JPS627882Y2 - - Google Patents

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JPS627882Y2
JPS627882Y2 JP9370982U JP9370982U JPS627882Y2 JP S627882 Y2 JPS627882 Y2 JP S627882Y2 JP 9370982 U JP9370982 U JP 9370982U JP 9370982 U JP9370982 U JP 9370982U JP S627882 Y2 JPS627882 Y2 JP S627882Y2
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JP
Japan
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gear
synchronizer
cone
cone surface
transmission
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JP9370982U
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JPS58196422U (ja
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  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は歯車変速機の同期装置に関する。
変速歯車とシンクロナイザリングの同期面の潤
滑は、同期装置の耐久性および耐摩耗性の面から
重要であり、この潤滑が不十分であるとシンクロ
ナイザリング内周面に形成した油掻き取り用のね
じ溝の山部が摩耗し油の除去作用が不十分となる
等の問題を生じじる。このため、従来から種々の
潤滑方法が提案されており、その1例としては第
1図に示す実公昭52−14829号公報等に記載され
たものがある。このものは変速歯車1に一体的に
結合したドツグクラツチ部2に、スプライン歯か
らコーン面に達するスリツト3をそのラジアル方
向に形成し、図示しないカウンターギヤと噛合つ
てアウトプツトシヤフト6上をニードルローラベ
アリングを介して回転する前記変速歯車1により
はねあげられた潤滑油をスリツト3を介してシン
クロナイザリング4の同期面5に導き潤滑するよ
うにしたものである。しかしながら本方式は、飛
沫油を利用するものであり十分な効果が得られる
とは言い難い。
一方、同期面への潤滑油の供給を確実に行なう
のにアウトプツトシヤフト中心部に油孔を形成
し、この油孔から同期面へ潤滑油を案内するよう
にすればよいが、この場合には加工工程の増大に
よつてコスト高を招くという不都合が生じる。
本考案は、このような従来の欠点に着目してな
されたもので、スプライン部の変速歯車ピツチ円
径と略等しい円周位置に、潤滑油をシンクロナイ
ザコーンのコーン面に導く油孔を穿設することに
より、上記欠点を解決する変速機の同期装置を提
供することを目的とするものである。
以下、本考案を図面に基づいて説明する。図面
は、本考案の一実施例を示す図である。この図に
おいて、主軸20とスプライン結合されたハブ2
1の両側には、ニードルローラベアリング22,
23を介して変速歯車24,25が主軸20に遊
転され、副軸26に固装された歯車27,28と
常時噛合つている。その外周側にスプライン歯形
が形成されたドツグクラツチ部29,30は変速
歯車24,25に一体に形成されており、更に、
シンクロナイザコーン31,32も変速歯車2
4,25に一体に形成されている。シンクロナイ
ザリング33,34はその内周側がシンクロナイ
ザコーン31,32のコーン面と補形的なテーパ
面となつており、その外周側にはドツグクラツチ
部29,30と同一のスプライン歯形が形成され
ている。ここでこの同期装置の作用を簡単に説明
する。この図は中立位置にある状態を示してお
り、該中立位置から、スリーブ35を図示しない
シフトフオークによつて図中左方へ移動させる
と、該スリーブ35の内側の凹部にはハブ21内
の切欠き部に設けられたブロツク36の凸部がス
プリングAの拡開力で押し付けられて嵌入してい
るため、スリーブ35と共にブロツク36も左方
に移動し該ブロツク36の端面とシンクロナイザ
リング34との端面が当接する。さらに、スリー
ブ35を移動させるとそのシフト力によつてシン
クロナイザリング34の内周テーパ面がシンクロ
ナイザコーン32のコーン面に圧接してコーント
ルクが発生する。コーントルクによつてシンクロ
ナイザHリング34の回転がシンクロナイザコー
ン32に同期するとコーントルクは消滅してスリ
ーブ35の移動を阻止する力もなくなるから、ス
リーブ35のチヤンフアーがシンクロナイザリン
グ34のチヤンフアーを押し開いて移動が可能と
なり所定の変速操作を完了することができる。
さて、本考案の特徴はドツグクラツチ部29,
30に油孔38,39が穿設されていることであ
る。すなわち、ドツグクラツチ部29,30は変
速歯車24,25に一体に円板状に形成され、そ
の外周部にスプライン歯形を有しているが、変速
歯車24,25のピツチ円と略同径の円周位置に
複数個の油孔38,39が穿設されている。
上記の構成になつているから、主軸20の変速
歯車と副軸の歯車とが互いに噛合うとき、歯車の
歯面に付着している潤滑油は、噛合い位置すなわ
ち一対の歯車のピツチ円の交点において、勢いよ
く軸方向に沿つて押し出される。この押し出され
た潤滑油は、油孔38,39を通つてコーン面に
達しコーン面を潤滑する。図中右側の油孔38は
変速歯車24と歯車27との噛合い位置に基づい
てコーン面に近接して設けられているから、潤滑
油は直接コーン面に供給される。一方、図中左側
の油孔39は変速歯車25と歯車28との噛合い
位置によつてコーン面と主軸20との中間部に位
置させられているので、潤滑油は油孔39より一
旦変速歯車25とハブ21とで形成される空胴部
40に取り入れられてからコーン面へ供給される
ようになつている。
従つて、飛沫油を供給する従来のものに比べて
より確実にコーン面へ潤滑油を供給できる。また
主軸に油孔を設ける必要もないので、低コストの
ものを提供できる。
以上説明してきたように本考案によれば、その
構成を変速歯車のピツチ円径と略等しいドツグク
ラツチ部円周位置に油孔を穿設することとしたた
め、変速歯車が副軸の歯車と噛合う位置におい
て、軸方向に沿つて勢よく押出された潤滑油を該
油孔を介してコーン面(同期面)に供給すること
ができ、従来に比べてコーン面への潤滑油の供給
を確実に行なえる。従つてシンクロナイザリング
の摩耗を防止することができ、同期装置の耐久性
を向上できる。また、主軸に油孔を加工するもの
に比べてコストも低くできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す断面図、第2図は本考案
の一実施例を示す断面図である。 20……主軸、21……ハブ、24,25……
変速歯車、29,30……ドツグクラツチ部、3
1,32……シンクロナイザコーン、33,34
……シンクロナイザリング、35……スリーブ、
36……ブロツク、38,39……油孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 副軸の歯車と噛合つて主軸上を遊転しスリーブ
    が係合可能なスプライン部と該スプライン部より
    ハブ側に位置するシンクロナイザコーンとを備え
    た変速歯車のシンクロナイザコーン面に、シンク
    ロナイザリングを摩擦接触させて同期作用を行な
    う変速機の同期装置において、前記スプライン部
    の、変速歯車ピツチ内径と略等しい円周位置に、
    変速歯車と副軸の歯車との噛合動作で押し出され
    た潤滑油を前記コーン面に導く油孔を形成したこ
    とを特徴とする歯車変速機の同期装置。
JP9370982U 1982-06-24 1982-06-24 歯車変速機の同期装置 Granted JPS58196422U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9370982U JPS58196422U (ja) 1982-06-24 1982-06-24 歯車変速機の同期装置

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JP9370982U JPS58196422U (ja) 1982-06-24 1982-06-24 歯車変速機の同期装置

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Publication Number Publication Date
JPS58196422U JPS58196422U (ja) 1983-12-27
JPS627882Y2 true JPS627882Y2 (ja) 1987-02-24

Family

ID=30224703

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JP9370982U Granted JPS58196422U (ja) 1982-06-24 1982-06-24 歯車変速機の同期装置

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JPS58196422U (ja) 1983-12-27

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