JPS6280280A - エンボス加工金属板およびその製造方法 - Google Patents
エンボス加工金属板およびその製造方法Info
- Publication number
- JPS6280280A JPS6280280A JP22081485A JP22081485A JPS6280280A JP S6280280 A JPS6280280 A JP S6280280A JP 22081485 A JP22081485 A JP 22081485A JP 22081485 A JP22081485 A JP 22081485A JP S6280280 A JPS6280280 A JP S6280280A
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- JP
- Japan
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- plate
- embossed
- metal plate
- acid
- metallic plate
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は凹凸模様のエンボス加工を施し、しかも凸部の
上面と凹部の表面の状態をかえることにより立体感がよ
り助長されると共に、耐蝕、耐候性に富む金属板とその
製造方法に関する。
上面と凹部の表面の状態をかえることにより立体感がよ
り助長されると共に、耐蝕、耐候性に富む金属板とその
製造方法に関する。
従来、冷延鋼板、アルミニウム板、銅板、およびステン
レス板等の金属薄板にエンボス加工を施す際は、金属薄
板に表面塗装を行った後に1対のエンボスロールにより
行われていた。しかしながら、この種方法によって加工
された金属板は表面の耐蝕、耐候性のために設けた保護
膜を破壊し、塗膜に無数の亀裂を形成することにより、
塩水噴霧試験を行うと、発錆等がエンボスの境界線上に
現れてくる欠点があった。また、エンボスは単なる凹凸
にすぎず、立体感を助長するにはエンボスの深さを太き
(しなければならず、金属薄板に無理な歪を与える欠点
があった。
レス板等の金属薄板にエンボス加工を施す際は、金属薄
板に表面塗装を行った後に1対のエンボスロールにより
行われていた。しかしながら、この種方法によって加工
された金属板は表面の耐蝕、耐候性のために設けた保護
膜を破壊し、塗膜に無数の亀裂を形成することにより、
塩水噴霧試験を行うと、発錆等がエンボスの境界線上に
現れてくる欠点があった。また、エンボスは単なる凹凸
にすぎず、立体感を助長するにはエンボスの深さを太き
(しなければならず、金属薄板に無理な歪を与える欠点
があった。
本発明はこのような欠点を除去し、耐候性にすぐれると
共に、大幅に立体感、意匠性を向上したエンボス加工金
属板、およびその製造方法に関する。
共に、大幅に立体感、意匠性を向上したエンボス加工金
属板、およびその製造方法に関する。
以下に図面を用いて本発明に係るエンボス加工金属板の
製造方法について説明する。第1図は本発明に係る製造
方法の工程概略図であり、Aは金属薄板で、例えば冷延
鋼板、アルミニウム板、銅板、およびステンレス板等で
あり、第2図(a)に示すように金属素地板であり、表
面加工、塗装が施されていないものである。Bはエンボ
ス加工工程で第2図(blに示すように金属薄板Aに凸
部2と凹部3とからなる凹凸模様1を施すものである。
製造方法について説明する。第1図は本発明に係る製造
方法の工程概略図であり、Aは金属薄板で、例えば冷延
鋼板、アルミニウム板、銅板、およびステンレス板等で
あり、第2図(a)に示すように金属素地板であり、表
面加工、塗装が施されていないものである。Bはエンボ
ス加工工程で第2図(blに示すように金属薄板Aに凸
部2と凹部3とからなる凹凸模様1を施すものである。
Cはマスキング工程で、第2図(elに示すようにエン
ボス加工工程Bによって形成された凹凸模様lのうち凸
部2の上面2aを耐酸膜4でマスキングする工程である
。この耐酸膜4の素材は、例えば樹脂塗料、紫外線硬化
樹脂、松ヤニ、アスファルト等であり、オフセント印刷
、スクリーン印刷、シルクスクリーン印刷等によって施
されるものであり、後述するエツチング工程において金
属薄板Aを腐蝕液から保護するものである。Dは硬化工
程であり、マスキング工程Cで形成された耐酸膜4を乾
燥、硬化させる工程である。この硬化工程りはマスキン
グ工程Cによって形成される耐酸膜4の種類により、例
えば加熱、加温、紫外線の照射等により行うものである
。Eはエツチング工程で、マスキング工程Cにより耐酸
膜でマスキングされた金属薄板Aの表面に塩化第2鉄溶
液、希硝酸溶液等からなる腐蝕液をスプレー等により噴
出し、凸部2の上面2a以外の部分、すなわち耐酸膜4
の被覆されていない部分を腐蝕することによってエツチ
ングを施す工程である。スプレーの向きは上下のどちら
でもよく、金属薄板Aの表面に腐蝕液を噴出するもので
ある。この工程により、金属薄板Aは第2図(dlに示
すように、腐蝕液が直接接触する部分、すなわち耐酸膜
4で被覆されていない部分は表面が荒れた状態となる。
ボス加工工程Bによって形成された凹凸模様lのうち凸
部2の上面2aを耐酸膜4でマスキングする工程である
。この耐酸膜4の素材は、例えば樹脂塗料、紫外線硬化
樹脂、松ヤニ、アスファルト等であり、オフセント印刷
、スクリーン印刷、シルクスクリーン印刷等によって施
されるものであり、後述するエツチング工程において金
属薄板Aを腐蝕液から保護するものである。Dは硬化工
程であり、マスキング工程Cで形成された耐酸膜4を乾
燥、硬化させる工程である。この硬化工程りはマスキン
グ工程Cによって形成される耐酸膜4の種類により、例
えば加熱、加温、紫外線の照射等により行うものである
。Eはエツチング工程で、マスキング工程Cにより耐酸
膜でマスキングされた金属薄板Aの表面に塩化第2鉄溶
液、希硝酸溶液等からなる腐蝕液をスプレー等により噴
出し、凸部2の上面2a以外の部分、すなわち耐酸膜4
の被覆されていない部分を腐蝕することによってエツチ
ングを施す工程である。スプレーの向きは上下のどちら
でもよく、金属薄板Aの表面に腐蝕液を噴出するもので
ある。この工程により、金属薄板Aは第2図(dlに示
すように、腐蝕液が直接接触する部分、すなわち耐酸膜
4で被覆されていない部分は表面が荒れた状態となる。
Fは表面処理工程であり、第2図(elに示すように金
属薄板Aの表面に付着した腐蝕液の除去、耐酸膜4の除
去、および脱脂を施す工程である。Gは塗装工程であり
、通常行われている方法によって行う工程である。
属薄板Aの表面に付着した腐蝕液の除去、耐酸膜4の除
去、および脱脂を施す工程である。Gは塗装工程であり
、通常行われている方法によって行う工程である。
これらB−Gまでの工程により、金属薄vi、Aはエン
ボス加工面の凸部2上面2aが平滑で、凹部3の表面が
荒れた状態となるため凸部2の上面2a以外が燻された
ような外観となり、凹凸模様lをより立体感が助長され
た状態とすることができる。すなわち、本発明に係る製
造方法により形成された金属薄板は、立体感に富むもの
となると共に、エンボス加工の後に塗装を施すため、塗
膜の亀裂がおきることがなく、耐候性にすぐれたものと
することができる。
ボス加工面の凸部2上面2aが平滑で、凹部3の表面が
荒れた状態となるため凸部2の上面2a以外が燻された
ような外観となり、凹凸模様lをより立体感が助長され
た状態とすることができる。すなわち、本発明に係る製
造方法により形成された金属薄板は、立体感に富むもの
となると共に、エンボス加工の後に塗装を施すため、塗
膜の亀裂がおきることがなく、耐候性にすぐれたものと
することができる。
次に、実施例を上述した方法により製造されたエンボス
加工板とし、比較例を従来どおり塗装後に実施例と同じ
模様のエンボス加工を施したエンボス加工板について、
塩水噴霧試験を行ったところ、比較例は1500時間で
発錆現象が見られたのに対し、実施例は1500時間経
過しても表面に異常は認められなかった。
加工板とし、比較例を従来どおり塗装後に実施例と同じ
模様のエンボス加工を施したエンボス加工板について、
塩水噴霧試験を行ったところ、比較例は1500時間で
発錆現象が見られたのに対し、実施例は1500時間経
過しても表面に異常は認められなかった。
上述したのは、本発明に係る製造方法の一実施例にすぎ
ず、エンボス加工工程Bの前に金属薄板Aの裏面をコー
トする工程を組み入れたり、エンボス加工工程Bのあと
に耐酸膜4の接着をよくするための表面化成処理を組み
入れることも可能である。
ず、エンボス加工工程Bの前に金属薄板Aの裏面をコー
トする工程を組み入れたり、エンボス加工工程Bのあと
に耐酸膜4の接着をよくするための表面化成処理を組み
入れることも可能である。
上述したように本発明に係るエンボス加工金属板の製造
方法によれば、エンボス加工のあとに塗装工程があるた
め、耐蝕、耐候性にすぐれたエンボス加工金属板を製造
することができる。また、凹凸模様の凸部の上面の平滑
さに対し、凹部の表面はエツチングにより荒れた状態と
なり、燻されたようになるため、エンボス模様に立体感
が醸し出され、意匠性にすぐれたエンボス加工金属板と
なる特徴がある。
方法によれば、エンボス加工のあとに塗装工程があるた
め、耐蝕、耐候性にすぐれたエンボス加工金属板を製造
することができる。また、凹凸模様の凸部の上面の平滑
さに対し、凹部の表面はエツチングにより荒れた状態と
なり、燻されたようになるため、エンボス模様に立体感
が醸し出され、意匠性にすぐれたエンボス加工金属板と
なる特徴がある。
第1図は本発明に係る製造方法の工程を示す工程概略図
、第2図(a>〜(e)は各工程において成形される金
属薄板を説明する説明図である。 A・・・金属薄板、B・・・エンボス加工工程、C・・
・マスキング工程、E・・・エッチングエ程、F・・・
表面処理工程、G・・・塗装工程。 第1図 第2図 (へ− A 十 十ガフ!l)+1シ」
、第2図(a>〜(e)は各工程において成形される金
属薄板を説明する説明図である。 A・・・金属薄板、B・・・エンボス加工工程、C・・
・マスキング工程、E・・・エッチングエ程、F・・・
表面処理工程、G・・・塗装工程。 第1図 第2図 (へ− A 十 十ガフ!l)+1シ」
Claims (2)
- (1)表面が凹凸模様の金属薄板において、凸部上面が
平滑であり、かつ、凹部の表面が荒れた状態であること
を特徴とするエンボス加工金属板。 - (2)金属薄板に素地のうちにエンボス加工を施し、次
に凹凸模様の凸部の上面に耐酸膜を形成することによっ
てマスキングするマスキング工程を設け、次に腐食液を
該金属薄板の表面にスプレー等により塗布して耐酸膜に
よってマスキングしていない部分に腐食によるエッチン
グを施すエッチング工程を設け、次に前記耐酸膜の除去
、脱脂、水洗、乾燥を行う表面処理工程を設け、次に塗
装工程を設けたことを特徴とするエンボス加工金属板の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22081485A JPS6280280A (ja) | 1985-10-02 | 1985-10-02 | エンボス加工金属板およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22081485A JPS6280280A (ja) | 1985-10-02 | 1985-10-02 | エンボス加工金属板およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6280280A true JPS6280280A (ja) | 1987-04-13 |
Family
ID=16756977
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22081485A Pending JPS6280280A (ja) | 1985-10-02 | 1985-10-02 | エンボス加工金属板およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6280280A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4837501A (ja) * | 1971-09-17 | 1973-06-02 | ||
JPS61119680A (ja) * | 1984-11-15 | 1986-06-06 | Toshinori Kawabuchi | 金属製外装板およびその製造方法 |
-
1985
- 1985-10-02 JP JP22081485A patent/JPS6280280A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4837501A (ja) * | 1971-09-17 | 1973-06-02 | ||
JPS61119680A (ja) * | 1984-11-15 | 1986-06-06 | Toshinori Kawabuchi | 金属製外装板およびその製造方法 |
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