JPS6278128A - アモルフアス磁気ヘツト用耐水性低温軟化ガラス組成物 - Google Patents

アモルフアス磁気ヘツト用耐水性低温軟化ガラス組成物

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JPS6278128A
JPS6278128A JP21804785A JP21804785A JPS6278128A JP S6278128 A JPS6278128 A JP S6278128A JP 21804785 A JP21804785 A JP 21804785A JP 21804785 A JP21804785 A JP 21804785A JP S6278128 A JPS6278128 A JP S6278128A
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孝 内藤
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孝 滑川
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誠一 山田
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荻原 覚
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C3/00Glass compositions
    • C03C3/12Silica-free oxide glass compositions
    • C03C3/16Silica-free oxide glass compositions containing phosphorus
    • C03C3/21Silica-free oxide glass compositions containing phosphorus containing titanium, zirconium, vanadium, tungsten or molybdenum

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  • Organic Chemistry (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、ガラスを用いた低温光てんや低温ボンディン
グに係ジ、特にアモルファス金属を採用した高性能磁気
ヘッド出光てん材やボンディング材として好適な強耐水
性低温軟化ガラス組成物に関する。
〔発明の背景〕
近年、記録装置の小型化や高密度記録化が進むにつれて
、より性能の優れた磁気ヘッドが要求されるようになっ
た。その友め、大きな飽和磁束密度を有するアモルファ
ス金属を採用した高性能磁気ヘッドの開発が急速に進め
られている。
磁気ヘッドは磁気ギャップ部でボンディングされた構造
となっており、従来から充てん材やボンディング材とし
ては非磁性であるガラスが寿命の点で最も適しているこ
とが知られている。
アモルファス金属を採用した高性能磁気ヘッドの充てん
材やボンディング材として使用されるガラスは、ガラス
の熱膨脹係数が被充てん材や被ボンデイング材の熱膨脹
係数に適合していることが大切である。また充てんやボ
ンディングの作業温朋が被充てん材や被ボンディング材
の耐熱限度エリ低いことが要求されることはもちろんで
あるが、特にアモルファス金属の高温加熱は結晶化を起
こすので、作業温度は出来るだけ低い方がよく、出来得
るならば480℃以下で充てんやボンディングできるこ
とが望ましい。
更に磁気ヘッドは湿度の高い雰囲気中で使用される場合
もあるので、磁気ヘッドに使用するガラスの耐水性が弱
いと、ガラスの溶出を起こし、磁気ヘッドとしての信頼
性を損うことにもなるので、ガラスに対しては実用に耐
える程度の強い耐水性が要求される。
従来からこの種のガラスとしては、鉛を多量に含み、P
bO−B2O,を基本とした系が多く、この糸では鉛含
量が多いほど、より低温で作業できるが、熱膨脹係数が
I Q OX 10−’/ ℃を超える上に、耐水性が
劣るという欠点がある。一方鉛含量を少なくすると、熱
膨脹係数が100X10−7/℃以下のものも得られ、
また耐水性もある程度改善されるが、充てんやボンデイ
ンクの作業温度が500℃以上で高過ぎる欠点がある。
このため、従来からのガラスではアモルファス金属を採
用した高性能磁気ヘッドには適しておらず、3つの特性
すなわち、熱膨脹係数、作業温度及び耐水性を満足した
ガラスがいまだ出現していない。これは3つの特性が相
矛盾したものであることが原因で、5つの特性を満足し
た新規なガラスの開発が磁気ヘッドに限らず、従来から
いろいろな方面で大変強く望1れている。
v!Osを官有するガラスの発明として、例えば特開昭
58−74559号、同55−75957号、同54−
64514号、同55−82826号、同4B−450
07号がある。B、03−Zn0−V、O,−Bi、O
,−Tt!O,糸ガラス(特開紹58−74559号ン
、Li2O−Na10−ZnO−BIOI−VIOB−
P2O3−Zr03−AlsOs系ガラス(¥f開昭5
4−64514号)、Nano−ZnO−B10g−P
2O3−7105系ガラス(特開昭55−82826号
ン及U B*0s−vzOs−ZnO−NalO−81
02−A403−ZrO1系ガラス(45F開昭48−
45007号]においては、熱膨脹係数が100×10
7℃以下のものも得られるが、充てんやボンディングの
作業温度が5oot:以上と高いという問題がある。P
b0−V2O3−P2O5糸ガラス(特開昭55−75
957号jはPbOを最モ多く含み、軟化点が約520
Cと低く、シかも強い耐水性をもつといった利点がある
が、熱膨脹係数が約150 X 10”7℃と大きい問
題がある。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、従来からの低温軟化ガラス組成物より
、熱膨脹係数が小さく、シかも低温で作業でき、その上
耐水性の優れ九強耐水性低温軟化ガラス組成物を提供す
ることにある。特にアモルファス金属を採用した高性能
磁気ヘッド月光てん材やボンディング材に適した強耐水
性低温軟化ガラス組成物を提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明を概説すれば、本発明は耐水性低温軟化ガラス組
成物に関する発明であって、主要成分トシテ、vgos
を55〜703ij1%、P2O5を17〜30重量%
及び8b203を2〜20i31%ffWし、熱膨脹係
数が100 X 10−’/ ℃以下であることを特徴
とする。
更に上記組成に20重債チ以下、好ましくは5重量−以
上のP130を加えた範囲内にあり、熱膨脹係数が70
〜100X10−7/℃、作業点が450℃以下である
ことを特徴とするv20fJ−PROB−sb、os−
PbO系耐水性低温軟化ガラス組成物に係るものでもあ
る。
更に155重量以下、好ましくは2重量%以上のTl4
oを加え、熱膨脹係数が80〜100X1 g−7/℃
、作業点が440℃以下でろることを特徴ト”j ルV
IO,−PIO@−81+=Os−Pl)o−TiB2
系強酎水性低温軟化ガラスm底物に係るものでもある。
また、前記2種の系のいずれかに5重i%以下、好まし
くは0.5重量%以上のNl)、Osを加え、熱膨脹係
数が70〜95X10−’/℃、作業点が450℃以下
であることを特徴とするV、O,−P、O。
−8b、03−P’bO−N’b、OS系及ヒV20.
−P、O,−8blO3−PbO−るものである。
本発明において、作業点とはガラスの粘度が約104ポ
アズになる温度をいう。
本発明の耐水性低温軟化ガラス組成物は、その熱#張係
数をアモルファス金属を採用した高性能磁気ヘッドの波
光てん材や被ボンデイング材の熱膨脹係数に適合させる
ことができるほどに小さいのでガラスが破損することな
く充てんやボンディングが可能である。また、このガラ
スは、480℃以下の低温で充てんやボンディングが可
能なので、高温での加熱を嫌うアモルファス金属として
は、結晶化を起こさず、磁気ヘッドの高性能化をより高
めることができる。
更にまた本発明のガラスは、その耐水性も良好なので、
このガラスで充てんやボンディングした磁気ヘッドは高
湿度中にさらされても、ガラスが溶出することなく、ア
モルファス金属を採用し念高性能磁気ヘッドの信頼性の
向上に役立つ。以上、本発明の強耐水性低温軟化ガラス
組成物は、前に述べた従来のこの種のガラスの欠点が取
除かれた新規なガラスである。
次に本発明の強耐水性低温軟化ガラス組底物を構成する
各種成分並びにそれらの組成範囲の限定理由について説
明する。
まずv205は強耐水性低温軟化ガラス組成物の主成分
で、ガラスの熱膨脹係数及び作業点を下げるのに有効で
あるが、70重量%を超えるとガラスの耐水性が悪化し
、また55重JIk%未満であるとガラスの熱膨脹係数
が大きくなり過ぎる。
P、OIIはガラス形成!!!fヒ物であり、ガラスの
失透を防止し、流動性を良くするが、30重量%を超え
るとガラスの作業点が上がり過ぎかつ耐水性も悪くなる
。ま几17重量%未満ではガラスが失透を起こしやすく
、実用に供し得ない。
s b、o3はガラスの耐水性改善に著しく効果がある
が、20重i1%を超えるとガラスの作業点が上が#)
過ぎ、また、2重iit%未満ではガラスの耐水性改善
に対し充分な効果が得られない。
PbOはガラスの作業点を下げ、かつ耐水性を向上させ
るが、20重量%を超えるとガラスの熱膨脹係数が大き
くなり過ぎ、しかも失透を起こしやすくなる。
T2Oはガラスの作業点を下げるために加えるが、15
重量%を超えるとガラスの熱膨脹係数が大きくなり過ぎ
、しかも耐水性が悪くなる。
Nb2O2はガラスの熱膨脹係数を小さくするために加
えるが5重量%を超えるとガラスの作業点が上がり過ぎ
、しかも失透しやすくなる。
次に本発明のガラスの熱膨脹係数の範囲が70〜100
 X 10−’/11:であるので、各種フェライト等
の波光てん材や被ボンデイング材に適合した、すなわち
磁気ヘッドとして適したガラスを選択することができる
。一般に100X10″″7℃を超えるガラスは、充て
ん後やボンディング後にガラス部にクラックが発生した
り、強固な充てんやボンディングができないため、磁気
ヘッドが壊れやすくなってしまう。また熱膨張差による
応力が磁性材にかが9礎気ヘツドの磁気特性が劣化して
しまつ。70 X 10−?/’C未満のガラスは低温
軟化ガラス罠おいてはいまだ出現していないが、存在す
るとすれば、上記の様な問題が生ずるであろう。
ガラスの作業点が480℃以下であるということは、磁
気ヘッド炸裂におけるガラス充てんやボンディングが4
80℃以下で行えるということでろシ、このような低温
で作業できることはアモルファス金属を採用した高性能
磁気ヘッドには最も有効である。充てんやボンディング
温度が高いとアモルファス金属は結晶化を起こし、磁気
ヘッドとしての性能を発揮できない。
−1次、アモルファス金属は結晶化を起こさない温度範
囲にあっても、充てん温度やボンディング温度が高いほ
ど寿命が短くなり、すなわち磁気ヘッドとしての寿命が
短くなるので、なるべく低温で充てんやポンディングを
する必要がある。その点、本発明のガラスは440℃以
下の低温で充てんやボンディングもできるので、アモル
ファス金属を結晶化させずに、長寿命な高性能磁気ヘッ
ドを作製することが可能である。
本発明のガラスを構成する成分の原料としては焼成によ
り、前記成分の酸化物若しくはそれらの酸化物の混合物
を生ずるものであればどんなものでもよい。
次に本発明のガラスの製造方法について説明する。ガラ
ス原料を配合及び混合し、アルミナルツボ又は白金ルツ
ボに入れ、電気炉中で900℃、α5〜1時間溶融させ
た。この溶融物を250〜300℃に保持し次黒鉛治具
に流し込み、その後空冷させてガラスを作製した。
〔発明の実施例〕
以下、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、
本発明はこれら実施例に限定されない。
第1表〜第5表に本発明における実施例の組成と特性を
示す。第6表に比較例として従来のこの株の低温軟化ガ
ラスの組成と特性を示す。
ナオ、各ガラスの特性の測定方法は以下のとおりである
(11熱膨脹係数 5φ×20fiの円柱状に加工したガラスを測定試料と
して、熱膨張計を用いて、空気中、昇温速度10℃/分
で測定した。
(2)  軟化点及び作業点 粉末にしたガラスを示差熱分析装置を用いて、を気中、
昇温速度10℃/分で、軟化点及び作業点を測定した。
ここで軟化点及び作業点は粘度が約107Jポアズ及び
約104ポアズに相当する。
(3)耐水性 5X5X5mの立方体に加工したガラス片を40ccの
蒸留水中に入れ、70℃、2時間加熱し、その後ガラス
片を十分乾燥させ、重量減少を測定した。ここにおける
耐水性とは、上記条件で試Pr1f当りの重量減少をm
2で算出した値である。
第1表〜第5表から明らかなように本発明のガラスはv
!05を最も多く含んだ組成で構成され念ものである。
それに対し、従来からの低温軟化ガラスVi第6表から
れかるようK PbOを最も多く含んだ組成で構成され
たもので、PbO量が多いほど軟化点や作業点が低い傾
向を示すが、一方、熱膨脹係数が大きり、シかも耐水性
が弱い傾向も示す。第6辰のガラスは、磁気ヘッド出光
てん材やボンディング材及びそれ以外の色々なものへの
低温ボンディング材として一般的で6D、従来からの使
用頻度がかなシ高い。アモルファス金属を採用した高性
能磁気ヘッドには現在比較例aのような作業点が低いガ
ラスが使用されているが、熱膨脹係数が大きいために、
磁気ヘッド炸裂における歩留りが悪い、磁気ヘッドの特
性が上がらないといった問題がある。
熱膨脹係数の値としては、100 X 10−7/ ℃
以下が好ましい。また、比較例aのガラスは耐水性が2
 (11mf/ tと悪いので、高湿度中で使用すると
きVi、磁気ヘッドの寿命が短くなり、信頼性にかける
といった問題もある。耐水性の値としては、比較例e%
f、g、hのガラス程度のものが好ましい。更に、比較
例aのガラスの作業点は458℃とアモルファス金属に
とってはまだ高いので、磁気ヘッドの長寿命化を図るた
めに、よシ低温で充てんやボンディングできる方が好ま
しい。
第1表〜第5表において、実施例1〜13のガラスはV
、O,−P2O5−8’b、O,糸、実施例14〜26
OガラスId V2O5−P2O5−8b103−Pb
O系、実施例27〜52のガラスはv2o、−p2o、
−sb、o3−PbO−’I’tzo 糸、実施例53
〜65のガラスはv、o、−p、o、−sb!o、−P
bO−Nb2o、糸及(j V、O,−P2O5−8’
b、03−PbO−Tz、0−Nb2O5系である。
実施例1〜13のガラスは熱膨脹係数が72〜98 X
 10−7/℃、軟化点が348へ595℃、作業点が
410−478℃、耐水性がα7〜9.4mW/りの範
囲にあり、第6表の比較例a、b及びdのガラスと同程
度″!!たはそれ以下の軟化点や作業点をもつが、それ
らより熱膨脹係数が小さく、耐水性も優れていることが
わかる。
実施例14〜26のガラスは熱膨脹係数が81〜100
 X 10−’ / u、軟化点が361〜386℃、
作業点が418〜44/℃、耐水性が(12〜4.1 
mW/ fの範囲にあシ、前述した実施例1〜13のガ
ラスより比較的軟化点や作業点が低目で、しかも耐水性
が良好であることt−特徴とする。第6表のガラスと比
較すると、熱膨脹係数は小さ目であり、しかも軟化点や
作業点も低目であり、従来の低温軟化ガラスよシ優れて
いる。また、耐水性に関しては、作業点がSOO℃以上
と高目である比較例θ、f%g、、hのガラスと同程度
の値を示し、比較例aのガラスより著しく耐水性が強い
こともわかる。すなわち、従来からの低温軟化ガラスエ
り熱膨脹係数、作業点及び耐水性において明らかに優れ
ている。
実施例27〜52のガラスは熱膨脹係数が81〜100
 X 1 o−7r、、軟化点が361〜388℃、作
業点が410〜43/℃、耐水性がα3〜& 5 m9
7 tの範囲にある。前述した実施例1〜26のガラス
より作業点が低目であることを特徴とし、そのため、よ
り低温で充てんやボンディングが可能である。耐水性に
関しては、実施例14〜26のガラスより若干劣るが、
比較例aのガラスよりかなり優れている。第6表から明
らかなように、従来からの低温軟化ガラスでは、これほ
ど作業点が低く、シかも耐水性が強いものはない。
実施例53〜65のガラスは熱膨脹係数が71〜94 
X 10−7/℃、軟化点が368〜390℃、作業温
度が421〜446℃、耐水性がα3〜2、8 mW/
 9の範囲にあり、特に前述した実施14〜52のガラ
スより熱膨脹係数が小さ目であり、′!た実施例1〜1
3のガラスよシ作業處が低目で、しかも耐水性が優れて
いることが特徴である。第6表から明らかなように従来
からの低温軟化ガラスでは、これほど熱膨脹係数が小さ
く、しかも作業点が低く、更に耐水性が強いものは存在
しない。
以上の実施例及び比較例より明らかなように、本発明の
ガラスは、従来からの低温軟化ガラスの熱膨脹係数より
小さく、しかもその作業点より低く、更にその耐水性が
より強いもので、従来からの低温軟化ガラスにはない3
つの特性を満足した新規なガラスである。すなわち本発
明のガラスは熱膨脹係数が70〜100 X 10−7
7℃の範囲内にあり、しかも作業点が480℃以下であ
る強耐水性低温軟化ガラスである。そのため、アモルフ
ァス金属を採用した高性能磁気ヘッドの寿命及び性能を
損うことな(,480℃以下で充てんやポンディングが
可能でめった。
また、磁気ヘッド炸裂における歩留りの向上も図ること
ができた。これによシ、本発明による強耐水性低温軟化
ガラス組成物は、従来からの低温軟化ガラスよシ明らか
に優れていることを確認した。ここにおいては、特にア
モルファス金属を採用した高性能磁気ヘッドの充てん材
やボンディング材として取上げたが、それだけに限らず
、いろいろな面においての低温ボンディング材としても
広く使用可能である。
〔発明の効果〕
本発明は、従来からの低温軟化ガラスのようにPbOを
主成分とした組成ではなく、■20sを主成分としたv
、o、−p2o、−sb、o3系であり、従来のガラス
より熱膨脹係数が100X10″″γ/℃以下と小さく
、しかも作業点も低く、その上耐水性も強いといった3
つの効果を同時に達成したガラスである。したがって、
ガラスを用いた480℃以下の低温光てんや低温ボンデ
ィングに係り、特にアモルファス金属を採用した高性能
磁気ヘッド材やボンディング材として好適である。
PbOを加えりV、O,−P、O,−8b、0−Pl)
O系では、熱膨脹係数が70〜100 X 10−?/
 ’cであり、作業点が450℃以下とより低温化でき
、しかも耐水性を向上させることができる強耐水性低温
軟化ガラスが得られる。
更にTl2Oを加えたV、O,−P、0S−191)、
O,−PI)0−Tt、0系では、熱膨脹係数が80〜
100X10″″’/cであり、作業点が440℃以下
とより低温化させることができる強耐水性低温軟化ガラ
スが得られる。この系のガラスを用いると440℃以下
の低温で光てんやボンディングが可能であり、アモルフ
ァス金属のように耐熱性のないものにとっては非常に有
効である。
Nb、O,系及びV2O3−P2O3−8b103−T
2O−NatOs系では、Δ 熱膨脹係数が70〜95X10−?/Cとより小さく、
作業点が450℃以下である強耐水性低温軟化ガラスが
得られる。この系のガラスは波光てん材や被ポンディン
グ材に熱膨張保数の小さい材料を用いるときに特に有効
に使用することができる。
本発明の低温軟化ガラスは低膨張、低融点及び強耐水性
である3つの特性を同時に満足し、従来のガラスの特性
を著しく上回り、いまだ世の中に出現していない画期的
なガラスである。
このようなガラスは充てん、ボンディング及び封止用ガ
ラスとしているいろな方面で強く望まれている。
その他にも、一般の磁気ヘッドやLSIパッケージにも
使用できる。広くは、セラミックスへの低温ボンディン
グに有効である。
一般の磁気ヘッドの充てん材及びボンディング材として
使用する場合には、低温で作業ができるという利点があ
り、磁気ヘッド全般にわたシ有効に使用できる。
LSIパッケージ、特に高熱伝導性s1cを用いたパッ
ケージの封止用ガラスとして有効に使用できる。この封
止用ガラスとして、現在高膨張低融点であるPbO系ガ
ラスに低膨張材であるフィラーを多量に含有させた材料
を用いているが、本発明のガラスでは少量のフィラー又
はフィラーなしで封止でき、また従来より低温で封止で
き、更に耐水性が優れているので高湿シでもパッケージ
の使用が可能となる。SICとのぬれ性も悪くないこと
がわかっている。
以上のように、比較的低膨張である材料への低温光てん
、低温ボンディング及び低温封止に有効に使用できる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、主要成分として、V_2O_5を55〜70重量%
    、P_2O_5を17〜30重量%及びSb_2O_3
    を2〜20重量%含有し、熱膨脹係数が100×10^
    −^7/℃以下であることを特徴とする耐水性低温軟化
    ガラス組成物。 2、成分として更にPbOを20重量%以下含有し、熱
    膨脹係数が70〜100×10^−^7/℃、作業点が
    450℃以下である特許請求の範囲第1項記載の耐水性
    低温軟化ガラス組成物。 3、成分として更にTl_2Oを15重量%以下含有し
    、熱膨脹係数が80〜100×10^−^7/℃、作業
    点が440℃以下である特許請求の範囲第2項記載の耐
    水性低温軟化ガラス組成物。 4、成分として更にNb_2O_5を5重量%以下含有
    し、熱膨脹係数が70〜95×10^−^7/℃、作業
    点が450℃以下である特許請求の範囲第2項又は第3
    項記載の耐水性低温軟化ガラス組成物。
JP21804785A 1985-10-02 1985-10-02 アモルフアス磁気ヘツト用耐水性低温軟化ガラス組成物 Granted JPS6278128A (ja)

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