JP2001205732A - 化粧板の製造方法 - Google Patents
化粧板の製造方法Info
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- JP2001205732A JP2001205732A JP2000019523A JP2000019523A JP2001205732A JP 2001205732 A JP2001205732 A JP 2001205732A JP 2000019523 A JP2000019523 A JP 2000019523A JP 2000019523 A JP2000019523 A JP 2000019523A JP 2001205732 A JP2001205732 A JP 2001205732A
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- Japan
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- ceramic
- protective film
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 セラミック塗装を施しながらも、絵柄を表現
できる金属製の化粧板を提供する。 【解決手段】 金属板１に下塗り層２を介して印刷によ
り絵柄層３を形成し、印刷面３を保護フィルムで覆った
状態で曲げ加工を施した後、保護フィルムを剥がしてか
ら絵柄層３の上にスプレー塗布でセラミッククリヤー層
４を形成する。
できる金属製の化粧板を提供する。 【解決手段】 金属板１に下塗り層２を介して印刷によ
り絵柄層３を形成し、印刷面３を保護フィルムで覆った
状態で曲げ加工を施した後、保護フィルムを剥がしてか
ら絵柄層３の上にスプレー塗布でセラミッククリヤー層
４を形成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物や車両の外装
パネルや家庭電化製品などの用途に用いられる金属製の
化粧板の製造方法に関するものである。
パネルや家庭電化製品などの用途に用いられる金属製の
化粧板の製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の化粧板の一つとして、耐
汚染性を付与するために、鋼板等の金属板の上にプライ
マー層を介してセラミック塗料を塗布した構成のものが
知られている。これに用いられるセラミック塗料は、乾
燥すると硬度が高くなって脆くなる性質を有している。
このため、曲げ部分を有する化粧板の場合、塗布してか
ら曲げ加工を施すと割れを生じるので、曲げ加工を施し
てから着色セラミック塗料をスプレーで塗布するように
している。
汚染性を付与するために、鋼板等の金属板の上にプライ
マー層を介してセラミック塗料を塗布した構成のものが
知られている。これに用いられるセラミック塗料は、乾
燥すると硬度が高くなって脆くなる性質を有している。
このため、曲げ部分を有する化粧板の場合、塗布してか
ら曲げ加工を施すと割れを生じるので、曲げ加工を施し
てから着色セラミック塗料をスプレーで塗布するように
している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
のセラミック塗装した金属製の化粧板は、曲げ加工を施
してから着色セラミック塗料をスプレー塗装しているの
で、単色のものしか製造できず、デザイン上の制約があ
った。
のセラミック塗装した金属製の化粧板は、曲げ加工を施
してから着色セラミック塗料をスプレー塗装しているの
で、単色のものしか製造できず、デザイン上の制約があ
った。
【０００４】本発明は、上記のような背景に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とすることころは、セラミッ
ク塗装を施しながらも、絵柄を表現できる金属製の化粧
板を提供することにある。
れたものであり、その目的とすることころは、セラミッ
ク塗装を施しながらも、絵柄を表現できる金属製の化粧
板を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る化粧板の製造方法は、金属板に下塗り
層を介して印刷により絵柄層を形成し、印刷面を保護フ
ィルムで覆った状態で曲げ加工を施した後、保護フィル
ムを剥がしてから絵柄層の上にスプレー塗布でセラミッ
ククリヤー層を形成することを特徴としている。
め、本発明に係る化粧板の製造方法は、金属板に下塗り
層を介して印刷により絵柄層を形成し、印刷面を保護フ
ィルムで覆った状態で曲げ加工を施した後、保護フィル
ムを剥がしてから絵柄層の上にスプレー塗布でセラミッ
ククリヤー層を形成することを特徴としている。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明により製造される化粧板の
一態様は、図１に示すような層構成をしている。すなわ
ち、金属板１の表面に下塗り層２が形成され、その上に
印刷による絵柄層３が形成され、絵柄層３の表面にセラ
ミッククリアー層４が形成されている。このセラミック
クリアー層４は、絵柄層３までを形成した金属板を曲げ
加工した後でスプレー塗布して形成される。
一態様は、図１に示すような層構成をしている。すなわ
ち、金属板１の表面に下塗り層２が形成され、その上に
印刷による絵柄層３が形成され、絵柄層３の表面にセラ
ミッククリアー層４が形成されている。このセラミック
クリアー層４は、絵柄層３までを形成した金属板を曲げ
加工した後でスプレー塗布して形成される。
【０００７】金属板としては、亜鉛メッキ鋼板、ステン
レス鋼板、アルミニウム板等が使用される。
レス鋼板、アルミニウム板等が使用される。
【０００８】金属板の裏面については、用途や使用環境
に応じて、合成樹脂塗料による塗装その他の公知の方法
で被覆すればよいが、本発明は裏面被覆の有無や種類、
手段等を規定しない。
に応じて、合成樹脂塗料による塗装その他の公知の方法
で被覆すればよいが、本発明は裏面被覆の有無や種類、
手段等を規定しない。
【０００９】下塗り層の形成には、各種合成樹脂塗料が
使用されるが、耐侯性の上からポリエステル系の下塗り
塗料が好適である。
使用されるが、耐侯性の上からポリエステル系の下塗り
塗料が好適である。
【００１０】絵柄層は、グラビアオフセット、シルク印
刷、転写等の手段で形成することができる。インクの種
類は特に制約はなく、塗膜の加工性、硬さと傷つきにく
さ、耐蝕性、耐候性等の種々の性能のバランスがとれて
いるという点で、ポリエステル系のインクを使用するの
が好ましい。
刷、転写等の手段で形成することができる。インクの種
類は特に制約はなく、塗膜の加工性、硬さと傷つきにく
さ、耐蝕性、耐候性等の種々の性能のバランスがとれて
いるという点で、ポリエステル系のインクを使用するの
が好ましい。
【００１１】絵柄層までを形成した金属板に曲げ加工を
施すが、この時に印刷面を傷つけないようにするため、
絵柄層を覆って保護フィルムをラミネートしておく。こ
のラミネートフィルムとしてはポリエステルフィルムを
用いるのが好ましい。
施すが、この時に印刷面を傷つけないようにするため、
絵柄層を覆って保護フィルムをラミネートしておく。こ
のラミネートフィルムとしてはポリエステルフィルムを
用いるのが好ましい。
【００１２】セラミッククリアー層は、顔料等の着色剤
を添加してない透明な熱硬化性セラミック系塗料を用
い、これを絵柄層の上からスプレー塗布して焼付乾燥さ
せることで形成する。
を添加してない透明な熱硬化性セラミック系塗料を用
い、これを絵柄層の上からスプレー塗布して焼付乾燥さ
せることで形成する。
【００１３】
【実施例】以下、化粧鋼板の製造方法の具体例を実施例
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【００１４】（実施例）厚さ０．５ｍｍの冷間圧延鋼板
に、連続溶融亜鉛メッキ（片面当たりのメッキ量１２０
ｇ／ｍ2 ）を施し、さらにクロメート処理を施してなる
亜鉛メッキ鋼板を金属板として使用する。そしてまずそ
の金属板の裏面に、ロールコーターを用いてエポキシ系
の熱硬化型塗料を乾燥塗膜で１〜２μｍになるように塗
布し、所定条件で焼き付け乾燥した。
に、連続溶融亜鉛メッキ（片面当たりのメッキ量１２０
ｇ／ｍ2 ）を施し、さらにクロメート処理を施してなる
亜鉛メッキ鋼板を金属板として使用する。そしてまずそ
の金属板の裏面に、ロールコーターを用いてエポキシ系
の熱硬化型塗料を乾燥塗膜で１〜２μｍになるように塗
布し、所定条件で焼き付け乾燥した。
【００１５】次に、金属板の表面側に、ロールコーター
を用いてポリエステル系樹脂塗料を乾燥膜厚で１〜２μ
ｍになるように塗布して焼付乾燥を行うことでプライマ
ー層を形成した。さらにそのプライマー層の上にフロー
コーターによりポリエステル系樹脂塗料を乾燥膜厚でお
よそ２０μｍになるように塗布して焼付乾燥を行うこと
でベースコート層を形成した。
を用いてポリエステル系樹脂塗料を乾燥膜厚で１〜２μ
ｍになるように塗布して焼付乾燥を行うことでプライマ
ー層を形成した。さらにそのプライマー層の上にフロー
コーターによりポリエステル系樹脂塗料を乾燥膜厚でお
よそ２０μｍになるように塗布して焼付乾燥を行うこと
でベースコート層を形成した。
【００１６】続いて、ベースコート層の上に、グラビア
オフセット印刷によりポリエステル系樹脂のインキで抽
象柄模様の絵柄層を形成した後、その絵柄層を覆って厚
さ３０μｍのポリエステルフィルムを保護フィルムとし
てラミネートした。
オフセット印刷によりポリエステル系樹脂のインキで抽
象柄模様の絵柄層を形成した後、その絵柄層を覆って厚
さ３０μｍのポリエステルフィルムを保護フィルムとし
てラミネートした。
【００１７】そして、保護フィルム付きの金属板の４隅
をカットし、さらに曲げ加工機にかけて周囲４辺を折り
曲げることで、外装パネルの形状に加工した。その後、
保護フィルムを剥がした状態にし、印刷面の上からセラ
ミック系塗料（日本油脂製「ベルクリーンＮｏ．１０
０」）を乾燥膜厚が２０μｍ程度になるようにスプレー
塗装により吹き付け、１７０℃×２０分の焼付乾燥を行
ってセラミッククリアー層を形成した。以上のようにし
て、大理石模様の絵柄が表現された金属製のセラミック
塗装化粧板が得られた。
をカットし、さらに曲げ加工機にかけて周囲４辺を折り
曲げることで、外装パネルの形状に加工した。その後、
保護フィルムを剥がした状態にし、印刷面の上からセラ
ミック系塗料（日本油脂製「ベルクリーンＮｏ．１０
０」）を乾燥膜厚が２０μｍ程度になるようにスプレー
塗装により吹き付け、１７０℃×２０分の焼付乾燥を行
ってセラミッククリアー層を形成した。以上のようにし
て、大理石模様の絵柄が表現された金属製のセラミック
塗装化粧板が得られた。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
金属板に下塗り層を介して印刷により絵柄層を形成し、
印刷面を保護フィルムで覆った状態で曲げ加工を施した
後、保護フィルムを剥がしてから絵柄層の上にスプレー
塗布でセラミッククリヤー層を形成するようにしたの
で、セラミック塗装が施されていながらも、絵柄を表現
した化粧板を製造することができる。
金属板に下塗り層を介して印刷により絵柄層を形成し、
印刷面を保護フィルムで覆った状態で曲げ加工を施した
後、保護フィルムを剥がしてから絵柄層の上にスプレー
塗布でセラミッククリヤー層を形成するようにしたの
で、セラミック塗装が施されていながらも、絵柄を表現
した化粧板を製造することができる。
【図１】本発明により製造される化粧板の一態様を示す
断面図である。
断面図である。
１ 金属板 ２ 下塗り層 ３ 絵柄層 ４ セラミッククリアー層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 2E110 AA26 AA57 AA64 AB22 AB46 BA03 BA04 BA12 BB02 BB05 BB18 BB38 EA04 EA09 GA07W GA32W GA32X GA33X GB02X GB03X GB06X GB52Y GB54Y 4F100 AB01A AB03 AB18 AD00D AK41 AS00D BA04 BA07 BA10A BA10D CC00B EH462 EH463 EH61 EH613 EH71 EH711 EJ47 EJ472 EJ473 EJ69 EJ691 GB07 GB16 GB48 HB00 HB00C HB11 HB313 JN01D
Claims (1)
- 【請求項１】 金属板に下塗り層を介して印刷により絵
柄層を形成し、印刷面を保護フィルムで覆った状態で曲
げ加工を施した後、保護フィルムを剥がしてから絵柄層
の上にスプレー塗布でセラミッククリヤー層を形成する
ことを特徴とする化粧板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000019523A JP2001205732A (ja) | 2000-01-28 | 2000-01-28 | 化粧板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000019523A JP2001205732A (ja) | 2000-01-28 | 2000-01-28 | 化粧板の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001205732A true JP2001205732A (ja) | 2001-07-31 |
Family
ID=18546206
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000019523A Pending JP2001205732A (ja) | 2000-01-28 | 2000-01-28 | 化粧板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001205732A (ja) |
-
2000
- 2000-01-28 JP JP2000019523A patent/JP2001205732A/ja active Pending
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