JPS6274025A - クラツド冷延鋼帯の熱処理方法 - Google Patents

クラツド冷延鋼帯の熱処理方法

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JPS6274025A
JPS6274025A JP21402085A JP21402085A JPS6274025A JP S6274025 A JPS6274025 A JP S6274025A JP 21402085 A JP21402085 A JP 21402085A JP 21402085 A JP21402085 A JP 21402085A JP S6274025 A JPS6274025 A JP S6274025A
Authority
JP
Japan
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steel strip
rolled steel
cold rolled
clad
range
Prior art date
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Pending
Application number
JP21402085A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Azuma
東 毅
Kenji Watanabe
健次 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
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Publication of JPS6274025A publication Critical patent/JPS6274025A/ja
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  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はクラッド冷延鋼帯の熱処理方法に係り、特Zこ
ステンレス3層クラッド冷延鋼帯の深絞り時のオレンジ
ピールを防止できる熱処理方法に係り、深絞り用ステン
レスクラッド冷延鋼帯の製造において利用される。
〔従来の技術〕
従来、SUS304もしくはSUS 304 L冷延ス
テンレス鋼帯を合せ材とし深絞り用冷延鋼帯(SPCE
)を母材とするステンレス3層クラッド冷延鋼帯の熱処
理は、加工性能を保証するため合せ材のステンレス鋼の
条件に合せて1050℃以上の短時間保持で行うのが普
通である。しかし、この方法では軟鋼が粗粒になり絞り
加工後、オレンジピールと称する表面欠陥を発生するこ
とがある。
この対策として、軟鋼に小量のNbあるいはBを添加し
て、1050℃以上における粗粒を抑制する方法が提案
されているが、Nbあるい(よりの添加はコストが上昇
し、更にBはステンレス鋼と軟鋼との境界部のNiめっ
き層の厚みが不十分であるとステンレス鋼に拡散して、
その耐食性を低下させる危険がある。
また特公昭58−9818号公報では、800〜980
℃に15〜360秒(板厚1mのとき)保持する熱処理
方法が提案されているが、この方法では合せ材がSUS
 304ステンレス鋼のときは軟化が不十分で紋り加工
が困難である。また、熱処理温度までの昇温速度が遅い
と、前記の条件て熱処理しても軟鋼のステンレス鋼との
境界部近傍が100〜150μmの厚さにわたり粗粒に
なり、板厚全体が粗粒の場合と同様に絞り加工時にオレ
ンジピールを発生する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決し、ステ
ンレスクラツド鋼の軟鋼部の全厚あるいは境界部の粗粒
化を抑制できるクラッド冷延鋼帯の熱処理方法を提供す
るにある。
〔問題点を解決するための手段および作用〕本発明の要
旨とするところは次の如(である。
すなわち、SUS 304もしくはSUS 304 L
冷延ステンレス鋼帯の合せ材と深絞り用冷延鋼帯の母材
とから成るクラッド冷延鋼帯の熱処理方法において、前
記クラツド鋼帯を900〜1040℃の温度範囲まで2
5℃/秒以上の昇温速度で加熱し、引続いて同温度範囲
で20〜60秒間保持することを特徴とするクラッド冷
延鋼帯の熱処理方法である。
軟鋼の再結晶は、第1図(A)〜(D)の顕微鏡写真に
示した如く700℃付近で始すり、温度が高くなる程、
結晶粒が大きくなり、1040℃を越えると粗粒となり
、絞り加工時にオレンジビールを生じやすくなる。
オレンジビールば、軟鋼の結晶粒が板厚全体にわたり粗
粒になった時以外に、第2図の顕微鏡写真に示す如く、
軟鋼の中心部がなとえ細粒でもステンレス鋼との境界部
付近ioo〜150μm厚の範囲が粗粒のときもオレン
ジピールは発生する。
この現象は軟鋼からステンレス鋼への浸炭により生じろ
ものであり、この防止策として境界部にNiめつきを施
すことが公知であるが、N1めっきのみでは完全に防止
できない。
本発明者らは、粗粒の問題について実際操業および実験
で種々検討した結果、次の事実を見出した。
(、イ)熱処理温度が同一でも、昇温速度が速い実験炉
で行った時は軟鋼のステンレス鋼との境界近傍に粗粒が
生じていないのに対し、昇温速度が実験炉よりも遅い実
機で熱処理したものは粗粒になっている。
(ロ)実機で熱処理した場合、鋼帯の幅方向で軟鋼の境
界近傍の粗粒化の程度が異なり、昇温速度の速い端部は
粗粒化の程度が中央部に比して少ない。
これらの事実から、昇温速度を一定以上に制御すること
によって軟鋼からステンレス鋼への浸炭を防止し、境界
部近傍の粗粒化を防止できるとの知見を得た。本発明は
この知見に基づいてなされたものである。
次に本発明の製造条件の限定理由について述べる。まづ
、加熱の昇温速度は、通常の連続炉における20℃/秒
以下の程度では第2図、第3図に示す如く到達温度が低
(でも境界近傍の粗粒化を防止できない。第2図に示す
ものは5℃/秒の昇温速度、第3図は10℃/秒の昇温
速度で900℃まで昇熱し、保持時間なしに冷却したも
のである。しかし昇温速度が25℃/秒以上になると、
第4図に示す如く到達温度が1040℃と高くなっても
粗粒にならない。第4図は25℃/秒の昇温速度で10
40℃までに昇熱し、同温度に保持したものである。従
って昇温速度を25℃/秒以上に限定した。
昇温および保熱温度は、1040℃を越えろと板厚全体
にわたり粗粒となり、一方900℃未満では十分に軟化
せず加工性が低下する。すなわち、厚さ1111Ilの
3層ステンレスクラッド冷延鋼帯を昇温達文り000℃
/閤で加熱し、保持温度を600〜1100℃の範囲で
変化させ、保持時間は0秒および20秒の2種で熱処理
を行い、それらの硬度を調査しで、その結果を第5図に
示した。第5図から900℃未満では軟化が不十分なこ
とがわかる。また、保持時間が60秒を越えると粗粒化
の危険があり更に生産性が低下し、一方20秒未満では
ステンレス鋼の軟化が一ト分てない。従って昇熱および
保持温度を900〜1040℃の温度範囲に、保持時間
を20〜60秒の範囲に限定した。
〔実施例〕
合せ材:5US304ステンレス鋼、母材:深絞り用冷
延鋼帯(SPCE) 、厚さ比: 20%、板厚:4m
mの3層ステンレスクラッド熱延鋼帯に1030℃×3
0秒の焼鈍を行い、続いて冷間圧延で0.8mm厚とし
、この冷延板に第1表に示す仕上焼純およびスキンパス
圧延を実施した。これらの供試材を第2表に示す条件で
円筒深絞りを行い、フランジ部から20mmの深さの側
壁部の表面粗度Raを調査し、その結果を同じく第1表
に示した。
第1表 第2表 第1表から、本発明例は比較例に比較して表面粗度が小
さく、深絞りにおいてオレンジビールを生じないことが
わかる。No、1比較例は昇温速度が遅いため境界部近
傍が粗粒化し、No、2比較例は焼純温度が高過ぎて全
体が粗粒化したため深絞りで肌荒れを生じたものと考え
られる。
〔発明の効果〕
本発明は、上記実施例からも明らかな如く、クラッド冷
延鋼帯を25℃/秒以上の昇温速度で900〜1040
℃の温度に加熱し、引続いて同温度範囲に20〜60秒
間保持することによって、焼鈍における境界部近傍もし
くは全厚の粗粒化を防止し、細粒を維持することによっ
て、オレンジビールが発生しないクラツド鋼板を得ろこ
とができた。
【図面の簡単な説明】
第1図(A )、 (B )、 (C)、 CD )は
いずれも軟鋼の各種焼鈍条件における結晶粒を示す顕微
鏡写真、第2図1第3図はいずれもステンレスクラツド
鋼板の母材境界部近傍の粗粒化を示す!JX 黴鏡写真
、第4図は本発明によるクラッド冷延鋼帯断面における
全体および境界部近傍共に細粒であることを示す顕微鏡
写真、第5図は3層ステンレスクラッド冷延鋼帯の焼鈍
条件と硬さとの関係を示す図面である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)SUS304もしくはSUS304L冷延ステン
    レス鋼帯の合せ材と深絞り用冷延鋼帯の母材とから成る
    クラッド冷延鋼帯の熱処理方法において、前記クラッド
    鋼帯を900〜1040℃の温度範囲まで25℃/秒以
    上の昇温速度で加熱し、引続いて同温度範囲で20〜6
    0秒間保持することを特徴とするクラッド冷延鋼帯の熱
    処理方法。
JP21402085A 1985-09-27 1985-09-27 クラツド冷延鋼帯の熱処理方法 Pending JPS6274025A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5370946A (en) * 1993-03-31 1994-12-06 Allegheny Ludlum Corporation Stainless steel and carbon steel composite
CN111020145A (zh) * 2019-10-24 2020-04-17 南京理工大学 一种具高度耐熔盐腐蚀的304奥氏体不锈钢制备方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5815310A (ja) * 1981-07-22 1983-01-28 Ando Electric Co Ltd π型抵抗減衰器
JPS6043433A (ja) * 1983-08-19 1985-03-08 Nippon Kokan Kk <Nkk> 耐食性および靭性に優れたクラツド鋼板の製造方法

Patent Citations (2)

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