JPS6279049A - 結石破砕プロ−ブ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、尿道および腎臓などの体腔内にある結石を
破砕する結石破砕プローブに関する。

〔従来の技術〕

体腔内の結石を破砕する手段として、超音波振動によっ
て破砕する方法と放電によって破砕する方法とが知られ
ている。超音波振動による砕石は、プローブ本体内に超
音波振動子を備え、この振動子から発生する超音波振動
を振動伝達部材によって結石に伝達させて破砕するよう
に構成されており、放電による砕石は、放電プローブの
先端に一対の電極を備え、この電極間で放電させること
によって結石を破砕するように構成されている。

しかしながら、両者とも一長一短があり、結石の硬度、
大きさ等に応じて交互に使用して砕石するのが一般的で
ある。たとえば、特公昭５７−８６１７号公報に示すよ
うに、放電砕石と超音波砕石の併用を考慮した結石破砕
装置は公知であるが、これはたとえば放電砕石プローブ
によって放電砕石後に超音波砕石プローブによって超音
波砕石を行なう場合には、シースから放電砕石プローブ
を抜取り、つぎに超音波砕石プローブを前記シ−スに挿
入する操作を行なっている。

〔発明か解決しようとする問題点〕

従来のように放電砕石と超音波砕石の併用が可能な結石
破砕装置は、手術中に砕石手段の交換（シースに対する
プローブの差し替え）を行なう必要があり、この交換を
頻繁に行なう場合にきわめて繁雑であり、時間のロスと
なっている。

この発明は、前記事情に右目してなされたもので、その
目的とするところは、結石の硬度、大きさ７．９によっ
て超音波砕石と放電砕石を簡単に交ＩＬあるいは同時に
使用でき、操作性の向上と結石破砕効率を向」ニするこ
とができる結石破砕プローブを提供することにある。

〔問題点を解決する手段および作用〕

この発明は、超音波振動子７を釘したプローブ本体１に
超音波振動を結石に伝達させて結石を振動破砕する撮動
伝達部材１７を設けるとともに、この撮動伝達部材１７
の外周に弾性部材２０を介して結イ、を放電破砕する放
電砕石プローブ２５を設け、超＆波振動による砕石と放
電による砕石を交ｉ−あるいは同時にできるように１１
１４成したことにある。

〔実施例〕

以下、この発明の各実施例を図面に括づいて説明する。

第１図乃至第４図は第１の実施例を示すもので、１は結
石破砕プローブのプローブ本体である。このプローブ本
体１は円筒状に構成されており、その外周面は握持部２
に形成されている。このプローブ本体１の内部にはその
前端開口部から挿入された円柱状の支持部祠３か設けら
れ、これはＯリング４によってシールされているととも
に、固定ねじ５によってプローブ本体１に固定されてい
る。

この支持部材３は超音波振動の伝達ロスを最小限におさ
えるためにポリアセタール等の合成樹脂によって形成さ
れており、この芯部には後方に開口する取付は四部６が
設けられている。そして、この取付は凹部６には超音波
振動子としてのランジュバン型振動子７が固定ねじ８に
よって固定されている。このランジュバン型振動子７は
圧電素子９、電極Ｅ１０およびホーン１１によって構成
され、この軸心部には軸方向に吸引路１２が設けられて
いる。そして、この吸引路１２は前記プローブ本体１の
後壁から突出する吸引口体１３に連通し、電極板１０は
リード線１４を介して電源コード１５に接続されている
。また、前記ホーン１１のテーベ部１６の先端部にはパ
イプからなり、内部の吸引孔１７ａが前記吸引路１２と
連通ずる振動伝達部材１７が設けられている。この撮動
伝達部材１７は前記支持部材３の軸心部に穿設した貫通
孔１８にＯリング１９を介して挿入されており、プロー
ブ本体１の前方に延出している。そして、この振動伝達
部材１７の外周には弾性部材としてのＯリング２０を介
して円筒部材２１が嵌合されており、この円筒部材２１
の末端は前記支持部材３に固層され、振動伝達部材１７
はその先端が円筒部材２１の先端より僅かに前方に突出
している。

さらに、前記支持部材３の前端部には貫通孔１８と隣接
してコネクタからなる接続部２２とこの接続部２２に対
向して挿入孔２３が設けられている。

さらに、この挿入孔２３の延長方向に位置する前記円筒
部材２１にはその軸方向に沿って凹溝２４が設けられて
いる。そして、この凹溝２４には後述する放電砕石プロ
ーブ２５がｊ１脱＋’＋Ｊ能に収納されている。すなわ
ち、放電砕石プローブ２５は拭端部２６と筒状部２７と
からなり、緘端部２６には前記接続部２２に電気的に接
続される接続ビン２８．２８が設けられている。また、
筒状部２７の先端には金属環体２９が固層され、この金
属工１′３体２９の内部には絶縁性の充填剤３０によっ
て一対の電極３１．３１が固定されている。そして、こ
れら電極３１．３１は前記筒状体２７に内装されたリー
ド線３２．３２を介して前記接続ピン２８．２８に接続
されている。このように（＆成された放電砕石プローブ
２５は、その緘端部２６が前記挿入孔２３に挿入され、
筒状体２７か凹溝２４に収納されるが、筒状体２７の先
端の金属環体２９は円筒部材２１の先端から突出しない
ように筒状体２７は円筒部材２１より僅かに短く形成さ
れている。また、前記接続部２２にはリード線３３か接
続されており、これは前記支持部＋Ａ３の外周面の一部
に設けた切欠部３４に沿ってプローブ本体１の後方に導
かれ、前記電源コード１５と集束されている。また、こ
のリード線３３は前記ランジュバン型振動子７のリード
線１４とともに充填剤３５によってランジュバン型振動
子７の外壁に同容されている。

つぎに、前述のように１１４成された結石破砕プロ。

−ブの作用について説明する。体腔内の結石を超音波振
動によって砕石する場合には体腔内にシース（図示しな
い）を介して結石破砕プローブの円筒部材２１を挿入す
る。この状態で、ランジュバン型振動子７に駆動電圧を
印加すると、ランジュバン型振動子７が超音波振動し、
この振動はホーン１１によって増幅されるとともに、振
動伝達部材１７を介して先端に伝達される。そこで、こ
の振動伝達部材１７の先端を結石に押し当てると、その
振動が破砕力となって結石を破砕する。このとき、振動
伝達部材１７はＯリング１９．２０によって他の部材と
弾性的に支持されているため、振動伝達ロスはほとんど
なく、結石に効率よ（伝達させることができる。また、
結石を放電砕石する場合には、前記ランジュバン型振動
子７に印加している駆動電圧を停止し、放電砕石プロー
ブ２５に駆動電圧を印加する。放電砕石プローブ２５に
駆動電圧が印加されると、筒状体２７の先端に設けられ
た電極３１．３１間で放電が発生し、この放電が破砕力
となって結石を破砕する。

このように、結石の硬度、大きさによって超音波振動に
よる砕石と放電による砕石とに切換えることができると
ともに、ランジュバン型振動子°７と放電砕石プローブ
２５とに同時に駆動電圧を印加することにより、超音波
振動による砕石と放電による砕石が同時にでき、破砕力
を向！ニすることができる。なお、いずれの砕石手段で
あってもプローブ本体１の吸引路１２は吸引口体１３を
介して吸引ポンプに接続され、吸引孔１７ａは常１１）
ｊ吸引しているため、破砕された破片は生理食塩水とと
もに体外に排出される。

なお、放電砕石プローブ２５の電極３１．３１が摩耗し
て交換する必要がある場合には、放電枠７ｑプローブ２
５を前方に引き抜くことにより接続ビン２８．２８が接
続部２２から抜けるため容易に交換することができる。

また、この接続部２２は、必ずしも支持部材３に設ける
ことなく、円筒部材２１の先端近傍に設けてもよい。

第５図および第６図は第２の実施例を示すもので、円筒
部材２１に放電砕石プローブ２５を一体に設けたもので
ある。すなわち、円筒部材２１の偏心部にその軸方向に
挿通孔３６を設け、この挿通孔３６の先端部に金属環体
３７を挿入するとともに、この金属環体３７の内部に充
填剤３８を介して一対の電極３９．３９を固定したもの
である。

第７図は第３の実施例を示すもので、第２の実施例にお
ける円筒部材２１の外形状を真円からほぼ楕円形状にし
たものであり、このように形成することによって細径化
ができ、操作性を一層向にできる。

第８図および第９図は第４の実施例を示すもので、合成
樹脂パイプからなる円筒部材４０の先端部に合成樹脂材
によって成形した鍔部４１を釘する短管４２を挿入し、
この短管４２の内部に振動伝達部材４３を挿入したもの
である。さらに、短管４２の外周と円筒部材４１の内周
との間に充填剤４４を介して放電砕石用の電極４５．４
５を固定したものである。

なお、前記各実施例によれば、振動伝達部材が円筒部Ｈ
の先端より前方に突出しているために、超音波砕石時の
放電砕石用の電極が結石と接触して破損することはなく
、また放電砕石時に振動伝達部材の先端がストッパとな
り、電極が人体組織と接触したまま放電させて組織に損
傷をξｊえる危険性を未然に防止できる。

〔発明の効果〕

以１―説明したように、この発明によれば、結石の硬度
、大きさ等によって超音波砕石と放電砕石を簡単に切換
えできるとともに、超音波砕石と放電砕石とを同時に行
なうこともできる。したがって、操作性を向上すること
ができるとともに砕石効率を向上でき、さらにシステム
全体の小形化できるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図はこの発明の第１の実施例を示すもの
で、第１図は結石破砕プローブ全体の縦断側面図、第２
図は要部の斜視図、第３図は放電砕石プローブの側面図
、第４図は放電砕石プローブの先端部の縦断側面図、第
５図はこの発明の第２の実施例を示す結石破砕プローブ
の先端部の正面図、第６図は第５図のＶｌ−Ｖｌ線に沿
う断面図、第７図はこの発明の第３の実施例を示す結石
破砕プローブの先端部の正面図、第８図はこの発明の第
４の実施例を示す結石破砕プローブの先端部の正面図、
第９図は第８図の■−■線に沿う断面図である。 １・・・プローブ本体、７・・・ランジュバン型振動子
（超音波振動子）、１７・・・振動伝達部材、２０・・
・０リング（弾性部材）、２５・・・放電砕石プローブ
。 出願人代理人　弁理士　坪井　淳 ゴＳ　４　【で 第６図　　　　第５図 第７図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）超音波振動子を有したプローブ本体と、このプロ
   ーブ本体に連結され前記超音波振動子から発生する超音
   波振動を結石に伝達させて結石を振動破砕する振動伝達
   部材と、この振動伝達部材の外周に弾性部材を介して設
   けられ結石を放電破砕する放電砕石プローブとを具備し
   たことを特徴とする結石破砕プローブ。
2. （２）放電砕石プローブは、プローブ本体に対して着脱
   可能であることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
   の結石破砕プローブ。
3. （３）振動伝達部材は、その先端が他の部材より前方に
   突出していることを特徴とする特許請求の範囲第１項記
   載の結石破砕プローブ。