JPS6271750A - 車両用ブレ−キ装置 - Google Patents

車両用ブレ−キ装置

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JPS6271750A
JPS6271750A JP21084685A JP21084685A JPS6271750A JP S6271750 A JPS6271750 A JP S6271750A JP 21084685 A JP21084685 A JP 21084685A JP 21084685 A JP21084685 A JP 21084685A JP S6271750 A JPS6271750 A JP S6271750A
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JP
Japan
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pressure
wheel
pipe
switching valve
cylinder
Prior art date
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Application number
JP21084685A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Hattori
義之 服部
Kazuma Matsui
松井 数馬
Yuichi Imani
今仁 雄一
Akira Kuno
晃 久野
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車両用ブレーキ装置に関するもので、より詳し
くはブレーキ作用時に車輪がロックして車両の操縦性能
が損なわれるのを防止するアンチスキッド制御と、車両
の発進、加速時に発生する駆動輪のスリップを防止して
、走行安定性、加速性能を向上させる加速スリップ制御
とを両方行い得る車両用ブレーキ装置に関するものであ
る。
C従来の技術〕 従来、アンチスキッド制御と加速スリップ制御とを両方
行い得るブレーキ装置として、例えば特開昭57−22
948号公報、特開昭58−16948号公報に示され
るものが知られている。前者に示されるものでは、モー
タにより駆動される多段ポンプが補助圧力導管に圧力を
供給し、3ボ一ト2位置方向制御弁はブレーキ圧に応じ
て動作し、非制動時に戻し導管に圧力を供給する。弁が
車輪のスリップに応じて動作すると弁を通じて左右車輪
のブレーキシリンダへ圧力が供給され、スリップしてい
る車輪を制動する。アンチスキッド制御用の電磁弁を加
速スリップ制御に用いている。
後者に示されるものでは、加速スリップ制御装置は、車
輪用の回転センサと後輪ブレーキ用のブレーキ圧制御弁
等を備える。この装置には電子評価回路が設けられ、セ
ンサに基づいて駆動後輪等が制御される。また回路には
信号処理手段が設けられ、後輪のスリップ値に特性的な
信号と車両速度に比例した信号が出力される。このスリ
ップ値を比較器で駆動輪のスリップが許容される最高の
しきい値と比較させ、比較器で車両の速度が予め設定し
たしきい値に達した際には、出力を発生させて駆動トル
クの低減を図っている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前者のものにおいては、アンチスキッド
制御の際にブレーキシリンダの圧力を減するための戻し
導管を、加速スリップ制御の際の高圧導入管として使用
しているため、この戻し導管の耐圧強度を大きくしなけ
ればならず、また戻し導管の導通・遮断を行っている制
御弁の応答性及びシール性を向上させなければならない
という問題がある。
また、後者のものにおいては、加速スリップ制御専用の
圧力制御装置が必要となり、その分だけ構造が複雑化す
ると共に取り付はスペースも大きくなり、重量も重くな
るという問題がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は簡単な構成でアンチスキッド制御と加速スリッ
プ制御を行い得るブレーキ装置を提供することを目的と
し、次のような構成とした。つまり、ブレーキペダルに
連結されたマスタシリンダと、各車輪ごとに配されたホ
イルシリンダと、油圧を発生させる圧力源と、作動油を
滞留させておくリザーバと、前記マスタシリンダとホイ
ルシリンダとを結ぶ管路途中に配され、この管路を連通
・遮断する第1切換弁と、前記第1切換弁より下流側に
配され、前記ホイルシリンダを前記圧力源もしくは前記
リザーバに選択的に連通させる第2切換弁と、前記圧力
源の吐出側と吸入側とを結ぶリリーフ管と、このリリー
フ管途中に配−されリリーフ管を連通・遮断する制御弁
と、前記リリーフ管途中に配され前記圧力源からの圧力
が前記マスタシリンダからの圧力以上になった場合に前
記リリーフ管を連通させるリリーフ弁とを備え、車輪が
ロック傾向にあると前記第1切換弁が閉弁し、且つ前記
第2切換弁が切換わってホイルシリンダ内の圧力を増減
することによりアンチスキッド制御を行い、駆動車輪が
加速スリップ傾向にあると前記第1切換弁及び前記制御
弁が閉弁し、且つその駆動車輪に対応する前記第2切換
弁が切換わってホイルシリンダ内の圧力を増減すること
により、加速スリップ制御を行う車両用ブレーキ装置と
した。
〔実施例〕
以下図示実施例により本発明を説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す。この実施例は本発明
をいわゆるFF車に適用した例であり、ブレーキシステ
ムの配管系は周知のようにX配管を有し、右前輪のホイ
ルシリンダ4と左後輪のホイルシリンダ7に同一系統の
管路からブレーキ油が供給され、左前輪のホイルシリン
ダ5と右後輪のホイルシリンダ6に同一系統の管路から
ブレーキ油が供給されるように構成されている。ブレー
キペダル1は真空ブースタ2を介してマスタシリンダ3
に連結されており、ベレーキペダル1を踏込むことによ
りマスタシリンダ3に発生する油圧は、後述するように
管路を通って右前輪、左前輪、右後輪、左後輪の各ホイ
ルシリンダ4.5,6゜7に伝達され、ブレーキ作用が
行なわれる。真空ブースタ2は従来公知のように、エン
ジンのインテークマニホールドに発生する負圧が導かれ
、ブレーキペダル1の踏込みに応じてマスタシリンダ3
のピストンに連結されたプッシュロッドを付勢して運転
者のブレーキペダルの踏込力を軽減する。
マスタシリンダ3は互いに同じ圧力のブレーキ油を吐出
する2つの圧力室(図示せず)を有し、各圧力室にはそ
れぞれ供給管20.30が接続される。供給管20は第
1切換弁101を介して、左前輪のホイルシリンダ5に
連通ずるブレーキ管21と右後輪のホイルシリンダ6に
連通ずるブレーキ管22とにそれぞれ接続される。第1
切換弁101は3ポ一ト2位置弁であり、図示された第
1位置において供給管20を各枝管21,22に連結さ
せ、図示とは異なる第2位置において供給管20を各枝
管21,22から遮断する。
供給管30も同様に第1切換弁102を介して、右前輪
のホイルシリンダ4に連通ずるブレーキ管31と左後輪
のホイルシリンダ7に連通ずるブレーキ管32とにそれ
ぞれ接続される。第1切換弁102は第1切換弁101
と同様に3ボ一ト2位置弁であり、図示された第1位置
において供給管30を各枝管31.32に連通させ、図
示とは異なる第2位置において供給管30を各枝管31
゜32から遮断する。
後輪のホイルシリンダ6.7へ接続されるブレーキ管2
2.32の途中には、従来公知のプロポーシヲニングバ
ルブ103が設けられ、油圧が一定値以上になった場合
、マスタシリンダ3の吐出圧よりも低い圧力のブレーキ
油を後輪のホイルシリンダ6.7に供給するようになっ
ている。
以上の構成により通常のブレーキ作用が行なわれ、ブレ
ーキペダルlの踏込みによりマスタシリンダ3に発生し
た油圧は、供給管2oおよびブレーキ管21を介して左
前輪のホイルシリンダ5へ、供給管20およびブレーキ
管22を介して右後輪のホイルシリンダ6へ、供給管3
0およびブレーキ管31を介して右前輪のホイルシリン
ダ4へ、供給管30およびブレーキ管32を介して左後
輪のホイルシリンダ7へ、それぞれ伝達される。
次にアンチスキッド制御を行なうための構成について説
明する。
ポンプ8.9は、モータlOにより回転駆動され、それ
ぞれリザーバ11に連通する油管50゜60の枝管51
,61からブレーキ油を吸入し、その油を供給管70.
80を介して各ホイルシリンダ4,5,6.7に供給す
る。
供給管70の枝管71は、第2切換弁104を介してブ
レーキ管31の枝管33に連通可能であり、枝管71の
途中にはブレーキ油が第一2切換弁104から逆流する
のを阻止する絞り91が設けられる。第2切換弁104
は3ポ一ト2位置弁であり、一方の吐出ボートは上記枝
管33に接続され、他方の吐出ボートは油管50の枝管
55に接続される。しかして第2切換弁104は、図示
された第1位置において枝管71を枝管33に連通させ
、図示とは異なる第2位置において枝管33を枝管55
に連通させる。したがって、第2切換弁104が第1位
置にある時、ポンプ8がら吐出されたブレーキ油は供給
管7oから枝管33を通ってホイルシリンダ4へ供給さ
れ、第2切換弁lO4が第2位置にある時、ホイルシリ
ンダ4内のブレーキ油は枝管33から油管5oを通って
リザーバ11へ解放される。
同様に、供給管70の枝管72は第2切換弁lO5を介
してブレーキ管32の枝管34に連通可能であり、枝管
72には絞り92がが設けられる。
第2切換弁105の一方の吐出ポートは枝管34に接続
され、他方の吐出ポートは油管5oの枝管52に接続さ
れる。しかして第2切換弁105は、図示された第1 
(ff、置にある時枝管72を枝管34に連通させてポ
ンプ8から吐出されるブレーキ油をホイルシリンダ7に
導き、図示とは異なる第2位置にある時枝管34を枝管
52に連通させてホイルシリンダ7内のブレーキ油をリ
ザーバ11へ解放する。
供給管80の枝管81は第2切換弁106を介してブレ
ーキ管21の枝管27に連通可能であり、枝管81には
絞り93が設けられる。第2切換弁106の一方の吐出
ボートは枝管27に接続され、他方の吐出ボートは油管
60の枝管62に接続される。しかして第2切換弁10
6は、図示された第1位置にある特技管81を枝管27
に連通させてポンプ9から吐出されるブレーキ油をホイ
ルシリンダ5に導き、図示とは異なる第2位置にある特
技管27を枝管62に連通させてホイルシリンダ5内の
ブレーキ油をリザーバ11へ解放する。
また供給管80の枝管82についても全く同様に、第2
切換弁107を介して枝管2B、63に接続され、第2
の切換弁107は第1位置にある時ホイルシリンダ6に
ブレーキ油を導き、第2位置にある時ホイルシリンダ6
内のブレーキ油をリザーバ11へ解放する。
前記供給管20、第1切換弁I01、及び枝管21を結
ぶ管路には、第1切換弁101前後の圧ノjを検知する
圧力検知手段である圧力スイッチ41が配されている。
この圧力スイフチ41はマスタシリンダ3の圧力が及ん
でいる供給管2o内の圧力PMと、ホイルシリンダ5の
圧力が及んでいる枝管21内の圧力pwとを同時に検知
しており、pwが所定値以上PMより大きくなった場合
に閉成し、ECU130に閉成信号を送る。この信号を
受けたEC0130は、極めて短時間に前記第1切換弁
101を開弁させる。
また、前記供給管30、第1切換弁102、及び枝管3
1を結ぶ管路にも、第1切換弁102前後の圧力を検知
する圧力スイッチ43が配されている。この圧力スイフ
チ43もマスタシリンダ3の圧力が及んでいる供給管3
o内の圧力PMと、ホイルシリンダ4の圧力が及んでい
る枝管31内の圧力PWとを同時に検知しており、pw
が所定値以上PMより大きくなった場合に閉成し、EC
0130に閉成信号を送る。そして、この信号を受けた
ECU130は、極めて短時間に前記第1切換弁102
を開弁させる。
なおポンプ8.9の吸入側と吐出側は、それぞれリリー
フ管73.83により連結され、これらのリリーフ管7
3.83にはそれぞれ制御弁111.112、リリーフ
弁109,110が設けられる。制御弁111,112
は図示された第1位置にある時リリーフ管73.83を
各々連結させ、図示とは異なる第2位置にある時リリー
フ管73゜83を遮断する。リリーフ弁109.110
はそれぞれ導管14.15を介して供給管路30.20
の圧力が導かれ、この圧力に応じてリリーフ管73.8
3を連通させて、ボンフ・8,9の吐出圧力を制御する
。すなち、前記制御弁111,112が第1位置にある
場合においてポンプ8.9の吐出圧力は供給管30.2
0内の圧力と実質的に等しくなるようになっている。
アンチスキッド制御は、いずれかの車輪がロックしてい
ると判断された場合、換言すれば、車輪の減速度あるい
はスリップ率が大きすぎると判断された場合、行なわれ
る。車輪の減速度およびスリップ率はマイコンを備えた
エレクトリックコントロールユニット (ECU)13
0により計算すれ、このため、各車輪の近傍には車速セ
ンサ121.122,123,124が設けられる。E
CU130は、アンチスキッド制御を開始すると判断し
た時、第1切換弁101,102を第1位置から第2位
置へ切換え、アンチスキッド制御時、第2切換弁104
,105,106,107を車輪の減速度およびスリッ
プ率に応じて切換える。
なお後輪の第2切換弁105.107は常に同位置に切
換えられる。
このアンチスキッド制御を第2図fa)、fb)、(C
)を用いて説明する。
ブレーキ作用が行なわれない非作動状態において第1切
換弁101.102はそれぞれ第1位置にある。したが
ってブレーキペダル1が踏込まれると、マスタシリンダ
3から吐出される圧油は、ブレーキ管31,21.22
.32を通って各ホイルシリンダ4,5,6.7に導か
れ、これらのホイルシリンダ内の圧力は急激に上昇する
。すなわち、時間T、において、ブレーキペダルlが踏
込まれると、ホイルシリンダの圧力Pは急激に上昇し、
これに伴なって車輪の速度v8も急速に低下する。一方
、車体の速度Vvも時間T、から低下し始めるが、車輪
の速度■。の低下の方が急激である。
しかして車輪の速度■。が第2図(alに破線で示され
る基準速度■、より小さくなると、スリップ率が大きく
なりつつあると判断し、ECU130はアンチスキッド
制御の指令信号を出力する。これにより、第1切換弁1
01,102が第2位置に切換えられるとともにモータ
10が駆動され、ホイルシリンダ4.5,6.7はポン
プ8,9が吐出するブレーキ油を供給するようになる。
ポンプ吐出圧力は時間T2から徐々に上昇し始め、時間
T、においてPlになり、その後P2に達する。
上記第1切換弁101.102の切換えと同時に、所定
のホイルシリンダ内の圧力を低下させるべく第2切換弁
104,105,106,107のうちそのホイルシリ
ンダに対応するものが第2位置に切換えられ、ホイルシ
リンダ内のブレーキ油は油管50を通ってリザーバ11
に解放される。
ボイルシリンダ内の圧力は時間T2から少しの間上昇す
るが、やがて減少し始める。しかして車輪の速度の低下
の度合が弱まり、再びホイルシリンダ圧力を増加させる
必要が生じると、例えば時間T3において第2切換弁が
第1位置に切換えられる。この結果、ホイルシリンダへ
は流路抵抗の大きい枝管71,72,81.82を介し
てブレーキ油が徐々に供給され、ホイルシリンダ圧力は
比較的緩やかに増加する。
以下、車輪の減速度あるいはスリップ率に応じてホイル
シリンダ4,5,6.7に供給する圧力がECU130
により計算され、各第2切換弁104.105,106
,107に供給する0N−OFF信号のDUTY比を適
切に選択することにより各ホイルシリンダ4.5,6.
7に適当な圧力の油が供給させる。その結果、車輪の速
度V。
は基準速度V、に近い値を保つように制御されるのであ
る。尚、アンチスキッド制御は、車両の停止または)゛
レニキスイッチがOFFになることにより終了し、この
時、第1切換弁101,102は第1位置に切換えられ
る。
以上のようなアンチスキッド制御時において、運転者が
制動力を緩和させるべくブレーキペダルlを戻した場合
には、ホイルシリンダ4,5,6゜7内の圧力をマスタ
シリンダ3内の圧力に追従させて減圧することが必要と
なる。このような場合にはマスタシリンダ3内の圧力が
ホイルシリンダ4.5,6.7内の圧力よりも所定値以
上小さくなったことを前記圧力スイッチ41.43が検
知し、モータ10を停止させると共に、第1切換弁10
1.102を開弁させて、ホイルシリンダ4゜5.6.
7とマスタシリンダ3とを連通させる。
その結果、ホイルシリンダ4,5,6.7内の圧力が減
圧されると同時に、マスクシリンl゛3内の圧力もブレ
ーキペダル踏力相当の圧力となる。
また、アンチスキッド制御時において、前記リリーフ弁
109.110の故障などによりポンプ8.9の吐出圧
が異常高圧になり、ホイルシリンダ4,5,6.7内の
圧力が所定値異常になった場合でも、前記圧力スイッチ
41.43がこれを検知し、ホイルシリンダ4,5,6
.7とマスタシリンダ3を連通させると同時にモータ1
0を停止させる。これにより、各配管が異常高圧により
破裂するのを防止することができる。
次に例えば車両を急発進させた場合に生じる駆動輪のス
リップ防止側wJ(加速スリップ制御l)について述べ
る。
前記車輪速度センサー121,122,123゜124
により駆動輪速度と従動輪速度を同時に検知し、駆動輪
速度が従動輪速度より所定値以上大きくなると駆動輪が
スリップしているものとECU130が判断し、まず第
1切換弁101,102を第2位置に切換え、供給管2
0.30を遮断する。そしてモータ10を回転させてポ
ンプ8゜9を駆動させ、同時に制御弁111.112を
第2位置に切換えてリリーフ管73.83を遮断する。
よってポンプ8,9はマスタシリンダ3の圧力よりも高
い圧力の圧油を供給管70.80に送り出すことができ
る。そして、駆動輪のスリップ状態に応じて第2切換弁
104.106を切換え、ポンプ8.9からの圧油を駆
動輪である左右前輪のホイルシリンダ4.5に供給し、
スリップを抑える。尚、本実施例では駆動輪が左右前輪
であったが、後輪駆動の場合には第2切換弁105.1
07を切換えて左右後輪のスリップを抑えることになる
。また、左右の駆動輪でスリップ状態が異なる場合、左
右それぞれ独立して制御を行なう。
次に、この加速スリップ制御を第3図に示すフローチャ
ートを用いて説明する。
すなわち、ECU130においては、各車輪速度センサ
121,122,123,124より速度信号を入力し
たのち、ステップ201にて駆動輪速度■8を演算し、
次にステップ202にて従動輪速度■、を演算する。そ
して、判定ステップ203にて制御中か否かを判定し、
制動中には制御ルーチン204に進んでアンチスキッド
制御の演算処理を実行するが、制御中でなければ制御ル
ーチン205に進んで加速スリップ制御の演算処理を実
行する。
この制御ルーチン205では、まず判定ステップ206
に進んで従動輪速度vXと駆動輪速度■。
の比較により加速スリップ判定レベルを越えると加速ス
リップと判定し、ステップ207に進み、カウンタOF
Fとし、判定ステップ208に進み、モードフラグがO
Nか否かを判定する。最初はそのモードフラグがOFF
になっているため、ステップ210に進み、第1切換弁
101,102、第2切換弁105,107、制御弁1
11,112、モータ10の全てを順次ONして、マス
タシリンダ側をカットし、従動輪のホイールシリンダ6
.7に制動がかからないようにし、ポンプ8゜9の吐出
圧力を高めるようにし、ステップ211にてモードフラ
グをONにし、ステップ201にもどる。従って、上記
処理によりそのポンプ吐出圧力が駆動輪のホイールシリ
ンダ4.5にのみ印加開始する。
次に、同様の処理にてステップ201,202゜203
.206,207から判定ステップ208に到来したと
き、モードフラグがONになっているためステップ20
9に進み、駆動輪に対応する第2切換弁104.106
をOFFとし、加速スリップに導く駆動輪への制動を維
持する。以後、加速スリップが生じている間は、ステッ
プ201゜202.203,206,207,208,
209の処理を繰返し、駆動輪の加速スリップの抑制を
行なう。
これにより、加速スリップが抑制されると、上記判定ス
テップ206の判定がNoになり、判定ステップ212
に進み、アクセルペダルの踏込の有無判定がなされ、判
定ステップ213に進み、モードフラグがONか否かを
判定し、このときモードフラグがONになっているため
次のステップ214に進む。このステップ214ではカ
ウンタαをα=α+1の如く「l」だけカウンートアッ
プし、判定ステップ215に進み、所定時間α。に達し
たか否かを判定するが、未だ所定時間に達していないた
め、ステップ216に進み、駆動輪に対応する第2切換
弁104.106をONさせ、その駆動輪のホイールシ
リンダ4.5の制動圧を緩め、ステップ201にもどる
そして、加速スリップが抑制されている間は、上記と同
様のステップ201,202,203゜206.212
.213.214.215.216の処理を繰返し、駆
動輪の制動圧を緩めている。
この作動により、再度駆動輪の加速スリップが生じると
、判定ステップ206の加速スリップ有無の判定がNO
からYESに反転し、ステップ207にてカウンタをO
FFにし、判定ステップ208を経て、ステップ209
に進み、第2切換弁104.106を再度OFFにし、
駆動輪に抑制圧を印加し、その加速スリップの抑制を再
開する。
これらの処理による駆動輪への制動圧の印加、緩めを制
御を繰返すことによって、加速スリップを抑制しつつ安
定した効率的な車両の発進、加速を行なうことができる
他方、その加速スリップが無くなってから所定時間が経
過すると、判定スリップ215のαくα0の判定がYE
SからNOに反転し、ステップ217に進み、モータI
O1制御弁111,112、第2切換弁105,107
、第1切換弁101゜102、第2切換弁104,10
6の全てを順次0FFL、ステップ218にてモードフ
ラグを0FFL、通常状態に復帰する。
なお、上述の実施例では、前輪駆動の車両の適用したも
のを示したが、後輪駆動の車両にも同様に通用すること
ができ、その際駆動輪となる後輪の制動力制御にて加速
スリップ制御を行なうことができる。
また、加速スリップ制御の終了判定のカウント値α。は
、一定値であっても、車両の走行状態によって変化する
値であってもよい。
また、駆動輪に対応する第2切換弁104.106は単
純に0N−OFF制御されるものを示したが、加速スリ
ップ判定時に、一定時間デユーティ比などによる0N−
OFFJII御をしてもよい。
また、加速スリップの判定時点から終了判定するまでの
間、制御弁111,112がON状態を続けるものを示
したが、加速スリップ有りのとき、制御弁lit、11
2をON (第2切換弁104゜106は0FF)に、
加速スリップ無しのとき、制御弁111.112をOF
F (第2切換弁104.106はON)に切換制御し
てもよい。
また、加速スリップの判定として、駆動輪速度と従動輪
速度の比較するものを例示したが、駆動輪加速度と設定
値との比較、或いは駆動輪速度と対地速度、車体加速度
との比較などにて判定してもよい。
さらに、駆動輪に対応する第2切換弁104゜106が
同時に0N−OFFするものを例示したが、各駆動輪毎
に独立制御するようにし、左右輪の路面摩耗係数の異な
るまたぎ路の制御性を向上させることができる。その際
、一方の駆動輪のみが低μ(摩耗係数)路で加速スリッ
プしたときに、(i)それに対応する一方の第2切換弁
のみ切換制御するもの、(ii )それに対応する一方
の制御弁および第2切換弁を切換制御するもの、などの
組合せ制御を行なうようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上説明した様に、本発明のブレーキ装置を用いれば、
簡単な構成でアンチスキッド制御と加速スリップ制御を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す油圧回路図、第2図は
アンチスキッド制御を説明するに供する図、第3図は加
速スリップ制御を説明するフローチャートを示す図であ
る。 3・・・マスタシリンダ、4,5,6.7・・・ホイル
シリンダ、8,9・・・ポンプ(圧力源)、11・・・
リザーバ、101.102・・・第1切換弁、104゜
105.106,107・・・第2切換弁、109゜1
10・・・リリーフ弁、111,112・・・制御弁。 代理人弁理士  岡 部   隆 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ブレーキペダルに連結されたマスタシリンダと、各車輪
    ごとに配されたホイルシリンダと、油圧を発生させる圧
    力源と、作動油を滞留させておくリザーバと、前記マス
    タシリンダとホイルシリンダとを結ぶ管路途中に配され
    、この管路を連通・遮断する第1切換弁と、前記第1切
    換弁より下流側に配され、前記ホイルシリンダを前記圧
    力源もしくは前記リザーバに選択的に連通させる第2切
    換弁と、前記圧力源の吐出側と吸入側とを結ぶリリーフ
    管と、このリリーフ管途中に配されリリーフ管を連通・
    遮断する制御弁と、前記リリーフ管途中に配され前記圧
    力源からの圧力が前記マスタシリンダからの圧力以上に
    なった場合に前記リリーフ管を連通させるリリーフ弁と
    を備え、車輪がロック傾向にあると前記第1切換弁が閉
    弁し、且つ前記第2切換弁が切換わってホイルシリンダ
    内の圧力を増減することによりアンチスキッド制御を行
    い、駆動車輪が加速スリップ傾向にあると前記第1切換
    弁及び前記制御弁が閉弁し、且つその駆動車輪に対応す
    る前記第2切換弁が切換わってホイルシリンダ内の圧力
    を増減することにより、加速スリップ制御を行う車両用
    ブレーキ装置。
JP21084685A 1985-09-23 1985-09-23 車両用ブレ−キ装置 Pending JPS6271750A (ja)

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JP21084685A JPS6271750A (ja) 1985-09-23 1985-09-23 車両用ブレ−キ装置
US06/908,234 US4715663A (en) 1985-09-23 1986-09-17 Brake oil pressure control device
DE19863632315 DE3632315A1 (de) 1985-09-23 1986-09-23 Vorrichtung zum steuern des bremsoeldruckes fuer die bremsanlage eines fahrzeuges

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6467465A (en) * 1987-09-08 1989-03-14 Nippon Abs Ltd Liquid pressure controller for anti-skid device
JPH02501296A (ja) * 1987-05-18 1990-05-10 アライド コーポレーション 自動車用ホイールスリップ制御装置

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JPH02501296A (ja) * 1987-05-18 1990-05-10 アライド コーポレーション 自動車用ホイールスリップ制御装置
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