JPS6274012A - 高炉の炉内装入物投入装置 - Google Patents
高炉の炉内装入物投入装置Info
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- JPS6274012A JPS6274012A JP21414085A JP21414085A JPS6274012A JP S6274012 A JPS6274012 A JP S6274012A JP 21414085 A JP21414085 A JP 21414085A JP 21414085 A JP21414085 A JP 21414085A JP S6274012 A JPS6274012 A JP S6274012A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
（産業上の利用分野］
本発明は、高炉の炉内装入物投入装置に係り、特に、炉
頂部に、原料を炉内に投入するための１又は２以上のベ
ル及び原料の半径方向の分布制御を行うためのムーバブ
ルアーマ−を備えた高炉の炉内装入物投入装置の改良に
関する。
頂部に、原料を炉内に投入するための１又は２以上のベ
ル及び原料の半径方向の分布制御を行うためのムーバブ
ルアーマ−を備えた高炉の炉内装入物投入装置の改良に
関する。
一般に、高炉内への原料の装入・分布制御は、原料性状
、原料装入最の変化に伴って変動する。 従って、適正且つ安定した炉内ガス分布、温度分布を維
持するためには、例えば炉の中心側のガス流が強い場合
は、鉱石を炉の中心側へ装入するか、あるいはコークス
を炉の壁側へ装入することによって、その中心部の過大
なガス流を抑制する必要がある。従来、この制御のため
にいわゆるムーバブルアーマ−ノツチ位置やストックラ
インのレベルの調節を行うようにしている。 この調節によってコークス、あるいは鉱石の炉内半径方
向の層厚が適性に管理されれば、高炉ガス利用率の向上
、低燃料比操業が可能となる。しかしながら、ベル式高
炉における装入物の分布制御にあっては、この限られた
分布調整要素であるムーバブルアーマ−ノツチの位置や
、ストックラインのレベルの調節のみでは、適正な装入
物分布を細かく調整することができないという点が指摘
されていた。 即ち、ベル式の高炉では、ベルより装入量わが一度に排
出されるため、炉内の半径方向に均等に装入することが
困難であり、又、炉壁側だけに鉱石を投入したい場合で
も原料が全部同じ位置に投入されるために、ガス分布の
微調整ができないという欠点があったものである。 この欠点を解消する技術として、特開昭５９−９１０８
、同５９−９１０９、同５９−４１４０３の各公報に開
示されているものがある。この方法は、ベル開度、ある
いはベル間速度の調整を行うことによって、原料の装入
量、装入位置をｉｔ、ｌ１１２１１し、ベル特有の一度
に同じ位ｒに投入されるという欠点を解決し、炉内の半
径方向の装入物の適性分布、即ちガス分布の適正化を図
るように」ノたものである。 この改良された従来υｙｍ方法におい１”大ベル〈最下
段のベル）の動作速成を調整づる場合は、油圧回路の電
磁弁の間疾を絞ること、叩ら電Ｈ喪弁の！７１度位ｆｆ
ｉを調整することにより、人ベルタＡス動用の油圧シリ
ンダへの油槽を調整することによつ（行うようにしてい
る。 本制御方法の定性的傾向として、 ■ベル開度を小さくあるいはベル回速■を収くすると、
炉芯側に原料が多く堆積する。 ■ベル開度を人ぎくあるいはベル間速曵を速くすると、
炉壁側に原料が多く堆積する。 が挙げられる。そのため、現状におけるイｊ効なる高炉
内ガス分布の調整方式として注目されてき−Ｃいる。
、原料装入最の変化に伴って変動する。 従って、適正且つ安定した炉内ガス分布、温度分布を維
持するためには、例えば炉の中心側のガス流が強い場合
は、鉱石を炉の中心側へ装入するか、あるいはコークス
を炉の壁側へ装入することによって、その中心部の過大
なガス流を抑制する必要がある。従来、この制御のため
にいわゆるムーバブルアーマ−ノツチ位置やストックラ
インのレベルの調節を行うようにしている。 この調節によってコークス、あるいは鉱石の炉内半径方
向の層厚が適性に管理されれば、高炉ガス利用率の向上
、低燃料比操業が可能となる。しかしながら、ベル式高
炉における装入物の分布制御にあっては、この限られた
分布調整要素であるムーバブルアーマ−ノツチの位置や
、ストックラインのレベルの調節のみでは、適正な装入
物分布を細かく調整することができないという点が指摘
されていた。 即ち、ベル式の高炉では、ベルより装入量わが一度に排
出されるため、炉内の半径方向に均等に装入することが
困難であり、又、炉壁側だけに鉱石を投入したい場合で
も原料が全部同じ位置に投入されるために、ガス分布の
微調整ができないという欠点があったものである。 この欠点を解消する技術として、特開昭５９−９１０８
、同５９−９１０９、同５９−４１４０３の各公報に開
示されているものがある。この方法は、ベル開度、ある
いはベル間速度の調整を行うことによって、原料の装入
量、装入位置をｉｔ、ｌ１１２１１し、ベル特有の一度
に同じ位ｒに投入されるという欠点を解決し、炉内の半
径方向の装入物の適性分布、即ちガス分布の適正化を図
るように」ノたものである。 この改良された従来υｙｍ方法におい１”大ベル〈最下
段のベル）の動作速成を調整づる場合は、油圧回路の電
磁弁の間疾を絞ること、叩ら電Ｈ喪弁の！７１度位ｆｆ
ｉを調整することにより、人ベルタＡス動用の油圧シリ
ンダへの油槽を調整することによつ（行うようにしてい
る。 本制御方法の定性的傾向として、 ■ベル開度を小さくあるいはベル回速■を収くすると、
炉芯側に原料が多く堆積する。 ■ベル開度を人ぎくあるいはベル間速曵を速くすると、
炉壁側に原料が多く堆積する。 が挙げられる。そのため、現状におけるイｊ効なる高炉
内ガス分布の調整方式として注目されてき−Ｃいる。
【発明が解決しようとする問題点］
しかしながら、この制御方法を実際に適用する場合にお
いて、制御上、以下のような問題点が指摘される。 Ａ、ベル開麿及びベル間速度を各々のセン±）により正
確に検出し、ｎつ精度よくこれを制御に反映できたとし
ても、ベルライブー−の摩耗や原料↑１状の変化等の予
測しがたい外因により、実際には原料落下時間が変動し
てしまい、指定通りの装入物の炉内分布を得ることがで
きない。 Ｂ、ベル開度及びベル間速度と装入物の炉内分布の関係
については、定性的には上記■、■の傾向で把握できる
が、定ｍ的に実際の炉内分布を把握することができない
ため、操業者の肋によって推定する以外に方法がない。 従って、所望通りに原料が装入できたかどうかは、再び
ガス分布、温度分布等の間接的な情報に頼らざる（ｑず
、この場合、その結果を知るまでにはかなりの時間を必
要とする。 Ｃ，ベル開度及びベルｎｉｌ速度を制御づ−ると、従来
の１ｒｆ１．に原料を投入する方式に比べて必然的にベ
ル間時間はより長くなる。従って、１連の炉頂シーケン
スサイクルが良くなり、その結果高炉の最大装入回数が
制限され、高炉の出銑能力が低下することになる。従来
においては、大ベルの全開を検出することにより、次の
シーケンスに移行させているが、この改良されたベル開
度及びベル間速度制御方式においても、安全上同様に全
問を検出した後火のシーク゛ンスに移行させる必要があ
り、従って、開時間が長くなった分だけ炉頂シーケンス
サイクルも延長されることになる。 【Ｒ明の目的］ 本発明は、上記Ａ−Ｃの３点の問題に鑑みて、主として
その内のＣの問題点を解決１ノようとするもので、最下
段のベルからの現実の原Ｐ１の４７）出完了を正確に把
握することにより、上りケ、０周＋９１で１１つより適
確な炉頂シーケンス制御を実現づ−ることができ、ての
結果、より適正なる高炉内の原料装入分布を得ると共に
、高炉の出銑１１ヒノ７を高めることができる高炉の炉
内装入物投入装置を１９供づ−ることを目的とする。 【問題点を解決するための手段） 本発明は、原料を高炉内に投入するためのベルと、この
ベルの下方部にあって前記ベルから落ト′した原料を衝
突させて炉内の半径方向の涼料分（Ｉｉ副制御行うため
のムーバブルアーマ−を備えｌ、：高炉の炉内装入物投
入装置において、前記ベルのうち最下段のベル及び前記
ムーバブルアーマ−における原料の排出時及び衝突時に
発生する撮動をそれぞれ検出する振動検出器と、該振動
検出器の各出力の時間差から原料排出完了を求める炉頂
シーケンス制御装置を備えることにより、上記目的を達
成したものである。 【作用】 本発明の開発にあたって発明者らは、高炉の大ベル周辺
の各部に各種の振動検出器を設け、大ベルより原料が落
下するときの高炉炉頂部周辺の振動挙動をｍ査した。そ
の結果、高炉炉頂部周辺には多くの瞬間値的な暗騒音が
常に発生していること、炉頂シーケンスサイクルの進行
に対応して確実に特定の振動が発生することを確認した
。なお、この調査にあっては、各種の振動検出器自体の
振動検出性能についても合仕て調査したが、各種の振動
検出器の中でＦ−にベアリングチェッカ（商品名：富士
電気株式会社−川崎製鉄株式会社の共同σ打発品）が最
も検出性がよいことも確認できた。 さて、ｊＥ勤検出器によって大ベルからの原料の落下状
況を検知する上での要件は以下の２点である。 Ｔ）７３炉炉頂周辺で発生している瞬間値的な暗騒音を
除去して該炉頂シーケンスサイクルの進行に対応して発
生する撮動のみを検出する。 ■）炉頂シーケンスサイクルの進行に対応して発生する
振動のうち、大ベル（最下段のベル）からの原料の落下
時の振動のみを選択的に抽出する。 調査を進めた結果、この２つの要件を満足させるために
は、原料を高炉内に投入するためのベルのうち最下段の
ベル、及びムーバブルアーマ−におけるそれぞれの原料
の排出時及び衝突時に発生する撮動を検出し、これらの
時間差を取るのが最も信頼性が高いという知見を得るこ
とができた。 本発明は、この知見に基づき、これらの振動検出器の各
出力の時間差から原料排出完了を求めるようにしたため
、大ベルからの原料落下状態を正確に把握することがで
きる。その結果、原料投入制御をより円滑に実行するこ
とができるようになり、又炉頂シーケンスサイクルが短
縮されることによって、高炉への最大投入回数を増加さ
せることができ、該高炉の出銑能力をそれだけ高めるこ
とができるようになる。
いて、制御上、以下のような問題点が指摘される。 Ａ、ベル開麿及びベル間速度を各々のセン±）により正
確に検出し、ｎつ精度よくこれを制御に反映できたとし
ても、ベルライブー−の摩耗や原料↑１状の変化等の予
測しがたい外因により、実際には原料落下時間が変動し
てしまい、指定通りの装入物の炉内分布を得ることがで
きない。 Ｂ、ベル開度及びベル間速度と装入物の炉内分布の関係
については、定性的には上記■、■の傾向で把握できる
が、定ｍ的に実際の炉内分布を把握することができない
ため、操業者の肋によって推定する以外に方法がない。 従って、所望通りに原料が装入できたかどうかは、再び
ガス分布、温度分布等の間接的な情報に頼らざる（ｑず
、この場合、その結果を知るまでにはかなりの時間を必
要とする。 Ｃ，ベル開度及びベルｎｉｌ速度を制御づ−ると、従来
の１ｒｆ１．に原料を投入する方式に比べて必然的にベ
ル間時間はより長くなる。従って、１連の炉頂シーケン
スサイクルが良くなり、その結果高炉の最大装入回数が
制限され、高炉の出銑能力が低下することになる。従来
においては、大ベルの全開を検出することにより、次の
シーケンスに移行させているが、この改良されたベル開
度及びベル間速度制御方式においても、安全上同様に全
問を検出した後火のシーク゛ンスに移行させる必要があ
り、従って、開時間が長くなった分だけ炉頂シーケンス
サイクルも延長されることになる。 【Ｒ明の目的］ 本発明は、上記Ａ−Ｃの３点の問題に鑑みて、主として
その内のＣの問題点を解決１ノようとするもので、最下
段のベルからの現実の原Ｐ１の４７）出完了を正確に把
握することにより、上りケ、０周＋９１で１１つより適
確な炉頂シーケンス制御を実現づ−ることができ、ての
結果、より適正なる高炉内の原料装入分布を得ると共に
、高炉の出銑１１ヒノ７を高めることができる高炉の炉
内装入物投入装置を１９供づ−ることを目的とする。 【問題点を解決するための手段） 本発明は、原料を高炉内に投入するためのベルと、この
ベルの下方部にあって前記ベルから落ト′した原料を衝
突させて炉内の半径方向の涼料分（Ｉｉ副制御行うため
のムーバブルアーマ−を備えｌ、：高炉の炉内装入物投
入装置において、前記ベルのうち最下段のベル及び前記
ムーバブルアーマ−における原料の排出時及び衝突時に
発生する撮動をそれぞれ検出する振動検出器と、該振動
検出器の各出力の時間差から原料排出完了を求める炉頂
シーケンス制御装置を備えることにより、上記目的を達
成したものである。 【作用】 本発明の開発にあたって発明者らは、高炉の大ベル周辺
の各部に各種の振動検出器を設け、大ベルより原料が落
下するときの高炉炉頂部周辺の振動挙動をｍ査した。そ
の結果、高炉炉頂部周辺には多くの瞬間値的な暗騒音が
常に発生していること、炉頂シーケンスサイクルの進行
に対応して確実に特定の振動が発生することを確認した
。なお、この調査にあっては、各種の振動検出器自体の
振動検出性能についても合仕て調査したが、各種の振動
検出器の中でＦ−にベアリングチェッカ（商品名：富士
電気株式会社−川崎製鉄株式会社の共同σ打発品）が最
も検出性がよいことも確認できた。 さて、ｊＥ勤検出器によって大ベルからの原料の落下状
況を検知する上での要件は以下の２点である。 Ｔ）７３炉炉頂周辺で発生している瞬間値的な暗騒音を
除去して該炉頂シーケンスサイクルの進行に対応して発
生する撮動のみを検出する。 ■）炉頂シーケンスサイクルの進行に対応して発生する
振動のうち、大ベル（最下段のベル）からの原料の落下
時の振動のみを選択的に抽出する。 調査を進めた結果、この２つの要件を満足させるために
は、原料を高炉内に投入するためのベルのうち最下段の
ベル、及びムーバブルアーマ−におけるそれぞれの原料
の排出時及び衝突時に発生する撮動を検出し、これらの
時間差を取るのが最も信頼性が高いという知見を得るこ
とができた。 本発明は、この知見に基づき、これらの振動検出器の各
出力の時間差から原料排出完了を求めるようにしたため
、大ベルからの原料落下状態を正確に把握することがで
きる。その結果、原料投入制御をより円滑に実行するこ
とができるようになり、又炉頂シーケンスサイクルが短
縮されることによって、高炉への最大投入回数を増加さ
せることができ、該高炉の出銑能力をそれだけ高めるこ
とができるようになる。
以下図面に基づいて本発明の実施例を詳細に説明する。
第１図に、本発明に係る炉内装入物投入装置の実施例を
示す。 まずこの装置の説明をすると、小ベル１の下位に位置す
る大ベル２は、ベルロッド３、セグメント４を介して、
カウンタウェイト５によってバランス調整されており、
油圧シリンダ６によって駆動される。この油圧シリンダ
６は、図示せぬ油圧ユニットから電磁弁を介した圧力油
によって上下に進退動駆動され、これが大ベル２の開閉
運動に連繋される。 一方、原料は旋回シュート７によって小ベル１上に一時
堆積され、次に小ベル１、大ベル２の２つのベルにより
均排圧調整されながら、大ベル２上に堆積される。その
後、大ベル２の開動作によリムーバブルアーマ−８のプ
レート８Ａに衝突し、半径方向の落下位置を調整されて
原料のストックラインＡ上へ積層される工程を辿る。 さて、以前の原料の装入方法においては、大ベル２は、
油圧制８ｉＩｌ装置の切替えにより全速で全開位置まで
開き、これを全開検出リミットスイッチ９によって検出
した後、再び全開位置に戻る単純制御となっていた。従
って装入物については、一度にまとまって排出・落下さ
、せられることになる。 改良された従来例では、指定の開時間、開度に基づく開
速度に従って大ベル２を駆動するものであるため、原料
のストックラインＡ上の炉＝内半径方向での落下位置及
びｍの微調整が可能である。しかしながら、この改良さ
れた従来例においても、安全性を優先するため、即ち大
ベル２上の原料を仝ｍ落下させる確認のため、大ベル２
を最終的に従前通り、全開位置まで念のため動作させた
後、全開位置に戻す制ＶＩｌとしている。従って、大ベ
ル間時間は従来より格段に長くなっていた。 これに対し、この実施例においては、大ベル２上の原料
が堆積するホッパー２Ａの炉壁部２日とムーバブルアー
マ−８の駆動部８Ｂの各々に、原料の排出時及び衝突時
に発生する振動をそれぞれ検出する振動検出器１１１，
１１２を設け、且つ、該１辰動検出器１１１．１１２の
各出力の時間差から原料排出完了を求める炉頂シーケン
ス制御装置装置１２を設けることにより、この大ベル２
の全問位置までの動作を不要としている。 前記振動検出器１１１．１１２は、それぞれ各部の撮動
ピックアップ１０ｔ、１０２のｎ械的生擾勤を受け、こ
れを増幅して電気信号△、Ｂとしてそれぞれ出力するよ
うになっている。この出力電気信号ＡＳＢは、炉頂シー
ケンス制御装置に取込まれて以下に示すような処理がな
される。 第２図は、炉頂シーケンス制御装で１２内での振動検出
器１１１，１１２の出力△、Ｂの信号処理の流れと、各
部の信号形態を示している。振動検出器１１＋、１１ｚ
の出力Ａ、Ｂの生信号は、コンパレータＣＰ１、ＣＦ２
によりある閾値以下はカットされ、又このｒｌｉｌ値以
上はデジタル値〈１）に変換される。次に、遅延タイマ
回路ＴＤＩ、ＴＤ２により、タイマで設定した所定時間
以下の）、０時間の信号をカットする処理がなされる。 即ら、この２つの回路ＣＰＩ、ＣＦ２、ＴＤｌ、ＴＤ２
でのレベル的及び時間的処理により、大ベル開時の原料
排出による振動とは関係ない高炉炉頂部周辺で発生する
低雑音と瞬間（ｎ的な暗騒音がカットされるものである
。 このように処理されたΔ、Ｂ信号のうち、△信号は、Ｎ
ＯＴ回路２０によってデジタル値〈１〉が反転処理（１
→０）され、一方Ｂ信号はそのままのデジタル値〈１）
とされたまま、両信号はＡＮ Ｄ回路２２に導かれて論
理和処理される。これによって、Ａ信号と８信号との動
作完了のタイミング差の部分だけの信号Ｃｏが取り出さ
れる。この時間差信弓Ｃｏは、ＯＲ回路２４にてホール
ド処理された後、信号Ｃとなる。 この一連の回路の目的は、原料が大ベル２から排出完了
すると−きの撮動と、ムーバブルアーマ−８への原料の
衝突動作が完了するときの振動の各々の微妙な落下時間
差を捕えてこの時間差が発生するタイミングこそが真の
大ベル２からの原料排出完了時であると判断することに
ある。 即ち、小ベル１から大ベル２へ原料が落下するとき、あ
るいはその他の惟音によっても遅延タイマＴＤ１の出側
のような信号波形は得られるが、この実施例では、時系
列的に下流動作となるムーバブルアーマ−８の８信号を
捕えてこれと組合せることによって信号及び制御動作の
信頼性を向上させているものである。 信号Ｃは、大ベル２の閉指令となっている。即ち、上述
のようにして大ベル２からの原料排出が終了すると判別
された場合、即座に大ベル開度が全開位置でなくてち開
動作に入るようにして炉頂シーケンスザイクルの短縮を
図っている。 大ベル２が仝閉となると大ベル全開検出リミットスイッ
チ１３によりこの全開を検出し、これにてＯＲ回路での
ホールド信号がリセットされる。 又、バックアップ処理として、このＯＲ回路に大ベル全
開検出リミットスイッチ９の信号をも並列に取込むよう
にし、原料排出完了の検出が仮に失敗したときであって
も、従来通りの制（ａｎができるようにしている。 なお、大ベル２からの原料排出時間を炉頂シーケンス制
御装置１２の演口出力として大ベル原料排出時間表示器
１４（第１図）に表示するようにしている。これは、第
２図における遅延タイマ回路ＴＤ１及びＴＤ２の出側の
信号をタイマカウントしてそれぞれ表示するものである
。この表示は操業者に操業上の情報としてｊ２供され、
これにより、原料の炉内での分布状況の推察を行・）こ
とができる。 なお、本発明は、ベルＩｉ１度及びベル間速度を制御せ
ずに、原料を一麿に刊出する方式においても応用するこ
とができるのは明らかである。
示す。 まずこの装置の説明をすると、小ベル１の下位に位置す
る大ベル２は、ベルロッド３、セグメント４を介して、
カウンタウェイト５によってバランス調整されており、
油圧シリンダ６によって駆動される。この油圧シリンダ
６は、図示せぬ油圧ユニットから電磁弁を介した圧力油
によって上下に進退動駆動され、これが大ベル２の開閉
運動に連繋される。 一方、原料は旋回シュート７によって小ベル１上に一時
堆積され、次に小ベル１、大ベル２の２つのベルにより
均排圧調整されながら、大ベル２上に堆積される。その
後、大ベル２の開動作によリムーバブルアーマ−８のプ
レート８Ａに衝突し、半径方向の落下位置を調整されて
原料のストックラインＡ上へ積層される工程を辿る。 さて、以前の原料の装入方法においては、大ベル２は、
油圧制８ｉＩｌ装置の切替えにより全速で全開位置まで
開き、これを全開検出リミットスイッチ９によって検出
した後、再び全開位置に戻る単純制御となっていた。従
って装入物については、一度にまとまって排出・落下さ
、せられることになる。 改良された従来例では、指定の開時間、開度に基づく開
速度に従って大ベル２を駆動するものであるため、原料
のストックラインＡ上の炉＝内半径方向での落下位置及
びｍの微調整が可能である。しかしながら、この改良さ
れた従来例においても、安全性を優先するため、即ち大
ベル２上の原料を仝ｍ落下させる確認のため、大ベル２
を最終的に従前通り、全開位置まで念のため動作させた
後、全開位置に戻す制ＶＩｌとしている。従って、大ベ
ル間時間は従来より格段に長くなっていた。 これに対し、この実施例においては、大ベル２上の原料
が堆積するホッパー２Ａの炉壁部２日とムーバブルアー
マ−８の駆動部８Ｂの各々に、原料の排出時及び衝突時
に発生する振動をそれぞれ検出する振動検出器１１１，
１１２を設け、且つ、該１辰動検出器１１１．１１２の
各出力の時間差から原料排出完了を求める炉頂シーケン
ス制御装置装置１２を設けることにより、この大ベル２
の全問位置までの動作を不要としている。 前記振動検出器１１１．１１２は、それぞれ各部の撮動
ピックアップ１０ｔ、１０２のｎ械的生擾勤を受け、こ
れを増幅して電気信号△、Ｂとしてそれぞれ出力するよ
うになっている。この出力電気信号ＡＳＢは、炉頂シー
ケンス制御装置に取込まれて以下に示すような処理がな
される。 第２図は、炉頂シーケンス制御装で１２内での振動検出
器１１１，１１２の出力△、Ｂの信号処理の流れと、各
部の信号形態を示している。振動検出器１１＋、１１ｚ
の出力Ａ、Ｂの生信号は、コンパレータＣＰ１、ＣＦ２
によりある閾値以下はカットされ、又このｒｌｉｌ値以
上はデジタル値〈１）に変換される。次に、遅延タイマ
回路ＴＤＩ、ＴＤ２により、タイマで設定した所定時間
以下の）、０時間の信号をカットする処理がなされる。 即ら、この２つの回路ＣＰＩ、ＣＦ２、ＴＤｌ、ＴＤ２
でのレベル的及び時間的処理により、大ベル開時の原料
排出による振動とは関係ない高炉炉頂部周辺で発生する
低雑音と瞬間（ｎ的な暗騒音がカットされるものである
。 このように処理されたΔ、Ｂ信号のうち、△信号は、Ｎ
ＯＴ回路２０によってデジタル値〈１〉が反転処理（１
→０）され、一方Ｂ信号はそのままのデジタル値〈１）
とされたまま、両信号はＡＮ Ｄ回路２２に導かれて論
理和処理される。これによって、Ａ信号と８信号との動
作完了のタイミング差の部分だけの信号Ｃｏが取り出さ
れる。この時間差信弓Ｃｏは、ＯＲ回路２４にてホール
ド処理された後、信号Ｃとなる。 この一連の回路の目的は、原料が大ベル２から排出完了
すると−きの撮動と、ムーバブルアーマ−８への原料の
衝突動作が完了するときの振動の各々の微妙な落下時間
差を捕えてこの時間差が発生するタイミングこそが真の
大ベル２からの原料排出完了時であると判断することに
ある。 即ち、小ベル１から大ベル２へ原料が落下するとき、あ
るいはその他の惟音によっても遅延タイマＴＤ１の出側
のような信号波形は得られるが、この実施例では、時系
列的に下流動作となるムーバブルアーマ−８の８信号を
捕えてこれと組合せることによって信号及び制御動作の
信頼性を向上させているものである。 信号Ｃは、大ベル２の閉指令となっている。即ち、上述
のようにして大ベル２からの原料排出が終了すると判別
された場合、即座に大ベル開度が全開位置でなくてち開
動作に入るようにして炉頂シーケンスザイクルの短縮を
図っている。 大ベル２が仝閉となると大ベル全開検出リミットスイッ
チ１３によりこの全開を検出し、これにてＯＲ回路での
ホールド信号がリセットされる。 又、バックアップ処理として、このＯＲ回路に大ベル全
開検出リミットスイッチ９の信号をも並列に取込むよう
にし、原料排出完了の検出が仮に失敗したときであって
も、従来通りの制（ａｎができるようにしている。 なお、大ベル２からの原料排出時間を炉頂シーケンス制
御装置１２の演口出力として大ベル原料排出時間表示器
１４（第１図）に表示するようにしている。これは、第
２図における遅延タイマ回路ＴＤ１及びＴＤ２の出側の
信号をタイマカウントしてそれぞれ表示するものである
。この表示は操業者に操業上の情報としてｊ２供され、
これにより、原料の炉内での分布状況の推察を行・）こ
とができる。 なお、本発明は、ベルＩｉ１度及びベル間速度を制御せ
ずに、原料を一麿に刊出する方式においても応用するこ
とができるのは明らかである。
以上説明した通り、本発明によれば、以下のような効果
を得ることができる。 即ち、確実にベル間動作による原料落下に伴なう振動の
みを抽出且つ検出することができ、ｎｘ ｔＮｌ排出完
了を正確に把抑することができる。 又、直接的に大ベルからの原料の落下タイミングを検出
して炉頂シーケンスサイクルを進めるため、従来の大ベ
ルが全開まで移行したという機械的な動きを確認しなが
ら制御を進行させる方式に比べてベル間時間を短縮する
ことができ、炉頂シーケンスサイクルをそれだけ短縮す
ることができる。 その結果、高炉の最大投入回数を増加させることができ
、該高炉の出銑能力を増大させることができる。 更に、ベルライナーの摩耗や原料制御の変化によって大
ベルからの原料の落下状況が変化しても、原料の実際の
排出時間を直接的に把握するものであるため、これを装
入物の炉内分布の制御により適正な情報として反映させ
ることができる。従って、ガス分布、温度分布等の間接
的な情報を頼る必要がなくなり、迅速なる操業操作を取
ることができるようになる。
を得ることができる。 即ち、確実にベル間動作による原料落下に伴なう振動の
みを抽出且つ検出することができ、ｎｘ ｔＮｌ排出完
了を正確に把抑することができる。 又、直接的に大ベルからの原料の落下タイミングを検出
して炉頂シーケンスサイクルを進めるため、従来の大ベ
ルが全開まで移行したという機械的な動きを確認しなが
ら制御を進行させる方式に比べてベル間時間を短縮する
ことができ、炉頂シーケンスサイクルをそれだけ短縮す
ることができる。 その結果、高炉の最大投入回数を増加させることができ
、該高炉の出銑能力を増大させることができる。 更に、ベルライナーの摩耗や原料制御の変化によって大
ベルからの原料の落下状況が変化しても、原料の実際の
排出時間を直接的に把握するものであるため、これを装
入物の炉内分布の制御により適正な情報として反映させ
ることができる。従って、ガス分布、温度分布等の間接
的な情報を頼る必要がなくなり、迅速なる操業操作を取
ることができるようになる。
第１図は、本発明に係る高炉の炉内装入１カ投入装置の
実施例を示す高炉炉頂部付近の一部にブロック線図を含
むスケルトン図、第２図は、振動検出器よりの信号の処
理の流れと各部の信号形態を示した線図である。 １・・・小ベル、 ２・・・大ベル（最下段のベル）、 ８・・・ムーバブルアーマ−１ １０１、’１０２・・・振動ピックアップ、１１＋、１
１ｚ・・・ｆｆｉ動検比検出器２・・・炉頂シーケンス
制御装置。
実施例を示す高炉炉頂部付近の一部にブロック線図を含
むスケルトン図、第２図は、振動検出器よりの信号の処
理の流れと各部の信号形態を示した線図である。 １・・・小ベル、 ２・・・大ベル（最下段のベル）、 ８・・・ムーバブルアーマ−１ １０１、’１０２・・・振動ピックアップ、１１＋、１
１ｚ・・・ｆｆｉ動検比検出器２・・・炉頂シーケンス
制御装置。
Claims (1)
- （１）原料を高炉内に投入するためのベルと、このベル
の下方部にあつて前記ベルから落下した原料を衝突させ
て炉内の半径方向の原料分布制御を行うためのムーバブ
ルアーマーとを備えた高炉の炉内装入物投入装置におい
て、 前記ベルのうち最下段のベル及び前記ムーバブルアーマ
ーにおける原料の排出時及び衝突時に発生する振動をそ
れぞれ検出する振動検出器と、該振動検出器の各出力の
時間差から原料排出完了を求める炉頂シーケンス制御装
置と、 を備えたことを特徴とする高炉の炉内装入物投入装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21414085A JPS6274012A (ja) | 1985-09-27 | 1985-09-27 | 高炉の炉内装入物投入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21414085A JPS6274012A (ja) | 1985-09-27 | 1985-09-27 | 高炉の炉内装入物投入装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6274012A true JPS6274012A (ja) | 1987-04-04 |
| JPH0322446B2 JPH0322446B2 (ja) | 1991-03-26 |
Family
ID=16650889
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21414085A Granted JPS6274012A (ja) | 1985-09-27 | 1985-09-27 | 高炉の炉内装入物投入装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6274012A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN116793101A (zh) * | 2023-08-21 | 2023-09-22 | 四川华洁嘉业环保科技有限责任公司 | 一种应用于回转窑的除垢机构及自动控制除垢的回转窑 |
-
1985
- 1985-09-27 JP JP21414085A patent/JPS6274012A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN116793101A (zh) * | 2023-08-21 | 2023-09-22 | 四川华洁嘉业环保科技有限责任公司 | 一种应用于回转窑的除垢机构及自动控制除垢的回转窑 |
| CN116793101B (zh) * | 2023-08-21 | 2023-10-27 | 四川华洁嘉业环保科技有限责任公司 | 一种应用于回转窑的除垢机构及自动控制除垢的回转窑 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0322446B2 (ja) | 1991-03-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |