JPS628062Y2 - - Google Patents

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JPS628062Y2
JPS628062Y2 JP5721179U JP5721179U JPS628062Y2 JP S628062 Y2 JPS628062 Y2 JP S628062Y2 JP 5721179 U JP5721179 U JP 5721179U JP 5721179 U JP5721179 U JP 5721179U JP S628062 Y2 JPS628062 Y2 JP S628062Y2
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liquid crystal
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film
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JP5721179U
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  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は可撓性電界発光灯、特にデジタルウオ
ツチ等スペースの限られた液晶表示装置のバツク
ライトに好適な薄型化された電界発光灯(以下単
にELと称する)に関する。
従来、樹脂フイルム上に透明導電膜、発光層、
高誘電体層、背面電極層等を遂次被着形成して得
られる、いわゆる、可撓性ELは、可撓性の要求
される各種の表示装置に用いられている。しかし
ながら、樹脂フイルムはガラスフイルム等と比較
して密着性が悪るく耐湿性に劣るために、通常こ
の種のELは防湿フイルムで被覆した構造が採ら
れている。即ち、従来の可撓性EL1は、第1図
に示す通り、透明のベースフイルム2を用い、こ
のフイルム2上に透明導電膜3、発光層4、高誘
電体層5及び背面電極層6を遂次被着形成した後
にこれらを覆つて防湿フイルム7,8で挾み込み
周囲を加熱封止した構造である。ここで透明導電
膜3の形成に通常比較的高温度の熱処理を要する
ため、ベースフイルム2はポリエステルフイルム
等の耐熱性の樹脂フイルムが用いられる。しか
し、ポリエステルフイルムは高価であるばかりで
なく、防湿効果が充分でなく更に耐湿性の良い例
えば弗素フイルム等の防湿フイルム7,8で被覆
される必要があり装置全体が厚くなる等の欠点を
有している。
一方、液晶表示装置9は、第2図に示すよう
に、一対の偏光板10,11間に液晶セル12を
介在した液晶表示体13の背面にスリガラスや乳
白色の樹脂板などからなる半透明の反射板14及
び豆球などの内部光源15を配設した構造をして
いる。即ち液晶自身自ら光るものでないから、昼
間は外界光を反射板14で反射させ、夜間は内部
光源15よりの光を反射板14に透過して液晶表
示体13のコントラストを得るものである。しか
しながら、かかる構造の液晶表示装置9の内部光
源15にEL1を使用する場合に、EL自体の輝度
は充分大きいが反射板14の光の透過が悪くて表
示体13の内部光に対するコントラストが悪くな
り、又逆に反射板14の光の透過が良いと外界光
に対する反射が悪く、従つて表示体13の外界光
に対するコントラストが悪くなるなどして両者を
満足してコントラストを得ることが困難であつ
た。又かかる構造の液晶表示装置9をデジタルウ
オツチ等のスペースの限られた装置内に組み込む
場合、内部光源15を含む液晶表示装置全体を薄
型化する必要があつた。
そこで、ELの透明導電膜の代わりに、反射性
の高い金属メツシユ又は有孔金属板を用いること
が、例えば特開昭53−26174号公報で開示されて
いる。しかしながら、単にこのようにしたのみで
は、金属メツシユ又は有孔金属板において、液晶
表示体を通過して来た光を反射する部分と透過す
る部分とがあるために、反射光が場所によつて強
弱を有し、液晶表示体の表示が見にくいという欠
点があつた。
一方、前記の反射光の強弱を修正するために、
ELの透明絶縁基板上に、多数の透明物質よりな
る微小球体を配置することが、例えば特開昭53−
59399号公報によつて開示されているが、材料
費、加工費とも嵩み著しく高価なものとなる欠点
がある。
本考案は以上に鑑み提案されたものであり、液
晶表示装置の内部光源に可撓性ELを用いて外界
光と内部光の両者に対してコントラストを得ると
共に表示装置全体の厚みを可及的に薄型化してデ
ジタルウオツチ等のスペースの限られた装置に好
適する可撓性ELを提供する。
本考案の特徴は、透明導電膜の代わりに反射性
の高い金属メツシユ又は有孔金属板が用いられ、
樹脂フイルムに熱圧着される。そしてこの金属メ
ツシユ又は有孔金属板はELの表面電極として機
能すると同時にELを液晶表示装置の内部光源と
して用いる時に、金属メツシユ又は有孔金属板自
体が外界光に対して反射する部分として、又金属
メツシユ又は有孔金属板の空隙部分がELの内部
光に対して透過する部分として作用するものであ
る。従つてこれらの反射する部分と透過する部分
の面積比を適当に調節することにより、液晶表示
体の外界光と内部光に対するコントラストを自由
に設定することが出来る。このように本考案に係
るELは金属メツシユ等を樹脂フイルムに熱圧着
する構造であるから、従来のように高価なポリエ
ステルフイルム等の如き透明導電膜のベースフイ
ルムを使用することなく、防湿フイルムに直接圧
着することが出来て安価となる。又このELを液
晶表示装置の内部光源に用いるとき、従来の反射
板が不要となり液晶表示装置全体の厚みを薄く出
来る等種々の効果が得られる。
本考案の他の特徴は、可撓性樹脂フイルムの表
面を粗面したことである。この粗面により、前記
金属メツシユ又は有孔金属板で反射された光又は
ELよりの透過光は均一に拡散されて液晶表示体
に入射するので、優れたコントラストが得られ
る。しかも前記粗面は可撓性樹脂フイルムの熱圧
着封止時にプレス機の加圧治具により形成するこ
とができるので、材料費及び加工費の上昇はな
く、安価な液晶表示装置が得られる。
以下本考案の実施例を図面を参照しつつ詳述す
る。
第3図は本考案に係る液晶表示装置の内部光源
に使用される可撓性のEL16で、17は前面の
防湿フイルムで耐湿性の高い熱可塑性の樹脂フイ
ルム例えば三弗化塩化エチレン等が用いられ、外
面がサンドブラストや樹脂フイルムの熱圧着封止
時の加圧治具等で粗面18に形成されている。こ
のフイルム17の内面には、光の反射性の高い例
えば金属光沢を有するステンレス、アルミニウ
ム、ニツケルの金属メツシユからなる前面電極1
9が熱圧着されている。この前面電極19上に、
シアノエチルセルローズの高分子誘電体中に硫化
亜鉛粉末の蛍光体粒子を分散した発光層20、チ
タン酸バリウムの高誘電体粒子をシアノエチルセ
ルローズの高分子誘電体中に分散した高誘電体層
21及び銀ペーストからなる背面電極22が夫々
スクリーン印刷法等により逐次被着して積層され
ていて、これらの発光層20高誘電体層21及び
背面電極22を囲つて、背面の防湿フイルム23
が前面の防湿フイルム17の周囲と熱圧着され内
部を封止している。
かかる構造のEL16を第4図に示すように、
前述の液晶表示体13の背面に配置して液晶表示
装置13を構成するとき、昼間液晶表示体13を
通過した外界光は矢印Aで図示するようにEL1
6の金属メツシユ又は有孔金属板からなる表面電
極19で反射され、かつ防湿フイルム17の表面
に形成された粗面18で均一に拡散されて良好な
表示体13のコントラストが得られる。又夜間
EL16の発光層20で励起された内部光は矢印
Bで図示するように金属メツシユや有孔金属板の
空隙部を通つて透過され同様に防湿フイルム17
の表面に形成された粗面18で均一に拡散されて
良好な表示体13のコントラストが得られる。こ
こで上記外界光の反射及びELよりの内部光の透
過は表面電極19の金属メツシユ又は有孔金属板
の面積とこれらの金属メツシユ又は有孔金属板の
空隙部の面積により決められるため、これらの比
率を変えることにより外界光と内部光の両者に対
するコントラストの優れた液晶表示装置となる。
本考案は以上のような一面が粗面に形成されて
いる可撓性樹脂フイルムの他面に反射性の良好な
金属メツシユ又は有孔金属板を熱圧着し、ELの
表面電極とすると共に液晶表示体の背面に配置す
ることにより外界光の反射と内部光の透過させる
ようにし、かつ可撓性樹脂フイルムの粗面で拡散
させるようにしたから、従来の液晶表示装置の反
射板に比べてコントラストが改善される。又従来
の反射板が不要となり液晶表示装置の薄型化が図
られる。尚表面電極は金属メツシユ又は有孔金属
板を熱圧着させる構造であるから作業が簡単であ
り又従来の透明導電膜のポリエステルフイルム等
の高価なフイルムが不要となり、原価低減され
る。更に、可撓性樹脂フイルムの粗面化は、例え
ば可撓性樹脂フイルム同士の熱圧着封止時に、プ
レス機の加工治具により形成することができるの
で、材料費及び加工費の上昇はなく、安価な液晶
表示装置が得られる等種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の可撓性電界発光灯の縦断面図、
第2図は従来の液晶表示装置の断面図、第3図は
本考案に係る可撓性電界発光灯の縦断面図、第4
図は第3図を用いた液晶表示装置の要部断面図で
ある。 13……液晶表示体、16……電界発光灯、1
7……防湿フイルム(可撓性樹脂フイルム)、1
8……粗面、19……表面電極、20……発光
層、21……高誘電体層、22……背面電極。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 液晶表示体の背面に電界発光灯を配置してなる
    液晶表示装置の電界発光灯に於いて、防湿フイル
    ムの一方の面を粗面を形成すると共に、他方の面
    に反射性の高い金属メツシユ又は有孔金属板から
    なる表面電極、発光層、高誘電体層、背面電極、
    防湿フイルムを順次積層し、両防湿フイルム同士
    を熱圧着封止したことを特徴とする液晶表示装置
    用電界発光灯。
JP5721179U 1979-04-27 1979-04-27 Expired JPS628062Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5721179U JPS628062Y2 (ja) 1979-04-27 1979-04-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5721179U JPS628062Y2 (ja) 1979-04-27 1979-04-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55157278U JPS55157278U (ja) 1980-11-12
JPS628062Y2 true JPS628062Y2 (ja) 1987-02-25

Family

ID=29291295

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JP5721179U Expired JPS628062Y2 (ja) 1979-04-27 1979-04-27

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JPS55157278U (ja) 1980-11-12

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