JP2007170087A - 掘削装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドリルヘッドがケーシングの底部に配置され、地上部の高さが低く、ビットに打撃力と回転力と給進力が与えられて、効率よく掘削を行なう掘削装置を提供する。
【解決手段】本発明による掘削装置は、掘削孔の底部に位置する先頭ケーシング内に、センターバレルの一端に装着される掘削ビットと、センターバレルの他端に装着されたサブに組み込まれるハンマーと、サブに連結され、ハンマーにピストンによる打撃力を与えるパーカッションシリンダと、パーカッションシリンダの上部に連結されるスイベルと、スイベルの上部に連結され、掘削ビットを回転させるモータと、このモータの上部に連結され、先頭ケーシングの内周に設けられた凹部に係合するグリッパとが設けられるとともに、地上側に位置するケーシングに、ケーシングを支える挟持装置と、給進装置とが設けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、リーダーの高さが低いロータリーパーカッションドリルタイプの掘削装置に関する。
一般のロータリーパーカッションドリルを図7に示す。図7に示すように、ロータリーパーカッションドリル50は、クローラ40の前方に立設されたリーダー35に油圧モータとチェーン駆動による給進装置30が設けられ、この給進装置30によって上下に駆動されるスライドテーブル31と、このスライドテーブル31に搭載された回転装置32及び打撃装置33で構成されるドリルヘッド36が取り付けられる。そして給進装置30による給進力と、回転装置32による回転力と、打撃装置33による打撃力は、ロッド37を介して先端の掘削ビット38に伝えられ掘削を行なう。このように3つの力が与えられるので、ロータリーパーカッションドリルは、掘削速度が速い。ロータリーパーカッションドリルの掘削孔の径は、中空のロッド37の一端に打撃を加え、ロッド37の他端に打撃力を伝えることから、通常200mm程度迄である。また、ロッド37をインナーロッドとアウターロッドの2重管で構成し、インナーロッドに高圧水を供給し、インナーロッドとアウターロッドの間を通して地上側に噴出させ、ビットによって粉砕された土砂(スライム)を回収する。このように、ロータリーパーカッションドリルは、ドリルヘッドの駆動とスライム排出のための流体ラインが分離されているから、地盤状況に合わせて自在に打撃力を制御しつつ、安定してスライムを排除できる。
しかしながら、ロータリーパーカッションドリル50の寸法は、一例をあげるなら、リーダー35の地上面からの高さが3300mmである。ドリルヘッド36の縦の長さは約1000mmである。ドリルヘッド36をリーダー35の上端に上昇させたとき、その下側には約2000mmの長さが確保される。従って、継ぎ足される延長ロッドの長さは、カップリング部分等も考慮して、例えば1500mmなどとされる。延長ロッドを1000mmとすると、リーダー35の高さを2800mmにでき、延長ロッドを2000mmとすると、リーダー35の高さは3800mmになる。
ロータリーパーカッションドリルにおいては、高架橋の下など空頭制限のある場所でも使用できる高さの低いタイプが望まれている。高さを低くするため延長ロッドの長さを1000mmより、さらに短くしてリーダー35の高さを低くすることができる。しかし、延長ロッドの継ぎ足しが頻繁になる。そこで、ドリルヘッド36を掘削孔に進行させて、高さを低くすることが考えられる。
一方、ダウンザホールドリル(エアーハンマー)は、ドリルパイプの先端(孔底側)に送った圧縮空気によりピストンを往復運動させ、先端の掘削ビットを打撃する装置として知られる。打撃機構が掘削ビットの直上にあるため、打撃エネルギーの減衰が少なく、ロータリーパーカッションドリルのようなドリルロッドの最上端に打撃装置を設けるトップハンマー方式に比べ、より硬質な岩盤の掘削に適している。
ダウンザホールドリル(エアーハンマー)自体には、回転力を発生する機構はなく、専ら地上部に置かれたボーリングマシン等に依存し、回転力はドリルパイプによって伝達される。また、上昇下降に必要な推進力もボーリングマシン等に依存している。ダウンザホールドリル(エアーハンマー)は、ストロークのあるピストンを備えた打撃機構部が孔底部にあるため、地上部は先に説明した回転力と給進力を発生させるボーリングマシン等でよく、ロータリーパーカッションドリルに比べ、地上部の機構部の高さは低いものにできる。
しかし、ダウンザホールドリル(エアーハンマー)は、それを駆動するのに必要な圧縮空気を利用してスライムを孔外に排出する。従って、地盤がやわらかくピストンによる打撃力を減じる必要のある場合や打撃力を必要としない場合に、圧縮空気の量と圧力を抑制すると、スライムの排除が困難となり、事実上掘削が困難となる。
特開2001−173355号公報
本発明の目的は、ドリルヘッドをケーシングの底部に設け、地上部の高さが低く、掘削ビットに打撃力と回転力と給進力を与えて効率よく掘り進むことのできる掘削装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による掘削装置は、掘削孔の底部に位置する先頭ケーシング内に、センターバレルの一端に装着される掘削ビットと、前記センターバレルの他端に装着されたサブに組み込まれるハンマーと、前記サブに連結され、前記ハンマーにピストンによる打撃力を与えるパーカッションシリンダと、前記パーカッションシリンダの上部に連結されるスイベルと、前記スイベルの上部に連結され、前記掘削ビットを回転させるモータと、前記モータの上部に連結され、前記先頭ケーシングの内周に設けられた凹部に係合するグリッパとが設けられるとともに、地上側に位置するケーシングに、前記ケーシングを支える挟持装置と、給進装置とが設けられたことを特徴とする。
前記ケーシングに搬送水が投入され、前記センターバレルに形成された前記ケーシングとの間の隙間から前記掘削孔の底部に供給されるとともに、粉砕された土砂を含む前記搬送水が、真空ポンプによって、前記掘削ビットに形成された吸込孔から前記センターバレルと前記ハンマーと前記パーカッションシリンダと前記スイベルを貫通するように形成された中央孔及び地上に至る排水管を経由して吸い上げられることが好ましい。
前記凹部は、深さが次第に深くなる傾斜部と、前記傾斜部に続いて設けられ、前記グリッパの一端を係止し、前記グリッパの回転を止める段差部とを備えることが好ましい。
本発明による請求項1の掘削装置によれば、打撃装置と回転装置からなるドリルヘッドを先頭ケーシング(外管ともいう)の内部に収納したので、ドリルヘッドに相当する長さ(その寸法にもよるが約500〜1000mm)分だけリーダーの高さを低くすることができる。例えば、現状が2800mmの高さのロータリーパーカッションドリルは、延長ケーシングが1000mmとして、1800〜2300mmの高さにできる。また、掘削ビットのすぐ上に掘削ビットを駆動するドリルヘッドがあるから、長いロッドを介して打撃力と回転力を伝達するのに比較して、エネルギーの伝達ロスが少なく大きな掘削孔を掘ることができる。ケーシング内周に設けられた凹部をグリッパで押してドリルヘッドを支えるようにしたので、ケーシングがなく掘削孔の側壁である地盤を直接押して支えるのに比較して安定である。
本発明の請求項2によれば、搬送水は、ケーシング内を通すので、清水を使用できる。ボーリング掘削でよく使用されるベントナイトを混ぜた泥水を使用しなくても済む。また、搬送水がセンターバレルに形成された隙間から掘削孔の底部に供給され、粉砕された土砂を含む前記搬送水が、真空ポンプによって、掘削ビットに形成された吸込孔からセンターバレルとハンマーとパーカッションシリンダとスイベルを貫通するように形成された中央孔を経由して地上に至る排水管から吸い上げられるので効率がよい。
本発明による請求項3によれば、凹部の底部に、傾斜部と段差部を設けたので、回転する掘削ビットが地盤を掘削する際に受ける反力(掘削ビットが回転する方向とは逆の方向に働く力)を受けても、グリッパが確実にケーシングの内壁をつかみ、スイベルを含めた上部のケーブル類が回転しないようにできる。
以下、図面を参照して、本発明による掘削装置について説明する。
図1は、本発明による掘削装置のケーシングの先端部分を示す断面図である。掘削装置100は、掘削ビットとして拡径と縮径ができるリトラクトビット1を使用している。リトラクトビット1には、打撃と回転と給進が与えられて掘削を行なう。ここで給進力は、地上側に設けられた給進装置30で与えられ、先頭ケーシング25に伝えられ、グリッパ17とその下の機構部を介して、リトラクトビット1に伝達されるようになっている。
リトラクトビット1の打撃力は、パーカッションシリンダ8のピストン9が上下に動くことによって作り出される。ピストン9がハンマー6を打つと、打撃力がセンターバレル2を介してリトラクトビット1に伝えられる。ピストン9を上下に動かすため、油圧のピストン駆動用パイプ27a、27bが設けられる。ピストン駆動用パイプ27a、27bは、パーカッションシリンダ8のピストン9が仕切る2つの部屋にそれぞれ接続され、圧力のかかった油が一方の部屋に送られ、他方の部屋からは油が回収されることによって、ピストン9が上方または下方に動く。ピストン駆動用パイプ27a、27bはスイベル10を介してパーカッションシリンダ8に接続される。スイベル10は継ぎ手の1種で、静止したパイプ側から駆動用の油を、回転するパーカッションシリンダ8に送ることができる。
リトラクトビット1の回転は、モータ13のロータの回転により作り出される。この回転が減速機12で減速された後、パーカッションシリンダ8及びセンターバレル2に伝えられ、パーカッションシリンダ8及びセンターバレル2が回転することにより、リトラクトビット1が回転する。モータ13を回すため、油圧のモータ駆動用パイプ28a、28bがモータ13に接続される。
モータ13の枠体上部にはグリッパ17が連結される。グリッパ17は先頭ケーシング25の内周に形成された凹部15にはめ込まれ、先頭ケーシング25の側壁を押す。これにより、給進力を掘削ビットに伝え、地盤を掘削する時の回転と打撃の反力を受けることができる。なお、グリッパ17のシリンダを駆動するため、油圧のグリッパ駆動用パイプ29a、29bが接続される。
凹部15は、先頭ケーシング25の内側にリング状に形成される。グリッパ17が、凹部15の側壁を押した状態では、凹部15の上下の縁にグリッパ17が当接して、給進力をリトラクトビット1に伝達する。また、掘削ビットが地盤を打撃した時の地盤の反力を受け止めることができる。また、リトラクトビット1の回転により地盤を掘削した時の、地盤の反力も受け止めることができる。
地上側から投入されたスライム搬送用の清水は、先頭ケーシング25の底部に達して、センターバレル2と先頭ケーシング25との隙間39a及びリトラクトビット1と先頭ケーシング25との隙間39bから掘削孔の底部に供給される。リトラクトビット1によって粉砕された土砂を含む搬送水は、リトラクトビット1の吸込孔18から、センターバレル2とハンマー6とパーカッションシリンダ8とスイベル10を貫通する中央孔23を経由して排水管14に導かれる。地上側の排水管14の出口には真空ポンプ(図示せず)が設けられ、スライムを含む搬送水が吸い上げられる。濾過器でスライムが分離された清水は、再びケーシングに投入され循環される。このような循環はリバースサーキュレーションと呼ばれる。真空ポンプは、羽根車を有する主ポンプに真空ポンプが組み合わされたポンプで、泥水、土砂を吸い上げるリバースサーキュレーションに適したポンプである。なお、ケーシングを使用するから、ほとんどの地層条件で搬送水にベントナイト泥水など掘削孔の側壁安定液を使用する必要がないので、その廃棄コストが削減できる。
センターバレルの上側は、ビットサブ3とドライブサブ4がスプリットリング5を介して連結され、さらにハンマーサブ7とパーカッションシリンダ8が連結される。特にハンマーサブ7は、ハンマー6を囲む構造としたので、ハンマー6とピストン9の接触部に、搬送水や油が浸入することがないようにしている。
図2は、図1のA側から見たリトラクトビットの正面図である。図2(a)はリトラクトビットが縮径した場合の正面図である。図2(b)はリトラクトビットが拡径した場合の正面図である。図2に示すように、リトラクトビット1は、3つの分割体からなるものを使用した。各分割体には吸込孔18が設けられる。そのため、センターバレル2の中央孔23は、3つの分岐孔23a、23b、23cが形成される(図1参照)。図2に示すように、リトラクトビット1は、時計回りで縮径され、反時計回りで拡径される。リトラクトビット1を時計回りに回転させ、先頭ケーシング25の内径より小さくし、グリッパ17をシリンダの底壁22aから離すことにより、先頭ケーシング25内のドリルヘッド機構全体をアイプレート16に掛けたワイヤで地上側に引き抜いたり、地上側から降ろしたりできる。なお、モータ13は、リトラクトビット1に対応して、正回転と逆回転が可能なものが使用される。
図3は、図1の凹部のB−B断面図でA側から見た図である。凹部15の底部は、一定の深さではなく、深さが次第に深くなる傾斜部42を設けている。また、傾斜部42の深さが一番深い部分に段差部43を設けている。傾斜部42と段差部43を円周方向に沿って3組を設けている。段差部43は、図2(b)のリトラクトビット1の掘削時の回転方向とは逆の方向にグリッパ17が回転することを防止できる。すなわち、リトラクトビット1が地盤から掘削の反力を受けても、グリッパ17でスイベル10を含む上部の機構が回転しないように支えている。
凹部15とグリッパ17との係合は、原則として掘削前に地上部で行なわれる。何らかの理由で掘削途中に、この係合の解除と再結合が必要になった場合、一度地上部に引き上げて、所定の位置(深さ)になるように、吊り上げワイヤの繰り出し量を計測して、ドリルヘッドを含む機構部をケーシング内に降ろす。そして、グリッパを半開きの状態として、モータ13を低出力で間欠的に、掘削ビットの掘削時の回転方向と同じ方向に回転させる。グリッパ17は、回転方向とは逆の方向にホース束をわずかにねじりながら段差部43にかかる。これによりドリルヘッドを含む機構部が停止する。この状態を確認して、モータ13が発生させる回転力に抗するため、グリッパ17を完全に開いた状態とする。以上から、モータ13、グリッパ17は、作動力を制御できるものが好ましい。また、凹部15の軸方向の長さは、グリッパ17の押圧部の長さよりやや長くして、係合を容易にすることが好ましい。この場合、吊り上げワイヤの伸びやたわみがあっても再セットが容易となる。
図4は、本発明による掘削装置にリングビットを使用した場合のケーシングの先端部分を示す断面図である。リングビット20は、先頭ケーシング25の先端の開口部に設けられた口金21に回動可能に取り付けられる。リングビット20にセンターバレル2のスプライン19が嵌め込まれる。従って、地上側から、センターバレル2を含む機構部を引き上げ、また引き下ろすことができるが、リングビット20はケーシングと一体で、ドリルヘッドの機構部と一緒の上げ下げはできない。ケーシングを掘削孔に残す場合は、リングビット20も地中に残ることになる。リングビット20は、打撃と回転と給進が与えられて掘削を行なう。ここで給進力は地上側に設けられた給進装置30で与えられ、先頭ケーシング25に伝えられ、グリッパ17を介して、リングビット20に伝達される。
図5は、図4のC−C断面図である。センターバレル2の連結軸41の外周には、上下方向に延びた歯と溝からなるスプライン19が設けられる。リングビット20は、スプライン19に噛合され取り付けられる。リングビット20の吸込孔18は分岐孔23a、23bに通じる。センターバレル2の外周に形成された3つの平坦面は、先頭ケーシング25と間に隙間39aを形成する。なお、分岐孔23a、23bは、その上部でセンターバレル2の中央孔23に合流する。
図4において、地上側から投入されたスライム搬送用の清水は、先頭ケーシング25の底部に達して、センターバレル2と先頭ケーシング25との隙間39a及びリングビット20と先頭ケーシング25との隙間39bから掘削孔の底部に供給される。リングビット20によって粉砕された土砂を含む搬送水は、リングビット20の吸込孔18から、センターバレル2とハンマー6とパーカッションシリンダ8とスイベル10を貫通する中央孔23を経由して排水管14に導かれる。地上側の排水管14の出口には真空ポンプが設けられ、スライムを含む搬送水が吸い上げられる。その他の機構は、図1の説明に同じである。
図6は、掘削装置の全体構成図である。掘削装置100は、クローラ40の前方に立設されたリーダー35に油圧モータとチェーン駆動による給進装置30が設けられ、この給進装置30によって上下に駆動されるスライドテーブル31と、このスライドテーブル31に搭載された挟持装置34が取り付けられる。先頭ケーシング25に、ドリルヘッド機構全体が収納される。先頭ケーシング25による掘削が進むと、先頭ケーシング25に延長ケーシング26がカップリング部24で継ぎ足される。カップリング部24は、溶接やネジによる連結などがある。ケーシングにはロータリーパーカッションのロッドのような回転が加わらないので、その分、カップリング部を簡単にできる。
挟持装置34は、グリッパ17によって先頭ケーシング25に伝達された掘削ビットの打撃の反力や掘削ビットの回転の反力を抑えるように機能する。給進装置30は、リトラクトビット1やリングビット20等の掘削ビットに、ケーシング及びグリッパ17を介して給進力を与える。給進装置30のモータを逆転させることにより、スライドテーブル31を上方に動かし、先頭ケーシング25及び延長ケーシング26を地中から引き抜くこともできる。先頭ケーシング25と延長ケーシング26を地中に残して、ドリルヘッドを含む機構部を回収してもよい。
図6に示すように、延長ケーシング26の頂部から内部に、排水管14、ピストン駆動用パイプ27a、27b、モータ駆動用パイプ28a、28b、グリッパ駆動用パイプ29a、29b等が挿入される。また、給水管11により清水が供給される。延長ケーシング26が追加される場合、これらの給排水管や駆動用パイプの延長部材が用意されて、延長ケーシング26の内部に通しておき、クイックジョイントなどによる接続が行なわれることになる。なお、ジョイントによる接続を行なわず、あらかじめ掘削孔の深さに対応した長さの排水管や駆動用パイプを使用し、リトラクトビットを含むドリルヘッドの機構部を一度地上側に引き上げ、延長ケーシング26を連結し、ドリルヘッドを含む機構部を再び延長ケーシング26の上部から挿入し、先頭ケーシング25の底部にセットしてもよい。
本発明による掘削装置は、空頭制限のある場所での掘削、軟質地盤の掘削、掘削孔の孔径が大きい掘削、工事期間の短い掘削などに好適である。
本発明による掘削装置の先端部分の断面図である。(実施例1) 図1のA側から見たリトラクトビットの正面図である。(a)はリトラクトビットが縮径した場合の正面図である。(b)はリトラクトビットが拡径した場合の正面図である。 図1の凹部のB−B断面図で、A側から見た図である。 本発明による掘削装置の掘削ビットに、リングビットを使用した場合のケーシングの先端部分を示す断面図である。 図4のC−C断面図である。 本発明による掘削装置の全体構成図である。 従来のロータリーパーカッションドリルの構成図である。
符号の説明
1 リトラクトビット
2 センターバレル
3 ビットサブ
4 ドライブサブ
5 スプリットリング
6 ハンマー
7 ハンマーサブ
8 パーカッションシリンダ
9 ピストン
10 スイベル
11 給水管
12 減速機
13 モータ
14 排水管
15 凹部
16 アイプレート
17 グリッパ
18 吸込孔
19 スプライン
20 リングビット
21 口金
23 中央孔
23a、23b 中央孔の分岐孔
24 カップリング部
25 先頭ケーシング
26 延長ケーシング
27a、27b ピストン駆動用パイプ
28a、28b モータ駆動用パイプ
29a、29b グリッパ駆動用パイプ
30 給進装置
31 スライドテーブル
32 回転装置
33 打撃装置
34 挟持装置
35 リーダー
36 ドリルヘッド
37 ロッド
38 掘削ビット
39a、39b 隙間
40 クローラ
41 連結軸
42 傾斜部
43 段差部
50 ロータリーパーカッションドリル
100 掘削装置

Claims (3)

  1. 掘削孔の底部に位置する先頭ケーシング内に、
    センターバレルの一端に装着される掘削ビットと、
    前記センターバレルの他端に装着されたサブに組み込まれるハンマーと、
    前記サブに連結され、前記ハンマーにピストンによる打撃力を与えるパーカッションシリンダと、
    前記パーカッションシリンダの上部に連結されるスイベルと、
    前記スイベルの上部に連結され、前記掘削ビットを回転させるモータと、
    前記モータの上部に連結され、前記先頭ケーシングの内周に設けられた凹部に係合するグリッパとが設けられるとともに、
    地上側に位置するケーシングに、前記ケーシングを支える挟持装置と、給進装置とが設けられたことを特徴とする掘削装置。
  2. 前記ケーシングに搬送水が投入され、前記センターバレルに形成された前記ケーシングとの間の隙間から前記掘削孔の底部に供給されるとともに、粉砕された土砂を含む前記搬送水が、真空ポンプによって、前記掘削ビットに形成された吸込孔から前記センターバレルと前記ハンマーと前記パーカッションシリンダと前記スイベルを貫通するように形成された中央孔及び地上に至る排水管を経由して吸い上げられることを特徴とする請求項1の掘削装置。
  3. 前記凹部は、深さが次第に深くなる傾斜部と、前記傾斜部に続いて設けられ、前記グリッパの一端を係止し、前記グリッパの回転を止める段差部とを備えることを特徴とする請求項1に記載の掘削装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2017126247A1 (ja) 2016-01-20 2017-07-27 三菱マテリアル株式会社 掘削工具および掘削工法
JP2018204256A (ja) * 2017-06-01 2018-12-27 大成建設株式会社 削孔装置と削孔方法
JP7260219B1 (ja) * 2023-01-18 2023-04-18 株式会社エステック 掘削機

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