JPS62728A - 燃焼器の安全装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、ガス湯沸器その他の燃焼器にＣＯセンサその
他の不完全燃焼検知素子を組込んで不完全燃焼に対する
安全策を施すようにした燃焼器の安全装置に関する。

（従来の技術） 本願出願人は、先に、バーナへの燃料供給路に介設する
電磁安全弁と、該電磁安全弁の作動ソレノイドを熱電素
子に接続する該電磁安全弁の駆動回路と、電源を、ＣＯ
センサその他の不完全燃焼検知素子により設定値以上の
ガス濃度が検知されたときに開く制御スイッチを介して
、リレーに接続する不完全燃焼検知回路とを備え、該リ
レーの常開接点を該駆動回路に介入接続して、例えば燃
焼排気中のｃｏｄ度が設定値以上になると、該制御スイ
ッチが開き、該リレーの通電が停止されて、その常開接
点が開き、該電磁安全弁が閉弁して、該バーナの燃焼が
停止されるようにしたものを提案した。

（発明が解決しようとする問題点） 上記装置によれば、００ｍ度が設定値未満のバ−すの正
常燃焼時に常にリレーが通電状態にあり、電力が消費さ
れるため、不完全燃焼検知回路の電源を例えば乾電池と
した場合、消耗が早く、比較的煩雑に交換しなければな
らなくなって好ましくない。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、バーナの正常燃焼時における電力消費を殆ど
無くすことにより、不完全燃焼検知回路の電源を乾電池
としても十分に実用に供することができ、且つ該バーナ
の点・消火時の不完全燃焼ガスのパルス的異常発生によ
って該不完全燃焼検知回路が誤作動しないようにした装
置を提供するものであって、バーナへの燃料供給路に介
設する電磁安全弁と、該電磁安全弁の作動ソレノイドを
熱電素子に接続する該電磁安全弁の駆動回路と、電源を
、ＣＯセンサその他の不完全燃焼検知素子により設定値
以上のガス濃度が検知されたときに開く制御スイッチを
介して、リレーに接続する不完全燃焼検知回路とを備え
、該リレーの常開接点を該駆動回路に介入接続するもの
において、該電源を乾電池で構成し、該リレーをその励
磁コイルの抵抗値が極めて小さく且つ該常開接点の開か
ら閉及び閉から開への切換時のみ該励磁コイルが通電作
動される特殊リレーで構成し、該特殊リレーに並列にコ
ンデンサを接続したことを特徴とする。

（実施例） 次に本発明を図示の実施例に基づいて説明する。

第１図において、（１）はバーナ（２）への燃料供給た
るガス供給路（３）に介設した電磁安全弁、（４）は該
バーナ（２）に臨ませた熱電素子たる熱電対を示し、該
安全弁（１）の作動ソレノイド（１ａ）と該熱電対（４
）とを、特殊リレー（５）の常開接点（５ａ）を介して
接続して該安全弁（１）の駆動回路（６）を構成した。

該特殊リレー（５）は最近開発されたもので、これをブ
ロック図で示すと第２図のようになり、■端子を電源に
、Ｇ端子をグランドに夫々接続し、■端子に第３図（ａ
）のような所定の電圧上昇速度の電圧を印加すると、こ
れが電圧検出回路により検出され、セットスイッチ回路
が作動して、内部コンデンサへ第３図（Ｃ）のような充
電電流が流れ、この電流によってリレーコイルが通電さ
れ、接点が第３図（ｂ）のように常開側に切換わるもの
である。

この特殊リレー（５）は、コンデンサが十分に充電され
ると、電流はごく微量の漏れ電流程度となるが、接点は
内部の永久磁石により、そのままの状態に保持される。

したがって、この状態での消費電力が少なくて済む。

さらに、咳特殊リレー（５）はＶ端子に入力される電圧
が所定の電圧以下になると、電圧検出回路がこれを検出
しで、リセットスイッチ回路が作動し、コンデンサが放
電し、この放電電流によってリレーコイルが通電され、
接点が常閉側に復帰するものである。

また、該特殊リレー（５）とその電源たる乾電池（７）
とを、制御スイッチたる直列接続した２個のトランジス
タ（８）　（８）、不完全燃焼検知素子たるＣＯセンサ
（９）を介して接続し、さらに該特殊リレー（５）に並
列にコンデンサ（ＩＯを接続して不完全燃焼検知回路（
＋１）を構成した。

図中、（ＩＺ　（１３（ｌΦは電流調整用の抵抗を示す
。

（作　用） 次いでその作動を説明するに、バーナ〈２）が正常燃焼
され、ｃｏｄ度が設定値未満の正常な値にあるときは、
ＣＯセンサ（９）は高抵抗値に保持され、２個のトラン
ジスタ（８）　（８）はいずれもオンし、乾電池（７）
による所定電圧が特殊リレー（５）に印加され、その印
加の当初だけ該特殊リレー（５）が通電作動されて、そ
の常開接点（５ａ）が閉じ、また熱電対（４）は該バー
ナ（２）により加熱されて所定起電力を発生するから、
作動ソレノイド（１ａ）に電磁安全弁（１）を開弁保持
させるに足りる電流を流すことができ、該バーナ（２）
の燃焼が継続される。

このバーナ（２）の正常燃焼時には乾電池（７）による
所定電圧が特殊リレー（５）に印加された当初だけ不完
全燃焼検知回路ａツに電流が流れることになり、該乾電
池（７）の消耗が橿めて少なくて済む。

また、バーナ（２）の燃焼中にｃｏｄ度が設定値以上の
異常な値になったときは、熱電対（４）は加熱されて所
定起電力を発生しているが、ＣＯセンサ（９）が低抵抗
値に変化するから、両トランジスタ（８）　（８）はい
ずれもオフし、乾電池（Ｄによる所定電圧が特殊リレー
（５）に印加されなくなり、その印加がなくなる当初だ
け該特殊リレー（５）がそれ自身で通電作動し、その常
開接点（５ａ）が開き、熱電対（４）による作動ソレノ
イド（１ａ）への通電が断たれて、電磁安全弁（１）は
閉弁し、該バーナ（２）の燃焼が停止されて安全である
。

さらに、バーナ（２）の燃焼停止状態又は失火状態にお
いては、熱電対（４）は加熱されず、作動ソレノイド（
１ａ）は通電作動されないから、電磁安全弁（１）は閉
弁状態となり、駆動回路（６）の７エイルセフテイー性
が確保される。

したがって、このときガス漏れを生じることなく、しか
も特殊リレー（５）には電流が殆ど流れないので、乾電
池（７）の消耗は殆どない。

尚、バーナ（２）の点・消火時には、ＣＯのパルス的異
常発生があり、これによりトランジスタ（８）（８）が
瞬間的にオフし、乾電池（７）からの所定電圧が特殊リ
レー（５）に印加されなくなるが、この瞬時には、コン
デンサ（ＩＯの充電電圧が特殊リレー（５）に印加され
るので、該特殊リレー（５）の常開接点（５ａ）が開く
ようなことがなく、したがって装置の誤作動が防止され
ると共に、充電コンデンサ（１０を小型化することがで
きる。

尚、トランジスタ（８）を２個直列に接続したので、一
方が短絡故障しても他方により装置全体を正常作動させ
ることができ、装置の信頼性が向上される （発明の効果） このように本発明によるときは、不完全燃焼検知回路の
電源を、乾電池で構成し、該検知回路内のリレーを、そ
の励磁コイルの抵抗値が極めて小さく且つその常開接点
の開から閉及び閉から開への切換時にのみ該励磁コイル
が通電作動される特殊リレーで構成し、該特殊リレーに
並列にコンデンサを接続したので、バーナの正常燃焼時
の電力消費を殆ど無くし得られ、不完全燃焼検知回路の
電源を乾電池としても十分に実用に供されることになる
と共に、バーナの点消火時の不完全燃焼ガスのパルス的
異常発生に対して不完全燃焼検知回路が誤作動するよう
なことがなくなってきわめて有利である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の実施例の１例を示す説明線図、第
２図は特殊リレーの構造を説明するブロック図、第３図
は特殊リレーの作動を説明するタイムチャートである。 （１）・・・電磁安全弁 （１ａ）・・・作動ソレノイド （２）・・・バーナ （３）・・・ガス供給路（燃料供給路）（４）・・・熱
電対（熱電素子） （５）・・・特殊リレー （５ａ）・・・常開接点 （６）・・・駆動回路 （７）・・・乾電池 （８）・・・トランジスタ（制御スイッチ）（９）・・
・ＣＯセンサ（不完全燃焼検知素子）（ＩＯ・・・コン
デンサ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. バーナへの燃料供給路に介設する電磁安全弁と、該電磁
   安全弁の作動ソレノイドを熱電素子に接続する該電磁安
   全弁の駆動回路と、電源を、ＣＯセンサその他の不完全
   燃焼検知素子により設定値以上のガス濃度が検知された
   ときに開く制御スイッチを介して、リレーに接続する不
   完全燃焼検知回路とを備え、該リレーの常開接点を該駆
   動回路に介入接続するものにおいて、該電源を乾電池で
   構成し、該リレーをその励磁コイルの抵抗値が極めて小
   さく且つ該常開接点の開から閉及び閉から開への切換時
   のみ該励磁コイルが通電作動される特殊リレーで構成し
   、該特殊リレーに並列にコンデンサを接続したことを特
   徴とする燃焼器の安全装置。