JPS6282501A - 磁気記録再生装置のテ−プガイドドラム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明は、ビデオテープレコーダ（ＶＴＲ）の如き磁気
記録再生装置（再生のみのものも含む）において１回転
ヘッドを有し、カセットから引き出され所定角度巻き付
けられたテープに信号を記録しあるいはテープから信号
を再生するガイドドラムに関するものである。特に、順
次記録方式など、４個以上の回転ヘッドを搭載したガイ
ドドラムに関するものである。

（従来技術） 第８図は多数個ヘッドを搭載する従来のガイドドラムの
構造を示したものである。

３１は固定側ガイドドラムであり、この固定側ガイドド
ラム３１にはボールベアリングにてなる軸受９，１１に
より回転軸３６が回転可能に支持されている０回転軸３
６にはロータリーベース３７が固定され、そのロータリ
ーベース３７に回転側ガイドドラム３２が固定されてい
る０回転側ガイドドラム３２にはヘッドベース４０が固
定され。

ヘッドベース４０の先端にはヘッド４が取りつけられて
いる。

ロータリーベース３７にはまた、その先端面に回転側ロ
ータリートランス３３が接着されている。

固定側ガイドドラム３１には回転側ロータリートランス
３３に対向する位置に固定側ロータリートランス３５が
取りつけられている。ヘッド４に対する信号の受渡しは
、この１対のロータリートランス３３．３５によって行
なわれる。回転側ロータリートランス３３．固定側ロー
タリートランス３５にはそれぞれヘッドの個数に対応し
た数のチャンネル（溝）が形成されており、それらのチ
ャンネルにコイル３８が巻かれている。この例では４個
のビデオヘッドと１個の回転消去ヘッドのための５チヤ
ンネルのコイル３８が巻かれている。４２はスペーサで
あり、固定側ロータリートランス３５と回転側ロータリ
ートランス３３の間のギャップ精度を確保するために、
軸受９とロータリーベース３７の間に設けられている。

従来のＶＨ８方式やβ方式のビデオテープレコーダにお
いては、ガイドドラムの直径が十分に大きく、第８図の
ような構造で５チヤンネル（５へラド）程度までは容易
に配置することが可能であった。すなわち、固定側ガイ
ドドラム３１及び回転側ガイドドラム３２の直径が大き
い場合は、１対のロータリートランス３３．３５に全て
のチャンネルを設けることができ、さらにはヘッドベー
ス４０の寸法ｄ＋ｏも相対的に小さいので、ロータリー
ベース３７を軸受９とヘッドベース４０の間から回転側
ロータリートランス３３の位置まで延ばし、十分な接着
面Ｔ７を確保することができる。

ロータリートランス３３．３５において、それぞれのチ
ャンネル間の距離は相互の影響を避けるためにある程度
前れていなければならず、そのため、チャンネル数が増
加するに従ってロータリートランス３３．３５の内径と
外径の差ｄ３が太きくなる。

１　　　　　　一方、例えば８ｍｍビデオのように、磁
気記録再生装置が小型化されガイドドラム径が小さくな
るに伴ない、ロータリートランスの外径は小さく１　　
　　　　ならざるを得ない、それに伴なってロータリー
ト□　　　　　　ランスの内径も小さくできればよいが
、実際には回転軸３６及び軸受９，１１の直径は剛性や
軸受１′　　　　　　強度の観点から容易に小さくはで
きない、そのため、１対のロータリートランスの中に５
チヤンネルものコイルを設けることができなくなる。ま
た。

ヘッドベース４０の大きさも取付は精度や調整の難易度
を考慮するとあまり小さくできない。したがって、ヘッ
ドベース４０と軸受９の間の隙間が小さくなり、ロータ
リーベース３７をこれらの間から下に芝ばすことが甚だ
困難となってくる。

また、磁気記録再生装置を小型化しようとすると、カセ
ットが装着された状態では、第９図に示されるようにガ
イドドラム４４がカセット４６の開口部４８に一部入り
込んでくる。図には表わされていないが、カセット４６
の開口部４８には蓋が設けられており、カセット４６が
装着された状態ではその蓋が開いている。したがって、
ガイドドラム４４の上面が、開いた蓋の下に入り込むよ
うに、ガイドドラム４４の高さが規定されてくる。

なお、５２は供給リール、５４は巻取リリールである。

一方、ガイドドラム４４全体を下方（紙面垂直方向）に
下げると、テープを回転ヘッドの軌跡まで急激に曲げな
ければならず、テープに無理な力がかかり、鮮明な画質
を得ることができなくなってしまう。

（目的） 本発明は、小径ガイドドラムの中に４個以上のヘッドを
取りつけることができ、また、カセットが装着された状
態においてガイドドラムをカセットの開口部に一部入り
込ませることができ、しかも画質を損ねないようにして
、磁気記録再生装置を小型化することのできるガイドド
ラムを提供することを目的とするものである。

（構成） 本発明のガイドドラムでは、２対のロータリートランス
が設けられており、そのうちの１対のロータリートラン
スは回転側ガイドドラムと固定側ガイドドラムとの間に
設けら九、他の１対のロータリートランスは固定側ガイ
ドドラムの下部と、回転側ガイドドラムを回転自在に支
持している回転軸に固定側ガイドドラム下方で取りつけ
られた回転部材との間に設けられ、前記回転部材に設け
られたロータリートランスと対応する磁気ヘッドとの間
の配線は重犯回転軸に沿って行なわれている。

以下、実施例について具体的に説明する。

第１図は本発明に基づく小径ガイドドラムの一実施例を
示している。第２図は同実施例における回転軸を表わし
ており、第３図は同実施例における４個のビデオヘッド
と１個の回転消去ヘッドの配置を示しており、第４図は
回転側ガイドドラムへの回転消去ヘッドと回転側ロータ
リートランスの取付は部分を示している。第１図におい
て１回転消去ヘッド部分は第４図中のＡ−Ｂ線位置で切
断した状態を表わし、他の部分はＣ−Ｄ線位置で切断し
た状態を表わしている。

第１図において、支持部材１ａに固定されている固定側
ガイドドラムｌの中心には、ボールベアリングにてなる
軸受９，１１により回転軸６が回転可能に支持されてい
る。回転軸６にはロータリーベース７が取りつけられ、
そのロータリーベース７には回転側ガイドドラム２が取
りつけられている。

本実施例ではロータリートランスは２対に分割されてい
る。一方のロータリートランス対はヘッドの下方で互い
に対向する回転側ロータリートランス３と固定側ロータ
リートランス５とからなっており、他方のロータリート
ランス対は上記ロータリートランス対よりさらに下方で
互いに対向する回転側ロータリートランス１４と固定側
ロータリートランス１３とからなっている。

固定側ガイドドラム１の下方には回転軸６とともに回転
する回転部材８が取りつけられている。

そして、下方のロータリートランス対の回転側ロータリ
ートランス１４はその回転部材８の上面に上向きに取り
つけられており、固定側ロータリートランス１３はその
回転側ロータリートランス１４に対向するように固定側
ガイドドラム１の下面に取りつけられている。

回転軸６の中心には軸方向に貫通した空洞部６ａが形成
されている。そして１回転部材８に取りつけられた回転
側ロータリートランス１４と、対応する磁気ヘッドの間
は、この回転軸６の空洞部６ａを通る配線１２により接
続されている。

上方のロータリートランス対の固定側ロータリートラン
ス５は固定側ガイドドラムｌ内に上向きに取りつけられ
ている。その固定側ロータリートランス５と対応する回
転側ロータリートランス３は。

後述の第４図に示されるように、リング状の一部所定角
度を切り欠いた形状のＣ字形取付は金具１９に接着され
ている。そして、この取付は金具１９が回転側ガイドド
ラム２に固定されることにより１回転側ロータリートラ
ンス３が回転側ガイドドラム２に取りつけられている。

第３図は回転側ガイドドラム２へのヘッド配置を示して
いる。４ａ〜４ｄはビデオヘッド、１６は回転消去ヘッ
ドである。また、１０ａ〜１０ｄはビデオヘッドのヘッ
ドベース、１５は回転消去ヘッドのへラドベースである
。この図から分かるように、回転側ガイドドラム２の端
面には殆んど余分のスペースがなく、僅かに互いのへラ
ドベースの間に２ａ〜２ｅの如く穴又はネジ穴が開けら
れる程度となっている。

回転側ロータリートランス３をロータリーベース７に取
りつけることが困難であるので１回転側ロータリートラ
ンス３を回転側ガイドドラム２に取りつける。一方、ビ
デオヘッドベースｌｏａ〜ＬＯｄは、ネジ１７ａ−１７
ｈでそれぞれ固定されているが、回転消去ヘッド１６の
へラドベース１５を回転側ガイドドラム２に直接固定す
ることはスペース上困難である。

第４図に、回転消去ヘッド１６と回転側ロータリートラ
ンス３の取付は状態を示す。

回転消去ヘッド１６のへラドベース１５は取付はリング
１８に固定されている。取付はリング１８は、回転側ガ
イドドラム２のビデオヘッド用ヘンドベース１０ａ、１
０ｂの間、ヘッドベース１０Ｃ，１０ｄの間にそれぞれ
設けられたネジ穴２ａ。

２ｂにネジ２１ａ、２１ｂにより固定される。さらに、
取付はリング１８の円筒状の突出部１８ａはへラドベー
ス１０ａ、１０ｄの間に当接し、安定に固着できるよう
になっている。

回転側ロータリートランス３はＣ字形の取付は金具１９
に接着固定されている。取付は金具１９はその円筒状の
突出部１９ａ＝１９ｃによりヘッドベース１０ａと１０
ｂとの間、１０ｃと１０ｄとの間、及び１０ｄと１０ａ
との間に当接し１回転側ガイドドラム２に開けられた穴
２ｃ、２ｄ。

２ｃ部でネジ２２ａ、２２ｂ、２２ｃにより固着されて
いる。

回転消去ヘッド１６の付近は、取付は金具１９の開口部
になり、この部分から回転側ロータリートランス３のコ
イル２３ａ〜２３ｄが引き出され、回転側ロータリート
ランス３の背面に接着された中継基板２０に配線されて
いる。これらの引き出し線は４個のビデオヘッドのうち
、回転消去ヘッド１６の両側のビデオヘッド４ｂ、４ｃ
に配線されている。回転消去ヘッド１６及びビデオヘッ
ド４ａ、４ｄの３チヤンネルの配線は回転側ガイドドラ
ム２に開けられた穴２４ａ〜２４ｆ　（第３図参照）に
より回転側ガイドドラム２の上方に引き出され、配線１
２として回転軸６の中心の空洞部６ａを通って、下方の
回転部材８に取りつけられている回転側ロータリートラ
ンス１４に接続されている。

本実施例において、ガイドドラム２，３にテープを巻き
つけ、テープに記録を行なう場合は、ロータリートラン
ス対３，５．１３，１４の固定側ロータリートランス５
，１３から回転側ロータリートランス３，１４を経てビ
デオヘッド４ａ〜４ｄに記録信号が供給される。テープ
の記録情報を消去する場合も同様にしてロータリートラ
ンス対１３゜１４の固定側ロータリートランス１３から
回転側ロータリートランス１４を経て回転消去ヘッド１
６に消去信号が供給される。このとき、下方の回転側ロ
ータリートランス１４からビデオヘッド４ａ、４ｄ及び
回転消去ヘッド１６への信号の供給は１回転軸６の空洞
部６ａを通る配線１２を介して行なわれる。

また、テープに記録されている信号を再生する場合は、
記録時とは逆にロータリートランス対３゜５．１３．１
４の回転側ロータリートランス３゜１４から固定側ロー
タリートランス５，１３を経て再生信号が取り出される
。このときもビデオヘッド４ａ、４ｄ及び回転消去ヘッ
ド１６がら下方の回転側ロータリートランス１４への信
号の供給は、回転軸６の空洞部６ａを通る配線１２を介
して行なわれる。

第５図は他の実施例における回転軸２５を表わしている
。

この回転軸２５には軸方向に溝２５ａ〜２５ｃが設けら
れている。回転部材８に取りつけられた回転側ロータリ
ートランス１４と、対応する磁気ヘッドの間を接続する
配線１２はこの回転軸２５の溝２５ａ〜２５ｃに設けら
れる。

第６図はさらに他の実施例における回転軸２５を表わし
ている。

回転軸２６は非導電性材料であるセラミックを材質とし
ており、回転軸２６の外側面には導電体材料にてなる筋
状の導電帯部２６ａ、２６ｂ、・・・・・・が軸方向に
形成されている。この導電帯部２６ｇ、２６ｂ、・・・
・・・が第１図における配線１２の役目を果している。

また１回転側ガイドドラム２の上面にはプリント基板２
７が取りつけられる。このプリント基板２７の中央の穴
２８に回転軸２６が入り、プリント基板２７の導電部２
７ａ、２７ｂ、・・・・・・と回転軸２６の導電帯部２
１３ａ、２６１）。

・・・・・・とが接触し、回転軸２６とプリント基板２
７が一体となる。また、図には表わされていないが。

回転軸２６の下方には導電？Ｆ部２６ａ、２６ｂ。

・・・・・・と信号の授受を行なうためにプリン１、基
板２７と同様のプリント基板が設けられている。２９は
絶縁性のパイプであり、このパイプ２９がボールベアリ
ングの軸受９（１１）の中に入れられ、そのパイプ２９
の中に回転軸２６が入るようになっている。

（効果） 本発明によれば、極めて小径のガイドドラムであっても
、多数個のヘッドを搭載することが可能になり、セット
の小型化、軽量化、高機能化が実現できる。

例えば、ガイドドラムの直径はβ方式では７４゜４８７
　ｍｍ、　ＶＨＳ方式では６２ｍｍ、８ｍｍビデオでは
４０ｍｍである。これを例えば、４個のビデオヘッドを
備えた順次記録方式にするとガイドドラムの直径を２／
３に縮小させることができる。１対のロータリートラン
スのみを備えた従来のガイドドラムの場合、β方式やＶ
）ＩＳ方式でなら順次記録方式にすることが可能である
が、８ｍｍビデオになるとガイドドラム径が小さすぎて
困藩である。

そこで、本発明ではロータリー１ヘランスを２対に分割
したので、８ｍｍビデオでも順次記録方式が可能になる
。その場合のガイドドラム直径は２６．６６７ｍｍと小
型にすることができる。

また、本発明によれば、１対のロータリートランスが回
転部ガイドドラムと固定側ガイドドラムとの間に設けら
れ、他の１対のロータリートランスが固定側ガイドドラ
ムの下方に設けられているので、第７図に示されるよう
にカセッ１−４６が装着された状態において、ガイドド
ラムの上面（この場合２回転側ガイドドラム２の上面）
をカセット４６の蓋４６ａよりも低くすることができる
。

したがって、カセット装着状態において、第９図に示さ
れるようにガイドドラムをカセッ１〜４６の開口部に一
部入り込ませることができ、磁気記録再生装置の小型化
に一層貢献することができる。

そして、第７図から明らかなように、ガイドドラム２，
３にテープが巻きつけられる位置を下げているのではな
いので、テープに無理な力がかかることもなく、画質を
低下させることもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す断面図、第２図は同実
施例における回転軸部分を示す斜視図、第３図は回転側
ガイドドラムの端面におけるビデオヘッドと回転消去ヘ
ッドの配置状態を示す平面図、第４図は回転側ガイドド
ラム、回転消去ヘッド及びロータリートランスを示す分
解斜視図、第５図は他の実施例における回転軸部分を示
す斜視図、第６図はさらに他の実施例における回転軸部
分を示す斜視図、第７図は同実施例におけるガイドドラ
ムとカセットの高さ位置関係を示す正面断面図、第８図
は従来のガイドドラｌ−を示す断面図、第９図はカセッ
ト装着状態におけるガイドドラムとカセットの位置関係
を示す平面図である。なお。 第１図において、回転ｄ１去ヘッド部分は第４図のＡ−
Ｂ線位置で切断した状態を表わし、他の部分はＣ−Ｄ線
位置で切断した状態を表わしている。 ■・・・・・・固定側ガイドドラム、 ２・・・・・・回転側ガイドドラム、 ３．１４・・・・・回転側ロータリートランス、５．１
３・・・・・固定側ロータリートランス、４ａ〜４ｄ・
・・・・・ビデオヘット、６．２５．２６・・・・・・
回転軸、 ６ａ・・・・空洞部、 ８・・・・・・回転部材、 １６・・・・・・回転消去ヘッド。 ２５ａ〜２５ｃ・・・・溝、 ２６ａ、２６ｂ、・・・・・　・・・導電帯部。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）少なくとも４個以上の回転磁気ヘッドを有するガ
   イドドラムにテープをヘリカル状に所定角度巻き付け、
   そのテープに信号を記録し、あるいはそのテープから信
   号を再生する磁気記録再生装置において、 ２対のロータリートランスが設けられており、そのうち
   の１対のロータリートランスは回転側ガイドドラムと固
   定側ガイドドラムとの間に設けられており、 他の１対のロータリートランスは固定側ガイドドラムの
   下部と、回転側ガイドドラムを回転自在に支持している
   回転軸に固定側ガイドドラム下方で取りつけられた回転
   部材との間に設けられ、前記回転部材に設けられたロー
   タリートランスと対応する磁気ヘッドとの間の配線は前
   記回転軸に沿って行なわれていることを特徴とするテー
   プガイドドラム。
2. （２）前記回転軸の中心に軸方向に貫通した空洞部が設
   けられ、前記回転部材のロータリートランスと磁気ヘッ
   ドとの間の配線が前記空洞部を通して行なわれている特
   許請求の範囲第１項に記載のテープガイドドラム。
3. （３）前記回転軸の側面に軸方向に溝が設けられ、前記
   回転部材のロータリートランスと磁気ヘッドとの間の配
   線が前記溝を通して行なわれている特許請求の範囲第１
   項に記載のテープガイドドラム。
4. （４）前記回転軸が非導電性材料で形成されているとと
   もに、この回転軸の側面に軸方向に複数列の導電帯部が
   形成されており、前記回転部材のロータリートランスと
   磁気ヘッドとの間の配線が前記導電帯部により行なわれ
   ている特許請求の範囲第１項に記載のテープガイドドラ
   ム。