JPS6279781A - ペルオキシダ−ゼの製造法 - Google Patents

ペルオキシダ−ゼの製造法

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JPS6279781A
JPS6279781A JP21861085A JP21861085A JPS6279781A JP S6279781 A JPS6279781 A JP S6279781A JP 21861085 A JP21861085 A JP 21861085A JP 21861085 A JP21861085 A JP 21861085A JP S6279781 A JPS6279781 A JP S6279781A
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peroxidase
culture
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phosphate buffer
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Satoko Noda
野田 さとこ
Susumu Matsui
侑 松井
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Takara Shuzo Co Ltd
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Takara Shuzo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はペルオキシダーゼの製造法に関する。
さらに詳しくは担子菌を培養して、その培養物よりペル
オキシダーゼを製造する方法に関する。
〔従来の技術〕
ペルオキシダーゼは一般に植物界に広く存在しており、
特に西洋ワサビ、イチジクおよび大用箋番二名Z今孝h
、イいスー王U炸手り土面性ワ廿ビ根部のペルオキシダ
ーゼ含量が最も高いなどの理由により、西洋ワサビより
ペルオキシダーゼが工業生産され、臨床診断試薬、例え
ば各酸化酵素と併用して血清中のグルコース、総コレス
テロールなどの定量にあるいは酵素免疫測定法における
標識酵素として幅広く用いられている。
また、微生物起源のペルオキシダーゼとしては細菌およ
び糸状菌の生産するチトクロームCペルオキシダーゼや
NADHペルオキシダーゼ等があるが、これらは西洋ワ
サビなどの植物起源のペルオキシダーゼとは作用が異な
り、臨床診断試薬としては利用できない。
最近、アルタナリア属、コクリオポラス属、ペリキユラ
リア属、カープラリア属(特開昭57−99192号)
およびバチルス属(特開昭58−179488号)など
の微生物が臨床診断試薬として使用可能なペルオキシダ
ーゼを生産するとの報告がなされた。しかし、これらの
菌株のペルオキシダーゼ生産量は少なく、工業生産には
不利である。
本発明者らは、工業的にペルオキシダーゼを製造する方
法として先蚤こ担子菌の生産するペルオキシダーゼにつ
いて鋭意検討を重ねた結果ヒトヨタケ属に属する担子菌
が培養物中に臨床診断試薬として優れた性質を有するペ
ルオキシダーゼを生産することを見い出した(特願昭5
9−250900号)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者らは、上述したヒトヨタケ属に属する担子菌の
生産するペルオキシダーゼの生産量をさら(こ増大させ
るためそこ鋭意検討を重ねた結果、上記担子菌培養のた
めの培地中に鉄塩を添加して培養すればペルオキシダー
ゼの生産量が、鉄塩を含まぬ同じ培地で培養した場合に
比し、ペルオキシダーゼ生産量を2〜4倍に増大するこ
とができることを見い出し、本発明を完成した。
従って本発明の目的はヒトヨタケ属に属する担子菌を培
養して、臨床診断試薬として優れた性質を有するペルオ
キシダーゼを工業的条こさらに安価に製造する方法を提
供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明を概説すれば、本発明はペルオキシダーゼの製造
法に関するものであって、ヒトヨタケ属に属し、ペルオ
キシダーゼ生産量を有する担子菌を、鉄塩を含有させた
培地で培養し、培養物からペルオキシダーゼを採取する
ことからなる。
本発明方法で得られるペルオキシダーゼは過e化水fl
の存在下、4−7ミノアンチビリン(以下4−AAと略
す)−フェノール系、4−AA −ジメチルアニリン系
、4−Ah−N−エチル−N−ハイドロキシエチル−m
−トルイジン(以下EHMTと略す)系および3−メチ
/L/−2−ベンゾチアゾリノンヒドラゾン(以下MB
THと略す)−ジメチルアニリン系などを水素供与体と
して発色する故臨床診断試薬として使用可能である。
本発明に使用される担子菌には、ヒトヨタケ科(Cop
rinaceae )ヒトヨタケ属(Coprinus
)に属する菌株、例えばコプリナス・マクロリーザスK
 −1330(Coprinus macrorhiz
us、和名ネナガノヒトヨタケ)がある。この菌株は工
業技術院微生物工業技術研究所に微工研条寄第648号
として寄託しである。
本発明方法をさらに詳しく説明すれば、縞地に加える栄
養源は使用する菌株が利用し、ペルオキシダーゼを生産
するものであればよく、炭素源としては例えばグルコー
ス、デンプン、シュクロース、マルトース、ラクトース
、グリセロール、デキストリン、油脂類などが利用でき
、窒素源としては酵母エキス、ペプトン、脱脂大豆、コ
ーンスチープリカー、肉エキスなどが適当である。その
他にリン酸塩、カリウム塩、マグネシウム塩などの無機
質および金属塩類を加えてもよく、さらにはビタミン類
、生長促進因子を加えてもよい。
ペルオキシダーゼの生産量を高めるために、培地成分に
ついてさらに詳細に検討した結果、各種鉄塩の培地中へ
の添加がベルオキシダーゼル荒格か2〜l忙憎士七ぜス
ー〉h;如1■日また一培地に加える鉄塩としては、例
えば硫酸鉄、塩化鉄、硝酸鉄などがあげられ、これらは
それぞれ単独にまたは2種以上混合して使用できる。
また培地に添加する鉄塩の添加量としては0.01%〜
0.50%、好ましくは0108%〜0.20%が適当
である。なお鉄塩の添加量は重量/容量%で示す。
担子菌を培養するにあたり、ペルオキシダーゼの生産量
は培養条件により大きく変動するが、一般に培養温度は
20〜35℃、培地のpH4〜8が良く、4〜12日間
の通気攪拌培養でペルオキシダーゼの生産は最高に達す
る。培養条件は使用する菌株、培地組成などに応じ、ペ
ルオキシダーゼの生産量が最大になるように設定するの
は当然である。本発明の菌株によって生成されたペルオ
キシダーゼは主に培養F液中にあり、培養p液に沈澱剤
例えば硫安を20〜80w / v%加えることにより
、あるいは有機溶媒例えばアルコール、アセトンなどを
50〜80v / v%加えることにより沈澱として分
離される。得られた沈澱物を限外濾過、透析あるいはセ
ファデックス処理などによって脱塩し、粗酵素液を得る
。得られた粗酵素液を精側するには、あらかじめ0.0
1Mリン酸緩衝液(pH7,0)で緩衝化したDEAE
−セファロース(CL−6B)のカラムに粗酵素液を吸
着させ、吸着物を0.02Mリン酸緩衝液(pH7,0
)テ洗浄後、0.1 M IJン酸緩衝液(p)17.
0)で溶出して活性区分を集める。次に、この活性区分
を限外濾過で濃縮、脱塩後、0.01Mリン酸緩衝液(
pH7,0)で緩衝化したDEAE−セファロース(C
L−6B)のカラムに再び吸着させ、吸着物を0.02
 M リン酸緩衝液(pH7,0)で洗浄後、0.05
Mリン酸緩衝液(pH7,0)で溶出して活性区分を集
める。
この活性区分を蒸留水で透析後、凍結乾燥し、2精製酵
素粉末を得る。この酵素粉末はポリアクリルアミドゲル
ディスク電気泳動的に単一である。
本発明のペルオキシダーゼの酵素化学的および理化学的
性質は次のとおりである。
(1)作 用: 本酵素は過酸化水素に極めて特異的に作用し、過酸化水
素の存在下で種々の水素供与体となりうる化合物の酸化
を融媒する。その作用機構は以下に示すとおりである。
H20□+AH2→2H20+ A なお、AH2は水素供与体を、Aは酸化された水素供与
体を示す。
(2)水素供与体に対する特異性: 4−AAと種々の化合物を組合せて水素供与体として用
いた場合に本酵素の水素供与体に第   1   表 フェノール       500      100レ
ゾルシン                10ピロカ
テコール     “       58ヒドロキノン
                10α−ナフトール
     “        182.4−ジブロムフ
  520      4フェノール 2.4−ジクロロフ   “      115エノー
ル 2.6−シクロロフ   “      154エノー
ル 2.4.6−)リフ   “       960ロフ
エノール ジメチルアニリン   550      21ジエチ
ルアニリン    “       49EHMT  
                 62また、MBT
Hとジメチルアニリン、ジエチルアニリンあるいはEH
MTを組合せて水素供与体とした場合の特異性について
検討した(第2主)     す−)、    各t 
「η し 1  イ JA ^  −−−+   I 
    +1・を水素供与体とした場合の相対値を10
0とした。
ジメチルアニリン   590      50ジエチ
ルアニリン    “       49EHMT  
                 41(4−AA−
フェノール   500      100)(3)至
適pHおよびpH安定性: 本酵素の至適pHは第1図のグラフで表わされる如(、
pH7,0付近に高い活性を有している。pH3〜3.
5は酢酸緩衝液、pH6〜85はリン酸緩衝液、pH9
〜9.5はホウ酸緩衝液を使用した。本酵素を37℃に
おいてそれぞれのpHで60分間処理したときのpH安
定性を第2図に示した。第2図より明らかなように本酵
素はpH6,0−pH7,5の間で安定である。
(4)至適温度および熱安定性: 本酵素の至適温度は第3図のグラフで表わされる如く、
35°C〜40℃付近に至a温度を有している。本酵素
をpH7,0においてそれぞれの温度で10分間処理し
たときの熱安定性を第4図に示した。本酵素は45℃ま
で安定であった。
(5)分子量: 本酵素の分子量は、セファクリルS−200(ファルマ
シア製)によるゲ)v濾過法では約37000であり、
5DS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動法では約41
000であつへ(6)均一性: 7.5%ポリアクリルアミドゲル(p149.4)を用
いてディスク電気泳動を行ない、タンパク染色したとこ
ろ1本の染色帯が認められ単一であった。また、5DS
−ポリアクリルアミドゲル電気泳動でも単一バンドを示
した。
(7)等電点: ファルマライト(pH3〜10、ファルマシア製)を用
いた焦点電気泳動法により求めた本酵素の等電点はpL
:3.4〜3,5であった。
(8)阻害剤、金属イオン、金属キレート剤の影響:本
酵素は88代 シアン化カリウム、アジ化ナトリウム、
チオウレアなどによって阻害された(第3表)。
無添加  100  ヨード首酸100L−システィン
    105   EDTA      97ジチオ
スレイトール   95    CuS0.    1
05チオウレア      57   MnC1,86
シ7ン化カリウム   22   FeC1107アジ
化ナトリウム   52   BaC1□    96
PCMB’      98  CoC1□  98F
MS−米    98  ZnC1z   85フツ化
ナトリウム  103  5nC1□    92硫化
ナトリウム    82   NiSO492α、α′
−ジピリジル  103   HgCl26米米 フェ
ニルメチルスルホニルフルオリド(9)可視部吸収スペ
クトル; このスペクトルを第5図に示す。
α0)酵素活性測定法: ペルオキシダーゼ活性の測定は水素供与体として臨床診
断試薬に用いられる4−AA−フェノール系を用いて行
なった。即ち、5mM過酸化水素溶液0.1mJ10.
3 M IJン酸緩衝液(pH7,0)1.0d、24
.6mM 4−AA溶液0.1コ、0.42Mフェノー
ル溶液Q、 l ml、水1.6−および適当に希釈し
た酵素液0.1 ml 、反応液量3、0 mlで37
℃、60秒間反応させた後500nmの吸光度(ODサ
ンプ/L/)を測定する。別に対照として過酸化水素溶
液の代わりに水を0.11加え、同様の操作によって吸
光度(ODブランク)を測定し、△OD、。。(ODサ
ンプル−〇Dブランク)を求めた。ペルオキシダーゼ活
性は下記の計算式によって求められる。
6.17XtXVs =△OD5゜。X4.86Xdf vt:反応液i(3,0rlLt) v8:酵素液(Q、 l ml) t:反応時間(1分間) df:希釈率 〔実施例〕 以下に本発明によるペルオキシダーゼの製造方法を実施
例をもって示すが、本発明が以下の実施例に限定される
ものではない。
実施例 1 ペルオキシダーゼ生産量に及ぼす鉄塩の添加効果 グルコース2%、エビオス0.5%および寒天1.5%
(エビオス培地)の組成の斜面培地にコプリナス・マク
ロリーザスに−1330(微工研条寄第648号)を接
種し、25℃にて1週間静置培養して種菌とした。グル
コース2%、酵母エキス0.3%、ペプトン1%、KH
2PO40,3%、Mg5O,”7H,0,1%の組成
の培地100m1を500M容の三角フラスコに分注し
、これにFeSO4・7H20が0%、0.04%、0
.08%、0.12%、0.16%、0.20%、0.
24%、0.32%の濃度になるように各々のフラスコ
に添加して、120°Cで20分間殺菌後、冷却し、こ
れに上記の種菌をかきとり接種して、26℃で5〜10
日間、毎分100 rpmで振盪培養し、経時的にサン
プリングした。これらの培養液を濾過して菌体を除き、
得られたp液の各々のベルオキシダ、−ゼ活性(最大活
性)を第4表に示す。
無添加        19.4 0.04         28.0 0.08            46.40.12 
           75.50.16      
    80.20.20            6
6.00.24             36.80
.32             17.0第4表より
明らかなように培地中に鉄塩を添加すれば、ペルオキシ
ダーゼの生産量が著しく増大した。なおFe50.・7
H20の最適添加量は0.08〜0.20%であった。
実施例 2 実施例1のエビオス培地で培養したコプリナス・マクロ
リーザスに−1330(微工研条寄第648号)をグル
コース2%、酵母エキス0.3%、ペプトン1%、KH
,PO40,3%、MgSO4・7H,OO,1%およ
びFeSO4・7H200,16%の組成の培地100
m/を分注して殺菌(120℃、20分間)した5 0
0m容の三角フラスコに接種し、27℃で10日間、毎
分100 rpmで振盪培養した。培養終了後、濾過し
て菌体を除き、F液を得た。このペルオキシダーゼ活性
は79.4単位/ mlであった。
実施例 3 実施例1のエビオス培地で培養したコプリナス・マクロ
リーザスに−1330(微工研条寄第648号)をグル
コース2%、酵母エキス0.3%、ペプトン1%、KH
2PO40,3%およびMgSO4’7H20,0,1
%の培地100rLlを分注して殺菌(120°012
0分間)した5 00mJ容の三角フラスコに接種し、
26℃で7日間培養して、種培養液とした。グルコース
2%、酵母エキス0.3%、ペプトン1%、KH2PO
40,3%、MgSO4Φ7H200,1%、FeSO
4・7H200,16%および消泡剤(日本油脂社製C
B−442) 0.02%の組成の培地201を301
容のジャーファーメンタ−に入れ、120℃で20分間
殺菌した。冷却後上記の種培養液100dを接種し、2
6°Cで8日間、毎分131の通気速度と毎分270回
転の攪拌速度の条件下で培養した。培養終了後、濾過し
て菌体を除き、F液を得た。
このペルオキシダーゼ活性は84.1単位/TILlで
あった。この培養戸液17Jに硫酸アンモニウムを80
%飽和になるように加えて、−昼夜放置後、得た硫安沈
澱物を約500−の0.01Mリン酸緩衝液(pH7,
0)に溶解した。この粗酵素液を限外炉渦で迫妹1−腫
市1各−予めno1Hリン酸緩衝液(pH7,0)で緩
衝化したDEAE−セファロース(CL−6B)のカラ
ム(直径5.0crrL×長さ4α)に吸着させ、吸着
物を0.02MIJン酸緩倫液(pH7,0)で洗浄後
、0.1Mリン酸緩衝液(pH7,0)で溶出して活性
区分を集めt為次にこの活性区分を限外濾過で濃縮し、
脱塩後、0.01Mリン酸緩衝液(pH7,0)で緩衝
化したDEAE−セファロース(CL−6B)のカラム
(直径2、5 crrLX長さ4crrL)に再び吸着
させ、吸着物を0.02Mリン酸緩衝液(p)17.0
)で洗浄後、0.05Mリン酸緩衝液(pH7,0)で
溶出して活性区分を集めた。この活性区分を蒸留水で透
析後、凍結乾燥し、精製酵素粉末1007Tn9を得た
。この粉末の比活性は1182単位/ダであった。この
酵素粉末はポリアクリルアミドゲルディスク電気泳動的
に単一であった。以上の精第   5   表 培養p液   240000 1430000 596
 100硫安塩析    40540 1427000
 35.2 99.8限外濾過   16390 14
11000 86.1 98.7参考例 1 実施例1のエビオス培地で培養したコプリナス・マクロ
リーザスに−1330(微工研条寄第648号)をグル
コース2%、酵母エキ7、0.3%、ペプトン1%、K
H2PO40,3%およびMgSO4・7H200,1
%の組成の培地100−を分注して殺菌(120℃、2
0分間)lJ、;500m1容の三角フラスコに接種し
、27℃で10日間、毎分100 rpmで振盪培養し
た。培養終了後、濾過して菌体を除き、p液を得た。こ
のペルオキシダーゼ活性は20.0単位/4であった。
参考例 2 実施例1のエビオス培地で培養したコプリナス・マクロ
リーザスに−1330(微工研条寄第648号)をグル
コース2%、酵母エキスO13%、ペプトン1%、KH
2PO40,3%およびMgSO4−7H200,1%
の培地100m1を分注して殺菌(120℃、20分間
)した500m1容の三角フラスコに接種し、26℃で
7日間培養して、種培養液とした。グルコース2%、酵
母エキス0.3%、ペプトン1%、KH2PO40,3
%、MgSO4・7H200,1%、CuSO4・5H
200,005%および消泡剤(日本油脂社製CB−4
42) 0.02%の組成の培地201を301容のジ
ャーファーメンタ−に入れ、120℃で20分間殺菌し
た。冷却後上記の種培養液100dを接種し、26℃で
6日間、毎分13Jの通気速度と毎分270回転の攪拌
速度の条件下で培養した。培養終了後、濾過して菌体を
除き、r液を得た。
このペルオキシダーゼ活性は41.5単位/ mlであ
った。この培OF液171に硫酸アンモニウムを80%
飽和になるように加えて、−昼夜放置後、得た硫安沈澱
物を約500罰の0. OI Mリン酸緩衝液(pH7
,0)に溶解した。この粗酵素液を限外濾過で濃縮し、
脱塩後、予め0.01Hリン酸緩衝液(pH7,0)で
緩尉化したDEAE−セファロース(CL−6B)のカ
ラム(直径5.0 cm×長さ4α)に吸着させ、吸着
物を0.02M1jン酸緩衝液(pH7,0)で洗浄後
、0.1Mリン酸緩衝液(pH7,0)で溶出して活性
区分を集め九人にこの活性区分を限外濾過で濃縮し、脱
塩後、0.01Mリン酸緩衝液(pH7,0)で緩衝化
したDEAE−セファロース(CL−6B)のカラム(
直径2、5 C1rLX長さ4crIL)に再び吸着さ
せ、吸着物を0.02Mリン酸緩衝液(pH7,0)で
洗浄後、0.05Mリン酸緩衝液(pH7,0)で溶出
して活性区分を集めた。この活性区分を蒸留水で透析後
、凍結乾燥し、精製酵素粉末494rn9を得た。
この粉末の比活性は1180単位/即であった。
この酵素粉末はポリ7クリルアミドゲルデイスク?le
ケ法@I+的にBt−千木っt・へじJμの詰n母T程
を第6表に示す。
培養r液   237500 707000 2.98
  100硫安塩析    41200 724000
 17.6  102限外F’過17000 7030
00 41.4  99.4〔発明の効果〕 本発明により臨床診断試薬として有用なペルオキシダー
ゼの生産量が従来法と比較し2〜4倍に増大し、有利な
工業的生産に適した製造法が提供された。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明により得られるペルオキシダーゼのpH
と活性の関係を表わす。第2図は本発明による酵素を3
7℃においてそれぞれのpHで60分間処理した後のp
Hと活性の関係を表わし、第3図は温度と活性の関係を
表わし、第4図はpH7,0においてそれぞれの温度で
10分開始理した後の温度と活性の関係を表わす。第5
図は本発明による酵素の可視部吸収スペクトル(酵素濃
度0.057%、pH7,0)を表わす。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ヒトヨタケ属に属するペルオキシダーゼ生産菌を培
    地で培養し、培養物よりペルオキシダーゼを採取するこ
    とによるペルオキシダーゼの製造法において、上記培地
    に鉄塩を含有させることを特徴とするペルオキシダーゼ
    の製造法。 2、鉄塩が硫酸鉄、塩化鉄、硝酸鉄の1種または2種以
    上の混合物である特許請求の範囲第1項記載のペルオキ
    シダーゼの製造法。
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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010281652A (ja) * 2009-06-04 2010-12-16 Kikkoman Corp ペルオキシダーゼ化学発光測定試薬

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010281652A (ja) * 2009-06-04 2010-12-16 Kikkoman Corp ペルオキシダーゼ化学発光測定試薬

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