JPS627507A - 化粧無機質板の製造方法 - Google Patents

化粧無機質板の製造方法

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JPS627507A
JPS627507A JP14582985A JP14582985A JPS627507A JP S627507 A JPS627507 A JP S627507A JP 14582985 A JP14582985 A JP 14582985A JP 14582985 A JP14582985 A JP 14582985A JP S627507 A JPS627507 A JP S627507A
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JP14582985A
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小池 喜寛
明弘 村上
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Nippon Paint Co Ltd
Asahi Ishiwata Kogyo KK
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Nippon Paint Co Ltd
Asahi Ishiwata Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、建築用材料等として用いられる化粧無機質
板の製造方法に関する。
従来の技術 セメント、ケイ酸カルシウム等の水硬性無機質□ 結合材から形成される無機質基板は、通常、水硬   
 1性態機質結合材を混合してなるスラリーを、湿式抄
造機で抄き、フェルト上の原抄造体を、上記7 x )
Ly h T″″s +”+ 1ii6 q ? ’;
l ’/ 、 7 g 1aIC! !J @    
引脱水し1次いで、メーキングロールに巻きつけて板厚
を!!IL、得られた板状抄造体を養生硬化    1
させることによって製造されている”        
  1しかしながら、このようにして製造された無機質
基板は材質に基因して、白ないしは灰色だけであって、
使用される場所に要求される各種の色相を得ることが不
可能であった。
また、無機質基板はエフロレッセンス(白華)が発生し
たり、使用中に汚染が進むために外観が低下する等の欠
点をもっていた。
このような課題を解決するために、従来、■ 板状賦形
体にエマルション塗料を塗布したのち、養生硬化させる
方法 ■ 乾燥状態の無機質基板に各種被覆組成物を塗布する
方法 などが行われている。
しかしながら、上記方法では塗膜の密着度が充分でなか
ったり、塗装経費がかかりすぎる等の欠点があり、改良
を必要としていた。
そこで、メーキングロールで巻きとる前の原抄造体の含
水率を低く調整してエマルション塗料を塗布し、その後
、さらにサクションによって脱水してメーキングロール
に巻きつけることを試みる方法が提案されている(特開
昭58−26090号公報)、シかし、この方法による
と、第2図に示すように水性塗料lの塗布後、含水率の
少い原抄造体2′の表面下のフェルト3の下部からサク
ション装置4を用いて吸引脱水したとき、含水率の少い
原抄造体2′中に空隙6が多いため、表面の水性塗料1
の吸引が十分できない、したがって水性塗料1からなる
層の含水率が高く、また含水率の少い原抄造体2′の内
部まで塗料が浸透しない、この結果、メーキングロール
に巻きついた塗面を取り外すときに、塗膜の一部がメー
キングロールに付着残存したり、粘着することによる塗
面のめくれ、亀裂、剥離などの問題が残っていた。
発明が解決しようとする問題点 以上の現状にかんがみて、本発明は、メーキングロール
で巻きとる時に抄造体の塗膜の一部が。
メーキングゴールに付着残存したり、粘着することがな
く、塗面のめくれ、剥離1.亀裂がなく、良好な外観を
有する化粧無機質板を安定して得ることを目的とする。
問題点を解決するための手段 そこで、本発明者らは、前記した従来の化粧無機質板を
製造する時の問題点を改良し、品質的に優れた化粧無機
質板を安定的に製造する方法を開発すべく研究を続けた
結果、原抄造体の含水率を     □従来の値より高
い一定の範囲に調整し、これに水性塗料を塗布したのち
、サクションで吸引脱水した0次いでこれをメーキング
ロールに巻きつけて抄造体の厚みを調整し、巻きついた
抄造体を取り外す際に、抄造体の表層に塗られた塗膜の
一部がメーキングロールに付着残存したり粘着すること
がないことを見い出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、上記問題点を解決するために、水
硬性無機質結合材を主成分とするスラリーを湿式抄造機
によって抄き、生成した原抄造体の表面に水性塗料、好
ましくはエマルション塗料を塗布し、次いで吸引脱水し
、メーキングロールに巻きつけて抄造体の板厚を調整し
、生成した板状抄造体を養生硬化せしめる化粧無機質板
の製造方法において、上記原抄造体の含水率を75〜1
50%にして水性塗料を塗装することを特徴とする化粧
無機質板の製造方法を提供するものである。
以下にこの発明の詳細な説明する。
(水硬性無機質結合材) この発明で用いられる水硬性無機質結合材としては、セ
メント、ケイ酸カルシウム、高炉スラグ、カルシウムア
ルミネートモノサルフェートハイドレート、石こうの配
合物等があげられ、これらを1種又は2種以上混合して
用いることができる。このような水硬性無機質結合材に
石綿、セルロースや、ポリアミド系、アクリル系等の合
成樹脂の繊維を補強材として混合してスラリー状とし、
これを湿式抄造機で抄いて原抄造体を作る。
(水性塗料) この発明において水性塗料とはエマルション塗料、水溶
性樹脂塗料等であり、特に好ましいのはエマルション塗
料でアル。
エマルション塗料は、従来の一般的な塗料1例えばJ 
I S−に−5663に規定されるような建築物の内装
外装用塗料であり、その構成原料はアクリル系や酢酸ビ
ニル系などの樹脂に、必要に応じて、セルロース系の保
護コロイドおよび着色顔料と体質顔料、界面活性剤、そ
の他の添加剤を適宜配合したものから成る塗料をいう。
本発明において原抄造体とは、スラリーが湿式抄造機に
おいてワイヤーシリンダーによって抄かれ、フェルト丑
に移された時点からサクションポンクス等によって強制
的に吸引脱水されるまでの間の抄造体を指す。
本発明では上記の区間における原抄造体の含水率が75
〜150%に調整することが重要である。
なお、本発明においては、原抄造体の含水率は次式によ
って計算した値である。
Wl :乾燥前の抄造体重量 W2:乾燥後の抄造体重量 (エマルション塗料の塗布) このようにして抄造した原抄造体の含水率を75〜15
0%、好ましくは80−120%に調整し、エマルショ
ン塗料を塗布する。抄造体の含水率が75%未満である
と空隙率が多くなるために、また150%を越えると含
水率が高いために、塗装後にサクション等で充分に吸引
脱水できないから、形成される抄造体の強度が充分でな
くなり、そのためにメーキングロールから剥れにくい等
の弊害が生ずるので好ましくない。
本発明における水性塗料の原抄造体への塗布量は、特に
制限はないが、一般的には50〜200g/rn’の範
囲が退出である。
本発明で原抄造体に水性塗料を塗布するには、メーキン
グロールの第一層として巻きとられる部分に塗4iする
ことが経済的で、また層間密着性等の点で有利である。
連続する抄造体をメーキングロールの第一層に該当する
部分だけに塗布すること自体は、公知の自動的なON1
0 F F装置を採用することにより達成される。
(化粧無機質板の成形) 本発明に従って水性塗料を塗布された原抄造体は、それ
以後、従来方法と全く同様にして脱水。
板厚調整、養生および硬化工程を経て製品化される。す
なわち、本発明に従って、含水率が75〜150%の状
態において水性塗料を塗布された原抄造体を、常法に従
ってフェルトの下からサクションによって吸引脱水した
のち、メーキングロールに巻きつけて抄造体の板厚を調
整する。一定の厚みになるまでメーキングロールに巻き
つけたものを取り外して板状抄造体を形成し、必要なと
きはプレスなどをして形を整えたり波形加工、エンボス
模様づけを行い、次いで養生し、硬化させ、さらに必要
なら乾燥して、化粧無機質板を製造する。
作   用 本発明の製造方法においては、第1図に示すように、水
性塗料1を塗布後の含水率の多い原抄造体2の裏面のフ
ェルト3の下部からサクション装置4によって吸引脱水
する時に、含水率の多い原抄造体2中の空隙6が、第2
図に示した低含水率の抄造体と比較して少なく、含水率
の多い原抄造体中の水5が矢印7で示される方向に脱水
されると同時に、水性塗料lからなる塗料層も矢印8で
示される方向に吸引される。この吸引の度合は、含水率
の低いものと比較して強いため、水性塗料lは、含水率
の多い原抄造体2の内部まで浸透するとともに塗料層の
含水率が低下し、造膜するものと推測される。
実  施  例 以Fに本発明の実施例を比較例と共に挙げて本発明をさ
らに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限
定されるものでないことはいうまでもない。
実施例1 下記組成のスラリーを調整した。
上記組成のスラリーを抄造機で抄き、生成した原抄造体
(寸法:35cm巾X0.5mm厚のエンドレス状)の
フェルトの下から吸引脱水して、原抄造体の含水率を8
0%とした。なお、含水率は、以下の式から計算して求
めた。
Wl :乾燥前の抄造体重最 W2 :乾燥後の抄造体重量 上記含水率に調整した原抄造体の表面に、下記組成のア
クリルエマルション塗料を抄造体面積1ゴにつき100
gの塗布量で塗布した。
(注1)アルマテックスE−280(三井東圧化学株式
会社の製品)を使用した。
上記アクリル水性塗料(1)をエアーレススプレーによ
って塗布後、フェルトの下からサクションによって吸引
脱水しく吸引圧:35cmHg)、メーキングロールに
よって板厚6mmの板状抄造体を形成し、3週間養生硬
化させた。
このように製造した化粧無機質板について、外観、塗膜
の密着性およびメーキングロールからの離型性を評価し
た結果を下記第1表に示す。
実施例2 実施例1の方法において、原抄造体の含水率を90%に
調整した後に、エマルション塗料(2)を原抄造体に塗
布した以外は、実施例1と同一の方法で化粧無機質板を
製造した。
結果を第1表に示す。
実施例3 実施例1の方法において、原抄造体の含水率を110%
に調整した後、エマルション塗料(3)を原抄造体に塗
布した以外は、実施例1と同一の方法で化粧無機質板を
製造した。
結果を第1表にポす。
比較例1 実施例1の方法において、原抄造体の含水率を60%に
tA!Iした後、エマルション塗料を塗布した以外は、
実施例1と同一の方法で化粧無機質板を製造した。
比較例2 実施例1で示す無機質組成で未塗装の養生基板を比較例
2とした。
結果を第1表に示す。
第1表(その2) (注2)J Is−に−5400に?(R拠しタ。
(注3)JIS−A−6910−Ei−3−2(1)に
準拠した。
(注4 ) 塗装すれた抄造体のメーキングロールカら
の取外し容易性を評価した。符号の意味は下記の通りで
ある。
■は良好、Oは良、Xは不良。
(注5)茨城県石岡市に設置された朝日石綿株式会社の
石岡暴露基に3年間暴露し、汚染の程度を肉眼で判定し
た。符号の意味は、下記のとおりである。
■は良好、Oは良、×は不良。
発明の効果 この発明によれば、メーキングロールから抄造体を取り
はずすときに、抄造体の塗膜の一部がメーキングロール
に付着残存したり、粘着することがなく、塗面のめくれ
、剥離、亀裂がなく、良好な外観を有する化粧無機質板
を安定して得ることができる。
また、水性塗料が、低含水率のものよりも抄造体内部ま
で浸透するため、化粧無機質板の表層部と水性塗料層と
が強固に結合し、塗膜の密着性が優れ、防水性、耐エフ
ロレッセンス性が優れた化粧無機質板を得ることができ
る。
さらに本発明によれば1表面を塗料によって任意の色相
に美装することが可能となり、使用中の汚染を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発す1に係る化粧無機質板の製造方法の作用
を示す概念的断面図、第2図は従来の低含水率抄造体の
問題点を示す概念的断面図である。 1・・・水性塗料 2・・・含水率の多い原抄造体 2′・・・含水率の少ない原抄造体 3・・・フェルト 4・・・サクション装置 5・・・原抄造体中の水 6・・・空隙 7・・・原抄造体中の木の移動 8・・・水性塗料層の移動

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水硬性無機質結合材を主成分とするスラリーを湿
    式抄造機にて抄き、フェルト上の原抄造体の表面に水性
    塗料を塗布し、次いで吸引脱水し、メーキングロールに
    巻きつけて板厚を調整し、生成した板状抄造体を養生硬
    化せしめる化粧無機質板の製造方法において、上記原抄
    造体の含水率を75〜150%にして水性塗料を塗装す
    ることを特徴とする化粧無機質板の製造方法。
  2. (2)水性塗料がエマルション塗料であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の化粧無機質板の製造方
    法。
JP14582985A 1985-07-04 1985-07-04 化粧無機質板の製造方法 Granted JPS627507A (ja)

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JPS627507A true JPS627507A (ja) 1987-01-14
JPH0215367B2 JPH0215367B2 (ja) 1990-04-11

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS588604A (ja) * 1981-07-08 1983-01-18 日本ペイント株式会社 無機質化粧板の製造方法
JPS58131019A (ja) * 1982-01-30 1983-08-04 松下電工株式会社 繊維セメント板の製造方法
JPS59165615A (ja) * 1983-03-10 1984-09-18 富士不燃建材工業株式会社 プレス造形加工繊維質抄造板の製造方法

Patent Citations (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS59165615A (ja) * 1983-03-10 1984-09-18 富士不燃建材工業株式会社 プレス造形加工繊維質抄造板の製造方法

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