JPS628238Y2 - - Google Patents

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JPS628238Y2
JPS628238Y2 JP1981022214U JP2221481U JPS628238Y2 JP S628238 Y2 JPS628238 Y2 JP S628238Y2 JP 1981022214 U JP1981022214 U JP 1981022214U JP 2221481 U JP2221481 U JP 2221481U JP S628238 Y2 JPS628238 Y2 JP S628238Y2
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JP
Japan
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sliding ring
fixed
shaft sleeve
stern tube
casing
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JP1981022214U
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JPS57136056U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は端面シール型の船尾管シール装置、特
に電食防止装置を内蔵した船尾管シール装置に係
る。
端面シール型の船尾管シール装置は通常船尾管
本体に固着したケーシングに取付けた固定摺動リ
ングと、軸スリーブに取付けた回転摺動リングと
より密封摺動面を形成している。海水中で二つの
金属体の間に電位差が生じた場合、腐触現象が発
生する。これが電食と称されており、この電食を
防止するために一般に犠牲陽極法が使用されてい
る。
本考案の目的は船体と接触するシール本体部分
と、軸スリーブとの間の電位差により、電流が海
水を伝わつて軸スリーブからシール本体側へ向け
て流れ、このため軸スリーブに発生する電食を防
止できる装置を内蔵した船尾管シール装置を提供
することである。
本考案の実施例を示す図面について説明する。
第1図において左側は船体側、右側は船内側であ
る。海水が船内に侵入しようとするのを本考案の
船尾管シール装置が防止している。船尾管本体1
に環状のケーシング2が固定されている。前記ケ
ーシング2の端部に環状の摺動リング押え3が固
定されると、前記ケーシング2と摺動リング押え
3と軸スリーブ8との間に環状室4が形成され
る。該環状室4となる内部において環状の回転摺
動リング5が軸スリーブ8に固着されている。
前記環状室4の内部の海水に接触する部位にお
いて前記回転摺動リング5は電食防止用の犠牲陽
極部材13が設けられている。第2図に拡大して
示すようにこの犠牲陽極部材13は、イオン化傾
向の高い亜鉛又はアルミニウム製等よりなり、回
転摺動リング5の外周に1個又は複数個取りつけ
られている。またアースブラシ14がその一端を
回転摺動リング5に固定し、他端を軸スリーブ8
に接触させている。なお後述するが回転摺動リン
グと軸スリーブとの間にはパツキン6を介してお
り、相対運動が発生しない。
前記回転摺動リングは二つの環状部材からな
り、一方の部材にはパツキン6を装着する溝を備
えており、両部材はボルト7により結合されてい
る。前記回転摺動リング5のケーシング側の側面
即ち環状室4の側壁と当接する部位に緩衝部材1
1を設けておく。該緩衝部材11には給水路を形
成するために放射状等の溝を設けておくことが望
しい。前記回転摺動リング5は、緩衝部材11が
環状室4の側壁と当接する位置に遊嵌状に嵌装
し、前記ボルト7をしめつけ装着したパツキン6
を挾圧することにより、該パツキン6を半径方向
に締付けて軸スリーブ8に固着させると同時に取
付部からの海水の侵入を防止している。軸スリー
ブ8への固着力の強弱は前記パツキン6の形状、
大きさ等によつて調節することができる。摺動リ
ング押え3に取付けられた環状の固定摺動リング
9が前記回転摺動リング5に対し摺動接触するた
めの密封摺動面10を形成している。これによつ
て海水が侵入するのを防止する。なお摺動リング
押え3に、図に示すような固定摺動リングの予備
品12を取付けておくこともできる。
以上説明した本考案の構成から次のような作用
効果がある。環状室4の内部に装着した回転摺動
リング5は、犠牲陽極の作用をさせる部材13を
設け、またアースブラシ14を相対運動の発生し
ない部位に設けたことによつて損耗することもな
く軸スリーブの電食を完全に防止することができ
る。更に、ボルト7を締付けるだけで前記回転摺
動リング5の内周部に設けたパツキン6が圧縮さ
れて軸スリーブ8側に膨出し、従つて軸スリーブ
8の適正位置に回転摺動リング5が容易に取付け
られる。そしてケーシングの端部に摺動リング押
え3を取付けるのみで該摺動リング押え3にゴム
様弾性体からなる固定摺動リング9を設けてある
ので、前記回転摺動リングとの間に適正な面圧が
得られる効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は軸スリーブを囲繞して装着した本考案
の船尾管シール装置の断面図、第2図は回転摺動
リングの拡大断面図である。 1……船尾管本体、2……ケーシング、3……
摺動リング押え、4……環状室、5……回転摺動
リング、6……パツキン、7……ボルト、8……
軸スリーブ、9……固定摺動リング、10……密
封摺動面、13……犠牲陽極部材、14……アー
スブラシ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 船尾管本体1に固着したケーシング2と該ケー
    シングに取付ける摺動リング押え3とにより形成
    する環状室4内に、海水と接触する部位に亜鉛又
    はアルミニウム製等の犠牲陽極部材13と軸スリ
    ーブ8と接触するアースブラシ14とを設けた回
    転摺動リング5を前記軸スリーブ8に固着し、前
    記摺動リング押え3に取付けられたゴム様弾性体
    からなる固定摺動リング9と前記回転摺動リング
    5との間に密封面10を形成したことを特徴とす
    る電食防止装置を内蔵した船尾管シール装置。
JP1981022214U 1981-02-20 1981-02-20 Expired JPS628238Y2 (ja)

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JP1981022214U JPS628238Y2 (ja) 1981-02-20 1981-02-20

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JP1981022214U JPS628238Y2 (ja) 1981-02-20 1981-02-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57136056U JPS57136056U (ja) 1982-08-25
JPS628238Y2 true JPS628238Y2 (ja) 1987-02-25

Family

ID=29820029

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JP1981022214U Expired JPS628238Y2 (ja) 1981-02-20 1981-02-20

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3740679C2 (de) * 1987-12-01 1993-10-14 Blohm Voss Ag Vorrichtung zum kathodischen Korrosionsschutz eines Bauteils an einem Stevenrohr eines Schiffes

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57136056U (ja) 1982-08-25

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