JPS6270105A

JPS6270105A - パイプコンベアにおける上向き急傾斜部の搬送方法と搬送装置

Info

Publication number: JPS6270105A
Application number: JP20775185A
Authority: JP
Inventors: Kunio Hashimoto; 橋本　国雄; Haruo Okazaki; 岡崎　春雄
Original assignee: JAPAN PIPE CONVEYOR KK
Current assignee: JAPAN PIPE CONVEYOR KK
Priority date: 1985-09-21
Filing date: 1985-09-21
Publication date: 1987-03-31
Also published as: JPH0573644B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）循環する無端の帯状搬送ベルトの大部分をパイプ状に丸
めて、その中に粉粒状の搬送物を包み込んで連続搬送す
る公知のパイプコンベアは、被搬送物が搬送ベル１−に
包み込まれているので、他種のコンベアに比し、被搬送
物を大きな上向き傾斜角度をもって搬送することができ
る。

しかし、被搬送物がたとえば乾燥した砂のように、重量
ある流動し易いものの場合、あるいは傾斜角度が著しく
大きい場合は、やはり往路ベルトの上方の被搬送物がず
り落ちて、下部に充満し、搬送が不円滑になったり、コ
ンベアの運行に支障を来たすようになる。

本発明は、流動し易い被搬送物をも、大きな上向き傾斜
角度をもって搬送しうる方法と装置に関するものである
。

（従来の技術）」二連のような場合の対策としては、たとえば実開昭５
７−１４７８０７号公報に公開されているように、搬送
ベルトの内面に被搬送物流下防止用の多数のひれを設け
る手段や、実開昭５８−８３３１３号公報に公開されて
いるように、搬送ベルトの内面に被搬送物流下防止用の
多数の蛇腹を設ける手段が提供されている。

（発明が解決しようとする問題点）これらの手段は、いずれも被搬送物流下防止の効果はあ
るが、搬送ベルトの製作が甚だ面倒で高価となり、また
長期使用する間に、突出するひれや蛇腹が切損し易いと
いう問題点がある。

（問題点を解決するための手段）本発明は、循環する無端の帯状搬送ベルトの大部分を筒
状に丸め、その中に被搬送物を包み込んで連続搬送する
パイプコンベアにおいて、往路の搬送ベルトの上向き急
傾斜部を、狭窄部を通過させることにより、筒状に丸め
られた搬送ベルトを、横長偏平筒状に変形させ、被搬送
物を押圧保持して回走させることにより、上述の問題点
の解決を図ったものである。

（作　　用）本発明を適用したパイプコンベアは、狭窄部により、往
路ベルトが長円筒状に変形させられるので、往路ベルト
内の被搬送物が、若干押し固められるとともに、被搬送
物が最も流下し易い空間が解消されて、往路ベルト内の
被搬送物の流下が防止される。

（実　施　例）第１図は、本発明を適用したパイプコンベアを略示する
もので、図示するように後部（第１図左部）の緩傾斜部
Ａと前部の急傾斜部Ｂとよりなり、無端の帯状搬送ベル
ト（１）は、前後両端の平板状に展開された部分が、第
１図右方の前部ローラ（２）と同図左方の後部ローラ（
３）に掛は回され、図示を省略した駆動装置により、矢
印方向に循環する。

雨ローラ（２）（３）の近くには、両ローラ（２）（３
）に近い方より順に、第１丸め枠（４）と第２丸め枠（
５）が、また両筒２丸め枠（５）の間における緩傾斜部
Ａと前部の急傾斜部Ｂには、それぞれ多数の第１保形枠
（６）と第２保形枠（７）が配設されている。

第３図に示すように、各第１保形枠（６）は上下２室（
６ａ）　（６ｂ）に分かれ、各室（６ａ）　（６ｂ）に
は、複数の保形ローラ（８）が、環状に配設されている
。

第４図と第５図は、本発明の第１実施例を示すもので、
第４図に示すように、各第２保形枠（７）は上下２室（
７ａ）　（７ｂ）に分かれ、上室（７ａ）の下部には、
左右方向を向く固定ローラ（９）が、軸受（１０）をも
って枢設されている。

固定ローラ（９）の上方には、固定ローラ（９）と平行
をなす押圧ローラ（１１）が、角筒状の軸受（１２）を
介し、上室（７ａ）の左右に固着された、上下方向を向
き、対向面開口するチャンネル状のレール（１３）に、
昇降自在に支持され、軸受（１２）は、圧縮ばね（１４
）等の適宜の付勢手段をもって、固定ローラ（９）に向
けて付勢されている。

この固定ローラ（９）と押圧ローラ（１１）とにより、
狭窄部が形成されている。

王室（７ｂ）は、上室（７ａ）と上下対称に構成されて
いる。

第１・第２両丸め枠（４）（５）は、第１保形枠（６）
と同様に、上下２室に分かれ（図示省略）、第１丸め枠
（４）の上室には、第２図に示すように、水平をなす丸
めローラ（１５）と、その両端より外上方に向かって傾
斜する左右１対の丸めローラ（Ｉ５）が、また第２丸め
枠（５）の上室には、第２図に示すように、水平をなす
丸めローラ（１５）と、その両端より上方を向く左右１
対の丸めローラ（１５）が、それぞれ枢設され、両丸め
枠（４）（５）の下室は。

上室と上下対称に構成されている。

第２図に示すように、平板状に展開されて、前部ローラ
（３）を下方より回走した往路ベルト（１ａ）は、第１
丸め枠（４）を通過する間に、丸めローラ（１５）によ
り樋状に丸められる。

この時、前部ローラ（３）の上方に設けたホッパ（１６
）より、被搬送物（１７）が往路ベルト（１ａ）上に投
下され、ついで第２丸め枠（５）を経て、第１保形枠（
６）の上室（６ａ）に進入する間に、往路ベルト（１ａ
）は丸めローラ（１５）と保形ローラ（８）により、パ
イプ状に丸められて、被搬送物（１７）を包み込み、円
筒状ベルト（ｌａ’　）となって緩傾斜部Ａを進行する
。

第４図に示すようにして、円筒状ベルト（ｌａ’）は、
第２保形枠（７）の上室（７ａ）に進入すると、狭窄部
を通過する際に、押圧ローラ（１１）により押圧されて
、横長の長円筒状ベルト（Ｉａ”）となって、急傾斜部
Ｂを上昇する。

長円筒状ベルト（ｌａ”）は、円筒状ベルト（ｌａ’　
）より縦断面積が減少するので、被搬送物（１７）が若
干押し固められるとともに、被搬送物（１７）の流下し
易い、被搬送物（１７）上方の空間が解消するので。

被搬送物（１７）が、たとえば乾燥した砂のように、流
動し易いものの場合であっても、流下することなく、急
傾斜部Ｂを上方へ搬送することができる。

上端の第２保形枠（７）を脱出した長円筒状ベルト（１
８′つは、上方の第２・第１丸め枠（５）（４）を通過
する間に展開されて、被搬送物（１７）を、前部ローラ
（２）を囲む、荷受ホッパ（１８）へ投入する。

前部ローラ（２）を回走した復路ベルト（１ｂ）は、上
述同様に、上方の第１・第２両丸め枠（４）（５）の下
室において丸められた後、第２・第１両保形枠（７）（
６）および下方の第２・第１両丸め枠（５）（４）の下
室を通過して、後部ローラ（３）に戻って循環する。

以上は、搬送ベルト（１）の内面−側端と外面他側端を
重合させて丸めるパイプコンベアの場合である。

第６図と第７図は、搬送ベルト（５１）の内面両側端同
士を重合させて丸めるパイプコンベアに適用して効果的
な本発明の第２実施例を示すもので、同図において（５
２）　（５３）　（５４）　（５５）　（５６）　（５
７）は、それぞれ上記（７）（９）（１０）　（１２）
　（１３）　（１４）と同様の第２保形枠と固定ローラ
と軸受と軸受とレールと圧縮ばねである。

（５８）は、上記押圧ローラ（１１）に相当して、それ
より大径かつ短寸の、同軸をなす左右１対の押圧ローラ
で、両押圧ローラ（５８）の間には、環状溝（５９）が
形成されている。（６０）は被搬送物である。

本装置においては、丸められた搬送ベルト（５１）の上
方に突出する重合部（５１ａ　）が、環状溝（５９）に
余裕をもって嵌入するので、図示するように横長に変形
させることができ、前実施例と同様の効果を奏すること
ができる。

なお、第１実施例においては、復路ベルト（１ｂ）の急
傾斜部（Ｂ）も、横長偏平筒状に押圧するようにしであ
るが、第１及び第２実施例のいずれの場合にも、復路ベ
ルト側には被搬送物がないので、第３図又は第６図に示
すような真円筒状に丸めたまま、又は偏平帯状に開いた
ままの状態で案内するようにしてもよい。

（発明の効果）上述のように１本発明によれば、特殊な搬送ベルトを使
用せずに、簡単かつ安価な装置により、流動し易い被搬
送物を、急角度をもって上方へ搬送することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は１本発明を適用したパイプコンベアを略示する
正面図、第２図は、第１実施例における、第１図の被搬送物投下
部付近の拡大平面図、第３図は、第１図のＸ−Ｘ線における拡大断面図、第４図は、第１実施例における、第１図のＹ　−Ｙ線拡
大断面図、第５図は、第４図のＺ−７線における拡大断面図、第６図は、第２実施例における丸められた搬送ベルトの
縦断面図。第７図は、同じく第４図に相当する断面図である。Ａ緩傾斜部　　　　　　　Ｂ急傾斜部（１）搬送ベルト　　　　　　（１ａ）往路ベルト（ｌ
ａ’　）円筒状ベルト　　　　（１ａ　”　）長円筒状
ベルト（１ｂ）復路ベルト　　　　　　（２）前部ロー
ラ（３）後部ローラ　　　　　　（４）第１丸め枠（５
）第２丸め枠　　　　　　（６）第１保形枠（６ａ）上
　室　　　　　　　　（６ｂ）下　室（７）第２保形枠
　　　　　　（７ａ）上　室（７ｂ）下　室　　　　　
　　　（８）保形ローラ（９）固定ローラ　　　　　　
（１０）軸　受（１１）押圧ローラ　　　　　　（１２
）軸　受（１３）レール　　　　　　　　（１４）圧縮
ばね（Ｉ５）丸めローラ　　　　　　（１６）ホッパ（
１７）被搬送物　　　　　　　（１８）荷受ホッパ（５
１）搬送ベルト　　　　　　（５Ｌａ）重合部（５２）
第２保形枠　　　　　　（５３）固定ローラ（５４）軸
　受　　　　　　　　（５５）軸　受（５６）レール　
　　　　　　　（５７）圧縮ばね（５８）押圧ローラ　
　　　　　（５９）環状溝（６０）被搬送物第１図メ第２図第３図第５図第６図第４図第７図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）循環する無端の帯状搬送ベルトの大部分を筒状に
丸め、その中に被搬送物を包み込んで連続搬送するパイ
プコンベアにおいて、往路の搬送ベルトの上向き急傾斜
部を、狭窄部を通過させることにより、筒状に丸められ
た搬送ベルトを、横長偏平筒状に変形させ、被搬送物を
押圧保持して回走させることを特徴とする、パイプコン
ベアにおける上向き急傾斜部の搬送方法。
（２）循環する無端の帯状搬送ベルトの大部分を筒状に
丸め、その中に被搬送物を包み込んで連続搬送するパイ
プコンベアにおいて、上向き急傾斜する筒状搬送ベルト
を案内する保形枠に、ベルトの進行方向に対して左右方
向を向く固定ローラと、固定ローラと平行をなし、適宜
の付勢手段をもって固定ローラに向けて付勢された押圧
ローラを設け、両ローラの間を、往路の搬送ベルトを通
過させるようにしたことを特徴とする、パイプコンベア
における上向き急傾斜部の搬送装置。