JPS6280175A - 自動二輪車の座席構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は自動二輪車の座席構造に関するもので、１１
？に車体外面全平滑にするため、車体枠の外面を合成樹
脂製の車体外皮で覆い、その上面に乗員の座席をなす凹
部を設け、その凹部表面に緩衝用の発泡体を貼着して乗
員の座席とした座席構造に関するものである。

〔従来の技術、その問題点〕

一般に自動二輪車の乗員の座席は厚さ１０α程度の発泡
体の上面を軟質合成樹脂からなる外皮で覆って作られる
。また、競技用車両においては、車体の軽量化と車体外
面の平滑化の友め車体枠の外面を硬質の合成樹脂からな
る車体外皮で被覆し、その上面に座面をなす凹所を形成
し着座部に発泡体を貼着することが行われている。

然しなから、この手法を多量に生産される市販車に転用
せんとしても、一般に強力な接着剤は展延性が劣るため
、発泡体の裏面の全面に塗布するのは非常に作業効率が
悪い。また、高価な強力接着剤を多量に用いる結果、著
しく製品コストを押し上げ、ること−なる。

〔発明の目的、構成の概要〕

この発明は乗員の体重によって車体外皮に接着される発
泡体に作用する力は、屈曲部に於いて特に強（、平坦部
ではそれほどでないことに着眼してなされ、上記不具合
を回避して生産性が優れ、且つ原価な比較的弱い接着剤
を多用して製造コストの原価な座席構造を得ることを目
的とするもので、前輪と後輪との間に車体フレームで支
持されたエンジンを配置し、その上方に位置して燃料タ
ンクとその後部に位置して後輪の上面を覆う合成樹脂製
の車体外皮と全設置し、その車体外皮の上面に着座用の
凹部を設けると共に、その凹部の上面に発泡体を貼着す
るものにおいて、前記車体外皮と発泡体とを局部的によ
り強力な接着剤をもって接着し次点に特徴がある。

〔実施例〕

以下、図示の実施例によってこの発明を説明する。図中
、１は自動二輪車であり、車体枠２の前方に前フオーク
３を介して前輪４を左右転回自在に設け、後方にリヤア
ーム５を介して後輪６を上下揺動自在に支持している。

車体枠２の下方にはエンジンＴと、上方には燃料タンク
８とをそれぞれ有し、車体枠の前部はフェアリング９に
よって覆われている。９ａは透明な材料で作られ几風防
である。なお、以上の構成は従来のものと大ぎく異なる
処はない。

１Ｇは燃料タンク８の後方に後輪６の上万全覆って設け
られた硬質合成樹脂製の車体外皮であり、車体枠２の後
方上面を覆って、フェアリング９と共に車体外面を平滑
にして走行風の整流を図ると共に、その内部に工具箱や
車載電源友るバッテリが収容されている。１０ａは工具
を取り出し几すバツテリを点検するための孔であり、蓋
１０ＭＣよって開閉自在に閉じられている。

車体外皮１０は第５図、第６図で示すように、左右の各
半部１１．１１を車体中心線上の部分Ｃで溶融結合させ
、鋼板↓の裏板１３を当て〜リベット１５で固定し補強
しである。１２は乗員が着座するため設けられた凹部で
あり、車体外皮１゜の一部の上面を下方へ陥没させて設
けられている。

１４は尾灯でちる。

凹部１２の上面および後面には緩衝材たる発泡体１６．
１８が貼着され車体やエンジンの撮動が乗員に直接に伝
わるのを和らげている。発泡体１６．１８はポリウレタ
ンの独立気泡からなり、各気泡は相互に独立しており通
気性がない。よって、雨水が降りかかっても、水分を吸
収して哩れなくなるような不具合を生じないようにしで
ある。この実施例において、発泡体１６は産褥をなし、
その後部は比較的平面をなしているが、前部は側３図、
第４図から明らかなように、左右画側の滅線りより外方
に位置して形成された曲面部分１１．１１がある。符号
２０で示す部分は局部的に特に慢い接着剤を甲いて接着
しである。２２は車体外皮１０を車体枠２へ固定する之
めの凹部であり、そこにはボルト孔２４が開設されてい
る。

車体外皮１０と発泡体１６．１８との接着は次のように
して行われる。すなわち、予め平坦な発泡体を座席に必
要な所望の形状に打抜き、Ｗ、７図で示す工うに、発泡
体１６の一面に比較的展延性のよい接層材２６を全面※
に塗布しておき、その一部により強力な接層材２８を厘
ねて塗布し、その上に剥離紙３０を粘着させである。

次ぎに、接合に際しては発泡体１６から剥離紙３０を剥
がし、その粘着面を下にして車体外皮１０に当接させ、
押圧して貼着する。

〔発明の効果〕

この発明によれば、発泡体１６には全面に展延性のよい
接着剤を塗布して用いるから発泡体１６に対する接着剤
の塗布は予め機械によって行うことも出来、その一部に
展延性は劣るも強力な接着材を塗布したものであるから
、全体を強力な接着材で塗布するものに比較すれば、生
産性がよく、全体を展延性の優れ几接看材のみで接着す
る場合に比し強力な接着が得られ、斯くて生産性の同上
が可能となる。すなわち、層座用の凹部１２の曲面部分
には展延性は劣るも接着性の優れ之接層剤を用い、全体
を展延性の優れ之接着材で接着すること〜したから、全
体の接着強度全低下させることなく生産性の同上が達成
でき、発明の目的を達成出来る効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の実施例を示すもので、第１図は座席部
分の側面図、第２図は自動二輪車の側面図、第３図は座
席部分の平面図、第４図は正面図、第５図はＶ−Ｖ断面
図、第６図はｖｔ−ｖｉａ面図、第７図は■−■断面図
である。 曲面部分、２０．２０・・・・強い接着剤により接着す
る個所。

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）前輪と後輪との間に車体フレームで支持されたエ
   ンジンを配置し、その上方に位置して燃料タンクとその
   後部に位置して後輪の上面を覆う合成樹脂製の車体外皮
   とを設置し、その車体外皮の上面に着座用の凹部を設け
   ると共に、その凹部の上面に発泡体を貼着するものにお
   いて、前記車体外皮と発泡体とを局部的により強力な接
   着剤をもつて接着してなる自動二輪車の座席構造。
2. （２）局部的に強力な接着剤を用いる個所は曲面部分で
   ある特許請求の範囲第１項記載の自動二輪車の座席構造
   。
3. （３）局部的に強力な接着剤を用いる個所は座席の全面
   に左右対称に２箇所設けられている特許請求の範囲第１
   項記載の自動二輪車の座席構造。
4. （４）発泡体は独立気泡によつて構成されている特許請
   求の範囲第１項記載の自動二輪車の座席構造。
5. （５）着座用の凹部は、跨座式の座面を形成している特
   許請求の範囲第１項記載の自動二輪車の座席構造。
6. （６）発泡体の一面には、比較的弱い接着剤が一様に塗
   布されている特許請求の範囲第１項記載の自動二輪車の
   座席構造。