JPS6018575A - 劣化油中の過酸化物の除去方法 - Google Patents

劣化油中の過酸化物の除去方法

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JPS6018575A
JPS6018575A JP58125135A JP12513583A JPS6018575A JP S6018575 A JPS6018575 A JP S6018575A JP 58125135 A JP58125135 A JP 58125135A JP 12513583 A JP12513583 A JP 12513583A JP S6018575 A JPS6018575 A JP S6018575A
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degraded oil
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幸次 坂野
Osami Uegakito
上垣外 修己
Hiroaki Hayashi
宏明 林
Yoshiaki Fukushima
喜章 福嶋
Kanji Mori
森 寛じ
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
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    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
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  • Fats And Perfumes (AREA)
  • Lubricants (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、油の劣化生成物である過酸化物を除去して、
劣化油を再生する方法に関する。
一般に鉱油、植物油等の油は、使用するにつれて・基油
が酸化した過酸化物を多量に含み、劣化してくる。この
劣化した油中の過酸化物は金属の腐食および摩耗を促進
させ1例えば機械の潤滑油の場合には、腐食岬により機
械の機能を低下させる。また、該過酸化物は9人体に有
害物質であり。
食用油として使用している植物油等は過酸化物が多くな
ると、使用することができない。
そのため、従来より劣化した油を再生する方法は数多く
提案されている。この劣化油の再生方法には大別して、
加温静置式再生方法と凝結分離方法とがある。加温静置
式再生方法は、劣化油を加温静置して、該劣化油に酸、
7μカリ、アミン。
尿素等の薬剤を投入して、油中の水分、固形分。
低沸点分を焼却除去し、更に遠心分離機によりスラッジ
を分離除去して、油を再生している。しかし、この方法
の場合、焼却炉、遠心分離機1反応槽部の多(の設備が
必要であり、?ンニングコストが大きくなり、油を再生
することの利点が少ない。
一方、凝結分離方法は、加温状態の劣化油に白土、アル
ミナゲル。シリカゲル等の無機物質、あるいはイオン交
換樹脂、界面活性剤、架橋ポリビニルアルコール等の有
機物質を再生剤として加えて、所定時間攪拌、混合した
後、静置沈殿分離および圧搾プレスにより再生油を分離
するものである。この方法では、処理工程が少なく、安
価に劣価油を処理することができるが、再生油と再生剤
との分離に時間を要する。更に、一般的に上記再生剤と
して多用されている白土は吸着能力が乏しく、吸着能向
上のため硫酸処理等を施すことも行なわれるが、劣化油
中の過酸化物に対する吸着能は充分でない。
本発明は、上記従来の欠点を解消しようとするモノで、
劣化油中の過酸化物を効率よく除去して・劣化油を安価
に再生しようとするものである。
すなわち1本発明の劣化油中の過酸化物の除去方法は、
劣化した油を含水珪酸塩粘土鉱物に接触させて、該含水
珪酸塩粘土鉱物に油の劣化生成物である過酸化物を吸着
させる工程と、参会≠M漕1士喝ミ浦目;該含水珪酸塩
粘土鉱物を油から除去する工程とからなることを特徴と
するものである。
本発゛明方法は、吸着剤を用いて、劣化油中の過酸化物
を吸着・除去するもので0本発明によれば。
吸着剤として吸着能力の大きい含水珪酸塩粘土鉱物を使
用しているため、劣化油中の過酸化物を多量に吸着・除
去することができるとともに過酸化物以外の水分、固形
物等の不純物をも吸着・除去できる。
また、劣化油を該含水珪酸塩粘土鉱物に接触させるのみ
で油中の過酸化物を吸着・除去することができるため、
処理工程が非常に少なく、安価に過酸化物を除去するこ
とができる・ 本発明方法において、再生することができる対象油は、
鉱油および植物油いずれでもよい。該鉱油としては、車
両潤滑油9発動機油、タービン油等が、また植物油とし
ては、あまに油、キリ油の乾燥油、オリーブ油、落花生
油の不乾性油、ごま油、菜種油の半乾燥油等がある。
含水珪酸塩粘土鉱物は、比表面積が280〜26(1/
/gr と大きく、構造が繊維中空状であるためトンネ
μ状の長い孔を有している。該鉱物は外表面だけでなく
、内表面でも吸着能をもっているため、吸着できる表面
積が大きく、更に全体に負の電荷を帯びている。そのた
め、カチオン。
持 および官能基を保耕している物質を選択的に物理および
化学吸着するが、次代水素系物質の吸着性には乏しいの
で、油の主成分であるナフデン系次化水素は該含水珪酸
塩粘土鉱物に吸着されにくい。
この性質により、劣化油中の劣化の要因である過酸化物
停の不純物を優先的に吸着して、過酸化物を多量に除去
することができ、劣化油を再生する。
かかる含水珪酸塩粘土鉱物としては、アタパルジャイト
(AtLapu1g!te ) 、セピオライト(Se
pio−1+Le)+タルク(Tala)等を用いる。
該鉱物を劣化油に添加して、劣化油を効率よく吸着せし
めるためには、粉砕して、鉱物粉とするのがよい。該鉱
物粉の粒径は1表面積を増大させて、吸着性を向上させ
るために、できる限り小さくするのがよ<、o、o1〜
2Q//mの範囲が望ましい。また、該鉱物粉は粒状物
、あるいは板状体に成形してもよい。
なお、該鉱物は吸水性に富んでいるため、劣化油の再生
処理前に600℃以下で加温処理を施すことにより0表
面吸着水が蒸発して表面活性すなわち吸着能が増加する
。その結果、油再生能力を増加させることができる。
上記含水珪酸塩粘土鉱物(以下該鉱物とする)に劣化油
中の過酸化物を吸着させる方法としては。
劣化油中に該鉱物の粉末あるいは粒状物を浸漬して、接
触させた後、v、拌・混合することによって行う方法、
あるいは該鉱物からなる板状体に劣化油を通す方法等が
よい。該鉱物を浸漬する方法では攪拌・混合することに
より、該鉱物が、劣化油中の過酸化物等の不純物を吸着
する。この場合。
劣化油を加温することによりその粘性を低下させ。
攪拌・混合を容易となして、吸着時間を短縮することが
できる。これは、劣化油と該鉱物との接触確率が高くな
るためと思われる。
劣化油と該鉱物との混合割合は、上記鉱物を6〜20重
量%(以下wt%とする)浸漬するのが望ましい。浸漬
割合が5wL%未満の場合には。
劣化油中の過酸化物の吸着力が不足する。一方。
回収率が低下する。
上記浸漬時間は、浸漬割合によって異なるが。
たとえば一般に5分間〜1時間が望ましい。浸漬が5分
間未満では、 1lhlL化物の吸着量がわずかであり
、1時間を越える場合には、それ以上吸着が促進されず
、それに見合うだけの吸着効果は得られない。
次に、該鉱物に油中の過酸化物を充分に吸着させた後、
油中から該鉱物を分離・除去し、再生油を得る工程を行
なう。この工程により、劣化の要因となる過酸化物等の
不純物を含まない再生油と該鉱物とを分離し、得られた
再生油は、過酸化物が混在していないと同時に脱色され
て透明度が増し、再度各種用途に使用することができる
この該鉱物を油から除去する方法は、定性濾紙による。
あるいは真空濾過による等の濾過方法。
または遠心分離による該鉱物の分離等いずれのものでも
よい。また、該鉱物からなる前記板状体を濾過板として
使用する場合には、この濾過板に劣化油を通すことによ
って、劣化油中の過酸化物の吸着と再生油の分離を同時
に行なうことができる。
以下1本発明の詳細な説明する。
実施例り 吸着剤である含水珪酸塩粘土鉱物として、繊維中空状の
複鎖構造のアタパルジャイト粉末(粒径10〜20μm
)を用い、該粉末を120℃で8時間、加熱処理した後
、デシケーク内で室温まで冷却した。該粉末δgを劣化
油4(l中に浸漬し。
IO分間攪拌混合した後、定性濾紙で濾過して。
浄化油を得た。また、比較のため、従来使用されている
白土を再生剤として用い、上記と同様にして、浄化油を
調整した。
上記2種の浄化油について、赤外分析により。
過酸化物スペクトルから吸光度をめた。その結果を第1
図に示す。劣化油中の過酸化物の吸光度が4、I X 
10−”であり、従来の白土により処理したものは8゜
8X10”−”であるのに対して1本発明によるもので
は、a、2X10 であり1本発明の吸着剤の過酸化物
の吸着性が優れていることが分る。
また、浄化油の光の透過率を分光光度計によりめて、劣
化油の脱色性を測定した。その結果を第2図に示す。第
2図より1本発明の処理をしたワq 浄化油の透過率がi%であるのに対して、従来の白土処
理した浄化油のものは54%であり1本発明の処理は、
脱色性についても効果が大きいことが分る。
実施例2 含水珪酸塩粘土鉱物として。繊維中空状の複鎖構造のセ
ピオライト粉末(粒径LO〜20μm)を用い、*施例
1と同様な条件、処理時間で浄化油を得た。また、比較
のため、白土処理した浄化油も実施例1と同様に調製し
た〇 上記2種類の浄化油を赤外分析シこよる過酸化物の定量
および分光光度計による脱色性につし\て測定した。そ
の結果を第3図(過酸化物の定量)および第4図(脱色
性)に示した。第3図より1本発明によれば、従来の白
土処理に比べて油中の過酸化物を多く吸着除去できるこ
とが分る。また。
第4図より、脱色性についても本発明処理の効果が大き
いことが分る。
【図面の簡単な説明】
図は1本発明の火施例における浄化油の過酸(ヒ物の吸
光度および光透過率の測定結果を示し、第1図、第2図
は、それぞれ実施例1の過酸化物の吸光度、光透過率の
測定結果を示し、第8図、第4図は、それぞれ実施例2
の過酸化物の吸光度、賀〕透過率の結果を示す図である
。 出願人 株式会社 豊田中央研究所 第7図 第2図 トj田 6(

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)劣化した油を含水珪酸塩粘土鉱物に接触させて該
    含水珪酸塩粘土鉱物に油の劣化生成物である過酸化物を
    吸着させる工程と。 該含水珪酸塩粘土鉱物を油から除去する工程とからなる
    ことを特徴とする劣化油中の過酸化物の除去方法。 請求の範囲第+1)項記載の劣化油中の過酸化物の除去
    方法。
JP58125135A 1983-07-08 1983-07-08 劣化油中の過酸化物の除去方法 Granted JPS6018575A (ja)

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JPS6018575A true JPS6018575A (ja) 1985-01-30
JPH0316993B2 JPH0316993B2 (ja) 1991-03-06

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08239686A (ja) * 1995-03-06 1996-09-17 Nittetsu Mining Co Ltd 食用油再生用濾過材及びそれを使用した食用油再生方法
US6245724B1 (en) 1994-08-01 2001-06-12 Exxon Chemical Patents Inc. Preparation of sulfurized phenol additives intermediates and compositions
WO2024018673A1 (ja) * 2022-07-20 2024-01-25 三菱重工業株式会社 タービン油の再生方法

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