JPS62129046A - 超音波砕石プロ−ブ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、膀胱、尿管および腎臓などの体腔内にある結
石を超音波振動によって破砕するための超音波砕石プロ
ーブに関する。

〔従来の技術〕

体腔内の結石を超音波振動によって破砕して体腔外に排
除する超音波砕石プローブは、一般に超音波振動子から
発生した超音波振動を先端に伝達させ、この振動破砕力
で結石を破砕した後挿入部に貫通している吸引孔を介し
て破砕した石片を後続の吸引装置により、吸引除去でき
るようになっている。

しかしながら吸引した石片がしばしば吸引孔内に詰まる
ことがあり、円滑な吸引の妨げとなっていた。さらに詰
まりがひどくなると振動の伝達に対しても低下を招くも
のであった。このため詰まりを取り除く方法のものとし
て特願昭６０−１０３４０４号があるがこの場合は超音
波砕石プローブの超音波振動を伝達させる挿入部の先端
の吸引孔を後方にいくほど太径のテーバ形状に形成した
ものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来技術においては上記の先行例のようにかなり詰まり
にくくする効果が得られるが、しかし、詰まりが生じて
しまった時に簡単に除去するには棒状の部材を吸引孔内
に挿通して石片を押し出して取るしかなかった。このよ
うに棒状部材で取るにしても破砕した石片が強固に詰ま
ってしまった場合は完全には除去するのは困難であった
。

本発明はこのような問題点に着口してなされたもので、
吸引孔内に破砕した石片が詰まって固着しても容易に除
去できる超音波砕石プローブを提供することを目的とす
る。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の超音波砕石プローブ１は、超音波振動子５を介
して挿入部３内に貫通された吸引孔２５内に吸引孔２５
内壁と密接して、着脱可能にした吸引パイプ２３を設け
たものである。

〔作　　用〕

この吸引孔２５内壁の吸引パイプ２３内に破砕された石
片が詰まった時には吸引パイプ２３ごと超音波砕石プロ
ーブから抜去して新しい吸引パイプ２３と交換できるよ
うにしたものである。

〔実施例〕

以下、本発明の各実施例を図面にもとづいて説明する。

第１図は第１実施例を示すものであり、超音波砕石プロ
ーブ１は握持部２と握持部２の先端側に続く挿入部３と
から構成されている。

上記握持部２は外装ケース４の内部にランジュバン型振
動子５を収納しており、このランジュバン型振動子５は
４枚の圧電素子６と、４枚の電極板７と、圧電素子６の
前側に位置されている前側金属ブロック８および電極板
７の後側に位置されている後側金属ブロック９等から構
成されている。上記前側金属ブロック８にはホーン１０
が一体に設けられており、この前側金属ブロック８の軸
心部には軸方向に貫通孔１１を存するボルト１２の先端
部が螺着され、さらにボルト１２の外周には図には示し
てないが、圧電素子６、電極板７が嵌合され、中間部に
は上記後側金属ブロック９がそれぞれ嵌合されている。

そしてこのボルト１２の後端部のねじ部にナツト１３が
螺着されることによって上記の圧電素子６および電極板
７を前後側金属ブロック８，９により圧縮固定されてい
る。さらにボルト１２の末端は一体に突設されている。

このボルト１２は引張り強度に優れた金属材によって形
成されている。上記外装ケース４の後壁１４の内側には
、ねじ１５が形成され、ボルト１２の末端との間にある
吸引口金１６の先端側と螺着されている。又ボルト１２
の末端の外周にはＯリング１７．１７を介して吸引口金
１６の内側と嵌合されており、吸引口金１６の先端面と
ボルト１２の間にはシールするバッキング１８が嵌合さ
れている。さらに上記吸引口金１６の後端部は凹部１　
’）＄形成されており、この凹部１９には図示しない吸
引ポンプに接続される吸引チューブ２０が着脱できるよ
うになっている。また上記ランジュバン型振動子５の近
傍で後側金属ブロック９の外側と外装ケース４との間に
は電線２１が挿通されており、この電線２１の前端はラ
ンジュバン振動子５の電極板７と半田等で接続され、後
端は電源に接続される電源コード２２に接続されるよう
になっている。

さらにポル）１２の貫通孔１１内には、挿脱可能な吸引
パイプ２３が挿通されており、先端側は挿入部３の振動
伝達部材２４の吸引孔２５内の先端面まで延び、後端側
は位置決め管２６の内周に固着されている。そして吸引
パイプ２３の外周は振動伝達部材２４の内周の吸引孔２
５に挿入時極めて密着する様に設定されている。この位
置決め管２６は吸引口金１６の後端側に嵌合されて、吸
引口金１６とともに吸引チューブ２０により着脱される
ことで吸引パイプ２３の吸引路２７が吸引チューブ２０
の孔と連通ずるようになっている。この吸引パイプ２３
及び位置決め管２６は振動伝達に影響の少ないポリアセ
タール、テフロン等の各種樹脂材料からなっている。ま
たホーン１０の軸心部は、吸引パイプ　２３が貫通され
ており、外周は先端に行くほど細径になった円錐形状を
しており、先端には挿入部３を構成する金属製のパイプ
からなる振動伝達部材２４が固着された口金２８と螺着
されるようになっている。そして挿入部３は異なる径お
よび長さの振動伝達部材２４と交換できる。

一方前記前側金属ブロック８とともに一体に設けられた
ホーン１０の外周には、前側カバー２９が設けられ、こ
の前側カバー２９の後端部の内周には、外装ケース４の
先端側をねじ込むことにより嵌着されている。さらに、
外装ケース４の先端と前側カバー２９の後端の間には０
リング３０が嵌め込まれている。また前側金属ブロック
８の前端外周には鍔３１が一体に形成されており、この
！ｖ３１は外装ケース４の前端に突き当てられている。

また前側カバー２９と上記鍔３１との間にはバッキング
３２が形成され水密が保持されるようになっている。

次に超音波砕石プローブの使用方法を説明する。

例えば腎臓内に生じた結石等を砕石する場合には腹腔鏡
のシース等を介して超音波砕石プローブ１の挿入部３を
挿入し、電源から電源コード２２を介して駆動電圧を圧
電素子６に印加する。これによりランジュバン型振動子
５に超音波振動が発生し、この振動がホーン１０で増幅
されるとともに、挿入部３の金属パイプである振動伝達
部材２４を介して先端チップに伝わる。

この先端チップが結石に押し当てられることにより超音
波振動が破砕力となり結石が破砕される。

ここで破砕により生じた石片は図示しない吸引ポンプに
より吸引チューブ２０および位置決め管２６に固着され
た吸引パイプ２３の吸引路２７を通して先端チップ内か
ら吸引しており、このため破砕した石片は、生理食塩水
とともに挿入部３内および握持部２内の吸引路２７、吸
引チューブ２０を介して体外に排除される。しかし、吸
引力の強弱等により吸引パイプ２３内の吸引路２７に石
片が残留して詰まりを生じることがある。このとき吸引
チューブ２０を脱いだ後、吸引パイプ２３に固着された
位置決め管２６を挿入部３の振動伝達部材２４および握
持部２のホーン１０の吸引孔２５を介してボルト１２内
の貫通孔１１内から抜去する。そして、吸引パイプ２３
に詰まった石片は吸引パイプ２３に固着された位置決め
管２６とともに交換されて別途用意したスペアの位置決
め管２６に固着された吸引パイプ２３を貫通孔１１およ
び吸引孔２５内に挿入することでもとの吸引可能の状態
となる。この結果、吸引パイプごと石片を除去できるこ
とで除去操作が容易かつスムーズに行うことができる。

そのため何ら振動の伝達の低下を招くこともないもので
ある。

第２図は第２実施例を示すものである。この場合は超音
波砕石プローブ内の吸引パイプに固着された位置決め管
の形状が第１実施例と異なるのみで他の構成は同じであ
るので説明は省略する。この吸引パイプ２３の後端に固
着される位置決め管２６は第１実施例の位置決め管２６
の形状より長くした取手３３を設けたものである。

このようにすることで吸引パイプ２３内に結石の石片が
詰まった時、取手３３を把持することで容易に脱去るこ
と及び挿入が容易に行うことができるものである。

又第２図以外でも位置決め管の形状が各種考えられるが
この第２図に限定されるものでなく把持できるような形
状であればこの範囲に包まれるものである。

第３図は第３実施例を示すものである。この場合につい
ても超音波砕石プローブ内の吸引パイプが第１実施例と
異なるものである。この吸引パイプ２３は薄肉にすると
ともに挿入時には吸引パイプ２３が折れ曲りやすいので
、案内棒３４を用いて行うような構成にしたものである
。

このような吸引パイプを薄肉にすることで吸引量が多く
確保でき、振動伝達におよぼす影響も少なくてすむよう
にしたものである。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば挿入部の吸引パイ
プに結石の石片が詰まった時そのまま交換できるように
したので特別な構造を必要とせずに簡単に着脱できるこ
とにより振動伝達に対しても強力でありかつ吸引力も低
下することがない効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施側で示すもので超音波砕石プ
ローブの縦断側面図、第２図は本発明の第２実施例を示
す吸引パイプに固着された位置決め管の縦断側面図、第
３図は本発明の第３実施例を示す吸引パイプに挿入され
た案内棒の縦断側面図である。 １−・−・超音波砕石プローブ ２−・握持部　　　　　３−・挿入部 ５　・・・−超音波振動子（ランジュバン型振動子）１
１　・・・−貫通孔　　　　１２−・ボルト２３　・−
・・吸引パイプ゛　２５−　　吸引孔？６ 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 超音波振動子を有する握持部と、この握持部に連結され
   た挿入部とからなり、超音波振動を上記挿入部を介して
   結石に伝達させ、破砕した石片を上記挿入部の吸引孔か
   ら吸引すようにした超音波砕石プローブにおいて、上記
   挿入部の先端の吸引孔内からボルトの貫通孔内を介して
   吸引内壁およびボルトの貫通孔内壁と密接し挿脱可能な
   吸引パイプを設けたことを特徴とする超音波砕石プロー
   ブ。