JPH09224660A - アルデヒド脱水素酵素 - Google Patents

アルデヒド脱水素酵素

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JPH09224660A
JPH09224660A JP9031676A JP3167697A JPH09224660A JP H09224660 A JPH09224660 A JP H09224660A JP 9031676 A JP9031676 A JP 9031676A JP 3167697 A JP3167697 A JP 3167697A JP H09224660 A JPH09224660 A JP H09224660A
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JP
Japan
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microorganism
aldehyde dehydrogenase
molecular weight
sorbosone
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JP9031676A
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Tatsuo Hoshino
達雄 星野
Teruhide Sugisawa
輝秀 杉沢
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F Hoffmann La Roche AG
Original Assignee
F Hoffmann La Roche AG
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Publication date
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    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
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    • C12N9/0008Oxidoreductases (1.) acting on the aldehyde or oxo group of donors (1.2)
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C12P7/40Preparation of oxygen-containing organic compounds containing a carboxyl group including Peroxycarboxylic acids
    • C12P7/58Aldonic, ketoaldonic or saccharic acids
    • C12P7/602-Ketogulonic acid
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 L−ソルボソンから2−KGAへの反応を触
媒する酵素を提供すること。 【解決手段】 物理化学的性質:分子量:91,000
±5,000;基質特異性:アルデヒド化合物に活性;
活性阻害物質:Cu2+、Zn2+、Ni2+およびEDTA
によって阻害される; 至適pH:6.0〜8.5;至適温
度:20〜40℃;そして活性促進物質:Ca2+および
PQQ、を有する新規なアルデヒド脱水素酵素。グルコ
ノバクター属(Gluconobacter)に属する微生物から該酵
素を製造する方法、および該酵素を使用するL−ソルボ
ソンから2−ケト−L−グロン酸を製造する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なアルデヒド
脱水素酵素(以下ADHという) 、その製造方法および
そのADHを利用して、L−ソルボソンから2−ケト−
L−グロン酸(以下2−KGAという)を製造する方法
に関する。2−KGAは、ビタミンCの製造のための重
要な中間体である。
【0002】
【従来の技術】微生物による、L−ソルボソンの2−K
GAへの変換反応は公知である。米国特許第3,90
7,639号明細書には、アセトバクター(Acetobacte
r)属、シュードモナス(Pseudomonas)属、エッシェリシ
ア(Escherichia)属、セラチア(Serratia)属、バシラ
ス(Bacillus)属、スタフィロコッカス(Staphy
lococcus)属、アエロバクター(Aeroba
cter)属、アルカリジェネス(Alcaligenes)属、ペ
ニシリウム(Penicillium)属、カンジダ(Candida)属、
およびグルコノバクター(Gluconobacter)属に属する微
生物は、この反応を行い得ることが報告されている。さ
らに北村等は、グルコノバクター メラノゲネス(Gluc
onobacter melanogenes)IFO3293から見い出した
L−ソルボソンを酸化する酵素は、その酵素作用を示す
上で、補酵素や電子受容体を必要としないことを報告し
た (Kitamura et al., Eur. J. Appl. Microbiol., 2,
1, 1975)。Makover 等は、シュードモナス プチダ(Ps
eudomonas putida) ATCC21812およびグルコノ
バクター メラノゲネス(Gluconobacter melanogenes)
IFO3293の顆粒画分中に、L−ソルボソン脱水素
酵素活性が存在することを報告した(Makover et al.,
Biotechnol. Bioeng., 17, 1,485, 1975)。さらに彼等
は、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NA
D)、または、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド
リン酸(NADP)は、該酵素の補酵素として作用しな
いことを示した。星野等は、NADまたはNADPの存
在下に、L−ソルボソンから2−KGAへの酸化を触媒
する酵素を単離し、その性質を調べた(Hoshino et a
l., Agric. Biol. Chem., 55, 665, 1991)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、L−
ソルボソンから2−KGAへの反応を触媒する酵素を提
供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明においては、グル
コノバクター(Gluconobacter)属に属する微生物を鋭意
研究し、その結果、その微生物からL−ソルボソンの2
−KGAへの酸化を触媒するさらに新規なADHが得ら
れることを見い出した。さらに、本発明によって提供さ
れたADHは、2,6−ジクロロフェノールインドフェ
ノール(以下DCIPという)、フェナジンメソサルフ
ェイト(以下PMSという)、フェリシアナイドまたは
チトクロームcのような電子受容体の存在下で、L−ソ
ルボソンを2−KGAに酸化するが、NAD、NADP
または酸素は、好ましい電子受容体ではないことが見い
出された。このように、本発明のADHは、既知のL−
ソルボソン脱水素酵素とは、明らかに異なっている。
【0005】本発明の目的の一つは、L−ソルボソンに
作用して2−KGAを生産し、かつ、以下に示す物理化
学的性質を有する新規なADHを提供することにある: a)分子量:91,000±5,000(それぞれ4
4,000±2,000の分子量を有する二つの相同の
サブユニットから成る) b)基質特異性:アルデヒド化合物に活性 c)活性阻害物質:Cu2+、Zn2+、Ni2+およびED
TAによって阻害される d)至適pH:6.0〜8.5 e)至適温度:20〜40℃ f)活性促進物質:Ca2+およびピロロキノリンキノン
(以下PQQという)。
【0006】本発明の他の目的は、前記の性質を有する
ADHを生産する能力を有するグルコノバクター(Gluc
onobacter)属に属する微生物を、好気的条件下、水性栄
養培地中で培養する工程、その微生物の細胞を破壊する
工程、その微生物の破壊した細胞の無細胞抽出液から酵
素を単離および精製する工程を包含する上記新規ADH
の製造方法を提供することにある。本発明のさらに他の
目的は、該ADHを利用してL−ソルボソンから2−K
GAを製造する方法を提供することであり、その製造方
法は、L−ソルボソンと、(i)電子受容体存在下で、
前記定義されたADHを接触させるか、または(ii)好
気的条件下、水性栄養培地中、前記定義されたADHを
生産する能力を有するグルコノバクター(Gluconobacte
r) 属に属する微生物と接触させるか、または(iii) 該
微生物の無細胞抽出液と接触させる工程、そして
(i)、(ii)および(iii) の各場合において、生じた
2−KGAを反応混合液から単離する工程を包含する。
【0007】後述する実施例によって調製したADHの
精製サンプルの物理化学的性質は、以下の通りである。
【0008】1)酵素活性:本発明の新規なADHは、
以下に示す反応に従い、電子受容体の存在下に、L−ソ
ルボソンの2−KGAへの酸化を触媒する: L−ソルボソン + 電子受容体 → 2−KGA +
還元電子受容体
【0009】前記酵素は、電子受容体としての酸素と作
用しない。これは、可能性のある電子受容体として酸素
を用いた場合、L−ソルボソンを2−KGAに変換する
酵素の触媒活性が認められなかった事実による。さら
に、溶存酸素電極によって検知される酸素消費は、反応
混合液中において検出されなかった。しかしながら、電
子受容体として作用する能力を有する従来のどの化合物
も、本発明の酵素と組み合わせて用いることができる。
そのような電子受容体としては、DCIP、PMS、フ
ェリシアナイドまたは、チトクロームcを用いることが
できる。
【0010】酵素活性の測定は、以下のようにして測定
した。
【0011】ADH活性測定用の基本となる反応混合液
の組成は、最終容量0.5ml中に、0.1mMDCIP、
1.0mMPMS、50mMリン酸カリウム緩衝液(pH7.
0)、2.0mML−ソルボソン、酵素溶液および水から
成り、測定開始直前に調製した。反応は、L−ソルボソ
ンの添加により、25℃で始められ、酵素活性は、60
0nmにおけるDCIPの初期還元速度として測定した。
酵素活性は、1分間当たり1μmoleのDCIPを還元す
るのに要する酵素量を1.0単位と定義した。pH7.0
におけるDCIPの吸光係数は、14.5mM-1とした。
対照用セル中には、L−ソルボソンを除く上記全ての成
分を含んだ。
【0012】蛋白質濃度は、BCA蛋白質測定試薬(Pi
erce, Rockford, IL) を用いて測定した。
【0013】2)基質特異性:酵素の基質特異性は、L
−ソルボソンの代わりに各種の基質溶液(100mM)を
用いた以外には、上述1)に記載した方法と同様の酵素
活性測定法を用いて測定した。様々な基質に対する精製
酵素の基質特異性を調べた(表1参照)。
【0014】
【表1】
【0015】グルコノバクター オキシダンス(Glucon
obacter oxydans)DSM No.4025(FERM BP-3812)
から得られるADHの相対活性は、L−ソルボソンに対
する活性に比べて、D、L−グリセルアルデヒドとD−
グルコース各々に対しては、各々約8倍ならびに、約2
倍高い値を示した。
【0016】3)至適pH:ADHの反応速度と、反応液
中のpHとの相関関係を、各種pH緩衝液を用いた以外は
1)に記載したのと同じ酵素活性測定法を用いて測定し
た(表2参照)。
【0017】
【表2】
【0018】4)pH安定性:酵素を、0℃で各種緩衝液
中に6日間放置し、その残存活性を上述した1)と同様
の方法で測定した。測定結果を表3に示す。精製酵素
は、pH7.5付近で比較的安定であった。
【0019】
【表3】
【0020】5)温度安定性:酵素の温度安定性は、5
0mMリン酸カリウム緩衝液(pH7.5)中、様々な温度
で5分間処理し、次いで処理した酵素を冷水で急速に冷
却した後試験した。残存活性を上述した1)と同様の方
法で測定した。この酵素は、35℃まで安定であり、4
0℃および45℃でインキュベーションした後の活性
は、各々約50%ならびに60%失活した(表4、A欄
参照)。
【0021】
【表4】
【0022】6)至適温度:酵素活性を、20℃から4
5℃の温度で測定した。酵素の至適温度は、25℃であ
った(表4、B欄参照)。
【0023】7)ADH活性に対する金属イオン、酵素
阻害剤およびPQQの影響:ADH活性に対する金属イ
オン、酵素阻害剤およびPQQの影響を、上述した1)
と同様の方法で活性を測定することにより試験した。各
々の化合物溶液を、基本となる反応混合液に溶かし込
み、その反応は、酵素の添加によって開始した(表5お
よび6参照)。
【0024】
【表5】
【0025】表5に示すように、酵素反応は、0.04
mM〜0.2mMのCa2+の存在により約3倍〜4.5倍強
く促進された。一方、Cu2+、Fe3+、Mg2+、M
6+、Ti4+、Zn2+ならびに、Ni2+は酵素活性を阻
害した。
【0026】
【表6】
【0027】表6に示すように、エチレンジアミンテト
ラアセテイト(EDTA)は、酵素活性を強く阻害し
た。N−エチルマレイミド(1.87mM)や、モノヨー
ド酢酸(1.87mM)は、各々その活性を24%ならび
に13%阻害した。酵素反応は、フッ化ナトリウム
(1.87mM)、キニン(0.95mM〜1.87mM)、
フルオロ酢酸ナトリウム(0.95mM〜1.87mM)な
らびに、Na2 HAsO4 ・7H2 O(1.87mM)の
存在下では、5%〜27%促進された。PQQを0.0
1mM添加すると、約50%その活性は促進された。
【0028】8)反応速度に対する基質濃度の影響:L
−ソルボソンに対するミハエリス定数(Km)を測定す
るために、0.15mM〜7.54mMの種々の濃度のL−
ソルボソンで酸化反応速度を測定した。みかけのミハエ
リス定数は、電子受容体としてDCIPを用いた時に、
その反応速度に基づいて得られたラインウエーバー−バ
ークプロット(Lineweaver-Burk plot)から0.85mM
と算出された。
【0029】9)分子量:酵素の分子量は、ゲル濾過カ
ラム(Sephacryl S-400 HR)で測定した。この酵素のみ
かけ分子量は、分子量マーカー蛋白質との比較により、
91,000±5,000であると算出された。SDS
−ポリアクリルアミドゲル電気泳動では、分子量44,
000±2,000の位置に単一バンドを示した。
【0030】この事実から、該酵素は、二つの相同のサ
ブユニットから成っていることを示す。
【0031】10)精製方法:ADHの精製は、基本的
に、例えば、硫酸アンモニウムや、ポリエチレングリコ
ール等の沈殿材による分画、イオン交換クロマトグラフ
ィー、吸着クロマトグラフィー、ゲル濾過クロマトグラ
フィー、ゲル電気泳動、塩析や、透析等の既知の精製方
法の組み合わせによって可能である。
【0032】上述したように、本発明によって提供され
るADHは、好ましい微生物を、好気的条件下、水性栄
養培地中で培養し、得られた微生物の細胞を破壊し、破
壊した微生物の細胞の無細胞抽出液からADHを単離
し、精製することにより提供される。
【0033】本発明によって提供される好ましいADH
は、前記の物理化学的性質を有するADHを産生する能
力を有するグルコノバクター(Gluconobacter)属に属す
る微生物に由来するものである。
【0034】本発明に供せられる微生物は、前に定義し
たようにADHを産生することができるグルコノバクタ
ー(Gluconobacter)属に属する微生物である。この微生
物の機能的同等物、継代培養物、突然変異株およびそれ
らの変種も本発明に用いることが可能である。
【0035】好ましい微生物株は、グルコノバクター
オキシダンス(Gluconobacter oxydans)である。本発明
に供せられる特に好ましい微生物株は、グルコノバクタ
ーオキシダンス(Gluconobacter oxydans)DSM402
5であり、1987年3月17日にDSM No.4025
としてドイツ ゲッティンゲン(Goettingen)のDeutsc
he Sammlung von Mikroorganismen に寄託されている。
寄託者は中国 北京San-Li-He Rd. 52 のThe Oriental
Scientific Instruments Import and Export Corporati
on for Institute of Microbiology, Academia Sinica
であった。
【0036】さらに、その継代培養物は、1992年3
月30日にブタペスト条約に基づいて日本の工業技術院
微生物工業研究所(現在:工業技術院生命工学工業技術
研究所)に、グルコノバクター オキシダンス(Glucon
obacter oxydans)DSM No.4025(FERM BP-3812)と
して寄託されている。寄託者は、日本国 247 神奈川県
鎌倉市梶原字外耕地200番地の日本ロシュ研究所であ
った。
【0037】さらに、ヨーロッパ公開特許第0 278
447号に、この菌株の性質が開示されている。
【0038】この微生物は、好気的条件下で、適当な栄
養分を補った水性培地中で培養することができる。培養
は、pH4.0〜9.0の間で、好ましくは、6.0〜
8.0の間で実施できる。培養期間は、pH、温度、さら
に使用する栄養培地によって様々異なるが、好ましく
は、約1〜5日間である。培養を行うのに好ましい温度
範囲は、約13℃〜約36℃であり、好ましくは、18
℃〜33℃である。
【0039】微生物は、グルコノバクター オキシダン
ス(Gluconobacter oxydans)DSMNo.4025(FERM
BP-3812)株と同等の性質を有するグルコノバクター
オキシダンス(Gluconobacter oxydans)であってもよ
い。
【0040】微生物は、グルコノバクター オキシダン
ス(Gluconobacter oxydans)DSMNo.4025(FERM
BP-3812)であるか、その機能的同等物、継代培養物、
突然変異株または変種であることもできる。
【0041】培地は、微生物が同化しうる炭素源、例え
ば、グリセロール、D−マンニトール、D−ソルビトー
ル、エリスリトール、リビトール、キシリトール、アラ
ビトール、イノシトール、ズルシトール、D−リボー
ス、D−フラクトース、D−グルコース、あるいはシュ
ークロース、好ましくは、D−ソルビトール、D−マン
ニトールおよびグリセロール;ならびに、有機物質のよ
うな消化し得る窒素源、例えば、ペプトン、酵母抽出
物、パン酵母、肉抽出物、カゼイン、尿素、アミノ酸、
そしてコーンステイープリカー等を通常含んでいること
が必要である。硝酸塩や、アンモニウム塩等の種々の無
機物を窒素源として使用してもよい。さらに、通常、培
地は硫酸マグネシウム、リン酸カリウム、塩化第一およ
び第二鉄や、炭酸カルシウム等の無機塩を含む。
【0042】以下、培養後の微生物からのADHの単離
と精製の実施様態について、簡潔に述べる。
【0043】(1)菌体を遠心分離または濾過によって
培養液から回収する。 (2)その回収した菌体を、水、生理食塩水または適当
なpHの緩衝液で洗浄する。 (3)洗浄した菌体を緩衝液に懸濁し、ホモジェナイザ
ー、超音波粉砕機、フレンチプレスまたはリゾチーム処
理等によって、破砕した菌体の溶液を得る。 (4)ADHを、破砕した菌体の無細胞抽出液、好まし
くは、微生物のサイトゾル画分から単離、精製する。
【0044】本発明で提供されるADHは、アルデヒド
類からカルボン酸類を製造するための触媒として有用で
あり、特に、L−ソルボースからL−ソルボソン経由で
2−KGAを製造するために有用である。
【0045】反応は、トリスー塩酸緩衝液、リン酸緩衝
液等の溶液中、DCIP、PMS、ウルスターズブル
ー、フェリシアナイド、補酵素Qやチトクロームc等の
電子受容体の存在下で、約6.0〜約9.0のpH範囲に
おいて行う。
【0046】反応を行うための好ましい温度範囲は、約
10℃〜約50℃である。pHと温度を、各々約7.0〜
8.0ならびに20℃〜40℃に設定した時、通常最も
好ましい反応結果が得られる。
【0047】溶液中のL−ソルボソンの濃度は、他の反
応条件によって様々異なるが、一般的には約0.5g/L
〜50g/L 、最も好ましくは、約1g/L 〜30g/L であ
る。
【0048】この反応において、ADHは適当な担体と
共に固定化状態で使用してもよい。当該分野において一
般に知られているいかなる酵素の固定化方法を用いても
よい。例えば、酵素を1つ以上の官能基を有する樹脂膜
や顆粒体等に直接結合してもよいし、またグルタールア
ルデヒド等の1つ以上の官能基を有する架橋剤を介して
樹脂に結合させてもよい。
【0049】上述した内容に加え、培養して得られた菌
体そのものもアルデヒド類からカルボン酸類を製造する
ために有用であり、特に、L−ソルボソンから2−KG
Aを製造するために有用である。
【0050】
【実施例】以下の実施例によって本発明をさらに説明す
る。
【0051】実施例1:ADHの調製 特に記載しない限り、ここに記載されている操作は8℃
で実施し、緩衝液としては0.05M リン酸カリウム緩
衝液(pH7.0)を用いた。
【0052】(1)グルコノバクター オキシダンス
(Gluconobacter oxydans)DSM4025 (FERM BP-38
12) の培養 グルコノバクター オキシダンス(Gluconobacter oxyd
ans)DSM4025 (FERM BP-3812) を、D−マンニト
ール5.0%、MgSO4 ・7H2 O 0.25%、コ
ーンステイープリカー1.75%、パン酵母5.0%、
尿素0.5%、CaCO3 0.5%および寒天2.0%
を含む寒天斜面培地上、27℃で4日間生育させた。寒
天斜面培地に生育した本菌の一白金耳を500ml容の三
角フラスコ中の、L−ソルボース8.0%、グリセロー
ル0.05%、尿素0.5%、MgSO4 ・7H2
0.25%、コーンステイープリカー1.75%、パン
酵母5.0%、および、CaCO3 1.5%を含む種母
培養培地50mlに接種し、回転型振盪機(180rpm)上
で、30℃で1日培養した。この培養液を、同様の種母
培養培地100mlの入った500ml容の三角フラスコ二
本に、各々10mlずつ移し、前記したのと同様の方法で
培養した。このようにして調製した種母を用いて、1基
の3リットル容発酵槽中の、L−ソルボース10%、グ
リセロール0.05%、MgSO4 ・7H2 O 0.2
5%、コーンステイープリカー3.0%、パン酵母6.
25%、および、消泡剤0.15%を含む培地2L に植
菌した。発酵は、撹拌速度800rpm 、通気量0.5vv
m (空気の容積/培地の容積/分)、温度30℃で操作
した。pHは、培養中、水酸化ナトリウムで7.0に維持
した。40時間培養した後、4基の発酵槽を用いてグル
コノバクター オキシダンス(Gluconobacter oxydans)
DSM4025 (FERM BP-3812) の菌体を含む培養液8
L を回収した。既に培地中に存在しているパン酵母の上
に存在する少し赤みがかった菌体を、8,000rpm
(10,000×g)で遠心することによりペレット化
し、次いでその上層を注意深く薬サジで取り出し、その
菌体を0.85%の食塩水で一度洗浄した。その結果、
湿菌体重量として、46gのグルコノバクター オキシ
ダンス(Gluconobacter oxydans)DSM4025(FERM
BP-3812)を培養液8L から得た。
【0053】(2)サイトゾル画分の調製 得られたペースト状の菌体(46g)を緩衝液138ml
に懸濁し、フレンチプレス菌体破壊機で処理した。完全
な細胞を遠心分離して除いた後、その無細胞抽出液と称
する上清を100,000×gで、60分間遠心分離し
た。得られた上清(150ml)を、グルコノバクター
オキシダンス(Gluconobacter oxydans)DSM4025
(FERM BP-3812)の可溶性画分とした。この画分を緩衝
液中で透析した後、1.42ユニット/mg−蛋白質の比
活性を持つ画分100mlを、次の精製工程に供した。
【0054】(3)ジエチルアミノエチル(以下DEA
Eと略す)−セルロースカラムクロマトグラフィー 透析物(100ml)を、緩衝液で平衡化させたDEAE
−セルロースカラム(Whatman DE-52, 3 x 50 cm) にか
け、目的としない蛋白質を除去するために緩衝液で洗浄
した。次に、0.0M から0.8M のNaClを直線勾
配的に緩衝液に加えた。主な酵素活性は、NaCl濃度
0.45〜0.55M の範囲で溶出した。次いでこの活
性画分を集め、緩衝液中で透析した。
【0055】(4)DEAE−セファロースカラムクロ
マトグラフィー 前記工程で透析して得られた活性画分(58ml)を、緩
衝液で平衡化させたDEAE−セファロースカラム(Ph
armacia, 1.5 x 50 cm) にかけた。0.2M NaClを
含む緩衝液でカラムを洗浄した後、0.2M から0.8
M のNaClを直線勾配的に緩衝液に加えた。酵素活性
は、NaCl濃度0.38〜0.42Mの範囲で溶出し
た。ADH活性に相当する画分を集めた。
【0056】(5)Q−セファロースカラムクロマトグ
ラフィー 前記工程で集めた活性画分(15.8ml) を緩衝液中で
透析し、緩衝液で平衡化させたQ−セファロースカラム
(Pharmacia, 1.0 x 20 cm) にかけた。カラムを緩衝液
で洗浄し、0.0M から0.6M のNaClを直線勾配
的に緩衝液に加えた。ADHに相当する活性は、NaC
l濃度0.34〜0.37M の範囲で溶出した。
【0057】この酵素の精製工程の概要を表7に示す。
【0058】
【表7】
【0059】(6)分離した酵素の純度 98.2units/mg−蛋白質の比活性をもつ精製酵素
(0.2mg/ml)を、以下に示す分析に用いた。天然のA
DHの分子量を、0.3M NaClを含む0.1M リン
酸カリウム緩衝液(pH7.0)で平衡化したサイズ排除
ゲルカラム(TSK gel, G3000SWXLカラム、7.8 mm x 30
cm) を用いる高速液体クロマトグラフィーで、波長25
4nm、流速1.0ml/ 分で測定した。分子量の標準とし
て、シアノコバラミン(1.35K)、ミオグロビン(1
7K)、卵白アルブミン(44K)、ガンマーグロブリン
(158K)、およびチログロブリン(670K)を用い
た。この精製酵素は、単一ピークを示し、分子量は、約
91,000±5,000であることが測定された。
【0060】ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)の存在
下で、この酵素は、分子量約44,000±2,000
の位置に単一バンドを示した。これらの結果から、精製
されたADHは、二つの相同のサブユニットから成って
いることが判った。
【0061】(7)反応生成物の同定 精製酵素(0.02mg)、L−ソルボソン(2mg)およ
びPMS(0.1mg)を0.5mlの緩衝液中に含む反応
液を、30℃で1.5時間インキュベートした。その結
果、2−KGAの標準品と比較して、その反応の生成物
は、2−KGAであることが確かめられた。
【0062】実施例2:精製酵素による2−KGAの生
産 この精製ADH(0.04mg、実施例1に従って調製し
たもの) 、L−ソルボソン(4mg)およびPMS(0.
2mg)を1.0mlの0.5M リン酸カリウム緩衝液(pH
7.0)に含む反応液を、25℃で1.0時間ゆっくり
と振盪しながらインキュベーションした。その結果、約
2.3mg/ 時間の速度で2−KGAが生産された。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の物理化学的性質を有するアルデヒ
    ド脱水素酵素: a)分子量:91,000±5,000(それぞれ4
    4,000±2,000の分子量を有する二つの相同の
    サブユニットから成る) b)基質特異性:アルデヒド化合物に活性 c)活性阻害物質:Cu2+、Zn2+、Ni2+およびED
    TAによって阻害される d)至適pH:6.0〜8.5 e)至適温度:20〜40℃ f)活性促進物質:Ca2+およびPQQ
  2. 【請求項2】 以下の物理化学的性質: a)分子量:91,000±5,000(それぞれ4
    4,000±2,000の分子量を有する二つの相同の
    サブユニットから成る) b)基質特異性:アルデヒド化合物に活性c)活性阻害
    物質:Cu2+、Zn2+、Ni2+およびEDTAによって
    阻害される d)至適pH:6.0〜8.5 e)至適温度:20〜40℃ f)活性促進物質:Ca2+およびPQQ を有するアルデヒド脱水素酵素の製造法であって、 上記の性質を有するアルデヒド脱水素酵素を生産する能
    力を有するグルコノバクター属(Gluconobacter)に属す
    る微生物を、好気的条件下、水性栄養培地中で培養する
    工程、該微生物の細胞を破壊する工程、該破壊した微生
    物の細胞の無細胞抽出液から該アルデヒド脱水素酵素を
    単離および精製する工程を包含する、製造法。
  3. 【請求項3】 L−ソルボソンから2−ケト−L−グロ
    ン酸を製造する方法であって、L−ソルボソンと (i)以下の物理化学的性質: a)分子量:91,000±5,000(それぞれ4
    4,000±2,000の分子量を有する二つの相同の
    サブユニットから成る) b)基質特異性:アルデヒド化合物に活性 c)活性阻害物質:Cu2+、Zn2+、Ni2+およびED
    TAによって阻害される d)至適pH:6.0〜8.5 e)至適温度:20〜40℃ f)活性促進物質:Ca2+およびPQQ を有するアルデヒド脱水素酵素とを、電子受容体存在下
    に接触させるか、または (ii)好気的条件下、水性栄養培地中、前記(i)に記
    載された性質を有するアルデヒド脱水素酵素を生産する
    能力を有するグルコノバクター(Gluconobacter)に属す
    る微生物と接触させるか、または (iii) 該微生物の無細胞抽出液と接触させる工程、およ
    び生じた2−ケト−L−グロン酸を反応混合液から単離
    する工程を包含する、方法。
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