JP2891406B2 - 自動車用成形天井 - Google Patents

自動車用成形天井

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JP2891406B2
JP2891406B2 JP7167131A JP16713195A JP2891406B2 JP 2891406 B2 JP2891406 B2 JP 2891406B2 JP 7167131 A JP7167131 A JP 7167131A JP 16713195 A JP16713195 A JP 16713195A JP 2891406 B2 JP2891406 B2 JP 2891406B2
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corrugated cardboard
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molded
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義久 佐藤
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IKEDA BUTSUSAN KK
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のルーフ内側に
取り付ける自動車用成形天井に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の天井には、成形天井と呼ばれて
いる平板状天井が多く用いられ、その成形基材として比
較的軽量な段ボール基材が使用される。段ボール基材の
一般的構成は、波形中芯の両面にライナーを接着したも
のであり、所定条件でプレス成形される。成形後は段ボ
ール基材の表面側に表皮材が一体化される。ところで、
サンルーフ車などでは、成形天井に大きなサンルーフ用
開口部が形成されることから、段ボール基材としては前
記開口部の両側において特に剛性を補強したいような場
合もある。この場合、従来は段ボール基材構成として、
実開昭58−181527号公報に示される如く波形中
芯や両面段ボール自体を多層構造にして剛性を大きくす
ることもあるが、重量的な問題が生じる。そこで、実開
平1−126847号公報に例示される如く波形中芯と
片側ライナーとの間に補強金属板などを挿入し部分的に
補強することが行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような部分的補強
構造では、重量増をそれなりに抑えることができるもの
の、挿入する補強金属板を波形中芯と同様なピッチの波
形状に形成して密着できるようにしなくてはならず、ま
た波形中芯と異なる材質であることから接着性や成形性
を損ねることもあった。しかも、補強部材を部分的に付
設する場合には部品点数並びに管理的に煩雑になり、コ
ストが高くなり易いという問題点もある。
【0004】本発明の目的は、段ボール基材の部分的な
補強を重量増を最小に抑えて、構成簡易に行えるように
した自動車用成形天井を提供することにある。他の目的
は以下の内容説明の中で明らかにする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、波形中芯の両面にライナーを接着した段ボー
ル基材が用いられ、前記段ボール基材を成形型により天
井形状にプレス成形するとともに、段ボール基材の表面
側に表皮材を接合一体化してなる自動車用成形天井にお
いて、前記段ボール基材は、前記波形中芯が天井幅方向
に切断されて前側と後側とに分割され、かつ該分割され
た一方側の切断部分を他方側の切断部分に重ねることに
より形成された重合補強部を前記ライナー間に有してい
ることを要旨としている。以上の構成において、 前記
重合補強部が、前記段ボール基材に設けられたサンルー
フ用開口部の略両側部分に位置していることが好まし
い。
【0006】
【作用】以上の構成によれば、補強構造的には、波形中
芯を両面ライナーの間に設けた段ボール基材であって
も、波形中芯を幅方向に切断して重ねることから専用の
補強部材が不要となり、サンルーフ用の開口部を設ける
など車幅方向の剛性が不足するような場合に局部剛性を
簡易に大きくすることが可能になる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。図2は本発明の一実施例である自動車用成形
天井を示す概略図で、図1は図2のA−A線に沿う拡大
断面図である。
【0008】同図の自動車用成形天井1は、略中間部か
ら前側にかけて設けられたサンルーフ用開口部2を有
し、また段ボール基材3を成形型によりプレス成形して
天井形状に形成した後、段ボール基材3の表面側に表皮
材4を一体化している点では従来と同じくしている。異
なる構成は、段ボール基材3の補強構造であり、以下、
この要部について詳述する。
【0009】前記段ボール基材3は、波形中芯5および
波形中芯5の両面に接着されたライナー6,6とからな
り、サンルーフ用の開口部2が略中間部から前側にかけ
て大きく開口形成されるとともに、開口部2の両側部分
つまり図2の符号Xで示す幅で設けられた重合補強部8
を有している。この重合補強部8は、ライナー6,6間
に配置される波形芯材5が図3に示す如く車幅方向に前
側5Aと後側5Bとに分割されるとともに、前側5Aの
切断側部分5cを後側5Bの切断側部分5cに重ねて一
体化した状態でプレス成形したものである。
【0010】図4は、本発明の段ボール基材3をプレス
成形する際に用いられるブランクの作製方法例を模式的
に示したものであり、以下、同図を参照しながらさらに
説明する。
【0011】この作製例では、所定ピッチの波形を形成
した中芯5と、2枚の平らなライナー6とが用意され
る。中芯5は、ライナー6に対し図2の符号Xに相当す
る分だけ長く設定されており、図4(a)に示す如く刃
7で前側5Aと後側5Bとに切断される。そして、図4
(b)に示す如く後側5B(又は前側5A)が下側ライ
ナー6の上にあって、片側を基準として熱可塑性接着材
などを介して接着された後、図4(c)に示す如く前側
5A(又は後側5B)が下側ライナー6の上にあって、
もう一方の片側を基準として後側5Bの切断側部分5c
の上にわたって熱可塑性接着材などを介して接着され
る。すると、下側ライナー6上には、前側5Aだけの部
分と、後側5BCだけの部分との間に前側5Aと後側5
Bとの各切断側部分5cが重ねられた重合補強部8が形
成される。その後、上側ライナー6が図4(d)の如く
熱可塑性接着材などを介して接着される。
【0012】このようにして、作製された段ボール基材
3用のブランクは、従来と同様、加熱しながらプレス成
形されて、型成形面に対応した天井形状に成形されると
ともに、サンルーフ用の開口部2が開口形成される。ま
た、表皮材4を設ける工程では、段ボール基材3の表面
側に開口部2に対応する開口部付きの表皮材4を配置
し、この表皮材4を段ボール基材3に接着材などを介在
して圧着させて一体化すると、重合補強部8付きの成形
天井1が完成する。
【0013】このような成形天井1は、段ボール基材3
が開口部2の両側部分に重合補強部8を有して図2の符
号Xの幅で補強されている。そして、この補強構造で
は、波形芯材5を分割し、一方の切断側部分5cを他方
の切断側部分5cに重ねることから、専用の補強部材を
用いる場合に対し波形ピッチ的なズレや部品管理的な問
題がないという利点に加え、金属板など補強部材を波形
中芯とライナー間に挿入する構造に対し段差発生や成形
性を損ねるという虞も緩和できるのである。
【0014】なお、本発明はこの実施例に限定されるこ
となく、特許請求の範囲に記載した要件以外については
種々変形することができる。例えば、段ボール基材3用
のブランクについては図4の方法以外に、例えば、中芯
5と、ライナー6,6間に中芯5を熱可塑性樹脂などを
介在して剥離可能に一体化した両面段ボール原反を用い
ることも可能である。この場合、例えば、重合補強部8
に相当する分だけ長目にブランクカットされ、プレス成
形工程前に片側のライナー6と中芯5とを片側から重合
補強部8に相当する箇所まで剥した状態で、中芯5を分
割して、剥離かつ分割された側を持って図4(b)の要
領で他方側に重ねるようにし、またプレス成形により定
形大に形成することになる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明の自動車用
成形天井では次のような効果を有する。第1に、波形中
芯を両面ライナーの間に設けた段ボール基材であって
も、補強部材としては波形中芯を天井幅方向に切断し
て、切断された側同士を重ねることから、専用の補強部
材が不要となり、部品管理などを改善できる。第2
に、、同一の波形中芯を切断して重ねることから、専用
の補強部材を波形中芯とライナー間に挿入する構造に対
し段差発生や成形性を損ねるという虞もなくなる。第3
に、本発明を適用することにより、例えば、サンルーフ
用の開口部を設けるなど車幅方向の剛性が不足するよう
な場合、局部的な剛性を構成簡易で、重量増を最小に抑
えて付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のA−A線に沿う拡大断面図である。
【図2】本発明の一実施例である自動車用成形天井を上
から見た概略図である。
【図3】前記成形天井の段ボール基材構成を説明するた
めの図である。
【図4】前記段ボール基材用のブランクの作成例を示す
図である。
【符号の説明】
1 成形天井 2 サンルーフ用開口部 3 段ボール基材 4 表皮材 5 波形中芯 6 ライナー 8 重合補強部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−28638(JP,A) 実開 平6−53314(JP,U) 実開 平1−126847(JP,U) 実開 昭58−181527(JP,U) 実開 昭60−93548(JP,U) 実開 平3−71945(JP,U) 実開 平1−17728(JP,U) 実開 昭57−159438(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 13/02 B32B 1/00 - 35/00 B62D 25/06 D21F 11/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波形中芯の両面にライナーを接着した段
    ボール基材が用いられ、前記段ボール基材を成形型によ
    り天井形状にプレス成形するとともに、段ボール基材の
    表面側に表皮材を接合一体化してなる自動車用成形天井
    において、 前記段ボール基材は、前記波形中芯が天井幅方向に切断
    されて前側と後側とに分割され、かつ該分割された一方
    側の切断部分を他方側の切断部分に重ねることにより形
    成された重合補強部を前記ライナー間に有していること
    を特徴とする自動車用成形天井。
  2. 【請求項2】 前記重合補強部が、前記段ボール基材に
    設けられたサンルーフ用開口部の略両側部分に位置して
    いる請求項1に記載の自動車用成形天井。
JP7167131A 1995-06-09 1995-06-09 自動車用成形天井 Expired - Lifetime JP2891406B2 (ja)

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JPH08332904A JPH08332904A (ja) 1996-12-17
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FR3037520B1 (fr) 2015-06-19 2017-07-07 Adhex Tech Dispositif d'application d'un element adhesif sur une surface metallique
FR3092293B1 (fr) 2019-02-06 2021-01-22 Adhex Tech Elément de toit pour rigidifier le toit d’un véhicule
FR3095785B1 (fr) 2019-05-10 2021-04-30 Adhex Tech Elément de toit étanche en carton pour rigidifier le toit d’un véhicule.

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