JP2000228283A - El及びそのel集合体 - Google Patents

El及びそのel集合体

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JP2000228283A
JP2000228283A JP11029303A JP2930399A JP2000228283A JP 2000228283 A JP2000228283 A JP 2000228283A JP 11029303 A JP11029303 A JP 11029303A JP 2930399 A JP2930399 A JP 2930399A JP 2000228283 A JP2000228283 A JP 2000228283A
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JP
Japan
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dot
color
layer
light
electrode
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JP11029303A
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English (en)
Inventor
Toshio Hosoya
利男 細谷
Toshiro Yukinari
俊郎 行成
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Kawaguchiko Seimitsu Co Ltd
Kawaguchiko Seimitsu KK
Original Assignee
Kawaguchiko Seimitsu Co Ltd
Kawaguchiko Seimitsu KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ELの少なくとも2つの発光色の調光色を得
るには散光板を必要とし、コストが高くなり、また、全
体の厚みが厚くなる。 【解決手段】 透明電極12、発光層13、誘電体層1
4、背面電極15が積層して形成されるELにおいて、
発光層13を目に見えない大きさの赤色用ドット発光層
13R、青色用ドット発光層13B、緑色用ドット発光
層13Gを密に隣接してドットパターン状に形成し、背
面電極15も上記それぞれのドット発光層に対向した位
置に赤色発光用ドット電極15R、青色発光用ドット電
極15B、緑色発光用ドット電極15Gを形成し、各々
の赤色発光用ドット電極15R、青色発光用ドット電極
15B、緑色発光用ドット電極15Gはそれぞれ接続し
て導通を図り、3つの電極部を形成した。この構成にす
ることによって、各ドット発光層から発光する発光色が
自然に調光されて調光した発光色が視認される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表示装置の照明等に
使用されるELに関するもので、特に、カラー発光に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、ELは時計や電話、ファックス等
の通信機器等に使われている液晶セル表示体のバックラ
イトに非常に多く使用されてきている。また、案内板や
広告看板等の夜間照明装置としても使用されはじめてき
ている。このELの構造は概ね図12に示すように、透
明基体1の下面に透明電極2、発光層3、誘電体層4、
背面電極5を積層した構造をとっている。そして、透明
電極2と背面電極5に所定の交流電圧を印加することに
よって発光層3が発光するものである。ここでの発光層
3は、硫化亜鉛(ZnS)を発光母体として微量の附活
剤(金属やハロゲン元素)をドーピングして得られた発
光体粉末を高誘電樹脂バインダー(例えば、シアノレジ
ン化合樹脂等)に分散して形成される。また、発光層3
の発光色は使用される附活剤によって決まり、緑色発
光、青緑色発光、赤色発光等が知られている。
【0003】このようにELの発光色は使用される発光
体によって発光色が決まり、その数において非常に制限
されている。このため、色々なカラー発光色を得るため
に色々な技術が用いられている。その一つとしては、図
12に示す発光層3に所望のカラー色を発する蛍光顔料
を混ぜ合わせる方法で、EL点灯させたときにその蛍光
カラー色を得るものである。また、他の技術のものとし
ては、発光層3と透明電極2の間に所望のカラーフイル
ター層を設ける方法、透明基体1の上面に所望のカラー
フイルター層を設ける方法等も行われている。
【0004】しかしながら、発光層に蛍光顔料を混ぜ合
わせる方法やカラーフイルター層を設ける方法は所望の
カラー色を一度形成するとそのカラー色が決まってしま
い、色を変えたいと云う場合はそのカラー色を調整する
ことは不可能であった。
【0005】このような問題を解決するものとして、特
開平6−243965号公報に開示された技術がある。
これは、図13に示す構造のもので、発光層が赤色発光
層3R、緑色発光層3G,青色発光層3Bとにドットパ
ターン状に区分けしているもので、そのドットパターン
の大きさは一つのマトリックス一辺の長さを2mm程度
としているものである。そして、このドットパターンと
全く同じに対応して背面電極を形成し、同一色用の背面
電極は接続導通を図り、発光色別に3つの背面電極に区
分けしているものである。更にまた、発光層の約4mm
程度上部に光の散光板を設けているものである。
【0006】このような構造とすることによって、例え
ば、赤、緑、青の3つの発光層を同一輝度で同時に発光
させると散光板によって3つの光が調光されてその混合
色の発光色が得られ、また、赤と緑の発光層を同一輝度
で同時に発光させるとこの2色の調光した発光色が得ら
れると云うものである。また、赤、緑、青用の3つの背
面電極の各々に、印加する電圧量を変化させたり、電圧
の周波数を調整することによって発光層各々の発光輝度
を自由に調整し、散光板によって所望の調光色が得られ
ると云うものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な構造にあっては、3つの発光色を調光するためにどう
しても散光板を必要とし、コストを高める要因になるこ
と、また、散光板に光が吸収されたり、反射される光も
現れるので減光されて輝度の低下が起きること、また、
当然ながらELの上に所定の間隔をおいて散光板を設け
るため全体の厚みが厚くなり組み込み機器の厚みを厚く
する要因になること、等の問題が生じる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題に鑑み
て成されたもので、本発明の請求項1に係る発明は、透
明電極、発光層、誘電体層、背面電極が積層して形成さ
れ、透明電極と背面電極に所定の電圧を印加することに
よって発光層が発光するELにおいて、前記発光層は、
目に見えない程度の大きさのドット状のドット発光層が
複数形成されて、且つ各々のドット発光層は赤, 青, 緑
のいずれか一つの発光色を示し、発光色の相異なるドッ
ト発光層が隣接してドットパターン状に形成された発光
層であり、前記透明電極または背面電極の少なくともい
ずれか一方の電極は、前記発光層のドットパターンと対
向した位置にドットパターン状に形成されると共に、前
記発光層の同一発光色に対応するドット電極は接続され
ていることを特徴とするELである。
【0009】また、請求項2に係る発明は、透明電極、
発光層、誘電体層、背面電極が積層して形成され、透明
電極と背面電極に所定の電圧を印加することによって発
光層が発光するELにおいて、前記発光層の光放射面側
にカラー層を有し、該カラー層は目に見えない程度の大
きさのドット状のドットカラー層が複数形成されて、且
つ各々のドットカラー層は前記発光層が発光したときに
赤, 青, 緑のいずれか一つのカラー色を示し、カラー色
の相異なるドットカラー層が隣接してドットパターン状
に形成されたカラー層であり、前記透明電極または背面
電極の少なくともいずれか一方の電極は、前記カラー層
のドットパターンと対向した位置にドットパターン状に
形成されると共に前記カラー層の同一カラー色に対応す
るドット電極は接続されていることを特徴とするELで
ある。
【0010】また、請求項3に係る発明は、その内面に
電極が形成されて対向して配置された一対のガラス基板
の一方の電極上には発光層を備え、該発光層の光放射面
側にカラー層を備え、前記対向して配置された一対のガ
ラス基板内には封止部材を介して液晶が封入されたEL
であって、前記カラー層は目に見えない程度の大きさの
ドット状のドットカラー層が複数形成されて、且つ各々
のドットカラー層は前記発光層が発光したときに赤,
青, 緑のいずれか一つのカラー色を示し、カラー色の相
異なるドットカラー層が隣接してドットパターン状に形
成されたカラー層であり、前記一対のガラス基板の内面
に形成された電極のいずれか一方の電極は、前記カラー
層のドットパターンと対向した位置にドットパターン状
に形成されると共に前記カラー層の同一カラー色に対応
するドット電極は接続されたものであり、前記封入され
る液晶は電圧無印加状態で白濁状態を呈し、所定の電圧
印加状態で透明状態を呈する液晶であることを特徴とす
るELである。
【0011】また、請求項4に係る発明は、請求項1ま
たは請求項2または請求項3に係る発明のいずれか一つ
のELを複数の区画にそれぞれ設けたことを特徴とする
EL集合体である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態として、以下
実施例に基づいて詳細に説明する。図1〜図3に示すも
のは本発明の第1実施例に係わるELのもので、図1は
要部拡大断面図、図2は発光層の要部拡大平面図、図3
は背面電極の要部拡大平面図である。本実施例のEL1
0の構造は透明基体11の下面に透明電極12、発光層
13、誘電体層14、背面電極15を積層した構造をと
るが、発光層13は図2に示すようにドットパターン状
に形成されており、このドットパターンは赤の発光色を
示す赤色用ドット発光層13Rと青の発光色を示す青色
用ドット発光層13Bと緑の発光色を示す緑色用ドット
発光層13Gが密に隣接して形成されたものである。そ
して、赤色用ドット発光層13R、青色用ドット発光層
13B、緑色用ドット発光層13Gはそれぞれ目に見え
ない程度の大きさに形成されているものである。また、
背面電極15は図3に示すように発光層13と同様ドッ
トパターン状に形成されており、発光層13のドットパ
ターンと全く対向した位置にほぼ同一大きさ・同一形状
で形成されているものである。そして、発光層13の赤
色用ドット発光層13Rに対向した赤色発光用ドット電
極15Rはそれぞれ接続され、同様に、青色用ドット発
光層13Bに対向した青色発光用ドット電極15Bもそ
れぞれ接続され、緑色用ドット発光層13Gに対向した
緑色発光用ドット電極15Gもそれぞれ接続されて、赤
色発光用、青色発光用、緑色発光用の3つの電極部から
構成されているものである。
【0013】ここで、上記構造を成す各々の構成要素の
形成方法について説明する。透明基体11は透明なPE
T(ポリエチレンテレフタレート樹脂)フィルムやガラ
ス等が使用される。透明電極12は酸化インジウムに酸
化錫をドーピングして得られたITO粉末を蒸着装置で
透明基体11の下面に面状に蒸着して形成される。発光
層13の赤色用ドット発光層13R、青色用ドット発光
層13B、緑色用ドット発光層13Gは、硫化亜鉛(Z
nS)を発光母体として微量の銅(Cu)等の附活剤を
ドーピングして得られた発光体粉末と各色の蛍光顔料を
高誘電樹脂バインダーに分散させて得られたそれぞれの
インクでスクリーン印刷法でドットパターン状に印刷し
て形成される。
【0014】ここでの赤色用ドット発光層13Rや青色
用ドット発光層13B、及び緑色用ドット発光層13G
は目に見えない程度の大きさに形成される。人間の目
で、目に見えない程度の大きさは約30μm位より小さ
い大きさとなるが、このように小さい点のスクリーン印
刷は図4に示す金属のスクリーン印刷版を使用すること
によって印刷が可能となる。
【0015】図4は、金属のスクリーン印刷版の平面図
を示すもので、この印刷版32は小孔32aが多数連続
して形成された薄いニッケル金属等の金属板でできてい
るものである。ここでの子孔32aは目に見えない程度
の子孔で、約30μm位より小さい大きさに形成され
る。この印刷版32は図5に示す加工方法を取ることに
よって製作できる。図5は印刷版32の製造方法を説明
する工程図である。図4(a)で平滑なステンレス板2
1上にレジスト膜22を印刷装置で印刷形成する。図4
(b)で写真露光装置でレジスト膜22を露光し、印刷
版32の小孔32aに対応する部分のレジスト膜22の
みを残して他の部分のレジスト膜を剥離除去する。図4
(c)でその剥離除去部分に離型剤23を塗布する。図
4(d)でメッキ装置を使ってニッケルメッキ等を施し
金属膜24を形成する。図4(e)でレジスト膜22を
剥離装置を使って溶解剥離する。図4(f)で金属膜2
4をステンレス板21から剥がす。このようにして製作
した金属膜24はスクリーン印刷板32として直接使用
できる。
【0016】次に、この印刷版32を使用しての発光層
13の形成方法について説明する。先ず、赤色発光用イ
ンク、 青色発光用インク、緑色発光用インクの何れか
一つを使ってドット発光層をスクリーン印刷する。次
に、この印刷したドット発光層の乾燥後に印刷位置を少
しずらして他の色のインクでスクリーン印刷する。この
ように3種類のインクでもって各色印刷位置が重なり合
わぬように少しづつ位置をずらして印刷することによっ
て赤色用ドット発光層13R、青色用ドット発光層13
B、緑色用ドット発光層13Gを形成することができ
る。そして、3色のドット発光層がドットパターン状に
形成された発光層13を得る。
【0017】ここで、各々のドット発光層は目に見えな
い大きさで形成されているのでその1つ1つは目に見え
ない。この目に見えないドット発光層がドットパターン
状になって密に集合して得られた発光層13は3色の混
合した色調を呈して目に見えてくる。
【0018】誘電体層14は、チタン酸バリウムの高誘
電物質を高誘電樹脂バインダーに分散させたインクで、
上記発光層13の上面に面状にスクリーン印刷すること
によって形成される。
【0019】背面電極15は、銀粉や黒鉛粉を分散した
導電性インクでスクリーン印刷して図3に示す形状に形
成されるが、発光層13と同様に、印刷版32を使って
赤色用ドット発光層13R、青色用ドット発光層13
B、緑色用ドット発光層13Gにそれぞれ対向する位置
に位置をずらしながら印刷して赤色発光用のドット電極
15R、青色発光用ドット電極15B、緑色発光用ドッ
ト電極15Gをそれぞれ形成し、発光層13と同じドッ
トパターン状の電極を形成する。そして、赤色発光用の
ドット電極15Rは、図6に示す微小の長孔33aを連
続的に形成した印刷版33で、相隣り合うドット電極1
5Rの間に接続電極をスクリーン印刷で形成することに
よって各列の赤色発光用ドット電極15Rはすべて接続
されて赤色発光用電極が形成される。以下同様にして、
青色発光用電極、緑色発光用電極を形成する。更に、こ
のように接続形成された各列の電極から導通パターンが
外周部に延設され、そして発光色別にそれぞれ接続して
3本の電圧印加用のパターンが形成される。
【0020】上記構成のELは、今、透明電極12と背
面電極15の赤色発光用ドット電極15Rに所定の電圧
を印加すると透明電極12と赤色発光用ドット電極15
Rに挟まれた赤色用ドット発光層13Rが発光し赤色の
発光色が得られる。同様に、透明電極12と青色発光用
ドット電極15Bに所定の電圧を印加すると青色の発光
色が得られる。また、透明電極12と緑色発光用ドット
電極15Gに電圧印加すると緑色の発光色が得られる。
【0021】今、透明電極12と背面電極15の赤色発
光用ドット電極15R及び青色発光用ドット電極15B
の両方に電圧印加すると赤色用ドット発光層13Rと青
色用ドット発光層13Bが同時に発光して赤色と青色の
混じったマゼンタ色の発光色が得られる。これは、赤色
用ドット発光層13R及び青色用ドット発光層13Bの
一つ一つが目に見えないためにその一つ一つの発光色が
単独で視認できず、ドット発光層が密に形成されて発光
した光が集合して光量が多くなることによって初めてそ
こに発光色が視認される。そして、この場合には赤色発
光と青色発光の光が集合して調光され、その調光色、即
ち、マゼンタ色が視認される。同様に、透明電極12と
赤色発光用ドット電極15R及び緑色発光用ドット電極
15Gに電圧印加すると黄色の発光色が得られ、透明電
極12と青色発光用ドット電極15B及び緑色発光用ド
ット電極15Gに電圧印加するとシアン色の発光色が得
られる。また、透明電極12と赤色発光用ドット電極1
5R、青色発光用ドット電極15B及び緑色発光用ドッ
ト電極15Gに電圧印加すると白色の発光色が得られ
る。
【0022】ここで、赤色発光、青色発光、緑色発光の
発光輝度は印加電圧量を調整することによって自由に設
定できる。同一輝度で発光させれば中間の鮮やかな調光
色が得られる。また、一方を高く、他方を低い発光輝度
に設定すれば輝度の高い方の発光色が強く現れて高い方
の発光色気味の調光色が現れる。このように、印加電圧
量の調整によって自由に、また、何種類もの調光色を得
ることができる。そして、印加電圧量の調整は駆動回路
側に電圧調整回路を設けることによって発光輝度を自由
に設定できる。尚、発光輝度の調整は印加電圧以外に周
波数によっても変えられるので、周波数の調整によって
発光輝度を調整することができる。
【0023】以上の構成とすることによって、従来用い
られていた散光板を使うことなく自然に調光が行われ、
自由に発光カラー色が変えられるカラー発光のELとな
る。
【0024】尚、本実施例では、発光層13のドット発
光層及び背面電極15のドット電極を丸形状のドットパ
ターンで説明したが、特に丸形状に限定するものではな
く、長丸形状のドットパターン、四角形状のドットパタ
ーンでも良く、要はその一個一個が目に見えない大きさ
に形成されているものであれば良いものである。また、
その一本一本が目に見えない細さのストライプ状のスト
ライプパターンであっても同じ効果を得ることができる
ものである。
【0025】また、本実施例では、背面電極15をドッ
トパターン状に形成し、3つの分割した電極部を形成し
た構成としたが、背面電極15を面状に形成し、透明電
極12をドットパターン状に形成して3つの分割した電
極部を形成する構成にしても同じ効果を得るものであ
る。
【0026】次に、図7に示すものは、本発明に係る第
2実施例のもので、ELの要部断面図を示す。尚、実施
例1と同じ構成を成す要素部品は同一符号を付して説明
する。本第2実施例のEL40の構造は透明基体11の
下面に透明電極12、カラー層46、発光層43、誘電
体層14,ドットパターン状に形成された背面電極15
を積層した構造をとる。このEL40を構成する透明基
体11、透明電極12、誘電体層14及び背面電極15
は前述の第1実施例と同じ内容であるのでその詳細説明
は省略する。
【0027】ここでのカラー層46は、図8に示すよう
にドットパターン状に形成されており、このドットパタ
ーンは発光層43が発光した時に赤色を示す赤色用ドッ
トカラー層46Rと、青色を示す青色用ドットカラー層
46Bと、緑色を示す緑色用ドットカラー層46Gとが
密に隣接して形成されたものである。そして、赤色用ド
ットカラー層46R、青色用ドットカラー層46B、緑
色用ドットカラー層46Gのそれぞれ一つ一つのドット
カラー層は目に見えない程度の大きさに形成されている
ものである。そして、このドットパターンは背面電極1
5のドットパターンと全く対向して形成されているもの
である。
【0028】このカラー層46の形成には、発光層43
が発光した時に赤色を示す赤色用蛍光顔料、青色を示す
青色用蛍光顔料、緑色を示す緑色用蛍光顔料をそれぞれ
透明な高誘電樹脂バインターに分散して得られた3種類
のカラーインクが使用される。この3種類のインクを使
用して、透明基体11の下面に形成した透明電極12上
に、前述の第1実施例で発光層を形成した方法と同じ方
法で形成される。
【0029】また、ここでの発光層43は、上記カラー
層46の上面に硫化亜鉛(ZnS)を発光母体として微
量の銅(Cu)等の附活剤をドーピングして得られた発
光体粉末を高誘電樹脂バインダーに分散して得られたイ
ンクで面状にスクリーン印刷して形成される。
【0030】また、ここでの背面電極15は、前述の第
1実施例と全く同じ内容のものとなっている。即ち、赤
色発光用ドット電極15R、青色発光用ドット電極15
B、緑色発光用ドット電極15Gの3つの電極部を有
し、赤色発光用ドット電極15Rは上記赤色用ドットカ
ラー層46Rに対向し、青色発光用ドット電極15Bは
青色用ドットカラー層46Bに対向し、緑色発光用ドッ
ト電極15Gは緑色用ドットカラー層46Gに対向して
形成される。
【0031】この構成のELにあって、今、透明電極1
2と背面電極15の赤色発光用ドット電極15Rに所定
の電圧を印加すると、透明電極12と赤色発光用ドット
電極15Rとに挟まれた部分の発光層43が発光する。
この挟まれた部分に、しかも発光層43の上部に赤色用
ドットカラー層46Rが設けられているのて゛、発光層
43から発光した光はこの赤色用ドットカラー層46R
を透過して赤色発光の光となって透明基体11側、即ち
視認側に放射される。同様に、透明電極12と青色発光
用ドット電極15Bに電圧印加すると青色の発光色が、
透明電極12と緑色発光用ドット電極15Gに電圧印加
すると緑色の発光色が得られる。
【0032】また、今、透明電極12と背面電極15の
赤色発光用ドット電極15R及び青色発光用ドット電極
15Bの両方に電圧印加すると赤色用ドット発光層13
Rと青色用ドット発光層13Bが同時に発光して赤色と
青色の混じったマゼンタ色の発光色が得られる。これ
は、赤色用ドット発光層13R及び青色用ドット発光層
13Bの一つ一つが目に見えないためにその一つ一つの
発光色が単独で視認できず、ドット発光層が密に形成さ
れることによって初めてそこに一つの調光色が現れて視
認されるからである。同様に、透明電極12と赤色発光
用ドット電極15R及び緑色発光用ドット電極15Gに
電圧印加すると黄色の発光色が得られ、透明電極12と
青色発光用ドット電極15B及び緑色発光用ドット電極
15Gに電圧印加するとシアン色の発光色が得られる。
また、透明電極12と赤色発光用ドット電極15R、青
色発光用ドット電極15B及び緑色発光用ドット電極1
5Gに電圧印加すると白色の発光色が得られる。
【0033】本実施例でのカラー層46は、その一つ一
つが目に見えない大きさのドット状のドットカラー層が
沢山密に集合して出来ているものである。従って、その
一つ一つのドットカラー層から出現するカラー色は見え
ず、ドットカラー層が密に集合して初めてそこに一つの
カラー色が現れる。しかも、自然に調光された一つのカ
ラー色が現れる。
【0034】この赤色、青色、緑色の3種類の発光色を
前述の第1実施例で説明したように、背面電極15の赤
色発光用ドット電極15R、青色発光用ドット電極15
B、緑色発光用ドット電極15Gの電圧印加選択によっ
て自由にしかも調光された発光色が得られる。また、電
圧印加量を調整することによって無数のカラー発光色を
得ることができる。
【0035】また、本実施例でのカラー層46は透明電
極12と発光層43との間に設けている。発光層43で
発光した光はカラー層46を透過し、更に透明な透明電
極12、透明基体11を透過して視認側の外部に放射さ
れるが、カラー層46を透過したとき色変換なされて
赤、青、緑色の発光色となって現れる。そして、これら
の発光色は非常に色鮮やかな色調をなす。カラー層46
の形成場所は透明電極12と発光層43との間に限定す
るものではなく、光の放射面側、即ち、透明基体11と
透明電極12との間、或いは透明基体11の上面に形成
しても同じ効果を得るものである。
【0036】図9は本発明に係る第3実施例のEL構造
を示すもので、図9はその要部拡大断面図を示す。尚、
第1実施例及び第2実施例と同じ構成を成す要素部品は
同一符号を付して説明する。本実施例のEL50は、そ
の内面に透明電極12が形成された上ガラス基板51
と、その内面に背面電極15、発光層43、カラー層4
6が順次積層形成された下ガラス基板52とを対向して
配置し、その上ガラス基板51と下ガラス基板52の間
に液晶53を封入し、封止部材54でもってその外周域
を密封した構造をとる。また、図示はしてないが、透明
電極12及び背面電極15の一部分から電圧印加用の導
通パターンが封止部材54を越えて外にまで延設されて
いるものである。
【0037】ここでの透明電極12は、第1実施例と同
様に、ITO粉末をガラス基板51の内面に面状に蒸着
したものである。
【0038】また、ここでの背面電極15は、第1実施
例と同様に、導電インクでドットパターン状にドット電
極を印刷したもので、ドット電極は赤色発光用ドット電
極15R、青色発光用ドット電極15B、緑色発光用ド
ット電極15Gの3つの電極部に分かれているいるもの
である。
【0039】また、ここでの発光層43は、第2実施例
と同様に、発光体粉末を分散させたインクで背面電極1
5上に印刷形成したものである。
【0040】また、ここでのカラー層46は、図8に示
される第2実施例と同様に、ドットパターン状になっ
て、赤色用ドットカラー層46R、青色用ドットカラー
層46B、緑色用ドットカラー層46Gとが密に隣接し
て形成されたものである。そして、赤色用ドットカラー
層46R、青色用ドットカラー層46B、緑色用ドット
カラー層46Gのそれぞれ一つ一つのドットカラー層は
目に見えない程度の大きさに形成されているものであ
る。そして、このドットパターン状のカラー層46は発
光層43を挟んでドットパターン状の背面電極15と対
向して形成され、赤色用ドットカラー層46Rは赤色発
光用ドット電極15Rと、青色用ドットカラー層46B
は青色発光用ドット電極15Bと、緑色用ドットカラー
層46Gは緑色発光用ドット電極15Gと対向している
ものである。このカラー層46は第2実施例と同じ方法
で形成される。
【0041】また、このカラー層46は発光層43の平
坦な面に形成するのが好ましい。背面電極15及び発光
層43をスクリーン印刷で積層形成すると発光層43の
表面凹凸は大きくなってくる。この凹凸のある表面にカ
ラー層46を印刷するとカラー層46の厚みのバラツキ
が大きくなり、現れる発光色の色合いにバラツキが現れ
ることになる。発光層43の形成後に加圧して平坦面に
し、その平坦面状上にカラー層を形成すると均一な厚み
のカラー層が得られ、現れる発光色の色合いに均一性が
現れてくる。
【0042】次に、液晶53は、電圧無印加状態で白濁
状態を呈し、所定の電圧印加状態で透明状態を呈するモ
ードの液晶が使用される。このモードの液晶としてはP
NLCD(ポリマーネットワーク液晶)や相転移型液晶
がある。このモードの液晶は、図10に示されるよう
に、印加電圧が低い状態では白濁状態を呈しており透過
率が非常に低く、所定の印加電圧の基では透明状態を呈
して透過率が非常に高い。図10は電圧無印加状態で白
濁状態を呈し、印加状態で透明状態を呈するモードの液
晶の電圧(V)と透過率(%)の関係をグラフにしたも
のである。電圧が0〜V1 までは一定の透過率(液晶物
質によって異なるが透過率約20%以下位の範囲内で一
定の値を示す)を示し、電圧V1 〜V2 の範囲で透過率
が著しく変化し、そして、電圧V2 以上になるとまた一
定の透過率(液晶物質によって異なるが透過率約80〜
90%の範囲内で一定の値を示す)状態で推移する。ま
た、ここでの液晶53は、発光層43の発光輝度を高め
るために誘電率の高いものが選択される。
【0043】また、この液晶53の層の厚みは数μm〜
10数μmの範囲に設定される。そして、図示はしてい
ないが、透明なガラスボール等で形成されたスペーサボ
ールを一定間隔に配置して液晶53の層の厚みを均一で
一定な厚みに設定することができる。このように、液晶
53を均一な厚みにすることらよってどの場所において
も同じ誘電率が得られ、発光輝度を均一化させる。
【0044】封止部材54はフリットガラス等が使用さ
れる。上ガラス基板51と下ガラス基板52とをフリッ
トガラス等の封止部材でその外周域を溶着して一体化す
る。
【0045】上記構成のEL50は、電圧の無印加状態
では白濁状態を呈している液晶53が見えて白色を示
す。透明電極12と背面電極15に所定の電圧を印加す
ると、即ち、今、透明電極12と背面電極15の赤色発
光用ドット電極15Rに所定の電圧を印加すると、その
間に挟まれた部分の液晶53が透明状態を呈するように
変化する。と同時に、その部分に挟まれた発光層43が
発光し、発光した光がその上部にある赤色用ドットカラ
ー層46Rを透過して赤色発光色に変わり、上部の透明
状態となった部分の液晶53を透過して視認側に放射さ
れる。赤色用ドットカラー層46Rの一個一個それぞれ
からの赤色発光色は目に見えないが、赤色用ドットカラ
ー層46Rが密集して無数に有るために個々の発光色が
集合して赤色発光色として目に視認される。
【0046】同様に、透明電極12と背面電極15の青
色発光用ドット電極15Bに所定の電圧を印加すると青
色発光色が得られ、透明電極12と背面電極15の緑色
発光用ドット電極45Gに所定の電圧を印加すると緑色
発光色が得られる。また、赤色発光用ドット電極15R
と青色発光用ドット電極15Bの両方に電圧を印加する
と赤色と青色の調光色が得られ、赤色発光用ドット電極
15Rと緑色発光用ドット電極15Gの両方に電圧を印
加すると赤色と緑色の調光色が得られ、青色発光用ドッ
ト電極15Bと緑色発光用ドット電極15Gの両方に電
圧を印加すると青色と緑色の調光色が得られる。また、
赤色発光用ドット電極15R、緑色発光用ドット電極1
5G、緑色発光用ドット電極15Gの3つの電極に電圧
印加すると3色の調光色が得られる。
【0047】また、背面電極15の赤色発光用ドット電
極15R、青色発光用ドット電極15B、緑色発光用ド
ット電極15Gはそれぞれ独立して設けられているの
で、その印加電圧を自由に選択してそれぞれの発光輝度
を自由に調整できる。そして、その発光輝度の明暗さを
利用してその調光色の色合いを無数に出現させることが
できる。
【0048】本実施例のカラー層46は第2実施例と同
様にスクリーン印刷法で形成したものであるが、最近の
インクジェツトプリンターは目に見えない非常に小さい
ドット印刷が可能となってきている。従って、スクリー
ン印刷法に限らずインクジェツト印刷方法で目に見えな
いドットカラー層を形成することもできる。
【0049】同様に、背面のドット電極や第1実施例で
述べたドット発光層においてもインクジェツト印刷方法
で形成することも可能である。尚、この場合においては
発光体粉末等の粒子大きさが問題となるので、分球装置
等で粒子の細かいものを選別して使用することが好まし
い。
【0050】また、カラー層46は蛍光顔料を用いたも
のであるとより好ましい。発光層43の発光した光を受
けて蛍光顔料が2次発光し発光色調がより色鮮やかにな
るからである。
【0051】本実施例のEL50は、特に反射型の液晶
表示セルのバックライトに使用するとより効果的であ
る。反射型の液晶表示セルはセル体の裏面側に反射板等
を配設して使用する。本実施例のELは電圧無印加状態
では白色を呈しているので反射板代わりに利用でき、反
射板の部品を削除できるからである。
【0052】次に、図11に示すものは本発明に係る第
4実施例であるEL集合体の構造を示すもので、図11
はその斜視図である。本実施例のEL集合体60は、前
述の第2実施例で示したEL40を複数の区画に、即
ち、EL40a、EL40b、EL40c、EL40d
を示すELを1枚の中に複数の区画に設けて一枚からな
るEL集合体60を得たものである。
【0053】ここでのEL40a、EL40b、EL4
0c、EL40dは、第2実施例で説明した構成とそれ
ぞれ全く同じ構成を取っている。従って、EL40a、
EL40b、EL40c、EL40dはそれぞれ独立し
た透明電極部と3つの独立した背面電極部を持ってい
る。そして、それぞれの電極部への印加電圧の選択によ
ってEL40a、EL40b、EL40c、EL40d
はそれぞれ独立して全く異なった発光色を自由に調整し
て得ることができる。
【0054】従って、本実施例のEL集合体60は、複
数の区画に分けた発光部を持ち、各々の発光部がそれぞ
れ異なる発光色を示し、また、各々の発光部がそれぞれ
自由に発光色を変えることのできるEL集合体となる。
【0055】本実施例のEL集合体は、複数の表示区画
を持つ液晶表示セルのバックライトに有効である。複数
の表示区画のバックライト色をそれぞれ異なった色合い
にすることができ、また、区画毎にその色合いを自由に
変化させることができるので、バックライト色に豊富な
バリエーションと豊富なバラエティさを持たせることが
できる。また、本実施例のEL集合体は複数の表示区画
を持つ広告看板等にも有効に利用できるものである。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、カラー層を、発光した
時に赤色、青色、緑色の何れか一つのカラー色を示し、
目に見えない大きさのドット状のドットカラー層を密に
隣接してドットパターン状に形成すれば、自然に調光し
た調光色が得られる。従って、従来技術で用いられてい
散光板をなくすことができ、部品コストや組立コスト等
の製作コストを低減することができる。
【0057】また、当然ながら、散光板をなくすことに
よって光の吸収や反射も少なくなるので、高い発光輝度
を得ることができる。
【0058】また、当然ながら、散光板をなくすること
によって全体の厚みを薄くすることができるので、軽薄
短小化の効果も得られる。
【0059】また、自由に調光色を変えることができる
ので調光色の豊富なバリエーションを得ることができ
る。
【0060】また、本発明のELを複数の区画に分けて
一体的形成したEL集合体を、複数の表示区画を持つ液
晶表示セルや広告看板等のバックライトに利用すると表
示区画毎に発光色を自由に変えられ、豊富なカラー表示
バリエーションが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るELの要部拡大断面
図である。
【図2】図1における発光層の要部拡大平面図である。
【図3】図1における背面電極の要部拡大平面図であ
る。
【図4】スクリーン印刷版の平面図である。
【図5】スクリーン印刷版の製造方法を説明する工程図
である。
【図6】図3における背面電極の接続電極を印刷するス
クリーン印刷版の平面図である。
【図7】本発明の第2実施例に係るELの要部拡大断面
図である。
【図8】図7におけるカラー層の要部拡大平面図であ
る。
【図9】本発明の第3実施例に係るELの要部拡大断面
図である。
【図10】電圧無印加状態で白濁状態を呈し、印加状態
で透明状態を呈するモードの液晶の電圧(V)と透過率
(%)との関係を示すグラフである。
【図11】本発明の第4実施例に係るEL集合体の斜視
図である。
【図12】従来技術のELの要部断面図である。
【図13】従来技術のELの発光層の平面図である。
【符号の説明】
10、40、50、 EL 11 透明基体 12 透明電極 13 発光層 13R 赤色用ドット発光層 13B 青色用ドット発光層 13G 緑色用ドット発光層 14 誘電体層 15 背面電極 15R 赤色発光用ドット電極 15B 青色発光用ドット電極 15G 緑色発光用ドット電極 43 発光層 46 カラー層 46R 赤色用ドットカラー層 46B 青色用ドットカラー層 46G 緑色用ドットカラー層 51 上ガラス基板 52 下ガラス基板 53 液晶 54 封止部材 60 EL集合体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H091 FA44Z FB06 FC13 FC25 FC29 FC30 FD04 FD16 FD24 GA03 HA05 LA15 3K007 AB02 AB04 AB18 BB06 CA01 CB01 CC00 CC04 CC05 DA05 DB02 DC01 EA02 EB04 EC01 FA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明電極、発光層、誘電体層、背面電極
    が積層して形成され、透明電極と背面電極に所定の電圧
    を印加することによって発光層が発光するELにおい
    て、前記発光層は、目に見えない程度の大きさのドット
    状のドット発光層が複数形成されて、且つ各々のドット
    発光層は赤, 青, 緑のいずれか一つの発光色を示し、発
    光色の相異なるドット発光層が隣接してドットパターン
    状に形成された発光層であり、前記透明電極または背面
    電極の少なくともいずれか一方の電極は、前記発光層の
    ドットパターンと対向した位置にドットパターン状に形
    成されると共に、前記発光層の同一発光色に対応するド
    ット電極は接続されていることを特徴とするEL。
  2. 【請求項2】 透明電極、発光層、誘電体層、背面電極
    が積層して形成され、透明電極と背面電極に所定の電圧
    を印加することによって発光層が発光するELにおい
    て、前記発光層の光放射面側にカラー層を有し、該カラ
    ー層は目に見えない程度の大きさのドット状のドットカ
    ラー層が複数形成されて、且つ各々のドットカラー層は
    前記発光層が発光したときに赤, 青, 緑のいずれか一つ
    のカラー色を示し、カラー色の相異なるドットカラー層
    が隣接してドットパターン状に形成されたカラー層であ
    り、前記透明電極または背面電極の少なくともいずれか
    一方の電極は、前記カラー層のドットパターンと対向し
    た位置にドットパターン状に形成されると共に前記カラ
    ー層の同一カラー色に対応するドット電極は接続されて
    いることを特徴とするEL。
  3. 【請求項3】 その内面に電極が形成されて対向して配
    置された一対のガラス基板の一方の電極上には発光層を
    備え、該発光層の光放射面側にカラー層を備え、前記対
    向して配置された一対のガラス基板内には封止部材を介
    して液晶が封入されたELであって、前記カラー層は目
    に見えない程度の大きさのドット状のドットカラー層が
    複数形成されて、且つ各々のドットカラー層は前記発光
    層が発光したときに赤, 青, 緑のいずれか一つのカラー
    色を示し、カラー色の相異なるドットカラー層が隣接し
    てドットパターン状に形成されたカラー層であり、前記
    一対のガラス基板の内面に形成された電極のいずれか一
    方の電極は、前記カラー層のドットパターンと対向した
    位置にドットパターン状に形成されると共に前記カラー
    層の同一カラー色に対応するドット電極は接続されたも
    のであり、前記封入される液晶は電圧無印加状態で白濁
    状態を呈し、所定の電圧印加状態で透明状態を呈する液
    晶であることを特徴とするEL。
  4. 【請求項4】 前記請求項1または請求項2または請求
    項3記載のELのいずれか一つのELを複数の区画にそ
    れぞれ設けたことを特徴とするEL集合体。
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