JPH11190362A - シンクロナイザリング - Google Patents
シンクロナイザリングInfo
- Publication number
- JPH11190362A JPH11190362A JP9360279A JP36027997A JPH11190362A JP H11190362 A JPH11190362 A JP H11190362A JP 9360279 A JP9360279 A JP 9360279A JP 36027997 A JP36027997 A JP 36027997A JP H11190362 A JPH11190362 A JP H11190362A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil groove
- synchronizer ring
- inner peripheral
- auxiliary
- peripheral surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D23/00—Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
- F16D23/02—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
- F16D23/025—Synchro rings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/0467—Elements of gearings to be lubricated, cooled or heated
- F16H57/0478—Synchromesh devices
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
- Structure Of Transmissions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】内周面に刻設された油溝の断面形状が軸方向に
一様であるシンクロナイザリングであって、噛合せ時
に、たとえ、内周面に供給された潤滑油の粘度が高くて
も、内周面から大径側端面へ良好に潤滑油を排出して拡
散することができるものを提供する。 【解決手段】円錐状の内周面(1)に周方向に所定の間
隔をあけて油溝が刻設されたシンクロナイザリング
(5)である。その油溝は複数の軸方向に同一断面積で
小径側端面(7)から大径側端面(6)へ抜ける主油溝
(2)と、複数の軸方向に前記主油溝よりも小さな同一
断面積で大径側端面へ抜ける補助油溝(3)とからな
る。必要であれば、主油溝と補助油溝の間の内周面にら
せん状に延長する補助らせん油溝を刻設する。
一様であるシンクロナイザリングであって、噛合せ時
に、たとえ、内周面に供給された潤滑油の粘度が高くて
も、内周面から大径側端面へ良好に潤滑油を排出して拡
散することができるものを提供する。 【解決手段】円錐状の内周面(1)に周方向に所定の間
隔をあけて油溝が刻設されたシンクロナイザリング
(5)である。その油溝は複数の軸方向に同一断面積で
小径側端面(7)から大径側端面(6)へ抜ける主油溝
(2)と、複数の軸方向に前記主油溝よりも小さな同一
断面積で大径側端面へ抜ける補助油溝(3)とからな
る。必要であれば、主油溝と補助油溝の間の内周面にら
せん状に延長する補助らせん油溝を刻設する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は変速機の同期噛合装
置に用いるシンクロナイザリングに関する。
置に用いるシンクロナイザリングに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の歯車式変速機の同期装置に使
用されるシンクロナイザリングは、円錐状内周面に軸方
向に延長する複数の潤滑油用の油溝が、周方向に所定の
間隔をあけて刻設される。従来のシンクロナイザリング
の油溝の周方向幅と深さは軸方向に一定、すなわち、油
溝の断面積は軸方向に一定であった。シンクロナザリン
グは変速のために歯車を噛み合わせるとき、変速歯車の
円錐体上を小径側から大径側へ移動するから、シンクロ
ナイザリングの円錐状内周面と変速歯車の円錐体外周面
の間の間隔は縮小し、その間の潤滑油は排出されてシン
クロナイザリングの大径側端面へ拡散する。しかし、冬
季又は始動時、低温で潤滑油の粘度が高いと、この潤滑
油の排出が不良となる。これを防止するため、油溝の断
面積を大径側に拡大することが実開平1−67335号
により、油溝の大径側周方向幅を小径側のものよりも大
きくしかつ隣接する油溝の間の内周面に浅いらせん溝を
刻設することが実開平5−81538号により提案され
た。
用されるシンクロナイザリングは、円錐状内周面に軸方
向に延長する複数の潤滑油用の油溝が、周方向に所定の
間隔をあけて刻設される。従来のシンクロナイザリング
の油溝の周方向幅と深さは軸方向に一定、すなわち、油
溝の断面積は軸方向に一定であった。シンクロナザリン
グは変速のために歯車を噛み合わせるとき、変速歯車の
円錐体上を小径側から大径側へ移動するから、シンクロ
ナイザリングの円錐状内周面と変速歯車の円錐体外周面
の間の間隔は縮小し、その間の潤滑油は排出されてシン
クロナイザリングの大径側端面へ拡散する。しかし、冬
季又は始動時、低温で潤滑油の粘度が高いと、この潤滑
油の排出が不良となる。これを防止するため、油溝の断
面積を大径側に拡大することが実開平1−67335号
により、油溝の大径側周方向幅を小径側のものよりも大
きくしかつ隣接する油溝の間の内周面に浅いらせん溝を
刻設することが実開平5−81538号により提案され
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】シンクロナイザリング
は機械加工又は焼結により製造されるから、円錐状内周
面に大径側が拡大する断面積を有する油溝を設けると、
機械加工の場合は切削加工費が、焼結の場合は金型の製
作費が大幅に上昇するという問題があった。本発明はこ
の問題を解決するためになされたものであり、その目的
とするところは、軸方向に断面積が変化しない油溝を有
するシンクロナイザリングであって、潤滑油の粘度が高
くても、変速時に潤滑油を円錐面上から大径側端面へ迅
速に排出させることができるものを提供することにあ
る。
は機械加工又は焼結により製造されるから、円錐状内周
面に大径側が拡大する断面積を有する油溝を設けると、
機械加工の場合は切削加工費が、焼結の場合は金型の製
作費が大幅に上昇するという問題があった。本発明はこ
の問題を解決するためになされたものであり、その目的
とするところは、軸方向に断面積が変化しない油溝を有
するシンクロナイザリングであって、潤滑油の粘度が高
くても、変速時に潤滑油を円錐面上から大径側端面へ迅
速に排出させることができるものを提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明が採用する手段は、従来の軸方向断面積一定
の主油溝同士の間に1つ以上の同じく軸方向断面積一定
の補助油溝を刻設して潤滑油排出力を増大したことにあ
る。補助油溝の断面積は主油溝の断面積よりも小さく、
例えば、主油溝断面積の半分以下とする。又、シンクロ
ナイザリングの大径側端面から小径側へ延長する補助油
溝の軸方向長さをシンクロナイザリングの軸方向幅より
も小さくして小径側端面へは抜けないようにしてもよ
い。さらに、シンクロナイザリングの主油溝と補助油溝
を除く円錐状内周面に補助らせん溝を刻設してもよい。
め、本発明が採用する手段は、従来の軸方向断面積一定
の主油溝同士の間に1つ以上の同じく軸方向断面積一定
の補助油溝を刻設して潤滑油排出力を増大したことにあ
る。補助油溝の断面積は主油溝の断面積よりも小さく、
例えば、主油溝断面積の半分以下とする。又、シンクロ
ナイザリングの大径側端面から小径側へ延長する補助油
溝の軸方向長さをシンクロナイザリングの軸方向幅より
も小さくして小径側端面へは抜けないようにしてもよ
い。さらに、シンクロナイザリングの主油溝と補助油溝
を除く円錐状内周面に補助らせん溝を刻設してもよい。
【0005】
【発明の実施の形態】図1及び図2に示す本発明の第1
実施例について説明する。図1に示すように、シンクロ
ナイザリング5の円錐状の内周面1には複数の周方向幅
が比較的広い、例えば3mm幅の主油溝2が周方向に所
定の間隔をあけて刻設されている。主油溝2は軸方向に
大径側端面6から小径側端面7へ抜ける。隣合う2つの
主油溝2、2の間の内周面1には、少なくとも1つの円
周方向幅が比較的狭い、例えば1mm幅の補助油溝3が
刻設されている。補助油溝3も軸方向に大径側端面6か
ら小径側端面7へ抜ける。主油溝2と補助油溝3の周方
向幅と深さは軸方向のいずれにおいても一定であるか
ら、その断面積は軸方向に拡大も縮小もせず一定であ
る。補助油溝3の深さは主油溝2の深さと同一である
か、又はそれよりも少し浅い。
実施例について説明する。図1に示すように、シンクロ
ナイザリング5の円錐状の内周面1には複数の周方向幅
が比較的広い、例えば3mm幅の主油溝2が周方向に所
定の間隔をあけて刻設されている。主油溝2は軸方向に
大径側端面6から小径側端面7へ抜ける。隣合う2つの
主油溝2、2の間の内周面1には、少なくとも1つの円
周方向幅が比較的狭い、例えば1mm幅の補助油溝3が
刻設されている。補助油溝3も軸方向に大径側端面6か
ら小径側端面7へ抜ける。主油溝2と補助油溝3の周方
向幅と深さは軸方向のいずれにおいても一定であるか
ら、その断面積は軸方向に拡大も縮小もせず一定であ
る。補助油溝3の深さは主油溝2の深さと同一である
か、又はそれよりも少し浅い。
【0006】図2に示すように、主軸10に変速歯車1
1が回転自在に嵌合され、その変速歯車円錐体12にシ
ンクロナイザリング5が外嵌される。主軸10にクラッ
チハブ13が一体に固定され、そのクラッチハブにハブ
スリーブ14が軸方向摺動可能にスプライン嵌合され
る。変速時にハブスリーブ14を軸方向に摺動し、クラ
ッチハブ13とハブスリーブ14との間にキースプリン
グ15で保持されているキー16を軸方向に押す。この
キー16はシンクロナイザリング5のキー溝8に当た
り、シンクロナイザリング5の内周面1を軸方向大径側
へ歯車円錐体12の外周面18に押し付ける。このと
き、シンクロナイザリング5の内周面1と歯車円錐体1
2の外周面18の間の間隔は縮小し、その間隔に相互の
摩擦を低減するために供給された潤滑油は主油溝2と補
助油溝3を通じて排出されシンクロナイザリング5の大
径側端面6へ拡散する。これによって変速歯車11は主
軸10と同速回転となる。さらに、ハブスリーブ14が
軸方向に摺動すると、ハブスリーブ14はシンクロナイ
ザリング5のスプライン9と変速歯車11のスプライン
19とスプライン結合し完全な動力伝達状態となる。
1が回転自在に嵌合され、その変速歯車円錐体12にシ
ンクロナイザリング5が外嵌される。主軸10にクラッ
チハブ13が一体に固定され、そのクラッチハブにハブ
スリーブ14が軸方向摺動可能にスプライン嵌合され
る。変速時にハブスリーブ14を軸方向に摺動し、クラ
ッチハブ13とハブスリーブ14との間にキースプリン
グ15で保持されているキー16を軸方向に押す。この
キー16はシンクロナイザリング5のキー溝8に当た
り、シンクロナイザリング5の内周面1を軸方向大径側
へ歯車円錐体12の外周面18に押し付ける。このと
き、シンクロナイザリング5の内周面1と歯車円錐体1
2の外周面18の間の間隔は縮小し、その間隔に相互の
摩擦を低減するために供給された潤滑油は主油溝2と補
助油溝3を通じて排出されシンクロナイザリング5の大
径側端面6へ拡散する。これによって変速歯車11は主
軸10と同速回転となる。さらに、ハブスリーブ14が
軸方向に摺動すると、ハブスリーブ14はシンクロナイ
ザリング5のスプライン9と変速歯車11のスプライン
19とスプライン結合し完全な動力伝達状態となる。
【0007】図1に示すように、シンクロナイザリング
5の内周面1には従来の主油溝2に加えて同数又はそれ
以上の補助油溝3が刻設されているから、たとえ、低温
のために潤滑油の粘度が高くても、潤滑油は多数の補助
油溝3により迅速に排出され拡散し油排出力の増大によ
り油膜によるスリップが防止される。したがって、冬季
又は始動時であっても、変速操作は円滑に実施すること
ができる。
5の内周面1には従来の主油溝2に加えて同数又はそれ
以上の補助油溝3が刻設されているから、たとえ、低温
のために潤滑油の粘度が高くても、潤滑油は多数の補助
油溝3により迅速に排出され拡散し油排出力の増大によ
り油膜によるスリップが防止される。したがって、冬季
又は始動時であっても、変速操作は円滑に実施すること
ができる。
【0008】先に述べたように、主油溝2も補助油溝3
も軸方向のどの断面においても形状は一定であるから、
切削により形成する場合の加工費も、焼結により形成す
る場合の金型製作費も比較的低廉である。
も軸方向のどの断面においても形状は一定であるから、
切削により形成する場合の加工費も、焼結により形成す
る場合の金型製作費も比較的低廉である。
【0009】
【実施例】図3及び図4に示す実施例について説明す
る。図3に示す第2実施例の主油溝2は第1実施例のも
のと同じであるが、補助油溝23は第1実施例のものと
は異なり、大径側端面6には抜けるが、軸方向長さがシ
ンクロナイザリング25の軸方向長さよりも短いため、
小径側端面7には達しない。
る。図3に示す第2実施例の主油溝2は第1実施例のも
のと同じであるが、補助油溝23は第1実施例のものと
は異なり、大径側端面6には抜けるが、軸方向長さがシ
ンクロナイザリング25の軸方向長さよりも短いため、
小径側端面7には達しない。
【0010】シンクロナイザリング25の大径側には抜
ける主油溝2と補助油溝23の数は従来のものの2倍以
上であるから、たとえ、低温で潤滑油の粘度が高くて
も、変速操作の噛合せ時には、第1実施例のものと同様
に、内周面1に供給された潤滑油は、補助油溝23から
迅速に排出されて大径側端面6に拡散し、油排出力の増
大により油膜によるスリップが防止される。第2実施例
の補助油溝23も断面形状は軸方向に一定であるから、
製造に要する費用は低廉である。
ける主油溝2と補助油溝23の数は従来のものの2倍以
上であるから、たとえ、低温で潤滑油の粘度が高くて
も、変速操作の噛合せ時には、第1実施例のものと同様
に、内周面1に供給された潤滑油は、補助油溝23から
迅速に排出されて大径側端面6に拡散し、油排出力の増
大により油膜によるスリップが防止される。第2実施例
の補助油溝23も断面形状は軸方向に一定であるから、
製造に要する費用は低廉である。
【0011】図4に示す第3実施例の主油溝2と補助油
溝3は第1実施例のものと同じであるが、第3実施例は
主油溝2と補助油溝3を除く内周面1にらせん状に延長
する補助らせん油溝4が刻設されている。この補助らせ
ん油溝4又は同心円状の油溝の深さは補助油溝3と同一
か又はそれよりも少し浅く、らせんはシンクロナイザリ
ング35の回転方向に小径側へ進む形状又は大径側へ進
む形状である。
溝3は第1実施例のものと同じであるが、第3実施例は
主油溝2と補助油溝3を除く内周面1にらせん状に延長
する補助らせん油溝4が刻設されている。この補助らせ
ん油溝4又は同心円状の油溝の深さは補助油溝3と同一
か又はそれよりも少し浅く、らせんはシンクロナイザリ
ング35の回転方向に小径側へ進む形状又は大径側へ進
む形状である。
【0012】第3実施例も従来の主油溝2に加えて同数
又はそれ以上の補助油溝3が刻設されているから、噛合
せ時の潤滑油の排出及び拡散は良好である。さらに、第
3実施例は補助らせん油溝4を有し、潤滑油はシンクロ
ナイザリング35の回転により、補助らせん油溝4を介
して周方向に配分され、かつ補助油溝3と主油溝2を通
して大径側へ流れるから、潤滑油の排出及び拡散はより
迅速になされ、油排出力の増大により油膜によるスリッ
プが防止される。
又はそれ以上の補助油溝3が刻設されているから、噛合
せ時の潤滑油の排出及び拡散は良好である。さらに、第
3実施例は補助らせん油溝4を有し、潤滑油はシンクロ
ナイザリング35の回転により、補助らせん油溝4を介
して周方向に配分され、かつ補助油溝3と主油溝2を通
して大径側へ流れるから、潤滑油の排出及び拡散はより
迅速になされ、油排出力の増大により油膜によるスリッ
プが防止される。
【0013】図示していないが、第4実施例として、図
4の補助らせん油溝4の代わりに同心円状の補助油溝を
設けてもよい。
4の補助らせん油溝4の代わりに同心円状の補助油溝を
設けてもよい。
【0014】
【発明の効果】上記のとおり、本発明のシンクロナイザ
リングは、大径側に断面積が拡大する油溝を設けて噛合
せ時における潤滑油の内周面から大径側端面への潤滑油
の排出と拡散を良好にするものとは異なり、従来の隣合
う主油溝の間に1つ以上の比較的周方向幅の狭い補助油
溝を刻設し、主油溝と補助油溝の断面形状を軸方向に一
定としたから、シンクロナイザリングの製造に要する費
用は従来のものと同程度であるが、補助油溝を刻設した
ことにより、噛合せ時の潤滑油の内周面から大径側端面
への排出と拡散が良好になるという優れた効果を奏す
る。
リングは、大径側に断面積が拡大する油溝を設けて噛合
せ時における潤滑油の内周面から大径側端面への潤滑油
の排出と拡散を良好にするものとは異なり、従来の隣合
う主油溝の間に1つ以上の比較的周方向幅の狭い補助油
溝を刻設し、主油溝と補助油溝の断面形状を軸方向に一
定としたから、シンクロナイザリングの製造に要する費
用は従来のものと同程度であるが、補助油溝を刻設した
ことにより、噛合せ時の潤滑油の内周面から大径側端面
への排出と拡散が良好になるという優れた効果を奏す
る。
【図1】本発明第1実施例のシンクロナイザリングの斜
視図、
視図、
【図2】図1のシンクロナイザリングを備えた変速機の
同期噛合装置の断面図、
同期噛合装置の断面図、
【図3】第2実施例の図1に相当する図、
【図4】第3実施例の図1に相当する図、
1:内周面 2:主油溝 3:補助油溝 4:補助らせん油溝 5:シンクロナイザリング 6:大径側端面 7:小径側端面 8:キー溝 9:スプライン 10:主軸 11:変速歯車 12:歯車円錐体 13:クラッチハブ 14:ハブスリーブ 15:キースプリング 16:キー 19:スプライン 23:補助油溝 25:シンクロナイザリング 35:シンクロナイザリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大村 繁美 愛知県西尾市小島町城山1番地 アイシ ン・エーアイ株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 円錐状の内周面(1)に周方向に所定の
間隔をあけて油溝が刻設されたシンクロナイザリング
(5)であって、前記油溝は同一断面積で大径側端面
(6)から小径側端面(7)へ軸方向に抜ける複数の主
油溝(2)と、前記主油溝よりも小さな同一断面積で大
径側端面から軸方向に延長する複数の補助油溝(3)と
からなることを特徴とするシンクロナイザリング。 - 【請求項2】 前記補助油溝は前記シンクロナイザリン
グの軸方向長さよりも短いことを特徴とする請求項1記
載のシンクロナイザリング。 - 【請求項3】 前記シンクロナイザリングの前記主油溝
(2)と前記補助油溝(3)を除く内周面(1)にらせ
ん状に延長する補助らせん油溝(4)が刻設されたこと
を特徴とする請求項1又は2記載のシンクロナイザリン
グ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9360279A JPH11190362A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | シンクロナイザリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9360279A JPH11190362A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | シンクロナイザリング |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11190362A true JPH11190362A (ja) | 1999-07-13 |
Family
ID=18468711
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9360279A Pending JPH11190362A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | シンクロナイザリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11190362A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010520429A (ja) * | 2007-03-06 | 2010-06-10 | ツェットエフ、フリードリッヒスハーフェン、アクチエンゲゼルシャフト | 同期装置のためのクラッチ体と同期リング |
JP2013113407A (ja) * | 2011-11-30 | 2013-06-10 | Honda Motor Co Ltd | 変速機の同期装置 |
CN104632924A (zh) * | 2014-12-31 | 2015-05-20 | 泸州长江机械有限公司 | 一种汽车变速箱同步器的同步环 |
DE102015100869A1 (de) * | 2015-01-21 | 2016-07-21 | Hoerbiger Antriebstechnik Holding Gmbh | Verfahren zur Herstellung eines Synchronrings sowie Synchronring für synchronisierte Schaltgetriebe |
KR20170059779A (ko) * | 2015-11-23 | 2017-05-31 | 현대 파워텍 주식회사 | 싱크로나이저 링 |
CN108253037A (zh) * | 2018-03-27 | 2018-07-06 | 天津天海同步科技有限公司 | 盲槽增力型同步装置 |
-
1997
- 1997-12-26 JP JP9360279A patent/JPH11190362A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010520429A (ja) * | 2007-03-06 | 2010-06-10 | ツェットエフ、フリードリッヒスハーフェン、アクチエンゲゼルシャフト | 同期装置のためのクラッチ体と同期リング |
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FR3031779A1 (ja) * | 2015-01-21 | 2016-07-22 | Hoerbiger Antriebstechnik Hold | |
CN105805181A (zh) * | 2015-01-21 | 2016-07-27 | 贺尔碧格传动技术控股有限公司 | 用于同步手动变速器的同步器环和同步器环的制造方法 |
DE102015100869B4 (de) * | 2015-01-21 | 2016-10-13 | Hoerbiger Antriebstechnik Holding Gmbh | Verfahren zur Herstellung eines Synchronrings sowie Synchronring für synchronisierte Schaltgetriebe |
US9909627B2 (en) | 2015-01-21 | 2018-03-06 | Hoerbiger Antriebstechnik Holding Gmbh | Method for manufacturing a synchronizer ring and synchronizer ring for synchronized manual transmissions |
CN105805181B (zh) * | 2015-01-21 | 2019-04-12 | 贺尔碧格传动技术控股有限公司 | 用于同步手动变速器的同步器环和同步器环的制造方法 |
KR20170059779A (ko) * | 2015-11-23 | 2017-05-31 | 현대 파워텍 주식회사 | 싱크로나이저 링 |
CN108253037A (zh) * | 2018-03-27 | 2018-07-06 | 天津天海同步科技有限公司 | 盲槽增力型同步装置 |
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