JPS628196B2 - - Google Patents
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- JPS628196B2 JPS628196B2 JP54090299A JP9029979A JPS628196B2 JP S628196 B2 JPS628196 B2 JP S628196B2 JP 54090299 A JP54090299 A JP 54090299A JP 9029979 A JP9029979 A JP 9029979A JP S628196 B2 JPS628196 B2 JP S628196B2
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- cloth feed
- control data
- presser foot
- sewing
- feed control
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- 239000004744 fabric Substances 0.000 claims description 61
- 238000009958 sewing Methods 0.000 claims description 34
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000035515 penetration Effects 0.000 description 5
- 238000002789 length control Methods 0.000 description 4
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000012925 reference material Substances 0.000 description 1
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- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は布と針との間の相対位置を変化させ、
縫目により模様を形成する模様形成装置を電子制
御させるいわゆる電子制御ミシンに関するもので
あり、その目的とするところはボタンホール縫の
全長を指定することによつて、その指定の長さの
ボタンホールを定められた布送りピツチで形成し
て、それが完了するとミシンを自動的に停止させ
る装置を提供しようとするものである。
縫目により模様を形成する模様形成装置を電子制
御させるいわゆる電子制御ミシンに関するもので
あり、その目的とするところはボタンホール縫の
全長を指定することによつて、その指定の長さの
ボタンホールを定められた布送りピツチで形成し
て、それが完了するとミシンを自動的に停止させ
る装置を提供しようとするものである。
電子制御ミシンにおいては、ボタンホール縫を
指定の縫目数で形成してそれが終了すると停止さ
せることは可能であるが、指定の大きさのボタン
ホール縫を定められた布送りピツチで正確に形成
することは従来技術ではなし得ない。そして一度
指定の大きさのボタンホール縫の縫目数をまとめ
て演算設定して、同一の大きさのボタンホールを
形成するために設定した縫目数で縫つたとしても
布の厚さや布の種類などの相異によつては同一の
大きさのボタンホールが出来るとは限らない。
指定の縫目数で形成してそれが終了すると停止さ
せることは可能であるが、指定の大きさのボタン
ホール縫を定められた布送りピツチで正確に形成
することは従来技術ではなし得ない。そして一度
指定の大きさのボタンホール縫の縫目数をまとめ
て演算設定して、同一の大きさのボタンホールを
形成するために設定した縫目数で縫つたとしても
布の厚さや布の種類などの相異によつては同一の
大きさのボタンホールが出来るとは限らない。
本発明は布と共に移動する布押えによつてボタ
ンホールの大きさをセツトし、このセツト値と、
電子的記憶装置に記憶されている基準布送り制御
データによつて制御される布の移動量を電気的に
検出して、その検出値によつて該制御データを縫
目毎に補正して定められた布送りピツチとなし、
指定の長さのボタンホールが完了するとミシンを
停止させるようになしたものである。
ンホールの大きさをセツトし、このセツト値と、
電子的記憶装置に記憶されている基準布送り制御
データによつて制御される布の移動量を電気的に
検出して、その検出値によつて該制御データを縫
目毎に補正して定められた布送りピツチとなし、
指定の長さのボタンホールが完了するとミシンを
停止させるようになしたものである。
以下本発明の実施例を添附図面によつて説明す
ると、第１図は本発明に係る布押えとその周辺の
取付関係図であり、押え枠１の下面にはゴムなど
摩擦抵抗大のもの（図示せず）が取付けてあつ
て、該押え枠で布を押えつけたとき布との間です
べりを起さないようにしてある。２は押え足で、
押え棒３にねじ止めしてあるところの押えホルダ
４に固定してあり、前記押え枠１を図の左右移動
可能に保持している。５はラツクで、押え枠１に
固着の案内板６に取付けられていて、押え枠１に
対して図の左右方向へ移動可能に保持されてい
る。７はラツク５に取付けられているところのラ
ツク固定用つまみで、押え枠１に刻印してあると
ころの模様長さ指定用の目盛８の所望位置に合わ
せて締めつけることによつてラツク５をその位置
で押え枠１に対して固定位置となす。前記押え足
２には針横振れによる針落下点の軌跡の延長上に
針落下位置目印９が刻印してあり、該押え足と押
え枠１間はばね（図示せず）によつて押え枠１を
図の右方向に移動すべく付勢されており、該押え
枠は図の位置でストツパ（図示せず）に当接し、
このとき目盛８の０点８Ａが目印９と一致してい
る。そして縫の進行に伴う布の移動とともに、該
押え枠は前記ばねに抗して図の左方向に移動し、
つまみ７が目印９の位置となつたとき停止制御さ
れる。Ｒは回転変位形ポテンシヨメータにして押
え足２に取付けられ、その回転軸には歯車１０が
取付けられていて該歯車は前記ラツク５に係合し
ている。前記の如くつまみ７を目盛８に合わせ固
定することは該ポテンシヨメータＲの初期設定で
あり、本発明は後記する制御によつて該つまみが
目印９と一致したところまで移動したとき自動的
に縫が停止するようになつている。１１はポテン
シヨメータＲのリード線で、図示していないとこ
ろのコネクタによつてミシン本体に収納の下記の
制御装置に着脱可能に接続されている。
ると、第１図は本発明に係る布押えとその周辺の
取付関係図であり、押え枠１の下面にはゴムなど
摩擦抵抗大のもの（図示せず）が取付けてあつ
て、該押え枠で布を押えつけたとき布との間です
べりを起さないようにしてある。２は押え足で、
押え棒３にねじ止めしてあるところの押えホルダ
４に固定してあり、前記押え枠１を図の左右移動
可能に保持している。５はラツクで、押え枠１に
固着の案内板６に取付けられていて、押え枠１に
対して図の左右方向へ移動可能に保持されてい
る。７はラツク５に取付けられているところのラ
ツク固定用つまみで、押え枠１に刻印してあると
ころの模様長さ指定用の目盛８の所望位置に合わ
せて締めつけることによつてラツク５をその位置
で押え枠１に対して固定位置となす。前記押え足
２には針横振れによる針落下点の軌跡の延長上に
針落下位置目印９が刻印してあり、該押え足と押
え枠１間はばね（図示せず）によつて押え枠１を
図の右方向に移動すべく付勢されており、該押え
枠は図の位置でストツパ（図示せず）に当接し、
このとき目盛８の０点８Ａが目印９と一致してい
る。そして縫の進行に伴う布の移動とともに、該
押え枠は前記ばねに抗して図の左方向に移動し、
つまみ７が目印９の位置となつたとき停止制御さ
れる。Ｒは回転変位形ポテンシヨメータにして押
え足２に取付けられ、その回転軸には歯車１０が
取付けられていて該歯車は前記ラツク５に係合し
ている。前記の如くつまみ７を目盛８に合わせ固
定することは該ポテンシヨメータＲの初期設定で
あり、本発明は後記する制御によつて該つまみが
目印９と一致したところまで移動したとき自動的
に縫が停止するようになつている。１１はポテン
シヨメータＲのリード線で、図示していないとこ
ろのコネクタによつてミシン本体に収納の下記の
制御装置に着脱可能に接続されている。
なお回転変位形ポテンシヨメータＲの代りに直
線変位形ポテンシヨメータを用いることが出来、
その場合はラツク５などを用いないで、直線運動
するポテンシヨメータ可動子を直接押え枠１の目
盛８に指定の位置決めをして固定すればよい。
線変位形ポテンシヨメータを用いることが出来、
その場合はラツク５などを用いないで、直線運動
するポテンシヨメータ可動子を直接押え枠１の目
盛８に指定の位置決めをして固定すればよい。
第２図は制御ブロツク図であり、ROMは読出
し専用の電子記憶装置で、ボタンホール縫を含む
複数の縫目模様制御信号と各プログラム制御信号
を記憶している。CPUは中央演算処理装置で、
各プログラム制御を行う。RAMは一時記憶装置
で、各プログラム実行等における過程やその結果
を一時記憶する。Ｉ／Ｏは入出力ポートである。
これらROM，CPU，RAM，Ｉ／Ｏはマイクロコ
ンピユータを構成している。PSは模様選択部
で、ミシン頭部等に設けた模様選択スイツチ（図
示せず）を含み、所望の模様やボタンホール縫が
選択されると、その結果が一時記憶装置RAMに
記憶されるようになつている。PGは上軸パルス
発生器で、ミシン上軸回転と同期してその一定位
相毎にパルスを発生して記憶装置ROMから縫目
制御信号を読出すなどのために演算処理装置
CPUにそのパルス信号を与える。DVB，DVFは針
横振れ制御用と布送り制御用の各電気駆動部であ
り、演算処理装置CPUからの信号に基づいて針
横振れ制御用モータＭBと布送り制御用モータＭF
をそれぞれ駆動する。BDは停止装置で、演算処
理装置CPUからの信号に基づいてミシンモータ
（図示せず）を発電制動などしてミシンの針をそ
の時点で例えば上死点停止させる。前記記憶装置
ROMは、１つのアドレスに対して針横振れ制御
信号と布送り制御信号とを記憶しており、以下こ
れら制御データの読出しと作用との関係を第３図
に示す。
し専用の電子記憶装置で、ボタンホール縫を含む
複数の縫目模様制御信号と各プログラム制御信号
を記憶している。CPUは中央演算処理装置で、
各プログラム制御を行う。RAMは一時記憶装置
で、各プログラム実行等における過程やその結果
を一時記憶する。Ｉ／Ｏは入出力ポートである。
これらROM，CPU，RAM，Ｉ／Ｏはマイクロコ
ンピユータを構成している。PSは模様選択部
で、ミシン頭部等に設けた模様選択スイツチ（図
示せず）を含み、所望の模様やボタンホール縫が
選択されると、その結果が一時記憶装置RAMに
記憶されるようになつている。PGは上軸パルス
発生器で、ミシン上軸回転と同期してその一定位
相毎にパルスを発生して記憶装置ROMから縫目
制御信号を読出すなどのために演算処理装置
CPUにそのパルス信号を与える。DVB，DVFは針
横振れ制御用と布送り制御用の各電気駆動部であ
り、演算処理装置CPUからの信号に基づいて針
横振れ制御用モータＭBと布送り制御用モータＭF
をそれぞれ駆動する。BDは停止装置で、演算処
理装置CPUからの信号に基づいてミシンモータ
（図示せず）を発電制動などしてミシンの針をそ
の時点で例えば上死点停止させる。前記記憶装置
ROMは、１つのアドレスに対して針横振れ制御
信号と布送り制御信号とを記憶しており、以下こ
れら制御データの読出しと作用との関係を第３図
に示す。
第３図ａにおいて、Ｐは針板上面を示し、Ｎは
針先端の上下運動軌跡であり、横軸を時間軸とし
てミシンが一定速度で運転されているものとして
各状態を図示している。A1，A2……は記憶装置
ROMから針横振れと布送りの制御データの組を
読み出すタイミングを示しているが、模様選択が
なされたときは、その選択時点が、例えばA1以
後における針先Ｎが針板面Ｐ上方にある殆ど全領
域において、その時点で読み出される。時点A1
において読み出された針横振れ制御データは、直
ちに針横振れ制御用モータＭBを駆動せしめて最
初の針刺通点S1の横振れ位置を制御する。
針先端の上下運動軌跡であり、横軸を時間軸とし
てミシンが一定速度で運転されているものとして
各状態を図示している。A1，A2……は記憶装置
ROMから針横振れと布送りの制御データの組を
読み出すタイミングを示しているが、模様選択が
なされたときは、その選択時点が、例えばA1以
後における針先Ｎが針板面Ｐ上方にある殆ど全領
域において、その時点で読み出される。時点A1
において読み出された針横振れ制御データは、直
ちに針横振れ制御用モータＭBを駆動せしめて最
初の針刺通点S1の横振れ位置を制御する。
第３図ｂは、送り歯が図の凸部において布送り
F′を行うことを第３図ａと同一時間軸で示した
ものであり、時点A1で読み出された布送り制御
データは、引続く針が針板Ｐの下方にある位相に
おいて布送り制御用モータＭFを駆動せしめて、
送り調節器（図示せず）を制御し、凸部F1′にお
いて、最初の針刺通点S1から第２の針刺通点S2に
至る布送りを実行する。
F′を行うことを第３図ａと同一時間軸で示した
ものであり、時点A1で読み出された布送り制御
データは、引続く針が針板Ｐの下方にある位相に
おいて布送り制御用モータＭFを駆動せしめて、
送り調節器（図示せず）を制御し、凸部F1′にお
いて、最初の針刺通点S1から第２の針刺通点S2に
至る布送りを実行する。
以上の構成において、以下その動作を第４図の
流れ図をも参照して説明する。制御用電源を投入
すると、第２図の制御回路は作動的となり、プロ
グラムはスタートする。模様選択部PSの選択結
果が読み取られ、ポテンシヨメータＲがリード１
１を介して制御回路に接続されていることを確認
し且つつまみ７による目盛８に対するラツク５の
固定位置が、選択された模様の制御可能な最少長
さ相当位置であるかを確認し、即ち１個の模様を
或る寸法、ボタンホールについてはその長さで縫
うべくセツトされたかを確認し、セツトされてい
るときは前記つまみ７の固定位置に相当するポテ
ンシヨメータＲの初期設定値R0を読み取り、記
憶する。これらのセツトがなされていないときは
通常の連続縫を、省略したルーチンによつて実施
する。つぎに針が針板面Ｐ上方にある位相におい
て、記憶装置ROMの縫目制御データを例えば時
点A1において読み取り、そのデータのうち最初
の縫目のための針横振れデータに基づき針横振れ
制御用モータＭBを駆動して最初の縫目のための
針横振れ位置を制御する。ミシン用コントローラ
（図示せず）が操作されているならば針は最初の
針刺通点S1による縫いを行なう。つぎに模様選択
部PSがボタンホール縫以外を選択しているとき
は、前記ポテンシヨメータＲの初期設定値R0が
指定する模様長さと、選択された模様に対して記
憶装置ROMから読み出された各縫目送り長さの
代数和の総計ΣROMとの比Ｋを演算する。これ
は選択された模様の基準長さに対する、つまみ７
によつて指定する模様の指定長さの割合を示すも
のである。つぎに最初の布送りを制御するために
記憶装置ROMから読み出された最初の布送りの
記憶データROMをＫ倍して指定長さ制御データ
Ｆとする。そして後記する二針目以後の縫におい
ては実測に基づく補正係数を考慮した指定長さ制
御データF′を用いるので、最初の送りのために
はその補正なしでこれに置き換える。そして時点
C1において布送り制御用モータＭFをデータF′に
基づき駆動する。つぎに第４図のＴは前記補正係
数であり、後記の演算を行うためにこれを１とお
く、つぎに時点A2において前記同様にして記憶
装置ROMの第２の縫目制御データを読み取り、
第２の縫目のための針横振れデータに基づき同様
にモータＭBを駆動する。ミシン回転とともに前
記モータＦMで制御された送り歯移動は第３図の
F1′においてなされて布を送り、針は第２の刺通
点S2に達する。布送りが完了すると時点B2にお
いてポテンシヨメータＲの値が読み取られ、これ
をR′とおく。なお本実施例においては時点B1に
至る布送りは、この説明における模様選択の前に
おいて既に選択されている模様の布送り情報に基
づいているが、通常、縫の開始に当たつては最初
の針落下位置を確認して、即ち模様選択前の布送
りが終了したB1点で押え枠１を布に押圧すべく
セツトするので選択前の情報に影響されることは
ない。つぎに布送り指定ＦとポテンシヨメータＲ
の移動量R0−R′との差、即ち誤差ｅを求める。
そして以後の制御のためにF′とF′−ｅとが共に
０でないことを確認して先のR′と、前記総計Σ
ROMと同様に１回だけ布送りを行つた残りの総
計ΣROMとの比を新たにＫとおく。つぎに前記
補正係数Ｔを用いて誤差ｅによつて補正されるＴ
を新たに求める。これらにより補正された新たな
指定長さ制御データF′を求める。前記F′とF′−
ｅのいずれかが０に近似している場合、即ち布送
り指定が０であるか、またはポテンシヨメータＲ
の移動が殆どなかつた場合は前記のＫとＴとを新
たに求めないで前のデータを以後そのまま用い
る。つぎに次回の誤差ｅを求めるために新たなＫ
を用いて前記同様にＦを求める。そして次回の
ｅ，Ｋを求めるために新たなR′をR0とおく。そ
してR′が０でないならば記憶装置ROMの読み取
り以後を繰り返して縫目が進行し、ポテンシヨメ
ータＲの値が殆ど０となるとこれで一つの模様の
全縫目が完了し、つまみ７が目印９と殆ど一致し
ており、停止装置BDが作動してミシンは針上死
点において停止する。そしてスタートに戻る
（RET）。押え棒３を上げると押え枠１は布から
離れて移動し、ポテンシヨメータＲは初期設定に
戻る。なお前記の時点A1，A2……，B1，B2……
は上軸パルス発生器PGがこれを検出する。
流れ図をも参照して説明する。制御用電源を投入
すると、第２図の制御回路は作動的となり、プロ
グラムはスタートする。模様選択部PSの選択結
果が読み取られ、ポテンシヨメータＲがリード１
１を介して制御回路に接続されていることを確認
し且つつまみ７による目盛８に対するラツク５の
固定位置が、選択された模様の制御可能な最少長
さ相当位置であるかを確認し、即ち１個の模様を
或る寸法、ボタンホールについてはその長さで縫
うべくセツトされたかを確認し、セツトされてい
るときは前記つまみ７の固定位置に相当するポテ
ンシヨメータＲの初期設定値R0を読み取り、記
憶する。これらのセツトがなされていないときは
通常の連続縫を、省略したルーチンによつて実施
する。つぎに針が針板面Ｐ上方にある位相におい
て、記憶装置ROMの縫目制御データを例えば時
点A1において読み取り、そのデータのうち最初
の縫目のための針横振れデータに基づき針横振れ
制御用モータＭBを駆動して最初の縫目のための
針横振れ位置を制御する。ミシン用コントローラ
（図示せず）が操作されているならば針は最初の
針刺通点S1による縫いを行なう。つぎに模様選択
部PSがボタンホール縫以外を選択しているとき
は、前記ポテンシヨメータＲの初期設定値R0が
指定する模様長さと、選択された模様に対して記
憶装置ROMから読み出された各縫目送り長さの
代数和の総計ΣROMとの比Ｋを演算する。これ
は選択された模様の基準長さに対する、つまみ７
によつて指定する模様の指定長さの割合を示すも
のである。つぎに最初の布送りを制御するために
記憶装置ROMから読み出された最初の布送りの
記憶データROMをＫ倍して指定長さ制御データ
Ｆとする。そして後記する二針目以後の縫におい
ては実測に基づく補正係数を考慮した指定長さ制
御データF′を用いるので、最初の送りのために
はその補正なしでこれに置き換える。そして時点
C1において布送り制御用モータＭFをデータF′に
基づき駆動する。つぎに第４図のＴは前記補正係
数であり、後記の演算を行うためにこれを１とお
く、つぎに時点A2において前記同様にして記憶
装置ROMの第２の縫目制御データを読み取り、
第２の縫目のための針横振れデータに基づき同様
にモータＭBを駆動する。ミシン回転とともに前
記モータＦMで制御された送り歯移動は第３図の
F1′においてなされて布を送り、針は第２の刺通
点S2に達する。布送りが完了すると時点B2にお
いてポテンシヨメータＲの値が読み取られ、これ
をR′とおく。なお本実施例においては時点B1に
至る布送りは、この説明における模様選択の前に
おいて既に選択されている模様の布送り情報に基
づいているが、通常、縫の開始に当たつては最初
の針落下位置を確認して、即ち模様選択前の布送
りが終了したB1点で押え枠１を布に押圧すべく
セツトするので選択前の情報に影響されることは
ない。つぎに布送り指定ＦとポテンシヨメータＲ
の移動量R0−R′との差、即ち誤差ｅを求める。
そして以後の制御のためにF′とF′−ｅとが共に
０でないことを確認して先のR′と、前記総計Σ
ROMと同様に１回だけ布送りを行つた残りの総
計ΣROMとの比を新たにＫとおく。つぎに前記
補正係数Ｔを用いて誤差ｅによつて補正されるＴ
を新たに求める。これらにより補正された新たな
指定長さ制御データF′を求める。前記F′とF′−
ｅのいずれかが０に近似している場合、即ち布送
り指定が０であるか、またはポテンシヨメータＲ
の移動が殆どなかつた場合は前記のＫとＴとを新
たに求めないで前のデータを以後そのまま用い
る。つぎに次回の誤差ｅを求めるために新たなＫ
を用いて前記同様にＦを求める。そして次回の
ｅ，Ｋを求めるために新たなR′をR0とおく。そ
してR′が０でないならば記憶装置ROMの読み取
り以後を繰り返して縫目が進行し、ポテンシヨメ
ータＲの値が殆ど０となるとこれで一つの模様の
全縫目が完了し、つまみ７が目印９と殆ど一致し
ており、停止装置BDが作動してミシンは針上死
点において停止する。そしてスタートに戻る
（RET）。押え棒３を上げると押え枠１は布から
離れて移動し、ポテンシヨメータＲは初期設定に
戻る。なお前記の時点A1，A2……，B1，B2……
は上軸パルス発生器PGがこれを検出する。
つぎにボタンホール縫について説明する。以下
本実施例においては１個のボタンホールは左ライ
ンタツク、第１のバータツク、右ラインタツク、
第２のバータツクの順で形成されるものとする。
模様選択部PSによつてボタンホール縫が選択さ
れていると、前記の針刺通点S1による縫いを行つ
た後、以後のポテンシヨメータＲの初期設定値
R0をＲFとおく。つぎに最初の布送りを制御する
ために、記憶装置ROMが記憶している左ライン
タツクの基準布送り制御データＦAをF′に置き換
える。これは後記する二針目以後の縫いにおいて
は実測に基づく補正係数を考慮した指定ピツチ制
御データF′を用いるので、最初の送りのために
はその補正なしでこれに置き換えるものである。
そして時点C1において布送り制御用モータＭFを
データF′に基づき駆動する。つぎに時点A2にお
いて前記同様にして記憶装置ROMの第２の縫目
制御データを読み取り、第２の縫目のための針横
振れデータに基づき同様にモータＭBを駆動す
る。前記同様にF1′において布が送られて針は第
２の刺通点S2に達する。時点B2においてポテン
シヨメータＲの値が読み取られ、これをR′とお
く。つぎに左ラインタツクの基準布送り制御デー
タＦAとポテンシヨメータＲの移動量ＲF−R′と
の差、即ち誤差ｅを求める。そして以後の制御の
ためF′とF′−ｅとが共に０でないことを確認し
て誤差ｅによつて補正されるF′を新たに求め
る。前記F′とF′−ｅのいずれかが０に近似して
いる場合は、F′は前のデータを以後そのまま用
いる。つぎに次回の誤差ｅを求めるために新たな
R′をＦFとおく。そしてR′が０でないならば記憶
装置ROMの読み取り以後を繰り返して縫目が進
行し、ポテンシヨメータＲの値が殆ど０となる
と、この時左ラインタツクの全縫目が完了して、
つまみ７が目印９と殆ど一致しており、第１のバ
ータツク縫に移行する。バータツク縫は、その縫
目制御の詳細は省略するが後記する第２のバータ
ツクを含めて本実施例においては説明を簡単にす
るためにその開始と終了とにおける布送り座標は
一致しているものとする。第１のバータツクが終
了すると記憶装置ROMが記憶している右ライン
タツクの基準布送り制御データＦB等を用いて以
後左ラインタツクにおけると同様に右ラインタツ
クが進行し、ポテンシヨメータＲの値が初期設定
値R0に殆ど一致すると、これは布送り座標がボ
タンホールの縫い初め位置に戻つて右ラインタツ
クの予定の長さを終了したのであるから、第２の
バータツクに移行してこれが終了すると停止装置
BDが作動してミシンは針上死点において停止す
る。そしてスタートに戻る。なお前記基準布送り
制御データＦはボタンホール縫の通常の選択にお
いては自動設定値として記憶装置ROMに記憶の
データがそのまま用いられるが、必要に応じその
値を手動調節可能にしてあり、手動調節されたと
きはその値を基準布送り制御データとして用いて
同様に制御される。
本実施例においては１個のボタンホールは左ライ
ンタツク、第１のバータツク、右ラインタツク、
第２のバータツクの順で形成されるものとする。
模様選択部PSによつてボタンホール縫が選択さ
れていると、前記の針刺通点S1による縫いを行つ
た後、以後のポテンシヨメータＲの初期設定値
R0をＲFとおく。つぎに最初の布送りを制御する
ために、記憶装置ROMが記憶している左ライン
タツクの基準布送り制御データＦAをF′に置き換
える。これは後記する二針目以後の縫いにおいて
は実測に基づく補正係数を考慮した指定ピツチ制
御データF′を用いるので、最初の送りのために
はその補正なしでこれに置き換えるものである。
そして時点C1において布送り制御用モータＭFを
データF′に基づき駆動する。つぎに時点A2にお
いて前記同様にして記憶装置ROMの第２の縫目
制御データを読み取り、第２の縫目のための針横
振れデータに基づき同様にモータＭBを駆動す
る。前記同様にF1′において布が送られて針は第
２の刺通点S2に達する。時点B2においてポテン
シヨメータＲの値が読み取られ、これをR′とお
く。つぎに左ラインタツクの基準布送り制御デー
タＦAとポテンシヨメータＲの移動量ＲF−R′と
の差、即ち誤差ｅを求める。そして以後の制御の
ためF′とF′−ｅとが共に０でないことを確認し
て誤差ｅによつて補正されるF′を新たに求め
る。前記F′とF′−ｅのいずれかが０に近似して
いる場合は、F′は前のデータを以後そのまま用
いる。つぎに次回の誤差ｅを求めるために新たな
R′をＦFとおく。そしてR′が０でないならば記憶
装置ROMの読み取り以後を繰り返して縫目が進
行し、ポテンシヨメータＲの値が殆ど０となる
と、この時左ラインタツクの全縫目が完了して、
つまみ７が目印９と殆ど一致しており、第１のバ
ータツク縫に移行する。バータツク縫は、その縫
目制御の詳細は省略するが後記する第２のバータ
ツクを含めて本実施例においては説明を簡単にす
るためにその開始と終了とにおける布送り座標は
一致しているものとする。第１のバータツクが終
了すると記憶装置ROMが記憶している右ライン
タツクの基準布送り制御データＦB等を用いて以
後左ラインタツクにおけると同様に右ラインタツ
クが進行し、ポテンシヨメータＲの値が初期設定
値R0に殆ど一致すると、これは布送り座標がボ
タンホールの縫い初め位置に戻つて右ラインタツ
クの予定の長さを終了したのであるから、第２の
バータツクに移行してこれが終了すると停止装置
BDが作動してミシンは針上死点において停止す
る。そしてスタートに戻る。なお前記基準布送り
制御データＦはボタンホール縫の通常の選択にお
いては自動設定値として記憶装置ROMに記憶の
データがそのまま用いられるが、必要に応じその
値を手動調節可能にしてあり、手動調節されたと
きはその値を基準布送り制御データとして用いて
同様に制御される。
以上の如く本発明によれば、一度ボタンホール
の長さを指定するだけで一針毎の演算がセツトさ
れ、布の厚さや布の種類に無関係に所望の布送り
ピツチによつて指定の大きさのボタンホールが形
成され、よつて複数のボタンホールを継続して形
成するときなど相互に均一となり、その制御の構
成および操作は比較的簡単である等、有用な創案
である。
の長さを指定するだけで一針毎の演算がセツトさ
れ、布の厚さや布の種類に無関係に所望の布送り
ピツチによつて指定の大きさのボタンホールが形
成され、よつて複数のボタンホールを継続して形
成するときなど相互に均一となり、その制御の構
成および操作は比較的簡単である等、有用な創案
である。
第１図は本発明の実施例を示す布押えとその関
連取付図、第２図は制御のブロツク図、第３図は
制御のタイミング図、第４図は制御の流れ図であ
る。 図中、押え枠１は押え部、ポテンシヨメータＲ
は検出部、つまみ７はセツト部、PSは模様選択
部、ROMは電子的記憶装置、演算処理装置CPU
は演算部の主たる要素、ＭFは布送り制御用の電
磁駆動装置である。
連取付図、第２図は制御のブロツク図、第３図は
制御のタイミング図、第４図は制御の流れ図であ
る。 図中、押え枠１は押え部、ポテンシヨメータＲ
は検出部、つまみ７はセツト部、PSは模様選択
部、ROMは電子的記憶装置、演算処理装置CPU
は演算部の主たる要素、ＭFは布送り制御用の電
磁駆動装置である。
Claims (1)
- １ 針横振れ量と布送り量を電子的に制御するミ
シンにおいて、布の送りと同一の移動量をもつて
移動する押え部を備えた布押えと、該布押えと組
合わされて前記押え部の移動位置を検出する検出
部と、前記押え部を所望のボタンホール縫長さに
セツト可能にしているセツト部と、ボタンホール
縫選択を含み模様を選択するための模様選択部
と、ボタンホール縫の基準布送り制御データを記
憶している電子的記憶装置と、前記基準布送り制
御データと前記検出部による移動位置信号とを受
けてこれらを縫目毎に互いに比較し演算して前記
基準布送り制御データが指定する布送り量と前記
移動位置信号による移動量とを一致せしめるべく
前記基準布送り制御データを補正し且つ前記セツ
ト部によつてセツトされると自動的に目的の布送
りピツチによりボタンホールが形成され、指定の
長さのボタンホール縫が終了したときミシン停止
信号を出力する演算部と、該演算部の信号によつ
て駆動され布送り量を制御する布送り制御用の電
磁駆動装置とを設けてなるミシンのボタンホール
縫装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9029979A JPS5615784A (en) | 1979-07-18 | 1979-07-18 | Buttonhole sewing device for sewing machine |
| US06/169,935 US4343249A (en) | 1979-07-18 | 1980-07-17 | Stitch-length correcting sewing machine and stitch-length measuring presser foot assembly used therein |
| DE19803027320 DE3027320A1 (de) | 1979-07-18 | 1980-07-18 | Naehmaschine |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9029979A JPS5615784A (en) | 1979-07-18 | 1979-07-18 | Buttonhole sewing device for sewing machine |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5615784A JPS5615784A (en) | 1981-02-16 |
| JPS628196B2 true JPS628196B2 (ja) | 1987-02-21 |
Family
ID=13994652
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9029979A Granted JPS5615784A (en) | 1979-07-18 | 1979-07-18 | Buttonhole sewing device for sewing machine |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5615784A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH058231Y2 (ja) * | 1986-03-12 | 1993-03-02 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06100573B2 (ja) * | 1984-06-01 | 1994-12-12 | 株式会社日立製作所 | 酸素濃度検出器 |
| DE3562026D1 (en) * | 1984-06-27 | 1988-05-05 | Gegauf Fritz Ag | Button hole sewing device |
| JP4927482B2 (ja) | 2006-09-05 | 2012-05-09 | Ｊｕｋｉ株式会社 | ミシン |
| CN108823819A (zh) * | 2018-06-22 | 2018-11-16 | 池州市德锐信息技术有限公司 | 一种钉扣锁眼一体机 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS544647A (en) * | 1977-06-13 | 1979-01-13 | Maruzen Sewing Machine | Button holer device of zigzag sewing machine |
| JPS5476348A (en) * | 1977-11-29 | 1979-06-18 | Maruzen Sewing Machine | Automatic button holer for sewing machine |
-
1979
- 1979-07-18 JP JP9029979A patent/JPS5615784A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS544647A (en) * | 1977-06-13 | 1979-01-13 | Maruzen Sewing Machine | Button holer device of zigzag sewing machine |
| JPS5476348A (en) * | 1977-11-29 | 1979-06-18 | Maruzen Sewing Machine | Automatic button holer for sewing machine |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH058231Y2 (ja) * | 1986-03-12 | 1993-03-02 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5615784A (en) | 1981-02-16 |
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