JPS628012Y2 - - Google Patents

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JPS628012Y2
JPS628012Y2 JP13844582U JP13844582U JPS628012Y2 JP S628012 Y2 JPS628012 Y2 JP S628012Y2 JP 13844582 U JP13844582 U JP 13844582U JP 13844582 U JP13844582 U JP 13844582U JP S628012 Y2 JPS628012 Y2 JP S628012Y2
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JP
Japan
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lens
power
object side
surface facing
focal length
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JP13844582U
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JPS5943922U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
本考案は、一眼レフ電子カメラなどに用いる大
口径広角レンズ系に関する。 従来の一眼レフカメラ用レトロフオーカスタイ
プの広角レンズではミラー可動空間を充分に確保
してもバツクフオーカスの長さは焦点距離の1.6
倍程度で充分であり、射出瞳も大きな値は必要と
されていなかつた。 しかし、固体撮像素子に代表される小型撮像素
子を受像板として採用する一眼レフ電子カメラな
どにおいて採用されるレンズ系にはミラー可動空
間を確保する為に焦点距離の2〜3倍以上の長い
バツクフオーカスが必要とされ、かつ、撮像素子
の性質上色のシエーデイング現象を防止する為に
射出瞳位置が結像面より充分に遠いことが必要と
される。 従つて上記レンズ系に従来のレトロフオーカス
タイプの広角レンズを採用すると、バツクフオー
カスと射出瞳の長さという二つの点で必要とされ
る条件は満足することが出来なかつた。 本考案の目的は、上記欠点を克服し、一眼レフ
電子カメラ用などに採用され得るレンズ系とし
て、焦点距離の約3倍という長いバツクフオーカ
スと長い射出瞳を有する大口径でかつ諸収差が良
好に補正されたコンパクトな大口径広角レンズ系
を提案することである。 本考案の特徴は、負の焦点距離をもつ第1レン
ズ群と正の焦点距離をもつ一般的な第2レンズ群
とよりなるレトロフオーカスタイプのレンズ系で
あつて、上記第1レンズ群は物体側より順に物体
側に凸面を向けた凹メニスカスレンズと、物体側
に凹面を向けた凸メカニカスレンズと、物体側に
凸面を向けた凹メニスカスレンズの3枚のレンズ
とによつて構成された大口径広角レンズ系で、バ
ツクフオーカスと射出瞳とが長いことである。 以下、図示の実施例で本考案を説明する。大口
径広角レンズ系は第1図が第1実施例、第3図が
第2実施例で、両実施例ともレンズ構成は負の焦
点距離をもつ第1レンズ群と正の焦点距離をも
つ第2レンズ群とよりなるレトロフオーカスタ
イプのレンズ系であつて、上記第1レンズ群は
物体A側より順に物体側に凸面を向けた凹メニス
カスレンズ1と、物体側に凹面を向けた凸メカニ
カスレンズ2と、物体側に凸面を向けた凹メニス
カスレンズ3の3枚のレンズとによつて構成され
ている。 上記第2レンズ群は絞り7を挾んで、 第1実施例では両凸レンズ8と、両凹レンズ9
と、両凸レンズ10と、物体A側に凸面を向けた
凹メニスカスレンズ11と、両凸レンズ12とで
構成され、 第2実施例では両凸レンズ13と、両凹レンズ
14と、物体側に凹面を向けた凸メニスカスレン
ズ15と、物体側に凸面を向けた凹メニスカスレ
ンズ16と両凸レンズ17を接合させた接合レン
ズと、両凸レンズ18とで構成されている。 上記第1図、第3図のレンズに付した記号は次
の通りである。 ro;各レンズの曲率半径 r2,r4,r6;各第2面、第4面、第6面の曲率
半径 d1,d3,d5,d8,d10,d12,d14及び第1実施例
のd16並びに第2実施例のd15,d17;各レンズの厚
さ、 d2;第1レンズと第2レンズとの軸上実間隔 d4;第2レンズと第3レンズとの軸上実間隔 d6;第3レンズと絞り面との軸上実間隔 d7;絞り面と第4レンズとの軸上実間隔 上記第1図の第1実施例における各レンズの数
値は次の通りである。但し記号は、 n:レンズのd線屈折率 ν;レンズのアツベ数
【表】 全系の焦点距離f=10.43 バツクフオーカス
B31.88 FナンバーFNO=2.5 両角2ω=55゜
射出瞳位置;−180.8mm(結像面より) 上記第3図の第2実施例における各レンズの数
値は、
【表】
【表】 全系の焦点距離f=10.15 バツクフオーカス
B=30.16 Fナンバー−FNO=1.85 両角2ω
=57゜ 射出瞳位置;436.0mm(結像面より) 上記第1実施例、第2実施例を満足する大口径
広角レンズ系の条件は次の通りである。 (1) 1.4<r2/d2<1.8 (2) 1.9<|r4|/d4<2.3(r4<0) (3) 0.7<r6/(d6+d7)<1,1 (4) 0.77<|φI|<1.1φ (5) (イ) 1.5|φ|<φ<2.0|φ|, 3.2|φI|<|φI|+φ<4.0|φI|, (ロ) n1,n2>1.7 ν>ν φI<0 条件式中上掲以外の記号は、 n1;第1レンズのd線屈折率 n2;第2レンズのd線屈折率 ν;第1レンズのアツベ数 ν;第2レンズのアツベ数、 φ;第1レンズのパワー φ;第2レンズのパワー φ;全系のパワー φI;第1レンズ群のパワー 上記条件式はバツクフオーカスが焦点距離の3
倍程度の大きさを要求されるようなレンズ系で、
その全長をコンパクトにするために絞り7より物
点側の正・負・正のレンズで構成される第1レン
ズ群のパワーを強くせねばならず、この為の歪
曲収差、コマ収差等の大きな発生を防ぐために
は、 (1) 1.4<r2/d2<1.8 (2) 1.9<|r4|/d4<2.3(r4<0) なる条件を満足する必要がある。 即ち(1)ではその上限を越えると、前玉径が大き
くなりコンパクトさを保つことが出来なくなり、
その下限を越えるとコマ収差や第2レンズ群に
おいて補正困難なほどに大きくなる。 また(2)においてはその上限を越すと同様にコン
パクトさが保てないと共に歪曲収差が大きくアン
ダーとなり、その下限を越すと非点融差の増大及
び歪曲収差が極端にオーバーになることにより収
差補正上好ましくない。 従つて上記条件を満足することにより、第2レ
ンズ群に特に工夫をこらさずとも良好に軸外収
差補正の可能なレトロ系を与えることが出来る。
更にトレロ系のパワーが強いことは球面収差にお
いて大きなオーバー傾向を与えるものである。 (3) 0.7<r6/(d6+d7)<1,1 (4) 0.77<|φI|<1.1φ φI<0 なる条件は主として球面収差の補正とパツクフ
オーカス長さを確保するための条件である。 即ち条件(3)においてその上限を越えると球面収
差はアンダーとなり、その下限を越えると球面収
差はオーバーとなり、ともに第2レンズ群での
補正が困難となる。 又条件(4)はバツクフオーカス長を全系の焦点距
離の3倍程度におさめつつ球面収差の発生を少な
く抑えるための条件であり、その上限を越える
と、バツクフオーカスは充分長く確保できるが、
球面収差が補正困難なほどに大きくなつてしま
い、又この下限を越えるとバツクフオーカス長さ
の確保がむずかしくなる。 (5) (イ) 1.5|φ|<φ<2.0|φ|, 3.2|φI|<|φI|+φ<4.0|φI|, (ロ) n1,n2>1.7 ν>ν φI<0 なる条件は、主として倍率の色収差を小さく抑
え、かつ全収差を良好に補正する為の条件であ
る。射出瞳を長くするためには第2レンズ群の
前側焦点の近傍に瞳を設定すればよいが、この時
に倍率の色収差の増大が問題となる。 その時条件(イ)が倍率の色収差を補正する条件と
なり、その上限を越えると倍率の色収差はオーバ
ーに、下限を越えるとアンダーになり、共に補正
が困難である。 又条件(ロ)は第1レンズ1と第2レンズ2のトー
タルカーベチエアを小さくすることにより諸収差
の発生を出来るだけ小さく抑えるための条件であ
る。 本考案は上述のように構成されたから、このレ
ンズ系が一眼レフ電子カメラ用に採用されると、
バツクフオーカスが長いのでミラー可動部空間が
容易に確保出来る。又射出瞳が長いので、撮像素
子の色のシエーデイングが防止出来る。更に大口
径で周辺光量も大きいので撮像素子が高感度でな
くてもよく、コンパクトなので光学系を小さく出
来る等実用上優れた効果を奏する大口径広角レン
ズ系を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は大口径広角レンズ系の第1実施例レン
ズ構成図、第2図は第1実施例における収差図、
第3図は第2実施例レンズ構成図、第4図は第2
実施例における収差図である。 1,3……凹メニスカスレンズ、2……凸メニ
スカスレンズ、……第1レンズ群、……第2
レンズ群、r……曲率半径、n……屈折率、ν…
…アツベ数、φ……パワー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 負の焦点距離をもつ第1レンズ群と正の焦点距
    離をもつ第2レンズ群とよりなるレトロフオーカ
    スタイプのレンズ系であつて、上記第1レンズ群
    は物体側より順に物体側に凸面を向けた凹メニス
    カスレンズと、物体側に凹面を向けた凸メカニカ
    スレンズと、物体側に凸面を向けた凹メニスカス
    レンズの3枚のレンズとによつて構成され、以下
    の条件を満足するバツクフオーカスと射出瞳とが
    長い大口径広角レンズ系。 (1) 1.4<r2/d2<1.8 (2) 1.9<|r4|/d4<2.3(r4<0) (3) 0.7<r6/(d6+d7)<1,1 (4) 0.77<|φI|<1.1φ (5) (イ) 1.5|φ|<φ<2.0|φ|, 3.2|φI|<|φI|+φ<4.0|φI|, (ロ) n1,n2>1.7 ν>ν φI<0 但し、記号は、r2,r4,r6;各第2面、第4
    面、第6面の曲率半径 d2;第1レンズと第2レンズとの軸上実間隔 d4;第2レンズと第3レンズとの軸上実間隔 d6;第3レンズと絞り面との軸上実間隔 d7;絞り面と第4レンズとの軸上実間隔 n1;第1レンズのd線屈折率 n2;第2レンズのd線屈折率 ν;第1レンズのアツベ数 ν;第2レンズのアツベ数、 φ;第1レンズのパワー φ;第2レンズのパワー φ;全系のパワー φI;第1レンズ群のパワー。
JP13844582U 1982-09-14 1982-09-14 大口径広角レンズ系 Granted JPS5943922U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13844582U JPS5943922U (ja) 1982-09-14 1982-09-14 大口径広角レンズ系

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JP13844582U JPS5943922U (ja) 1982-09-14 1982-09-14 大口径広角レンズ系

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Publication Number Publication Date
JPS5943922U JPS5943922U (ja) 1984-03-23
JPS628012Y2 true JPS628012Y2 (ja) 1987-02-25

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ID=30310632

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JP13844582U Granted JPS5943922U (ja) 1982-09-14 1982-09-14 大口径広角レンズ系

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JP4574257B2 (ja) * 2004-07-15 2010-11-04 富士フイルム株式会社 大口径広角レンズ

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JPS5943922U (ja) 1984-03-23

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