bの動作及び特性について説明する。図3は標準濃度
板13、標準白原稿11W、又は原稿濃度がDGの原稿
11Dのそれぞれを基準露光量LS0で照射した場合
に、濃度検出回路43Bから原稿濃度信号S3として出
力される電圧値との関係を示したものである。
【0030】図3において、基準露光量LS0で標準濃
度板13を照射した場合には、約2.75Vの原稿濃度
信号S3が得られる。同様に、標準白原稿11Wの場合
には約2.0V、原稿11Dの場合には約2.45Vの
原稿濃度信号S3がそれぞれ得られる。標準白原稿11
Wの場合の原稿濃度信号S3の値「2.0V」は、予め
基準濃度値DRVとして後述のRAM401に記憶して
ある。なお、濃度検出回路43Bは飽和領域以外の領域
で動作させる必要がある。
【0031】ここで、基準露光量LSとは、標準地肌原
稿(標準白原稿11Wとほぼ同じ)に対して地肌がかぶ
ることなく複写すべき像を良好に再現できるような光量
であると定義される。したがって、基準露光量LSによ
って標準白原稿11Wを照射したときの反射光量と同等
の反射光量が常に得られるように、露光ランプ21の発
光量つまり露光ランプ21に印加するランプ電圧VLを
制御する自動露光制御を行うことによって、新聞紙など
のように地肌が白でない原稿、又は地肌が黄色や青色と
いった原稿に対しても、地肌かぶりを生じることなく良
好なコピー画像が得られるのである。なお、基準露光量
LSは露光ランプ21から得られるので、基準露光量L
Sの定義は実質的に露光ランプ21の発光量についての
定義であると考えてよい。つまり、基準露光量LSと基
準発光量とは実質的に同じである。
【0032】基準露光量LSは、感光体ドラム31に形
成される基準画像の濃度を、図示しない反射型フォトセ
ンサで検出することによって決定される。このような基
準画像は、通常、所定のランプ電圧VLが印加された露
光ランプ21によって露光され、感光体ドラム31の表
面のイメージエリア外に黒べたの画像として形成され
る。基準画像は、トナーの補給量を制御するためのAI
DCマークを兼用することが可能である。
【0033】基準露光量LSは、感光体ドラム31の感
度の変化などによって変化するので、その変化が顕著に
なった場合に更新される。例えば、図3においては所定
の基準露光量LS0による場合を示したが、経時変化に
対応した調整が行われることによって、基準露光量LS
0とは異なる値の基準露光量LS1に更新される。
【0034】基準露光量LSの初期における決定又は経
年時における更新は、実際には露光ランプ21に印加す
るランプ電圧VLの適正値(適正ランプ電圧VLS)を
決定し又は調整することによって行われる。したがっ
て、基準露光量LSと同じ意味で「適正ランプ電圧VL
S」と言うことがある。但し、露光ランプ21も使用に
よって劣化しその発光量が変化するので、所定の基準露
光量LSを得るための適正ランプ電圧VLSは変化す
る。したがって、基準露光量LSが変化しなくても適正
ランプ電圧VLSが変化することがある。
【0035】露光ランプレギュレータ41は、CPU4
0の出力ポートPEからの制御信号S4によって、その
出力のON−OFFが制御される。露光ランプレギュレ
ータ41がONすると、露光ランプ21に所定のランプ
電圧VLを供給して点灯させる。露光ランプレギュレー
タ41から出力されるランプ電圧VLの大きさは、CP
U40の出力ポートPD0から出力されるPWM信号で
ある出力設定信号S5によって制御される。
【0036】図4は出力設定信号S5と露光ランプ21
の発光量との関係の例を示す図である。図4に示されて
いるように、露光ランプ21の発光量は、露光ランプレ
ギュレータ41の出力設定信号S5のデューティ比の増
大にしたがって線形的に増大する。本実施形態では、出
力設定信号S5のデューティ比は4ビットのデータによ
って10〜90%の範囲内で指定される。例えば、出力
設定信号S5が「0000」である場合にデューティ比
は10%、「1111」である場合にデューティ比は9
0%である。この出力設定信号S5は、原稿11の走査
中において、入力ポートPA3に入力される原稿濃度信
号S3に基づいて変更される。
【0037】図1において、複写機1の複写動作をスタ
ートさせるために図示しないプリントキーを押すと、そ
のスイッチ信号はCPU40の入力ポートPA0に入力
される。この入力に基づいて、出力ポートPEからON
の制御信号S4が出力され、露光ランプレギュレータ4
1は露光ランプ21に所定のランプ電圧VLを出力す
る。ランプ電圧VLの大きさは、CPU40の出力ポー
トPD0からの出力設定信号S5によって制御される。
また、CPU40の出力ポートPCから出力されるスキ
ャナ制御信号S6によってスキャナ駆動回路42が動作
する。これによって、スキャナ20がA位置からスキャ
ン動作を開始する。
【0038】スキャナ20のスキャンによって複写動作
が開始されるが、スキャン中において自動露光制御が行
われる。自動露光制御は、逐次補正方式又は予備走査方
式のいずれであってもよい。因みに、逐次補正方式で
は、原稿11をスキャンしてその濃度を検出するととも
に、原稿11からの反射光量が常に一定となるように検
出濃度に応じて逐次に露光量(露光ランプ21の発光
量)を補正制御して複写を行う。予備走査方式では、原
稿11を予備走査してその濃度を検出し、複写のための
スキャンを行う本走査時において原稿11に見合った適
正な露光量となるように補正制御して複写を行う。
【0039】次に、複写機1における自動露光制御につ
いて説明する。図5はランプ電圧VLと原稿濃度信号S
3との関係を示す図、図6はランプ電圧VLの可変分Δ
VLと原稿濃度信号S3の差分ΔS1との関係を示す
図、図7は制御テーブルTC1の例を示す図である。
【0040】自動露光制御におけるランプ電圧VLの調
整制御は、従来の技術の項に記載したように、光検出器
43A及び濃度検出回路43Bによって検出された原稿
濃度信号S3と、CPU40に格納された基準濃度値D
RVとの差(濃度差DS)に対応するランプ電圧VLの
補正値CVLを制御テーブルTC1から読み出し、読み
出した補正値CVLを予め設定された適正ランプ電圧V
LSに加算(又は減算)して得られた電圧をランプ電圧
VLとして露光ランプ21に印加する。加算又は減算の
いずれを行うかについては、濃度差DSの計算値の正負
による。このような制御動作は従来と同様である。
【0041】しかし、本実施形態においては、制御テー
ブルTCの作成方法及びその適用方法が従来とは異な
る。そこで、本実施形態における制御テーブルTCの作
成方法について以下に説明する。
【0042】本実施形態の自動露光制御装置3では、複
写機1を最初に動作させる場合の初期の適正ランプ電圧
VLS(初期適正ランプ電圧VLSf)を決定したとき
に制御テーブルTCが自動的に作成され、その後に適正
ランプ電圧VLSが変化する毎に制御テーブルTCが自
動的に更新される。
【0043】まず最初に、感光体ドラム31に形成され
る基準画像に基づいて、適正ランプ電圧VLSの初期値
である初期適正ランプ電圧VLSfが決定される。その
後、原稿台12の上に載置された標準白原稿11Wの位
置までスキャナ20を移動させ、露光ランプレギュレー
タ41によって露光ランプ21に初期適正ランプ電圧V
LSfを印加して発光させ、標準白原稿11Wを照射す
る。これによる反射光を光検出器43Aが受光し、その
信号S1を濃度検出回路43Bに入力する。これに対応
して濃度検出回路43Bから出力される原稿濃度信号S
3をCPU40が読み取り、そのときの原稿濃度信号S
3が「2.0V」となるように、CPU40は利得調整
信号S2のデューティ比RDaを調整する。調整後の利
得調整信号S2のデューティ比RDa1はRAM401
に格納される。
【0044】その後、スキャナ20を標準濃度板13の
下方位置に移動させ、ランプ電圧VLを初期適正ランプ
電圧VLSfとし、利得調整信号S2のデューティ比R
Daをデューティ比RDa1とした状態で、露光ランプ
21によって標準濃度板13を照射する。このときの反
射光による原稿濃度信号S3を「V000」とし、「V
000」をRAM401に格納する。
【0045】次に、ランプ電圧VLを初期適正ランプ電
圧VLSfとして標準濃度板13を照射している状態か
ら、1Vから10Vまで1Vずつ増加する可変分ΔVL
を加えたランプ電圧VLを順次印加し、それぞれの場合
の原稿濃度信号S3を読み取る。読み取られた原稿濃度
信号S3を、「V001」「V002」「V003」…
「V010」とする。これらのランプ電圧VLと原稿濃
度信号S3との関係をグラフに表したものが図5であ
る。
【0046】次に、「V000」と各原稿濃度信号S3
との間の差分ΔS1である、V00、V01、V02、
…V09を求める。すなわち、 V00=V000−V001 V01=V000−V002 V02=V000−V003 …… V09=V000−V010 ランプ電圧VLの可変分ΔVLと原稿濃度信号S3の差
分ΔS1との関係をグラフに表したものが図6である。
【0047】以上の処理により求められたV00〜V0
9によって、濃度差DS(=差分ΔS1)の範囲とそれ
に対応する補正値CVLとの関連が得られるので、それ
に基づいて図7に示すような制御テーブルTC1が作成
される。
【0048】図7において、制御テーブルTC1には、
0〜V00、V00〜V01、V02〜V03…という
ように11段階の濃度差DSの各範囲について、適正ラ
ンプ電圧VLSに対する補正値CVLが示されている。
したがって、ランプ電圧VLの調整制御においては、複
写を行おうとする原稿11に対して得られる原稿濃度信
号S3について、基準濃度値DRV(本例においては
「2.0V」)との差である濃度差DSを求め、その濃
度差DSが含まれる範囲に対応する補正値CVLを制御
テーブルTC1から読み出し、読み出した補正値CVL
をそのときの適正ランプ電圧VLSに加算(又は減算)
したランプ電圧VLを露光ランプレギュレータ41から
出力する。
【0049】つまり、例えば、ある濃度の原稿11を露
光しているときの原稿濃度信号S3の基準濃度値DRV
との差分ΔS1(=濃度差DS)が、0≦ΔS1<V0
0であるときは、ランプ電圧VLを適正ランプ電圧VL
Sから変化させず、V00≦ΔS1<V01のときは適
正ランプ電圧VLSから1V変化させ、V01≦ΔS1
<V02のときは同じく2V変化させるように制御を行
なう。
【0050】このように原稿濃度信号S3に応じてラン
プ電圧VLを補正することにより、原稿濃度信号S3が
常に基準濃度値DRVと同じ「2.0V」となるように
感光体ドラム31の露光量(露光ランプ21の発光量)
が制御される。
【0051】このような制御によって、基準露光量LS
によって標準白原稿11Wを照射したときの反射光量と
同等の反射光量が常に得られ、新聞紙などのように地肌
が白でない原稿、又は地肌が黄色や青色といった原稿に
対しても、標準白原稿11Wの場合と同様に地肌かぶり
を生じることなく良好なコピー画像が得られる。しか
も、自動露光制御に用いられる制御テーブルTC1は、
当該複写機1の自動露光制御装置3によって作成された
ものであるから、現に用いられている露光ランプ21、
スキャナ20の機構、感光体ドラム31などの特性をそ
のまま反映しており、適切な補正を行って高品質なコピ
ー画像を得ることができる。
【0052】以上は、適正ランプ電圧VLSの初期調整
における制御テーブルTCの作成動作の説明である。次
に、適正ランプ電圧VLSの補正(基準露光量LSの補
正)を行った場合の利得調整信号S2による利得の再調
整動作及び制御テーブルTCの更新動作について説明す
る。
【0053】複写機1を使用することによって又は経時
変化によって、感光体ドラム31の感度変化や光学的な
汚れなどが生じ、これに対応して適正ランプ電圧VLS
を初期適正ランプ電圧VLSfから更新する必要性が生
じる。
【0054】適正ランプ電圧VLSが変化していくと、
原稿11に対する原稿濃度信号S3の値が変化してく
る。その様子を図8を参照して説明する。図8は基準露
光量LS0,LS1に対する原稿の濃度と原稿濃度信号
S3との関係を示す図である。ここでは、基準露光量L
S0は初期適正ランプ電圧VLSfによって得られ、基
準露光量LS1は適正ランプ電圧VLS1によって得ら
れると考えておく。
【0055】図8に示すように、基準露光量LS0が基
準露光量LS1に変化すると、同じ標準白原稿11Wに
対しても原稿濃度信号S3の値が異なってくる。このた
めに高濃度原稿に対する露光量の補正ができなくなって
しまうことになる。
【0056】例えば、濃度検出回路43Bの利得が同一
であったとすると、露光ランプ21の発光量が大きくな
ることで淡い濃度に対応する原稿濃度信号S3しか得ら
れなくなる。そのため、原稿濃度信号S3を基準濃度値
DRVに近づけようとして露光ランプ21の発光量が低
下して画像のかぶりを生じる。また、逆に露光ランプ2
1の発光量が小さくなることで濃い濃度に対応する原稿
濃度信号S3しか得られなくなるので、画像のトビが生
じることになる。これを避けるために、利得調整信号S
2を変化させて濃度検出回路43Bの利得を再調整し、
原稿濃度に対する原稿濃度信号S3の値を正常に戻す必
要がある。
【0057】そこで、スキャナ20を標準濃度板13の
下方位置に移動させ、標準濃度板13を照射することに
よって感光体ドラム31上に形成される基準画像に基づ
いて、基準露光量LS1を決定する。次に、この基準露
光量LS1によって標準濃度板13を照射し、そのとき
に得られる原稿濃度信号S3が、初期適正ランプ電圧V
LSfを決定したときにRAM401に格納した「V0
00」と一致するように、利得調整信号S2を調整す
る。調整によって得られた利得調整信号S2のデューテ
ィ比RDa2をRAM401に格納する。
【0058】以上のようにして濃度検出回路43Bの利
得の再調整が行なわれる。次に、制御テーブルTCの更
新を行う。制御テーブルTCの更新は、ランプ電圧VL
を基準露光量LS1に対応する適正ランプ電圧VLS1
とし、利得調整信号S2のデューティ比RDaをデュー
ティ比RDa2とした状態で、露光ランプ21によって
標準濃度板13を照射する。この状態から、1Vから1
0Vまで可変分ΔVLを加えたランプ電圧VLを順次印
加し、それぞれの場合の原稿濃度信号S3を読み取る。
読み取った原稿濃度信号S3に基づいて、差分ΔS1
(濃度差DS)を求める。このように、上述の制御テー
ブルTC1を作成した場合と同様の処理動作によって、
内容の更新された制御テーブルTC2が得られる。
【0059】次に、自動露光制御装置3における自動露
光制御の処理動作の概略の流れを図9に示すフローチャ
ートによって説明する。図9において、初期適正ランプ
電圧VLSfが決定され(#11)、それに対応して制
御テーブルTCが作成され(#12)、作成された制御
テーブルTCを用いてランプ電圧VLの調整制御が行わ
れる(#13)。適正ランプ電圧VLSの変更があると
きには(#14でイエス)、新しい適正ランプ電圧VL
Sが決定され(#15)、それに対応して制御テーブル
TCが更新される(#16)。その際に、必要に応じて
利得調整信号S2のデューティ比RDaも更新される。
【0060】このように、感光体ドラム31の感度又は
露光ランプ21の発光量などが変化した場合に、その感
光体ドラム31などを用いて測定された内容に基づいて
制御テーブルTCが更新されるので、制御テーブルTC
の内容は常に当該複写機1の現状の特性を反映してい
る。したがって、制御テーブルTCを用いて自動露光制
御を行うことにより、露光量の適切な補正を行って高品
質なコピー画像を得ることができる。
【0061】また、従来においては、複写機に使用され
ている部品の劣化にともなって特性が変化した場合に、
その部品を交換するしか方法がなかったが、本実施形態
の複写機1によれば、そのような部品の特性の変化に対
応して制御テーブルTCが更新されるので、部品を交換
しなくともよく、長期にわたって高品質なコピー画像を
得ることができる。
【0062】ところで、制御テーブルTCの更新動作に
おいて、次のような問題が生じることが考えられる。 求められた原稿濃度信号S3の各差分ΔS1が、図
6に示すように連続的な大小関係とならない。例えば、
図6において、V04≧V05となってしまう。 ランプ電圧VLを可変分ΔVLの最大値まで上昇さ
せたときに、ランプ電圧VLの上限を越えてしまう。
【0063】上述の場合には次のように補間による処
理を行なう。すなわち、例えばV04≧V05となった
場合において、V03<V05であればV04が異常デ
ータであると判断し、V04’=(V03+V05)/
2とし、V04に代えて補間により求めたV04’を用
いる。これと逆にV04<V06であれば、V05’=
(V04+V06)/2とし、V05に代えて補間によ
り求めたV05’を用いる。
【0064】また、上述の場合の別の対処方法とし
て、測定データが異常であると判断し、従来の自動露光
制御で用いていた方法、すなわち、予め準備しておいた
標準的な制御テーブルTCを用いる方法に切り換えても
よい。
【0065】上述の場合には、通常、それ以上のラン
プ電圧VLについての制御テーブルTCを得る必要がな
いので、上限を越えない範囲でランプ電圧VLを上昇さ
せて測定を行い、得られた濃度差DSの範囲で制御テー
ブルTCを更新する。
【0066】上述の実施形態の複写機1において、露光
ランプレギュレータ41が本発明の露光ランプ駆動手段
に対応し、光検出器43A及び濃度検出回路43Bが本
発明の濃度データ検出手段に対応し、CPU40が本発
明の発光量制御手段及び制御テーブル作成手段に対応
し、スキャナ駆動回路42及びCPU40が本発明のス
キャナ制御手段に対応する。
【0067】本実施形態においては、制御テーブルTC
の作成時又は更新時において、ランプ電圧VLを可変分
ΔVLずつ上昇させたが、これとは逆に可変分ΔVLず
つ下降させてもよい。制御テーブルTC1には、原稿濃
度信号S3の基準濃度値DRVに対する濃度差DSの範
囲とランプ電圧VLの補正値CVLとを格納したが、原
稿濃度信号S3の範囲それ自体を格納し、また制御目標
となるランプ電圧VLを格納してもよい。制御テーブル
TCの更新をタイマーによって定期的に行うようにして
もよい。原稿濃度信号S3の電圧値を濃度データとして
用いたが、原稿濃度信号S3に基づいてCPU40によ
り処理されたデータを濃度データとしてもよい。
【0068】上述の実施形態において、適正ランプ電圧
VLSの初期値である初期適正ランプ電圧VLSfの決
定に当たって、感光体ドラム31上に形成された基準画
像を用いたが、その基準画像に代えて基準潜像を用いて
もよい。その場合には、例えば、感光体ドラム31の表
面を所定の電圧で動作する帯電チャージャ35によって
帯電させ、露光ランプ21を所定の電圧で動作させなが
らスキャナ20を標準濃度板13の位置まで移動するこ
とによって、感光体ドラム31の表面に基準潜像を形成
する。この基準潜像の表面電位を、表面電位計36によ
って測定し、その測定結果に応じて初期適正ランプ電圧
VLSfを決定する。その後、スキャナ20をホーム位
置へ一旦戻し、以降の処理に備えておく。
【0069】上述の実施形態において、光検出器43A
のセンサーの種類又は設置位置などは適宜変更すること
ができる。その他、濃度検出回路43Bの回路構成、複
写機1の全体又は各部の構成、形状、動作、処理内容又
は順序などは、本発明の主旨に沿って適宜変更すること
ができる。
【0070】
【発明の効果】請求項1乃至請求項4の発明によると、
複写機毎又は露光ランプ毎に適切に対応する制御テーブ
ルを得ることができ、正確な自動露光制御を行って高品
質なコピー画像を得ることができる。
【0071】請求項4の発明によると、適切な制御テー
ブルが自動的に得られ、常に正確な自動露光制御を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動露光制御装置を備えた複写機
の概略の構成を示す図である。
【図2】図1の自動露光制御装置の濃度検出回路を示す
回路図である。
【図3】基準露光量で照射した場合に濃度検出回路から
原稿濃度信号として出力される電圧値を示した図であ
る。
【図4】出力設定信号と露光ランプの発光量との関係の
例を示す図である。
【図5】ランプ電圧と原稿濃度信号との関係を示す図で
ある。
【図6】ランプ電圧の可変分と原稿濃度信号の差分との
関係を示す図である。
【図7】本発明に係る制御テーブルの例を示す図であ
る。
【図8】基準露光量に対する原稿の濃度と原稿濃度信号
との関係を示す図である。
【図9】自動露光制御の概略の流れを示すフローチャー
トである。
【図10】従来において用いられている制御テーブルの
例を示す図である。
【符号の説明】
1 複写機 3 自動露光制御装置 13 標準濃度板 21 露光ランプ 40 CPU(発光量制御手段、制御テーブル作成手
段) 41 露光ランプレギュレータ(露光ランプ駆動手段) 42 スキャナ駆動回路(スキャナ制御手段) 43A 光検出器(濃度データ検出手段) 43B 濃度検出回路(濃度データ検出手段) TC,TC1 制御テーブル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を照射するための露光ランプと、前記
    露光ランプを駆動し且つ前記露光ランプの発光量を変化
    させることの可能な露光ランプ駆動手段と、前記原稿か
    らの反射光を受光しその受光量に応じた濃度データを検
    出するための濃度データ検出手段と、前記濃度データの
    種々の値に対応した前記発光量の制御データを格納する
    制御テーブルと、前記原稿からの反射光による前記濃度
    データに対応する前記制御データを前記制御テーブルか
    ら読み出して前記露光ランプの発光量を制御する発光量
    制御手段と、 を有してなる複写機の自動露光制御方法であって、 前記露光ランプによる照射が可能でその反射光が前記濃
    度検出手段により受光可能な基準濃度板を設けておき、 前記露光ランプが前記基準濃度板を照射する位置におい
    て、前記露光ランプの発光量を変化させ、そのときの発
    光量及び濃度データに基づいて前記制御テーブルを作成
    し、 作成した制御テーブルを用いて前記発光量制御手段によ
    る制御を行う、 ことを特徴とする複写機の自動露光制御方法。
  2. 【請求項2】原稿を照射するための露光ランプと、前記
    露光ランプを駆動し且つ前記露光ランプの発光量を変化
    させることの可能な露光ランプ駆動手段と、前記原稿か
    らの反射光を受光しその受光量に応じた濃度データを検
    出するための濃度データ検出手段と、前記濃度データの
    種々の値に対応した前記発光量の制御データを格納する
    制御テーブルと、前記原稿からの反射光による前記濃度
    データに対応する前記制御データを前記制御テーブルか
    ら読み出して前記露光ランプの発光量を制御する発光量
    制御手段と、 を有してなる複写機の自動露光制御装置であって、 前記露光ランプによる照射が可能でその反射光が前記濃
    度検出手段により受光可能な基準濃度板と、 前記露光ランプを前記基準濃度板を照射する位置に位置
    決めするスキャナ制御手段と、 前記基準濃度板を照射する前記露光ランプの発光量を変
    化させ、そのときの発光量及び濃度データに基づいて前
    記制御テーブルを作成し又はその内容を更新する制御テ
    ーブル作成手段と、 を有してなることを特徴とする複写機の自動露光制御装
    置。
  3. 【請求項3】前記制御テーブルは、 前記濃度データの種々の値として、前記原稿からの反射
    光による前記濃度データと予め設定された基準濃度デー
    タとの差である濃度差データを格納し、且つ、前記制御
    データとして、前記濃度差データに対応する前記発光量
    についての基準発光量からの補正値を格納するものであ
    り、 前記制御テーブル作成手段は、 前記基準発光量を基準として所定量づつ前記露光ランプ
    の発光量を変化させ、そのときの前記発光量の変化量及
    び前記濃度データの基準濃度データからの変化量に基づ
    いて前記制御テーブルを作成し又はその内容を更新する
    ものである、 請求項2記載の複写機の自動露光制御装置。
  4. 【請求項4】前記制御テーブル作成手段による前記制御
    テーブルの内容の更新が、前記基準発光量が変更された
    ときに自動的に行われるように構成されている、 請求項3記載の複写機の自動露光制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005345922A (ja) * 2004-06-04 2005-12-15 Canon Inc 画像形成装置
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