JPS6271115A - 架橋ポリオレフイン絶縁電力ケ−ブルの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の技術分野） 本発明σ、架橋ポリオレフィンＩＰ、線電力ケーブルの
製造方法に係り、特に長期間における耐交流破壊電圧特
性の良好な架橋ポリオレフィン絶縁電力ケーブルの製造
方法に関する。

（発明の技術的背景およびその問題点）従来、電カケー
プルにおいては、電界を緩和する目的から、？縁体層の
内、外部に半導′１ｒ、層が形成されており、最近はそ
の優れた電気特性、保守管理のしやすさから高圧ケーブ
ルの開発が鋭意進められている。

高圧ケーブルにおいてに、絶縁体であるポリオレフィン
のクリーン化、含有水分減少の架橋方式として乾式架橋
方法の採用、外部浸入水分の遮断の目的で遮水層の採用
等が考えられ検討が進められている。一方絶縁厚低減も
重要な課題の一つであり、そのためには絶縁体の電気的
破壊強度を高める事及び半導電層と絶縁層の界面を補強
することが必要であり、その方法としては半導電層に電
圧安定効果含有する塩化ノルマルパラフィン、シリコー
ン油、グリシジルメタクリレート等を添加することが公
知である。（特開昭５５−１５１７０９号公報、特公昭
４９−３９３４８号公報、実開昭５４−７００８２号公
報等） しかしながら、上記方法では交流破壊電圧あるいはイン
パルス電圧が充分ではなく、電圧安定効果を有する物質
が半導ａ層からブリードし念り、不純物として作用する
という難点含有してい念。

そこで、本出願人は前記欠点全解消する目的で内部半導
電層にＮ−ビニルカルバゾールを添加したものを先に出
願（特願昭５９−６３２９７号公報）しているが、かか
る電カケープルにおいては、Ｎ−ビニルカルバゾールが
架橋時の熱により、架橋ポリオレフィン絶縁体層中に拡
散しかつ架橋ポリオレフィン絶縁体層中の架橋剤によジ
ボリオレフィンとグラフト化するが、グラフト効率がそ
れ捏上がらｆ、Ｎ−ビニルカルバゾールの長期安定性が
乏しいという欠点がある。

（発明の目的） 本発明の目的に架橋前に予備加熱を行なうことによジ、
Ｎ−ビニルカルバゾール全架橋ポリオレフィン絶縁体層
へ拡散させ次いで加熱架橋中に、絶縁体層中のポリオレ
フィンの架橋反応に参加し。

エチレン分子釦とグラフト化させ、長期安定性があり、
かつ交流破壊電圧およびインパルス電圧の大幅に向上し
た架橋ポリオレフィン絶縁電力ケーブルの製造方法を提
供することにある。

（発明の藍要） 本発明の架橋ポリオレフィン絶縁電力ケーブルの製造方
法は、導体の周上に内部半導電１＠、架橋ポリオレフィ
ン絶縁体層、外部半纏電層全順次押出被覆１−た後、こ
れ全架橋せしめて成る架橋ポリオレフィン絶縁電力ケー
ブルの製造方法において、前記半導ＩＦ、１１１はベー
スポリマー１００重量部に対して０．０２〜２５重量部
のＮ−ビニルカルバゾールを含有し、しかも架橋前に予
備加熱されることを特徴としている。

本発明のポリオレフィン絶縁体としてはポリエチレン、
エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル
共重合体が使用される。

又、本発明においては、Ｎ−ビニルカルバゾールの添加
ｔｋベースポリマー１００重量部に対して、０．０２〜
２５重量部と限定しているがこれは、０．０２電量部未
満では耐圧向上に対する効果が少なく、又２５重量部を
越えて添加しても耐圧向上に対する効果の向上がなくか
えって機械的特性全低下させるためである。

更に予備加熱の温度としては６０〜１８０℃が好１しく
、より好１しくに７０〜１１０℃、時間と【−では１〜
１２０分が好ましく、より好ましくは５〜３０分として
いるがこれは、１１ｎ度が６０℃未満ではＮ−ビニルカ
ルバゾールが充分〃３縁体層に拡散しにくく、１念１８
０℃を越えると絶縁体層が変形し易いためである。又、
時間が１分未満でＨｌＮ−ビニルカルバゾールが充分Ｐ
縁体層に拡散しにくく、１２０分を越えて加熱すると絶
縁体層の外側の外部半導電層にまでＮ−ビニルカルバゾ
ールが拡散し易くなるためである。

尚、本明細ｌ中にはケーブルの半導電層について述べた
が、ケーブルの分岐部、終端部等の半導電部分も同様の
処理音節せば同様の効果が得られる。

（発明の実施例） 次に、本発明の実施例及び従来例について説明する。

実施例１〜７　　　従来例１．２ 直径１．２１１１ＩＩφの導体上に内部半導を層として
ＥＥＡ１００重量部に対し、アセチレンブラック５６重
量部、老化防止剤０．７　Ｍ置部、架橋剤０６８重量部
およびＮ−ビニルカルバゾール１ｆｆｉｔ部を混合した
もの’ｔ　ｏ、　ｓ　ｔｍ厚で押出被覆し、絶縁体層と
しては架橋ポリエチレン絶縁層を１■厚で外部半導電Ｉ
＠を０．５鵡厚で順次押出被覆した後、表に示す条件（
温度および時間）で予備加熱し、次いで常法により１８
０〜１９０℃で加熱架ａを行い、試験ケーブルを作成し
た。得られた試験ケーブルについて交流破壊電圧及び７
０℃×５日間の真空乾燥による熱劣化後の交流破壊電圧
音測定したところ、測定結果は次表に示す通りでありた
。尚、従来例１は予備加熱ケ行なわないもの、従来例２
はＮ−ビニルカルバゾールを添加しないものである。

（発明の効果） 以上の実施例からも明らかな如く、本発明の製造方法に
より半導ｖＬ層ＶｃＮ−ビニルカルバゾールを添加し、
架橋前に予備加熱全行なえば、予備加熱によりＮ−ビニ
ルカルバゾールがポリオレフィン絶縁体層に拡散し、そ
の後ポリオレフィンの架橋反応に参加させ、エチレン分
子鎖とグラフト化させることができるので、化学的に安
定化し、長期間使用後においても充分な耐交流破壊電圧
特性を有する架橋ポリオレフィン絶縁電力ケーブルを提
供することができる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、導体の周上に内部半導電層、架橋ポリオレフィン絶
   縁体層、外部半導電層を順次押出被覆した後、これを架
   橋せしめて成る架橋ポリオレフィン絶縁電力ケーブルの
   製造方法において、前記半導電層はベースポリマー１０
   ０重量部に対して０．０２〜２５重量部のＮ−ビニルカ
   ルバゾールを含有し、しかも架橋前に予備加熱されるこ
   とを特徴とする架橋ポリオレフィン絶縁電力ケーブルの
   製造方法。 ２、予備加熱は６０〜１８０℃で１〜１２０分間行なわ
   れる特許請求の範囲第１項記載の架橋ポリオレフィン絶
   縁電力ケーブルの製造方法。