JP2001147432A - 液晶表示素子の照明構造 - Google Patents

液晶表示素子の照明構造

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JP2001147432A
JP2001147432A JP33212899A JP33212899A JP2001147432A JP 2001147432 A JP2001147432 A JP 2001147432A JP 33212899 A JP33212899 A JP 33212899A JP 33212899 A JP33212899 A JP 33212899A JP 2001147432 A JP2001147432 A JP 2001147432A
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Toshiro Yukinari
俊郎 行成
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Kawaguchiko Seimitsu Co Ltd
Kawaguchiko Seimitsu KK
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Kawaguchiko Seimitsu Co Ltd
Kawaguchiko Seimitsu KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶表示素子のデジタル表示領域を明るく照
明する構造を得る。 【解決手段】 文字や数字等の表示部分を有して外部か
ら見えるところのデジタル表示領域と見えないところの
遮蔽領域を構成してなる液晶表示素子と、該液晶表示素
子のデジタル表示領域側である上ガラス基板上の遮蔽領
域に設けたエレクトロルミネッセンスと、該エレクトロ
ルミネッセンスを設けた上ガラス基板と対向する下ガラ
ス基板の下面側に設けた反射体とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレクトロルミネ
ッセンス(以下、ELと云う)を用いた液晶表示素子の
夜間などのデジタル表示を照明する照明構造に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子を使って数字や文字等のデ
ジタル表示をする携帯時計や携帯電話等において、夜間
などの暗いときにその表示を照明するためにELをその
バックライトとして用いているものがある。例えば、携
帯時計にあっては、このELを使った液晶表示素子のバ
ックライト構造は概ね図4及び図5に示す構造を取って
いる。図4はバックライト構造を取るデジタル携帯時計
の外観を示す斜視図である。図5は図4における表示部
の要部断面図を示すものである。
【0003】図4より、この時計の表示部は、ケース1
内に取り付かれて、開口部mを有する遮蔽化粧板3と、
この遮蔽化粧板3の開口部mから見えてデジタル表示領
域Mを持つ液晶表示素子4とから構成される。また、こ
のデジタル表示領域Mは月、日、曜日、時、分、秒等の
数字、文字等の表示を表示する表示部分pとその表示部
分の周りの背景部分qとで構成している。そして、この
表示部を覆う形で風防ガラス2がケース1に嵌着されて
いる。
【0004】また、図5より、遮蔽化粧板3の下面側に
は液晶表示素子4と半透過反射板5、EL6が順次積層
された構成になっている。そして液晶表示素子4のデジ
タル表示領域MをEL6が照明するバックライト構造に
なっている。尚、この携帯時計には図示していないがケ
ース1内に納まってEL6の下面側に液晶表示素子4及
びEL5を駆動する駆動回路基板や電池等が内蔵されて
いる。
【0005】上記遮蔽化粧板3はデジタル表示領域M以
外の部分を見えないように遮蔽するために設けるもの
で、薄い金属板等で形成される。その上面はメッキ、塗
装、印刷等が施されて化粧表示板に仕立てられている。
その中央部には開口部mが設けられて、その開口部mか
らは液晶表示素子4のデジタル表示領域Mが覗いて見え
る。
【0006】遮蔽化粧板3の下面側に設けられる液晶表
示素子4は、透明で対向して設けられた上下のガラス基
板4a,4bと、その上下のガラス基板4a,4bのそれ
ぞれの内面に形成された透明電極4c,4dと、対向し
た上下のガラス基板4a,4bの僅かの隙間に封入され
る液晶4eと、液晶4eを封入する封止部材4fとで構
成されている。ここでの液晶4eは電圧無印加状態で白
濁状態を呈し、印加状態で透明状態を呈するPNLCD
(ポリマーネットワーク液晶)型液晶を使用している。
尚、図示はしていないが、液晶4eが封入された上下の
ガラス基板4a,4bとの僅かな隙間には透明なガラス
ボール或いは透明なプラスチックボールからなるスペー
サボールが配設されており、上下のガラス基板4a、4
bが5〜10μmの隙間をもって平行に対向している。
また、透明電極4c、4dからは電圧印加用の導通パタ
ーンが上下のガラス基板4a、4bの一部の外縁部にま
で延設されている。対向して形成された透明電極4c、
4d部分が文字や数字等を表示する表示部分pを構成
し、透明電極4c、4dの形成されていない部分で表示
部分pの周りの部分が背景部分qを構成する。
【0007】液晶表示素子4の下に設けられる半透過反
射板5は透過と反射の両方の機能を持った反射板であ
る。透明なガラスや樹脂フィルム等にアルミ金属等を僅
かの厚みに蒸着等して形成される。
【0008】半透過反射板5の下に設けられるEL6
は、上層より透明基体6a、透明電極6b、発光体層6
c、誘電体層6d、背面電極6eを積層し、絶縁層6f
で覆った構造を取る。尚、図示はしていないが透明電極
6b、背面電極6eからは電圧印加用の導通パターンが
一部の外縁部にまで延設される。ここで、透明基体6a
はガラスやPET(ポリエチレンテレフタレート)フィ
ルム等が選択される。透明電極6bは酸化インジウムに
酸化錫をドーピングして得られたITO粉末を真空蒸着
して形成される。発光体層6cは硫化亜鉛を発光母体と
して微量の金属やハロゲン元素の附活剤をドーピングし
て得られた粉末発光体を例えばシアノエチル化合物等の
高誘電樹脂バインダーに分散して塗料化して印刷方法な
どで形成される。誘電体層6dはチタン酸バリウムを高
誘電樹脂バインダーに分散して塗料化して印刷方法など
で形成される。この誘電体層6dは誘電率を高める機能
と光を反射する機能を果たす。背面電極6eは銀や黒鉛
等の導電性粉末をペースト化して印刷方法などで形成さ
れる。絶縁層6fはPETフィルムやフッ素樹脂塗料膜
等で形成される。
【0009】このEL6は透明電極6bと背面電極6e
に所定の電圧を印可すると発光体層6cが発光し、この
発光した光が透明電極6b、透明基体6aを透過して上
面側に放射される。
【0010】上記構造を取る液晶表示素子4、半透過反
射板5、EL6は支持枠を介してケース1の内部にそれ
ぞれ取り付けられる。また、図中のものはそれぞれ分離
した構成を取っているものであるが接着剤を介して一体
的に構成することもできる。
【0011】上記バックライト構造におけるデジタル表
示領域Mの表示状態は次のようになる。昼間の明るいと
き等におけるEL非点灯時は、液晶表示素子4の透明電
極4c、4dの形成された文字や数字等を表示する表示
部分pは電圧の印加により液晶4eが透明になっている
ので、外光が透過して半透過反射板5に入射する。半透
過反射板5は透過と反射の両方の機能を持っているの
で、これによって反射した外光は再び透明状態の液晶4
eを透過して外表面に放射される。このときの表示部分
pは半透過反射板5の色調が現れてくる。一方、表示部
分以外の背景部分q即ち透明電極4c、4dが形成され
ていない部分は、液晶4eが白濁状態であるので乳白色
の色調が現れる。従って、デジタル表示領域Mの表示
は、乳白色の背景の中に半透過反射板5の色調を持った
文字や数字等の表示が現れる。
【0012】夜間等の暗いときにおけるEL点灯時は、
EL6の発光した光が透過と反射の両機能を持つ半透過
反射板5を透過して液晶表示素子4に入射する。液晶表
示素子4の表示部分pは液晶4eが透明になっているの
で透過して外表面に放射される。このときの表示部分p
は半透過反射板5の色調を帯びて明るく照明される。一
方、表示部分以外の背景部分qは、半透過反射板5を透
過したEL6の光は白濁状態の液晶4eによって散乱・
反射が起こり、液晶表示素子4の上表面には現れてこな
い。従って、デジタル表示領域Mの表示は暗つぽい背景
の中に明るく照明され半透過反射板5の色調を帯びた文
字や数字等の表示が現れる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記のバックライト構
造は、液晶表示素子とELとの間に半透過反射板を設け
た構造である。そして、半透過反射板に透過と反射の両
方の機能を持たせるものであるため、反射率が高いと逆
に透過率が低くなりELの透過光が弱いものとなり夜間
の照明が不十分なものとなる。また、逆に反射率が低い
と昼間の表示が不鮮明なものとなる。従って、昼間の表
示明るさと夜間のEL発光照明明るさとの両方を調整持
たせるところで半透過反射板の透過・反射率を設定して
いる。このようなことから、昼間の表示も十分に鮮明で
明るく、夜間のEL照明も十分に明るいと云う状態では
なかった。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題に鑑み
て成されたもので、その目的とするところは明るく鮮明
な表示を得ると共に明るいEL照明構造を提供すること
にある。
【0015】そして、この課題を達成する請求項1に係
る発明は、対向する上下のガラス基板の内面に電極が形
成されて封止部材を介して液晶が封入され、文字、数字
等の表示部分を有して外部から見えるところのデジタル
表示領域と見えないところの遮蔽領域を構成して成る液
晶表示素子と、該液晶表示素子のデジタル表示領域側で
ある上ガラス基板上の遮蔽領域に設けたエレクトロルミ
ネッセンスと、該エレクトロルミネッセンスを設けた上
ガラス基板と対向する下ガラス基板の下面側に設けた反
射体とで構成したことを特徴とするものである。
【0016】また、請求項2に係る発明は、前記上ガラ
ス基板上の遮蔽領域に設けたエレクトロルミネッセンス
は、その遮蔽領域の一部分に設けたことを特徴とするも
のである。
【0017】また、請求項3に係る発明は、前記上ガラ
ス基板上の遮蔽領域に設けたエレクトロルミネッセンス
は、上ガラス基板と一体的に設けたことを特徴とするも
のである。
【0018】また、請求項4に係る発明は、前記下ガラ
ス基板の下側に設けた反射体は、下ガラス基板と一体的
に設けたことを特徴とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態として、以下
実施例に基づいて詳細に説明する。図1及び図2に示す
ものは本発明の第1実施例に係わるもので、デジタル時
計に使われる液晶表示素子の照明構造を示すものであ
る。図1はデジタル時計の表示部の要部断面図、図2は
EL取付側から見た斜視図である。尚、従来の技術で説
明した従来例と同じ構成を取るものは同一符号を付して
説明する。
【0020】図1より、この液晶表示素子の照明構造
は、遮蔽化粧板3の下面側にEL16、液晶表示素子
4、反射体15が積層した構造を取る。また、本実施例
では遮蔽化粧板3、EL16、液晶表示素子4、反射体
15は一体構造になっているものである。また、EL1
6は遮蔽化粧板3の遮蔽領域に隠れて配設されており、
図2より、液晶表示素子4のデジタル表示領域側の遮蔽
(見えない)領域の全域に渡って設けられている。
【0021】遮蔽化粧板3は従来例と同様にデジタル表
示領域M以外の部分を遮蔽するために設けるもので、デ
ジタル表示領域Mの所に開口部mを形成した薄い金属板
や遮蔽領域に塗装などを施して内部が見えないようにし
たガラス板等が利用される。
【0022】次に、EL16は液晶表示素子4のデジタ
ル表示領域M側即ち上面側に配設されて、デジタル表示
領域Mの部分は開口部nが設けられている。また、この
EL16は液晶表示素子4の上から見えない部分即ち遮
蔽領域Nの全域に渡って帯状に設けられているものであ
る。このEL16は上層より絶縁層16f、背面電極1
6e、誘電体層16d、発光体層16c、透明電極16
b、透明基体16aが積層した構造を取り、絶縁層16
fと透明基体16aで背面電極16e〜透明電極16b
を封入する構造を取っている。また、図示はしていない
が背面電極16eと透明電極16bからは電圧印加用の
導通パターンが外縁部まで延設されている。このEL1
6の上記構成要素は従来例と全く同じであるのでその詳
細の説明は省略する。このEL16に所定の電圧を印加
して発光させたとき、その発光した光はその下面側に配
設した液晶表示素子4に放射する。
【0023】液晶表示素子4は従来例と全く同じ構成
で、対向して設けた透明な上下のガラス基板4a、4b
のそれぞれの内面に透明電極4c、4dを形成し、フリ
ットガラス等の封止部材4fを介して液晶4eを封入し
た構造を取るものである。また、液晶4eは従来例と同
様、電圧無印加状態で白濁状態を呈し、印加状態で透明
になるPNLCD型液晶を使用している。従って、文字
や数字等の表示をする表示部分pを構成するところの透
明電極4c、4dが形成されたところの液晶は電圧印加
時には透明になり、背景部分qを含むそれ以外のところ
の液晶は白濁状態を呈している。また、上下のガラス基
板4a、4bは透明なガラスで、表面凹凸のない平滑で
光沢のあるガラス板が使用され、ガラススクライブ装置
でもってスクライブした後切断して形成されるのでその
切断面も凹凸が殆どない非常に綺麗な面に仕上がってい
る。
【0024】液晶表示素子4の下面側に一体的に設けら
れた反射体15は反射率の高いものが好ましく、アルミ
金属膜や銀金属膜等が好ましく利用できる。金属膜を利
用する場合は金属箔の貼付け方法や金属蒸着方法等で形
成できる。また、金属膜にカラー塗膜を施すと表示部分
pのカラー表示も可能となる。
【0025】上記構造を取る液晶表示素子の照明構造
は、夜間等の暗い時にEL16を発光させると、その発
光した光は液晶表示素子4の上ガラス基板4aに向かっ
て放射する。ここで、EL16が液晶表示素子4の遮蔽
領域Nに設けられており、この領域は液晶4eが白濁状
態にあるのでEL16の発光した光は上ガラス基板4a
を透過して白濁した液晶4eに入射する。そして、白濁
した液晶4eによって散乱・反射が起こり、再びEL1
6側に反射される光と上ガラス基板4a内を走査する光
に分かれる。EL16側に反射される光はEL16の誘
電体層16dによって再び液晶表示素子4側に反射され
てくる。このようにしてEL16の発光した光の多くの
光量は上ガラス基板4a内を走査することになる。そし
て、EL16と遮蔽化粧板3に設けられたデジタル表示
領域Mである開口部から外に放射される。上ガラス基板
4aの切断端面は凹凸の殆どない綺麗な面になっている
ので、ガラス基板内を走査する光は切断境界面で一部は
反射され、一部は外部に放射される。しかしながら、デ
ジタル表示領域Mの面積が切断端面面積より非常に大き
いこと、一部の光は反射されること等からして切断境界
面から外部に放射される光量は非常に少なく、多くの光
量がデジタル表示領域Mから放射されることになる。
【0026】また、液晶表示素子4の透明電極4c、4
dの形成された表示部分pにあっては、液晶4eが透明
であるためここに放射されるEL16の光は反射体15
で反射されて外に放射される。しかも、反射体15の反
射率が非常に高いので非常に多くの光量が反射されて外
に放射される。従って、表示部分pは反射体15の色調
を帯びて明るく照明される。
【0027】また、背景部分qにあっては白濁状態の液
晶4eによっての反射光が外に放射されるので白色を帯
びて明るく照明される。このことより、デジタル表示領
域Mの部分は非常に明るく照明されることになる。
【0028】一方、昼間等の明るい時のEL16の非点
灯時においては、開口部を通してデジタル表示領域Mに
入射する光は、表示部分pでは反射率の高い反射体15
によって多くの反射光が戻ってくる。また、背景部分q
では白濁した液晶4eによって反射した光が戻ってく
る。従って、明るい乳白色を呈する背景の中に反射体1
5の色調を持った明るく鮮明な表示が現れる。
【0029】このように、本実施例の液晶表示素子の照
明構造にあっては、反射体に非常に反射率の高い反射体
を使用することができて非常に高い反射効率を得ること
ができるので、ELの発光した非常に多くの光をデジタ
ル表示領域から外部に放射することができる。そして、
明るく表示領域を照明する。また、昼間にあっても明る
く鮮明な表示が得られる。
【0030】本実施例では、液晶は電圧無印加状態で白
濁状態を呈し、印加状態で透明状態を呈するPNLCD
型液晶を使用したが、電圧無印加状態で透明状態を呈
し、印加状態で白濁状態を呈するDSM(ダイナミック
スキャッタリング液晶)型液晶を使用すれば表示部分及
び背景部分は上記PNLCD型液晶とは全く逆の色調を
伴った明るい照明が得られる。
【0031】次に、図3に示すものは本発明の第2実施
例に係る液晶表示素子の照明構造を示すもので、EL取
付側から見た斜視図である。この照明構造の前述した第
1実施例と異なる所は、帯状のEL26が図中左右に分
かれて2つ設けられていることである。従って、液晶表
示素子4のデジタル表示領域M側にある遮蔽領域Nの一
部が露出状態にある。
【0032】液晶表示素子の大きさに制限があって広い
遮蔽領域が取れない場合などは上記構造を取ることがで
きる。
【0033】ここでのEL26は液晶表示素子4の上面
側にあって、図中左右の遮蔽領域N1、N2に帯状のEL
26が2個設けられている。そして、このEL26の構
造は前述の第1の実施例の図1で示した構造と全く同じ
構造を取っていて、発光する光は何れも液晶表示素子4
側に放射される。液晶表示素子4の上面側の点線内はデ
ジタル表示領域Mを示していて、前後の遮蔽領域N4、
N3は液晶表示素子4が露出している。
【0034】また、ここでの液晶表示素子4及びその下
に設けた反射体15は前述の第1実施例と全く同じ構成
を取っているものである。
【0035】上記に示すの照明構造にあっては、EL2
6の発光した光は液晶表示素子4のデジタル表示領域M
と遮蔽領域N3、N4から放射される。従って、デジタル
表示領域Mから放射される光の量は少し少ないものとな
ってその明るさは前述の第1実施例のものより少し落ち
る。しかしながら、EL26の発光した光の利用効率は
少し落ちるが、従来例から比較すると格段の明るさは得
られるものである。
【0036】尚、上記構造にあって、液晶表示素子4の
遮蔽領域N3、N4 に反射板を取り付けるとそこからの
光の放射が防止でき、デジタル表示領域からの放射に集
中させることができる。このようにすると更に明るい照
明が得られる。
【0037】以上述べた2つの実施例は、何れも遮蔽化
粧板、EL、液晶表示素子、反射体を接着剤等を介して
一体化したものである。それぞれ僅かの隙間を設けて分
離した構造を取ることもできるが、しかしながら一体化
することによって、隙間からの光の漏れをなくして発光
した多くの光量をデジタル表示領域に集中させることが
できるので照明を明るくする。また、全体的にその厚み
を薄くでき、デジタル時計自体を薄型化することができ
る。また、前もってユニット化できるので組立工数を少
なく押さえることもできると云う効果を得ることができ
る。
【0038】また、本実施例でのELではデジタル表示
領域に開口部を設けたが、特に開口部に限定するもので
はなく、光が透過する透光部であっても同じ効果が得ら
れるものである。従って、開口部に位置する所に透明な
樹脂を印刷等で埋め込んで形成したELでも良いもので
ある。
【0039】また、実施例は何れもデジタル時計を例に
取って説明したが、液晶表示素子が使われる電話や各種
事務機器、或いはゲーム機等についても全く同様に適用
できるものである。
【0040】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の液
晶表示素子の照明構造は、ELの発光した光量を非常に
多く利用できるので非常に明るい照明が得られる。
【0041】また、反射体に非常に反射率の高い材料が
使用できるので高い反射率の基で明るく鮮明な表示が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係わるデジタル時計の表
示部の要部断面図。
【図2】図1におけるEL取付側から見た斜視図。
【図3】本発明の第2実施例に係わるEL取付側から見
た斜視図。
【図4】従来のバックライト構造を取るデジタル時計の
外観を示す斜視図。
【図5】図4における表示部の要部断面図。
【符号の説明】
3 遮蔽化粧板 4 液晶表示素子 4a 上ガラス基板 4b 下ガラス基板 4c、4d 透明電極 4e 液晶 4f 封止部材 15 反射体 16、26 エレクトロルミネッセンス M デジタル表示領域 N、N1、N2、N3、N4 遮蔽領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F002 AA06 AB02 AB03 AB06 AC01 EA01 EA04 EB03 EF01 EF02 EH04 2H089 HA04 HA40 QA05 QA16 RA02 TA13 TA18 2H091 FA16Z FA34X FA44X FB08 FC02 FC12 FD14 FD15 HA02 JA02 LA16 5G435 AA02 AA03 BB12 DD14 EE23 FF03 FF13 GG25 LL07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する上下のガラス基板の内面に電極
    が形成されて封止部材を介して液晶が封入され、文字、
    数字等の表示部分を有して外部から見えるところのデジ
    タル表示領域と見えないところの遮蔽領域を構成して成
    る液晶表示素子と、該液晶表示素子のデジタル表示領域
    側である上ガラス基板上の遮蔽領域に設けたエレクトロ
    ルミネッセンスと、該エレクトロルミネッセンスを設け
    た上ガラス基板と対向する下ガラス基板の下面側に設け
    た反射体とで構成したことを特徴とする液晶表示素子の
    照明構造。
  2. 【請求項2】 前記上ガラス基板上の遮蔽領域に設けた
    エレクトロルミネッセンスは、その遮蔽領域の一部分に
    設けたことを特徴とする請求項1記載の液晶表示素子の
    照明構造。
  3. 【請求項3】 前記上ガラス基板上の遮蔽領域に設けた
    エレクトロルミネッセンスは、上ガラス基板と一体的に
    設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の液晶表示
    素子の照明構造。
  4. 【請求項4】 前記下ガラス基板の下側に設けた反射体
    は、下ガラス基板と一体的に設けたことを特徴とする請
    求項1記載の液晶表示素子の照明構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1293412C (zh) * 2001-09-06 2007-01-03 夏普株式会社 显示装置及其制造和驱动方法
US9891454B2 (en) 2011-12-29 2018-02-13 Cardinal Ig Company Multiple glazing with variable diffusion by liquid crystals and method of manufacture thereof

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