JPS6282195A - 空圧打撃式掘削方法並びにその装置 - Google Patents
空圧打撃式掘削方法並びにその装置Info
- Publication number
- JPS6282195A JPS6282195A JP60221566A JP22156685A JPS6282195A JP S6282195 A JPS6282195 A JP S6282195A JP 60221566 A JP60221566 A JP 60221566A JP 22156685 A JP22156685 A JP 22156685A JP S6282195 A JPS6282195 A JP S6282195A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- passage
- exhaust
- bit
- pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Earth Drilling (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、圧力エアによりピストンを上下動させ、その
ピストンの打撃エネルギによりドリルビットに繰り返し
打撃振動を与えるようにした空圧打撃式掘削装置に係り
、特に水中で使用可能な空圧打撃式掘削装置に関する。
ピストンの打撃エネルギによりドリルビットに繰り返し
打撃振動を与えるようにした空圧打撃式掘削装置に係り
、特に水中で使用可能な空圧打撃式掘削装置に関する。
エアハンマドリルは、ビットを先端部で軸方向に摺動自
在に支持する円筒状ケーシングと、ケーシング内で軸方
向に摺動自在に支持されその下端部でビットを打撃する
ピストンとから構成されている。ピストンの上下には圧
力室が形成され、上下の圧力室には交互に外部からの圧
力エアによって加圧されピストンを連続的に上下動させ
ている従来ピストンの作動に利用した圧力エアは、ビッ
トの先端から噴出され、この噴出エアはビットの歯先を
洗浄すると共に掘削したスライム等を地上に吹き上げ除
去しながら掘進する。エアハンマドリルは、圧縮エアを
利用するため高い衝撃力が得られるので岩盤の掘削に通
常用いられる。
在に支持する円筒状ケーシングと、ケーシング内で軸方
向に摺動自在に支持されその下端部でビットを打撃する
ピストンとから構成されている。ピストンの上下には圧
力室が形成され、上下の圧力室には交互に外部からの圧
力エアによって加圧されピストンを連続的に上下動させ
ている従来ピストンの作動に利用した圧力エアは、ビッ
トの先端から噴出され、この噴出エアはビットの歯先を
洗浄すると共に掘削したスライム等を地上に吹き上げ除
去しながら掘進する。エアハンマドリルは、圧縮エアを
利用するため高い衝撃力が得られるので岩盤の掘削に通
常用いられる。
しかしながら、水中で使用する場合このような従来の空
圧式打撃ドリルでは種々の不具合を生じる。例えば海中
や川やダム等の水中で掘削する場合水頭圧がビットの先
端にかかり泥水等がエア圧力室に逆流して浸入するため
打撃ドリルが作動不能になってしまう。また水頭圧が噴
出エア圧に達しなくても、作動エア圧力はこの水頭圧に
左右されるのでピストンの打撃エネルギーが低下しピン
トを充分に打撃することができなくなり掘削効率が悪く
なる不具合がある。
圧式打撃ドリルでは種々の不具合を生じる。例えば海中
や川やダム等の水中で掘削する場合水頭圧がビットの先
端にかかり泥水等がエア圧力室に逆流して浸入するため
打撃ドリルが作動不能になってしまう。また水頭圧が噴
出エア圧に達しなくても、作動エア圧力はこの水頭圧に
左右されるのでピストンの打撃エネルギーが低下しピン
トを充分に打撃することができなくなり掘削効率が悪く
なる不具合がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、水中
での掘削に於いても空圧打撃式掘削装置の掘削性能を損
うことがなく、また大口径の掘削に於いても効率よく行
うことができる空圧打撃式掘削装置を提案することを目
的としている。
での掘削に於いても空圧打撃式掘削装置の掘削性能を損
うことがなく、また大口径の掘削に於いても効率よく行
うことができる空圧打撃式掘削装置を提案することを目
的としている。
本発明は前記目的を達成する為に、地上からの圧力エア
によってピストンを作動させビットに打撃振動を与えな
がら掘削するエアハンマドリルを、ケーシングに１本或
いは、複数本並列に結束すると共に、該ケーシングは、
前記エアハンマドリルに圧力エアを供給するための給気
通路と、前記エアハンマドリルのピストン作動に供した
排気エアの排気孔と連通して排気エアを地上へ排出する
ための排気通路と、前記エアハンマドリルのビット近傍
に開口し、該ビットで掘削した土砂を輸送する手段のた
めの給排水通路と、を備えていることを特徴としている
。
によってピストンを作動させビットに打撃振動を与えな
がら掘削するエアハンマドリルを、ケーシングに１本或
いは、複数本並列に結束すると共に、該ケーシングは、
前記エアハンマドリルに圧力エアを供給するための給気
通路と、前記エアハンマドリルのピストン作動に供した
排気エアの排気孔と連通して排気エアを地上へ排出する
ための排気通路と、前記エアハンマドリルのビット近傍
に開口し、該ビットで掘削した土砂を輸送する手段のた
めの給排水通路と、を備えていることを特徴としている
。
以下、添付図面に従って本発明に係る空圧打撃式掘削装
置の好ましい実施例を詳説する。
置の好ましい実施例を詳説する。
第１図では本発明に係る空圧式打撃掘削装置の施工図が
示されており、海底の表土層１０上には支持杭１２が建
込まれ、ステージ１４が構築されている。また表土層１
０の崩壊を防ぐためケーシグパイプ６２が岩盤上まで建
込まれている。このステージ１４上にはベースマシーン
１６に備えられたリーダ１８が立設され、このリーダ１
８にはロープ２０を介してパワースイベル２２が上下方
向摺動自在に設けられている。このパワースイベル２２
には給気管２４、排気管２６並びに給排水管２８から成
る掘管２９が一体的に回動可能に支持され、この掘管２
９の端にはシール部材を介してボルト止め等により次に
述べる本発明に係る空圧式打撃掘削装置３０が設けられ
ている。
示されており、海底の表土層１０上には支持杭１２が建
込まれ、ステージ１４が構築されている。また表土層１
０の崩壊を防ぐためケーシグパイプ６２が岩盤上まで建
込まれている。このステージ１４上にはベースマシーン
１６に備えられたリーダ１８が立設され、このリーダ１
８にはロープ２０を介してパワースイベル２２が上下方
向摺動自在に設けられている。このパワースイベル２２
には給気管２４、排気管２６並びに給排水管２８から成
る掘管２９が一体的に回動可能に支持され、この掘管２
９の端にはシール部材を介してボルト止め等により次に
述べる本発明に係る空圧式打撃掘削装置３０が設けられ
ている。
本発明に係る空圧式打撃掘削装置３０の構造は第２図乃
至第５回に於いて詳細に示されており、第３図は第２図
上ｍ −ｍ線に沿う断面図、第４図は第２図上ＩＶ−Ｔ
Ｖ線に沿う断面図、第５図は第２図上Ｖ −Ｖ線に沿う
底面図である。空圧式打撃掘削装置３０はエアハンマド
リル３２．３４ｔ−有し、これらエアハンマドリル３２
．３４は上下のケーシング３６．３７によって並列的に
結束されている。エアハンマドリル３２の下端部はケー
シング３７の下部にシール４９を設けて固定されると共
にビット４０がスプライン結合等により軸方向所定量摺
動自在に支持され、このビット４０の上方には圧力エア
により上下動するピストン４２が配置されている。この
ピストン４２は掘管２９に設けた給気管２４からケーシ
ング３６に設けた給気通路２５に送られて圧力エアによ
り上下動し、／ビット４０を打撃する。一方エアハンマ
ドリル３４に於いてもその下端部にはビット４４を有し
、このビット４４も図示しないピストンにより打撃され
るようになっている。ビット４０の本体には軸方向の排
気通路４６並びに半径方向の排気通路４８が形成され、
この排気通路４８が空圧式打撃掘削装置３０の中央部に
配置された排気通路５０と連通されている。この排気通
路５０は図示しないが他方のドリルビット４４に形成さ
れた排気通路とも連通されている。排気通路５０は第２
図に示すように掘管２９に設けられた排気管２６に連通
され、地上側にエアを排出するようになっている。
至第５回に於いて詳細に示されており、第３図は第２図
上ｍ −ｍ線に沿う断面図、第４図は第２図上ＩＶ−Ｔ
Ｖ線に沿う断面図、第５図は第２図上Ｖ −Ｖ線に沿う
底面図である。空圧式打撃掘削装置３０はエアハンマド
リル３２．３４ｔ−有し、これらエアハンマドリル３２
．３４は上下のケーシング３６．３７によって並列的に
結束されている。エアハンマドリル３２の下端部はケー
シング３７の下部にシール４９を設けて固定されると共
にビット４０がスプライン結合等により軸方向所定量摺
動自在に支持され、このビット４０の上方には圧力エア
により上下動するピストン４２が配置されている。この
ピストン４２は掘管２９に設けた給気管２４からケーシ
ング３６に設けた給気通路２５に送られて圧力エアによ
り上下動し、／ビット４０を打撃する。一方エアハンマ
ドリル３４に於いてもその下端部にはビット４４を有し
、このビット４４も図示しないピストンにより打撃され
るようになっている。ビット４０の本体には軸方向の排
気通路４６並びに半径方向の排気通路４８が形成され、
この排気通路４８が空圧式打撃掘削装置３０の中央部に
配置された排気通路５０と連通されている。この排気通
路５０は図示しないが他方のドリルビット４４に形成さ
れた排気通路とも連通されている。排気通路５０は第２
図に示すように掘管２９に設けられた排気管２６に連通
され、地上側にエアを排出するようになっている。
一方給排水管２８はケーシング３６に設けた給排水通路
５１に接続されて途中から分岐して給排水通路５２．５
４を形成し、この給排水通路５２．５４の開口部５２Ａ
、５４Ａは図に示すようにビット４０．４４の近傍に位
置している。これによりビット４０．４４により掘削さ
れた土砂は地上に設けたサクションポンプ６６により給
排水通路５２．５４を通じて給排水管２８に送られ、地
上側に回収されるようになっている。
５１に接続されて途中から分岐して給排水通路５２．５
４を形成し、この給排水通路５２．５４の開口部５２Ａ
、５４Ａは図に示すようにビット４０．４４の近傍に位
置している。これによりビット４０．４４により掘削さ
れた土砂は地上に設けたサクションポンプ６６により給
排水通路５２．５４を通じて給排水管２８に送られ、地
上側に回収されるようになっている。
ビット４０．４４は第５図に示すように略扇形状に構成
され、またビット４０には突起部４０Ａが形成されると
共にビット４４にはこの突起部４４Ａが嵌入する凹部４
４Ａが形成され、これによりビット４０．４４は相互干
渉された状態で降下され、この為破砕滞や不均一層の掘
削に於いてもいづれかのビットのみが下降して掘削不能
に陥るようなことはない。
され、またビット４０には突起部４０Ａが形成されると
共にビット４４にはこの突起部４４Ａが嵌入する凹部４
４Ａが形成され、これによりビット４０．４４は相互干
渉された状態で降下され、この為破砕滞や不均一層の掘
削に於いてもいづれかのビットのみが下降して掘削不能
に陥るようなことはない。
更に排気管２６或いは給気管２４と給排水管２８との間
にはチェツキバルブ６０が設けられ、このチェツキパル
フロ０はエアリフト方式により排土する場合に用いられ
第２図の場合、排気管２６内が所定圧以上になると、開
口し、排気管２６内のエアの一部が給排水管２８内に送
られて、エアリフトにより給排水管２８内を土砂が吸い
込まれるようになっている。この場合排気圧力を調整す
るため、排出ライン７４にバルブ等を設けるとよい。
にはチェツキバルブ６０が設けられ、このチェツキパル
フロ０はエアリフト方式により排土する場合に用いられ
第２図の場合、排気管２６内が所定圧以上になると、開
口し、排気管２６内のエアの一部が給排水管２８内に送
られて、エアリフトにより給排水管２８内を土砂が吸い
込まれるようになっている。この場合排気圧力を調整す
るため、排出ライン７４にバルブ等を設けるとよい。
前記の如く構成された空圧式打撃掘削装置３０は第１図
において、ケーシングパイプ６２内に於いて配置されて
掘削される。また給排水管２８はリバースライン６４を
介してサクションポンプ６６と連結され、吸引された土
砂は分離されて循環水は再び送水バイブロ８によりケー
シングパイプ６２内に供給するようになっている。また
給気管２４はエア供給ライン７０を介してニアコンプレ
ッサー７２と連結され、圧力エアが供給されるようにな
っており、また排気管２６はエア排出ライン７４と連結
され、ピストンの作動に供したエアはエア排出ライン７
４から排出されるようになっている。以上の排土方法は
、水とともに吸い上げるウォータリバース方式であるが
、給排水管２８より水を孔底に送水し、掘削スライムを
孔壁と掘管の間を通って排出させる正循環方式も可能で
ある。さらに孔内に水が無い場合は、ブロアーやコンプ
レッサーを使ってエアによる排土方法も可能である。
において、ケーシングパイプ６２内に於いて配置されて
掘削される。また給排水管２８はリバースライン６４を
介してサクションポンプ６６と連結され、吸引された土
砂は分離されて循環水は再び送水バイブロ８によりケー
シングパイプ６２内に供給するようになっている。また
給気管２４はエア供給ライン７０を介してニアコンプレ
ッサー７２と連結され、圧力エアが供給されるようにな
っており、また排気管２６はエア排出ライン７４と連結
され、ピストンの作動に供したエアはエア排出ライン７
４から排出されるようになっている。以上の排土方法は
、水とともに吸い上げるウォータリバース方式であるが
、給排水管２８より水を孔底に送水し、掘削スライムを
孔壁と掘管の間を通って排出させる正循環方式も可能で
ある。さらに孔内に水が無い場合は、ブロアーやコンプ
レッサーを使ってエアによる排土方法も可能である。
前記の如く構成された空圧式打撃掘削装置の作用は次の
通りである。先ず給気管２４から供給されたエアは給気
通路２５に送られピストン４２を上下動させ、ビット４
０．４４を打撃し、掘削する。ピストン４２を作動させ
た圧力エアは排気通路４６．４８を通って排気管５０に
送られ、この排気エアは排気管２６を通って地上側に排
気される。また掘削した土砂は給排水通路５２．５４の
開口部５２Ａ、５４Ａから吸い込まれ、排土管２８を通
って地上側に回収される。
通りである。先ず給気管２４から供給されたエアは給気
通路２５に送られピストン４２を上下動させ、ビット４
０．４４を打撃し、掘削する。ピストン４２を作動させ
た圧力エアは排気通路４６．４８を通って排気管５０に
送られ、この排気エアは排気管２６を通って地上側に排
気される。また掘削した土砂は給排水通路５２．５４の
開口部５２Ａ、５４Ａから吸い込まれ、排土管２８を通
って地上側に回収される。
第６図は本発明に係る他の実施例の構造を示す断面図、
第７図は第６図上■−■線に沿う断面図である。第６図
に示す実施例に於いて、第２図に示した実施例中と同一
の各部材若しくは類似の部材には同一の符号を付し、そ
の説明は省略する。
第７図は第６図上■−■線に沿う断面図である。第６図
に示す実施例に於いて、第２図に示した実施例中と同一
の各部材若しくは類似の部材には同一の符号を付し、そ
の説明は省略する。
第２図に示した実施例では、２本のエアハンマドリル３
２．３４が用いられていたのであるが、第６図に示す実
施例では１本のエアハンマドリル６０で構成されている
。このエアハンマドリル６０に於いても給気管２４から
送られた圧力エアはピストン６２を上下動してビット６
３に打撃を与え、打撃に供した圧力エアは、排気通路６
４．６６．６８．５０を通って排気管２６に入り、地上
側に排出される。また、給排水通路５２．５４の開口部
５２Ａ、５４Ａはビット６３の左右対称位置に形成され
た凹部６３Ａ、６３Ａに位置し、ビット６３により掘削
された土砂を排土する。
２．３４が用いられていたのであるが、第６図に示す実
施例では１本のエアハンマドリル６０で構成されている
。このエアハンマドリル６０に於いても給気管２４から
送られた圧力エアはピストン６２を上下動してビット６
３に打撃を与え、打撃に供した圧力エアは、排気通路６
４．６６．６８．５０を通って排気管２６に入り、地上
側に排出される。また、給排水通路５２．５４の開口部
５２Ａ、５４Ａはビット６３の左右対称位置に形成され
た凹部６３Ａ、６３Ａに位置し、ビット６３により掘削
された土砂を排土する。
以上説明したように本発明に係る空圧打撃式掘削装置に
よれば、エアハンマドリルに給排水管が備えであるので
リバース方式によって大口径の掘削が能率的に出来るよ
うになり、またビットを上下動した圧力エアをケーシン
グ内の排気通路から回収スるので、エアハンマドリルの
打撃能率を失うことなく、また掘削部の水頭に左右され
ることなく高深度の水中でも能率的な掘削をすることが
できる。
よれば、エアハンマドリルに給排水管が備えであるので
リバース方式によって大口径の掘削が能率的に出来るよ
うになり、またビットを上下動した圧力エアをケーシン
グ内の排気通路から回収スるので、エアハンマドリルの
打撃能率を失うことなく、また掘削部の水頭に左右され
ることなく高深度の水中でも能率的な掘削をすることが
できる。
第１図は本発明に係る実施例の施工図、第２図は本発明
に係る空圧打撃式掘削装置の構造を示す断面図、第３図
は第２図上でＩＩＩ−Ｉ線に沿う断面図、第４図は第２
図上でＩＶ −ＩＶ線に沿う断面図、第５図は第２図上
でＶ−Ｖ線に沿う底面図第６図は本発明に係る他の実施
例の構造を示す断面図、第７図は第６図■−■線に沿う
断面図である。 ２４・・・給気管、 ２５・・・給気通路、 ２６・・
・排気管、 ２８・・・給排水管、 ２９・・・掘管、
３０・・・空圧式打撃掘削装置、 ３２．３４・・・
エアハンマドリル、 ４０．４４・・・ビット、 ５０
・・・排気通路、 ５２．５４・・・排土通路。 第１図 手続補正書 昭和６１年Ｓ月７３日 １、事件の表示 昭和６０年特許願第２２１５６６号 ２、発明の名称 空圧打撃式掘削方決並びにその装置 ３、補正をする者 事件との関係 特許出傅人 住 所 東京都目黒区目ＨＡ１丁目６番１７号名
称 株式会社 利根ポーリング代表者 村田康
夫 ４、代理人 住 所 ■１７０東京都豊島区東池袋−丁目２０
番地５池袋ホワイト・ハウスビル ６、補正により増加する発明の数 １７、補正の
対象 明Ｉ書全文 ８、補正の内容 別紙の通り 明細書 １、発明の名称 空圧打撃式掘削方法並びにその装置 ２、特許請求の範囲 附地上からの圧力エアによってピストンを作動させビッ
トに打撃振動を与えながら掘削するエアハンマドリルを
、ケーシングに１本或いは、複数本並列に結束すると共
に、該ケーシングは、前記エアハンマドリルに圧力エア
を供給するための給気通路と、前記エアハンマドリルの
ピストン作動に供した排気エアの排気孔と連通して排気
エアを地上へ排出するための排気通路と、前記エアハン
マドリルのビット近傍に開口し、該ビットで掘削した土
砂を輸送する手段のための給排水通路と、を備えている
ことを特徴とする空圧打撃式掘削装置。 ４り一複数本のエアハンマドリルの各ビット同志は相互
に干渉し合い、軸方向の移動量を規制していることを特
徴とする特許請求の範囲第主項の空圧打撃式掘削装置。 塊給気通路と給排水通路又は排気通路と給排水通路とは
チェツキ弁を介して連通され、排気通路又は給気通路内
が所定圧以上になると給気通路又は排気通路内のエアが
給排水通路に供給され、エアリフトにより排土すること
を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の空圧打撃式掘
削装置。 ３、発明の詳細な説明 〔発明の利用分野〕 本発明は、圧力エアによりピストンを上下動させ、その
ピストンの打撃エネルギによりドリルビットに繰り返し
打撃振動を与えるようにした空圧打撃式掘削方法並びに
その装置に係り、特に水中で使用可能な空圧打撃式掘削
方法並びにその装置に関する。 〔発明の背景〕 エアハンマドリルは、ビットを先端部で軸方向に摺動自
在に支持する円筒状ケーシングと、ケーシング内で軸方
向に摺動自在に支持されその下端部でビットを打撃する
ピストンとから構成されている。ピストンの上下には圧
力室が形成され、上下の圧力室には交互に外部からの圧
力エアによって加圧されピストンを連続的に上下動させ
ている従来ピストンの作動に利用した圧力エアは、ビッ
トの先端から噴出され、この噴出エアはビットの歯先を
洗浄すると共に掘削したスライム等を地上に吹き上げ除
去しながら掘進する。エアハンマドリルは、圧縮エアを
利用するため高い衝撃力が得られるので岩盤の掘削に通
常用いられる。 しかしながら、水中で使用する場合このような従来の空
圧式打撃ドリルでは種々の不具合を生じる。例えば海中
や川やダム等の水中で掘削する場合水頭圧がビットの先
端にかかり泥水等がエア圧力室に逆流して浸入するため
打撃ドリルが作動不能になってしまう。また水頭圧が噴
出エア圧に達しなくても、作動エア圧力はこの水頭圧に
左右されるのでピストンの打撃エネルギーが低下しビッ
トを充分に打撃することができなくなり掘削効率が悪く
なる不具合がある。 〔発明の目的〕 本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、水中
での掘削に於いても空圧打撃式掘削装置の掘削性能を損
うことがなく、また大口径の掘削に於いても効率よく行
うことができる空圧打撃式掘削方法並びにその装置を提
案することを目的としている。 〔発明の（既要〕 本発明の空圧打撃式掘削方法は、前記目的を達成する為
に地上からの圧力エアによってエアハンマドリルを作動
させると共に、その作動に供したエアをエアハンマドリ
ルの排気通路と連通ずる排気管を介して地上に排気させ
ると共に掘屑を逆循環方式或いは、正循環方式によって
排出しつつ地中を掘削することを特徴としている。 本発明の空圧打撃式掘削装置は前記目的を達成する為に
、地上からの圧力エアによってピストンを作動させビッ
トに打撃振動を与えながら掘削するエアハンマドリルを
、ケーシングに１本或いは、複数本並列に結束すると共
に、該ケーシングは、前記エアハンマドリルに圧力エア
を供給するための給気通路と、前記エアハンマドリルの
ピストン作動に供した排気エアの排気孔と連通して排気
エアを地上へ排出するための排気通路と、前記エアハン
マドリルのビット近傍に開口し、該ビ・ノドで掘削した
土砂を輸送する手段のための給排水通路と、を備えてい
ることを特徴としている。 〔実施例〕 以下、添付図面に従って本発明に係る空圧打撃式掘削方
法並びにその装置の好ましい実施例を詳説する。 第１図では本発明に係る空圧式打撃掘削装置の施工図が
示されており、海底の表土層１０上には支持杭１２が建
込まれ、ステージ１４が構築されている。また表土層１
０の崩壊を防ぐためケーシグパイプ６２が岩盤上まで建
込まれている。このステージ１４上にはヘースマシーン
１６に備えられたリーダ１８が立設され、このリーダ１
８にはロープ２０を介してパワースイヘル２２が上下方
向摺動自在に設けられている。このバワースイヘル２２
には給気管２４、排気管２６並びに給排水管２８から成
る掘管２９が一体的に回動可能に支持され、この掘管２
９の端にはシール部材を介してボルト止め等により次に
述べる本発明に係る空圧式打撃掘削装置３０が設けられ
ている。 本発明に係る空圧式打撃掘削装置３０の構造は第２図乃
至第５図に於いて詳細に示されており、第３図は第２図
上ｍ −ｍ線に沿う断面図、第４図は第２図上ＩＶ−Ｉ
Ｖ線に沿う断面図、第５図は第２図上Ｖ−Ｖ線に沿う底
面図である。空圧式打撃掘削装置３０はエアハンマドリ
ル３２．３４を有し、これらエアハンマドリル３２．３
４は上下のケーシング３６．３７によって並列的に結束
されている。エアハンマドリル３２の下端部はケーシン
グ３７の下部にシール４９を設けて固定されると共にビ
ット４０がスプライン結合等により軸方向所定量摺動自
在に支持され、このビット４０の上方には圧力エアによ
り上下動するピストン４２が配置されている。このピス
トン４２は掘管２９に設けた給気管２４からケーシング
３６に設けた給気通路２５に送られて圧力エアにより上
下動し、ビット４０を打撃する。一方エアハンマドリル
３４に於いてもその下端部にはビット４４を有し、この
ビット４４も図示しないピストンにより打撃されるよう
になっている。ビット４０の本体には軸方向の排気通路
４６並びに半径方向の排気通路４８が形成され、この排
気通路４８が空圧式打撃掘削装置３０の中央部に配置さ
れた排気通路５０と連通されている。この排気通路５０
は図示しないが他方のドリルビット４４に形成された排
気通路とも連通されている。排気通路５０は第２図に示
すように掘管２９に設けられた排気管２６に連通され、
地上側にエアを排出するようになっている。 一方給排水管２８はケーシング３６に設けた給排水通路
５１に接続されて途中から分岐して給排水通路５２．５
４を形成し、この給排水通路５２．５４の開口部５２Ａ
、５４Ａは図に示すようにビット４０．４４の近傍に位
置している。これによりビット４０．４４により掘削さ
れた土砂は地上に設けたサクションポンプ６６により給
排水通路５２．５４を通じて給排水管２８に送られ、地
上側に回収されるようになっている。 ビット４０．４４は第５図に示すように略扇形状に構成
され、またビット４０には突起部４０Ａが形成されると
共にビット４４にはこの突起部４４Ａが嵌入する凹部４
４Ａが形成され、これによりビット４０．４４は相互干
渉された状態で降下され、この為破砕法や不均一層の掘
削に於いてもいづれかのビットのみが下降して掘削不能
に陥るようなことはない。 更に排気管２６或いは給気管２４と給排水管２８との間
にはチェツキバルブ６０が設けられ、このチェツキパル
フロ０はエアリフト方式により排土する場合に用いられ
第２図の場合、排気管２６内が所定圧以上になると、開
口し、排気管２６内のエアの一部が給排水管２８内に送
られて、エアリフトにより給排水管２８内を土砂が吸い
込まれるようになっている。この場合排気圧力を調整す
るため、排出ライン７４にバルブ等を設けるとよい。 前記の如く構成された空圧式打撃掘削装置３０は第１図
において、ケーシングパイプ６２内に於いて配置されて
掘削される。また給排水管２８はリバースライン６４を
介してサクションポンプ６６と連結され、吸引された土
砂は分離されて循環水は再び送水バイブロ８によりケー
シングパイプ６２内に供給するようになっている。また
給気管２４はエア供給ライン７０を介してニアコンプレ
ッサー７２と連結され、圧力エアが供給されるようにな
っており、また排気管２６はエア排出ライン７４と連結
され、ピストンの作動に供したエアはエア排出ライン７
４から排出されるようになっている。以上の排土方法は
、水とともに吸い上げるウォータリバース（逆循環）方
式であるが、給排水管２８より水を孔底に送水し、掘削
スライムを孔壁と掘管の間を通って排出させる正循環方
式も可能である。さらに孔内に水が無い場合は、ブロア
ーやコンプレッサーを使ってエアによる排土方法も可能
である。 前記の如く構成された空圧式打撃掘削装置の作用は次の
通りである。先ず給気管２４から供給されたエアは給気
通路２５に送られピストン４２を上下動させ、ビット４
０．４４を打撃し、掘削する。ピストン４２を作動させ
た圧力エアは排気通路４６．４８を通って排気管５０に
送られ、この排気エアは排気管２６を通って地上側に排
気される。また掘削した土砂は給排水通路５２．５４の
開口部５２Ａ、５４Ａから吸い込まれ、吸排水管２８を
通って地上側に回収される。 第６図は本発明に係る他の実施例の構造を示す断面図、
第７図は第６図上■−■線に沿う断面図である。第６図
に示す実施例に於いて、第２図に示した実施例中と同一
の各部材若しくは類慎の部材には同一の符号を付し、そ
の説明は省略する。 第２図に示した実施例では、２本のエアハンマドリル３
２．３４が用いられていたのであるが、第６図に示す実
施例では１本のエアハンマドリル６０で構成されている
。このエアハンマドリル６０に於いても給気管２４から
送られた圧力エアはピストン６２を上下動してビット６
３に打撃を与え、打撃に供した圧力エアは、排気通路６
４．６６．６８．５０を通って排気管２６に入り、地上
側に排出される。また、給排水通路５２．５４の開口部
５２Ａ、５４Ａはビット６３の左右対称位置に形成され
た凹部６３Ａ、６３Ａに位置し、ビット６３により掘削
された土砂を排土する。 〔発明の効果〕 以上説明したように本発明に係る空圧打撃式掘削方法並
びにその装置によれば、エアハンマドリルに給排水管が
備えであるのでリバース方式によって大口径の掘削が能
率的に出来るようになり、またビットを上下動した圧力
エアをケーシング内の排気通路から回収するので、エア
ハンマドリルの打撃能率を失うことなく、また掘削部の
水頭に左右されることなく高深度の水中でも能率的な掘
削をすることができる。 ４、図面の簡単な説明 第１図は本発明に係る実施例の施工図、第２図は本発明
に係る空圧打撃式掘削装置の構造を示す断面図、第３図
は第２図上でＩＩＩ −ＩＩＩ線に沿う断面図、第４図
は第２回上でＩＶ−ＩＶ線に沿う断面図、第５図は第２
図上でＶ−Ｖ線に沿う底面同第６図は本発明に係る他の
実施例の構造を示す断面図、第７図は第６図■−■線に
沿う断面図である。 ２４・・・給気管、 ２５・・・給気通路、 ２６・・
・排気管、 ２８・・・給排水管、 ２９・・・掘管、
３０・・・空圧式打撃掘削装置、 ３２．３４・・・
エアハンマドリル、 ４０．４４・・・ビット、
５０・・・排気通路、 ５２．５４・・・排土通路。
に係る空圧打撃式掘削装置の構造を示す断面図、第３図
は第２図上でＩＩＩ−Ｉ線に沿う断面図、第４図は第２
図上でＩＶ −ＩＶ線に沿う断面図、第５図は第２図上
でＶ−Ｖ線に沿う底面図第６図は本発明に係る他の実施
例の構造を示す断面図、第７図は第６図■−■線に沿う
断面図である。 ２４・・・給気管、 ２５・・・給気通路、 ２６・・
・排気管、 ２８・・・給排水管、 ２９・・・掘管、
３０・・・空圧式打撃掘削装置、 ３２．３４・・・
エアハンマドリル、 ４０．４４・・・ビット、 ５０
・・・排気通路、 ５２．５４・・・排土通路。 第１図 手続補正書 昭和６１年Ｓ月７３日 １、事件の表示 昭和６０年特許願第２２１５６６号 ２、発明の名称 空圧打撃式掘削方決並びにその装置 ３、補正をする者 事件との関係 特許出傅人 住 所 東京都目黒区目ＨＡ１丁目６番１７号名
称 株式会社 利根ポーリング代表者 村田康
夫 ４、代理人 住 所 ■１７０東京都豊島区東池袋−丁目２０
番地５池袋ホワイト・ハウスビル ６、補正により増加する発明の数 １７、補正の
対象 明Ｉ書全文 ８、補正の内容 別紙の通り 明細書 １、発明の名称 空圧打撃式掘削方法並びにその装置 ２、特許請求の範囲 附地上からの圧力エアによってピストンを作動させビッ
トに打撃振動を与えながら掘削するエアハンマドリルを
、ケーシングに１本或いは、複数本並列に結束すると共
に、該ケーシングは、前記エアハンマドリルに圧力エア
を供給するための給気通路と、前記エアハンマドリルの
ピストン作動に供した排気エアの排気孔と連通して排気
エアを地上へ排出するための排気通路と、前記エアハン
マドリルのビット近傍に開口し、該ビットで掘削した土
砂を輸送する手段のための給排水通路と、を備えている
ことを特徴とする空圧打撃式掘削装置。 ４り一複数本のエアハンマドリルの各ビット同志は相互
に干渉し合い、軸方向の移動量を規制していることを特
徴とする特許請求の範囲第主項の空圧打撃式掘削装置。 塊給気通路と給排水通路又は排気通路と給排水通路とは
チェツキ弁を介して連通され、排気通路又は給気通路内
が所定圧以上になると給気通路又は排気通路内のエアが
給排水通路に供給され、エアリフトにより排土すること
を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の空圧打撃式掘
削装置。 ３、発明の詳細な説明 〔発明の利用分野〕 本発明は、圧力エアによりピストンを上下動させ、その
ピストンの打撃エネルギによりドリルビットに繰り返し
打撃振動を与えるようにした空圧打撃式掘削方法並びに
その装置に係り、特に水中で使用可能な空圧打撃式掘削
方法並びにその装置に関する。 〔発明の背景〕 エアハンマドリルは、ビットを先端部で軸方向に摺動自
在に支持する円筒状ケーシングと、ケーシング内で軸方
向に摺動自在に支持されその下端部でビットを打撃する
ピストンとから構成されている。ピストンの上下には圧
力室が形成され、上下の圧力室には交互に外部からの圧
力エアによって加圧されピストンを連続的に上下動させ
ている従来ピストンの作動に利用した圧力エアは、ビッ
トの先端から噴出され、この噴出エアはビットの歯先を
洗浄すると共に掘削したスライム等を地上に吹き上げ除
去しながら掘進する。エアハンマドリルは、圧縮エアを
利用するため高い衝撃力が得られるので岩盤の掘削に通
常用いられる。 しかしながら、水中で使用する場合このような従来の空
圧式打撃ドリルでは種々の不具合を生じる。例えば海中
や川やダム等の水中で掘削する場合水頭圧がビットの先
端にかかり泥水等がエア圧力室に逆流して浸入するため
打撃ドリルが作動不能になってしまう。また水頭圧が噴
出エア圧に達しなくても、作動エア圧力はこの水頭圧に
左右されるのでピストンの打撃エネルギーが低下しビッ
トを充分に打撃することができなくなり掘削効率が悪く
なる不具合がある。 〔発明の目的〕 本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、水中
での掘削に於いても空圧打撃式掘削装置の掘削性能を損
うことがなく、また大口径の掘削に於いても効率よく行
うことができる空圧打撃式掘削方法並びにその装置を提
案することを目的としている。 〔発明の（既要〕 本発明の空圧打撃式掘削方法は、前記目的を達成する為
に地上からの圧力エアによってエアハンマドリルを作動
させると共に、その作動に供したエアをエアハンマドリ
ルの排気通路と連通ずる排気管を介して地上に排気させ
ると共に掘屑を逆循環方式或いは、正循環方式によって
排出しつつ地中を掘削することを特徴としている。 本発明の空圧打撃式掘削装置は前記目的を達成する為に
、地上からの圧力エアによってピストンを作動させビッ
トに打撃振動を与えながら掘削するエアハンマドリルを
、ケーシングに１本或いは、複数本並列に結束すると共
に、該ケーシングは、前記エアハンマドリルに圧力エア
を供給するための給気通路と、前記エアハンマドリルの
ピストン作動に供した排気エアの排気孔と連通して排気
エアを地上へ排出するための排気通路と、前記エアハン
マドリルのビット近傍に開口し、該ビ・ノドで掘削した
土砂を輸送する手段のための給排水通路と、を備えてい
ることを特徴としている。 〔実施例〕 以下、添付図面に従って本発明に係る空圧打撃式掘削方
法並びにその装置の好ましい実施例を詳説する。 第１図では本発明に係る空圧式打撃掘削装置の施工図が
示されており、海底の表土層１０上には支持杭１２が建
込まれ、ステージ１４が構築されている。また表土層１
０の崩壊を防ぐためケーシグパイプ６２が岩盤上まで建
込まれている。このステージ１４上にはヘースマシーン
１６に備えられたリーダ１８が立設され、このリーダ１
８にはロープ２０を介してパワースイヘル２２が上下方
向摺動自在に設けられている。このバワースイヘル２２
には給気管２４、排気管２６並びに給排水管２８から成
る掘管２９が一体的に回動可能に支持され、この掘管２
９の端にはシール部材を介してボルト止め等により次に
述べる本発明に係る空圧式打撃掘削装置３０が設けられ
ている。 本発明に係る空圧式打撃掘削装置３０の構造は第２図乃
至第５図に於いて詳細に示されており、第３図は第２図
上ｍ −ｍ線に沿う断面図、第４図は第２図上ＩＶ−Ｉ
Ｖ線に沿う断面図、第５図は第２図上Ｖ−Ｖ線に沿う底
面図である。空圧式打撃掘削装置３０はエアハンマドリ
ル３２．３４を有し、これらエアハンマドリル３２．３
４は上下のケーシング３６．３７によって並列的に結束
されている。エアハンマドリル３２の下端部はケーシン
グ３７の下部にシール４９を設けて固定されると共にビ
ット４０がスプライン結合等により軸方向所定量摺動自
在に支持され、このビット４０の上方には圧力エアによ
り上下動するピストン４２が配置されている。このピス
トン４２は掘管２９に設けた給気管２４からケーシング
３６に設けた給気通路２５に送られて圧力エアにより上
下動し、ビット４０を打撃する。一方エアハンマドリル
３４に於いてもその下端部にはビット４４を有し、この
ビット４４も図示しないピストンにより打撃されるよう
になっている。ビット４０の本体には軸方向の排気通路
４６並びに半径方向の排気通路４８が形成され、この排
気通路４８が空圧式打撃掘削装置３０の中央部に配置さ
れた排気通路５０と連通されている。この排気通路５０
は図示しないが他方のドリルビット４４に形成された排
気通路とも連通されている。排気通路５０は第２図に示
すように掘管２９に設けられた排気管２６に連通され、
地上側にエアを排出するようになっている。 一方給排水管２８はケーシング３６に設けた給排水通路
５１に接続されて途中から分岐して給排水通路５２．５
４を形成し、この給排水通路５２．５４の開口部５２Ａ
、５４Ａは図に示すようにビット４０．４４の近傍に位
置している。これによりビット４０．４４により掘削さ
れた土砂は地上に設けたサクションポンプ６６により給
排水通路５２．５４を通じて給排水管２８に送られ、地
上側に回収されるようになっている。 ビット４０．４４は第５図に示すように略扇形状に構成
され、またビット４０には突起部４０Ａが形成されると
共にビット４４にはこの突起部４４Ａが嵌入する凹部４
４Ａが形成され、これによりビット４０．４４は相互干
渉された状態で降下され、この為破砕法や不均一層の掘
削に於いてもいづれかのビットのみが下降して掘削不能
に陥るようなことはない。 更に排気管２６或いは給気管２４と給排水管２８との間
にはチェツキバルブ６０が設けられ、このチェツキパル
フロ０はエアリフト方式により排土する場合に用いられ
第２図の場合、排気管２６内が所定圧以上になると、開
口し、排気管２６内のエアの一部が給排水管２８内に送
られて、エアリフトにより給排水管２８内を土砂が吸い
込まれるようになっている。この場合排気圧力を調整す
るため、排出ライン７４にバルブ等を設けるとよい。 前記の如く構成された空圧式打撃掘削装置３０は第１図
において、ケーシングパイプ６２内に於いて配置されて
掘削される。また給排水管２８はリバースライン６４を
介してサクションポンプ６６と連結され、吸引された土
砂は分離されて循環水は再び送水バイブロ８によりケー
シングパイプ６２内に供給するようになっている。また
給気管２４はエア供給ライン７０を介してニアコンプレ
ッサー７２と連結され、圧力エアが供給されるようにな
っており、また排気管２６はエア排出ライン７４と連結
され、ピストンの作動に供したエアはエア排出ライン７
４から排出されるようになっている。以上の排土方法は
、水とともに吸い上げるウォータリバース（逆循環）方
式であるが、給排水管２８より水を孔底に送水し、掘削
スライムを孔壁と掘管の間を通って排出させる正循環方
式も可能である。さらに孔内に水が無い場合は、ブロア
ーやコンプレッサーを使ってエアによる排土方法も可能
である。 前記の如く構成された空圧式打撃掘削装置の作用は次の
通りである。先ず給気管２４から供給されたエアは給気
通路２５に送られピストン４２を上下動させ、ビット４
０．４４を打撃し、掘削する。ピストン４２を作動させ
た圧力エアは排気通路４６．４８を通って排気管５０に
送られ、この排気エアは排気管２６を通って地上側に排
気される。また掘削した土砂は給排水通路５２．５４の
開口部５２Ａ、５４Ａから吸い込まれ、吸排水管２８を
通って地上側に回収される。 第６図は本発明に係る他の実施例の構造を示す断面図、
第７図は第６図上■−■線に沿う断面図である。第６図
に示す実施例に於いて、第２図に示した実施例中と同一
の各部材若しくは類慎の部材には同一の符号を付し、そ
の説明は省略する。 第２図に示した実施例では、２本のエアハンマドリル３
２．３４が用いられていたのであるが、第６図に示す実
施例では１本のエアハンマドリル６０で構成されている
。このエアハンマドリル６０に於いても給気管２４から
送られた圧力エアはピストン６２を上下動してビット６
３に打撃を与え、打撃に供した圧力エアは、排気通路６
４．６６．６８．５０を通って排気管２６に入り、地上
側に排出される。また、給排水通路５２．５４の開口部
５２Ａ、５４Ａはビット６３の左右対称位置に形成され
た凹部６３Ａ、６３Ａに位置し、ビット６３により掘削
された土砂を排土する。 〔発明の効果〕 以上説明したように本発明に係る空圧打撃式掘削方法並
びにその装置によれば、エアハンマドリルに給排水管が
備えであるのでリバース方式によって大口径の掘削が能
率的に出来るようになり、またビットを上下動した圧力
エアをケーシング内の排気通路から回収するので、エア
ハンマドリルの打撃能率を失うことなく、また掘削部の
水頭に左右されることなく高深度の水中でも能率的な掘
削をすることができる。 ４、図面の簡単な説明 第１図は本発明に係る実施例の施工図、第２図は本発明
に係る空圧打撃式掘削装置の構造を示す断面図、第３図
は第２図上でＩＩＩ −ＩＩＩ線に沿う断面図、第４図
は第２回上でＩＶ−ＩＶ線に沿う断面図、第５図は第２
図上でＶ−Ｖ線に沿う底面同第６図は本発明に係る他の
実施例の構造を示す断面図、第７図は第６図■−■線に
沿う断面図である。 ２４・・・給気管、 ２５・・・給気通路、 ２６・・
・排気管、 ２８・・・給排水管、 ２９・・・掘管、
３０・・・空圧式打撃掘削装置、 ３２．３４・・・
エアハンマドリル、 ４０．４４・・・ビット、
５０・・・排気通路、 ５２．５４・・・排土通路。
Claims (3)
- （１）地上からの圧力エアによってピストンを作動させ
ビットに打撃振動を与えながら掘削するエアハンマドリ
ルを、ケーシングに１本或いは、複数本並列に結束する
と共に、該ケーシングは、前記エアハンマドリルに圧力
エアを供給するための給気通路と、前記エアハンマドリ
ルのピストン作動に供した排気エアの排気孔と連通して
排気エアを地上へ排出するための排気通路と、前記エア
ハンマドリルのビット近傍に開口し、該ビットで掘削し
た土砂を輸送する手段のための給排水通路と、を備えて
いることを特徴とする空圧打撃式掘削装置。 - （２）複数本のエアハンマドリルの各ビット同志は相互
に干渉し合い、軸方向の移動量を規制していることを特
徴とする特許請求の範囲第１項の空圧打撃式掘削装置。 - （３）給気通路と給排水通路又は排気通路と給排水通路
とはチェッキ弁を介して連通され、排気通路又は給気通
路内が所定圧以上になると給気通路又は排気通路内のエ
アが給排水通路に供給され、エアリフトにより排土する
ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の空圧打撃
式掘削装置。
Priority Applications (10)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60221566A JPS6282195A (ja) | 1985-10-04 | 1985-10-04 | 空圧打撃式掘削方法並びにその装置 |
| US06/911,251 US4790391A (en) | 1985-10-04 | 1986-09-24 | Air pressure impact drilling method and apparatus for same |
| GB08623005A GB2181473B (en) | 1985-10-04 | 1986-09-24 | Air pressure impact drilling apparatus |
| SE8604183A SE501282C2 (sv) | 1985-10-04 | 1986-10-02 | Tryckluftsdriven slagborranordning |
| IT67750/86A IT1195188B (it) | 1985-10-04 | 1986-10-03 | Procedimento e dispositivo in perforazione mediante energia d urto generata da aria compressa |
| FR868613832A FR2599782B1 (fr) | 1985-10-04 | 1986-10-03 | Procede et appareil de forage par percussion |
| CA000519785A CA1260922A (en) | 1985-10-04 | 1986-10-03 | Air pressure impact drilling method and apparatus for same |
| DE3633749A DE3633749C2 (de) | 1985-10-04 | 1986-10-03 | Druckluft-Schlagbohrverfahren und Druckluft-Schlagbohrvorrichtung zur Durchführung desselben |
| CN86106885A CN1009847B (zh) | 1985-10-04 | 1986-10-04 | 空气压力冲击钻孔方法和所用设备 |
| KR1019860008318A KR930006409B1 (ko) | 1985-10-04 | 1986-10-04 | 공압타격식 굴삭장치 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60221566A JPS6282195A (ja) | 1985-10-04 | 1985-10-04 | 空圧打撃式掘削方法並びにその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6282195A true JPS6282195A (ja) | 1987-04-15 |
| JPH0340197B2 JPH0340197B2 (ja) | 1991-06-18 |
Family
ID=16768737
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60221566A Granted JPS6282195A (ja) | 1985-10-04 | 1985-10-04 | 空圧打撃式掘削方法並びにその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6282195A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63312497A (ja) * | 1987-06-15 | 1988-12-20 | 鉱研工業株式会社 | エア−リバ−ス形ダウンザホ−ルドリル |
| JP2015090038A (ja) * | 2013-11-06 | 2015-05-11 | システム計測株式会社 | 排泥装置 |
| CN107246241A (zh) * | 2017-08-15 | 2017-10-13 | 贵州航天天马机电科技有限公司 | 一种冻土冲击钻具 |
| JP2019124009A (ja) * | 2018-01-12 | 2019-07-25 | 大智株式会社 | 掘削装置、回転式掘削機、掘削方法および掘削ビット |
-
1985
- 1985-10-04 JP JP60221566A patent/JPS6282195A/ja active Granted
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63312497A (ja) * | 1987-06-15 | 1988-12-20 | 鉱研工業株式会社 | エア−リバ−ス形ダウンザホ−ルドリル |
| JP2015090038A (ja) * | 2013-11-06 | 2015-05-11 | システム計測株式会社 | 排泥装置 |
| CN107246241A (zh) * | 2017-08-15 | 2017-10-13 | 贵州航天天马机电科技有限公司 | 一种冻土冲击钻具 |
| JP2019124009A (ja) * | 2018-01-12 | 2019-07-25 | 大智株式会社 | 掘削装置、回転式掘削機、掘削方法および掘削ビット |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0340197B2 (ja) | 1991-06-18 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR930006409B1 (ko) | 공압타격식 굴삭장치 | |
| US6439322B2 (en) | Downhole hammer-type core barrel and method of using same | |
| JP2021165468A (ja) | 鋼管杭の施工方法 | |
| JPS6282195A (ja) | 空圧打撃式掘削方法並びにその装置 | |
| KR100419973B1 (ko) | 무분진 지반굴착방법 및 장치 | |
| JPH1162453A (ja) | ダウンザホールドリルを効果的に使用するシステム | |
| JPH0434231Y2 (ja) | ||
| KR970027642A (ko) | 멀티해머오가머신과 싱글해머오가머신을 복합한 지반굴착 방법과 그 장치 | |
| JP2001173355A (ja) | リトラクトビットのバックブロー装置 | |
| JPS63167889A (ja) | マルチエアハンマ装置 | |
| JP2005220609A (ja) | 掘削具、掘削装置、粉塵吸引手段、斜坑穴掘削装置、立坑掘削システム | |
| JPH0428957Y2 (ja) | ||
| EP0990765B1 (en) | Percussive core barrel | |
| JPS62206188A (ja) | 湿式空圧打撃掘削装置 | |
| JP2003253982A (ja) | 環状掘削装置 | |
| KR20130027763A (ko) | 에어 순환용 해머비트 구조 | |
| JPH0455111Y2 (ja) | ||
| JPS62185995A (ja) | 湿式空圧打撃掘削装置 | |
| JP2007170087A (ja) | 掘削装置 | |
| JPH0524314B2 (ja) | ||
| JPH0434230Y2 (ja) | ||
| JPS62174491A (ja) | 空圧打撃式掘削装置 | |
| KR960008594Y1 (ko) | 굴착기용 해머(Hammer) | |
| KR20030092241A (ko) | 스크류함마를 이용한 파일 시공장치 | |
| KR200204677Y1 (ko) | 굴착기의 해머비트 보호장치 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |