JP2569824Y2 - 成形シート・パッド - Google Patents
成形シート・パッドInfo
- Publication number
- JP2569824Y2 JP2569824Y2 JP2713292U JP2713292U JP2569824Y2 JP 2569824 Y2 JP2569824 Y2 JP 2569824Y2 JP 2713292 U JP2713292 U JP 2713292U JP 2713292 U JP2713292 U JP 2713292U JP 2569824 Y2 JP2569824 Y2 JP 2569824Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- felt
- pad
- center
- surrounding
- joint
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、乗り物シートに使用
される成形シート・パッドに関する。
される成形シート・パッドに関する。
【０００２】
【背景技術】自動車シートに使用される成形シート・パ
ッドでは、ばね側に軟質センタ・フェルトおよび硬質周
囲フェルトが一体発泡され、そして、そのセンタ・フェ
ルトおよび周囲フェルトは継ぎ合わせ箇所で互いに重ね
合わせられてタッグ止めされるので、その継ぎ合わせ箇
所がしばしば剥れる不具合があった。
ッドでは、ばね側に軟質センタ・フェルトおよび硬質周
囲フェルトが一体発泡され、そして、そのセンタ・フェ
ルトおよび周囲フェルトは継ぎ合わせ箇所で互いに重ね
合わせられてタッグ止めされるので、その継ぎ合わせ箇
所がしばしば剥れる不具合があった。
【０００３】
【考案の課題】この考案の課題は、一体発泡によって樹
脂パッドのばね側に固着されるセンタ・フェルトおよび
周囲フェルトの継ぎ合わせ箇所からタッグ止めを省いて
その継ぎ合わせ箇所に生じるそのセンタ・フェルトおよ
び周囲フェルトの剥離を防止するところの成形シート・
パッドの提供にある。
脂パッドのばね側に固着されるセンタ・フェルトおよび
周囲フェルトの継ぎ合わせ箇所からタッグ止めを省いて
その継ぎ合わせ箇所に生じるそのセンタ・フェルトおよ
び周囲フェルトの剥離を防止するところの成形シート・
パッドの提供にある。
【０００４】
【課題に相応する手段およびそれの作用】この考案は、
センタ・フェルトおよび周囲フェルトが継ぎ合わせ箇所
を相じゃくりに互いに重ね合わせられ、樹脂パッドとの
一体発泡の際に、含浸される樹脂でその相じゃくりを一
体的に接合され、貼付け強度を増すところである。
センタ・フェルトおよび周囲フェルトが継ぎ合わせ箇所
を相じゃくりに互いに重ね合わせられ、樹脂パッドとの
一体発泡の際に、含浸される樹脂でその相じゃくりを一
体的に接合され、貼付け強度を増すところである。
【０００５】
【具体例の説明】以下、特定されて図示された具体例に
基づいて、この考案の成形シート・パッドを説明する
に、図１および図２は、乗用車のフロント・サイド・シ
ートに適用されたこの考案の成形シート・パッドの具体
例１０を示し、この成形シート・パッド１０では、セン
タ・フェルト１２および周囲フェルト１３が継ぎ合わせ
箇所１５を相じゃくり１６に互いに重ね合わせられ、樹
脂パッド１１との一体発泡の際に、含浸された樹脂でそ
の相じゃくり１６を一体的に接合されたところである。
基づいて、この考案の成形シート・パッドを説明する
に、図１および図２は、乗用車のフロント・サイド・シ
ートに適用されたこの考案の成形シート・パッドの具体
例１０を示し、この成形シート・パッド１０では、セン
タ・フェルト１２および周囲フェルト１３が継ぎ合わせ
箇所１５を相じゃくり１６に互いに重ね合わせられ、樹
脂パッド１１との一体発泡の際に、含浸された樹脂でそ
の相じゃくり１６を一体的に接合されたところである。
【０００６】さらに具体的に述べると、そのセンタ・フ
ェルト１２は、予め軟質の粗毛フェルトから所定の寸法
に切断されて周囲縁の厚さを図２に示したように欠き取
られ、一方、その周囲フェルト１３は、予め硬質の粗毛
フェルトから所定の寸法に切断されて次に、所定の寸法
の窓１４が打ち抜かれ、そして、窓縁の厚さを図２に示
したように欠き取られてあるので、先ず、そのセンタ・
フェルト１２を型（図示せず）の中に配置し、次いで、
そのセンタ・フェルト１２にその窓１４を合わせながら
その周囲フェルト１３をその型の中に配置してその周囲
縁にその窓縁を重ね合わせた。
ェルト１２は、予め軟質の粗毛フェルトから所定の寸法
に切断されて周囲縁の厚さを図２に示したように欠き取
られ、一方、その周囲フェルト１３は、予め硬質の粗毛
フェルトから所定の寸法に切断されて次に、所定の寸法
の窓１４が打ち抜かれ、そして、窓縁の厚さを図２に示
したように欠き取られてあるので、先ず、そのセンタ・
フェルト１２を型（図示せず）の中に配置し、次いで、
そのセンタ・フェルト１２にその窓１４を合わせながら
その周囲フェルト１３をその型の中に配置してその周囲
縁にその窓縁を重ね合わせた。
【０００７】次には、その型の中に樹脂をそのパッド１
１に発泡させてその成形シート・パッド１０を成形し
た。その一体発泡によってその樹脂パッド１１のばね側
には、そのセンタ・フェルト１２および周囲フェルト１
３が一体的に固着され、その際、その継ぎ合わせ箇所１
５を形成するその相じゃくり１６に樹脂が含浸され、そ
の相じゃくり１６を一体的に接合した。特に、この場
合、その相じゃくり１６には、樹脂が十分に含浸され、
その結果、その継ぎ合わせ箇所１５における貼付け強度
が非常に増大された。
１に発泡させてその成形シート・パッド１０を成形し
た。その一体発泡によってその樹脂パッド１１のばね側
には、そのセンタ・フェルト１２および周囲フェルト１
３が一体的に固着され、その際、その継ぎ合わせ箇所１
５を形成するその相じゃくり１６に樹脂が含浸され、そ
の相じゃくり１６を一体的に接合した。特に、この場
合、その相じゃくり１６には、樹脂が十分に含浸され、
その結果、その継ぎ合わせ箇所１５における貼付け強度
が非常に増大された。
【０００８】そのようにして製造されたこの成形シート
・パッド１０は、その乗用車のフロント・サイド・シー
トに長期間使用されたが、その継ぎ合わせ箇所１５にお
いて、そのセンタ・フェルト１２および周囲フェルト１
３の剥離が、特に、その周囲フェルト１３の剥離が回避
された。
・パッド１０は、その乗用車のフロント・サイド・シー
トに長期間使用されたが、その継ぎ合わせ箇所１５にお
いて、そのセンタ・フェルト１２および周囲フェルト１
３の剥離が、特に、その周囲フェルト１３の剥離が回避
された。
【０００９】先のように、図面を参照して説明されたこ
の考案の具体例から明らかであるように、この考案の属
する技術の分野における通常の知識を有する者にとっ
て、この考案の内容は、その考案の課題を成し遂げるた
めにその考案の成立に必須であってその考案の性質であ
るところのその考案の技術的本質に由来し、そして、そ
れを内在させると客観的に認められる態様に容易に具体
化される。
の考案の具体例から明らかであるように、この考案の属
する技術の分野における通常の知識を有する者にとっ
て、この考案の内容は、その考案の課題を成し遂げるた
めにその考案の成立に必須であってその考案の性質であ
るところのその考案の技術的本質に由来し、そして、そ
れを内在させると客観的に認められる態様に容易に具体
化される。
【００１０】
【考案の便益】上述から理解されるように、この考案の
成形シート・パッドは、センタ・フェルトおよび周囲フ
ェルトが継ぎ合わせ箇所を相じゃくりに互いに重ね合わ
せられ、樹脂パッドとの一体発泡の際に、含浸される樹
脂でその相じゃくりを一体的に接合されるので、そのセ
ンタ・フェルトおよび周囲フェルトの継ぎ合わせ箇所か
らタッグ止めが省かれ、その継ぎ合わせ箇所において、
そのセンタ・フェルトおよび周囲フェルトの貼付け強度
が非常に増大され、その継ぎ合わせ箇所において、その
センタ・フェルトおよび周囲フェルトの剥離が回避さ
れ、それらに加えて、製造工数および費用が削減され、
その結果、乗り物シートにとって非常に有用で実用的で
ある。
成形シート・パッドは、センタ・フェルトおよび周囲フ
ェルトが継ぎ合わせ箇所を相じゃくりに互いに重ね合わ
せられ、樹脂パッドとの一体発泡の際に、含浸される樹
脂でその相じゃくりを一体的に接合されるので、そのセ
ンタ・フェルトおよび周囲フェルトの継ぎ合わせ箇所か
らタッグ止めが省かれ、その継ぎ合わせ箇所において、
そのセンタ・フェルトおよび周囲フェルトの貼付け強度
が非常に増大され、その継ぎ合わせ箇所において、その
センタ・フェルトおよび周囲フェルトの剥離が回避さ
れ、それらに加えて、製造工数および費用が削減され、
その結果、乗り物シートにとって非常に有用で実用的で
ある。
【図１】乗用車のフロント・サイド・シートに適用され
たこの考案の成形シート・パッドの具体例をばね側から
見た斜視図である。
たこの考案の成形シート・パッドの具体例をばね側から
見た斜視図である。
【図２】図１の２−２線に沿って示した断面図である。
１２ センタ・フェルト １３ 周囲フェルト １４ 窓 １５ 継ぎ合わせ箇所 １６ 相じゃくり
Claims (1)
- 【請求項１】 センタ・フェルトおよび周囲フェルトが
継ぎ合わせ箇所を相じゃくりに互いに重ね合わせられ、
樹脂パッドとの一体発泡の際に、含浸される樹脂でその
相じゃくりを一体的に接合されるところの成形シート・
パッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2713292U JP2569824Y2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 成形シート・パッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2713292U JP2569824Y2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 成形シート・パッド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0576400U JPH0576400U (ja) | 1993-10-19 |
| JP2569824Y2 true JP2569824Y2 (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=12212530
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2713292U Expired - Lifetime JP2569824Y2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 成形シート・パッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2569824Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP2713292U patent/JP2569824Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0576400U (ja) | 1993-10-19 |
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