JPS6274300A - 米糠糖化液の精製法 - Google Patents
米糠糖化液の精製法Info
- Publication number
- JPS6274300A JPS6274300A JP21030185A JP21030185A JPS6274300A JP S6274300 A JPS6274300 A JP S6274300A JP 21030185 A JP21030185 A JP 21030185A JP 21030185 A JP21030185 A JP 21030185A JP S6274300 A JPS6274300 A JP S6274300A
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- Japan
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- rice bran
- saccharified
- liquid
- substances
- fat
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- Pending
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分i!P1
本発明は米糠糖化液の精製法に関するものである。更に
詳しくは、米糠を糖化し、これを精製して糖液を製造す
る工程のうち、V、製工程において米糠糖(ヒ液とフィ
ブリル化したポリプロピレン繊維とを接触させることに
より、米糠糖化液に多量に含まれる脂肪、U臭、浮遊物
、高分子物質及びコロイド状物質等を前記繊維に吸着除
去せしめることをからなる米糠糖化液の精製法に関する
ものである。
詳しくは、米糠を糖化し、これを精製して糖液を製造す
る工程のうち、V、製工程において米糠糖(ヒ液とフィ
ブリル化したポリプロピレン繊維とを接触させることに
より、米糠糖化液に多量に含まれる脂肪、U臭、浮遊物
、高分子物質及びコロイド状物質等を前記繊維に吸着除
去せしめることをからなる米糠糖化液の精製法に関する
ものである。
[従来の技術]
酒造工場の精米工程においで発生する米糠のうち、特に
搗減15%〜25%間に発生する白糠を糖化し、精製し
て糖液を製造し、醸造原料あるいは食品原料に利用づる
方法が広く行われている。この工程のうら、糖液の品質
を決定する最も重要な工程は糖化液の精製工程であり、
従来の技術では活性炭処理とイオン交換処理とを(H用
することにより糖化液を精製していた。
搗減15%〜25%間に発生する白糠を糖化し、精製し
て糖液を製造し、醸造原料あるいは食品原料に利用づる
方法が広く行われている。この工程のうら、糖液の品質
を決定する最も重要な工程は糖化液の精製工程であり、
従来の技術では活性炭処理とイオン交換処理とを(H用
することにより糖化液を精製していた。
[発明が解決しようとする問題白1
米糠は条間の脂肪、窒素化合物、天分等の不純物を含有
している。米糠を糖化し、これを固液分離して得られる
糖化液にも多量の脂肪、窒素化合物校び灰分等が含まれ
ている。さらに、これらの物質のかなりの部分は、互い
に複雑に結合し、糖化液中に浮遊物、高分子物質、コロ
イド状物質として分散、溶解している。こ゛のような成
分、U状から判るように、米糠糖化液は精製がきわめて
国難な性質を持つでいるため、この精製には多(Hの活
性炭と、大型のイオン交換機が必要となる。
している。米糠を糖化し、これを固液分離して得られる
糖化液にも多量の脂肪、窒素化合物校び灰分等が含まれ
ている。さらに、これらの物質のかなりの部分は、互い
に複雑に結合し、糖化液中に浮遊物、高分子物質、コロ
イド状物質として分散、溶解している。こ゛のような成
分、U状から判るように、米糠糖化液は精製がきわめて
国難な性質を持つでいるため、この精製には多(Hの活
性炭と、大型のイオン交換機が必要となる。
従って、活性炭の経費、イオン交換機の設備費。
イオン交換機の再生経費、再生廃液の処理経費など、一
連の精製処理に関i’!!するコストは多大である。
連の精製処理に関i’!!するコストは多大である。
特に、米11!i糖化液中の脂肪、浮遊物、高分子物質
或はコロイド状物質は、活性炭やイオン交換樹脂による
処理の際、活性炭やイオン交換樹脂の表面に付着し、処
理能力を極端に低下させるため、精製処理に必要な活性
炭およびイオン交換樹脂の弔を増大さじ、精製処理コス
トを過大なものにする要因となっている。
或はコロイド状物質は、活性炭やイオン交換樹脂による
処理の際、活性炭やイオン交換樹脂の表面に付着し、処
理能力を極端に低下させるため、精製処理に必要な活性
炭およびイオン交換樹脂の弔を増大さじ、精製処理コス
トを過大なものにする要因となっている。
このような理由から、米糠糖化液中の脂肪、浮遊物、高
分子物質又はコロイド状物質を安い経費で、しがち効果
的に除去する方法を開発することが特に重要であるが、
本発明はこの問題点を解決する方法を提供するものであ
る。
分子物質又はコロイド状物質を安い経費で、しがち効果
的に除去する方法を開発することが特に重要であるが、
本発明はこの問題点を解決する方法を提供するものであ
る。
[問題を解決するための手段]
本発明は、米糠糖化液の精製に際して、米糠糖化液とフ
ィブリル化したポリプロピレン繊維とを接触させ、この
米糠糖化液に含まれる脂肪、浮遊物、高分子物質、コロ
イド状物質及び糠臭をこの繊維に吸着除去ぜしめること
から4する米糠糖化液のV4製ン入である。
ィブリル化したポリプロピレン繊維とを接触させ、この
米糠糖化液に含まれる脂肪、浮遊物、高分子物質、コロ
イド状物質及び糠臭をこの繊維に吸着除去ぜしめること
から4する米糠糖化液のV4製ン入である。
米糠糖化液とフィブリル化したポリプロピレン繊維を槽
または場内に充填し、一端より米糠糖化液を流入し、伸
悩より流出させることにより行われ、連続的に精製処理
全行うことで出来る。
または場内に充填し、一端より米糠糖化液を流入し、伸
悩より流出させることにより行われ、連続的に精製処理
全行うことで出来る。
ここにフィブリル化したポリプロピレンm G(tは油
性物質を効率よく吸着除去する機能を有していて、特に
特公昭47−24872号公報に開示された親油性のフ
ィブリル化i1M不織布が比表面積が大きく、毛管状の
空隙を有している点で吸着能が大きく、好ましい材料で
ある。このフィブリル化したポリプロピレン繊維は、食
品用途としても毒性がなく、安全であり「オルソーブ」
という商品名で知られているので、以下「オルソーブ」
と略称する。
性物質を効率よく吸着除去する機能を有していて、特に
特公昭47−24872号公報に開示された親油性のフ
ィブリル化i1M不織布が比表面積が大きく、毛管状の
空隙を有している点で吸着能が大きく、好ましい材料で
ある。このフィブリル化したポリプロピレン繊維は、食
品用途としても毒性がなく、安全であり「オルソーブ」
という商品名で知られているので、以下「オルソーブ」
と略称する。
[作用]
本発明は、オルソーブを米糠糖化液に接触させることに
より、米糠糖化液に含有する脂肪、浮遊物質、高分子コ
ロイド状物質及び糠臭を効率よく、はぼ完全に吸着除去
することに成功したものである。
より、米糠糖化液に含有する脂肪、浮遊物質、高分子コ
ロイド状物質及び糠臭を効率よく、はぼ完全に吸着除去
することに成功したものである。
[実施例1]
酒造工場の精米工程において発生する米糠のうち、搗減
15%〜20%の間に発生した白糠(粗脂肪含量3.1
%乾物当り) 1500gに汲水3750dを加え、6
0℃で16時間酵素糖化を行った。糖化終了後、遠心分
離刷で固液分離し、ボーメ度14.6の米糠糖化液32
00dを得た。ここで14だ糖化液をオルソーブ3J/
を充填した内容@160cIIiの塔に5V=4で通液
した。以上のような処理を施したときの米糠糖化液の成
分変化および糠臭の官能検査結果を第1表に示した。
15%〜20%の間に発生した白糠(粗脂肪含量3.1
%乾物当り) 1500gに汲水3750dを加え、6
0℃で16時間酵素糖化を行った。糖化終了後、遠心分
離刷で固液分離し、ボーメ度14.6の米糠糖化液32
00dを得た。ここで14だ糖化液をオルソーブ3J/
を充填した内容@160cIIiの塔に5V=4で通液
した。以上のような処理を施したときの米糠糖化液の成
分変化および糠臭の官能検査結果を第1表に示した。
(以下余白)
第1表
糖化液中の脂肪をハイフロス−パーセル(和光Il!薬
((ル製)に吸着させ、水洗、乾燥後、ソックスレー法
で抽出定量した。
((ル製)に吸着させ、水洗、乾燥後、ソックスレー法
で抽出定量した。
このように、オルソーブ処理により米糠糖化液の脂肪J
3よびI臭は完全に除去され、同時に浮遊物、高分子物
質及びコロイド状物質が除かれ、脂肪を全く含まない、
無臭で、透明な糖液が得られた。
3よびI臭は完全に除去され、同時に浮遊物、高分子物
質及びコロイド状物質が除かれ、脂肪を全く含まない、
無臭で、透明な糖液が得られた。
[実施例2]
酒造工場の精米工程において発生する米糠のうち、搗減
10%〜15%の間に発生した中糠(粗脂肪含量8.1
%乾物当り) 1500gに汲水3750dを加え、6
0℃で16時間酵素糖化を行った。糖化終了後、′)二
心分wi機で固液分離し、ボーメ度14.1の米糖糖化
液3150mを得た。ここで得た糖化液をオルソーブ3
0gを充填した内容積160CIiの塔に5V=4で通
液した。以上のような処理を施したとき米糠糖化液の成
分変化および糠臭の官能検査結果を第2表に示した。
10%〜15%の間に発生した中糠(粗脂肪含量8.1
%乾物当り) 1500gに汲水3750dを加え、6
0℃で16時間酵素糖化を行った。糖化終了後、′)二
心分wi機で固液分離し、ボーメ度14.1の米糖糖化
液3150mを得た。ここで得た糖化液をオルソーブ3
0gを充填した内容積160CIiの塔に5V=4で通
液した。以上のような処理を施したとき米糠糖化液の成
分変化および糠臭の官能検査結果を第2表に示した。
第2表
本脂肪の測定法は実施例1で示したとJ3っであるここ
で使用した中糠は、脂肪含量が多く、従来の技術では精
¥A処理が困難であるとされ、米糠糖化の原料としては
利用されていなかったものである。しかるに、本発明法
で処理すれば糖化液に含まれていた多量の脂肪のうち9
7%が除去され、同時に糠臭および浮遊物、?3分子物
質及びコロイド状物質も、その大部分が除去され、以後
のv4製処理がきわめて容易になった。すなわち、従来
の技術では利用できないとされていた品質の劣る中糠も
、本発明により米糠糖化の原料として利用すること。
で使用した中糠は、脂肪含量が多く、従来の技術では精
¥A処理が困難であるとされ、米糠糖化の原料としては
利用されていなかったものである。しかるに、本発明法
で処理すれば糖化液に含まれていた多量の脂肪のうち9
7%が除去され、同時に糠臭および浮遊物、?3分子物
質及びコロイド状物質も、その大部分が除去され、以後
のv4製処理がきわめて容易になった。すなわち、従来
の技術では利用できないとされていた品質の劣る中糠も
、本発明により米糠糖化の原料として利用すること。
″L発明の効果]
本発明は、米糠糖化液に含まれる脂肪、浮遊物高分子物
質、コロイド状物質及び糠臭を効率よく吸着除去する方
法であり、しかも、従来行われている活性炭およびイオ
ン交換樹脂による精製法に較べてはるかに効率的、経済
的な精製法である。
質、コロイド状物質及び糠臭を効率よく吸着除去する方
法であり、しかも、従来行われている活性炭およびイオ
ン交換樹脂による精製法に較べてはるかに効率的、経済
的な精製法である。
本発明法により米糠糖化液を精製す机ば、従来行われて
いた活性炭による処理は不要、もしくは極小串で充分と
なり、イオン交換処理機も小型(低能力)な装置で充分
となる。これに伴って、イオン交換樹脂の再生経費、再
生廃液の処理経費も削減でき、一連の精製処理に関連す
る軽費を大巾に低減させることができる。
いた活性炭による処理は不要、もしくは極小串で充分と
なり、イオン交換処理機も小型(低能力)な装置で充分
となる。これに伴って、イオン交換樹脂の再生経費、再
生廃液の処理経費も削減でき、一連の精製処理に関連す
る軽費を大巾に低減させることができる。
また、従来の技術では利用できないとされでいた、より
脂肪分の多い米糠、例えば中糠も本発明により米糠糖化
の原料として利用可能となり、原料コスト低減の面でも
本発明の効果は大である。
脂肪分の多い米糠、例えば中糠も本発明により米糠糖化
の原料として利用可能となり、原料コスト低減の面でも
本発明の効果は大である。
特許出願人 帝人エンジニアリング株式会社菊正宗酒造
株式会社
株式会社
Claims (1)
- 米糠糖化液とフィブリル化したポリプロピレン繊維とを
接触させることからなる米糠糖化液の精製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21030185A JPS6274300A (ja) | 1985-09-25 | 1985-09-25 | 米糠糖化液の精製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21030185A JPS6274300A (ja) | 1985-09-25 | 1985-09-25 | 米糠糖化液の精製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6274300A true JPS6274300A (ja) | 1987-04-06 |
Family
ID=16587134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21030185A Pending JPS6274300A (ja) | 1985-09-25 | 1985-09-25 | 米糠糖化液の精製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6274300A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010162006A (ja) * | 2009-01-19 | 2010-07-29 | Akita Univ | 糠臭が取り除かれた米糠浸出物の製造方法、糠臭が取り除かれた米糠浸出物、及びγ−アミノ酪酸の製造方法 |
-
1985
- 1985-09-25 JP JP21030185A patent/JPS6274300A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010162006A (ja) * | 2009-01-19 | 2010-07-29 | Akita Univ | 糠臭が取り除かれた米糠浸出物の製造方法、糠臭が取り除かれた米糠浸出物、及びγ−アミノ酪酸の製造方法 |
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