JPS628202B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS628202B2
JPS628202B2 JP58010508A JP1050883A JPS628202B2 JP S628202 B2 JPS628202 B2 JP S628202B2 JP 58010508 A JP58010508 A JP 58010508A JP 1050883 A JP1050883 A JP 1050883A JP S628202 B2 JPS628202 B2 JP S628202B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
salt particles
relative humidity
atmosphere
filter medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP58010508A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59136116A (ja
Inventor
Kinichiro Asami
Moritoshi Kurita
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Plant Technologies Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Plant Technologies Ltd filed Critical Hitachi Plant Technologies Ltd
Priority to JP58010508A priority Critical patent/JPS59136116A/ja
Publication of JPS59136116A publication Critical patent/JPS59136116A/ja
Publication of JPS628202B2 publication Critical patent/JPS628202B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drying Of Gases (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、大気中の空気を取り入れて、空気調
和を行なう際の浮遊塩粒子の除去装置に関する。
〔発明の背景〕
従来の空調機は、エアウオツシヤと呼ばれる噴
霧水の中に取り入れた大気を通過させて、浮遊塩
粒子を捕捉し、除去する方法が多くとられる。し
かし、この方法では圧力損失は小さいものの、通
過空気量に対して噴霧水をいかに多くしても0.3
μm以上の粒子に対してせいぜい90%程度しか除
去することができず、半導体工場、精密機械工
場、薬品工場などでは、さらに除去効率の高い濾
過装置が求められている。
この種の濾過装置の捕集性能は近年、めざまし
い技術開発により、年々、高性能、低圧損の方向
にあり、HEPAフイルタなどを使用した場合に
は、圧力損失は20mmHg〜40mmHg程度あるもの
の、除去効果は0.3μmの粒子に対して99.97%以
上と極めて高いことが判つている。
しかしこれらのフイルタも粒子状の物質に対し
ては、高い捕集性能を示すにもかかわらず、液体
に対しては100%透過するという性質を示す。従
つて、大気中に浮遊している塩粒子が結晶または
固体の形で濾材に流入する場合には、充分に高い
捕集効率で捕捉されるが、大気の温湿度状態によ
り高湿度となると、潮解現象により塩粒子が液状
になり、どんな高性能な濾材でも気流に沿つて濾
材中にしみ込み、2次側に流出し、流出した水溶
液は乾燥空気の流入時に再び結晶となつて飛散す
る危険を常にはらんでいるという問題がある。
〔発明の目的〕
本発明はこのような事情に鑑みて成されたもの
で、浮遊塩粒子を除去する濾材部における捕捉塩
粒子の潮解を防止し、正常な濾材の効果を発揮さ
せるような大気中の浮遊塩粒子の除去方法並びに
その装置を提供することを目的とする。
〔発明の概要〕
本発明に係る大気中の浮遊塩粒子の除去方法並
びにその装置は、前記目的を達成するために、空
調エリアに供給される空気の浮遊塩粒子を除去す
る際に該空気の相対湿度を60%以下にすることを
特徴としている。
〔実施例〕
先ず、本発明に係る大気中の浮遊塩粒子の除去
方法並びにその装置での塩粒子の潮解現象を確認
するため、濾材として使用するHEPAフイルタに
塩粒子を付着させ、相対湿度60%、65%、70%、
75%、80%で、風速0m/s及び2m/sの空気
を1時間流し、顕微鏡で残存している塩結晶の最
小粒子径を測定した。結果を第1図に示す。風速
0m/sの条件下では相対湿度65%で塩粒子は潮
解しなかつたが、風速2m/sで10μm以下の微
細粒子は潮解している。しかし、相対湿度を60%
にすると、1μm以下の粒子も残存することが判
つた。
さらに、この点を明確にするため、600×600mm
の前面面積をもつHEPAフイルタユニツトに0.3
〜1.0μmの塩粒子を約10g捕捉堆積させた後、
種々の相対湿度の空気を送気し、2次側に流出し
た再飛散塩粒子を測定した。結果の一例を第2図
に示す。第2図に示すように相対湿度が約60%を
越えると、2次側の塩分濃度が急激に上昇するこ
とが判る。従つて、相対湿度60%が潮解現象の閾
値であり、この値以下の空気状態に流入空気を維
持すれば、濾材は充分に捕捉効果を発揮し続け
る。この結果に基づいて、本発明は濾材に流入す
る空気が常に相対湿度で60%を越えないように構
成したものである。
第3図は本考案に係る浮遊塩粒子除去装置の説
明図である。第3図に示すように外気中から導入
される被処理空気1は、外気導入ダクト2を通つ
て、調和器3に導入される。調和器3に導入され
た被処理空気1はルーバ4、濾材5(HEPAフイ
ルタ)を通り、冷却コイル6、加湿ノズル7及び
再熱器8を通り、送風器9によつて空調空気とし
てクリーンルーム10の天井に設けられたフイル
タユニツト11に送風される。空調空気はフイル
タユニツト11を通つて清浄な空気としてクリー
ンルーム10内に送られ、クリーンルーム10内
は空調エリアとして形成される。クリーンルーム
10の空気はグレーチング床12を通過し、還流
用フアン13によつて一部は循環ダクト14に送
られ残りは還流ダクト15に送られる。還流ダク
ト15は混合調節弁16を介して調和器3と連結
され、空調エリアとしてのクリーンルーム10か
らの還流空気は還流ダクト15を通つて被処理空
気1と濾材5の上流の調和器3内で混合される。
空調エリアからの還流空気は一般に温度23±1
℃、湿度35±5%程度である。従つて、環流ダク
ト15と混合調節弁16とは、被処理空気との混
合器として役割を果たし、外気からの被処理空気
を減湿させている。尚、還流ダクト15には途中
に分岐した排気ダクト17が設けられ一部大気外
に排出される。
空気調和器3内の濾材5の上流には湿度検出器
20が設けられ湿度検出器20は相対湿度を検出
する。検出器20によつて検出された検出信号は
調節器21に送られ、調節器21はこの出力信号
を基にして混合調節弁16を制御し、被処理空気
1と還流空気とを混合調節をしている。
前記の如く構成された本発明に係る浮遊塩粒子
除去装置によれば、濾材5の上流部に設けた湿度
検出器20の検出信号によつて、調節器21を介
し還流空気の混合調節弁16を制御する。処理外
気の相対湿度が60%以下のときは還流空気量を減
らし、60%を越えるときには還流空気を増加させ
る。このように空調エリアの低湿度の還流空気を
還流して、大気中の被処理空気と混合させる混合
器を除去処理装置の減湿器として機能させ、濾材
5表面に捕捉された塩粒子を潮解させずに結晶の
まま保持し、濾材5本来の捕集効率を100%発揮
させることができる。しかも空調エリアからの還
流空気を利用することにより、極めて少ないエネ
ルギーによつて大気中から導入した被処理空気の
相対湿度を確実に低下せしめることができる。
第4図は、本発明に係る第2実施例の要部を示
す空気調和器の説明図である。第4図に示すよう
に空気調和器3内の濾材5の上流には還流ダクト
の換わりに補助減湿器として加熱器18が設けら
れ、被処理空気は加熱器18によつて減湿され
る。濾材5の上流には湿度検出器20が第1実施
例と同様に設けられ湿度検出器20は相対湿度を
検出するようになつている。検出器20によつて
検出された検出信号は調節器21に送られ、調節
器21はこの出力信号を基にして加熱器18の調
節弁22を制御して加熱容量を調節している。
前記の如く調節された実施例によれば、梅雨時
等に於いて被処理空気に減湿が必要な場合には、
加熱器18を作動させ、制御弁22を開いて被処
理空気と還流空気との混合空気を一定レベル加熱
して相対湿度を60%以下に下げても良い。尚、加
熱器18の代わりにシリカゲルのような乾燥剤を
含む減湿器を設置しても良い。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明に係る大気中の浮遊
塩粒子の除去方法並びにその装置によれば、空調
エリアに供給される空気の相対湿度が60%以下に
したので、濾材によつて確実に浮遊塩粒子を捕捉
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は塩粒子が潮解するときの相対湿度との
示す関係線図、第2図は濾材に流入する空気の相
対湿度と流出塩濃度との関係線図、第3図は本発
明の大気中の浮遊塩分除去方法並びにその装置説
明図、第4図は第2実施例を示した要部説明図で
ある。 1……被処理空気、2……外気導入ダクト、3
……空気調和器、5……濾材、10……クリーン
ルーム、15……還流ダクト、16……混合調節
弁、20……湿度検出器、21……調節器、22
……制御弁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 空調エリアに供給される空気の浮遊塩分を除
    去する際に該空気の相対湿度を60%以下にするこ
    とを特徴とする大気中の浮遊塩粒子の除去方法。 2 空調エリアに供給される空気の浮遊塩分を、
    空気調和機の前方に設けられた濾材により除去す
    る大気中の浮遊塩分除去装置に於いて、前記濾材
    の直前若しくは直後に配設される湿度検出器と、
    前記空調エリアから濾材の上流部に連通され、前
    記湿度検出器の信号に基づいて前記空気の相対湿
    度が60%以下になるように空調エリアからの空気
    を混合調整する還流ダクトと、を設たことを特徴
    とする大気中の浮遊塩粒子の除去装置。
JP58010508A 1983-01-27 1983-01-27 大気中の浮遊塩粒子の除去方法並びにその装置 Granted JPS59136116A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58010508A JPS59136116A (ja) 1983-01-27 1983-01-27 大気中の浮遊塩粒子の除去方法並びにその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58010508A JPS59136116A (ja) 1983-01-27 1983-01-27 大気中の浮遊塩粒子の除去方法並びにその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59136116A JPS59136116A (ja) 1984-08-04
JPS628202B2 true JPS628202B2 (ja) 1987-02-21

Family

ID=11752152

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58010508A Granted JPS59136116A (ja) 1983-01-27 1983-01-27 大気中の浮遊塩粒子の除去方法並びにその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59136116A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61101223A (ja) * 1984-10-24 1986-05-20 Shinryo Air Conditioning Co Ltd 気中海塩粒子の除去方法
JPH059058Y2 (ja) * 1985-03-27 1993-03-05
SG11202001983UA (en) 2017-09-19 2020-04-29 Daikin Ind Ltd Gas supply device, interior air adjustment device, and container refrigeration device

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59136116A (ja) 1984-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5890367A (en) Air conditioning system for semiconductor clean room including a chemical filter downstream of a humidifier
EP4023949B1 (en) Switchable filtration system
JPH09511053A (ja) 空気の質・温度制御セントラルコンディショナおよびマルチゾーン空調
TW392057B (en) Clean room
JPS628202B2 (ja)
JP3007503B2 (ja) 給気付塗装ブース
JP2001280657A (ja) 空調機
JP2002267206A (ja) 空気浄化空調方法及び空気浄化空調装置
IE42269B1 (en) Improvements in or relating to air-cleaning and ventilating devices
JPS6124933A (ja) 空気調和システム
JPH04113141A (ja) クリーンルーム
JP2593579B2 (ja) エアフィルタ兼加湿メディア
CN208664905U (zh) 一种用于密闭运输畜禽车厢的空气过滤系统
JPS60183024A (ja) 塵埃および塩分除去装置
JP4435898B2 (ja) 空気浄化空調装置及び空気浄化空調方法
JPH0148458B2 (ja)
JPS63150540A (ja) 海塩除去システム付空気調和機
US2994405A (en) Air purifier
JP3290921B2 (ja) 空気調質方法およびその装置
JPH035803Y2 (ja)
JP3717236B2 (ja) オゾン・プラズマ脱臭装置
JPS6149948A (ja) 空気清浄装置
JPH0219759Y2 (ja)
JPH08304592A (ja) 非常用ガス処理装置
JPH042920B2 (ja)